JPH04248793A - 撮像表示装置 - Google Patents

撮像表示装置

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JPH04248793A
JPH04248793A JP3060867A JP6086791A JPH04248793A JP H04248793 A JPH04248793 A JP H04248793A JP 3060867 A JP3060867 A JP 3060867A JP 6086791 A JP6086791 A JP 6086791A JP H04248793 A JPH04248793 A JP H04248793A
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JP
Japan
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imaging
display device
output display
observer
signal
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Pending
Application number
JP3060867A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Hiruma
輝夫 晝馬
Katsuyuki Kinoshita
勝之 木下
Takehiro Kurono
剛弘 黒野
Motohiro Suyama
本比呂 須山
Kazuo Kurasawa
一男 倉沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮像、表示装置に係
り、特に、画像を高解像度で撮像し、これを出力表示す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、高解像度な撮像、表示装置は、
撮像装置における撮像素子を高解像度化し、且つビデオ
信号処理部を高帯域化し、更にこの高帯域な、換言すれ
ば非常に多くの情報量を含む信号を、回線を用いて伝送
し、高解像度出力表示装置の出力表示スクリーン上に画
像として再現するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の、高解像度
な撮像装置及び出力表示装置を用いた撮像、表示装置は
、画面の全範囲に亘って均一に高解像度にする必要があ
るため、処理及び伝送すべき情報量が膨大になる。
【0004】このため、例えば現在のアナログ公衆回線
を用いたテレビ電話では、情報量が多いにもかかわらず
、時間当りの処理、伝送可能な情報量が少ないために動
画を送ることができず、静止画しか送れないという問題
点がある。
【0005】デジタル回線を用いて動画を伝送すること
は可能であるが、更に高解像度な画像を撮像し、大画面
で出力表示する装置を考えると、コストの大幅な増大、
伝送可能な情報量に限界があるという問題点がある。
【0006】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであって、必要部分のみを、他の部分よりも高解像
度で撮像、出力表示し、これにより少ない情報量で観察
者にとって必要充分な解像度の画像を得ることを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、特定部分を
、他の部分よりも高解像度で撮像する撮像装置と、この
撮像装置からの撮像信号に同期して、前記特定部分を他
の部分よりも高解像度で出力表示スクリーン上に表示す
る出力表示装置と、この出力表示スクリーンを見る観察
者の、該出力表示スクリーン上の注目部分を検出し、該
注目部分を前記特定部分として指定する信号を前記撮像
装置に出力する注目部検出装置と、を有してなる撮像、
表示装置により上記目的を達成するものである。
【0008】又、前記撮像装置及び出力表示装置は、前
記注目部分を中心として外側ほど解像度が低くなるよう
にしてもよい。
【0009】又、前記出力表示装置は、前記注目部分を
中心として、前記観察者の視野内の部分のみを表示する
ようしてもよい。
【0010】更に、前記注目部検出装置からの信号に基
づき、該注目部に前記撮像装置を向けるように制御する
制御装置を設けるようにしてもよい。
【0011】更に又、前記注目部検出装置からの信号に
基づき、該注目部に、前記撮像装置を向けるように制御
する制御装置を設けると共に、前記出力表示装置を、前
記注目部を略中央位置に表示するようにしてもよい。
【0012】又、請求項4又は5において、前記制御装
置は、前記観察者の頭部及び首の少なくとも一方の動き
