JPH04246954A - 通信ネットワークの最適設計処理方法 - Google Patents

通信ネットワークの最適設計処理方法

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JPH04246954A
JPH04246954A JP3032020A JP3202091A JPH04246954A JP H04246954 A JPH04246954 A JP H04246954A JP 3032020 A JP3032020 A JP 3032020A JP 3202091 A JP3202091 A JP 3202091A JP H04246954 A JPH04246954 A JP H04246954A
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JP
Japan
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communication network
network
line
constraint
solution
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Application number
JP3032020A
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English (en)
Inventor
Takeshi Aoki
武司 青木
Fumiyo Kawato
川藤 富美代
Ryoichi Narita
成田 良一
Mitsu Kitajima
北島 三津
Hiroyuki Izumi
泉 寛幸
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,通信ネットワークの回
線コストが最小になるように,ネットワークの回線速度
を決定する方法であり,回線コスト最適化問題を制約充
足問題に変換して,いろいろなネットワークのパターン
を選択し,それぞれについて制約充足問題を解いて可解
性を調べ,最もコストの低い回線速度を選択する通信ネ
ットワークの最適設計処理方法に関する。
【0002】通信ネットワークの設計において通信ネッ
トワークの回線速度を適切に選んでコストを最小化する
ことが要求されている。ネットワークのパターンの数は
膨大になるので,探索を効率化したり,計算時間を削減
した設計方法が必要とされている。
【0003】
【従来の技術】従来,通信ネットワークの回線コストの
最適化は,ネットワークのパターンの数が膨大であり,
またコスト関数が不連続な関数になるため,最適解を効
率良く求める手段がなかった。人間が経験から得られた
勘や大雑把な手計算などにより,回線コストが最適と考
えられるネットワークのパターンを決定するのが普通で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって,従来のよ
うな方法では,通信ネットワークの回線コストを最適化
するために,試行錯誤でいろいろなネットワークのパタ
ーンを作ることになり実用的な時間で最適な設計をする
ことができないという問題を生じていた。
【0005】本発明は上記問題点の解決を図り,制約充
足問題の可解性を計算機により効率良く調べていくこと
により,通信ネットワークの回線コストの最適化を高速
に行う方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は,本発明の原理説
明図である。特に図1の(a) は請求項1,請求項2
および請求項3の発明に対応し,図1の(b) は請求
項4の発明に対応している。
【0007】図1の(a) の場合,計算機1は,処理
過程10により通信ネットワークの回線コストの最適化
問題を入力すると,処理過程11〜13を実行して回線
コストが最適となる解を求め,処理過程14によってそ
の最適解を出力する。
【0008】処理過程11では,入力した回線コスト最
適化問題を制約充足問題に変換する処理を行う。処理過
程12では,通信ネットワークの拠点間を結ぶ回線に割
り当てる回線速度を決めるネットワークパターンを次々
に選択する。処理過程13では,制約充足問題を解いて
可解性の判定を行う。
【0009】処理過程13において,請求項1記載の発
明では,制約充足問題を単体法を用いて解く。請求項2
記載の発明では,制約充足問題を,逐次制約充足法を用
いて解く。請求項3記載の発明では,制約充足問題を解
くにあたって,それを双対問題に変換し,その双対問題
を単体法によって解くことにより,解を求める。
【0010】請求項4記載の発明の場合,図1の(b)
 に示すように,さらにネットワークパターンの探索の
制御を行う処理過程15が付加されている。この発明で
は,可能解が存在するための必要条件によって探索を制
御したり,ネットワークパターンの順序関係によって探
索を制御したりする。この発明でも,処理過程13では
