JPH04241238A - 表面原子加工方法及び装置、並びに表面原子記録・検出方法 - Google Patents

表面原子加工方法及び装置、並びに表面原子記録・検出方法

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JPH04241238A
JPH04241238A JP191291A JP191291A JPH04241238A JP H04241238 A JPH04241238 A JP H04241238A JP 191291 A JP191291 A JP 191291A JP 191291 A JP191291 A JP 191291A JP H04241238 A JPH04241238 A JP H04241238A
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electric field
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atoms
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昌和 市川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体表面の加工及びそ
れを利用した記録・検出方式に係り、特に原子スケ−ル
で固体表面を加工し、それを記録・検出することを可能
にする方式に関するものであり、極微細素子や超高密度
ファイルメモリ−開発の基礎技術として利用できる。
【0002】
【従来の技術】近年の情報社会の進展は目覚ましく、多
くの情報を記憶できる技術の開発を要求している。現在
、半導体素子やファイルメモリ−の研究分野ではナノメ
−タ−スケ−ルの微細化、高密度化が進められているが
、将来的には原子スケ−ルでの微細化を可能とする微細
加工・記録・検出技術が求められている。
【0003】原子スケ−ルで加工・記録・検出が行える
技術の中で、将来有望な技術として走査型トンネル顕微
鏡(Scanning Tunneling Micr
oscope;STM)の技術を利用したものがある。 走査型トンネル顕微鏡の技術は、米国特許第4,343
,993号に詳しく開示されている。
【0004】走査型トンネル顕微鏡の技術を利用した原
子スケ−ルの加工・記録・検出技術の例は、ネイチャ−
(NATURE)第344巻(1990年)第524頁
から526頁に示されている。そこでは、超高真空雰囲
気中で4Kの極低温に保たれたニッケル表面上にキセノ
ン原子を吸着させ、トンネル電流の発生に使用する金属
の探針とキセノン原子との間に働くファンデルワ−ルス
力によってキセノン原子を探針に引き付け、ニッケル表
面を移動させることによってキセノン原子で文字を描き
、その文字をSTMで読み取ることを行っている。また
別の例としては、アプライド  フィジックス  レタ
−ズ(Applied Physics Letter
s)第55巻第13号(1989年)第1312頁から
第1314頁に示されている。そこでは、上記探針を試
料表面にぶつけることにより機械的に微小な穴をあけて
加工・記録を行い、その穴をSTMで検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術においては、ニッケル表面にキセノン原子を吸
着させるために4Kという極低温と超高真空の雰囲気が
必要であり、室温や空気中では使用出来ない、またキセ
ノン原子を並べるためには長時間を要するという実用上
大きな問題点がある。また後者の従来例においても、加
工・記録を機械的に形成した穴で行っているため加工・
記録に長時間要する、また穴の大きさが原子スケ−ルよ
りもはるかに大きい(5nm程度)などの問題点がある
【0006】本発明の目的は、上記従来技術が有する技
術的課題を解決し、新規な原子スケ−ルの加工・記録・
検出方式を提供することにある。即ち、室温や空気中で
も原子スケ−ルの加工・記録・検出が可能であり、かつ
高速動作が可能である加工・記録・検出方式を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては次のような手段が提供される。探
針と試料の間に流れるトンネル電流を一定にするように
、上記探針を上記試料表面上で走査したときに生ずる上
記探針の上下動を画像化する走査トンネル顕微鏡におい
て、上記トンネル電流を一定とする様に上記探針を上記
試料表面上で走査している過程において、上記試料にた
いして上記試料を構成する原子が電界蒸発する以上の電
界を発生する負の電圧を上記探針に、或は上記試料にた
いして上記探針を構成する原子が電界蒸発する以上の電
界を発生する正の電圧を上記探針に、パルス状に印加し
