JPH04258733A - 航空機の地上試験方法 - Google Patents

航空機の地上試験方法

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Publication number
JPH04258733A
JPH04258733A JP3018815A JP1881591A JPH04258733A JP H04258733 A JPH04258733 A JP H04258733A JP 3018815 A JP3018815 A JP 3018815A JP 1881591 A JP1881591 A JP 1881591A JP H04258733 A JPH04258733 A JP H04258733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airframe
aircraft
mats
hollow
airplane
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3018815A
Other languages
English (en)
Inventor
Harunori Kawasaki
川崎 治憲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3018815A priority Critical patent/JPH04258733A/ja
Publication of JPH04258733A publication Critical patent/JPH04258733A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機の制御・構造連
成振動を地上で確認する航空機の地上試験方法に関する
【0002】
【従来の技術】航空機では、機体運動を制御するために
舵面を作動させると、弾性体としての機体の構造振動が
誘起される。機体に取付けられている運動量センサ(角
速度センサ、加速度センサ等)は、剛体としての機体運
動による加速度等を検知して舵等の航空機の制御系へフ
ィードバックするようになっているが、前記のように舵
面作動時には、運動量センサは弾性体としての機体の構
造振動のモードと剛体としての機体運動の両者を検出す
ることゝする。このように、機体に取付けられた運動量
センサが、弾性体としての機体の構造振動モードを検出
し、これを舵等の制御系にフィードバックすることによ
って、制御系が前記構造振動モードの固有振動数で振動
する制御・構造物連成振動が発生し、機体の姿勢制御が
不可能となり飛行安全を確保することができない事態が
起る可能性がある。
【0003】従って、地上において可能な限りこの制御
・構造連成振動の確認試験を実施して、適切な運動量セ
ンサの設置位置の設定(構造振動の節に設定する等)や
制御系を含めた適切なゲイン余裕の設定等の措置を講じ
て、前記機体の構造振動の制御系への影響を許容レベル
以下に抑えるようにする必要がある。
【0004】前記の制御・構造連成振動の地上における
確認試験においては、機体を脚(例えば前脚1個及び主
脚2個)によって自立させ、又は通常3点以上において
スリングで支持する方式が用いられ、このように自立又
は支持された機体の入力相当点にジャーク入力して弾性
体としての機体の構造振動を発生させて制御・構造連成
振動を確認するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の航空機の制
御・構造連成振動を地上で確認する試験を実施する場合
には次の問題点を有する。
【0006】(1) 脚による自立又はスリング等によ
る吊下げ方式により機体構造を支持するため、脚取付部
又はスリング等の取付け部等において拘束されることに
なり、実飛行状態における機体の構造振動モードを模擬
することができない。
【0007】(2) 脚自立方式により機体構造を支持
する場合には、その支持のバネ定数を変更する(具体的
には脚のタイヤの圧力及び/又は脚オレオ圧力を変更)
ことにより実飛行状態を模擬しているが、バネ定数の変
更範囲が狭く実飛行状態を十分模擬することができない
【0008】本発明は、従来の航空機の試験方法が有す
る以上のような問題点を解消させ、実飛行状態を十分模
擬して機体構造を支持して、制御・構造連成振動を地上
で正確に確認することができる試験方法を提供しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の航空機の地上試
験方法は、航空機の機体をガス圧が封入された中空マッ
トによって支持し、同中空マット内のガス圧を制御して
機体を支持する中空マットのバネ定数を調整した上、航
空機の構造振動を発生させて制御・構造連成振動を確認
するようにした。
【0010】
【作用】本発明では、航空機の機体は、ガス圧が封入さ
れた中空マットによって実飛行時と同様に非集中的に、
かつ、弾性的に支持される。また、中空マット内のガス
圧を制御して同マットのバネ定数を調整することによっ
て、中空マットによる機体支持系の固有振動数を、通常
10Hz程度の機体の構造振動モードの固有振動数より
十分に低く抑える(通常1〜2Hz程度とする)ことが
でき、発生する機体の構造振動へ影響を与えることが防
止される。
【0011】これによって、本発明においては、実飛行
状態を十分模擬した状態で航空機機体に構造振動を発生
させることができ、制御・構造連成振動が精度よく地上
で確認される。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。1は胴体1a、左右の主翼1b、左右の水
平尾翼1c及び垂直尾翼1dをもつ航空機であり、空気
、窒素ガス等が封入された中空マット2〜6によって床