,制約充足問題を単体法または逐次制約充足法を用いて
解くことができ,また双対問題に変換して双対問題を解
くことにより,解を求めることもできる。
【0011】
【作用】本発明では,通信ネットワークの回線速度が飛
び飛びに量子化されていることを利用して,最適化問題
を制約充足問題に置き換え,ネットワークパターンを変
えて可解性を調べていくことによって最適解を探索する
ことができる。また逐次制約充足法を用いたり,双対問
題に変換して解くことにより,以前求めた制約充足解を
利用して計算時間を短縮することができる。また可能解
の必要条件やネットワークパターンの順序関係を用いる
ことによってネットワークパターンの探索を効率良く制
御することができる。
【0012】
【実施例】以下実施例に従って本発明を詳細に説明する
。最初に,通信ネットワークの回線コスト最適化問題に
ついて説明する。通信ネットワークの通信拠点を点,拠
点間を結ぶ回線を枝として,ネットワークを点の集合V
={v1,v2,…, vN },枝の集合E={e1
,e2,…, eM }からなるグラフG=(V,E)
上に定義する。
【0013】グラフG上の初等的なパス(同じ点を2度
以上通らないパス)の全体をPとする。点vi,vj 
間を結ぶパスの集合をPij={p∈P|パスpの両端
点がvi,vj ∈V},枝ek を通るパスの集合を
PK ={p∈P|パスpは枝ek ∈Eを通る}とす
る。各パスp上にフローを定義しfp とおく。fp 
はパスpを流れる通信量(単位:ch(チャネル))を
表す。
【0014】互いに通信している点vi,vj 間の通
信量の需要(単位:ch)をdijとおくと,点vi,
vj間のパスのフローについて次の等式を満たす必要が
ある。ただし,dij=dij(i≠j),dij=0
とする。
【数1】 枝ek 上のフローを,その枝を通過するすべてのパス
のフローの総和で定義し,uk とおく。すなわち,

数2】 である。
【0015】高速デジタル回線の場合,料金体系は図7
のようになっており,枝ek の回線速度はek の通
信量uk に応じて{1,3,6,12,24,96}
の中からuk よりも大きくかつ最小のチャネル数が選
ばれる。
【0016】枝ek の両端点vi,vj 間の距離(
単位:km)をrk として,回線のコストを図8のよ
うなコスト関数c(uk ,rk )の値(単位:千円
)で与える。グラフGのすべての枝のコストの総和をC
とすると,通信ネットワークの回線コスト最適化問題は
,グラフG=(V,E)と通信量の需要dij(i,j
 =1,2,…,N)が与えられたとき,パスのフロー
fp (p∈P)を未知数とする次の最適化問題の最適
解を求める問題として定式化できる。
【数3】
【0017】高速デジタル回線の料金は,回線速度が上
るほど単位回線数当りの値段が安くなるように設定され
ているため,いろいろな組み合わせを考えなければコス
トの最適解を見つけることができない。
【0018】例えば,図9に示すようなA,B,Cの3
地点間の三角網を考える。ここで,A−B間の需要dA
Bが4(ch),B−C間の需要dBCが7(ch),
C−A間の需要dCAが5(ch)であるとする。この
例では,次の最適化問題 minimize    C=c(uAB,rAB)+
c(uBC,rBC)+c(uCA,rCA) subject to  4=dAB=fAB+fAC
B 7=dBC=fBC+fBAC  5=dCA=fCA+fCBA  uAB=fAB+fBAC +fCBA uBC=fB
C+fACB +fCBA uCA=fCA+fACB
 +fBAC を解くことになる。
【0019】条件『4=dAB=fAB+fACB 』
は,A−B間の需要dAB(=4)はパスABを流れる
通信量fABと,パスACBを流れる通信量fACB 
との和によって賄われることを意味する(dBC,dC
Aも同様)。また,条件『uAB=fAB+fBAC 
+fCBA 』は,A−B間の通信量uABはパスAB
を流れる通信量fABと,パスBACを流れる通信量f
BAC と,パスCBAを流れる通信量fCBA の和
であることを意味する(uBC,uCAも同様)。
【0020】ここでrAB=rBC=rCA=120(
km) とする。このとき,例えば図9の(a) に示
すように,fAB=4,fBC=7,fCA=5(他の
フローは0)であるとすると,uAB=4,uBC=7
,uCA=5であり,回線コストCはC=1100+1
400+1100=3600(千円)となる。枝BCに
は12チャネルの回線速度を割り当てることになり,空
き容量が大きいので,これを削減する必要がある。
【0021】図9の(b) に示すように,回線速度を
一ランク下げて不足分を迂回ルートBACで補うことに
すると,fAB=4,fBC=6,fCA=5,fBA
C =1,uAB=5,uBC=6,uCA=6であり
,C=1100+1100+1100=3300(千円
)となる。したがって,図9の(a) に示す場合に比
べて,回線コストが低くなる。
【0022】ところが,図9の(c) に示すように,