を検出する動き検出手段を備えると共に、該動き検出手
段からの検出信号に基づき、前記撮像装置の向きを制御
するようにしてもよい。
【0013】又、前記出力表示装置における出力表示ス
クリーンは、人間の視野に比較して充分大きくしてもよ
い。
【0014】更に、請求項7において、前記出力表示ス
クリーンは、観察者の目の位置を中心とする凹球面状に
配置してもよい。
【0015】更に又、請求項7において、前記出力表示
スクリーンは、観察者の位置を中心とする略円筒状内側
面に配置してもよい。
【0016】又、前記出力表示スクリーンは、観察者の
顔面に、眼を被うようにして取付けられる眼鏡状に構成
してもよい。
【0017】又、前記撮像装置は、ロボットに搭載され
たロボット用視覚装置としてもよい。
【0018】
【作用及び効果】この発明は、一般に、表示装置で観察
する場合、観察者は全画面のうち注目している一部分の
み高解像度で見ていて、且つ、これで、観察者にとって
必要充分な情報であることに着目したものである。
【0019】請求項1においては、観察者が注目してい
る出力表示スクリーン上の注目部分を、注目部検出装置
により検出し、この検出信号に基づいて、撮像装置及び
出力表示装置の、前記注目部分に対応する特定部分を、
他の部分よりも高解像度として、観察者にとって必要且
つ充分な画像を少ない情報量で再現することができる。
【0020】請求項2においては、観察者による注目部
分を中心として外側ほど解像度が低くなるようにされて
いるので、人間の観察状態に、より近くなり、自然な観
察状態を得ることができる。
【0021】請求項3によれば、出力表示装置が観察者
の視野内の部分のみを表示するようにしているので、不
要な情報がカットされ、より効率的な信号の処理、伝送
がなされることになる。
【0022】請求項4によれば、注目部検出装置からの
信号により、撮像装置が注目部に制御装置によって向け
られるので、常に注目部を中心とした無駄のない情報を
得ることができる。
【0023】請求項5によれば、撮像装置を注目部に向
けて制御すると共に、出力表示装置が注目部を略中央位
置に表示するので、観察者の通常の視野中心部に注目部
があることになり、観察が自然、且つ、容易となる。
【0024】更に、請求項4又は5において、観察者の
頭部及び首の少なくとも一方の動きを検出する動き検出
手段からの信号に基づいて撮像装置の向きを制御するの
で、撮像装置の画像中心部を迅速に観察者の視野中心に
移動させることができる。
【0025】又、前記出力表示装置における出力表示ス
クリーンを人間の視野に比較して充分大きくすることに
よって、人間による普通の観察状態に、より近似させる
ことができる。
【0026】更に、請求項7において出力表示スクリー
ンを観察者の眼の位置を中心とする凹球面状に配置して
、出力表示スクリーンの中心部と周辺部との、観察者の
眼からの距離を均一にし、より自然な観察状態を再現す
ることができる。
【0027】又、請求項7において、出力表示スクリー
ンを観察者の位置を中心とする略円筒状内側面に配置す
ることかにより、より自然な観察状態を形成することが
できる。
【0028】更に、前記出力表示スクリーンを、観察者
の顔面に眼を被うようにして取付けられ得る眼鏡状に構
成しているので、大きなスクリーン及び設置スペースを
使用することなく、簡単に自然な観察状態を得ることが
できる。
【0029】更に又、前記撮像装置をロボットに搭載さ
れたロボット用視覚装置とすることによって、観察者即
ちロボットオペレータが撮像装置及び出力表示装置によ
り、臨場感のある画面を再生して、ロボットをより正確
に、且つ自然な感覚で操作することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0031】本発明の実施例に係る撮像表示装置10の
基本的構成は、図1に示されるように、特定部分を、他
の部分よりも高解像度で撮像する撮像装置12と、この
撮像装置12からの撮像信号に同期して、前記特定部分
を他の部分よりも高い解像度で出力表示スクリーン14
A上に挾持する出力表示装置14と、前記出力表示スク
リーン14Aを見る観察者16の、該出力表示スクリー
ン14A上の注目部分18を検出し、該注目部分18を
前記特定部分として指定する信号を前記撮像装置12に
出力する注目部検出装置20と、から構成されている。
【0032】前記注目部検出装置20は、図2に示され
るように、観察者16の眼球16Aの前面に配置される
ハーフミラー20Aと、眼球16Aを照射するランプ2
0Bと、ランプ20Bから出射され、眼球16Aの表面
及びハーフミラー20Aで反射された反射光を捉え、こ
の反射光から眼球位置を検出し、視線と出力表示スクリ
