JPH04255987A - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
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- JPH04255987A JPH04255987A JP1735091A JP1735091A JPH04255987A JP H04255987 A JPH04255987 A JP H04255987A JP 1735091 A JP1735091 A JP 1735091A JP 1735091 A JP1735091 A JP 1735091A JP H04255987 A JPH04255987 A JP H04255987A
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Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置の機構構造
に関するものであり、より詳しくはコンピュータシステ
ム等の本体機器への取付部の構造に関する。
に関するものであり、より詳しくはコンピュータシステ
ム等の本体機器への取付部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク装置の代表的な例はPC
T−WO89/08313(Internationa
l Publication Number)の公
表公報に示される如きの構造が知られており、より詳し
くは図5及び図6に示す。図5は従来のディスク装置の
要部側面図,図6は従来のディスク装置の主要部部分断
面図であり、ディスクを保持して回転駆動する回転駆動
機構を示している。図5に於て、上記公表公報FIG1
〜FIG7(図示説明省略)に開示されて詳細説明され
ている記録再生媒体としてのディスク,該ディスクを保
持して回転駆動する回転駆動機構(後で一部に関して説
明する),前記ディスクにデータの記録再生を行なうヘ
ッド,該ヘッドを前記ディスクの径方向の任意の位置に
移動位置決め動作を行なうアクチェータ機構等から成る
記録再生機能を配置したフレーム101は、その開口方
向をカバー102によって閉鎖され、外部と略遮断され
る所定の略密閉清浄空間を形成している。フレーム10
1のカバー102とは反対側の位置に複数の防振部材1
03が配置され、該防振部材103と例えばコンピュー
タシステム等の本体機器への取付の為のマウント部材1
05は、その間に少なくも前記回転駆動機構,前記ヘッ
ド,前記アクチェータ機構等を制御するとともにコンピ
ュータシステム等の本体機器とのインターフェース機能
を司る剛体の制御回路基板104を挟持して固定してい
る。
T−WO89/08313(Internationa
l Publication Number)の公
表公報に示される如きの構造が知られており、より詳し
くは図5及び図6に示す。図5は従来のディスク装置の
要部側面図,図6は従来のディスク装置の主要部部分断
面図であり、ディスクを保持して回転駆動する回転駆動
機構を示している。図5に於て、上記公表公報FIG1
〜FIG7(図示説明省略)に開示されて詳細説明され
ている記録再生媒体としてのディスク,該ディスクを保
持して回転駆動する回転駆動機構(後で一部に関して説
明する),前記ディスクにデータの記録再生を行なうヘ
ッド,該ヘッドを前記ディスクの径方向の任意の位置に
移動位置決め動作を行なうアクチェータ機構等から成る
記録再生機能を配置したフレーム101は、その開口方
向をカバー102によって閉鎖され、外部と略遮断され
る所定の略密閉清浄空間を形成している。フレーム10
1のカバー102とは反対側の位置に複数の防振部材1
03が配置され、該防振部材103と例えばコンピュー
タシステム等の本体機器への取付の為のマウント部材1
05は、その間に少なくも前記回転駆動機構,前記ヘッ
ド,前記アクチェータ機構等を制御するとともにコンピ
ュータシステム等の本体機器とのインターフェース機能
を司る剛体の制御回路基板104を挟持して固定してい
る。
【0003】尚、前記回転駆動機構は図6に示す如くの
構造で構成されており、駆動部の構造は一般的に知られ
ている構造であるから説明を割愛するが、他の特長ある
内容について説明する。
構造で構成されており、駆動部の構造は一般的に知られ
ている構造であるから説明を割愛するが、他の特長ある
内容について説明する。
【0004】図中符号111は記録再生媒体としてのド
ーナツ円盤状のディスクであり、回転自在に支持されて
一端に段部112aを有するハブ112に載置され、他
方からハブ112に形成した雄ネジ部112bに螺合す
るナット113の締め付けによって押圧クランプされて
ハブ112と一体的に回転自在である。尚、図6ではデ
ィスク111の間にスペーサ114を介在して所定の間
隔を構成している。
ーナツ円盤状のディスクであり、回転自在に支持されて
一端に段部112aを有するハブ112に載置され、他
方からハブ112に形成した雄ネジ部112bに螺合す
るナット113の締め付けによって押圧クランプされて
ハブ112と一体的に回転自在である。尚、図6ではデ
ィスク111の間にスペーサ114を介在して所定の間
隔を構成している。
【0005】当然の事ながら上記クランプ構造は、ディ
スク111を平滑にクランプする目的から、前記ハブ1
12のディスク載置面112c及び前記ナット113の
ディスク押圧面113aは平滑精度良く,また、回転軸
芯に対する直角精度等も極めて精密に構成されたもので
ある。
スク111を平滑にクランプする目的から、前記ハブ1
12のディスク載置面112c及び前記ナット113の
ディスク押圧面113aは平滑精度良く,また、回転軸
芯に対する直角精度等も極めて精密に構成されたもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上前述した様に従来
の技術では、開口方向をカバー102によって閉鎖され
て外部と略遮断される所定の略密閉清浄空間を形成して
いるフレーム101は、その略密閉清浄空間内に記録再
生媒体としてのディスク,該ディスクを保持して回転駆
動する回転駆動機構,前記ディスクにデータの記録再生
を行なうヘッド,該ヘッドを前記ディスクの径方向の任
意の位置に移動位置決め動作を行なうアクチェータ機構
等から成る記録再生機能を配置しており、そして、カバ
ー102とは反対側の位置に複数の防振部材103を具
備し、該防振部材103と前述のマウント部材105は
、その間に前述の剛体な制御回路基板104を挟着して
いる構造であり、一端がフレーム101に結合して他の
一端がマウント部材105によって制御回路基板104
と結合している複数の防振部材103は、充分な防振作
用を発揮するには難が有り、マウント部材105を例え
ばコンピュータシステム等の本体機器に取り付けた状態
で例えば激しい振動や衝撃などの外乱環境に遭遇すると
、フレーム101にその外乱ストレスが伝播したり微小
な歪みをきたしたりして前述の記録再生機能に悪影響を
与える場合が有った。
の技術では、開口方向をカバー102によって閉鎖され
て外部と略遮断される所定の略密閉清浄空間を形成して
いるフレーム101は、その略密閉清浄空間内に記録再
生媒体としてのディスク,該ディスクを保持して回転駆
動する回転駆動機構,前記ディスクにデータの記録再生
を行なうヘッド,該ヘッドを前記ディスクの径方向の任
意の位置に移動位置決め動作を行なうアクチェータ機構
等から成る記録再生機能を配置しており、そして、カバ
ー102とは反対側の位置に複数の防振部材103を具
備し、該防振部材103と前述のマウント部材105は
、その間に前述の剛体な制御回路基板104を挟着して
いる構造であり、一端がフレーム101に結合して他の
一端がマウント部材105によって制御回路基板104
と結合している複数の防振部材103は、充分な防振作
用を発揮するには難が有り、マウント部材105を例え
ばコンピュータシステム等の本体機器に取り付けた状態
で例えば激しい振動や衝撃などの外乱環境に遭遇すると
、フレーム101にその外乱ストレスが伝播したり微小
な歪みをきたしたりして前述の記録再生機能に悪影響を
与える場合が有った。
【0007】一方、近年、当該ディスク装置を搭載した
例えばパーソナルコンピュータ等は機器の小型化が進行
するとともに、一方の扱い勝手からは、使用環境に応じ
て持ち運んで使用する機動性の向上要求が高まってきて
おり、該要求に応えるものとして、特に振動や衝撃など
の外乱環境に遭遇しても記録再生機能への悪影響を防止
するとともに、安価で小型なディスク装置の開発が急務
となってきた。
例えばパーソナルコンピュータ等は機器の小型化が進行
するとともに、一方の扱い勝手からは、使用環境に応じ
て持ち運んで使用する機動性の向上要求が高まってきて
おり、該要求に応えるものとして、特に振動や衝撃など
の外乱環境に遭遇しても記録再生機能への悪影響を防止
するとともに、安価で小型なディスク装置の開発が急務
となってきた。
【0008】また、このディスク装置の小型化に伴って
前記ディスク111は小径化の一途をたどるとともに軽
薄化も進行し、昨今では例えば0.89mmを割り込む
様な薄いディスクも標準化されて一般的になってきてお
り、更に薄型化されたディスクの開発が活発に行なわれ
ている。ディスク装置の小型化,軽薄化に伴ってディス
クの薄型化は今後更に進行を続けるであろう。この様な
ディスクの薄型化に伴ってディスク装置のクランプ構造
は、前述の記録再生機能を損なわない所定の精度で該デ
ィスクをクランプする目的から鑑みて図6に示す従来の
クランプ構造は次の様な問題を有している。
前記ディスク111は小径化の一途をたどるとともに軽
薄化も進行し、昨今では例えば0.89mmを割り込む
様な薄いディスクも標準化されて一般的になってきてお
り、更に薄型化されたディスクの開発が活発に行なわれ
ている。ディスク装置の小型化,軽薄化に伴ってディス
クの薄型化は今後更に進行を続けるであろう。この様な
ディスクの薄型化に伴ってディスク装置のクランプ構造
は、前述の記録再生機能を損なわない所定の精度で該デ
ィスクをクランプする目的から鑑みて図6に示す従来の
クランプ構造は次の様な問題を有している。
【0009】ハブ112の一端の段部112aに載置さ
れて他端からナット113の締め付けによって押圧クラ
ンプされるディスク111は、ハブ112のディスク載
置面112c及び前記ナット113のディスク押圧面1
13aの平滑精度,回転軸芯に対する直角精度及びナッ
ト113の締め付けによる押圧力の具合によってクラン
プ精度,特にクランプによる変形等から平滑精度が微妙
に影響を受け易い。
れて他端からナット113の締め付けによって押圧クラ
ンプされるディスク111は、ハブ112のディスク載
置面112c及び前記ナット113のディスク押圧面1
13aの平滑精度,回転軸芯に対する直角精度及びナッ
ト113の締め付けによる押圧力の具合によってクラン
プ精度,特にクランプによる変形等から平滑精度が微妙
に影響を受け易い。
【0010】具体的には、ディスク111との当接面に
関して、前記ハブ112のディスク載置面112cの平
滑精度,回転軸芯に対する直角精度等は、目的相応の精
度で形成する手段も多々工夫されようが、前記ナット1
13のディスク押圧面113aの該精度については、単
体状態でのその保証手段は種々あっても図6の状態に組
み合わせた状態になると、例えばハブ112の雄ネジ部
112bとの螺合ガタや双方のネジ部の接触面粗度等の
要件によって上記精度は左右されて初期の目的から脱し
てしまう場合がある。一方、ディスク111をクランプ
する押圧力に関して、図6に示すナット113の締め付
けによって押圧力を発するクランプ構造では、該押圧力
を所定の圧力に設定管理することが難しい。即ち、一般
的には、上記ナット113の締め付けトルクの設定管理
がされようが、この締め付けトルクには前記ハブ112
の雄ネジ部112bとナット113の螺合摩擦及びディ
スク111とナット113のディスク押圧面113aの
