JPH0425804Y2 - - Google Patents

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JPH0425804Y2
JPH0425804Y2 JP12496685U JP12496685U JPH0425804Y2 JP H0425804 Y2 JPH0425804 Y2 JP H0425804Y2 JP 12496685 U JP12496685 U JP 12496685U JP 12496685 U JP12496685 U JP 12496685U JP H0425804 Y2 JPH0425804 Y2 JP H0425804Y2
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screw
flange
shaft
screws
holder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は円筒鏡面型電子エネルギ分析装置
(以下CMAと記す)等の真空装置における位置合
せ機構に関するものである。
〔従来の技術〕
CMAは二重円筒電極により、電子、イオン等
の荷電粒子を偏向、分離してエネルギ分析を行う
もので、オージエ電子分析装置、2次イオン質量
分析装置、イオン散乱スペクトル分析装置に利用
されている。
第7図は従来のCMAを示す斜視図、第8図は
その方向矢視図である。図において、1は
CMA本体であつて、横型の筒状で超高真空下に
配置され、対物レンズ2から照射される電子ビー
ム3により試料4から発生するオージエ電子5を
偏向、分離するようになっている。6は分析室の
側壁に取付けられたフランジであつて、CMA本
体1からのびるシヤフト7が貫通しており、金属
性のベローズ8によつて真空を維持されている。
シヤフト7の大気側には調整用のナツト9がねじ
付けられている。
CMA本体1は電子ビーム3の照射点に対して
左右方向の首振RX、上下方向の首振RZ、および
軸方向の移動Yの3つの動きにより最適位置に合
わせられる。上記従来の位置合せ機構では、ま
ず、B,D位置のナツト9を緩めておき、A,C
位置のナツト9を回してY方向を調整する。この
ときAまたはC位置のナツト9を多めに回して
RZを調整する。次いでB,D位置のナツト9を
回して、その引き加減でRXを調整する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の位置合せ機構
では、ナツト9の行き過ぎ、戻り過ぎ、およびバ
ツクラツシユ等により調整が困難であり、RX
よびRZが独立して調整できないため、位置合せ
が困難であるという問題点があつた。一方、
CMA本体1内に設けられたスリツトの調整は外
部可変とされておらず、真空を破つて調整する必
要があるという問題点があつた。
この考案は上記問題点を解決するためのもの
で、簡単な構造および操作により、容易かつ正確
に位置合せが可能であり、かつスリツト調整も外
部から容易に行うことが可能な真空装置における
位置合せ機構を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、真空側と大気側を分離する壁に取
付けられたフランジ、真空側に設けられた被調整
物から前記フランジを貫通して移動可能に伸びる
シヤフト、このシヤフトと前記フランジ間に設け
られた真空シール用のベローズ、前記シヤフトの
大気側に設けられて被調整物と一体の動きをする
ホルダ、このホルダにねじ込まれてフランジ側に
伸びる3個の調整用のねじ、およびこのねじの先
端と係合しかつねじ込みによる先端の移動を許容
するようにフランジに設けられたねじ受部を備
え、前記3個のねじは1個のねじを中心として、
他の2個のねじが直角方向に配置されていること
を特徴とする真空装置における位置合せ機構であ
る。
〔作用〕
この考案の真空装置における位置合せ機構で
は、ホルダは被調整物と一体となつているため、
ホルダにねじ込まれた3個の調整用のねじを同量
回転させると被調整物はY方向に移動し、直角方
向に配置された両側のねじを回転させると、RX
またはRZ方向に首振りし、位置合せがせ行われ
る。上記の調整はそれぞれ独立して行われる。
また、被調整物はホルダと一体の動きをするた
め、ホルダにスリツト調整機構を設けると、位置
合せによつてスリツトの開度は変化せず、スリツ
トの調整は位置合せとは無関係に大気側から容易
に行うことができる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例に基づいて説明
する。第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、
第2図はスリツト調整機構を省略した方向の分
解斜視図、第3図ないし第5図は別のねじ受部の
正面図、第6図は全体の垂直断面図であり、第7
図および第8図と同符号は同一または相当部分を
示す。
被調整物であるCMA本体1は従来のものと同
様に横型の筒状に形成されて超高真空下に配置さ
れ、フランジ6は分析室の側壁に取付けられてい
る。CMA本体1に固着されたシヤフト7はフラ
ンジ6を貫通して大気側に伸び、軸方向に移動可
能に設けられている。フランジ6とシヤフト7の
間にはベローズ8が設けられ、真空シールされて
いる。シヤフト7の大気側にはプレート状のホル
ダ11が固定されており、ホルダ11はシヤフト
7によりフランジ6を貫通してCMA本体1と一
体化し、CMA本体1と一体の動きをするように
なつている。
ホルダ11にはフランジ6に向けて調整用の3
個のねじ12がねじ込まれており、この3個のね
じ12はE位置を中心に水平方向(F位置)およ
び垂直方向(G位置)の直角方向に配置されてい
る。フランジ6にはねじ12の先端と係合するV
字状の溝13を有するリング状のねじ受部14が
ねじ15によりねじ付けられている。CMA本体
1とフランジ6間にはばね16が設けられ、ねじ
12がねじ受部14に押付けられている。
ねじ受部14は第2図および第3図では2個の
溝13が水平な一直線上にあり、他の1個がこれ
と直交するように配置されている。第4図では2
個の溝13が中心を通る傾斜した一直線上にあ
り、他の1個がこれと直交するように配置されて
いる。また第5図では水平な1個の溝13の延長
上に1個の穴17が設けられ、他の1個のねじ1
2に対応する部分は平面18となつている。
CMA本体1内には第6図に示すように、円筒
状の外部電極21およびこれと同心円筒状の内部
電極22が絶縁体23によつて間隔を保つて支持
されている。内部電極22の内側には検出器24
と対向してスリツト板25が設けられ、スリツト
棒26との間にスリツト27を形成している。ス
リツト棒26は軸受28に摺動可能に支持され、
ばね29を介してアーム30に連結している。ア
ーム30の他端にはスリツト棒26と同方向に連
