JPH04254651A - 内壁用い切断片含有装飾層 - Google Patents

内壁用い切断片含有装飾層

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Publication number
JPH04254651A
JPH04254651A JP3342091A JP3342091A JPH04254651A JP H04254651 A JPH04254651 A JP H04254651A JP 3342091 A JP3342091 A JP 3342091A JP 3342091 A JP3342091 A JP 3342091A JP H04254651 A JPH04254651 A JP H04254651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative layer
cut
wall
pieces
adhesive
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3342091A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahisa Inoue
井上 忠久
Hiroki Matsukawa
松川 博喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP3342091A priority Critical patent/JPH04254651A/ja
Publication of JPH04254651A publication Critical patent/JPH04254651A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イグサ科の多年草であ
る「い」(学術名ユンカス・エフサス)の切断片を利用
した建築物内壁の装飾壁に利用可能な、内壁用い切断片
含有装飾層に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物内壁としては、例えば綿状
繊維、木片等の粒状物、糸状繊維、有機繊維、無機材料
等の原料を混入した壁、内壁表面に、プリント模様を有
する合板又は布を貼着した装飾壁等が知られており、部
屋の用途及び好みの装飾に応じて種々選択して使用され
ている。また、いを畳調に織った織物を内壁面に貼着し
た装飾壁等も知られている。
【0003】しかしながら、前記いを原料とした織物を
用いる場合には、いを長繊維の状態で使用するため、利
用範囲及び利用方法が制限され、しかも経済的にも不利
であるという欠点がある。
【0004】一方、現在我国においては、いの生産量の
1/5程度が未利用のまま廃棄されているのが現状であ
り、また畳の製造時及び回収時に廃棄されるいの利用に
ついては何等検討されていないのが実状である。
【0005】
【発明が解決するための課題】従って本発明の目的は、
コテ塗り等の塗布方法により容易に形成することができ
、且つどのような形状の建築物内壁面においても、いの
素材が呈する意匠性を付与することができる内壁用い切
断片含有装飾層を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、畳の製造時及び回収
時に廃棄されるいを利用することが可能であり、経済的
に有利な内壁用い切断片含有装飾層を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、ひび割れ等が生じな
い強靱な内壁用い切断片含有装飾層を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、建築物
内壁下地面上に形成する装飾層であって、該装飾層が、
い切断片と接着剤とを含むことを特徴とする内壁用い切
断片含有装飾層が提供される。
【0009】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0010】本発明の内壁用い切断片含有装飾層は、例
えばこまい壁中塗土、ボード用石膏プラスター、合板、
布等で形成される建築物内壁下地面上に設ける装飾層で
あって、い切断片及び接着剤を含有する。
【0011】本発明において用いるい切断片は、例えば
乾燥させたいの原草を切断するか若しくは畳の製造時及
び回収時等に廃棄されるいを切断する等して得ることが
できる。該い切断片の繊維長は、好ましくは1mm以上
、20mm未満、特に2〜10mmであるのが望ましい
。使用に際しては、繊維長が均一であっても、また異な
っていても良く、所望の意匠性に合わせて種々選択する
ことができる。前記繊維長が1mm未満の場合には、い
の素材が呈する独特な意匠性が得られず、また20mm
以上の場合には作業性が低下し、且つ内壁下地面が露出
して意匠性が低下するので好ましくない。しかしながら
20mm以上のい切断片を、切断片全体に対して、30
重量%以内であれば前記問題もあまり生じない。更に該
い切断片の使用量は、建築物内壁下地面3.3m2あた
り700g以上、特に700〜750gの範囲であるの
が好ましい(いの比重は0.25〜0.3)。
【0012】本発明において用いる接着剤としては、例
えばアクリルスチレン樹脂系接着剤、イソシアネート樹
脂系接着剤、ゴム系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤等の
公知の接着剤を挙げることができ、使用に際しては作業
性を良好にするために、例えば水等の溶媒100重量部
に対して、接着剤を10〜30重量部の割合で混合希釈
して用いるのが好ましい。
【0013】本発明において、前記い切断片及び接着剤
の混合割合は、い切断片と建築物内壁下地面とが一体化
するように接着可能であれば特に限定されるものではな