面7上に支持される。中空マット2は、機体の長手方向
に、例えば機体の前胴部、中胴部及び後胴部に対応する
ように3個等の複数個が胴体1aの下方に配置されてお
り、中空マット3,4はそれぞれ左右の主翼1bの下方
に配置され、また中空マット5,6はそれぞれ左右の水
平尾翼1cの下方に配置されている。
【0013】前記中空マット2〜6の機体に接する部分
は、図2及び図3に示すように、それぞれ各々が支持す
る胴体1a、主翼1b、水平尾翼1cの下方の部分を包
み、かつこれらの外形形状にほゞ一致するような形状に
成形されている。前記中空マット2にはその上部両端に
肩部2a,2aが形成され、また中空マット3,4には
その上部の主翼1bの翼端側の端部に肩部3aが形成さ
れ、機体がずり落ちるのを防止するようになっている。 また、前記中空マット2〜6は、内部のガス圧を調節で
きるように構成されている。
【0014】本実施例では、以上のように、中空マット
2〜6によって床面7上に航空機1の機体を支持し、封
入されたガス圧を制御し中空マット2〜6のバネ定数を
調整して、中空マットによる支持系の固有振動数を調整
する。通常航空機1機体の弾性体としての構造振動の固
有周期は10〜20Hzのオーダーであるので、中空マ
ット2〜6による支持系の固有振動数を1〜2Hz程度
に調整して発生する機体の構造振動に影響を与えないよ
うにする。例えば、10tの重量の機体を水平断面積1
m×5m、高さ1mの断面矩形状の中空マットで支持す
るときには、中空マット内圧を0.8kg/cm2 程
度にすると、同10tの重量の機体の支持系の固有振動
数が1Hzとなる。
【0015】このようにして、本実施例においては、航
空機1の機体は、中空マット2〜6によって、非集中的
(分布的)に、かつ、弾性的に実飛行状態と同様に支持
される。
【0016】その上で、図示しない装置によって、舵等
のパイロット入力相当点の加振点に舵角コマンド等に対
応するジャーク入力を行う。これによって航空機1の機
体には構造振動が生ずるが、前記のように、航空機1の
機体は、中空マット2〜6によって非集中的、弾性的に
実飛行状態を模擬した状態で支持されており、かつ、中
空マット2〜6による機体の支持系の固有振動数は機体
の構造振動の固有振動数より十分低く設定されているた
めに、機体は実飛行状態におけると同様のモードの弾性
的な構造振動を行なう。従って、舵等の制御系統におけ
る制御・構造連成振動を精度よく地上で確認することが
できる。
【0017】なお、前記実施例では、中空マットは複数
に分割されたものを用いているが、共通な1個の中空マ
ットを用いることもでき、その分割状態は図示のものに
限られず、航空機機体の大きさ、外形形状によって適宜
に分割された中空マットを用いることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、次に示す効果を奏することが
できる。
【0019】(1) 航空機の機体を、ガスが封入され
た中空マットによって非集中的かつ弾性的に支持し、か
つ、中空マット内のガス圧を制御して中空マットのバネ
定数を調整して同マットによる機体支持の固有振動数を
調整することによって、実飛行状態での構造振動モード
を地上で十分模擬することができ、従って地上において
、実飛行時の制御・構造連成振動を精度よく模擬し、確
認することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】同実施例における主翼と胴体の支持状態を示す
前面図である。
【図3】同実施例における主翼(又は水平尾翼)の支持
状態を示す側面図である。 1        航空機 1a      胴体 1b      主翼 1c      水平尾翼 1d      垂直尾翼 2〜6    中空マット 7        床面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  航空機の機体をガス圧が封入された中
    空マットによって支持し、同中空マット内のガス圧を制
    御して機体を支持する中空マットのバネ定数を調整した
    上、航空機の構造振動を発生させて制御・構造連成振動
    を確認することを特徴とする航空機の地上試験方法。
JP3018815A 1991-02-12 1991-02-12 航空機の地上試験方法 Withdrawn JPH04258733A (ja)

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JP3018815A JPH04258733A (ja) 1991-02-12 1991-02-12 航空機の地上試験方法

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JPH04258733A true JPH04258733A (ja) 1992-09-14

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ID=11982071

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JP (1) JPH04258733A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010509114A (ja) * 2006-11-08 2010-03-25 ザ・ボーイング・カンパニー 工場内飛行
CN105547618A (zh) * 2015-12-03 2016-05-04 北京机械设备研究所 一种基于折叠舵面舵系统的模态分析方法

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