ーン14の交点(注目点)の位置信号(X0 、Y0 
)を出力する眼球位置検出器20Cと、から構成されて
いる。
【0033】前記撮像装置12は、イメージディセクタ
22を含むカメラヘッド部24と、前記注目部検出装置
20からの位置信号(X0 、Y0 )に基づいて、X
0 ±ΔX、Y0 ±ΔYの領域を、他の領域に比べて
高解像度で撮像するようにカメラヘッド部24に出力す
るカメラコントロール部26とを備えて構成されている
【0034】前記カメラコントロール部26からの制御
信号に基づいてカメラヘッド部24で発生する垂直偏向
波形は図3に示されるように、通常の傾きである領域■
、■と、傾きの小さな、即ちゆっくりと偏向する領域■
からなり、この領域■が前記の(Y0 ±ΔY)に相当
する。
【0035】カメラコントロール部26からの制御信号
に基づいてカメラヘッド部24で発生する水平偏向波形
は、図4に示されるように、前記図3の垂直偏向波形の
領域■、■に相当する部分は通常通りであるが、領域■
に相当する部分は、水平方向の1回の走査に対して1回
の割合で、前記(X0 ±ΔX)の部分だけを走査する
ようにされている。
【0036】上記のような図3及び図4の垂直・水平偏
向動作により、図2の出力表示スクリーン14上に示さ
れるように、注目点(X0 ,Y0 )を中心とする(
X0 ±ΔX,Y0 ±ΔY)の領域で、特に信号処理
回路の帯域を上げることなしに高解像度で撮像できるこ
とになる。
【0037】又、表示は、前記偏向信号と同期をとるこ
とにより達成することができる。
【0038】次に、図5〜図8に示される、前述のよう
な垂直・水平偏向波形の発生器について説明する。
【0039】この発生器は、カメラコントロール部26
側の特定領域駆動パルス発生器32と、カメラヘッド部
24側に設けられ、前記特定領域駆動パルス発生器32
からのパルス信号(制御信号)に基づいて垂直偏向波形
を発生する垂直波形発生器34と、特定領域駆動パルス
発生器32からのパルス信号に基づいて、水平偏向波形
を発生する水平波形発生器36と、から構成されている
【0040】前記特定領域駆動パルス発生器32は、眼
球位置検出器20CからのY0 の信号に基づいて、Y
0 +ΔY=E1及びY0 −ΔY=E2の信号と、標
準鋸歯状波と比較するコンパレータ38A、38Bと、
図6に示されるような、コンパレータ38A、38Bの
出力A、Bに基づいて、特定領域駆動パルスCを出力す
るフリップフロップ回路40とから構成されている。
【0041】前記垂直波形発生器34は、基本的には積
分回路であって、定電圧源34Aの電圧を鋸歯状にして
偏向電圧を発生するものである。
【0042】ここで、垂直波形発生器34の抵抗R2 
には、これと並列に特定領域スイッチ34Bが設けられ
、前記特定領域駆動パルス発生器32からのパルス信号
が入力するとき、この特定領域スイッチ34BをOFF
とすることによって、積分回路の積分定数を増大し、こ
れによって、該特定領域での垂直偏向波形の傾斜を弛め
るようにしている。この特定領域スイッチ34BのOF
Fにより傾斜が弛められる範囲は、前記図3における領
域■に相当する。
【0043】垂直波形発生器34における符号34Cは
、垂直同期信号により閉じられてリセットするためのス
イッチを示す。
【0044】次に図8に示される水平波形発生器36に
ついて説明する。
【0045】この水平波形発生器36は、直流定電流源
36Aと、リセットスイッチ36Bと、コンデンサ36
Cと、コンパレータ36Dと、リセットスイッチ36B
への入力信号を形成する回路(後述)と、を備え、リセ
ットスイッチ36BがONとなったときコンデンサ36
Cの電荷が放電されてリセットされ、次にリセットスイ
ッチ36BがOFFとなると、直流定電流源36Aから
の電流がコンデンサ36Cに蓄えられるようになってい
る。
【0046】コンパレータ36Dからの出力は時間に比
例して増大するので、結局、リセットスイッチ36Bの
ON・OFFにより鋸歯状波出力が得られることになる
【0047】前記リセットスイッチ36Bには、前述の
領域■で、図4におけるような波形を形成するための信
号が入力される。
【0048】水平波形発生器36において、前記信号を
形成する回路は、垂直同期パルス信号に応じて1/2間
引用フリップフロップの信号を形成するフリップフロッ
プ回路36Eと、前記特定領域駆動パルス発生器32か
らの特定領域駆動パルスが入力されるとき、フリップフ
ロップ回路36Eからの信号を出力するようにされたA
ND回路36Fと、前記明点検出回路24からの信号X
0 が入力され、X0 −ΔXの信号を形成するオフセ
ット回路36Gと、前記AND回路36Fからの信号入
力の有無により、リセットスイッチ36Bをオフセット
