JPH04256185A - 画像認識システムのサンプル画像収集方法 - Google Patents

画像認識システムのサンプル画像収集方法

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JPH04256185A
JPH04256185A JP3017613A JP1761391A JPH04256185A JP H04256185 A JPH04256185 A JP H04256185A JP 3017613 A JP3017613 A JP 3017613A JP 1761391 A JP1761391 A JP 1761391A JP H04256185 A JPH04256185 A JP H04256185A
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JP
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image
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sample
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Application number
JP3017613A
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English (en)
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Shigeru Akamatsu
茂 赤松
Nobuhiko Masui
信彦 増井
Yasuhiko Watabe
渡部 保日児
Yasuhito Suenaga
末永 康仁
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元物体の画像認識
システムのサンプル画像を収集する方法に関し、3次元
物体の姿勢、位置の計測あるいはその種類の識別を、対
象物体の1枚もしくは複数システムの性能の画像から行
なう画像認識システムにおいて、計測の精度や同定の信
頼度など認識システムの性能の定量的な評価あるいは計
測についてはパラメータの較正、識別については各クラ
スの認識辞書の構成といった、認識システム設計におい
て必要となる対象物体に関する情報があらかじめ既知で
ある多数のサンプル画像を自動的に収集する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような画像認識システムの設
計および評価に必要とされる画像を収集する方法として
は、その画像認識システムが認識対象とする物体の標本
を用意し、実際の応用の場において同システムへの入力
画像に関して予想される多様な変動を可能なかぎりカバ
ーし得るように条件をさまざまに(多くの場合ランダム
に)変えながら画像データの入力を繰り返すことにより
、多種多様なサンプル画像データを得るという方法がと
られてきた。例えば、人物の顔を認識することを目的と
する画像認識システムの設計、評価に用いるサンプル画
像を用意する際には、認識対象とする特定の人物につい
て、撮影時期をずらしたり、照明条件の顔の姿勢を微妙
に変えながら顔を繰り返し撮影するというような方法が
一般的となっている。
【0003】前述の従来のサンプル画像の収集方法では
、画像認識システムの認識対象によっては、次のような
問題があった。
【0004】(1)一つの標本について、実際の入力パ
ターンに見られる変動をカバーするのに充分な数のサン
プル画像が得られるように入力条件をさまざまに変化さ
せて画像データの収集を行なうことは、さまざまな制約
によって現実的には困難な場合がある。
【0005】(2)得られた個々のサンプル画像につい
て、変動要因の各パラメータを定量化することが困難で
ある。したがって、そのサンプル画像が画像認識システ
ムへの入力画像として想定される変動の範囲のどこに位
置づけられるか、あるいはこのようにして用意されたサ
ンプル画像全体の集合が画像認識システムの設計・評価
にあたって考慮にいれる必要がある変動要因の範囲を充
分カバーしているかどうか、を判断することが困難とな
る場合がある。
【0006】このような問題点を解決するために、サン
プル画像を実在の対象物体の撮影によって得るのではな
く、あらかじめ対象物体の構造やその見え方を定義する
数学的モデルを与えておき、さらにその見え方に影響を
与える変動要因のパラメータを指定することによって、
対象物体のさまざまな条件でのサンプル画像を計算機内
部で合成して得るという方法が用いられることもあった