BC間の通信をすべて迂回ルートBACで行うと,fA
B=4,fCA=5,fBAC =7,uAB=11,
uBC=0,uCA=12であり,C=1400+14
00=2800(千円)となるので,回線コストがさら
に低くなる。本発明は,このような通信ネットワークに
おける回線コストの最適化を行うものである。
【0023】本発明に係る制約充足問題に変換する処理
過程を説明する。枝に割り当てられる回線速度は飛び飛
びに量子化されているので,前記[数3]式の最適化問
題を直接扱う代わりに,各枝に割り当てられる回線速度
のすべての組み合わせについて可能解があるかどうかを
調べ,最もコストの低い回線の組み合わせを選択する方
法が考えられる。枝ek に割り当てる回線速度をlk
 として,前述した最適化問題を次のような制約充足問
題として捉える。
【0024】制約充足問題
【数4】
【0025】後の便宜のため,[数4]式を等式のみか
らなる条件式に変形し,行列表現する。回線の空き容量
をδk (>0)とおき,[数4]式の不等式を次のよ
うに等式に変形する。
【数5】
【0026】[数4]式をパスのフローfp を変数と
する一次式として,次のように行列表現する。
【数6】
【0027】ここで,〔A1 〕は係数行列である。変
数の数(〔x1 〕の次元)をn,条件式の数(〔b〕
の次元)をmとして,
【数7】 とおく。
【0028】ネットワークパターンを選択する処理過程
を説明する。回線速度の集合をS={0,1,3,6,
12,24,96}とし,各枝ek に割り当てる回線
速度lk をまとめてπ=(l1,l2,…, lM 
),lk ∈Sとする。枝に割り当てる回線速度の組み
合わせπをネットワークパターンと呼ぶ。現在までに探
索されていないネットワークパターンを次々に選択して
,制約充足問題を作り,次に述べる制約充足問題を解く
処理過程でその問題の可解性(制約充足可能性)を調べ
る。
【0029】請求項1記載の発明における制約充足問題
を解く処理過程(図3)について説明する。図2に示す
ような制約充足問題を入力し,図3に示すように人工問
題を作成して,単体法により最適解を求める。
【0030】前述した[数3]式の最適化問題を直接解
くと,最適解は一般に制約充足解の存在する領域(制約
充足可能領域)の内部に現われることがあるが,[数4
]式の制約充足問題として解くと,制約充足解は制約充
足可能領域の端点に現われるので,周知の単体法(シン
プレックス法)によって制約充足解を求めることができ
る。[数4]式の制約充足解を単体法で求める方法を述
べる。
【0031】m個の人工変数
【数8】 を導入して,次の形式の人工問題を考える。(b≧0を
仮定する。そうでなければ等式条件の両辺に−1を掛け
ればよい。)
【0032】人工問題
【数9】
【0033】ここで,
【数10】 は制約充足解(実行可能解)であるから単体法を適用す
ることができる。
【0034】この場合,単体法は有限回の反復で収束し
最適解が得られる。最適解のzの値をz* とすると,
z* ≦0であり,次のことが知られている。
【0035】(1) z* <0ならば,元の[数6]
式の制約条件には制約充足解は存在しない(制約充足不
能)。 (2) z* =0ならば,制約充足解が存在し,最適
解が得られた時点での基底形式表現において,基底変数
になっている人工変数を,掃き出し法によって人工変数
でない非基底変数と入れ替えた後,人工変数(非基底変
数になっている)をすべて除去する。そうすれば,人工
変数を含まない基底形式表現が得られ,その実行可能解
は,元の[数6]式の制約条件に対する制約充足解であ
る。
【0036】ネットワークパターンが与えられたとき,
[数9]式の人工問題を解き,可解性を調べ,最もコス
トの低いネットワークパターンを選択する。
【0037】請求項2記載の発明における制約充足問題
を解く処理過程(図4)について説明する。図2に示す
ような制約充足問題を入力し,図4に示すように人工問
題を作成して,逐次制約充足法により最適解を求める。
【0038】ネットワークのパターンをいろいろ変えて
可解性を調べるとき,以前求めた制約充足解を部分的に
修正して,新たな制約充足解を求めるようにすれば制約
充足にかかる計算時間を短縮することができる。このた
めに制約条件を部分的に変更したときに制約充足解を高
速に生成する逐次制約充足法を用いる。この逐次制約充
足法は,例えば特願平2−277979号(発明の名称
:線形制約条件の制約充足解逐次算出方法)において提
案されている方法である。
【0039】この方法では,線形制約条件が新たに追加
される度に,入力されたすべての線形制約条件を満たす
制約充足解を逐次算出する方法であって,入力される線
形不等式条件を標準形の線形制約条件に変換し,その標
準形の線形制約条件を以前求めた制約充足解を利用して
基底形式表現の条件に変換し,人工問題を単体法で解く
ことにより,基底形式表現の条件から制約充足解を生成
する。
【0040】ネットワークパターンが与えられたとき,