回路36G又はGNDに切換え接続するスイッチ36H
と、から構成されている。
【0049】次に、上記実施例の作用について説明する
【0050】出力表示装置14の出力表示スクリーン1
4A上に表示された画像を観察者16が観察し、且つそ
の一部に注目すると、その注目部分が注目部検出装置2
0によって検出される。
【0051】この注目部検出装置20は、通常は観察者
16がその頭部に装着するものであり、装着状態でハー
フミラー20Aが観察者16の眼球16Aの前面になり
、且つ、その眼球16Aをランプ20Bで照射するよう
になる。眼球16A表面における反射光の状態から、眼
球位置検出器20Cにより、観察者16の視線と出力表
示スクリーン14Aの交点である注目点のX、Y方向の
位置が容易に検出されることになる。
【0052】この注目部分18の中心の位置信号X(X
0 、Y0 )は、前記カメラコントロール部26に出
力される。
【0053】カメラコントロール部26は、該信号に基
づいて、撮像装置12に、(X0 ±ΔX,Y0 ±Δ
Y)の領域が他より高解像度で撮像されるように信号を
出力する。
【0054】前記撮像装置12において(X0 ±ΔX
,Y0 ±ΔY)の領域を他の部分よりも高解像度で撮
像する過程について説明する。
【0055】図5に示される特定領域駆動パルス発生器
32に、座標(X0 ,Y0 )の信号が入力すると、
信号Y0 に対して+及び−にオフセットした信号E1
、E2が出力され、これらがコンパレータ38A、38
Bで、標準鋸歯状波と比較され、図6の出力A、Bが形
成される。
【0056】これら出力A、Bに基づいてフリップフロ
ップ回路40は、特定領域駆動パルスCを出力する。
【0057】この特定領域駆動パルスCは、図7の垂直
波形発生器34におけるスイッチ34Bを、パルスが立
上ったときOFFとする。
【0058】スイッチ34BがOFFになると、積分回
路の積分定数が増大することになり、垂直波形発生器3
4により形成される垂直偏向波形が、スイッチ34Bの
OFFの間傾斜が弛められる。この結果、図3の領域■
のように、1フレーム内で前後の領域■、■に対して、
領域■のようになる。
【0059】又、リセットスイッチ34Cが垂直同期信
号に対応して閉じられることにより、偏向波形が立下り
、リセットされる。
【0060】水平波形発生器36においては、図4にお
ける水平偏向波形の領域■、■では、リセットスイッチ
36Bが閉じ、コンデンサ36Cの電荷が放電されてリ
セットされる。
【0061】リセットスイッチ36が開かれ、直流定電
流源36Aからの電流がコンデンサ36Cに蓄えられる
と、コンデンサ出力が時間に比例して上がるので、鋸歯
状波出力が得られることになる。
【0062】一方、図4の領域■では、前記特定領域駆
動パルス発生器32から特定領域駆動パルスが発生し、
これが、AND回路36Fに入力するとき、フリップフ
ロップ回路36Eからの1/2間引信号がスイッチ36
Hに入力する。
【0063】従って、スイッチ36Hは、水平偏向の2
回に1回はリセットスイッチ36Bが閉じたとき(リセ
ット時)、オフセット回路36G側に接続され、該オフ
セット回路36Gからの信号(X0 −ΔX)の初期位
置信号がコンデンサ36Cに与えられ、コンデンサ36
Cに電流が蓄えられることにより、該コンデンサ36C
は(X0 −ΔX)から(X0 +ΔX)まで偏向信号
を出力することになる。
【0064】次の水平偏向は通常のように行われるので
、領域■では、図4に示されるように2種類の水平偏向
が繰返されることになる。
【0065】従って、領域■においては、他の領域■及
び■よりも高い解像度で撮像されることになる。
【0066】なお、上記実施例におけるような偏向方式
を、撮像装置におけるビジコンに適用することが可能で
ある。
【0067】この場合、偏向に同期して高解像度に撮像
されるべき特定部分では、読み出しビームのフォーカス
をジャストフォーカスとして細いビームで読み出し、他
の解像度が低い部分は、必要な分だけフォーカスをぼか
して太いビームで読み取ることになる。
【0068】このビームのフォーカスの偏向は、フォー
カスコイルに流れる電流を変更すれば実現することがで
きる。
【0069】なお、撮像装置は、上記構成に限定される
ものでなく、一部を他の領域と比較して高解像度で撮像
できるものであればよい。
【0070】従って、例えば、図9のように、全画面解
像度の高い撮像素子38Aで撮像し、画像処理装置38
Bにより任意の一部分だけ解像度が高いままで、他の部
分は、例えば2〜4画素まとめて解像度を下げた信号を
得るようにした撮像装置38でもよい。この場合、画像
処理装置に信号を圧縮する機能を付加すれば、伝送すべ
き信号量は更に減ることになる。
【0071】又、図10のように、全体像を捕らえる撮
