JPH04249977A - 図形出力装置 - Google Patents

図形出力装置

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JPH04249977A
JPH04249977A JP2285189A JP28518990A JPH04249977A JP H04249977 A JPH04249977 A JP H04249977A JP 2285189 A JP2285189 A JP 2285189A JP 28518990 A JP28518990 A JP 28518990A JP H04249977 A JPH04249977 A JP H04249977A
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Application number
JP2285189A
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English (en)
Inventor
Toshio Kaneko
利雄 金子
Yoshiaki Haniyu
羽生 嘉昭
Hitomi Kumazaki
熊崎 ひとみ
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は出力画像のエッジ部のギザギザを除去するため
のアンチエイリアシング処理を実行する図形出力装置に
関し、より詳細には、着目画素の主走査方向隣接画素の
状態を判断して、パルス幅変調書込み、或いはパワー変
調書込みを選択的に実行する図形出力装置に関する。
〔従来の技術〕
コンピュータ・グラフィックスの分野では、その出力媒
体であるCRTに画像を表示する際、その表示画像をよ
り美しくするためにアンチエイリアシング処理という手
法が用いられている。
この処理は、第32図(a)に示すような階段上のギザ
ギザ部分(エイリアスと呼ばれる)に輝度変調をかけ、
視覚的に表示画像を第32図(b)に示すように滑らか
にするものである。
また、アンチエイリアシング処理後のデータを出力する
手段として多値カラー・レーザープリンターがあり、そ
の駆動方式としては、パワー変調方式、パルス幅変調方
式が一般的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、パワー変調方式にて静電潜像を形成する
多値プリンターでは、第33図(a)に示すように副走
査方向に延びた図形エッジの画素潜像が上下の画素潜像
と離れてしまいアンチエイリアシング処理の効果が減殺
されてしまうという問題点がある。
また、パルス幅変調方式にて静電潜像を形成する多値プ
リンターでは、第33図(b)に示すように主走査方向
にのびた図形のエッジの画素潜像が隣の画素潜像と離れ
てしまいアンチエイリアシング処理の効果が減殺されて
しまうという問題点がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、多値カラ
ー・レーザープリンターを用いたときに、画像の連続性
を確保し、アンチエイリアシング処理の効果をより高め
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するため、出力画像のエッジ
部のギザギザ(エイリアス)を滑らかに表現するアンチ
エイリアシング処理手段と、該アンチエイリアシング処
理手段により、アンチエイリアシング処理された画像デ
ータを多値に変換して出力するパルス幅変調書込部及び
パワー変調書込部とを有する画像出力手段と、前記アン
チエイリアシング処理を実行する際に、着目画素の主走
査方向隣接画素における画素面積率を判定する判定手段
とを備えた図形出力装置において、前記判定手段の判定
結果に基づいて、前記パルス幅変調書込部或いはパワー
変調書込部を選択する図形出力装置を提供するものであ
る。
また、着目画素の主走査方向隣接画素が所定の画素面積
率以上である場合に前記パルス幅変調書込部を選択し、
上記画素面積率以下である場合には前記パワー変調書込
部を選択する図形出力装置を提供するものである。
〔作 用〕
本発明の図形出力装置は、着目画素の主走査方向隣接画
素が所定の画素面積率以上であると判断した場合にはパ
ルス幅変調を実行し、反対に、着目画素の主走査方向隣
接画素が所定の画素面積率以下である場合にはパワー変
調を実行する。
また、着目画素の主走査方向隣接画素が飽和濃度値に達
している場合にはパルス幅変調を実行し、反対に着目画
素の主走査方向隣接画素が飽和濃度値に達していない場
合には、パワー変調を実行する。
〔実施例〕
以下、本発明の図形出力装置の一実施例を図面に基づい
て、 ■画像形成システムの概略構成 ■アンチエイリアシング処理 ■PDLコントローラの構成及び動作 ■画像処理装置の構成 ■多値カラー・レーザープリンターの構成(多値カラー
・レーザープリンターの現像部の構成及び動作) ■ドライバの多値駆動 の順で詳細に説明する。
■画像形成システムの概略構成 本実施例の画像形成システムは、DTP(デスク・トッ
プ・パブリッシング)から出力されるページ記述言語(
Page Description Language
:以下、PDL言語と記す)で記述されたベクトルデー
タと、画像読取り装置によって読み取られたイメージ画
像との両方の画像情報の画像形成を行える構成である。
以下、第1図を参照して、本実施例の画像形成システム
の構成を説明する。
画像形成システムは、PDL言語(本実施例ではポスト
スクリプト言語を使用)で記述された文書を作成するホ
ストコンピュータ100と、ホストコンピュータ100
からページ単位で送られてきたPDL言語をアンチエイ
リアシング処理を施しながら、赤(R)、緑(G)、青
(B)の3色のイメージ画像に展開するPDLコントロ
ーラ(本発明のアンチエイリアシング処理装置)200
と、光学系ユニットを介して画像情報を読み取る画像読
取り装置300と、PDLコントローラ200、或いは
、画像読取り装置300から出力されるイメージ画像を
入力して画像処理(詳細は後述する)を施す画像処理装
置400と、画像処理装置400の出力する多値イメー
ジデータを印字する多値カラー・レーザープリンター5
00と、PDLコントローラ200、画像読取り装置3
00、画像処理装置400、及び、多値カラー・レーザ
ープリンター500を制御するシステム制御部600と
から構成される。
■アンチエイリアシング処理 アンチエイリアシング処理方法としては、以下に示す方