【0007】この場合には、個々のサンプル画像におけ
る対象物体の形状や変動要因のパラメータは既知となり
、これを入力として場合の画像認識システムによって得
られる計測結果の精度などを定量的に評価することがで
きるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、数学的モデルによってそのサンプル画像を合成
することができる対象物体は、比較的単純な幾何学的要
素、たとえば立方体や円柱などから構成される人工的構
造物に限られるので、より複雑かつ柔軟な形状をもつ物
体、例えば人物の顔などの自然物体を認識の対象とする
画像認識システムの設計や性能の評価には使えない場合
が多いという問題があった。
【0009】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、複雑かつ柔軟な形
状をもつ物体、例えば人物の顔などの自然物体を認識の
対象とする画像認識システムの設計や性能の評価にも使
用できる技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、3次元物体の画像認識システムのサン
プル画像を収集する方法において、まず、3次元物体の
表面の形状とカラー情報を計測する物体表面計測手段を
用いて対象物体の3次元形状と表面のカラー情報を表す
対象物体の測定データを求め、該測定データから該対象
物体の画像をコンピュータグラフィックス(以下、CG
という)手段によって生成するための3次元CGモデル
を作成し、該3次元CGモデルに基づき、当該対象物体
を3次元空間中のある視点位置から眺めた時に得られる
2次元画像を画像生成手段を用いて生成し、その画像生
成手段により2次元画像を生成する画像生成処理の際の
画像生成パラメータを制御して変化させながら前記2次
元画像生成処理を繰り返すことにより、当該対象物体を
複数の多様な条件で可視化したサンプル画像を自動的に
得ることを最も主要な特徴とする。
【0011】また、前記一つの3次元CGモデルから異
なる条件のサンプル画像を生成するために制御する画像
生成パラメータとしては、当該対象物体の基準姿勢に基
づいて設定した3次元空間座標系を基準とする当該対象
物体の姿勢変化、当該対象物体の画像生成における視点
の位置、光源の位置および光源の属性を用いることを特
徴とする。
【0012】
【作用】前述の手段によれば、画像認識システムの認識
対象の任意の標本(対象物体)について、まず第一に、
その標本(対象物体)の3次元形状と表面のカラー情報
を計測することのできる物体表面計測手段を用いること
によって、画像生成手段を用いた物体像の可視化が可能
な3次元CGモデルを作成し、この3次元CGモデルの
可視化における画像生成パラメータを変化させることに
よって、この標本を入力対象として時に得られるさまざ
まな要因による変動を含んだ任意の入力画像の集合をサ
ンプル画像として収集することができる。
【0013】また、本発明によるサンプル画像収集方法
によって認識対象物体についての多量のサンプル画像が
容易に得られることになり、従来は認識辞書設計用デー
タの不足により困難とされてきた、複雑かつ柔軟な形状
をもつ自然物体を対象とする画像認識システムの設計に
役立つばかりでなく、入力画像のさまざまな変動要因に
対する画像認識システムの性能を、そのような変動を反
映した多量のサンプル画像を用いて実験的に検証するこ
とにより、その適用域についての定量的な評価が可能と
なる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。なお、ここでは、人物の顔を認識対象とする画像
認識システムの一例として、特願平2−219675号
の明細書に記載される顔画像装置を想定し、この顔画像
認識システムの認識辞書の作成と評価に用いるためのサ
ンプル画像収集方法を例に挙げて説明するが、本発明自
体は人物の顔に限らず各種の物体を対象とする画像認識
システムに広く適用できることは言うまでもない。
【0015】図1は、本発明の方法によるサンプル画像
収集方法の一実施例を説明するための画像認識システム
の機能構成を示すブロック図である。図1において、1
はサンプル画像作成のもとになる標本(対象物体)、2
は本発明によって得られるサンプル画像のデータベース
、10は物体表面計測部、11は標本を測定して得られ
る3次元形状データ、12は同じくカラー情報データ、
13は3次元CGモデル作成部、14は3次元CGモデ
ル記憶用メモリ、15は画像生成処理部、16は生成画
像記憶用メモリ、17は生成画像表示出力部、20はサ
ンプル画像作成条件制御部、21はサンプル画像切り出