像素子40A及びレンズ40Bと、部分拡大像を捕らえ
る撮像素子40C及びレンズ40Dを備え、これらによ
って得られた2つの画像を画像処理装置40Eで合成し
て出力する撮像装置40であってもよい。
【0072】更に、図11のように、等倍像及び拡大像
を得る拡大管42を含み、これらを合成する撮像装置4
4を用いて、一部分だけ解像度を高くするようにしても
よい。図11の符号42Aはレンズ、42Bは光電面、
42Cは拡大フォーカスコイル、42Dは偏向コイル、
42E、42F、42Gは全体像(等倍)を得るための
マイクロチャンネルプレート、蛍光面、撮像素子、42
H、42I、42Jは拡大像を得るためのマイクロチャ
ンネルプレート、蛍光面、撮像素子、46は等倍の全体
像と拡大像とを合成するための画像処理装置、をそれぞ
れ示す。
【0073】この実施例においては、拡大フォーカスコ
イル42C及び偏向コイル42Dのそれぞれの電流を変
えることにより、光電面42B上の任意の像の拡大、縮
小像が得られる。ドライブ回路(図示省略)により、テ
レビレートより高速に、拡大フォーカスコイル電流と偏
向コイル電流を変え、光電面42Bの等倍像と任意の位
置の拡大像を振分けて、等倍像はマイクロチャンネルプ
レート42Eを経て蛍光面42Fに出力させ、且つこれ
を撮像素子42Gによって撮像し、更に、拡大像はマイ
クロチャンネルプレート42Hを経て蛍光面42Iに出
力させ、これを撮像素子42Jにより捉えて、これらを
画像処理装置46によって合成出力する。
【0074】前記各実施例においては、特定部分の解像
度を高くして、他の部分は、該特定部分と比較して均一
に低い解像度としたものであるが、これは、ある特定部
分を中心として周辺にいくに従って次第に解像度が下が
るように撮像し、且つ出力表示するようにしてもよい。
【0075】このための実施例は、図12及び図13に
示されるような、r −θ走査方式のものがある。この
実施例に係る密度変調型r −θ偏向波発生器50は、
サイン信号を出力するサインゼネレータ52と、出力表
示スクリーン14A上の特定の点、例えば注目部分18
の中心点の座標を出力する中心点パルス発生器54と、
この中心点パルス発生器54からのパルス入力時に立下
がる鋸歯又は函数信号を出力する鋸歯又は函数ゼネレー
タ56と、前記サインゼネレータ52及び鋸歯又は函数
ゼネレータ56の出力信号が入力される掛算器であるX
軸変調器58と、前記サインゼネレータ52の出力信号
が分岐され、且つ分岐された信号の位相を90°シフト
するための90°位相シフタ60と、この90°位相シ
フタ60によって位相が90°ずれた信号及び前記鋸歯
又は函数ゼネレータ56の信号が入力される掛算器であ
るY軸変調器62とから構成されている。
【0076】この実施例では、サインゼネレータ52か
らの信号をX軸変調器58にはそのまま、又Y軸変調器
62には90°位相をシフトして、それぞれ垂直、水平
の偏向信号として入力される。
【0077】この場合、偏向信号の振幅が同じであるな
らば、円形に偏向するので各々の振幅が時間と共に増大
するように、鋸歯又は函数ゼネレータ56からの信号に
よって変調をかけると、図13のように渦巻状のr −
θ走査となる。この走査方式では、走査する半径r が
時間に比例して増大すれば、1回転に必要な距離も比例
して増大するので、周辺にいくに従って処理すべき情報
が増すことになるが、通常、アンプの帯域によって情報
量は決められているので、結果として周辺ほど解像度が
低くなる。
【0078】このため、観察者16が注視する注目部分
18からその外周に不連続的に解像度が切替わる不自然
が解消され、より一層馴染み易い画像を得ることができ
る。
【0079】前記各実施例における出力表示装置14の
出力表示スクリーン14Aは、人間の視界よりも充分大
きなものとされている。従って、例えば人間が外界を観
察するときに、その視界の外に更に景色があるが、これ
と同様に自然で臨場感のある状態を再現できる。
【0080】なお、図1で2点鎖線で示されるように、
注目部検出装置20からの信号に基づいて、この注目部
検出装置20が検出した注目部分18に、撮像装置12
の撮像素子の中心で捉えるように、撮像装置12の方向
を、観察者16の視線に応じて変える制御装置64を設
けるとよい。
【0081】このようにすると、出力表示装置14の出
力表示スクリーン14Aの中央部分が常に高解像度とな
り、観察者16は該中央部分に注目すればよいことにな
り、より自然な状態となる。
【0082】次に図14を参照して、出力表示装置の他
の実施例について説明する。
【0083】この実施例における出力表示装置66の出
力表示スクリーン66Aは、中空半球体の内側面に形成