法が知られている。
i.均一平均化法 ii.重み付け平均化法 iii.畳み込み積分法 上記各方法を順に説明する。
i.均一平均化法 均一平均化法は、各ピクセル(画素)をN*M(N、M
は自然数)のサブピクセルに分解し、高解像度でラスタ
計算を行った後、各ピクセルの輝度をN*Mサブピクセ
ルの平均をとって求めるものである。第2図(a)、(
b)を参照して、均一平均化法によるアンチエイリアシ
ング処理を具体的に説明する。
あるピクセルに画像の端がかかっている場合(ここでは
斜めの線の右下に画像がつながっているものとする)、
アンチエイリアシング処理を行わないときは、同図(a
)に示すように、このピクセルの輝度kidには表示で
きる階調の最高輝度(例えば、256階調ではkid=
255)が割り当てられる。このピクセルにN=M=7
の均一平均化法によるアンチエイリアシング処理を実施
する場合、同図(b)に示すように、ピクセルを7*7
のサブピクセルに分解し、画像に覆われているサブピク
セル数をカウントする。そのカウント数(28)を1ピ
クセル中の全サブピクセル数(この場合、49)で割っ
て規格化(平均化)したものを最高輝度(255)に掛
け、そのピクセルの輝度を算出する。このように均一平
均化法では、各ピクセルに画像がどのようにかかってい
るかを考慮にいれてそのピクセルの輝度を決める。
ii.重み付け平均化法 重み付け平均化法は、均一平均化法を一部変更したもの
であり、均一平均化法が1ピクセル中のサブピクセルを
全て同じ重み(即ち、画像のかかっているサブピクセル
を単純にカウントする)で取り扱ったのに対して、重み
付け平均化法は各サブピクセルに重みをもたせ、画像が
どのサブピクセルにかかっているかでそのサブピクセル
の輝度kidへの影響が異なるようにしている。尚、こ
の際の重みはフィルターを用いて付与する。
第3図(a)、(b)を参照して、第2図(a)と同し
画像データに、同じ分割法(N=M=7)で重み付け平
均化法を実施した例を示す。
第3図(a)は、フィルター(ここでは、conefi
lter)の特性を示し、対応するサブピクセルにこの
特性と同じ重みが与えられる。例えば、右上角のサブピ
クセルの重みは2である。各サブピクセルに画像がかか
っていた場合、フィルター特性より与えられた重みの値
がそのサブピクセルのカウント値となる。同図(b)に
は、サブピクセルの重みの違いによってかかった画像の
表示パターンを変えて示してある。この場合、重みを付
けて画像のかかったサブピクセルをカウントすると、1
99となる。この値を、均一平均化のときに対応してフ
ィルターの値の合計(この場合、336)で割って平均
化し、最高輝度に掛けて、このピクセルの輝度を算出す
る。尚、フィルターとしては、第4図(a),(b),
(c),(d)に示すフィルターが知られている。
iii.畳み込み積分法 畳み込み積分法は、1つのピクセルの輝度を決定するに
あたり、その周りのピクセルの様子も参照する方法であ
る。即ち、輝度を決定しようとする1ピクセルの周りN
’×N’ピクセルを、均一平均化法或いは重み付け平均
化法のピクセルに対応するものと考える。第5図は3×
3ピクセル参照の畳み込み積分法を示す。この図で、輝
度を決定しようとしているピクセルを51で示す。画像
は斜めの線の右下に続いており、黒く塗ったサブピクセ
ルがカウントされるサブピクセルである。
各ピクセルは、4*4に分割されている。従って、この
場合はフィルターとして12*12のものを用いること
になる。この方法はベクトル画像に含まれる高周波成分
を除去する効果がある。
一方、パーソナルコンピュータを用いた出版システム、
所謂、DTP(デスク・トップ・パブリッシング)の普
及に伴い、コンピュータ・グラフィックスで扱うような
ベクトル画像を印字するシステムが広く使われるように
なっている。その代表的なものとして、例えば、アドビ
社のポスト・スクリプトを用いたシステムがある。ポス
ト・スクリプトは、ページ記述言語の言語ジャンルに属
し、1枚のドキュメントを構成する内容について、その
中に入るテキスト(文字部分)や、グラフィックス、或
いは、それらの配置や体裁までを含めたフォームを記述
するためのプログラミング言語であり、このようなシス
テムでは、文字フォントとしてベクトルフォントを採用
している。従って、文字の変倍を行っても、ビットマッ
プフォントを使用したシステム(例えば、従来のワード
プロセッサ等)と比べて、格段に印字品質を向上させる
ことができ、また、文字フォントとグラフィックスとイ
メージを混在させて印字することができるという利点が
ある。
しかしながら、従来のアンチエイリアシング処理方法及
びその装置によれば、1つのピクセルを複数のサブピク
セル(例えば、49個のサブピクセル)に分割して、塗
りつぶされるサブピクセルの個数をカウントして面積率
(輝度)を算出するため、面積率の計算に時間がかかり
、表示速度或いは印字速度の向上の妨げになるという問
題点があった。特に、畳み込み積分法は、計算量が多い
のと複数のピクセルに影響が及ぶので処理速度の向上を
図りにくいという問題点がある。
上記に鑑みて、サブピクセル分割及び塗りつぶし個数の
カウントを行うことなく、且つ、高速に面積率を求める
アンチエイリアシング手法も提案されている。
iv.エッジ部画素の近似面積率を得る方法このアンチ
エイリアシング処理方法は、エッジ部画素を所定の直線
群で分割した場合のベクトルデータと所定の直線群との
交点の有無、及び、エッジの種類に基づいて、該エッジ
部画素の近似面積率を得るものである、以下、第6図(
a)〜(f)を参照して、交点の有無、及び、エッジの
種類から近似面積率を得る方法を詳細に説明する。
ベクトルデータによって与えられる直線L1(以下、ベ
クトル直線L1と記す)と、副走査方向yの各ラインy
0,、y1,y2とが、第6図(a)に示すように、交
点x0,x1,xzで交わる場合、このベクトル直線L
1の方程式は、例えば、これら2点(x0,y0),(
x1,y1)から次式(1)で求めることができる。
一方、画素Pに注目して、新たなx’y’座標系を設定
し、第6図(b)に示すように、該画素Pを直線l1,
l2,l3,l4,l5,l6,l7,l8の8つの直
線(以下、分割直線と記す)で分割する。ここで、各直
線の方程式は、それぞれ次式(3) ̄(10)で表され
る。
また、前述の(1)式で求めたベクトル直線L1の方程
式が、 であると仮定すると、このベクトル直線L1と画素Pを