摺動摩擦が介在しているので、この締め付けトルクの設
定管理は真の押圧力の設定管理ではなく、相応のバラツ
キを許容していて不安定てあり、上記の様なディスク1
11の変形等から平滑精度が悪化する場合があった。
関して、前記ハブ112のディスク載置面112cの平
滑精度,回転軸芯に対する直角精度等は、目的相応の精
度で形成する手段も多々工夫されようが、前記ナット1
13のディスク押圧面113aの該精度については、単
体状態でのその保証手段は種々あっても図6の状態に組
み合わせた状態になると、例えばハブ112の雄ネジ部
112bとの螺合ガタや双方のネジ部の接触面粗度等の
要件によって上記精度は左右されて初期の目的から脱し
てしまう場合がある。一方、ディスク111をクランプ
する押圧力に関して、図6に示すナット113の締め付
けによって押圧力を発するクランプ構造では、該押圧力
を所定の圧力に設定管理することが難しい。即ち、一般
的には、上記ナット113の締め付けトルクの設定管理
がされようが、この締め付けトルクには前記ハブ112
の雄ネジ部112bとナット113の螺合摩擦及びディ
スク111とナット113のディスク押圧面113aの
摺動摩擦が介在しているので、この締め付けトルクの設
定管理は真の押圧力の設定管理ではなく、相応のバラツ
キを許容していて不安定てあり、上記の様なディスク1
11の変形等から平滑精度が悪化する場合があった。
【0011】また、上記のナット113の締め付けによ
って押圧クランプする構造では、該ナット113の締め
付け時に前記ハブ112の雄ネジ部112bとナット1
13の螺合で発塵したり、または、ナット113の締め
付け完了時にディスク111とナット113のディスク
押圧面113aの摺接によって発塵し、前述したフレー
ム101とカバー102によって形成した所定の略密閉
清浄空間の清浄度に影響して、該略密閉清浄空間によっ
て保護されている前述の記録再生機能に致命的な悪影響
を及ぼしてしまう場合があった。
って押圧クランプする構造では、該ナット113の締め
付け時に前記ハブ112の雄ネジ部112bとナット1
13の螺合で発塵したり、または、ナット113の締め
付け完了時にディスク111とナット113のディスク
押圧面113aの摺接によって発塵し、前述したフレー
ム101とカバー102によって形成した所定の略密閉
清浄空間の清浄度に影響して、該略密閉清浄空間によっ
て保護されている前述の記録再生機能に致命的な悪影響
を及ぼしてしまう場合があった。
【0012】ところで、前述の様なディスク装置の小型
化に伴って前記ディスク111の小径化,軽薄化の他に
、軽量化または高剛性化を狙ったり生産技術面の高度化
等に支えられて、従来はアルミニューム材で形成される
のが一般的であったディスクも、昨今では例えばガラス
材や高強度プラスチック材等で形成されたものが台頭し
てきた。ところが、図6に示すナット113の締め付け
によって押圧クランプする構造では、これらのディスク
に対応する為には前記ハブ112,ディスク111,ス
ペーサ114,ナット113を少なくも同一の熱膨張係
数から成る素材,または同一の素材で形成しないと、温
度変化等の環境条件にさらされた場合に前述の押圧力が
変化して所定のクランプ関係が維持できないものである
が、現実の問題として、それぞれの部材の形成上の制約
から上記対応は難しい。
化に伴って前記ディスク111の小径化,軽薄化の他に
、軽量化または高剛性化を狙ったり生産技術面の高度化
等に支えられて、従来はアルミニューム材で形成される
のが一般的であったディスクも、昨今では例えばガラス
材や高強度プラスチック材等で形成されたものが台頭し
てきた。ところが、図6に示すナット113の締め付け
によって押圧クランプする構造では、これらのディスク
に対応する為には前記ハブ112,ディスク111,ス
ペーサ114,ナット113を少なくも同一の熱膨張係
数から成る素材,または同一の素材で形成しないと、温
度変化等の環境条件にさらされた場合に前述の押圧力が
変化して所定のクランプ関係が維持できないものである
が、現実の問題として、それぞれの部材の形成上の制約
から上記対応は難しい。
【0013】また、上述のナット113の締め付けによ
って押圧クランプする構造は、ハブ112の雄ネジ部1
12bにナット113を螺合した状態で該ナット113
のディスク押圧面113aの平滑精度,回転軸芯に対す
る直角精度を極めて高精度に形成する必要性があり、双
方のネジ部分の螺合状態を安定化する為に双方のネジ加
工が高価なものになっていた。
って押圧クランプする構造は、ハブ112の雄ネジ部1
12bにナット113を螺合した状態で該ナット113
のディスク押圧面113aの平滑精度,回転軸芯に対す
る直角精度を極めて高精度に形成する必要性があり、双
方のネジ部分の螺合状態を安定化する為に双方のネジ加
工が高価なものになっていた。
【0014】そこで、本発明は上記の様な課題を解決す
るもので、その目的とするところは、簡単な構造にして
安価かつコンパクトで振動や衝撃などの外乱環境に対す
る適応に優れ、また、ディスクのクランプに関して平滑
精度を安定させて小型或は薄型のディスク,ディス素材
の多様化に対するクランプ適応性を高め、小型で持ち運
び等の機動性向上を狙うパーソナルコンピュータ等の構
成に好適なディスク装置を提供する事にある。
るもので、その目的とするところは、簡単な構造にして
安価かつコンパクトで振動や衝撃などの外乱環境に対す
る適応に優れ、また、ディスクのクランプに関して平滑
精度を安定させて小型或は薄型のディスク,ディス素材
の多様化に対するクランプ適応性を高め、小型で持ち運
び等の機動性向上を狙うパーソナルコンピュータ等の構
成に好適なディスク装置を提供する事にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク装置は
、A)少なくも1枚のディスク,該ディスクを保持して
回転駆動する回転駆動機構, 前記ディスクにデータ
の記録再生を行なうヘッド,該ヘッドを前記ディスクの
径方向の任意の位置に移動位置決め動作を行なうア
クチェータ機構から成る記 録再生機能を配置したフ
レームと、B)該フレームと対向して組み合わされ、外
部と略遮断される所定の略密閉清浄空間を形成するカバ
ーと、C)本体機器への取付機能を有する複数のマウン
ト部とから成り、前記フレームの平面形状は前記カバー
の平面形状よりやや小さく形成され、前記カバーは前記
フレームの平面形状と略相似形状で前記フレームを内包
可能な凹部を有し、該カバーは、該凹部に前記フレーム
を内包して結合するとともに前記マウント部を備えて成
る事を特徴とする。
、A)少なくも1枚のディスク,該ディスクを保持して
回転駆動する回転駆動機構, 前記ディスクにデータ
の記録再生を行なうヘッド,該ヘッドを前記ディスクの
径方向の任意の位置に移動位置決め動作を行なうア
クチェータ機構から成る記 録再生機能を配置したフ
レームと、B)該フレームと対向して組み合わされ、外
部と略遮断される所定の略密閉清浄空間を形成するカバ
ーと、C)本体機器への取付機能を有する複数のマウン
ト部とから成り、前記フレームの平面形状は前記カバー
の平面形状よりやや小さく形成され、前記カバーは前記
フレームの平面形状と略相似形状で前記フレームを内包
可能な凹部を有し、該カバーは、該凹部に前記フレーム
を内包して結合するとともに前記マウント部を備えて成
る事を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の上記の構成によれば、本発明のディス
ク装置は、前記マウント部を例えばコンピュータシステ
ム等の本体機器に取り付けた状態で例えば激しい振動や
衝撃などの外乱環境に遭遇しても、該マウント部は前記
カバーに備えられているので、少なくも1枚のディスク
,該ディスクを保持して回転駆動する回転駆動機構,前
記ディスクにデータの記録再生を行なうヘッド,該ヘッ
ドを前記ディスクの径方向の任意の位置に移動位置決め
動作を行なうアクチェータ機構から成る記録再生機能を
配置したフレームに対してダンパー作用を果たし、該フ
レームへの外乱ストレス伝播を緩衝したり、歪み防止を
して前述の記録再生機能を保護するが、この外乱環境は
、昨今のコンパクトで持ち運んで使用する事が可能なパ
ーソナルコンピュータ等ではしば過度の環境に遭遇する
場合があり、仮に前記マウント部の外乱障害防御作用が
不充分な状態に陥る程の過度の外乱障害に遭遇した場合
でも、前記該カバーは所謂シェル型構造に構成されてい
て高剛性であり、該過度の外乱障害はこの高剛性に構成
されたカバーが直接的に受け持ち、このカバーに内包さ
れたフレームには直接的なストレス伝播が防止されて前
述の記録再生機能を保護する。
ク装置は、前記マウント部を例えばコンピュータシステ
ム等の本体機器に取り付けた状態で例えば激しい振動や
衝撃などの外乱環境に遭遇しても、該マウント部は前記
カバーに備えられているので、少なくも1枚のディスク
,該ディスクを保持して回転駆動する回転駆動機構,前
記ディスクにデータの記録再生を行なうヘッド,該ヘッ
ドを前記ディスクの径方向の任意の位置に移動位置決め
動作を行なうアクチェータ機構から成る記録再生機能を
配置したフレームに対してダンパー作用を果たし、該フ
レームへの外乱ストレス伝播を緩衝したり、歪み防止を
して前述の記録再生機能を保護するが、この外乱環境は
、昨今のコンパクトで持ち運んで使用する事が可能なパ
ーソナルコンピュータ等ではしば過度の環境に遭遇する
場合があり、仮に前記マウント部の外乱障害防御作用が
不充分な状態に陥る程の過度の外乱障害に遭遇した場合
でも、前記該カバーは所謂シェル型構造に構成されてい
て高剛性であり、該過度の外乱障害はこの高剛性に構成
されたカバーが直接的に受け持ち、このカバーに内包さ
れたフレームには直接的なストレス伝播が防止されて前
述の記録再生機能を保護する。
【0017】更に、上記構成では前記フレームは前記凹
部の内包状態でカバーと側面位置で互いにオーバーラッ
プするようにして組み合わされるので、該カバーあるい
はフレームの一方か双方を電導性の良い素材で形成する
と、例えば電界ノイズ等の外来ノイズに微妙な悪影響を
受け易いヘッドに対するノイズ防御作用が向上する。更
に、上記構成のディスク装置は、外面が極めてすっきり
した構成であり、デザイン自由度が大きく,また、外観
美観に優れるディスク装置が構成可能である。
部の内包状態でカバーと側面位置で互いにオーバーラッ
プするようにして組み合わされるので、該カバーあるい
はフレームの一方か双方を電導性の良い素材で形成する
と、例えば電界ノイズ等の外来ノイズに微妙な悪影響を
受け易いヘッドに対するノイズ防御作用が向上する。更
に、上記構成のディスク装置は、外面が極めてすっきり
した構成であり、デザイン自由度が大きく,また、外観
美観に優れるディスク装置が構成可能である。
【0018】
【実施例】図1図2及び図3は本発明のディスク装置の
最も適切な一実施例であり、図4は他の実施例を示す。 図1は本発明のディスク装置の要部断面図,図2は本発
明のディスク装置の平面要部断面図,図3は本発明のデ
ィスク装置の主要部詳細断面図,図4は本発明のディス
ク装置の要部部分断面図である。
最も適切な一実施例であり、図4は他の実施例を示す。 図1は本発明のディスク装置の要部断面図,図2は本発
明のディスク装置の平面要部断面図,図3は本発明のデ
ィスク装置の主要部詳細断面図,図4は本発明のディス
ク装置の要部部分断面図である。
【0019】まず、図1,図2及び図3に基づいて説明
する。図2は一部を除いて断面図示しており、各機構部
については適正な平面配置位置に図示されているが、図
1ではこの適正な平面配置位置に準ぜずに断面図示して
おり、また、作図の都合上から図中一点鎖線の位置で左
右に分割して作図しているが一体構造のものである。ま
た、図3は図1の主要部を詳細に断面図示しており、図
1と一部重複している。
する。図2は一部を除いて断面図示しており、各機構部
については適正な平面配置位置に図示されているが、図