結棒31が連結している。連結棒31は外部電極
21および内部電極22間に設けられた軸受3
2,33に支持されてばね34によつてフランジ
6側に付勢されており、他端は絶縁体23を貫通
してシヤフト35と接続している。シヤフト35
はホルダ11に固定された軸受36を貫通して摺
動可能に伸び、その先端には軸受36にねじ付け
られたスリツト調整用のつまみ37が止め輪38
によつて取付けられるとともに、ばね39によつ
て連結棒31側に付勢されている。40は分析室
の側壁であつて、フランジ6が固定されている。
上記の構成において、E,F,G位置の3個の
ねじ12を同じ量だけ回転されると、フランジ6
とホルダ11の間隔が変わり、これにより分析室
に固定されたフランジ6を通してシヤフト7が軸
方向に移動して、CMA本体1はY方向に移動す
る。そして、F位置のねじ12を回転させると、
CMA本体1はRX方向に回転し、G位置のねじ1
2を回転するとRZ方向に回転し、位置合せが行
われる。このときねじ12の1または2個を回転
させたとき、その先端は溝13に沿つて移動して
ねじ12の変形を防止するとともに、微調整が可
能になる。
溝13はねじ12の先端を係合し、かつ上記の
ような逃げを可能とするために設けられるもの
で、これがないとねじ12がフランジ6の面をス
リツプしてずり落ちるため、溝13でねじ12の
先端を受けるようになつている。溝13はどのよ
うな方向の直線または曲線でもよいが、ばらばら
の方向の場合には溝13に係合するねじ12の位
置として2位置を取り得るので好ましくなく、実
用的には第3図または第4図に示すように一直線
上に2個の溝13を配置し、これらと直角の方向
に他の溝13を配置すると、ねじ12の位置は1
位置に限定され、かつ逃げが可能となる。特に第
3図のものは斜方向の動きがなく、理想的なRX
RZの動きが得られるので好ましい。またねじ1
2は逃げが必要であるため溝13に代えて3個の
穴では受けることはできないが、第5図に示すよ
うに、1個の溝13と1個の穴17を設け、他の
1個のねじ12に対応する部分には溝も穴も設け
ないで平面18とすることにより同様の効果が得
られる。
上記の装置ではRX,RZが独立して調整できる
ため、簡単な構造と操作により、オージエピーク
をモニタしながら容易にCMA本体1を最適位置
に合わせることができる。
またCMA本体1はホルダ11と全く一体関係
にあるので、つまみ37を回転させるシヤフト3
5が移動し、これによつて連結棒31、アーム3
0およびスリツト棒26が軸方向に移動してスリ
ツト27の開度が調整される。
このようにCMA本体1とホルダ11は一体関
係にあるため、どのように位置合せを行つてもス
リツト27の開度には影響はなく、スリツト27
は独立して大気側から容易に調整可能である。こ
れれに反してスリツト調整機構をフランジ6に設
けると、位置合せによつてスリツト27の開度は
変わることになり、これを避けるためには複雑な
機構が必要となる。
以上の説明において、ねじ12の位置は直角方
向であれば、水平および垂直方向に限らず他の方
向でもよい。またねじ受部14も溝13に限ら
ず、ねじ12と係合する類似のものを有していて
もよい。さらにばね16は大気側に設ける方が好
ましい。この考案はCMAに限らず、他の真空装
置における被調整物の位置合せ機構に適用可能で
ある。
〔考案の効果〕
この考案によれば、被調整物と一体の動きをす
るホルダに調整用のねじを直角に設けたので、簡
単な構造および操作により容易かつ正確に位置合
せを行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の斜視図、第2図はその方向
の分解斜視図、第3図ないし第5図はねじ受部の
正面図、第6図は全体の垂直断面図、第7図は従
来のCMAの斜視図、第8図はその方向矢視図
である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、1はCMA本体、6はフランジ、7はシヤフ
ト、8はベローズ、11はホルダ、12はねじ、
13は溝、14はねじ受部、16はばねである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 真空側と大気側を分離する壁に取付けられた
    フランジ、真空側に設けられた被調整物から前
    記フランジを貫通して移動可能に伸びるシヤフ
    ト、このシヤフトと前記フランジ間に設けられ
    た真空シール用のベローズ、前記シヤフトの大
    気側に設けられて被調整物と一体の動きをする
    ホルダ、このホルダにねじ込まれてフランジ側
    に伸びる3個の調整用のねじ、およびこのねじ
    の先端と係合しかつねじ込みによる先端の移動
    を許容するようにフランジに設けられたねじ受
    部を備え、前記3個のねじは1個のねじを中心
    として、他の2個のねじが直角方向に配置され
    ていることを特徴とする真空装置における位置
    合せ機構。 (2) ねじ受部がねじの先端と係合する溝を有する
    ものである実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の位置合せ機構。
JP12496685U 1985-08-14 1985-08-14 Expired JPH0425804Y2 (ja)

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JP12496685U JPH0425804Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14

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JP12496685U JPH0425804Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14

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JPS6233159U JPS6233159U (ja) 1987-02-27
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JP12496685U Expired JPH0425804Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14

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JP3522096B2 (ja) * 1997-12-09 2004-04-26 日本電子株式会社 エネルギフィルタ支持装置

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