分割する分割直線l1,l2,l3,l4,l5,l6
,l7,l8との交点の座標はそれぞれ次表の通りであ
る。
ここで、x’y’座標系における画素Pのx’及びy’
の範囲は、0≦x’≦1、0≦y’≦1であり、従って
、この画素Pの範囲内で交点が存在するのは、分割直線
l3,l4,l8の3つの分割直線となる。逆に、この
画素Pの範囲内で上記3つの分割直線l3,l4,l8
のみと交点を有するベクトル直線の方程式は、第6図(
c)に示すようにその交点をA及びBとすると、 交点Aの座標は(1/3<x’≦2/3,y’=1)交
点Bの座標は(x’=1,2/3<y’<1)の範囲を
必ず通過することになる。このため、該3つの分割直線
l3,l4,l8のみと交点を有するベクトル直線によ
って分割される画素Pの面積率は何れも近い値を示し、
換言すれば、所定の分割直線群と交点を有するベクトル
直線群を1つの集合とした場合、該集合のベクトル直線
群によって分割される画素Pの面積率は所定の範囲の似
かよった面積率を示す。従って、ベクトル直線と分割直
線l1,l2,l3,l4,l5,l6,l7,l8と
の交点情報によって分類した集合の個々の面積率は、1
つの面積率に近似することができる。
そこで、このアンチエイリアシング処理方法では、交点
情報と、更に、左右何れのエッジかを示すエッジ情報と
に基づいて、ベクトル直線の集合を作成し、予め、該集
合毎に近似面積率を求めて、例えば、第6図(d)に示
すような、交点情報,エッジ情報,及び,近似面積率か
らなるLUT(LookUp Table)を作成する
。その後、アンチエイリアシング処理を実施する際に、
サブピクセル分割を行ってエッジ部画素の面積率を演算
するのに換えて、交点情報とエッジ部情報に基づいて、
LUTから該当する近似面積率を入力してエッジ部画素
の出力調整を行うようにしたものである。
第6図(d)に示したLUTにおいて、エッジ情報フラ
グは、左エッジフラグ=1で右エッジフラグ=0のとき
、左エッジを示し、左エッジフラグ=0で右エッジフラ
グ=1のとき、右エッジを示す。
また、左エッジフラグ=右エッジフラグ=1のときは、
同図(e)に示すような頂点を表し、分割直線フラグ=
1のとき、それぞれの分割直線l1,l2,……l8と
ベクトル直線とが交差している(即ち、交点がある)こ
とを示している。LUTのデータD1の条件で考えられ
る直線を示したのが同図(e)であり、データD1は同
時に同図(e)に示す斜線部分の近似面積率を情報とし
て備えている。同様にLUTのデータD2の条件で考え
られる直線を示したのが同図(f)であり、データD2
は同図(f)に示す斜線部分の近似面積率を情報として
備えている。従って、例えば、同図(e)のベクトル直
線の面積率を求める場合、該ベクトル直線と分割直線l
1,l2,……l8との交点を求め、次にPDLの仕様
によって求められるエッジ情報を用いてエッジが左エッ
ジか、右エッジかを判定し、これら交点情報とエッジ情
報に基づいて、LUTから該当する近似面積率を得る。
■PDLコントローラの構成及び動作 第7図(a)は、PDLコントローラ200の構成を示
し、ホストコンピュータ100から送られてきたPDL
言語を受信する受信装置201と、受信装置201で受
信したPDL言語の格納制御及びアンチエイリアシング
処理の実行を行うCPU202と、内部システムバス2
03と、内部システムバス203を介して受信装置20
1から転送させるPDL言語を格納するRAM204と
、アンチエイリアシングプログラム等を格納したROM
205と、アンチエイリアシング処理を施した多値のR
GBイメージデータを格納するページメモリ206と、
ページメモリ206に格納したRGBイメージデータを
画像処理装置400に転送する送信装置207と、シス
テム制御部600との送受信を行うI/O装置208と
から構成される。
ここで、CPU202は、受信装置201で受信したP
DL言語をROM205に格納されたプログラムに従っ
て、内部システムバス203を通して、RAM204に
格納する。その後、1ページ分のPDL言語を受信し、
RAM204へ格納すると、後述するフローチャートに
基づいて、RAM204内の図形要素にアンチエイリア
シング処理方法を施し、多値のRGBイメージデータを
ページメモリ206のプレーンメモリ部206aに格納
する(ページメモリ206は、第7図(b)に示すよう
にR、G、Bのプレーンメモリ部206aと、特徴格納
情報メモリ部206bとからなる)。
ページメモリ206内のデータは、その後、送信装置2
07を介して画像処理装置400へ送られる。
本発明においては、予め0にクリアされた上記特徴情報
格納メモリ部206bに、以下の情報(2値表現)を格
納する。
01(b):100%濃度の画素が着目画素の主走査方
向の右側に存在する 10(b):100%濃度の画素が着目画素の主走査方
向の左側に存在する 以下、第8図(a)〜(g)を参照して、PDLコント
ローラ200の動作を説明する。
第8図(a)は、CPU202が行う処理のフローチャ
ートを示す。PDLコントローラ200は、前述したよ
うにホストコンピュータ100からページ単位で送られ
たきたPDL言語をアンチエイリアシング処理を施しな
がら、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のイメージ
画像に展開する。
PDL言語では、グラフィックスも文字も全てベクトル
データで記述されており、また、ページ記述言語という
呼び名が示す通り、画像情報の処理単位はページ単位で
扱うものである。更に、1ページは、1つ或いは複数の
要素(図形要素及び文字要素)から構成されるパスを単
位として、少なくとも1個以上のパスで構成される。
先ず、PDL言語を入力すると、その要素が曲線ベクト
ルか否か判定し、曲線ベクトルの場合はこれを直線ベク
トルに近似して、直線要素(ライン)として作業エリア
に登録する。これを1つのパス内の全ての図形及び文字
要素について行い、パス単位で作業エリアへ直線要素の
登録を実施する(処理1)。
そして、このパス単位に登録した作業エリアの直線要素
を直線の開始y座標によりソーティングする(処理2)
次に、処理3により、y座標を1つずつ更新しながら、
走査線による塗りつぶし処理を行う。例えば、第8図(
b)に示すパスの塗りつぶし処理を実施する場合、処理
する走査線ycの横切る辺の要素と、その走査線ycを
横切ったx座標の実数値(第8図(b)に示すx1 x
2 x3 x4)とをAET(Active Edge