1ではこの適正な平面配置位置に準ぜずに断面図示して
おり、また、作図の都合上から図中一点鎖線の位置で左
右に分割して作図しているが一体構造のものである。ま
た、図3は図1の主要部を詳細に断面図示しており、図
1と一部重複している。
【0020】図中符号1は記録再生媒体としてのドーナ
ツ円盤状のディスクであって、中央に穴部を有していて
本実施例では外径が所謂略2.5インチサイズ以下また
は3.5インチサイズのものに適用している。該ディス
ク1は、図1に示す如く、略円柱状に形成された回転駆
動機構で固定部と回転部に大別されるモータ4に載置ク
ランプされて回転自在である。詳しくは、モータ4は略
中央部にフランジ部41を有しており、該フランジ部4
1より図中下方が固定部であって、該フランジ部41が
フレーム2に固定されている。そして、フランジ部41
より図中上方は回転部であって、回転自在に構成してあ
る。この回転部は主としてディスク1を載置する為の極
めて平面精度の保証された段部42aを有するハブ42
で構成され、該ハブ42の端面42bの中心には軸方向
に雌ネジ(図示省略)が設けてある。そして、フレーム
2とモータ4の間にはシール46を介在させて組合せ部
の機密性を構成している。
ツ円盤状のディスクであって、中央に穴部を有していて
本実施例では外径が所謂略2.5インチサイズ以下また
は3.5インチサイズのものに適用している。該ディス
ク1は、図1に示す如く、略円柱状に形成された回転駆
動機構で固定部と回転部に大別されるモータ4に載置ク
ランプされて回転自在である。詳しくは、モータ4は略
中央部にフランジ部41を有しており、該フランジ部4
1より図中下方が固定部であって、該フランジ部41が
フレーム2に固定されている。そして、フランジ部41
より図中上方は回転部であって、回転自在に構成してあ
る。この回転部は主としてディスク1を載置する為の極
めて平面精度の保証された段部42aを有するハブ42
で構成され、該ハブ42の端面42bの中心には軸方向
に雌ネジ(図示省略)が設けてある。そして、フレーム
2とモータ4の間にはシール46を介在させて組合せ部
の機密性を構成している。
【0021】上述のモータ4の構造における、ディスク
1のクランプ構造について説明する。(図1及び図3参
照) ディスク1は、前記中央の穴部に挿通したハブ42の段
部42aに載置され、そして、該ディスク1に対して歪
み等の応力伝播防止を司るリング部材43を介してハブ
42の端面42bの中心に配したネジ45で固定される
バネ部材44の発する押圧力によって、前記ハブ42に
押圧されて極めて平滑に固定される構造である。該リン
グ部材43の一方のディスク1との当接面43aは例え
ばラップ加工等の加工手段により極めて平面精度が保証
されて形成され、反対側の面は図3に詳細図示する如く
断面略円弧面な当接面43bで形成されている。
1のクランプ構造について説明する。(図1及び図3参
照) ディスク1は、前記中央の穴部に挿通したハブ42の段
部42aに載置され、そして、該ディスク1に対して歪
み等の応力伝播防止を司るリング部材43を介してハブ
42の端面42bの中心に配したネジ45で固定される
バネ部材44の発する押圧力によって、前記ハブ42に
押圧されて極めて平滑に固定される構造である。該リン
グ部材43の一方のディスク1との当接面43aは例え
ばラップ加工等の加工手段により極めて平面精度が保証
されて形成され、反対側の面は図3に詳細図示する如く
断面略円弧面な当接面43bで形成されている。
【0022】尚、前記バネ部材44の初期形状は、図3
に2点鎖線で詳細図示する如く略フラットな円盤形状で
形成されており、その中央部をネジ45で締め付ける事
によって図3に実線で図示する如く中央が沈み込む皿状
に弾性変形し、前述のリング部材43の断面略円弧面な
当接面43bとは程良い当接関係が維持されて、前述の
押圧力が安定する様に構成してある。また、バネ部材4
4の弾性変形に関して、ネジ45の締め付けによって該
ネジ45のネジ頭直下の弾性変形応力を緩和したり、ネ
ジ45の回転時にバネ部材44と擦れて発生する発塵等
を防止する配慮として座金45を配置してある。
に2点鎖線で詳細図示する如く略フラットな円盤形状で
形成されており、その中央部をネジ45で締め付ける事
によって図3に実線で図示する如く中央が沈み込む皿状
に弾性変形し、前述のリング部材43の断面略円弧面な
当接面43bとは程良い当接関係が維持されて、前述の
押圧力が安定する様に構成してある。また、バネ部材4
4の弾性変形に関して、ネジ45の締め付けによって該
ネジ45のネジ頭直下の弾性変形応力を緩和したり、ネ
ジ45の回転時にバネ部材44と擦れて発生する発塵等
を防止する配慮として座金45を配置してある。
【0023】当然の事ながら、上記のバネ部材44の初
期形状は、極めて単純で安定していて、安価に形成でき
るばかりでなく、初期的な形成応力なども無いので前記
押圧力は極めて安定する構造である。
期形状は、極めて単純で安定していて、安価に形成でき
るばかりでなく、初期的な形成応力なども無いので前記
押圧力は極めて安定する構造である。
【0024】また、バネ部材44の弾性変形量に関して
、ネジ45の締め付けに応じて弾性変形する構造である
が、バネ部材44が弾性変形してハブ42の端面42b
に到達した状態でネジ45の締め付け完了になるととも
に弾性変形量が決定付けられる構造であり、この弾性変
形量の設定管理は極めて容易でかつ安定する構造である
。
、ネジ45の締め付けに応じて弾性変形する構造である
が、バネ部材44が弾性変形してハブ42の端面42b
に到達した状態でネジ45の締め付け完了になるととも
に弾性変形量が決定付けられる構造であり、この弾性変
形量の設定管理は極めて容易でかつ安定する構造である
。
【0025】次に、前記ディスク1に対してデータの記
録再生を行なう関係について説明する。ディスク1に対
して微小量だけ浮上して関係し、データの記録再生を行
なうヘッド11は、ネジ51によってフレーム2に支承
した支軸52が受け持つベアリング53を介して回動自
在に支持されたアーム5の一端に搭載されていて、ディ
スク1の面に沿って径方向に移動自在な記録再生機構を
成している。そして、上記回動自在なアーム5の回動制
御をして、ディスク1の所定の位置にヘッド11を移動
位置決めせしめるボイスコイルモータ6から成るアクチ
ェータ機構は、前記支軸52を基準にして前記ヘッド1
1の略対称位置に配置してある。
録再生を行なう関係について説明する。ディスク1に対
して微小量だけ浮上して関係し、データの記録再生を行
なうヘッド11は、ネジ51によってフレーム2に支承
した支軸52が受け持つベアリング53を介して回動自
在に支持されたアーム5の一端に搭載されていて、ディ
スク1の面に沿って径方向に移動自在な記録再生機構を
成している。そして、上記回動自在なアーム5の回動制
御をして、ディスク1の所定の位置にヘッド11を移動
位置決めせしめるボイスコイルモータ6から成るアクチ
ェータ機構は、前記支軸52を基準にして前記ヘッド1
1の略対称位置に配置してある。
【0026】ボイスコイルモータ6の構成は、前記アー
ム5のヘッド11とは反対側が略Y文字状に形成され、
この分岐したアーム5の分岐部5a,5bの間にコイル
61を固着しており、一方、磁石62を固着した下ヨー
ク63はネジ65によってフレーム2に固定してあり、
該下ヨーク63に対向して前記コイル61を所定のギャ
ップを設けて挟むようにサイドヨーク部64aを有する
上ヨーク64を配置してあり、この系の成す磁気回路中
で前記コイル61に通電するとアーム5は所定の方向に
回動する構成である。尚、下ヨーク63と上ヨーク64
の平面方向位置合わせについては、下ヨーク63にガイ
ド穴を設けて上ヨーク64には該ガイド穴に係合する突
部を形成して(図示省略)双方の位置が決定付けられる
様に構成されている。
ム5のヘッド11とは反対側が略Y文字状に形成され、
この分岐したアーム5の分岐部5a,5bの間にコイル
61を固着しており、一方、磁石62を固着した下ヨー
ク63はネジ65によってフレーム2に固定してあり、
該下ヨーク63に対向して前記コイル61を所定のギャ
ップを設けて挟むようにサイドヨーク部64aを有する
上ヨーク64を配置してあり、この系の成す磁気回路中
で前記コイル61に通電するとアーム5は所定の方向に
回動する構成である。尚、下ヨーク63と上ヨーク64
の平面方向位置合わせについては、下ヨーク63にガイ
ド穴を設けて上ヨーク64には該ガイド穴に係合する突
部を形成して(図示省略)双方の位置が決定付けられる
様に構成されている。
【0027】更に、下ヨーク63及び上ヨーク64には
共通する位置に開口部64b,64c(図示省略してい
るが下ヨーク63については上ヨーク64に対応して開
口部63b,63cを設けてある。)を設け、該開口部
64bと開口部63bに例えばゴム材等で形成した弾性
体66を挿通し、もう一方の開口部64cと開口部63
cにも同様に例えばゴム材等で形成した弾性体67を挿
通して有り、アーム5が回動した時に前記アーム5の分
岐部5a,5bにそれぞれ当接してアーム5に対して緩
衝性ある回動範囲規制をしている。
共通する位置に開口部64b,64c(図示省略してい
るが下ヨーク63については上ヨーク64に対応して開
口部63b,63cを設けてある。)を設け、該開口部
64bと開口部63bに例えばゴム材等で形成した弾性
体66を挿通し、もう一方の開口部64cと開口部63
cにも同様に例えばゴム材等で形成した弾性体67を挿
通して有り、アーム5が回動した時に前記アーム5の分
岐部5a,5bにそれぞれ当接してアーム5に対して緩
衝性ある回動範囲規制をしている。
【0028】また、図2に示すヘッド11の位置は前記
ディスク1の内周側に移動した状態を図示していて、前
述したごとくディスク1に対して微小量だけ浮上して関
係し、データの記録再生可能な位置である。一方、ヘッ
ド11が外周側に移動する方向に前記アーム5が上記の
回動範囲規制されるまで回動していくと、該回動方向に
はディスク1の外側に固定されていて該ディスク1の外
周部の一部両面に臨み入る様に略Y文字状に分岐して(
図示省略)傾斜面8aを形成したカム8が配置されてお
り、ヘッド11は該カム8の傾斜面8aに摺接して案内
され、ディスク1に対して微小量だけ浮上して関係した
状態から完全に離間した状態に移行する構成にしてある
。尚、本実施例のディスク装置では、その機能状態の一
部のモードと完全停止時には、上記のディスク1に対し
てヘッド11が完全に離間した状態にコントロールされ
る構成にしてある。
ディスク1の内周側に移動した状態を図示していて、前
述したごとくディスク1に対して微小量だけ浮上して関
係し、データの記録再生可能な位置である。一方、ヘッ
ド11が外周側に移動する方向に前記アーム5が上記の
回動範囲規制されるまで回動していくと、該回動方向に
はディスク1の外側に固定されていて該ディスク1の外
周部の一部両面に臨み入る様に略Y文字状に分岐して(
図示省略)傾斜面8aを形成したカム8が配置されてお
り、ヘッド11は該カム8の傾斜面8aに摺接して案内
され、ディスク1に対して微小量だけ浮上して関係した
状態から完全に離間した状態に移行する構成にしてある
。尚、本実施例のディスク装置では、その機能状態の一
部のモードと完全停止時には、上記のディスク1に対し
てヘッド11が完全に離間した状態にコントロールされ
る構成にしてある。
【0029】そして、前記ヘッド11及びボイスコイル
モータ6と信号の授受を行なう接続手段として、例えば
ポリイミド材等で形成されたフレキシブルプリント基板
68を配置し、該フレキシブルプリント基板68の一部
にはヘッド11のアンプ回路素子69等を実装してあり
、一端が図1に示す制御回路基板7に接続されている。
モータ6と信号の授受を行なう接続手段として、例えば
ポリイミド材等で形成されたフレキシブルプリント基板
68を配置し、該フレキシブルプリント基板68の一部
にはヘッド11のアンプ回路素子69等を実装してあり