し処理部、22はサンプル画像ファイル格納部である。
【0016】次に、前記図1の画像認識システムによる
サンプル画像収集方法について説明する。まず、画像認
識システムの認識対象から選んだ任意の標本(対象物体
)1を物体表面に計測部10によって測定する。この物
体表面計測部10の実例としては、情報処理学会コンピ
ュータビジョン研究会資料67−5、1990年7月1
9日発表、発表者末永,渡部、表題「3D形状と輝度(
色)の同時計測が可能なスキャナとその顔画像計測への
応用」の刊行物に記載されている、形状計測用のレーザ
光源およびCCDセンサと、カラーTVカメラを利用し
た回転式スキャナを想定して以下の説明を行なう。
【0017】この測定の結果として、円筒座標系で表現
された物体の3次元形状データ11と、物体表面上での
形状の測定点に対応するカラー情報データ12が得られ
る。互いに同期して計測された3次元形状データ11と
カラー情報データ12とは、3次元CGモデル作成部1
3において、例えば3次元形状はXYZ座標系の三角パ
ッチ表現に変換され、さらに表面のカラー情報データは
対応するそれぞれの微小な三角パッチ面の属性情報に変
換された形として、3次元CGモデルは記憶用メモリ1
4に格納される。この輝度(色)情報を付加された3次
元CGモデルは、画像生成処理部15において画像生成
パラメータを適当に設定してシェーディング処理等の画
像生成処理を施すことによって、定められた視点から見
た標本(対象物体)のテクスチャ画像が生成画像記憶用
メモリ16に出力され、これを生成画像表示出力部17
において可視化して表示することができる。
【0018】以上述べたように、標本(対象物体)の3
次元計測によって求められる3次元CGモデルを介して
、当該標本物体の生成画像を当該3次元CGモデルのレ
ンダリング処理によって求める一連のプロセスは、既に
前記参考文献「3D形状と輝度(色)の同時計測が可能
なスキャナとその顔画像計測への応用」において発表さ
れているとおりである。
【0019】本発明における特徴は、このプロセスの中
で画像生成処理部15におけるレンダリングの条件を規
定する画像生成パラメータの設定をサンプル画像作成条
件制御部20において、制御、変更して繰り返し画像生
成処理部15に与え、その結果として生成画像記憶用メ
モリ16に次々と得られる生成画像を順次サンプル画像
ファイル格納部22に格納し、多数のサンプル画像のデ
ータベース2を得ようとするところにある。
【0020】なお、本実施例では、前記特願平2−21
9675号の明細書に記載される顔画像装置に示すパタ
ンの正規化処理方式を前提とする顔画像認識システムへ
の応用を想定しているため、生成画像記憶用メモリ16
に得られた生成画像の全体ではなく、サンプル画像作成
条件制御部20から指示される顔の特定の基準点によっ
て定まる領域部分のみをサンプル画像切り出し処理部2
1が抽出し、その結果をサンプル画像ファイル格納部2
2に格納する構成として説明している。しかし、本発明
におけるシステムの実現形態としては、画像生成処理部
15の出力をそのままサンプル画像として利用する場合
も含まれることは言うまでもない。
【0021】図2は、前記サンプル画像作成条件制御部
20の機能構成を示すブロック図である。図2において
、14は3次元CGモデル記憶用メモリ、15は画像生
成処理部、20はサンプル画像作成条件制御部、21は
サンプル画像切り出し処理部である。サンプル画像作成
条件制御部20は、姿勢基準点抽出部201、基準姿勢
位置算出部202の機能構成は、3次元CGモデルの移
動・回転処理部203、画像生成パラメータ制御部20
4、サンプル画像切り出し基準点抽出部205、サンプ
ル画像切り出し基準点位置算出部206からなっており
、画像生成パラメータ制御部204の機能構成は、姿勢
変化制御部207、視点位置制御部208、光源位置制
御部209、光源属性値制御部210からなっている。
【0022】次に、サンプル画像作成条件制御部20の
動作について図2を用いて説明する。
【0023】まず、3次元CGモデル記憶用メモリ14
には、測定された標本(対象物体)の測定値から求めら
れた該対象物体の3次元形状とその表面上のカラー情報
を表現した3次元CGモデルがすでに得られているとす
る。ここで、3次元CGモデルは、その中心位置を原点
とする図3(画像生成処理部が前提とするXYZ座標系
と視点位置、光源位置の座標表現図)に示すようなXY
Z座標系で表現されているものとする。そして、視点位
置E、光源位置IがXYZ座標系によって、(XE,Y
E,ZE)、(XI,YI,ZI)のように与えられ、
さらに光源の強度、色彩等を規定する属性パラメータ(
K)が与えられた時、画像生成処理部15は前記パラメ
