JPH04256949A - 写真フイルムパトローネ - Google Patents
写真フイルムパトローネInfo
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- JPH04256949A JPH04256949A JP3942791A JP3942791A JPH04256949A JP H04256949 A JPH04256949 A JP H04256949A JP 3942791 A JP3942791 A JP 3942791A JP 3942791 A JP3942791 A JP 3942791A JP H04256949 A JPH04256949 A JP H04256949A
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- JP
- Japan
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- film
- cartridge
- outermost periphery
- spool shaft
- photographic film
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- Pending
Links
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims abstract description 48
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 45
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルムをロール
状に収納した写真フイルムパトローネに関するものであ
る。
状に収納した写真フイルムパトローネに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パトローネ本体からフイルム先端
を予め引き出しておかなくてもカメラへの装填が可能で
、しかも、カメラ側の給送機構を簡略化することができ
る写真フイルムパトローネが提案されている。この写真
フイルムパトローネは、スプール軸をフイルム送り出し
方向に回転させることによって、ポート口からフイルム
を送り出す構造となっている。
を予め引き出しておかなくてもカメラへの装填が可能で
、しかも、カメラ側の給送機構を簡略化することができ
る写真フイルムパトローネが提案されている。この写真
フイルムパトローネは、スプール軸をフイルム送り出し
方向に回転させることによって、ポート口からフイルム
を送り出す構造となっている。
【0003】このような写真フイルムパトローネの構造
を図5に示す。上ケース2と下ケース3とからなるパト
ローネ本体4内に回転自在に収納されたスプール軸7は
、一対のフランジ9間にフイルム6が巻き付けられてフ
イルムロール6aを形成している。パトローネ本体4の
内壁には、リブ11a,11bが配置されており、フイ
ルムロールaの巻き緩みを制限している。また、フイル
ムロール6aの最外周面と接触するように、フイルム排
出口12の奥に一対の分離爪13が下ケース3内壁に一
体に設けられている。これらの分離爪13及びリブ11
a,11bは、カメラの露光アパーチャーによって決め
られる露光範囲に傷を付けないようにするために、露光
範囲から外れた部分、例えば、パーフォレーションに対
応する位置に配置されている。
を図5に示す。上ケース2と下ケース3とからなるパト
ローネ本体4内に回転自在に収納されたスプール軸7は
、一対のフランジ9間にフイルム6が巻き付けられてフ
イルムロール6aを形成している。パトローネ本体4の
内壁には、リブ11a,11bが配置されており、フイ
ルムロールaの巻き緩みを制限している。また、フイル
ムロール6aの最外周面と接触するように、フイルム排
出口12の奥に一対の分離爪13が下ケース3内壁に一
体に設けられている。これらの分離爪13及びリブ11
a,11bは、カメラの露光アパーチャーによって決め
られる露光範囲に傷を付けないようにするために、露光
範囲から外れた部分、例えば、パーフォレーションに対
応する位置に配置されている。
【0004】このような写真フイルムパトローでは、ス
プール軸7を送り出し方向に回転させると、リブ11a
,11bとフイルムロール6aの最外周面との間に僅で
も隙間があるときにはフイルムロール6aが少し巻きほ
ぐれるが、直ぐにリブ11a,11bによって巻きほぐ