、一端が図1に示す制御回路基板7に接続されている。
【0030】以上、ディスク装置の記録再生機能につい
て説明してきたが、上述の記録再生機能はいずれも超精
密な細工が施されているものである。
て説明してきたが、上述の記録再生機能はいずれも超精
密な細工が施されているものである。
【0031】次に、この超精密な細工が施された記録再
生機能を取り巻く構成について説明する。
生機能を取り巻く構成について説明する。
【0032】図2に示す如く前述した記録再生機能を配
置したフレーム2は、略長方形状の各々の角部を取り除
いた平面形状をしており、該フレーム2を内包する如く
にその外周部を取り巻くカバー3は、フレーム2の平面
形状と略相似形状でやや大きな平面形状からなる図1に
示す如くの凹部を形成し、該凹部の中に前記フレーム2
を内包して、複数のネジ21によってフレーム2と結合
している。
置したフレーム2は、略長方形状の各々の角部を取り除
いた平面形状をしており、該フレーム2を内包する如く
にその外周部を取り巻くカバー3は、フレーム2の平面
形状と略相似形状でやや大きな平面形状からなる図1に
示す如くの凹部を形成し、該凹部の中に前記フレーム2
を内包して、複数のネジ21によってフレーム2と結合
している。
【0033】尚、カバー3は図1に示す如く図中上部は
略一面にわたって所定の剛性を確保する為の厚みを有し
ており、この上部の面からフレーム2を内包する為の側
壁が該フレーム2の外周全域にわたって形成され、フレ
ーム2に対して側面位置で互いにオーバーラップする様
にして組み合わせてあり、該カバー3は所謂シェル型構
造に構成されていて高剛性な事を特徴としている。
略一面にわたって所定の剛性を確保する為の厚みを有し
ており、この上部の面からフレーム2を内包する為の側
壁が該フレーム2の外周全域にわたって形成され、フレ
ーム2に対して側面位置で互いにオーバーラップする様
にして組み合わせてあり、該カバー3は所謂シェル型構
造に構成されていて高剛性な事を特徴としている。
【0034】そして、前述したフレーム2とモータ4の
機密性構成手段として配置したシール46とは別のもう
一方の機密性構成手段として、図1に示す如くフレーム
2とカバー3の遊勘部にシール23を配置し、外部と略
遮断される所定の略密閉清浄空間を形成して、前述した
超精密な細工が施された記録再生機能を保護している。
機密性構成手段として配置したシール46とは別のもう
一方の機密性構成手段として、図1に示す如くフレーム
2とカバー3の遊勘部にシール23を配置し、外部と略
遮断される所定の略密閉清浄空間を形成して、前述した
超精密な細工が施された記録再生機能を保護している。
【0035】一方、フレーム2を内包する如くにその外
周部を取り巻くカバー3は、図2に示す如く外周部まで
を含んで略々長方形状の平面形状をしており、各々の角
部には平面直角方向に開口する複数の第一の挿通口3a
を有している。該第一の挿通口3aには図1に示す如く
、半断面略コ文字状で第二の挿通口31aを有する例え
ばゴム材等で形成した円筒柱状の弾性部材31が挿勘(
図示省略するが、軸方向に2分割して挿勘組立性を向上
しても良い)され、該第二の挿通口31aには図1の下
方向から螺合されて例えばコンピュータ機器などの本体
機器に取付可能な雌ネジを有して略T文字状に形成され
たマウント部材32が一端から挿勘されて、所望の耐振
動特性,耐衝撃特性になる様に他端から座金33を介し
てネジ34によって前記弾性部材31を軸方向に所定の
量だけ圧縮し、平面方向及び平面直角方向に弾性を有す
るマウント部を構成している。
周部を取り巻くカバー3は、図2に示す如く外周部まで
を含んで略々長方形状の平面形状をしており、各々の角
部には平面直角方向に開口する複数の第一の挿通口3a
を有している。該第一の挿通口3aには図1に示す如く
、半断面略コ文字状で第二の挿通口31aを有する例え
ばゴム材等で形成した円筒柱状の弾性部材31が挿勘(
図示省略するが、軸方向に2分割して挿勘組立性を向上
しても良い)され、該第二の挿通口31aには図1の下
方向から螺合されて例えばコンピュータ機器などの本体
機器に取付可能な雌ネジを有して略T文字状に形成され
たマウント部材32が一端から挿勘されて、所望の耐振
動特性,耐衝撃特性になる様に他端から座金33を介し
てネジ34によって前記弾性部材31を軸方向に所定の
量だけ圧縮し、平面方向及び平面直角方向に弾性を有す
るマウント部を構成している。
【0036】そして、前記カバー3の各々の角部に形成
した複数の第一の挿通口3aに挿勘した前記弾性部材3
1の第二の挿通口31aに挿勘して支持された上記マウ
ント部材32は、各々独立して弾性支持された所謂独立
懸架構造である。
した複数の第一の挿通口3aに挿勘した前記弾性部材3
1の第二の挿通口31aに挿勘して支持された上記マウ
ント部材32は、各々独立して弾性支持された所謂独立
懸架構造である。
【0037】尚、前記マウント部材32と前記弾性部材
31の間には、前述したディスク装置の記録再生機能の
制御及び例えばコンピュータ機器などの本体機器とのイ
ンターフェース機能を司り、インターフェースコネクタ
等(図示省略)を装備した制御回路基板7を挟着してい
る。
31の間には、前述したディスク装置の記録再生機能の
制御及び例えばコンピュータ機器などの本体機器とのイ
ンターフェース機能を司り、インターフェースコネクタ
等(図示省略)を装備した制御回路基板7を挟着してい
る。
【0038】以上前述した本実施例のディスク装置につ
いて、ここで注目すべき点を以下の内容で整理する。
いて、ここで注目すべき点を以下の内容で整理する。
【0039】1)図1,図2及び図3で前述した如く、
本実施例のディスク装置は、前記ディスク1の回転駆動
機構,前記記録再生機構,前記アクチェータ機構機構等
を含んで構成されており、そのいずれの機構も超精密な
細工が施されていて、初期の性能を維持するには取り扱
いに細心の注意を払い,特に振動や衝撃などの外乱障害
から保護して臨む必要がある。
本実施例のディスク装置は、前記ディスク1の回転駆動
機構,前記記録再生機構,前記アクチェータ機構機構等
を含んで構成されており、そのいずれの機構も超精密な
細工が施されていて、初期の性能を維持するには取り扱
いに細心の注意を払い,特に振動や衝撃などの外乱障害
から保護して臨む必要がある。
【0040】ところが、従来例でも前述した如く、近年
、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置は機
器の小型化が進行し、その形態は例えばラップトップタ
イプのパーソナルコンピュータ等の様に一通りの機能が
集約された所謂オールインワンスタイルに変貌をとげ、
多岐に渡る利用用途に応じて持ち運んで使用する場面が
多くなっており、振動や衝撃などの外乱障害に遭遇する
機会が増してきた。
、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置は機
器の小型化が進行し、その形態は例えばラップトップタ
イプのパーソナルコンピュータ等の様に一通りの機能が
集約された所謂オールインワンスタイルに変貌をとげ、
多岐に渡る利用用途に応じて持ち運んで使用する場面が
多くなっており、振動や衝撃などの外乱障害に遭遇する
機会が増してきた。
【0041】そこで、本実施例では上記の超精密な細工
が施されたそれぞれの機構を特に振動や衝撃などの外乱
障害から保護し、初期の性能を維持する目的から、図1
,図2及び図3で前述した前記ディスク1の回転駆動機
構,前記記録再生機構,前記アクチェータ機構等の超精
密な細工が施されている記録再生機能を配置したフレー
ム2を、該フレーム2の平面形状と略相似形状でやや大
きな平面形状からなる凹部を形成して高剛性なカバー3
の凹部の中に内包し、フレーム2は該カバー3と複数箇
所で結合されていて、このフレーム2を内包して外周部
を取り巻き、複数箇所で結合しているカバー3は、外周
部までを含んで略々長方形状の平面形状をしており、各
々の角部には平面直角方向に開口する複数の第一の挿通
口3aを有していて、該第一の挿通口3aには半断面略
コ文字状で第二の挿通口31aを有する例えばゴム材等
で形成した円筒柱状の弾性部材31が挿勘され、該第二
の挿通口31aには図1の下方向から螺合されて例えば
コンピュータ機器などの本体機器に取付可能な雌ネジを
有して略T文字状に形成されたマウント部材32が一端
から挿勘されて、所望の耐振動特性,耐衝撃特性になる
様に他端から座金33を介してネジ34によって前記弾
性部材31を軸方向に所定の量だけ圧縮し、平面方向及
び平面直角方向に弾性を有するマウント部を構成してお
り、例えばコンピュータ機器などの本体機器に取付けら
れた状態で振動や衝撃などの外乱障害に遭遇しても、上
記の高剛性に構成されたカバー3に配設したマウント部
が充分な緩衝作用を果たして、この外乱障害を防御する
。
が施されたそれぞれの機構を特に振動や衝撃などの外乱
障害から保護し、初期の性能を維持する目的から、図1
,図2及び図3で前述した前記ディスク1の回転駆動機
構,前記記録再生機構,前記アクチェータ機構等の超精
密な細工が施されている記録再生機能を配置したフレー
ム2を、該フレーム2の平面形状と略相似形状でやや大
きな平面形状からなる凹部を形成して高剛性なカバー3
の凹部の中に内包し、フレーム2は該カバー3と複数箇
所で結合されていて、このフレーム2を内包して外周部
を取り巻き、複数箇所で結合しているカバー3は、外周
部までを含んで略々長方形状の平面形状をしており、各
々の角部には平面直角方向に開口する複数の第一の挿通
口3aを有していて、該第一の挿通口3aには半断面略
コ文字状で第二の挿通口31aを有する例えばゴム材等
で形成した円筒柱状の弾性部材31が挿勘され、該第二
の挿通口31aには図1の下方向から螺合されて例えば
コンピュータ機器などの本体機器に取付可能な雌ネジを
有して略T文字状に形成されたマウント部材32が一端
から挿勘されて、所望の耐振動特性,耐衝撃特性になる
様に他端から座金33を介してネジ34によって前記弾
性部材31を軸方向に所定の量だけ圧縮し、平面方向及
び平面直角方向に弾性を有するマウント部を構成してお
り、例えばコンピュータ機器などの本体機器に取付けら
れた状態で振動や衝撃などの外乱障害に遭遇しても、上
記の高剛性に構成されたカバー3に配設したマウント部
が充分な緩衝作用を果たして、この外乱障害を防御する
。
【0042】また、仮に前記マウント部の外乱障害防御
作用が不充分な状態に陥る程の過度の外乱障害に遭遇し
た場合にも、この外乱障害は上記の高剛性に構成された
カバー3が直接的に受け持ち、このカバー3に内包され
たフレーム2には直接的なストレス伝播が防止され、該
フレーム2に配置した前述の超精密な細工が施されてい
る記録再生機能を保護する。
作用が不充分な状態に陥る程の過度の外乱障害に遭遇し
た場合にも、この外乱障害は上記の高剛性に構成された
カバー3が直接的に受け持ち、このカバー3に内包され
たフレーム2には直接的なストレス伝播が防止され、該
フレーム2に配置した前述の超精密な細工が施されてい
る記録再生機能を保護する。
【0043】更に、例えばコンピュータ機器などの本体
機器に取付ける時に、該本体機器側の取付部が不均一な
平面であったり、歪み易い形状で有ったりしても、前記
構造はそのストレスを超精密な細工が施されている記録
再生機能を配置したフレーム2が直接破的に受ける構造
ではなく、一旦はカバー3で受けて緩衝作用によって歪
み防止され、前述の超精密な細工が施されている記録再
生機能を保護するので、信頼性は極めて向上する。
機器に取付ける時に、該本体機器側の取付部が不均一な
平面であったり、歪み易い形状で有ったりしても、前記
構造はそのストレスを超精密な細工が施されている記録
再生機能を配置したフレーム2が直接破的に受ける構造
ではなく、一旦はカバー3で受けて緩衝作用によって歪
み防止され、前述の超精密な細工が施されている記録再
生機能を保護するので、信頼性は極めて向上する。
【0044】更には、前記カバー3の各々の角部に形成