ータによって指定された条件にもとづき当該対象物体の
可視化を行ない、生成画像を出力するものとする。この
ような機能をもつ画像生成処理部15は、画像生成専用
ハードウェアを内蔵した汎用グラフィックスワークステ
ーションの基本機能を用いることによって容易に実現し
得るので、その方法の詳細については省略する。
【0024】そこで、サンプル画像作成条件制御部20
の役割は、以上のような3次元CGモデル記憶用メモリ
14に格納された3次元CGモデルと画像生成処理部1
5との関係を前提として、与えられた標本(対象物体)
を所望の条件によって可視化したサンプル画像が出力さ
れるように、前記の視点位置E(XE,YE,ZE)、
光源位置I(XI,YI,ZI)、および光源の属性パ
ラメータ(K)を指定するとともに、静止座標系である
XYZ座標軸に対して標本(対象物体)の3次元CGモ
デルを適宜平行・回転移動させることにより、視点位置
に対して相対的に姿勢変化を与えた生成画像を得られる
ようにするところにある。
【0025】引き続いてこのサンプル画像作成条件制御
部20の動作についてもう少し詳しく説明する。はじめ
に、姿勢基準点抽出部201において、標本(対象物体
)の3次元CGモデルの3次元空間における姿勢を定め
るための基準点を該3次元モデル上に設定する。人物の
頭部を対象とする実施例として、頭部の3次元CGモデ
ル上の鼻の頂点、左右の耳の穴の3点を基準点とする方
法により説明する。姿勢基準点抽出部201におけるこ
れらの基準点の抽出処理は3次元CGモデルの面データ
上の曲率を自動的に検出する等の方法も考えられるが、
本実施例においては、画像生成処理部をもつ汎用グラフ
ィックワークステーションの対話処理機能を利用した方
法をとっている。すなわち、表示された3次元CGモデ
ルの生成像から目視でこれらの基準点を検出しマウス操
作によって3次元CGモデル表面上を移動するカーソル
を用いてそれらの位置を特定した時、汎用グラフィック
ワークステーションの対話処理機能によって出力される
カーソルの3次元空間中の位置座標を姿勢基準点抽出部
201の出力データとみなすことにする。
【0026】基準姿勢位置算出部202では、姿勢基準
抽出部201により求まる3つの姿勢基準点から顔正面
方向を定める基準姿勢方向ベクトルを求める。この定め
方としては、例えば図4(顔の3次元CGモデるから正
面の基準姿勢方向ベクトルを求める方法を説明するため
の図)に示すように、左右の耳の穴の点をそれぞれL,
Rとした時、線分LRの中点Mと鼻の頂点Nを結ぶベク
トルMNを顔正面の基準姿勢方向ベクトルとする方法等
が考えられる。このようにして3次元CGモデルの基準
姿勢方向ベグトルが求まると、この情報が3次元CGモ
デルの移動・回転処理部203に伝えられ、3次元CG
モデル記憶用メモリ14に蓄積された3次元CGモデル
の水平移動・回転移動を行ない、M点がXYZ座標系の
原点上に位置し、ベクトルMNがZ軸正方向と一致し、
三角形NLRがX−Z面内に含まれるように修正される
【0027】このようにして3次元CGモデルのXYZ
座標系に対する基準姿勢が定められた後、画像生成パラ
メータ制御部204が動作し、姿勢変化制御部207に
よって与えられた3次元CGモデルの姿勢変化量、視点
位置制御部208によって与えられる視点位置Eの座標
値(XE,YE,ZE)、光源位置制御部209によっ
て与えられる光源位置Iの座標値(XI,YI,ZI)
、光源属性制御部210によって与えられる属性パラメ
ータ値(K)の全てのパラメータの組み合せが順次出力
される。
【0028】姿勢変化制御部207によって与えられる
3次元CGモデルの姿勢変化量を指定する表現の一実施
例としては、先に基準姿勢位置算出部202によってX
YZ座標空間中に定められた3次元CGモデルの基準姿
勢となる位置から、X軸,Y軸,Z軸のそれぞれの周り
の回転変位角θ,φ,ψを指定する方法がある。このよ
うな姿勢変化量がパラメータとして与えられた時、3次
元CGモデルの移動・回転処理部203における3次元
CGモデルの回転処理の一実施例を図5、図6、図7に
示す。静止したXYZ座標系上の基準姿勢位置におかれ
た3次元CGモデルに固定した座標軸としてXYZ軸に
重なるxyz軸を考える。xyz軸とそれに固定した3
次元CGモデルを、まずx軸の周りに指定された回転角
θだけ回転し(図5)、次にy軸の周りに回転角φだけ
回転し(図6)、最後にz軸の周りに回転角ψだけ回転
させた(図7)結果を、静止XYZ座標系によって表現
される3次元CGモデルの新しいデータとして3次元C
Gモデル記憶用メモリ14に出力する。
【0029】前記視点位置制御部208、光源位置制御