れが規制され、その後はフイルムロール6aがスプール
軸7と一緒に回転する。そして、フイルム先端部6bは
、フイルム排出口12に対面する位置に達すると分離爪
13でフイルムロール6aから分離され、フイルム排出
口12を通ってパトローネ本体4外に送り出される。
プール軸7を送り出し方向に回転させると、リブ11a
,11bとフイルムロール6aの最外周面との間に僅で
も隙間があるときにはフイルムロール6aが少し巻きほ
ぐれるが、直ぐにリブ11a,11bによって巻きほぐ
れが規制され、その後はフイルムロール6aがスプール
軸7と一緒に回転する。そして、フイルム先端部6bは
、フイルム排出口12に対面する位置に達すると分離爪
13でフイルムロール6aから分離され、フイルム排出
口12を通ってパトローネ本体4外に送り出される。
【0005】また、米国特許第4938429号公報に
記載されている写真フイルムパトローネは、フイルム送
り出し時にフイルム出口蓋の開放に連動して分離爪を分
離位置に突き出す分離爪移動機構を備えている。
記載されている写真フイルムパトローネは、フイルム送
り出し時にフイルム出口蓋の開放に連動して分離爪を分
離位置に突き出す分離爪移動機構を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分離爪
13を下ケース3に一体化した写真フイルムパトローネ
の場合、フイルム先端部6bを送り出した後にも分離爪
13は、常にフイルム6の露光面に接触する形となる。 このため、露光範囲から外れているとは言え、フイルム
6に傷を付けることになって好ましくないばかりでなく
、フイルム給送時のマサツを大きくする一因にもなりか
ねない。また、フイルム6の露光範囲外に光学的あるい
は磁気的にデータを記録するものでは、上記分離爪13
によってこのデータ記録部分に傷を付けてしまう恐れが
あった。なお、上記米国特許4938429号に開示さ
れている写真フイルムパトローネにおいても、分離爪は
退避方向に移動可能な構造になっていないため、同様の
問題があった。
13を下ケース3に一体化した写真フイルムパトローネ
の場合、フイルム先端部6bを送り出した後にも分離爪
13は、常にフイルム6の露光面に接触する形となる。 このため、露光範囲から外れているとは言え、フイルム
6に傷を付けることになって好ましくないばかりでなく
、フイルム給送時のマサツを大きくする一因にもなりか
ねない。また、フイルム6の露光範囲外に光学的あるい
は磁気的にデータを記録するものでは、上記分離爪13
によってこのデータ記録部分に傷を付けてしまう恐れが
あった。なお、上記米国特許4938429号に開示さ
れている写真フイルムパトローネにおいても、分離爪は
退避方向に移動可能な構造になっていないため、同様の
問題があった。
【0007】本発明は、このような背景を考慮してなさ
れたもので、フイルムが送り出された後に分離爪を退避
させ、分離爪とフイルムとの接触を確実に防止すること
を目的とする。
れたもので、フイルムが送り出された後に分離爪を退避
させ、分離爪とフイルムとの接触を確実に防止すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、パトローネ本体内に回動自在に設けられ、写真フイ
ルムをロール状に巻回したスプール軸をフイルム送り出
し方向に回転させることによって、前記写真フイルムを
これの先端部からフイルム排出口を介してパトローネ本
体外に送り出す写真フイルムパトローネにおいて、前記
フイルム排出口の奥に配置されているとともに、前記ス
プール軸にロール状に巻回された写真フイルムの最外周
に位置するフイルム先端部をフイルムの最外周から分離
可動のフイルム先端分離手段と、前記先端分離手段をフ
イルムの最外周に接近した分離位置とフイルムの最外周
から離れた退避位置との間で双方向に移動させる移動機
構とを設けたものである。
に、パトローネ本体内に回動自在に設けられ、写真フイ
ルムをロール状に巻回したスプール軸をフイルム送り出
し方向に回転させることによって、前記写真フイルムを
これの先端部からフイルム排出口を介してパトローネ本
体外に送り出す写真フイルムパトローネにおいて、前記
フイルム排出口の奥に配置されているとともに、前記ス
プール軸にロール状に巻回された写真フイルムの最外周
に位置するフイルム先端部をフイルムの最外周から分離
可動のフイルム先端分離手段と、前記先端分離手段をフ
イルムの最外周に接近した分離位置とフイルムの最外周
から離れた退避位置との間で双方向に移動させる移動機
構とを設けたものである。
【0009】