いが、好ましくは重量比で、い切断片:接着剤が1:2
〜4の範囲である。前記接着剤の混合割合が、い切断片
に対して2未満の場合には、十分な接着力が得られず、
また4を超える場合には、乾燥に長時間を要するので好
ましくない。
【0014】本発明の内壁用い切断片含有装飾層を、建
築物内壁下地面に形成するには、例えば前記い切断片を
好ましくは予め小型練り舟等において空練りした後、接
着剤を添加して、い切断片に該接着剤が略均一に付くよ
うに混練する。この際得られるい切断片と接着剤との混
合物の粘度は、コテ塗等の所望の塗装方法に応じて調整
するのが好ましい。次いで前記混合物をコテ塗等により
建築物内壁下地面に、該下地面が露出しないように、1
層若しくは多層に塗布し乾燥する方法等を行うことによ
り装飾層を形成することができる。この際、得られる装
飾層の1層あたりの厚さは1.5〜2.0mm程度にす
るのが好ましく、また使用する接着剤と同様な接着剤を
水等により希釈し、予め該下地面に塗布しておくことも
可能である。更にまた本発明の内壁用い切断片含有装飾
層には、前記い切断片及び接着剤の他に、必要に応じて
、例えばメチルセルローズ染料等を含有させることもで
きる。
【0015】
【発明の効果】本発明の内壁用い切断片含有装飾層は、
強靱ない切断片を含有するので、従来にない独特の意匠
性を呈し、且つひび割れ等がなく、優れた耐久性を有す
る。また、従来利用されずに又は畳製造時及び回収時等
に廃棄されていたいの利用が可能であるので、経済的に
も極めて有利であり、更にはコテ塗等の方法によって容
易に形成することができるので、どのような形状の建築
物内壁下地面においても適用することができる。
【0016】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】
【実施例1】乾燥したいの原草(83〜97cm)を5
〜10mm(平均約7.5mm)に切断した後、得られ
たい切断片730gを小型練り舟において、1分間空練
りした。次いでアクリルスチレン樹脂系接着剤(商品名
「セルコードK」、ダイセル化学工業株式会社製)3k
gを水1kgで希釈し、前記い切断片上に添加して、練
り鍬を用いてい切断片に希釈した接着剤が均一に付くよ
うに3分間混練した。一方、建築物内壁下地面(ボード
用石膏プラスター)上に、前記希釈した接着剤を更に水
で希釈した接着剤をゴムコテを用いて塗布した。次に接
着剤が塗布された建築物内壁下地面に、前記い切断片と
接着剤との混合物を、下地面が露出しないように1層が
厚さ1.5mmになるように2層コテ塗りで塗布した後
、24時間乾燥させて装飾層を形成した。得られた装飾
層は、いの素材を活かした独特な意匠性を呈しており、
またひび割れ等の発生も見られなかった。更に装飾層形
成時における作業性も良好であった。
【0018】
【実施例2】い切断片の長さを2〜5mm又は8〜13
mmとした以外は、実施例1と同様に行って、装飾層を
形成した。得られた装飾層は、い切断片の長さによって
異なるが、いの素材を活かした独特な意匠性を呈してお
り、またひび割れ等の発生も見られなかった。更に装飾
層形成時における作業性も良好であった。
【0019】
【実施例3】い切断片の長さを20〜30mmとした以
外は、実施例1と同様に行って、装飾層を形成した。得
られた装飾層は、いの素材を活かした独特な意匠性を呈
しており、またひび割れ等の発生も見られなかった。し
かし装飾層形成時における作業性は、前記実施例1及び
2に比して悪く、下地面も露出しやすい状態であった。
【0020】
【実施例4】長さ2〜5mm、8〜13mm及び20〜
30mmのい切断片を重量比で1:1:1として混合し
たものを用いた以外は、実施例1と同様に行って、装飾
層を形成した。得られた装飾層は、いの素材を活かした
独特な意匠性を呈しており、またひび割れ等の発生も見
られなかった。更に装飾層形成時における作業性は、実
施例1及び2に比べてやや劣るが良好であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物内壁下地面上に形成する装飾層であ
    って、該装飾層が、い切断片と接着剤とを含むことを特
    徴とする内壁用い切断片含有装飾層。
JP3342091A 1991-02-04 1991-02-04 内壁用い切断片含有装飾層 Withdrawn JPH04254651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3342091A JPH04254651A (ja) 1991-02-04 1991-02-04 内壁用い切断片含有装飾層

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3342091A JPH04254651A (ja) 1991-02-04 1991-02-04 内壁用い切断片含有装飾層

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Publication Number Publication Date
JPH04254651A true JPH04254651A (ja) 1992-09-09

Family

ID=12386080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3342091A Withdrawn JPH04254651A (ja) 1991-02-04 1991-02-04 内壁用い切断片含有装飾層

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JP (1) JPH04254651A (ja)

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