されたものであって、観察者16は、該観察者16の眼
球16Aが、半球の中心部となるように、出力表示スク
リーン66Aを装着する。
【0084】この実施例においては、実質的に小面積で
人間の視野より広い面積の出力表示装置を得ることがで
きる。
【0085】又、前述の実施例のように、人間の視線に
連動して撮像装置の方向を変え、その映像を出力表示ス
クリーン66A上に映すと、恰も観察者16が撮像装置
の設置場所において風景を眺めているかのような臨場感
が得られる。
【0086】従って、撮像装置さえ設置することができ
れば、世界中の景観を居ながらにして楽しむことができ
る等の幅広い応用が可能となる。
【0087】更に、人間の視野より広い出力表示スクリ
ーンの例としては、図15のように、観察者16を取囲
むようにして円筒状スクリーン68を形成してもよい。
【0088】なお、上記実施例において、出力表示装置
66の出力表示スクリーン66Aは、半球状とされてい
るが、観察者16の頭部に装着する出力表示スクリーン
としては、例えば図16に示されるように、眼鏡状の出
力表示スクリーン70としてもよい。
【0089】ここで、図16に示されるように、撮像装
置72は、第1実施例におけるような特定部分を高解像
度で撮像することができる撮像装置12を2系列用いて
ステレオ撮像可能とし、この撮像装置72で得られた信
号を表示する前記眼鏡状出力表示スクリーン70は、右
目と左目に視差の分だけ異なった像を表示できる液晶デ
ィスプレイ70A、70Bとし、レンズ74を介して左
右の目で別々に観察することによって立体画像を再現す
ることができる。符号71はカメラコントロール部を示
す。
【0090】この場合、観察者の視線のみならず、頭や
首の動きをフィードバックして撮像すれば、より臨場感
のある映像を得ることができる。
【0091】上記のような、各実施例に係る撮像表示装
置は、例えばテレビ電話に応用することができる。
【0092】テレビ電話の場合、送話者(観察者)の注
目している部分を検出する装置としては、送話者の頭部
に装着する前記注目部検出装置20のようなものは送話
者同士で違和感が生じ、都合が悪いので、ここでは各送
話者の顔を別の撮像装置で捉え、例えばその2つの目及
び鼻の位置を画像処理によって求め、これらを頂点とす
る三角形から送話者の顔の向きを検出することにより、
送話者の注目している部分を検出することができる。
【0093】又、前記各実施例における撮像表示装置に
おける撮像装置を、遠隔装置のロボットの視覚装置とし
て応用することができる。
【0094】この場合、前記実施例における撮像装置1
2、72等を、図17に示されるようなロボット76に
取付け、観察者16即ちロボットの操作者は、注目部検
出装置20等を装着して、ロボットの撮像装置からの映
像を出力表示スクリーン14で観察することになる。
【0095】ここで、ロボット76は観察者16によっ
て遠隔操作されるので、その遠隔走査装置を、観察者1
6が身に付けることになる。
【0096】又、操作者には、注目部検出装置20の他
に、頭や首の動きを検出するセンサ17A、手や腕、足
の動きを検出するセンサ17B、17Cを装着して、各
センサの出力に応じて、即ち操作者の手や腕あるいは足
の動きに応じて、ロボットの手、腕76Aあるいは足に
相当する部分76Bを連動して動作させるようにすると
よい。
【0097】このような遠隔操作のロボットは、危険な
環境下や宇宙空間での作業への応用が期待される。通常
、ロボットから操作者に与えられる視覚状態の精密さが
、作業性あるいは作業結果に非常に重要な影響を与える
が、単位時間当りに限られた情報伝送量の中から、本実
施例では有効に情報を撮像、伝送表示できるので、上記
のようなロボットに用いて特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る撮像表示装置の実施例を
示す一部ブロック図を含む斜視図である。
【図2】図2は、同実施例装置の要部を示すブロック図
である。
【図3】図3は、同実施例における撮像装置の垂直偏向
波形を示す線図である。
【図4】図4は、同実施例における水平偏向波形を示す
線図である。
【図5】図5は、同実施例における特定領域駆動パルス
発生器を示す回路図である。
【図6】図6は、図5の特定領域駆動パルス発生器にお
ける信号処理過程を示す線図である。
【図7】図7は、同実施例の垂直波形発生器を示す回路
図である。
【図8】図8は、同実施例における水平波形発生器を示
す回路図である。
【図9】図9は、本発明における撮像装置の第2実施例
を示す略示断面図である。
【図10】図10は、本発明における撮像装置の第3実
施例を示す略示断面図である。
【図11】図11は、本発明における撮像装置の第4実
施例を示す略示断面図である。