した複数の第一の挿通口3aに挿勘した前記弾性部材3
1の第二の挿通口31aに挿勘して支持された上記マウ
ント部材32は、各々独立して弾性支持された所謂独立
懸架構造で構成されており、例えばコンピュータ機器な
どの本体機器に取付けられた状態で振動や衝撃などの外
乱障害に遭遇したり、例えばコンピュータ機器などの本
体機器に取付ける時に該本体機器側の取付部が不均一な
平面であったり、歪み易い形状であったりしても、各々
のマウント部材32は独立した懸架作用を果たすので、
当該ストレスの緩衝作用はバランス良く果たされ、前記
カバー3の局部に応力集中を避けて変形等を防止し、前
述の超精密な細工が施されている記録再生機能への悪影
響を回避するので、極めて信頼性が高い。
した複数の第一の挿通口3aに挿勘した前記弾性部材3
1の第二の挿通口31aに挿勘して支持された上記マウ
ント部材32は、各々独立して弾性支持された所謂独立
懸架構造で構成されており、例えばコンピュータ機器な
どの本体機器に取付けられた状態で振動や衝撃などの外
乱障害に遭遇したり、例えばコンピュータ機器などの本
体機器に取付ける時に該本体機器側の取付部が不均一な
平面であったり、歪み易い形状であったりしても、各々
のマウント部材32は独立した懸架作用を果たすので、
当該ストレスの緩衝作用はバランス良く果たされ、前記
カバー3の局部に応力集中を避けて変形等を防止し、前
述の超精密な細工が施されている記録再生機能への悪影
響を回避するので、極めて信頼性が高い。
【0045】尚、上記の様に各々のマウント部材32が
独立した懸架作用を果たす構成では、前述したフレーム
2を内包したカバー3の各々の角部に構成したマウント
部とは異なり、図示説明を省略するが、例えばフレーム
2の各々の角部を前記カバー3の角部の様に略四方形に
なる様な平面形状に拡張して形成し、(逆に、カバー3
の各々の角部は前記フレーム2の角部の様にその角部を
取り除いた平面形状になる様に形成して、フレーム2に
被せる構成とする。)該拡張した各々の角部に例えばH
s50以下の比較的軟弾性のゴム材等で形成した前述の
様な弾性部材31を配置して、同様に該弾性部材31の
第二の挿通口31aにマウント部材32を挿勘して支持
する構成にしても、軟弾性の独立懸架作用によって上記
フレーム2へのストレス伝播が抑止されて上述の効果に
比較的近似した効果が得られる。 2) 前述したディスク装置の記録再生機能の制御及び例えば
コンピュータ機器などの本体機器とのインターフェース
機能を司り、インターフェースコネクタ等(図示省略)
を装備した制御回路基板7と該本体機器とを接続する場
合には、該インターフェースコネクタ等と本体機器のコ
ネクタ等とが挿抜されるものであり、図5に示した従来
例の様に制御回路基板104がフレーム101に装着さ
れた構造では双方のコネクタ等の挿抜ストレスが直接的
にフレーム101に伝播されて、前述の超精密な細工が
施されている記録再生機能に悪影響を及ぼすものである
が、本実施例の如く該制御回路基板7が上記の高剛性に
構成されたカバー3に配設したマウント部を介して装着
された構造では、上述の振動や衝撃などの外乱障害に遭
遇した場合と同様にそのストレスの緩衝作用が果たされ
、また、過度の該ストレスが作用した場合にも同様にカ
バー3に内包されたフレーム2には直接的なストレス伝
播が防止され、該フレーム2に配置した前述の超精密な
細工が施されている記録再生機能を保護するので、信頼
性は極めて高い。
独立した懸架作用を果たす構成では、前述したフレーム
2を内包したカバー3の各々の角部に構成したマウント
部とは異なり、図示説明を省略するが、例えばフレーム
2の各々の角部を前記カバー3の角部の様に略四方形に
なる様な平面形状に拡張して形成し、(逆に、カバー3
の各々の角部は前記フレーム2の角部の様にその角部を
取り除いた平面形状になる様に形成して、フレーム2に
被せる構成とする。)該拡張した各々の角部に例えばH
s50以下の比較的軟弾性のゴム材等で形成した前述の
様な弾性部材31を配置して、同様に該弾性部材31の
第二の挿通口31aにマウント部材32を挿勘して支持
する構成にしても、軟弾性の独立懸架作用によって上記
フレーム2へのストレス伝播が抑止されて上述の効果に
比較的近似した効果が得られる。 2) 前述したディスク装置の記録再生機能の制御及び例えば
コンピュータ機器などの本体機器とのインターフェース
機能を司り、インターフェースコネクタ等(図示省略)
を装備した制御回路基板7と該本体機器とを接続する場
合には、該インターフェースコネクタ等と本体機器のコ
ネクタ等とが挿抜されるものであり、図5に示した従来
例の様に制御回路基板104がフレーム101に装着さ
れた構造では双方のコネクタ等の挿抜ストレスが直接的
にフレーム101に伝播されて、前述の超精密な細工が
施されている記録再生機能に悪影響を及ぼすものである
が、本実施例の如く該制御回路基板7が上記の高剛性に
構成されたカバー3に配設したマウント部を介して装着
された構造では、上述の振動や衝撃などの外乱障害に遭
遇した場合と同様にそのストレスの緩衝作用が果たされ
、また、過度の該ストレスが作用した場合にも同様にカ
バー3に内包されたフレーム2には直接的なストレス伝
播が防止され、該フレーム2に配置した前述の超精密な
細工が施されている記録再生機能を保護するので、信頼
性は極めて高い。
【0046】3)図2に示す如く前述した記録再生機能
を配置したフレーム2の平面形状は、カバー3の平面形
状よりやや小さく形成され、カバー3は前記フレーム2
の平面形状と略相似形状で該フレーム2を内包可能な凹
部を有し、該カバー3は該凹部に前記フレーム2を内包
する構成にすると、前述した如く該カバー3は所謂シェ
ル型構造に構成されていて高剛性に構成できる。
を配置したフレーム2の平面形状は、カバー3の平面形
状よりやや小さく形成され、カバー3は前記フレーム2
の平面形状と略相似形状で該フレーム2を内包可能な凹
部を有し、該カバー3は該凹部に前記フレーム2を内包
する構成にすると、前述した如く該カバー3は所謂シェ
ル型構造に構成されていて高剛性に構成できる。
【0047】詳しくは、カバー3は図1に示し前述した
如く図中上部は略一面にわたって所定の剛性を確保する
為の厚みを有しており、この上部の面からフレーム2を
内包する為の側壁が該フレーム2の外周全域にわたって
形成され、フレーム2に対して側面位置で互いにオーバ
ーラップするようにして組み合わせてあり、該カバー3
とフレーム2の組み合わせ隙間は極めて少なく、また、
図1に示す如く前述の外部と略遮断された所定の略密閉
清浄空間の中に配置したヘッド11迄の経路は直線的な
隙間経路ではない構成になっており、該カバー3あるい
はフレーム2の一方か双方を電導性の良い例えばアルミ
ニューム材等で形成すると、例えば電界ノイズ等の外来
ノイズに微妙な悪影響を受け易いヘッド11に対するノ
イズ防御作用が向上する。
如く図中上部は略一面にわたって所定の剛性を確保する
為の厚みを有しており、この上部の面からフレーム2を
内包する為の側壁が該フレーム2の外周全域にわたって
形成され、フレーム2に対して側面位置で互いにオーバ
ーラップするようにして組み合わせてあり、該カバー3
とフレーム2の組み合わせ隙間は極めて少なく、また、
図1に示す如く前述の外部と略遮断された所定の略密閉
清浄空間の中に配置したヘッド11迄の経路は直線的な
隙間経路ではない構成になっており、該カバー3あるい
はフレーム2の一方か双方を電導性の良い例えばアルミ
ニューム材等で形成すると、例えば電界ノイズ等の外来
ノイズに微妙な悪影響を受け易いヘッド11に対するノ
イズ防御作用が向上する。
【0048】更に、上記構成のディスク装置は、外面が
極めてすっきりした構成であり、デザイン自由度が大き
く,また、外観美観に優れるディスク装置の提供を可能
にする。
極めてすっきりした構成であり、デザイン自由度が大き
く,また、外観美観に優れるディスク装置の提供を可能
にする。
【0049】4)前述の所謂シェル型構造で高剛性に形
成され、例えばコンピュータ機器などの本体機器に取付
ける為のマウント部を構成したカバー3に超精密な細工
が施されている記録再生機能を配置したフレーム2を内
包した本実施例の構造は、前述の様に該本体機器に取付
けられた状態で振動や衝撃などの外乱障害に遭遇した場
合でも該マウント部が充分な緩衝作用を果たしてこの外
乱障害を防御したり、また、取付の際のストレスから前
述の超精密な細工が施されている記録再生機能を保護し
たりするのみなず、本実施例の上記の構成はディスク装
置の小型化にとって有益な構成であり、とりわけ前記マ
ウント部を平面直角方向に方向軸を設定して構成して前
述の弾性部材31を配置すると該弾性部材31の配置有
効スペースが最大限活用可能であり、特に薄型化の技術
に有効である。
成され、例えばコンピュータ機器などの本体機器に取付
ける為のマウント部を構成したカバー3に超精密な細工
が施されている記録再生機能を配置したフレーム2を内
包した本実施例の構造は、前述の様に該本体機器に取付
けられた状態で振動や衝撃などの外乱障害に遭遇した場
合でも該マウント部が充分な緩衝作用を果たしてこの外
乱障害を防御したり、また、取付の際のストレスから前
述の超精密な細工が施されている記録再生機能を保護し
たりするのみなず、本実施例の上記の構成はディスク装
置の小型化にとって有益な構成であり、とりわけ前記マ
ウント部を平面直角方向に方向軸を設定して構成して前
述の弾性部材31を配置すると該弾性部材31の配置有
効スペースが最大限活用可能であり、特に薄型化の技術
に有効である。
【0050】また、本実施例の構造では、前記カバー3
は略々長方形状の平面形状をしていて各々の角部に前記
マウント部を構成しており、前述のフレーム2に配置し
た回転駆動機構,前記記録再生機構,前記アクチェータ
機構機構等の超精密な細工が施されている記録再生機能
を支える機能として、重量バランスに富んでいて安定す
る構成である。
は略々長方形状の平面形状をしていて各々の角部に前記
マウント部を構成しており、前述のフレーム2に配置し
た回転駆動機構,前記記録再生機構,前記アクチェータ
機構機構等の超精密な細工が施されている記録再生機能
を支える機能として、重量バランスに富んでいて安定す
る構成である。
【0051】総称すると、本実施例の構成は小型,薄型
化を求めるディスク装置の技術に有効であり、近年持ち
運んで使用する小型化されたパーソナルコンピュータ等
に搭載される様になったディスクが通称3.5インチサ
イズ,あるいは2.5インチサイズ以下のディスク装置
に適用すると、その効果が極めて有効に発揮される。 5) 前述した回動自在なアーム5の回動制御をしてディスク
1の所定の位置にヘッド11を移動位置決めせしめるボ
イスコイルモータ6は、予めディスク1に記録された位
置情報を該ヘッド11で読み取りながらこのヘッド11
を適正な位置に追随せしめる所謂サーボ制御によって作
動する構成であるが、該サーボ制御にとって前述の振動
や衝撃などの外乱障害は極めて有害な障害であり、ディ
スク装置の機構部や制御回路部に様々な工夫を施す必要
がある。
化を求めるディスク装置の技術に有効であり、近年持ち
運んで使用する小型化されたパーソナルコンピュータ等
に搭載される様になったディスクが通称3.5インチサ
イズ,あるいは2.5インチサイズ以下のディスク装置
に適用すると、その効果が極めて有効に発揮される。 5) 前述した回動自在なアーム5の回動制御をしてディスク
1の所定の位置にヘッド11を移動位置決めせしめるボ
イスコイルモータ6は、予めディスク1に記録された位
置情報を該ヘッド11で読み取りながらこのヘッド11
を適正な位置に追随せしめる所謂サーボ制御によって作
動する構成であるが、該サーボ制御にとって前述の振動
や衝撃などの外乱障害は極めて有害な障害であり、ディ
スク装置の機構部や制御回路部に様々な工夫を施す必要
がある。
【0052】そこで、この種の工夫を単純化可能ならし
める本実施例の特徴を述べる。図1,図2及び図3で前