原子を電界蒸発させることによって上記試料表面を加工
する表面原子加工方式が提供される。
【0008】また上記探針と上記試料の間に流れるトン
ネル電流を一定とする様に上記探針を上記試料表面上で
走査したときに生ずる上記探針の軌道を特定の走査領域
に渡って記憶し、上記試料にたいして上記試料を構成す
る原子が電界蒸発する以上の電界を発生する負の電圧を
上記探針に、或は上記試料にたいして上記探針を構成す
る原子が電界蒸発する以上の電界を発生する正の電圧を
上記探針に、連続的に印加しながら上記記憶された探針
の軌道あるいは一部の該探針の軌道あるいは該軌道を変
調した軌道を走査し、原子を電界蒸発させることによっ
て上記試料表面を加工する表面原子加工方式が提供され
る。
【0009】また上記試料表面に平行に設置された平板
上に複数個の探針を設置し、該複数個の探針を上記試料
表面に平行な方向では共通に動かし垂直な方向では独立
に動かす様に構成することによって、該複数個の探針ご
とに上記試料か上記探針の原子を電界蒸発させることを
行う表面原子加工方式が提供される。
【0010】また上記探針を構成する物質と異なる物質
を上記探針先端に供給する機構を設けた表面原子加工方
式が提供される。
【0011】また上記試料として原子層間がファンデル
ワ−ルス力で結合している層状物質を用いる表面加工方
式が提供される。
【0012】また連続或はパルス状の外部励起ビ−ムを
上記試料或は上記探針の一方、もしくは両方に照射する
こと、あるいは上記試料或は上記探針の一方、もしくは
両方を加熱する表面原子加工方式が提供される。
【0013】また上記試料を構成する原子間の結合力を
弱める物質を上記試料表面に吸着させた後に、上記試料
表面の電界蒸発を行う表面原子加工方式が提供される。
【0014】また複数の探針を使用するの表面原子加工
方式において、原子スケ−ルで加工された試料表面を一
つの探針を用いて上記試料の間に流れるトンネル電流を
一定にする様に走査する過程において、上記試料表面に
原子がない領域を確認した時のみ、上記試料に対して上
記試料を構成する原子が電界蒸発する以上の電界を発生
する負の電圧を上記一つの探針以外の探針に印加し、試
料表面の原子を電界蒸発させる表面原子加工・記録方式
が提供される。
【0015】また上記探針と上記試料の間に流れるトン
ネル電流を一定にする様に上記探針を上記試料表面上で
走査する過程で、上記試料に対して上記試料を構成する
原子が電界蒸発する以上の電界を発生する負の電圧を上
記探針に印加して上記試料表面の原子を電界蒸発させた
直後に、上記探針の試料表面上での位置を変えることな
く、上記試料にたいして上記探針を構成する原子が電界
蒸発する以上の電界を発生する正の電圧を上記探針に印
加し、原子を電界蒸発させることにより上記試料表面上
に上記探針を構成する原子を付着する表面原子加工・記
録方式が提供される。
【0016】さらに上記表面原子加工方式によって作成
された試料表面と上記探針の間のトンネル電流が一定と
なる用に上記探針を上記試料表面上で走査した時に生じ
る上記探針の上下動を、幾つかのレベル範囲に区切り、
あるレベル範囲内に存在するときそれを一つの記録単位
に対応させる表面原子記録・検出方式が提供される。ま
た上記探針の上記試料表面上の走査範囲内で最も低い部
分を除き、上記試料に対して上記試料を構成する原子が
電界蒸発する以上の電界を発生する負の電圧を上記探針
に印加して上記試料表面の原子を電界蒸発させる操作を
実施する表面原子加工方式が提供される。
【0017】
【作用】ここでは、原子スケ−ル加工・記録の動作原理
を示す図1(a)及び(b)を用いて本発明の作用を説
明する。
【0018】試料4表面に変化を与えない電圧を探針印
加電源3により探針印加スイッチAを通じて探針1に印
加する。この時、平面方向走査手段10によって探針1
を試料4表面上で走査し、探針1と試料4の間にながれ
るトンネル電流をトンネル電流検出回路7で検出し、該
トンネル電流が一定になる用に上下方向サ−ボ回路8と
上下方向制御手段9によって探針1を試料4表面上で上
下させる。この過程のある点で探針印加スイッチ2をA
からBの位置に切り替える。Bの位置においては、探針
印加電源3によって探針1に負の電圧を与え、試料4と
探針1の先端の間にかかる電界を試料原子5が電界蒸発
する以上の強さ(〜1V/Å以上と見積もられる)に設
定する。この時、電界の強さを探針1の先端の探針原子
6直下に存在する試料原子5のみが電界蒸発するように
選択すれば、他の試料原子は蒸発することなく、試料4
の表面から一つの原子を任意に除去することが可能とな
る。  また探針印加電源スイッチ2のCを選択するこ
とにより、探針1の先端に存在する探針原子6が電界蒸