 Table:走査線上に現れるエッジ部のX座標を記
録するテーブル)に登録する。
ここで、作業エリアに登録されている要素の順番は、処
理1で登録した順番になっているため、必ずしも走査線
ycを横切るx座標が小さい順に登録されているとは限
らない。例えば、処理1において、第8図(b)の走査
線ycとx3とを通過する直線要素が最初に処理された
場合には、走査線yc上に現れるエッジ部のx座標とし
てx3がAETに最初に登録される。そこで、AETの
登録後、AET内の各辺の要素をx座標の小さい順にソ
ーティングする。そして、AETの最初の要素から2つ
をペアにして、その間を塗りつぶす(走査線による塗り
つぶし処理)。アンチエイリアシング処理はこの塗りつ
ぶし処理において、エッジ部のピクセルの濃度及び輝度
を近似面積率に応じて調整することで実現する。その後
、処理済みの辺をAETから除去し、走査線を更新(y
座標を更新)し、AET内の辺を全て処理するまで、換
言すれば、1つのパス内の要素を全て処理するまで同様
の処理を繰り返す。
上記処理1、処理2、処理3の作業をパス単位に実行し
、1ページ分の全パスが終了するまで繰り返す。
次に、前述した処理3のスキャンラインによる塗りつぶ
し処理中に実行されるアンチエイリアシング処理につい
て、第8図(c)のフローチャートを参照して詳細に説
明する。
ここで、例えば、第8図(a)の処理1で、第9図(a
)に示すような五角形ABCDEが入力されたとすると
、この図形は、以下の要素を持つ。
(イ)AB、BC、CD、DE、EAの5本の線ベクト
ル(実数表現) (ロ)図形内部の色及び輝度値 この図形は前述の動作により、第9図(b)に示すよう
に、主走査方向に延びた7本の直線ベクトル(実数表現
)に分割される。この時、本実施例では、以下に示す情
報を7本の直線ベクトルの始点及び終点に付加する。即
ち、 (ハ)直線ベクトルの始点及び終点を構成するベクトル
要素(上記の(イ))の始点座標値(実数表現) (ニ)直線ベクトルの始点及び終点を構成するベクトル
要素の傾き情報 (ホ)直線ベクトルの始点及び終点の特徴情報(右エッ
ジ、左エッジ、図形の頂点、1ドット以下の線、直線の
交差部等) である。
サブピクセル塗り潰し処理(S401)は、上記(ハ)
及び(ニ)の情報に基づき、サブピクセル毎の塗り潰し
処理を実行する。1画素を3×3に分割したときの走査
線ymにおける処理結果を第9図(b)に示す。
ステップS401のサブピクセル塗り潰し処理は、その
辺を横切る全てのベクトルに対して同様な処理を繰り返
す(S402)。
輝度決定処理(S403)は、その走査線の最初の画素
から順番に、上記したアンチエイリアシング手法のフィ
ルターをかけ、各画素の寄与率にk≦1を計算する。
ここで、アンチエイリアシング処理として、例えば、均
一平均化法のフィルター(第9図(d))を第9図(c
)に示す各画素に掛けたときの結果を第9図(e)に示
す。
因に、アンチエイリアシング処理を実行せずに1ライン
毎の塗り潰し処理を実行すると、Xn、Xn+1の画素
の寄与率が共に1となり、その結果エイリアス(ギザギ
ザ)が発生する。
次に、重ね書き処理(S404)では、上記の新たな寄
与率Kにより、図形の各色毎の輝度値kr(赤)、kg
(緑)、kb(青)を計算する。
その計算式を以下に示す。
kr=(上記(ロ)で与えられる図形の赤の輝度値)×
k+(以前に塗られた赤の輝度値)×(1−k) kg=(上記(ロ)で与えられる図形の緑の輝度値)×
に+(以前に塗られた緑の輝度値)×(1−k) kb=(上記(ロ)で与えられる図形の青の輝度値)×
k+(以前に塗られた青の輝度値)×(1−k) 尚、以前に塗られた赤、緑、青の輝度値は、ページメモ
リ206のプレーンメモリ部206aのデータを参照に
する。
上記重ね書き処理(S404)の後、実行される隣接画
素判定処理(S407)は、第8図(d)に示すフロー
チャートに基づいた動作を実行する。
即ち、着目画素の左隣の輝度値hKを各プレーンメモリ
部206aから読み出す(S410)。その後、着目画
素の左隣の輝度値hKを判断する(S411)。hK=
0であれば一連の処理は終了し、hK=100%であれ
ば、次に着目画素の輝度値kを判断する(S412)。
上記ステップS411において、0<hK<100%で
も次に、着目画素の輝度値kを判断する(S413)。
上記ステップS412において、k=100%の場合に
は一連の処理は終了する。反対に0<k<100%であ
る場合には、着目画素に対応する特徴情報格納メモリ部
206bに上記01(b)を書き込む(S414)。
上記ステップS413において、0<k<100%であ
る場合には、一連の処理は終了する。
反対にk=100%である場合には、左隣の画素に対応
する特徴情報格納メモリ部206bに10(b)を書き
込む(S415)。
以上の隣接画素判定処理(S407)によって書き込ま
れた特徴情報格納メモリ部206bの内容を、各プレー
ンメモリ部206aのイメージ画像に同期させて、LD
駆動駆動処理部502(第10図参照)に出力する。
LD駆動処理部502は、上記特徴情報格納メモリ部2
06bの内容により、 00(b):パワー変調方式を選択 01(b):書込位置をエンドから算出したパルス幅変
調 10(b):スタートから書き込むパルス幅変調を実行
する。
ページメモリ描画処理(S405)は、上記kr、kg
、kbの輝度値をページメモリ206の各プレーンメモ
リ部206aに、また、各画素の特徴情報をページメモ
リ206の特徴情報格納メモリ部206bに格納する。
CPU202は、以上の処理を走査線(y座標)の最後
の画素まで繰り返す(S406)。また、上記(ニ)の
直線ベクトルの始点及び終点を構成するベクトル要素の
傾き情報により、(ハ)の直線ベクトルの始点及び終点
を構成するベクトル要素の始点座標値の内容も更新して
いく。
以上の動作により第8図(e)、(f)に示す静電潜像
が感光体面上に形成される。即ち、100%濃度の画素
が主走査方向に隣接する画素A、B、C、D、Eのみパ
ルス幅変調方式が選択され、その他はパワー変調方式に
より印字されるため、よりアンチエイリアシング処理の
効果を向上させることができる。
また、上記実施例においては、隣接画素濃度の判定を1
00%としたが、それに限定されるものではなく、一般
に、電子写真プロセスのγ特性は第8図(g)に示すよ
うにリニアではなく、図示した飽和濃度値Hnに達して
いる画素を対象画素とすることもできる。
この飽和濃度値Hnは、使用する現像方式によって異な