【実施例】図1において、写真フイルムパトローネ20
は、パトローネ本体21と、このパトローネ21内に収
納されたスプール軸7と、このスプール軸7に巻回され
たフイルム6とからなる。パトローネ本体21は、遮光
性を持った2個の上・下ケース23,24が一体的に接
合されたものである。フイルム6は、例えば135タイ
プのフイルムの露光範囲外に磁気記録層等を設けたもの
であり、一対のフランジ9の間に位置し、これの末端部
がスプール軸7に固定されている。なお、フイルム排出
口12には、パトローネ本体21内に向かう光をトラッ
プするための一対のテレンプ14が取り付けられている
。
は、パトローネ本体21と、このパトローネ21内に収
納されたスプール軸7と、このスプール軸7に巻回され
たフイルム6とからなる。パトローネ本体21は、遮光
性を持った2個の上・下ケース23,24が一体的に接
合されたものである。フイルム6は、例えば135タイ
プのフイルムの露光範囲外に磁気記録層等を設けたもの
であり、一対のフランジ9の間に位置し、これの末端部
がスプール軸7に固定されている。なお、フイルム排出
口12には、パトローネ本体21内に向かう光をトラッ
プするための一対のテレンプ14が取り付けられている
。
【0010】図2において、フイルム6の最外周に位置
するフイルム先端部6bをフイルム最外周から分離する
分離爪25は、スプール軸方向に対しての長さがフイル
ム幅よりも幾分短い長さで形成されており、これの両端
側にスプール軸7と平行に設けられた軸26a,26b
を備えている。なお、軸26aの片側には、カメラ側の
駆動が伝達されるように設けられたジョイント部27を
備え、このジョイント部27は、パトローネ本体4外に
露呈される。
するフイルム先端部6bをフイルム最外周から分離する
分離爪25は、スプール軸方向に対しての長さがフイル
ム幅よりも幾分短い長さで形成されており、これの両端
側にスプール軸7と平行に設けられた軸26a,26b
を備えている。なお、軸26aの片側には、カメラ側の
駆動が伝達されるように設けられたジョイント部27を
備え、このジョイント部27は、パトローネ本体4外に
露呈される。
【0011】前記軸26a,26bは、これらの軸受部
24a,24b,28b,28cが形成された下ケース
24と蓋28とに回動自在に挟装されている。前記蓋2
8には、分離爪25のスプール軸方向に対する長さを許
容する程度の開口28aが形成されている。分離爪25
は、前記開口28aを介して軸26a,26bを中心に
図1に示すようにフイルムの最外周に接近した分離位置
と同図に二点斜線で示すフイルムの最外周から離れた退
避位置との間で移動可能となっている。なお、前記軸2
6aの外周には、バネ29が設けられている。このバネ
29によって分離爪25が退避位置側に絶えず付勢され
ている。
24a,24b,28b,28cが形成された下ケース
24と蓋28とに回動自在に挟装されている。前記蓋2
8には、分離爪25のスプール軸方向に対する長さを許
容する程度の開口28aが形成されている。分離爪25
は、前記開口28aを介して軸26a,26bを中心に
図1に示すようにフイルムの最外周に接近した分離位置
と同図に二点斜線で示すフイルムの最外周から離れた退
避位置との間で移動可能となっている。なお、前記軸2
6aの外周には、バネ29が設けられている。このバネ
29によって分離爪25が退避位置側に絶えず付勢され
ている。
【0012】次に、上記作用について簡単に説明する。
写真フイルムパトローネ20を図3に示す開蓋状態のカ
メラ30に装填すると、カメラ30に設けられたスプー
ル駆動軸31にスプール軸7が係合され、また、カメラ
30に設けられた分離爪駆動軸32には、前記ジョイン
ト部27が係合される。
メラ30に装填すると、カメラ30に設けられたスプー
ル駆動軸31にスプール軸7が係合され、また、カメラ
30に設けられた分離爪駆動軸32には、前記ジョイン
ト部27が係合される。
【0013】撮影者がカメラ30の裏蓋を閉じるとカメ
ラ30は、装填完了信号を受けてスプール駆動軸31と
分離爪駆動軸32とを駆動させる。これにより、スプー
ル軸7は、フイルム送り出し方向に回転し、また、ジョ
イント部27も同じ方向に回転する。これらの回転によ
り、先ず、分離爪25は、図1に示すように開口28a
を介して軸26a,26bを中心に半時計方向に回転す
る。その後、カメラ30は、分離爪駆動軸32の駆動を
、分離爪25が開口28aの上縁に当接するまで行い、
当接した後に負荷を検知して駆動を停止する。これによ
り、分離爪25は、これの分離位置の状態で維持される