発するような電界を与える正の電圧を探針1に印加する
ことにより、探針原子6が蒸発し試料4表面に引き付け
られ試料4表面上に付着、あるいは試料原子5が電界蒸
発してなくなった原子位置に埋め込まれるため、試料4
表面に原子一個の単位で原子を付加することが可能とな
る。
【0019】電界蒸発を利用しているため以上述べた動
作は室温や空気中においても可能であり、本動作により
実用的な原子スケ−ルでの加工・記録・検出方式が実現
される。
【0020】
【実施例】以下に、本発明を図2から図9に示す実施例
により詳細に説明する。
【0021】図2に本発明の一実施例である表面原子加
工方式の構成を示す。試料4表面に変化を与えない電圧
を探針印加電源3により探針印加スイッチAを通じて探
針1に印加する。この時、XY走査回路11と平面方向
走査手段10によって探針1を試料4表面上で走査し、
探針1と試料4の間にながれるトンネル電流をトンネル
電流検出回路7で検出し、該トンネル電流が一定になる
用に上下方向サ−ボ回路8と上下方向制御手段9によっ
て探針1を試料4表面上で上下させる。探針1の平面方
向走査の各点における探針1の上下動を記憶装置12に
記憶し、コンピュ−タ−13を介して画像表示装置14
に探針1の上下動の二次元分布、即ち試料4表面の原子
スケ−ルの凹凸像を表示する。この過程において、図3
に示すタイミングで探針1に電圧を印加する。試料4表
面の凹凸像を観察していた時の探針1の電圧を、試料4
上のある点において探針1をホ−ルドした状態で探針印
加スイッチ2を用いて切り替える。この時探針1には探
針1先端直下の試料原子5が電界蒸発する電圧(Vth
)以上であるが隣接する試料原子5は電界蒸発しない範
囲の負の電圧がパルス状に印加される。この時のパルス
幅として1秒以下が望ましい。この動作により、試料4
表面から原子一個が取り除かれる。
【0022】また試料4表面の凹凸像を観察している過
程で、探針1をホ−ルドした状態で探針1に探針1の先
端の探針原子6が電界蒸発する電圧(Vev)以上であ
るが隣接する探針原子6は電界蒸発しない範囲の正の電
圧をパルス状に印加する。この動作により、一個の探針
原子6が試料4表面上に供給される。また図3(c)に
示すように、探針1をホ−ルドした状態で探針1電圧を
試料原子5が電界蒸発する電圧から探針原子6が電界蒸
発する電圧にパルス状に切り替えることにより、探針原
子6を試料4表面に埋め込むことが出来る。
【0023】さらに、図2に示すように本実施例では探
針1を構成する物質と異なる物質を探針1先端に供給す
る機構を設け、試料4表面に探針1と異なる物質を供給
することが可能である。これは、加熱機構17に貯蔵さ
れた供給物質16を探針加熱電源15を用いて探針1を
含めて加熱することにより供給物質16を探針1表面上
に拡散させることによって行われる。
【0024】以上の動作により、各種の原子の除去、付
着、埋込が可能となり原子スケ−ルでの加工・記録が実
現される。
【0025】図4に本発明の一実施例を示す。本実施例
においては、試料4表面に変化を与えない電圧を探針1
に印加して探針1を試料4表面上のある領域に渡って走
査する。このときの探針1の走査軌道を記憶装置12に
よって記憶しておく。この記憶された探針1の走査軌道
を探針1に試料原子5が電界蒸発する電界を発生する負
の電圧を印加して再びたどる。これにより、連続的に試
料4表面から原子を除去出来る。図3に示した実施例で
は、試料4表面の各点ごとに電圧を変化させているため
加工に時間がかかるが、本実施例では連続的に加工を行
うため、高速の原子ス−ケルの表面加工を実現出来る。 探針原子6が電界蒸発する電界を発生する正の電圧を探
針1に印加した場合でも同様である。
【0026】図5に本発明の一実施例を示す。本実施例
においては、探針設置平板18に複数の探針1を設置し
、試料4平面方向では一つの平面方向走査手段10を用
いて試料4上を共通に走査し、各探針1は個々の上下方
向制御手段9や探針電圧印加手段を持ち図3や図4に示
した動作を行う。この構成により、試料4表面の原子ス
ケ−ルの加工において、探針1の数に比例した高速化を
実現できる。
【0027】図6に本発明の一実施例を示す。試料4を
構成する原子間の結合力が強く電界蒸発が困難な場合や
、複数の原子の塊で電界蒸発してしまう場合が考えられ
る。しかし、図6(a)に示すように、モリブデナイト
やグラファイトのような層状物質を試料として使用すれ
ば上記問題点は解決する。層状物質の原子層間はファン
デルワ−ルス結合をしており結合力が極めて弱い。この
ため探針1直下の試料原子5は容易に電界蒸発し、試料
4表面から一原子あるいは一原子層を除去することが可
能となる。また図6(b)においては、試料4を構成す