る。
■画像処理装置の構成 第10図を参照して画像処理装置400の構成を説明す
る。
画像処理装置400は、画像読取り装置300内のCC
D7r、7g、及び、7bで読み取った3色の画像信号
を記録に必要なブラック(BK)、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、及び、シアン(C)の各記録信号に変換
する。また、前述したPDLコントローラ200から与
えられるRGBイメージデータを同様にブラック(BK
)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、及び、シアン(
C)の各記録信号に変換する。ここで、画像読取り装置
300から画像信号を入力するモードを複写機モード、
PDLコントローラ200からRGBイメージデータを
入力するモードをグラフィックスモードと呼ぶ。
画像処理装置400は、CCD7r、7g、及び、7b
の出力信号を8ビットにA/D変換した色階調データを
入力し、該色階調データの光学的な照度むらや、CCD
7r、7g、7bの内部端子素子の感度ばらつき等に対
する補正を実行するシェーディング補正回路401と、
シェーディング補正回路401の出力する色階調データ
、或いは、PDLコントローラ200の出力する色階調
データ(RGBイメージデータ)の一方を前述したモー
ドに従って選択的に出力するマルチプレクサ402と、
マルチプレクサ402の出力する8ビットデータ(色階
調データ)を入力し、感光体の特性に合わせて階調性を
変更して6ビットデータとして出力するγ補正回路40
3と、γ補正回路403から出力される(R)、緑(G
)、青(B)の階調を示す6ビットの階調データをそれ
ぞれの補色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロー(Y)の階調データ(6ビット)に変換する補色生
成回路405と、補色生成回路405から出力されるY
、M、Cの各階調データに所定のマスキング処理を行う
マスキング処理回路406と、マスキング処理後のY、
M、Cの各階調データを入力してUCR処理及び黒発生
処理を実行するUCR処理・黒発生回路407と、UC
R処理・黒発生回路407から出力されるY、M、C、
及び、BKの各6ビットの階調データを3ビットの階調
データY1,M1,C1,及び、BK1に変換し、多値
カラー・レーザープリンター500内部のレーザー駆動
処理部502に出力する階調処理回路408と、画像処
理装置400の各回路の同期をとるための同期制御回路
409とから構成される。
尚、詳細は省略するが、γ補正回路403はコンソール
700の操作ボタンより任意に階調性を変更できる構成
である。
また、階調処理回路408で使用するアルゴリズムとし
ては、多値ディザ法、多値誤差拡散法等を通用すること
ができ、例えば、多値ディザ法のディザマトリクスを3
×3とすると、多値カラー・レーザープリンター500
の階調数は3×3の面積階調と、3ビット(即ち、8段
階)の多値レベルの積となり、 3×3×8=72(階調) となる。
次に、マスキング処理回路406及びUCR処理・黒発
生回路407の処理について説明する。
マスキング処理回路406のマスキング処理の演算式と
しては一般に、 Yi,Mi,Ci:マスキング処理前データYo,Mo
,Co:マスキング処理後データである。
また、UCR処理・黒発生回路407のUCR処理の演
算式も一般に、 が用いられる。
従って、この実施例ではこれらの式から両方の係数の積
を用いて、新しい係数を求めている。
本実施例では、このマスキング処理とUCR処理を同時
に行う新しい係数(a11”等)を予め計算して求め、
更に、該新しい係数を用いて、マスキング処理回路40
6の予定された入力値Yi,Mi,Ci(各6ビット)
に対応する出力値(Yo’等:UCR処理・黒発生回路
407の演算結果となる値)を求め、予め所定のメモリ
に記憶している。
従って、本実施例では、マスキング処理回路406とU
CR処理・黒発生回路407は1組のROMで構成され
ており、マスキング処理回路406の入力Y、M、Cで
特定されるアドレスのデータがUCR処理・黒発生回路
407の出力として与えられる。
尚、一般的に言って、マスキング処理回路406は記録
像形成用トナーの分光反射波長の特性に合わせてY、M
、C信号を補正するものであり、UCR処理・黒発生回
路407は各色トナーの重ね合わせにおける色バランス
用の補正を行うものである。UCR処理・黒発生回路4
07を通ると、入力されるY、M、Cの3色のデータの
合成により黒成分のデータBKが生成され、出力のY、
M、Cの各色成分のデータは黒成分データBKを差し引
いた値に補正される。
■多値カラー・レーザープリンターの構成(多値カラー
・レーザープリンターの現像部の構成及び動作) 先ず、第11図に示す制御ブロック図を参照して、多値
カラー・レーザープリンター500の概略構成を説明す
る。
感光体現像処理部501は後述する感光体ドラムの表面
を一様に帯電し、荷電面をレーザービームで露光して潜
像を形成し、その潜像をトナーで現像して記録紙に転写
するものであり、詳細は後述するがBKデータの現像・
転写を行うブラック現像・転写部501bkと、Cデー
タの現像・転写を行うシアン現像・転写部501cと、
Mデータの現像・転写を行うマゼンタ現像・転写部50
1mと、Yデータの現像・転写を行うイエロー現像・転
写部501yとを備えている。
レーザー駆動処理部502は、前述した画像処理装置4
00から出力されるY、M、C、BKの3ビットデータ
(ここでは、画像濃度データとなる)を入力して、レー
ザービームを出力するものであり、Y、M、Cの3ビッ
トデータを入力するバッファメモリ503y、503m
、503cと、Y、M、C、BKのそれぞれ対応したレ
ーザービームを出力するレーザーダイオード504y、
504m、504c、504bkと、レーザーダイオー
ド504y、504m、504c、504bkをそれぞ
れ駆動するドライバ505y、505m、505c、5
05bkとから構成される。
尚、感光体現像処理部501のブラック現像・転写部5
01bkと、レーザー駆動処理部502レーザーダイオ
ード504bk、及び、ドライバ505bkとの組合せ
をブラック記録ユニットBKU(第12図参照)と呼ぶ
。同様に、シアン現像・転写部501c、レーザーダイ
オード504c、ドライバ505c、及び、バッファメ