述した如く、フレーム2を内包して結合しているカバー
3の各々の角部には平面直角方向に開口する複数の第一
の挿通口3aを有していて、該第一の挿通口3aには半
断面略コ文字状で第二の挿通口31aを有する例えばゴ
ム材等で形成した円筒柱状の弾性部材31が挿勘され、
該第二の挿通口31aには図1の下方向から螺合されて
例えばコンピュータ機器などの本体機器に取付可能な雌
ネジを有して略T文字状に形成されたマウント部材32
が一端から挿勘されて、所望の耐振動特性,耐衝撃特性
になる様に他端から座金33を介してネジ34によって
前記弾性部材31を軸方向に所定の量だけ圧縮し、平面
方向及び平面直角方向に弾性を有するマウント部を構成
しており、上記第一の挿通口3aと第二の挿通口31a
について着目すると、双方の挿通口は略円柱状の形状で
形成されて各々の中心は略一致した同軸関係に位置付け
てあるので、例えばコンピュータ機器などの本体機器に
取付けられた状態で振動や衝撃などの外乱障害に遭遇し
ても、前記弾性部材31及びマウント部材32には圧縮
または引っ張り作用の一方向の力が作用するのみで、例
えば曲げモーメント等の作用は防御されて大きな変位を
生じる曲げ変位または曲げモード共振等は発生せず,ま
た、振動系が単純なので、防振効果を有する周波数領域
を広く設定した防振設計が可能になり、前述の機構部や
制御回路部に施す様々な工夫の単純化が可能になるとと
もにディスク1の所定の位置にヘッド11を移動位置決
めせしめるボイスコイルモータ6の位置決め精度は極め
て向上する。
める本実施例の特徴を述べる。図1,図2及び図3で前
述した如く、フレーム2を内包して結合しているカバー
3の各々の角部には平面直角方向に開口する複数の第一
の挿通口3aを有していて、該第一の挿通口3aには半
断面略コ文字状で第二の挿通口31aを有する例えばゴ
ム材等で形成した円筒柱状の弾性部材31が挿勘され、
該第二の挿通口31aには図1の下方向から螺合されて
例えばコンピュータ機器などの本体機器に取付可能な雌
ネジを有して略T文字状に形成されたマウント部材32
が一端から挿勘されて、所望の耐振動特性,耐衝撃特性
になる様に他端から座金33を介してネジ34によって
前記弾性部材31を軸方向に所定の量だけ圧縮し、平面
方向及び平面直角方向に弾性を有するマウント部を構成
しており、上記第一の挿通口3aと第二の挿通口31a
について着目すると、双方の挿通口は略円柱状の形状で
形成されて各々の中心は略一致した同軸関係に位置付け
てあるので、例えばコンピュータ機器などの本体機器に
取付けられた状態で振動や衝撃などの外乱障害に遭遇し
ても、前記弾性部材31及びマウント部材32には圧縮
または引っ張り作用の一方向の力が作用するのみで、例
えば曲げモーメント等の作用は防御されて大きな変位を
生じる曲げ変位または曲げモード共振等は発生せず,ま
た、振動系が単純なので、防振効果を有する周波数領域
を広く設定した防振設計が可能になり、前述の機構部や
制御回路部に施す様々な工夫の単純化が可能になるとと
もにディスク1の所定の位置にヘッド11を移動位置決
めせしめるボイスコイルモータ6の位置決め精度は極め
て向上する。
【0053】6)従来例でも前述した如く、近年、ディ
スク装置の小型化に伴ってディスクは小径化の一途をた
どるとともに軽薄化も進行し、クランプによって変形等
が生じてその平滑精度が微妙に影響され易く、前述した
超精密な細工が施された記録再生機能の能力を左右する
要因になっていた。
スク装置の小型化に伴ってディスクは小径化の一途をた
どるとともに軽薄化も進行し、クランプによって変形等
が生じてその平滑精度が微妙に影響され易く、前述した
超精密な細工が施された記録再生機能の能力を左右する
要因になっていた。
【0054】そこで本実施例のディスク装置のクランプ
構造は、前述の超精密な細工が施された記録再生機能の
能力を充分に発揮する目的から、図1及び図3で前述し
た如く、ディスク1を前記ハブ42の段部42aに載置
し、該ディスク1に対して歪み等の応力伝播防止を司る
リング部材43を介してハブ42の端面42bの中心に
配したネジ45で固定されるバネ部材44の発する押圧
力によって前記ハブ42に押圧して固定する基本構造に
してあり、そして、該リング部材43の一方のディスク
1との当接面43aは例えばラップ加工等の加工手段に
より極めて平面精度が保証されて形成され、反対側の面
は図3に詳細図示する如く断面略円弧面な当接面43b
で形成されていて、初期形状が略フラットな円盤形状で
形成されていてネジ45の締め付けに応じて弾性変形す
るバネ部材44とは程良い当接関係が維持されて、前述
の押圧力が安定する様に構成してあり、該バネ部材44
の初期形状は、極めて単純で安定していて、安価に形成
できるばかりでなく、初期的な形成応力なども無いので
ネジ45の締め付けに応じて弾性変形して発する押圧力
は極めて安定する。
構造は、前述の超精密な細工が施された記録再生機能の
能力を充分に発揮する目的から、図1及び図3で前述し
た如く、ディスク1を前記ハブ42の段部42aに載置
し、該ディスク1に対して歪み等の応力伝播防止を司る
リング部材43を介してハブ42の端面42bの中心に
配したネジ45で固定されるバネ部材44の発する押圧
力によって前記ハブ42に押圧して固定する基本構造に
してあり、そして、該リング部材43の一方のディスク
1との当接面43aは例えばラップ加工等の加工手段に
より極めて平面精度が保証されて形成され、反対側の面
は図3に詳細図示する如く断面略円弧面な当接面43b
で形成されていて、初期形状が略フラットな円盤形状で
形成されていてネジ45の締め付けに応じて弾性変形す
るバネ部材44とは程良い当接関係が維持されて、前述
の押圧力が安定する様に構成してあり、該バネ部材44
の初期形状は、極めて単純で安定していて、安価に形成
できるばかりでなく、初期的な形成応力なども無いので
ネジ45の締め付けに応じて弾性変形して発する押圧力
は極めて安定する。
【0055】更に、バネ部材44の弾性変形量に関して
は、ネジ45の締め付けに応じて弾性変形する構成であ
るが、バネ部材44が弾性変形してハブ42の端面42
bに到達した状態でネジ45の締め付け完了になるとと
もに弾性変形量が決定付けられる構造であり、図6に示
して前述した従来例の様に、前記ハブ112の雄ネジ部
112bとの螺合摩擦及びディスク111とナット11
3のディスク押圧面113aの摺動摩擦が介在している
ナット113の締め付けトルクの設定管理によって間接
的に押圧力を設定管理するクランプ構造とは異なり、図
3に詳細図示した本実施例の構造はこの弾性変形量の設
定管理が極めて容易でかつ安定する構造であり、前述し
た様なディスク1の変形等から生じる平滑精度の悪化は
免れる事ができる。
は、ネジ45の締め付けに応じて弾性変形する構成であ
るが、バネ部材44が弾性変形してハブ42の端面42
bに到達した状態でネジ45の締め付け完了になるとと
もに弾性変形量が決定付けられる構造であり、図6に示
して前述した従来例の様に、前記ハブ112の雄ネジ部
112bとの螺合摩擦及びディスク111とナット11
3のディスク押圧面113aの摺動摩擦が介在している
ナット113の締め付けトルクの設定管理によって間接
的に押圧力を設定管理するクランプ構造とは異なり、図
3に詳細図示した本実施例の構造はこの弾性変形量の設
定管理が極めて容易でかつ安定する構造であり、前述し
た様なディスク1の変形等から生じる平滑精度の悪化は
免れる事ができる。
【0056】また、図3に詳細図示して前述した本実施
例の構造では、ネジ45の締め付けによりバネ部材44
の該ネジ45のネジ頭直下で弾性変形応力集中を緩和す
る配慮として、座金45を配置してあり、上記バネ部材
44の弾性変形は極めて均一に安定した弾性変形をし、
例えばディスク1に変形等を及ぼすような押圧力のアン
バランス等も無く、上述のディスク1の平滑精度安定化
に関しては更に効果を発揮する。尚、上記座金45の配
置は本実施例の絶体必要条件では無く、仮に配置しなく
とも上述のディスク1の平滑精度安定化は可能であるが
、好ましくはこの配置によってマスプロ段階の安定化,
または、上記バネ部材44の再生使用等に於て、その配
置効果を発揮する。
例の構造では、ネジ45の締め付けによりバネ部材44
の該ネジ45のネジ頭直下で弾性変形応力集中を緩和す
る配慮として、座金45を配置してあり、上記バネ部材
44の弾性変形は極めて均一に安定した弾性変形をし、
例えばディスク1に変形等を及ぼすような押圧力のアン
バランス等も無く、上述のディスク1の平滑精度安定化
に関しては更に効果を発揮する。尚、上記座金45の配
置は本実施例の絶体必要条件では無く、仮に配置しなく
とも上述のディスク1の平滑精度安定化は可能であるが
、好ましくはこの配置によってマスプロ段階の安定化,
または、上記バネ部材44の再生使用等に於て、その配
置効果を発揮する。
【0057】7)上記構成による本実施例のクランプ構
造は、図6に示して前述したナット113の締め付けに
よってディスク111を押圧クランプする従来例の様に
、該ナット113の締め付け時に前記ハブ112の雄ネ
ジ部112bとナット113の螺合により該ディスク1
11の直上で発塵したり、また、ナット113の締め付
け完了時にディスク111とナット113のディスク押
圧面113aの摺接によって発塵する様な摺動部分を設
けておらず、図1及び図3に図示して前述した本実施例
の構造では、ディスク1をハブ42の段部42aに載置
し、該ディスク1に対して歪み等の応力伝播防止を司る
リング部材43を介してハブ42の端面42bの中心に
配したネジ45で固定されるバネ部材44の発する押圧
力によって前記ハブ42に押圧して固定する基本構造に
してあり、ディスク1のクランプに際して該ディスク1
の近傍で相対的な摺動等の作動が無く、ディスク1に対
して単に押圧力が作用する構成なので、発塵等のトラブ
ルは回避され、前述のフレーム2とカバー3から形成し
た所定の略密閉清浄空間は清浄に維持されて、該略密閉
清浄空間によって保護されている前述の記録再生機能は
その機能を損なう事は無い。
造は、図6に示して前述したナット113の締め付けに
よってディスク111を押圧クランプする従来例の様に
、該ナット113の締め付け時に前記ハブ112の雄ネ
ジ部112bとナット113の螺合により該ディスク1
11の直上で発塵したり、また、ナット113の締め付
け完了時にディスク111とナット113のディスク押
圧面113aの摺接によって発塵する様な摺動部分を設
けておらず、図1及び図3に図示して前述した本実施例
の構造では、ディスク1をハブ42の段部42aに載置
し、該ディスク1に対して歪み等の応力伝播防止を司る
リング部材43を介してハブ42の端面42bの中心に
配したネジ45で固定されるバネ部材44の発する押圧
力によって前記ハブ42に押圧して固定する基本構造に
してあり、ディスク1のクランプに際して該ディスク1
の近傍で相対的な摺動等の作動が無く、ディスク1に対
して単に押圧力が作用する構成なので、発塵等のトラブ
ルは回避され、前述のフレーム2とカバー3から形成し
た所定の略密閉清浄空間は清浄に維持されて、該略密閉
清浄空間によって保護されている前述の記録再生機能は
その機能を損なう事は無い。
【0058】尚、本実施例ではネジ45の回転時にその
ネジ頭がバネ部材44と擦れて発塵等を防止する配慮と
して座金45を配置してあり、更に、ネジ45の回転時
に螺合部分から発塵する場合もあるが、該発塵について
はネジ45の締め付け完了状態でハブ42の端面42b
とバネ部材44の間に収容して押え付け、外部への発散
が防止される構造になっているので、発塵に対する信頼
性が高い。
ネジ頭がバネ部材44と擦れて発塵等を防止する配慮と
して座金45を配置してあり、更に、ネジ45の回転時
に螺合部分から発塵する場合もあるが、該発塵について
はネジ45の締め付け完了状態でハブ42の端面42b
とバネ部材44の間に収容して押え付け、外部への発散
が防止される構造になっているので、発塵に対する信頼
性が高い。