。
ラ30は、装填完了信号を受けてスプール駆動軸31と
分離爪駆動軸32とを駆動させる。これにより、スプー
ル軸7は、フイルム送り出し方向に回転し、また、ジョ
イント部27も同じ方向に回転する。これらの回転によ
り、先ず、分離爪25は、図1に示すように開口28a
を介して軸26a,26bを中心に半時計方向に回転す
る。その後、カメラ30は、分離爪駆動軸32の駆動を
、分離爪25が開口28aの上縁に当接するまで行い、
当接した後に負荷を検知して駆動を停止する。これによ
り、分離爪25は、これの分離位置の状態で維持される
。
【0014】フイルム6は、これの先端部6bがフイル
ムロール6aの最外周に位置した状態でスプール軸7と
一体に回転している。このフイルム先端部6bは、分離
位置に移動された分離爪25に当接するとフイルムロー
ル6aからフイルム排出口12方向に分離され、カメラ
30内部に送り出される。その後、カメラ30は、これ
のアパーチャーにフイルム6の第1露光画面がセットさ
れた信号を受けてスプール駆動軸31の駆動を停止する
。この信号と同時に、カメラ30は、分離爪駆動軸32
を前述した駆動と反対方向に駆動させ、分離爪25をこ
れの分離位置から退避位置方向に移動させる。カメラ3
0は、分離爪25が下ケース24の内壁に当接するまで
分離爪駆動軸32を駆動させ、当接した時にはこれの負
荷を検知して駆動を停止する。これにより、分離爪25
は、図1に示す二点斜線で表した退避位置に移動する。 その後、撮影者によってシャッタレリーズされるごとに
フイルム1コマ送りが行われるが、この時分離爪25は
退避位置の状態となっているので分離爪25とフイルム
6とが接触する恐れはない。
ムロール6aの最外周に位置した状態でスプール軸7と
一体に回転している。このフイルム先端部6bは、分離
位置に移動された分離爪25に当接するとフイルムロー
ル6aからフイルム排出口12方向に分離され、カメラ
30内部に送り出される。その後、カメラ30は、これ
のアパーチャーにフイルム6の第1露光画面がセットさ
れた信号を受けてスプール駆動軸31の駆動を停止する
。この信号と同時に、カメラ30は、分離爪駆動軸32
を前述した駆動と反対方向に駆動させ、分離爪25をこ
れの分離位置から退避位置方向に移動させる。カメラ3
0は、分離爪25が下ケース24の内壁に当接するまで
分離爪駆動軸32を駆動させ、当接した時にはこれの負
荷を検知して駆動を停止する。これにより、分離爪25
は、図1に示す二点斜線で表した退避位置に移動する。 その後、撮影者によってシャッタレリーズされるごとに
フイルム1コマ送りが行われるが、この時分離爪25は
退避位置の状態となっているので分離爪25とフイルム
6とが接触する恐れはない。
【0015】さらに、撮影完了した時には、カメラ30
がスプール駆動軸31をフイルム巻戻し方向に回転させ
る。この時、分離爪25が退避位置の状態となっている
ため分離爪25とフイルム6とが接触する恐れはない。 フイルム6をパトローネ本体4内部にすべて巻き戻し完
了後、撮影者によって写真フイルムパトローネ20は、
カメラ30から取り外されて現像所に提出される。この
輸送中の振動等によりスプール軸7が回転する恐れがあ
るが、バネ29が分離爪25をこれの退避位置に方向に
向けて付勢しているから、分離爪25とフイルム6との
接触を確実に防止している。
がスプール駆動軸31をフイルム巻戻し方向に回転させ
る。この時、分離爪25が退避位置の状態となっている
ため分離爪25とフイルム6とが接触する恐れはない。 フイルム6をパトローネ本体4内部にすべて巻き戻し完
了後、撮影者によって写真フイルムパトローネ20は、
カメラ30から取り外されて現像所に提出される。この
輸送中の振動等によりスプール軸7が回転する恐れがあ
るが、バネ29が分離爪25をこれの退避位置に方向に
向けて付勢しているから、分離爪25とフイルム6との
接触を確実に防止している。
【0016】次に、他の実施例を図4を参照しながら説
明する。前述した実施例では、カメラ側の駆動により分
離爪をこれの分離位置と退避位置との間で移動させる例
であったが、他の実施例ではスプール軸の回転に同期し
て分離爪を移動させるようにした例である。
明する。前述した実施例では、カメラ側の駆動により分
離爪をこれの分離位置と退避位置との間で移動させる例
であったが、他の実施例ではスプール軸の回転に同期し
て分離爪を移動させるようにした例である。
【0017】パトローネ本体4には、スプール軸40、
中間ギヤ41、及び分離爪42が回動自在に収納されて