る原子間の結合力や探針1を構成する原子間の結合力を
弱めるために、連続あるいはパルス状の外部励起ビ−ム
や熱を印加する。これにより電界蒸発が促進される。 さらに探針1に電界蒸発する以下の電圧を印加した状態
で、パルス状の外部励起ビ−ムを照射することによって
外部励起ビ−ムが照射されたときのみ電界蒸発が起きる
ようにすることが出来る。また図6(c)においては、
試料4の最表面を構成する原子層とその下の原子層間の
結合力を弱める物質を試料4表面上に吸着させることに
よって、層状物質と同様に試料4表面から一原子あるい
は一原子層を除去することが可能となる。試料4がシリ
コンの場合、該吸着物質として塩素や臭素およびその化
合物が考えられる。
【0028】図7に本発明の一実施例を示す。本実施例
では図5に示した実施例の構成において、加工された試
料4表面領域を探針1Aに試料4表面に変化を与えない
電圧を印加し走査して原子が存在しない領域を認識し、
この認識信号を探針1Bに送り探針1Bに試料原子5が
電界蒸発する以上の負の電圧を印加する。この動作によ
り上記の加工された試料4表面領域の複写をすることが
可能となる。この動作は探針1が3個以上においても可
能であることは言うまでもない。
【0029】図8に本発明の一実施例を示す。本実施例
においては探針1に試料4表面に変化を与えない電圧を
印加したときに試料4と探針1の間に流れるトンネル電
流を一定とするように、加工された試料4表面上を探針
1によって走査する。探針1が試料4を構成する原子と
異なる原子(例えば探針原子6)の上に来たとき、この
場所では電子状態が他の場所と異なるため、例えば同じ
距離ではトンネル電流が減少する。このため探針1はト
ンネル電流が一定となるように試料4に近づき探針1の
軌道が低くなる。また原子が存在しない領域では探針1
の軌道はさらに低くなる。この時、探針1の軌道の変化
を図8(b)に示すようにA,B,Cの三つの領域に分
け、探針1の軌道が各領域にある時間幅以上存在してい
る場合、それぞれ1ビット、−1ビット、0ビット、に
対応させることにより原子レベルの多値記録・検出が実
現出来る。また2値記録・検出が出来るのはいうまでも
ない。
【0030】図9に本発明の一実施例を示す。本実施例
では図4に示した実施例の方式において、試料4表面の
最も低い部分を除いて探針1に試料原子5が電界蒸発す
る以上の負の電圧を印加して探針1を試料4表面上で走
査する。この動作を繰り返すことにより、原子レベルで
平坦な試料4表面が得られ、該表面を加工や記録が行わ
れていない無垢の加工・記録媒体として使用することが
出来る。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では原子の電
界蒸発を利用しているため室温や空気中においても動作
する原子スケ−ルの加工・記録・検出方式が実現でき、
さらに探針の走査方式により、加工・記録・検出の高速
化が図れるという極めて優れた利点を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面原子加工の動作原理を示す図。
【図2】表面原子加工方式の構成を示す図。
【図3】探針電圧を印加するタイミングを示す図。
【図4】探針の軌道を記憶することによる原子加工方式
の説明図。
【図5】複数の探針による原子加工方式の説明図。
【図6】電界蒸発促進法による原子加工方式の説明図。
【図7】複写による原子加工・記録方式の説明図。
【図8】多値記録・検出方式の説明図。
【図9】表面の平坦化を行う原子加工方式の説明図。
【符号の説明】
1…探針、2…探針印加スイッチ、3…探針印加電源、
4…試料、5…試料原子、6…探針原子、7…トンネル
電流検出回路、8…上下方向サ−ボ回路、9…上下方向
制御手段、10…平面方向走査手段、11…XY走査回
路、12…記憶装置、13…コンピュ−タ、14…画像
表示装置、15…探針加熱電源、16…供給物質、17
…加熱機構、18…探針設置平板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】探針と試料の間に流れるトンネル電流を一
    定にするように、上記探針を上記試料表面上で走査した
    ときに生ずる上記探針の上下動を画像化する走査トンネ
    ル顕微鏡において、上記トンネル電流を一定とする様に
    上記探針を上記試料表面上で走査している過程において
    、上記試料にたいして上記試料を構成する原子が電界蒸
    発する以上の電界を発生する負の電圧を上記探針に、或
    は上記試料にたいして上記探針を構成する原子が電界蒸
    発する以上の電界を発生する正の電圧を上記探針に、パ
    ルス状に印加し原子を電界蒸発させることによって上記