【0059】8)図6の従来例でも前述したが、ディス
ク装置の小型化に伴って前記ディスクの小径化,軽薄化
の他に、軽量化または高剛性化を狙ったり生産技術面の
高度化等に支えられて、従来はアルミニューム材で形成
されるのが一般的であったディスクも、昨今では例えば
ガラス材や高強度プラスチック材等で形成されたものが
台頭してきており、図6に示すナット113の締め付け
によって押圧クランプする従来例のクランプ構造では、
これらのディスクに対応する為に前記ハブ112,ディ
スク111,スペーサ114,ナット113を少なくも
同一の熱膨張係数から成る素材,または同一の素材で形
成しないと、温度変化等の環境条件にさらされた場合に
前述の押圧力が変化して所定のクランプ関係が維持でき
ない状態に陥るものであり、現実の問題として、それぞ
れの部材の形成上の制約から上記対応は難しかったが、
図1,図2及び図3に示し前述した本実施例によれば、
ネジ45の締め付けに応じて弾性変形するバネ部材44
の発する押圧力によってディスク1を前記ハブ42に押
圧して固定する基本構造であり、該バネ部材44の弾性
変形量は、上記温度変化等の環境条件にさらされた場合
の各々の部材の膨張量差に比較すれば遥かに大きな弾性
変形量であって、この膨張量差によるバネ部材44の発
する押圧力変化等は無視できる値であり、上記の様な新
しい素材で形成されたディスクへの対応性に富み、極め
て応用範囲が広い。
ク装置の小型化に伴って前記ディスクの小径化,軽薄化
の他に、軽量化または高剛性化を狙ったり生産技術面の
高度化等に支えられて、従来はアルミニューム材で形成
されるのが一般的であったディスクも、昨今では例えば
ガラス材や高強度プラスチック材等で形成されたものが
台頭してきており、図6に示すナット113の締め付け
によって押圧クランプする従来例のクランプ構造では、
これらのディスクに対応する為に前記ハブ112,ディ
スク111,スペーサ114,ナット113を少なくも
同一の熱膨張係数から成る素材,または同一の素材で形
成しないと、温度変化等の環境条件にさらされた場合に
前述の押圧力が変化して所定のクランプ関係が維持でき
ない状態に陥るものであり、現実の問題として、それぞ
れの部材の形成上の制約から上記対応は難しかったが、
図1,図2及び図3に示し前述した本実施例によれば、
ネジ45の締め付けに応じて弾性変形するバネ部材44
の発する押圧力によってディスク1を前記ハブ42に押
圧して固定する基本構造であり、該バネ部材44の弾性
変形量は、上記温度変化等の環境条件にさらされた場合
の各々の部材の膨張量差に比較すれば遥かに大きな弾性
変形量であって、この膨張量差によるバネ部材44の発
する押圧力変化等は無視できる値であり、上記の様な新
しい素材で形成されたディスクへの対応性に富み、極め
て応用範囲が広い。
【0060】9)図1,図2及び図3に示し前述した本
実施例のクランプ構造は、ディスク1をハブ42の段部
42aに載置し、該ディスク1に対して歪み等の応力伝
播防止を司るリング部材43を介してハブ42の端面4
2bの中心に配したネジ45で固定されるバネ部材44
の発する押圧力によって前記ハブ42に押圧して固定す
る基本構造で、該バネ部材44の初期形状は略フラット
な円盤形状で形成されており、極めて単純で安定してい
て、図6に示すナット113の締め付けによって押圧ク
ランプする従来例のクランプ構造の様に高精度なネジ形
成の為に高価なものになる事は無く、安価に形成できる
ばかりでなく、初期的な形成応力なども無いのでネジ4
5の締め付けに応じて弾性変形して発する押圧力は極め
て安定する。
実施例のクランプ構造は、ディスク1をハブ42の段部
42aに載置し、該ディスク1に対して歪み等の応力伝
播防止を司るリング部材43を介してハブ42の端面4
2bの中心に配したネジ45で固定されるバネ部材44
の発する押圧力によって前記ハブ42に押圧して固定す
る基本構造で、該バネ部材44の初期形状は略フラット
な円盤形状で形成されており、極めて単純で安定してい
て、図6に示すナット113の締め付けによって押圧ク
ランプする従来例のクランプ構造の様に高精度なネジ形
成の為に高価なものになる事は無く、安価に形成できる
ばかりでなく、初期的な形成応力なども無いのでネジ4
5の締め付けに応じて弾性変形して発する押圧力は極め
て安定する。
【0061】10)図1,図2及び図3に示し前述した
本実施例のクランプ構造は、ディスク1が一枚の状態を
図示して説明してきたが、当然の事ながら一枚のディス
ク1に限定されるものではなく、図示説明を省略するが
、図6に示して前述した従来例の様にスペーサ等を介在
して複数枚のディスク1を積層した構造であってもなん
ら支障が生じるものでは無く、上述した内容と同様の作
用,効果を得る事ができる。
本実施例のクランプ構造は、ディスク1が一枚の状態を
図示して説明してきたが、当然の事ながら一枚のディス
ク1に限定されるものではなく、図示説明を省略するが
、図6に示して前述した従来例の様にスペーサ等を介在
して複数枚のディスク1を積層した構造であってもなん
ら支障が生じるものでは無く、上述した内容と同様の作
用,効果を得る事ができる。
【0062】11)図1,図2及び図3に示し前述した
本実施例のクランプ構造は、最も安価で安定した好まし
い実施例を示しているが、ディスク1をハブ42の段部
42aに載置し、該ディスク1に対して歪み等の応力伝
播防止を司るリング部材43を介してハブ42の端面4
2bの中心に配したネジ45で固定されるバネ部材44
の発する押圧力によって前記ハブ42に押圧して固定す
る基本構造であるならば、前記バネ部材44の初期形状
は略フラットな円盤状に限定されるものでは無く、図示
説明を省略するが図3に実線で図示する如く中央が沈み
込む皿状であったり、また、この逆の中央が突出する皿
状の形状であっても良く、その中央部をネジ45で締め
付ける事によって中央が沈み込む弾性変形は可能なもの
であり、この弾性変形する時の応力伝播防止を司ってデ
ィスク1の歪み等防止する前述のリング部材43を配置
してあると、前記バネ部材44の初期形状には制約が無
い。そして、上記の様な皿状または逆皿状の初期形状か
ら成るバネ部材44を形成しても、図6に示し前述した
従来例のクランプ構造の様に高価なものになる事は無く
、遥かに安価に構成できる。
本実施例のクランプ構造は、最も安価で安定した好まし
い実施例を示しているが、ディスク1をハブ42の段部
42aに載置し、該ディスク1に対して歪み等の応力伝
播防止を司るリング部材43を介してハブ42の端面4
2bの中心に配したネジ45で固定されるバネ部材44
の発する押圧力によって前記ハブ42に押圧して固定す
る基本構造であるならば、前記バネ部材44の初期形状
は略フラットな円盤状に限定されるものでは無く、図示
説明を省略するが図3に実線で図示する如く中央が沈み
込む皿状であったり、また、この逆の中央が突出する皿
状の形状であっても良く、その中央部をネジ45で締め
付ける事によって中央が沈み込む弾性変形は可能なもの
であり、この弾性変形する時の応力伝播防止を司ってデ
ィスク1の歪み等防止する前述のリング部材43を配置
してあると、前記バネ部材44の初期形状には制約が無
い。そして、上記の様な皿状または逆皿状の初期形状か
ら成るバネ部材44を形成しても、図6に示し前述した
従来例のクランプ構造の様に高価なものになる事は無く
、遥かに安価に構成できる。
【0063】12
ディスク1とリング部材43及びバネ部材44の相対的
な関係に関して、図1,図2及び図3に示し前述した如
く、該リング部材43の一方のディスク1との当接面4
3aは例えばラップ加工等の加工手段により極めて平面
精度が保証されて形成され、反対側の面は図3に詳細図
示する如く断面略円弧面な当接面43bで形成されてい
る。そして前記バネ部材44の初期形状は、図3では2
点鎖線で詳細図示する如く略フラットな円盤形状で形成
されており、その中央部をネジ45で締め付ける事によ
って図3に実線で図示する如く中央が沈み込む皿状に弾
性変形する構成であり、このバネ部材44の弾性変形に
際しては、リング部材43に押圧力を付与するバネ部材
44は該リング部材43と相対的な圧接摺動現象が生じ
る。
な関係に関して、図1,図2及び図3に示し前述した如
く、該リング部材43の一方のディスク1との当接面4
3aは例えばラップ加工等の加工手段により極めて平面
精度が保証されて形成され、反対側の面は図3に詳細図
示する如く断面略円弧面な当接面43bで形成されてい
る。そして前記バネ部材44の初期形状は、図3では2
点鎖線で詳細図示する如く略フラットな円盤形状で形成
されており、その中央部をネジ45で締め付ける事によ
って図3に実線で図示する如く中央が沈み込む皿状に弾
性変形する構成であり、このバネ部材44の弾性変形に
際しては、リング部材43に押圧力を付与するバネ部材
44は該リング部材43と相対的な圧接摺動現象が生じ
る。
【0064】そこで、本実施例ではバネ部材44とリン
グ部材43が圧接する部分に無理な応力発生を防止する
目的から、上記リング部材43に断面略円弧面な当接面
43bを形成し、上述のバネ部材44とリング部材43
が圧接する部分が所謂転動する如くにスムーズに移動す
る様に構成してあり、双方の圧接部は程良い当接関係が
維持されて、前述の押圧力が安定する様に構成してある
。
グ部材43が圧接する部分に無理な応力発生を防止する
目的から、上記リング部材43に断面略円弧面な当接面
43bを形成し、上述のバネ部材44とリング部材43
が圧接する部分が所謂転動する如くにスムーズに移動す
る様に構成してあり、双方の圧接部は程良い当接関係が
維持されて、前述の押圧力が安定する様に構成してある
。
【0065】尚、上記の当接関係によれば、上述の圧接
摺動部の応力は極めて僅かなものであり、リング部材4
3に歪み等の変形をもたらす事は無く、上述の例えばラ
ップ加工等の加工手段により極めて平面精度が保証され
て形成されたディスク1との当接面43aに対する悪影
響も無いので、押圧クランプされたディスク1の平滑度
は極めて安定する。
摺動部の応力は極めて僅かなものであり、リング部材4
3に歪み等の変形をもたらす事は無く、上述の例えばラ
ップ加工等の加工手段により極めて平面精度が保証され
て形成されたディスク1との当接面43aに対する悪影
響も無いので、押圧クランプされたディスク1の平滑度
は極めて安定する。
【0066】次に本発明の他の実施例について図4に基
づいて説明する。図4は本発明のディスク装置の要部部
分断面図である。図4に示す内容と図1,図2及び図3
に示し前述した内容と異なるところは、前述のカバー3
に配設したマウント部の構成に係わるのみであり、該部
分については以下に説明するが、他の部分については全
く同様に構成してあるので説明を割愛する。尚、図1,
図2及び図3に示し前述した内容と同一の機能を有する
構成部分については、図4に示す各々の部材の符号も同
一に記してある。
づいて説明する。図4は本発明のディスク装置の要部部
分断面図である。図4に示す内容と図1,図2及び図3
に示し前述した内容と異なるところは、前述のカバー3
に配設したマウント部の構成に係わるのみであり、該部
分については以下に説明するが、他の部分については全
く同様に構成してあるので説明を割愛する。尚、図1,
図2及び図3に示し前述した内容と同一の機能を有する
構成部分については、図4に示す各々の部材の符号も同
一に記してある。
【0067】図4に於て、図1,図2及び図3で前述し
た超精密な細工が施されている記録再生機能を配置した
フレーム2は、前述のカバー3の凹部の中に内包され、
複数のネジ21によってカバー3と結合している。そし
て、フレーム2を内包する如くにフレーム2の外周部を
取り巻くカバー3は、図2に示し前述した如くに外周部
までを含んで略々長方形状の平面形状をしており、各々
の角部には平面直角方向に開口する複数の挿通口3cを
有している。該挿通口3cには図4に示す如く、図4の
下方向から螺合されて例えばコンピュータ機器などの本
体機器に取付可能な雌ネジを有して断面が略T文字状に