モリ503cの組合せをシアン記録ユニットCU(第1
2図参照)、マゼンタ現像・転写部501m、レーザー
ダイオード504m、ドライバ505m、及び、バッフ
ァメモリ503mの組合せをマゼンタ記録ユニットMU
(第12図参照)、イエロー現像・転写部501y、レ
ーザーダイオード504y、ドライバ505y、及び、
バッファメモリ503y(7)組合せをイエロー記録ユ
ニットYU(第12図参照)と呼ぶ。これらの各記録ユ
ニットは、図示の如く、記録紙を搬送する搬送ベルト5
06の周囲に記録紙の搬送方向からブラック記録ユニッ
トBKU、シアン記録ユニットCU、マゼンタ記録ユニ
ットMU、イエロー記録ユニットYUの順に配設されて
いる。
このような各記録ユニットの配列によって、最初に露光
開始となるのはブラック露光用のレーザーダイオード5
04bkであり、イエロー露光用のレーザーダイオード
504yが最後に露光を開始することになる。従って、
各レーザーダイオード間で露光開始順に時間差があり、
該時間差の間記録データ(画像処理装置400の出力)
を保持するため、レーザー駆動処理部502には前述し
た3組のバッファメモリ503y、503m、503c
が備えられている。
次に、第12図を参照して多値カラー・レーザープリン
ター500の構成を具体的に説明する。
多値カラー・レーザープリンター500は、記録紙を搬
送する搬送ベルト506と、前述したように搬送ベルト
506の周囲に配設された各記録ユニットYU、MU、
CU、BKUと、記録紙を収納した給紙カセット507
a、507bと、給紙カセット507a、507bから
それぞれ記録紙を送り出す給紙コロ508a、508b
と、給紙カセット507a、507bから送り出された
記録紙の位置合わせを行うレジストローラ509と、搬
送ベルト506によって記録ユニットBKU、CU、M
U、YUを順次搬送されて転写された画像を記録紙に定
着される定着ローラ510と、記録紙を所定の排出部(
図示せず)に排出する排紙コロ511とから構成される
。ここで、各記録ユニットYU、MU、CU、BKUは
、感光体ドラム512y、512m、512c、512
bkと、それぞれ感光体ドラム512y、512m、5
12c、512bkを一様に帯電する帯電器513y、
513m、513c、513bkと、感光体ドラム51
2y、512m、512c、512bkにレーザービー
ムを導くためのポリゴンミラー514y、514m、5
14c、514bk及びモータ515y、515m、5
15c、515bkと、感光体ドラム512y、512
m、512c、512bk上に形成された静電潜像をそ
れぞれ該当する色のトナーを用いて現像するトナー現像
装置516y、516m、516c、516bkと、現
像したトナー像を記録紙に転写する転写帯電器517y
、517m、517c、517bkと、転写後に感光体
ドラム512y、512m、512c、512bk上に
残留するトナーを除去するクリーニング装置518y、
518m、518c、518bkとから構成される。尚
、519y、519m、519c、519bkは、それ
ぞれ感光体ドラム512y、512m、512c、51
2bk上に設けられた所定のパターンを読み取るための
CCDラインセンサーを示し、詳細は省略するが、これ
によって多値カラー・レーザープリンター500のプロ
セス状態の検知を行う。
以上の構成において、イエロー記録ユニットYUの露光
・現像・転写を例にその動作を説明する。
第13図(a)(b)はイエロー記録ユニットYU(7
)露光系の構成を示す。同図において、レーザーダイオ
ード504yから出射されたレーザービームはポリゴン
ミラー514yで反射されて、f−θレンズ502yを
通過して、更にミラー521y、522yで反射されて
防塵ガラス523yを通して感光体ドラム512yに照
射される。このときレーザービームはポリゴンミラー5
14yがモータ515yで定速回転駆動されるので、感
光体ドラム512yの軸に沿う方向(主走査方向)に移
動する。また、本実施例では、主走査の走査位置追跡の
ための基点を検知するため、非露光位置のレーザービー
ムをフォトセンサ524yを配設してある。レーザーダ
イオード504yは記録データ(画像処理装置400か
らの3ビットデータ)に基づいて発光付勢されるので、
記録データに対応した多値露光が、感光体ドラム504
yの表面に対して行われる。感光体ドラム504yの表
面は、前述したように予め帯電器513yで一様に荷電
されており、上記露光により原稿画像対応の静電潜像が
形成される。該静電潜像はイエロー現像装置516yで
現像され、イエローのトナー像となる。このトナー像は
、第12図に示したように、カセット507a(或いは
、507b)から給紙コロ508a(或いは、508b
)で繰り出され、レジストローラ509によってブラッ
ク記録ユニットBKUのトナー像形成と同期をとって、
搬送ベルト506によって搬送されてきた記録紙に転写
される。
他の記録ユニットBKU、CU、MUも同様な構成で同
様な動作を実行するが、ブラック記録ユニットBKUは
ブラックトナー現像装置516bkを備え、ブラックの
トナー像の形成及び転写を行い、シアン記録ユニットC
Uはシアントナー現像装置516cを備え、シアンのト
ナー像の形成及び転写を行い、マゼンタ記録ユニットM
Uはマゼンタトナー現像装置516mを備え、マゼンタ
のトナー像の形成及び転写を行う。
■ドライバの多値駆動 ドライバ505y、505m、505c、505bkは
、画像処理装置400から送られてくるY、M、C、B
Kの3ビットデータに基づいて、該当するレーザーダイ
オード504y、504m、504c、504bkを多
値駆動するための制御を行うものであり、その駆動方法
としては、パワー変調、パルス幅変調等が一般的に用い
られている。
以下、本実施例で適用するパワー変調、パルス幅変調、
パルス位置変調の3方式を統合した多値駆動を第14図
〜第31図を参照して詳細に説明する。尚、ドライバ5
05y、505m、505c、505bk、及び、レー
ザーダイオード504y、504m、504c、504
bkはそれぞれ同一の構成であるため、ここでは、ドラ
イバ505y及びレーザーダイオード504yを例とし
て説明する。
ドライバ505yは、第14図に示すように、所定のL
Dドライブクロック(LDCK)に基づいて、レーザー
ダイオード504yをon/offするレーザーダイオ
ードon/off回路322と、3ビットのパワーデー
タnnをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ32
1と、画像濃度値に基づくアナログ信号をD/Aコンバ
ータ321から入力して、レーザーダイオード504y
を駆動する電流(LD駆動電流)Idをレーザーダイオ
ードon/off回路322に供給する定電流回路32
3と、3ビットのパルス幅データmm及びパルスーデー
タxxに基づいて、LDドライブクロックのパルス幅及
びパルス位置を変調するパルス幅/位置変調回路320
とから構成される。
次に、第15図を参照して、レーザーダイオードon/
ofr回路322、D/Aコンバータ321、及び、定
電流回路323の具体的な回路構成を示す。レーザーダ
イオードon/off回路322は、TTLインバータ
553、554と、on/offのトグル動作をする差
動型スイッチング回路555、556と、VG1>VG
2の時、差動型スイッチング回路555がon、差動型
スイッチング回路556がoff、VG1<VG2の時
、差動型スイッチング回路555がoff、差動型スイ
ッチング回路556がonとなる条件を満足するVG2
を生成する分圧回路を形成する抵抗R2,R3とから構
成される。従って、LDドライブクロックが“1”の時
にインバータ554の出力がVG1を生成し、前記条件
(VG1>VG2)を満足し、差動型スイッチング回路
555がon、差動型スイッチング回路556がoff
して、レーザーダイオード504yをonする。また、
逆にLDドライブクロックが“0”の時には、インバー
タ554の出力のないため、前記条件(VG1<VG2
)を満足し、差動型スイッチン20路555がoff、
差動型スイッチング回路556がonして、レーザーダ
イオード504yをoffする。
D/Aコンバータ321は、入力した画像濃度データを
LDドライブクロックが“1”の間ラッチするラッチ5
57と、最大出力値Vrefを与えるVref発生器5
58と、画像濃度データ及び最大出力値Vrefに基づ
いてアナログデータVdを出力する3ビットD/Aコン
バータ559とから構成される、尚、ここでVdと画像
濃度データ及び最大出力値Vrefとの関係は次式によ
って表される。
Vd=Vref×{画像濃度データ(入力値)/(23
−1)}定電流回路323は、前述したようにレーザー
ダイオードon/off回路322にレーザーダイオー
ド504yの電流を供給するものであり、トランジスタ
ー560と、抵抗R4,R5とから構成される。D/A
コンバータ321からの出力Vdはトランジスター56
0のベースに加えられ、抵抗R4に印加される電圧を決
定する。換言すれば、抵抗R4に流れる電流はトランジ
スター560のコレクタ電流にほぼ等しいため、Vdに
よってレーザーダイオード504yに流れる電流Idが
制御される。
次に、パルス幅/位置変調回路320について説明する
第16図にパルス幅/位置変調回路320の一実施例を
示す。
330〜338はインバータ回路、339〜345は遅
延素子で、各々t1〜t7の遅延時間をLDCKに対し
て与える。
346〜366はAND回路、367〜371はバッフ
ァ回路、371〜380はOR回路であり、更に383
〜386、390は各々8入力のセレクタ回路であり、
A、B、Cの選択入力によってD0〜D7の中から1つ
選択し、Y出力に出す。尚、A、B、Cと選択の関係を
第17図に示す。
387、388は4入力のセレクタ回路で、A、Bの選
択入力によってD0〜D3の中から1つを選択し、Y出
力に出す。尚、A、Bと選択の関係は第18図に示す。
389は2入力のセレクタ回路でAの選択入力によって
D0、D1の一方を選択し、Y出力に出す。尚、Aと選
択の関係は第19図に示す。
381、382はラッチで、クロック入力の立ち上がり
でD0〜D2入力をラッチし、Q0〜Q2に出力する。
これは、PWD0〜2、PPD0〜2のデータをLDC
Kの立ち上がりでラッチして保持し、これらの入力が次
のLDCKの立ち上がりまでの間、変化しても異常動作
をおこさないためのものである。
セレクタ383〜389はパルス位置変調されたパルス
をPPD0〜2の選択データによって選択するものであ
る。また、セレクタ390はパルス位置変調された各パ
ルス幅のクロックをPWD0〜2の選択データによって
選択し、LDCK1を生成するものである。
第20図に第16図に示したC0〜C7のタイミングチ
ャートを示す。また、第21図にP11〜P18、P2
1〜P27、P31〜P36、P41〜P45、P51
〜P54、P61〜P63、P71〜P72のタイミン
グートを示す。
以上の構成において、画像データとしての、パルス幅デ
ータ301〜303、パルス位置データ304〜306
、パワーデータ307〜309と、クロックパルスとし
てのLDドライブクロック310が加えられてレーザー
ダイオード504yの駆動を実行する。各データの時間
的関連を第22図に示す。
パルス幅データとパルス位置データがパルス幅/位置変
調回路320に加えられると、所望のパルスがLDCK
1311として得られ、レーザーダイオードon/of
f回路322に印加される。
レーザーダイオードon/off回路322はLDCK
1が“1”のとき、レーザーダイオード504yに電流
Idを流し、反対にLDCK1が“0”のとき、レーザ
ーダイオード504yに対する電流Idを0にする。
電流Idは定電流回路322にてId313として生成
される。
一方、パワーデータPPWD0〜2はD/Aコンバータ
回路321に入力され、定電流回路323の電流Idを
決定する制御電圧Vd312をD/Aコンバータ回路3
21は生成する。パワーデータは上記実施例においては
、3ビットなのでIdはId1〜Id7の7種のデータ
値をとる。
第23図にPPWD0〜2、1d1〜1d7及び潜像の
関係を示す。
また、上記LDCK1を特定の値としたときのIdと光
出力の関係を第24図に示す。
次に、パルス幅/位置変調回路320の動作について説
明する。
パルス幅/位置変調回路320は、LDCKの1周期T
d(=1画素)内を8分割し、LDCKからパルス幅/
位置変調されたLDCK1パルスを生成する。
PWD0〜2はLDCK1のパルス幅を決定する。第2
5図にPWD0〜2とLDCK1との関係を示す。また
、第26図にLDCK1と潜像の関係を示す。尚、これ
らは説明を簡単にするために、パルス位置変調を固定に
して(PPD0〜2=000としてある)図示してある
一方、PPD0〜2はLDCKの1周期Td(=1画素
)を、同様に8分割し、LDCKの立ち上がり(=画素