    試料表面を加工することを特徴とする表面原子加工方式
  2. 【請求項2】上記探針と上記試料の間に流れるトンネル
    電流を一定とする様に上記探針を上記試料表面上で走査
    したときに生ずる上記探針の軌道を特定の走査領域に渡
    って記憶し、上記試料にたいして上記試料を構成する原
    子が電界蒸発する以上の電界を発生する負の電圧を上記
    探針に、或は上記試料にたいして上記探針を構成する原
    子が電界蒸発する以上の電界を発生する正の電圧を上記
    探針に、連続的に印加しながら上記記憶された探針の軌
    道あるいは一部の該探針の軌道あるいは該軌道を変調し
    た軌道を走査し、原子を電界蒸発させることによって上
    記試料表面を加工することを特徴とする表面原子加工方
    式。
  3. 【請求項3】上記試料表面に平行に設置された平板上に
    複数個の探針を設置し、該複数個の探針を上記試料表面
    に平行な方向では共通に動かし垂直な方向では独立に動
    かす様に構成することによって、該複数個の探針ごとに
    請求項1あるいは請求項2の表面原子加工方式を行うこ
    とを特徴とする表面原子加工方式。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2、請求項3の表面原子
    加工方式において、上記探針を構成する物質と異なる物
    質を上記探針先端に供給する機構を設けたことを特徴と
    する表面原子加工方式。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3の表面原子
    加工方式において、上記試料として原子層間がファンデ
    ルワ−ルス力で結合している層状物質を用いることを特
    徴とする表面加工方式。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3の表面原子
    加工方式において、連続或はパルス状の外部励起ビ−ム
    を上記試料或は上記探針の一方、もしくは両方に照射す
    ること、あるいは上記試料或は上記探針の一方、もしく
    は両方を加熱することを特徴とする表面原子加工方式。
  7. 【請求項7】上記試料を構成する原子間の結合力を弱め
    る物質を上記試料表面に吸着させた後に、請求項1、請
    求項2、請求項3の表面原子加工方式を実施することを
    特徴とする表面原子加工方式。
  8. 【請求項8】請求項3の表面原子加工方式において、原
    子スケ−ルで加工された試料表面を一つの探針を用いて
    上記試料の間に流れるトンネル電流を一定にする様に走
    査する過程において、上記試料表面に原子がない領域を
    確認した時のみ、上記試料に対して上記試料を構成する
    原子が電界蒸発する以上の電界を発生する負の電圧を上
    記一つの探針以外の探針に印加し、試料表面の原子を電
    界蒸発させることを特徴とする表面原子加工・記録方式
  9. 【請求項9】請求項1あるいは請求項3の表面原子加工
    方式において、上記探針と上記試料の間に流れるトンネ
    ル電流を一定にする様に上記探針を上記試料表面上で走
    査する過程で、上記探針に上記試料に対して上記試料を
    構成する原子が電界蒸発する以上の電界を発生する負の
    電圧を印加して上記試料表面の原子を電界蒸発させた直
    後に、上記探針の試料表面上での位置を変えることなく
    、上記試料にたいして上記探針を構成する原子が電界蒸
    発する以上の電界を発生する正の電圧を上記探針に印加
    し、原子を電界蒸発させることにより上記試料表面上に
    上記探針を構成する原子を付着することを特徴とする表
    面原子加工・記録方式。
  10. 【請求項10】請求項9の表面原子加工方式によって作
    成された試料表面と上記探針の間のトンネル電流が一定
    となる用に上記探針を上記試料表面上で走査した時に生
    じる上記探針の上下動を、幾つかのレベル範囲に区切り
    、あるレベル範囲内に存在するときそれを一つの記録単
    位に対応させることを特徴とする表面原子記録・検出方
    式。
  11. 【請求項11】請求項2の表面原子加工方式において、
    上記探針の上記試料表面上の走査範囲内で最も低い部分
    を除き、上記試料に対して上記試料を構成する原子が電
    界蒸発する以上の電界を発生する負の電圧を上記探針に
    印加して上記試料表面の原子を電界蒸発させる操作を行
    うことを特徴とする表面原子加工方式。
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