形成されたマウント部材32が一端から挿勘され、他端
から座金33を介してネジ34によって固定されるマウ
ント部を構成している。
た超精密な細工が施されている記録再生機能を配置した
フレーム2は、前述のカバー3の凹部の中に内包され、
複数のネジ21によってカバー3と結合している。そし
て、フレーム2を内包する如くにフレーム2の外周部を
取り巻くカバー3は、図2に示し前述した如くに外周部
までを含んで略々長方形状の平面形状をしており、各々
の角部には平面直角方向に開口する複数の挿通口3cを
有している。該挿通口3cには図4に示す如く、図4の
下方向から螺合されて例えばコンピュータ機器などの本
体機器に取付可能な雌ネジを有して断面が略T文字状に
形成されたマウント部材32が一端から挿勘され、他端
から座金33を介してネジ34によって固定されるマウ
ント部を構成している。
【0068】尚、前記マウント部材32と前記フレーム
2の間には前述したディスク装置の記録再生機能の制御
及び例えばコンピュータ機器などの本体機器とのインタ
ーフェース機能を司り、インターフェースコネクタ等(
図示省略)を装備した制御回路基板7を挟着している。
2の間には前述したディスク装置の記録再生機能の制御
及び例えばコンピュータ機器などの本体機器とのインタ
ーフェース機能を司り、インターフェースコネクタ等(
図示省略)を装備した制御回路基板7を挟着している。
【0069】以上、図4に示す上記の実施例と図1,図
2及び図3に示し前述した実施例と異なるところは、図
1,図2及び図3ではカバー3とマウント部材32が例
えばゴム材等で形成した円筒柱状の弾性部材31を介し
て結合してあるが、図4ではこの介在部材を設けずに構
成している。
2及び図3に示し前述した実施例と異なるところは、図
1,図2及び図3ではカバー3とマウント部材32が例
えばゴム材等で形成した円筒柱状の弾性部材31を介し
て結合してあるが、図4ではこの介在部材を設けずに構
成している。
【0070】しかしながら、前述した如く例えばコンピ
ュータ機器などの本体機器に取付ける為のマウント部を
配置したカバー3は、所謂シェル型構造で高剛性に形成
されていて、前述した記録再生機能を配置したフレーム
2を内包しているので、例えばコンピュータ機器などの
本体機器に取付ける場合に被るストレス等は、一旦はカ
バー3で受けて緩衝作用によってフレーム2に配置した
記録再生機能迄伝播しない様に防御したり、また、例え
ばコンピュータ機器などの本体機器に取付けられた状態
で振動や衝撃などの外乱障害に遭遇した場合でも、前述
のフレーム2と複数のネジ21によって結合している部
分で緩衝作用が果たされるので、図1,図2及び図3で
前述した内容と同様な作用効果が得られる。
ュータ機器などの本体機器に取付ける為のマウント部を
配置したカバー3は、所謂シェル型構造で高剛性に形成
されていて、前述した記録再生機能を配置したフレーム
2を内包しているので、例えばコンピュータ機器などの
本体機器に取付ける場合に被るストレス等は、一旦はカ
バー3で受けて緩衝作用によってフレーム2に配置した
記録再生機能迄伝播しない様に防御したり、また、例え
ばコンピュータ機器などの本体機器に取付けられた状態
で振動や衝撃などの外乱障害に遭遇した場合でも、前述
のフレーム2と複数のネジ21によって結合している部
分で緩衝作用が果たされるので、図1,図2及び図3で
前述した内容と同様な作用効果が得られる。
【0071】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、本発明
の実施例の中でも前述した数々の実用的効果を有するも
のであり、とりわけ本発明のディスク装置に於ては、少
なくも1枚のディスク,該ディスクを保持して回転駆動
する回転駆動機構,前記ディスクにデータの記録再生を
行なうヘッド,該ヘッドを前記ディスクの径方向の任意
の位置に移動位置決め動作を行なうアクチェータ機構か
ら成る記録再生機能を配置したフレームと、該フレーム
と対向して組み合わされ、外部と略遮断される所定の略
密閉清浄空間空間を形成するカバーと、本体機器への取
付機能を有する複数のマウント部とから成り、前記フレ
ームの平面形状はカバーの平面形状よりやや小さく形成
され、カバーは前記フレームの平面形状と略相似形状で
該フレームを内包可能な凹部を有し、該カバーは該凹部
に前記フレームを内包して結合するとともに前記マウン
ト部を備えて構成した事により、前記マウント部を例え
ばコンピュータシステム等の本体機器に取り付けた状態
で例えば激しい振動や衝撃などの外乱環境に遭遇しても
、該マウント部は前記カバーに備えられているので、前
述の記録再生機能を配置したフレームに対してダンパー
作用を果たし、該フレームへの外乱ストレス伝播を緩衝
したり、歪み防止をして前述の記録再生機能を保護する
。
の実施例の中でも前述した数々の実用的効果を有するも
のであり、とりわけ本発明のディスク装置に於ては、少
なくも1枚のディスク,該ディスクを保持して回転駆動
する回転駆動機構,前記ディスクにデータの記録再生を
行なうヘッド,該ヘッドを前記ディスクの径方向の任意
の位置に移動位置決め動作を行なうアクチェータ機構か
ら成る記録再生機能を配置したフレームと、該フレーム
と対向して組み合わされ、外部と略遮断される所定の略
密閉清浄空間空間を形成するカバーと、本体機器への取
付機能を有する複数のマウント部とから成り、前記フレ
ームの平面形状はカバーの平面形状よりやや小さく形成
され、カバーは前記フレームの平面形状と略相似形状で
該フレームを内包可能な凹部を有し、該カバーは該凹部
に前記フレームを内包して結合するとともに前記マウン
ト部を備えて構成した事により、前記マウント部を例え
ばコンピュータシステム等の本体機器に取り付けた状態
で例えば激しい振動や衝撃などの外乱環境に遭遇しても
、該マウント部は前記カバーに備えられているので、前
述の記録再生機能を配置したフレームに対してダンパー
作用を果たし、該フレームへの外乱ストレス伝播を緩衝
したり、歪み防止をして前述の記録再生機能を保護する
。
【0072】一方、上記の外乱環境は、昨今のコンパク
トで持ち運んで使用する事が可能なパーソナルコンピュ
ータ等ではしば過度の環境に遭遇する場合があり、仮に
前記マウント部の外乱障害防御作用が不充分な状態に陥
る程の過度の外乱障害に遭遇した場合でも、前記該カバ
ーは所謂シェル型構造に構成されていて高剛性であり、
該過度の外乱障害はこの高剛性に構成されたカバーが直
接的に受け持ち、このカバーに内包されたフレームには
直接的なストレス伝播が防止されて前述の記録再生機能
は保護され、上記の様な過度の振動や衝撃などの外乱環
境に対する適応に優れるばかりでなく、上記構成のディ
スク装置は、外面が極めてすっきりした構成であり、デ
ザイン自由度が大きく,また、外観美観に優れるディス
ク装置が構成可能で、更に、簡単な構造でディスク装置
の小型,薄型化の構成技術に有効であり、小型で持ち運
び等の機動性向上を狙うパーソナルコンピュータ等の構
成に好適なディスク装置を安価に構成できる等、本発明
の実用的効果は極めて大きい。
トで持ち運んで使用する事が可能なパーソナルコンピュ
ータ等ではしば過度の環境に遭遇する場合があり、仮に
前記マウント部の外乱障害防御作用が不充分な状態に陥
る程の過度の外乱障害に遭遇した場合でも、前記該カバ
ーは所謂シェル型構造に構成されていて高剛性であり、
該過度の外乱障害はこの高剛性に構成されたカバーが直
接的に受け持ち、このカバーに内包されたフレームには
直接的なストレス伝播が防止されて前述の記録再生機能
は保護され、上記の様な過度の振動や衝撃などの外乱環
境に対する適応に優れるばかりでなく、上記構成のディ
スク装置は、外面が極めてすっきりした構成であり、デ
ザイン自由度が大きく,また、外観美観に優れるディス
ク装置が構成可能で、更に、簡単な構造でディスク装置
の小型,薄型化の構成技術に有効であり、小型で持ち運
び等の機動性向上を狙うパーソナルコンピュータ等の構
成に好適なディスク装置を安価に構成できる等、本発明
の実用的効果は極めて大きい。
【図1】本発明のディスク装置の最も適切な一実施例で
あり、要部断面図である。
あり、要部断面図である。
【図2】本発明のディスク装置の最も適切な一実施例で
あり、平面要部断面図である。
あり、平面要部断面図である。
【図3】本発明のディスク装置の最も適切な一実施例で
あり、主要部詳細断面図である。
あり、主要部詳細断面図である。
【図4】本発明のディスク装置の他の実施例を示し、要
部部分断面図である。
部部分断面図である。
【図5】従来のディスク装置の要部側面図である。
【図6】従来のディスク装置の主要部部分断面図である
。
。
1 ・・・・・・・ ディスク
11 ・・・・・・・ ヘッド
2 ・・・・・・・ フレーム
3 ・・・・・・・ カバー
3a ・・・・・・・ 第一の挿通口3c ・・・・
・・・ 挿通口 31 ・・・・・・・ 弾性部材 31a ・・・・・・・ 第二の挿通口32 ・・・
・・・・ マウント部材4 ・・・・・・・ モー
タ 42 ・・・・・・・ ハブ 42a ・・・・・・・ 段部 43 ・・・・・・・ リング部材 43a ・・・・・・・ 当接面 44 ・・・・・・・ バネ部材 45 ・・・・・・・ ネジ 5 ・・・・・・・ アーム 6 ・・・・・・・ ボイスコイルモータ7 ・・・
・・・・ 制御回路基板
・・・ 挿通口 31 ・・・・・・・ 弾性部材 31a ・・・・・・・ 第二の挿通口32 ・・・
・・・・ マウント部材4 ・・・・・・・ モー
タ 42 ・・・・・・・ ハブ 42a ・・・・・・・ 段部 43 ・・・・・・・ リング部材 43a ・・・・・・・ 当接面 44 ・・・・・・・ バネ部材 45 ・・・・・・・ ネジ 5 ・・・・・・・ アーム 6 ・・・・・・・ ボイスコイルモータ7 ・・・
・・・・ 制御回路基板
Claims (1)
- 【請求項1】A)少なくも1枚のディスク,該ディスク
を保持して回転駆動する回転駆動機構, 前記ディス
クにデータの記録再生を行なうヘッド,該ヘッドを前記
ディスクの 径方向の任意の位置に移動位置決め動作
を行なうアクチェータ機構から成る記 録再生機能を
配置したフレームと、B)該フレームと対向して組み合
わされ、外部と略遮断される所定の略密閉清浄空間を形
成するカバーと、C)本体機器への取付機能を有する複
数のマウント部とから成り、前記フレームの平面形状は
前記カバーの平面形状よりやや小さく形成され、前記カ
バーは前記フレームの平面形状と略相似形状で前記フレ
ームを内包可能な凹部を有し、該カバーは、該凹部に前
記フレームを内包して結合するとともに前記マウント部
を備えて成る事を特徴とするディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1735091A JPH04255987A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1735091A JPH04255987A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04255987A true JPH04255987A (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=11941601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1735091A Pending JPH04255987A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04255987A (ja) |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP1735091A patent/JPH04255987A/ja active Pending
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