部209、光源属性値制御部210によって与えられる
パラメータは、そのまま画像生成処理部15における画
像生成処理の指定に用いられる。なお、各制御部207
〜210の実現形態は、所定のパラメータ設定値をあら
かじめ格納したテーブルとし、画像生成パラメータ制御
部204では、これらの各テーブルを順次起動して読み
出すことにより、必要なパラメータの組み合せを得るも
のとすればよい。
【0030】サンプル画像作成条件制御部20の本実施
例における、サンプル画像切り出し基準点抽出部205
およびサンプル画像切り出し基準点位置算出部206は
、特願平2−219675号の明細書に記載される顔画
像装置に示すパタンの正規化処理方式を前提として、画
像生成処理部15によって得られる生成画像のうち、顔
の特定の基準点によって定まる領域部分のみをサンプル
画像切り出し処理部21で抽出することにより、サンプ
ル画像のデータベースを得ようとするために設けたもの
である。図8は、サンプル画像切り出し処理部21にお
ける処理内容の一実施例を説明する図である。図8の(
a)は、生成画像記憶用メモリ16に格納された生成画
像全体を表している。一例として、図に示す左右の目、
唇の中心位置を表す3つの基準点(E1,Er,M)に
基づいたアフィン変換処理を用いて、図8の(b)に示
す一定の照合領域を切り出す処理を行なう。このために
は、画像生成処理部15によって出力される、3次元C
Gモデルにさまざまな姿勢変化を加えた生成画像に対し
て、これら3つの基準点をあらかじめ与えておいてやる
必要がある。そこで、まずサンプル画像切り出し基準点
抽出部205において、標本(対象物体)の3次元CG
モデル上でこれら基準点の位置座標を決定する。これに
ついては、姿勢基準点抽出部201における場合と同様
に、本実施例においては3次元CGモデルを可視化した
生成画像上で目視により基準点を抽出し、グラフィック
ス対話機能を用いてその座標位置を求める方法を用いて
いる。このようにして求められた3次元CGモデル上の
基準点は、当然のことながら、3次元CGモデル自体の
姿勢が変化した場合、あるいは画像生成の視点位置が変
化した場合には、生成された2次元画像上での対応する
基準点位置が変化する。サンプル画像切り出し基準点位
置算出部206では、サンプル画像切り出し基準点抽出
部205によって与えられる3次元CGモデル上の基準
点位置の入力データに対して、視点位置制御部208に
よって与えられる視点位置Eの情報、および姿勢変化制
御部207によって与えられる3次元CGモデルの姿勢
変化量、すなわちX軸,Y軸,Z軸のそれぞれの周りの
回転変位角θ,φ,ψに基づいて生成される2次元画像
上の各基準点の対応する位置を算出するものである。 この処理の内容については、本発明の本質からははずれ
るので、詳細についての説明は省略する。
【0031】図9は、人物の顔を対象として、本実施例
に示す手順に従って作成されたサンプル画像の実例の一
部を示す図であり、(a)は正面の図、(b)は少し上
向きの図、(c)は少し右向きの図である。ここに示す
例では、画像生成パラメータのみを変化させた場合に相
当する。このような場合でも、たとえば、姿勢変化を表
す回転変位角θ,φ,ψをそれぞれ独立に各基準位置に
対して、±10,±5,0と5段階に変化させることに
すれば、1人の人物の顔の3次元CGモデルから5×5
×5=125通りのサンプル画像が得られることになる
。しかも、単に多数のサンプル画像収集を行なった場合
において、被験者の頭部の姿勢が一様にゆらいだ場合に
得られるであろうサンプル画像集合をシミュレートして
いることになる。したがって、このサンプル画像は画像
入力時の頭の揺らぎに対してロバストな性能をもつよう
な顔画像認識システムの設計又はその評価に有効となる
【0032】なお、前記実施例から明らかなように、本
発明による出力として得られるサンプル画像は、画像生
成処理部15によって作成される生成画像、もしくは、
その一部を切り出した画像として得られるものであるが
、画像生成処理部15によって生成される画像は標本(
対象物体)の3次元CGモデルをある視点位置から眺め
た時のカラー画像に限定されるものではない。Zバッフ
ァ法によるレンダリングを実行できる画像生成処理ハー
ドウェアを内蔵している一部のグラフィックワークステ
ーションでは、視点からもっとも近い位置にある物体表
面までの距離値が格納されているZバッファの内容を直
接プログラムによって読み出すことができるので、生成
画像としては対象物体までの距離を画像化したレンジ画
像を得ることもできる。本発明によるサンプル画像収集
方法は、このようなレンジ画像を入力とする画像認識シ
ステムについても有効であることは言までもない。