いる。スプール軸40の片縁には、フランジ9とパトロ
ーネ本体4外に露呈される部分との間にギヤ43が一体
に設けられている。このギヤ43は、スプール軸40が
パトローネ本体4内に収納された際にパトローネ本体4
内壁とフランジ9との間に位置する。ギヤ43は、中間
ギヤ41に歯合し、また、中間ギヤ41は、分離爪42
の軸26aと一体に形成されたセクタギヤ44と歯合し
ている。したがって、カメラ側のフイルム給送により駆
動がスプール軸40、ギヤ43、中間ギヤ41とを介し
てセクタギヤ44に伝達される。このセクタギヤ44は
、カメラ側からの駆動を分離爪25をこれの退避位置と
開口28aを介して分離位置との間だけで移動可能にさ
せるように分断するため、約1/4周部分だけにギヤが
形成されているものである。なお、前述した実施例と同
じようにバネ29が軸26aに設けられているため、分
離爪25は、これの退避位置の状態で常に維持されてい
る。
中間ギヤ41、及び分離爪42が回動自在に収納されて
いる。スプール軸40の片縁には、フランジ9とパトロ
ーネ本体4外に露呈される部分との間にギヤ43が一体
に設けられている。このギヤ43は、スプール軸40が
パトローネ本体4内に収納された際にパトローネ本体4
内壁とフランジ9との間に位置する。ギヤ43は、中間
ギヤ41に歯合し、また、中間ギヤ41は、分離爪42
の軸26aと一体に形成されたセクタギヤ44と歯合し
ている。したがって、カメラ側のフイルム給送により駆
動がスプール軸40、ギヤ43、中間ギヤ41とを介し
てセクタギヤ44に伝達される。このセクタギヤ44は
、カメラ側からの駆動を分離爪25をこれの退避位置と
開口28aを介して分離位置との間だけで移動可能にさ
せるように分断するため、約1/4周部分だけにギヤが
形成されているものである。なお、前述した実施例と同
じようにバネ29が軸26aに設けられているため、分
離爪25は、これの退避位置の状態で常に維持されてい
る。
【0018】上記実施例の作用を説明する。この写真フ
イルムパトローネをカメラに装填するとカメラ側のスプ
ール駆動軸にスプール軸40が係合される。その後、カ
メラは、スプール駆動軸を回転させる。これにより、ス
プール軸40はフイルム送り出し方向に回転し、この回
転と同じにギヤ43が回転する。ギヤ43の回転により
、中間ギヤ41を介してセクタギヤ44が軸26aを中
心にスプール軸40と同じ方向に回転する。これにより
、分離爪25は、これの退避位置から開口28aを介し
て分離位置に移動する。その後、中間ギヤ41とセクタ
ギヤ44との歯合が解除され、分離爪25は、これの分
離位置の状態で維持される。
イルムパトローネをカメラに装填するとカメラ側のスプ
ール駆動軸にスプール軸40が係合される。その後、カ
メラは、スプール駆動軸を回転させる。これにより、ス
プール軸40はフイルム送り出し方向に回転し、この回
転と同じにギヤ43が回転する。ギヤ43の回転により
、中間ギヤ41を介してセクタギヤ44が軸26aを中
心にスプール軸40と同じ方向に回転する。これにより
、分離爪25は、これの退避位置から開口28aを介し
て分離位置に移動する。その後、中間ギヤ41とセクタ
ギヤ44との歯合が解除され、分離爪25は、これの分
離位置の状態で維持される。
【0019】フイルム6は、これの先端部6bがフイル
ムロール6aの最外周に位置した状態でスプール軸7と
一体に回転している。このフイルム先端部6bは、分離
位置に移動された分離爪25に当接するとフイルムロー
ル6aからフイルム排出口12方向に分離され、カメラ
内部に送り出される。撮影完了した際には、カメラは、
スプール駆動軸を駆動させ、スプール軸40をフイルム
巻戻し方向に回転させる。これにより、スプール軸40
はフイルム巻戻し方向に回転し、この回転と同じにギヤ
43が回転する。ギヤ43の回転により、中間ギヤ41
を介してセクタギヤ44が軸26aを中心にスプール軸
40と同じ方向に回転する。これにより、分離爪25は
、開口28aを介して退避位置に移動する。その後、中
間ギヤ41とセクタギヤ44との歯合が解除され、バネ
29の付勢により分離爪25は、これの退避位置の状態
で維持される。
ムロール6aの最外周に位置した状態でスプール軸7と
一体に回転している。このフイルム先端部6bは、分離
位置に移動された分離爪25に当接するとフイルムロー
ル6aからフイルム排出口12方向に分離され、カメラ
内部に送り出される。撮影完了した際には、カメラは、
スプール駆動軸を駆動させ、スプール軸40をフイルム
巻戻し方向に回転させる。これにより、スプール軸40