以上のような逐次制約充足法によって,可解性を調べ,
最もコストの低いネットワークパターンを選択する。
【0041】請求項3記載の発明における制約充足問題
を解く処理過程(図5)について説明する。図2に示す
ような制約充足問題を入力し,図5に示すように人工問
題を作成して,それを双対問題に変換し,その双対問題
を単体法で解くことにより最適解を求める。
【0042】制約充足問題に対する[数9]式の人工問
題を解く代わりに,その双対問題を作り,双対問題の最
適解を求めても,元の制約充足問題の可解性が判定でき
る。
【0043】
【数11】 として[数9]式の人工問題を次のように書き換える。
【0044】
【数12】
【0045】ここで,
【数13】 である。[数12]式の双対問題は次式で与えられる。
【0046】双対問題
【数14】
【0047】この双対問題を単体法で解くことができ,
最適解のwの値をw* とすると,周知のように双対定
理により,w* ≦0であり,(1) w* <0なら
ば元の[数6]式の制約条件には制約充足解は存在しな
い(制約充足不能)。 (2) w* =0ならば制約充足解が存在する。
【0048】ネットワークパターンが与えられたとき,
[数14]式の双対問題を解き,可解性を調べ,最もコ
ストの低い回線速度の組み合わせを選択する。
【0049】[数12]式の人工問題を解く代わりに,
その双対問題である[数14]式を解くことの利点は,
ネットワークパターンを変えたとき,以前求めた制約充
足解をそのまま利用して再計算ができる点にある。
【0050】ネットワークパターンを変えたとき,人工
問題では[数12]式の条件式の定数項〔b〕の値が変
わるため,制約充足解の存在する領域が変化してしまう
。しかし,双対問題では〔b〕の値が変わっても,[数
14]式の目的関数が変わるだけで条件式は変化しない
ため,制約充足解の存在する領域は固定されて変化しな
い。そのためネットワークパターンが変わっても,以前
のネットワークパターンに対する制約充足解から出発し
て単体法をもう一度適用することができ,回線速度の変
更がわずかであるときは,以前の制約充足解がそのまま
単体法の最適解,すなわち新しいネットワークパターン
に対する制約充足解になっている可能性が高い。またそ
うでなくても,以前の制約充足解の近傍に最適解が出現
する可能性が高いので,単体法の計算ステップ数をかな
り削減できることになる。
【0051】請求項4記載の発明における探索の制御を
行う処理過程(図6)について説明する。すべてのネッ
トワークパターンについて可解性を調べると計算時間が
かかるので,次の二つの処理によって探索の制御を行う
【0052】(1) 必要条件による探索の制御可能解
が存在するための必要条件は,点vi に隣接するすべ
ての枝ek の回線速度lk の和が,点vi と他の
点との間の通信需要の総和以上であることである。点v
i に隣接するすべての枝ek の集合をAi とする
と,この条件は,
【数15】 とかける。この必要条件を満たさないような回線速度l
k の組み合わせは調べないように探索を制御する。
【0053】(2) 半順序関係による探索の制御πi
 =(li1, li2, …,liM),πj =(
lj1, lj2, …,ljM)をネットワークパタ
ーン(枝に割り当てる回線速度の組み合わせ)として,
半順序<をπi <πj ⇔  lik≦ljk,k=
1,2,…,Mと定義する。
【0054】πi に対して可能解があるとき,πi 
<πj となるπj に対しても可解であり,πi よ
りコストが高くなる。πi に対して可能解がないとき
,πi >πj となるπj に対しても可能解がない
【0055】この性質を利用して現在調べようとしてい
るネットワークパターンπ=(l1,l2,…,lM 
)に対して可能解があるかどうかのチェックをすること
ができる。探索の途中で現在までに探索したすべてのネ
ットワークパターンπを記憶する必要はなく,可能解が
存在するπについてはπの極小元を,可能解が存在しな
いπについてはπの極大元を記憶しておくだけでよい。
【0056】具体的には次のようにして可能解が存在す
るπの極小元の集合Sと,可能解が存在しないπの極大
元の集合Vを求める。
【0057】ある回線速度πに対して     S− ={a|π≧a,a∈S},S+ ={
a|π≦a,a∈S}    V− ={a|π≧a,
a∈V},V+ ={a|π≦a,a∈V}を定義する
【0058】最初S,Vを空集合(φ)にしておき,π
を次々に変えて制約充足性(可解性)を調べる過程で,
次のようにしてS,Vを生成する。 1)S− =V+ =φのとき πに対する可解性は不明である。制約充足解を求めてπ
に対して可能解を持つとき, S←S−S+  S←S+π πに対して可能解を持たないとき, V←V−V−  V←V+π
【0059】2)S− ≠φのときπは可能解を持ち,
コストが増える。
【0060】3)V+ ≠φのときπは可能解を持たな
い。このようにすると常にSは可能解が存在するπの極