の始点)からLDCK1の立ち上がりまでの時間を選択
する。
尚、PPD0〜2はPWD0〜2とは独立して選択可能
であるため、パルス幅変調されたパルスの立ち上がり時
間を制御することも可能である。
第27図、第28図にPPD0〜2、LDCK1と潜像
の関係を示す。また、第29図にパルス幅変調と位置変
調とを同時にかけた場合に例を示す。
尚、第30図はパワー変調によるレベルを異ならせた潜
像の出力例であり、第31図はパルス幅変調による潜像
の出力例である。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明による図形処理装置によれ
ば、着目画素の主走査方向隣接画素が所定の画素面積率
以上であると判断した場合にはパルス幅変調を実行し、
反対に、着目画素の主走査方向隣接画素が所定の画素面
積率以下である場合にはパワー変調を実行し、また、着
目画素の主走査方向隣接画素が飽和濃度値に達している
場合にはパルス幅変調を実行し、反対に着目画素の主走
査方向隣接画素が飽和濃度値に達していない場合には、
パワー変調を実行するため、多値カラー・ レーザープ
リンターを用いたときに、アンチエイリアシング処理の
効果を、より高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の画像形成システムの構成を示す説明
図、第2図(a)(b)は均一平均化法によるアンチエ
イリアシング処理を示す説明図、第3図(a)、(b)
は重み付け平均化法によるアンチエイリアシング処理を
示す説明図、第4図(a),(b),(c),(d)は
重み付け平均化法に使用するフィルター例を示す説明図
、第5図は3×3ピクセル参照の畳み込み積分法を示す
説明図、第6図(a),(b),(c),(d),(e
)、(f)は、エッジ部画素の近似面積率を得るアンチ
エイリアシング処理を示す説明図、第7図(a)はPD
Lコントローラの構成を示す説明図、第7図(b)はペ
ージメモリの構成を示すブロック図、第8図(a)はP
DLコントローラの動作を示すフローチャート、第8図
(b)はパスの塗りつぶし処理を示す説明図、第8図(
c)は本発明によるアンチエイリアシング処理を示すフ
ローチャート、第8図(d)は隣接画素判定処理の動作
を示すフローチャート、第8図(e)、(f)は本発明
により感光体上に形成された潜像例を示す説明図、第9
図(a)、(b)は図形の直線ベクトル分割を示す説明
図、第9図(c)は、3×3の画素例を示す説明図、第
9図(d)は均一平均化法のフィルター例を示す説明図
、第9図(e)は第9図(d)に示したフィルターを第
9図(c)に示す各画素に掛けたときの結果を示す説明
図、第10図は画像処理装置の構成を示す説明図、第1
1図はは多値カラー・レーザープリンターを示す制御ブ
ロック図、第12図は多値カラー・レーザープリンター
の構成を示す説明図、第13図(a)、(b)はイエロ
ー記録ユニットの露光系の構成を示す説明図、第14図
はパワー変調及びパルス幅/位置変調による多値駆動を
示す説明図、第15図はレーザーダイオードon/of
f回路等の構成を示す回路図、第16図はパルス幅/位
置変調回路を示す回路図、第17図〜第29図はパワー
変調及びパルス幅/位置変調による多値駆動の動作を示
す説明図、第30はパワー変調による潜像の出力例を示
す説明図、第31図はパルス幅変調の潜像の出力例を示
す説明図、第32図は従来のアンチエイリアシング処理
の効果を示す説明図、第33図は従来のアンチエイリア
シング処理に基づく潜像の出力例を示す説明図である。 符号の説明 100…・ホストコンピュータ 110…・レーザー書込部 111…・レーザーダイオード 112…感光体200
…・PDLコントローラ 201…・受信装置 202…CPU 2O3…・内部システムバス 204…・RAM 205…ROM 206…・ページメモリ 207…送信装置208…・
I/O装置 300…画像読取り装置320…・パルス
幅/位置変調回路 321…・D/Aコンバータ 322…・レーザーダイオードon/off回路323
…・定電流回路 400…画像処理装置500…・多値
カラー・レーザープリンター504…・レーザードライ
バー 505…・ドライバ 特許出願人 株式会社リコー 代理人 弁理士 酒 井 宏 明

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力画像のエッジ部のギザギザ(エイリア
    ス) を滑らかに表現するアンチエイリアシング処理手段と、 前記アンチエイリアシング処理手段により、アンチエイ
    リアシング処理された画像データを多値に変換して出力
    するパルス幅変調書込部及びパワー変調書込部とを有す
    る画像出力手段と、前記アンチエイリアシング処理を実
    行する際に、着目画素の主走査方向隣接画素における画
    素面積率を判定する判定手段とを備えた図形出力装置に
    おいて、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記パルス幅変調
    書込部或いはパワー変調書込部を選択することを特徴と
    する図形出力装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1において、 着目画素の主走査方向隣接画素が所定の画素面積率以上
    である場合に前記パルス幅変調書込部を選択し、上記画
    素面積率以下である場合には前記パワー変調書込部を選
    択することを特徴とする図形出力装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006509234A (ja) * 2002-12-04 2006-03-16 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ カラー・マトリクス・ディスプレイの知覚解像度を向上させる方法

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JP2006509234A (ja) * 2002-12-04 2006-03-16 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ カラー・マトリクス・ディスプレイの知覚解像度を向上させる方法

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