はフイルム巻戻し方向に回転し、この回転と同じにギヤ
43が回転する。ギヤ43の回転により、中間ギヤ41
を介してセクタギヤ44が軸26aを中心にスプール軸
40と同じ方向に回転する。これにより、分離爪25は
、開口28aを介して退避位置に移動する。その後、中
間ギヤ41とセクタギヤ44との歯合が解除され、バネ
29の付勢により分離爪25は、これの退避位置の状態
で維持される。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の写真フイルムパ
トローネでは、先端分離手段をフイルムの最外周に接近
した分離位置とフイルムの最外周から離れた退避位置と
の間で双方向に移動可能な移動機構を設けているので、
フイルム露光面と分離爪とを接触させることなく、フイ
ルム面の傷等を防止する効果がある。
トローネでは、先端分離手段をフイルムの最外周に接近
した分離位置とフイルムの最外周から離れた退避位置と
の間で双方向に移動可能な移動機構を設けているので、
フイルム露光面と分離爪とを接触させることなく、フイ
ルム面の傷等を防止する効果がある。
【図1】本発明に係る写真フイルムパトローネを示す断
面図である。
面図である。
【図2】写真フイルムパトローネの要部分解斜視図であ
る。
る。
【図3】写真フイルムパトローネをカメラに装填する状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る写真フイルムパトローネの他の実
施例を示す要部分解斜視図である。
施例を示す要部分解斜視図である。
【図5】従来技術で説明した写真フイルムパトローネを
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
2 上ケース
3 下ケース
4 パトローネ本体
6 フイルム
6a フイルムロール
6b フイルム先端部
7,40 スプール軸
9 フランジ
13,25 分離爪
26a,26b 軸
27 ジョイント部
40 ギヤ
41 中間ギヤ
44 セクタギヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 パトローネ本体内に回動自在に設けら
れ、写真フイルムをロール状に巻回したスプール軸をフ
イルム送り出し方向に回転させることによって、前記写
真フイルムをこれの先端部からフイルム排出口を介して
パトローネ本体外に送り出す写真フイルムパトローネに
おいて、前記フイルム排出口の奥に配置されているとと
もに、前記スプール軸にロール状に巻回された写真フイ
ルムの最外周に位置するフイルム先端部をフイルムの最
外周から分離可動のフイルム先端分離手段と、前記先端
分離手段をフイルムの最外周に接近した分離位置とフイ
ルムの最外周から離れた退避位置との間で双方向に移動
させる移動機構とを設けたことを特徴とする写真フイル
ムパトローネ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3942791A JPH04256949A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 写真フイルムパトローネ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3942791A JPH04256949A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 写真フイルムパトローネ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04256949A true JPH04256949A (ja) | 1992-09-11 |
Family
ID=12552700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3942791A Pending JPH04256949A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 写真フイルムパトローネ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04256949A (ja) |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3942791A patent/JPH04256949A/ja active Pending
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