【図12】図12は、本発明に係る撮像装置をr −θ
走査方式とした場合の実施例における密度変調型r −
θ偏向波発生器を示すブロック図である。
【図13】図13は、同偏向波発生器によるr −θ走
査状態を示す線図である。
【図14】図14は、本発明の出力表示装置の他の実施
例を示す略示側面図である。
【図15】図15は、本発明の撮像装置の他の実施例を
示す略示斜視図である。
【図16】図16は、同撮像装置に接続される眼鏡型の
ステレオ出力表示装置を示す断面図である。
【図17】図17は、本発明の撮像出力表示装置をロボ
ットの視覚装置に応用した例を示す略示正面図である。
【符号の説明】
10…撮像表示装置、12、72…撮像装置、14、6
6…出力表示装置、14A、66A…出力表示スクリー
ン、16…観察者、16A…眼球、18…注目部分、2
0…注目部検出装置、24…カメラヘッド部、26…カ
メラコントロール部、64…制御装置、68…円筒状ス
クリーン、70…眼鏡状出力表示スクリーン、76…ロ
ボット。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定部分を、他の部分よりも高解像度で撮
    像する撮像装置と、この撮像装置からの撮像信号に同期
    して、前記特定部分を他の部分よりも高解像度で出力表
    示スクリーン上に表示する出力表示装置と、この出力表
    示スクリーンを見る観察者の、該出力表示スクリーン上
    の注目部分を検出し、該注目部分を前記特定部分として
    指定する信号を前記撮像装置に出力する注目部検出装置
    と、を有してなる撮像表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記撮像装置及び出力
    表示装置は、前記注目部分を中心として外側ほど解像度
    が低くなるようにされたことを特徴とする撮像表示装置
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記出力表示装
    置は、前記注目部分を中心として、前記観察者の視野内
    の部分のみを表示するようにされたことを特徴とする撮
    像表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記
    注目部検出装置からの信号に基づき、該注目部に前記撮
    像装置を向けるように制御する制御装置を設けたことを
    特徴とする撮像表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記
    注目部検出装置からの信号に基づき、該注目部に、前記
    撮像装置を向けるように制御する制御装置を設けると共
    に、前記出力表示装置を、前記注目部を略中央位置に表
    示するようにしたことを特徴とする撮像表示装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5において、前記制御装置は
    、前記観察者の頭部及び首の少なくとも一方の動きを検
    出する動き検出手段を備えると共に、該動き検出手段か
    らの検出信号に基づき、前記撮像装置の向きを制御する
    ようにされたことを特徴とする撮像表示装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記
    出力表示装置における出力表示スクリーンは、人間の視
    野に比較して充分大きくされたことを特徴とする撮像表
    示装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記出力表示スクリー
    ンは、観察者の目の位置を中心とする凹球面状に配置さ
    れたことを特徴とする撮像表示装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、前記出力表示スクリー
    ンは、観察者の位置を中心とする略円筒状内側面に配置
    されたことを特徴とする撮像表示装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8のいずれかにおいて、前
    記出力表示スクリーンは、観察者の顔面に、眼を被うよ
    うにして取付けられる眼鏡状に構成されたことを特徴と
    する撮像表示装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記撮像装置は、ロボットに搭載されたロボット用視覚
    装置であることを特徴とする撮像表示装置。
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