小元の集合,Vは可能解が存在しないπの極大元の集合
を持つ。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
通信ネットワークの回線速度が飛び飛びに量子化されて
いることを利用して,最適化問題を制約充足問題に置き
換え,可解性を調べていくことによって最適解を探索す
ることができる。逐次制約充足法を用いたり,双対問題
に変換して解くことにより,以前求めた制約充足解を利
用して計算を継続できるので,計算時間を短縮すること
ができる。
【0062】また可能解の必要条件やネットワークパタ
ーンの順序関係を用いることによって,無駄な探索を排
除し効率良く制御することができる。したがって,通信
ネットワークの回線コストの最適化を高速に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例による制約充足問題の入力説明
図である。
【図3】請求項1の実施例による制約充足問題を解く処
理過程説明図である。
【図4】請求項2の実施例による制約充足問題を解く処
理過程説明図である。
【図5】請求項3の実施例による制約充足問題を解く処
理過程説明図である。
【図6】請求項4の実施例による探索の制御を行う処理
過程説明図である。
【図7】本発明の実施例を説明するための高速デジタル
回線の料金の例を示す図である。
【図8】本発明の実施例を説明するための高速デジタル
回線のコスト関数の例を示す図である。
【図9】本発明の実施例を説明するための3地点間の通
信ネットワークの回線コスト最適化の例を示す図である
【符号の説明】
1          計算機 10〜15  処理過程

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  計算機(1) を用いて,通信ネット
    ワークの回線コストが最小になるようにネットワークの
    回線速度を決定する通信ネットワークの最適設計処理方
    法であって,回線コスト最適化問題を制約充足問題に変
    換する処理過程(11)と,通信ネットワークの拠点間
    を結ぶ回線に割り当てる回線速度を決めるネットワーク
    パターンを,次々に選択する処理過程(12)と,制約
    充足問題を単体法で解く処理過程(13)とを持ち,通
    信ネットワークの回線コストの最適化を行う通信ネット
    ワークの最適設計処理方法。
  2. 【請求項2】  計算機(1) を用いて,通信ネット
    ワークの回線コストが最小になるようにネットワークの
    回線速度を決定する通信ネットワークの最適設計処理方
    法であって,回線コスト最適化問題を制約充足問題に変
    換する処理過程(11)と,通信ネットワークの拠点間
    を結ぶ回線に割り当てる回線速度を決めるネットワーク
    パターンを,次々に選択する処理過程(12)と,制約
    充足問題を逐次制約充足法で解く処理過程(13)とを
    持ち,通信ネットワークの回線コストの最適化を行う通
    信ネットワークの最適設計処理方法。
  3. 【請求項3】  計算機(1) を用いて,通信ネット
    ワークの回線コストが最小になるようにネットワークの
    回線速度を決定する通信ネットワークの最適設計処理方
    法であって,回線コスト最適化問題を制約充足問題に変
    換する処理過程(11)と,通信ネットワークの拠点間
    を結ぶ回線に割り当てる回線速度を決めるネットワーク
    パターンを,次々に選択する処理過程(12)と,制約
    充足問題を双対問題に変換する処理過程と,双対問題を
    単体法で解く処理過程(13)とを持ち,通信ネットワ
    ークの回線コストの最適化を行う通信ネットワークの最
    適設計処理方法。
  4. 【請求項4】  請求項1,請求項2または請求項3記
    載の通信ネットワークの最適設計処理方法において,探
    索の制御を行う処理過程(15)を有することを特徴と
    する通信ネットワークの最適設計処理方法。
JP3032020A 1991-01-31 1991-01-31 通信ネットワークの最適設計処理方法 Withdrawn JPH04246954A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012173971A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Fujitsu Ltd ネットワーク設計システム

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JP2012173971A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Fujitsu Ltd ネットワーク設計システム
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