【0033】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
、画像認識システムの認識対象の任意の対象物体(標本
)について、まず第一に、その物体の3次元形状と表面
のカラー情報を計測することのできる物体表面計測手段
を用いることによって、画像生成手段を用いた物体像の
可視化が可能な3次元CGモデルを作成し、この3次元
CGモデルの可視化における画像生成パラメータを変化
させることによって、この対象物体を入力対象として時
に得られるさまざまな要因による変動を含んだ任意の入
力画像の集合をサンプル画像として収集することができ
る。
【0035】また、認識対象物体についての多量のサン
プル画像が容易に得られることになり、従来は認識辞書
設計用データの不足により困難とされたきた、複雑かつ
柔軟な形状をもつ自然物体を対象とする画像認識システ
ムの設計に役立つばかりでなく、入力画像のさまざまな
変動要因に対する画像認識システムの性能を、そのよう
な変動を反映した多量のサンプル画像を用いて実験的に
検証することにより、その適用域についての定量的な評
価が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサンプル画像収集方法の一実施例の構
成ブロック図である。
【図2】本実施例のサンプル画像作成条件制御部の機能
構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例の画像生成処理部が前提とする静止座
標系と視点、光源位置の座標表現を表す図である。
【図4】本実施例の顔の3次元CGモデルから正面の基
準姿勢方向ベクトルを求める方法を説明するための図で
ある。
【図5】本実施例の3次元CGモデルの回転処理の一実
施例を説明するための図である。
【図6】本実施例の3次元CGモデルの回転処理の一実
施例を説明するための図である。
【図7】本実施例の3次元CGモデルの回転処理の一実
施例を説明するための図である。
【図8】本実施例のサンプル画像切り出し処理部におけ
る処理内容の一実施例を説明する図である。
【図9】本実施例に示す手順に従って作成されたサンプ
ル画像の実例の一部を示す図である。
【符号の説明】
1  標本(対象物体) 2  サンプル画像のデータベース 10  物体表面計測部 11  3次元形状データ 12  カラー情報データ 13  3次元CGモデル作成部 14  3次元CGモデル記憶用メモリ15  画像生
成処理部 16  生成画像記憶用メモリ 17  生成画像表示出力部 20  サンプル画像作成条件制御部 21  サンプル画像切り出し処理部 22  サンプル画像ファイル格納部 201  姿勢基準点抽出部 202  基準姿勢位置算出部 203  3次元CGモデルの移動・回転処理部204
  画像生成パラメータ制御部 205  サンプル画像切り出し基準点抽出部206 
 サンプル画像切り出し基準点位置算出部207  姿
勢変化制御部 208  視点位置制御部 209  光源位置制御部 210  光源属性値制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  3次元物体の画像認識システムのサン
    プル画像を収集する方法において、まず、3次元物体の
    表面の形状とカラー情報を計測して対象物体の3次元形
    状と表面のカラー情報を表す対象物体の測定データを求
    め、該測定データから対象物体の画像の3次元コンピュ
    ータグラフィックスモデルを作成し、該3次元コンピュ
    ータグラフィックスモデルに基づき、当該対象物体を3
    次元空間中のある視点位置から眺めた時に得られる2次
    元画像を生成し、該2次元画像の生成時の画像生成パラ
    メータを制御して変化させながら前記2次元画像生成処
    理を繰り返すことにより、当該対象物体を複数の多様な
    条件で可視化したサンプル画像を自動的に得ることを特
    徴とする画像認識システムのサンプル画像収集方法。
  2. 【請求項2】  前記一つの3次元コンピュータグラフ
    ィックスモデルから異なる条件のサンプル画像を生成す
    る画像生成パラメータは、当該対象物体の基準姿勢に基
    づいて設定した3次元空間座標系を基準とする当該対象
    物体の姿勢変化、当該対象物体の画像生成における視点
    の位置、光源の位置及び光源の属性であることを特徴と
    する請求項1に記載の画像認識システムのサンプル画像
    収集方法。
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