JPH04240324A - 熱量供給システム - Google Patents

熱量供給システム

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JPH04240324A
JPH04240324A JP612591A JP612591A JPH04240324A JP H04240324 A JPH04240324 A JP H04240324A JP 612591 A JP612591 A JP 612591A JP 612591 A JP612591 A JP 612591A JP H04240324 A JPH04240324 A JP H04240324A
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JP
Japan
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energy
pipe
temperature
fluid
energy fluid
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JP612591A
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English (en)
Inventor
Ichiro Wada
一郎 和田
Yukio Sai
行雄 佐井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集中冷・暖房システム
等に利用される熱量供給システムに係わり、特に需要家
に供給するエネルギーの省エネ対策の観点から改良した
熱量供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷水(主に夏期)または温水(主
に冬期)または二系統のパイプを用いて冷水および温水
を送出する熱量供給システムでは、河川水,湖水,海水
等を取り込んでエネルギー流体製造装置により所要の温
度または熱量の流体を作って貯留装置に貯留した後、こ
の貯留装置のエネルギー流体を送流管を通してエネルギ
ー需要家に供給する。その後、エネルギー需要家によっ
てエネルギー流体のエネルギーが消費された後、再び、
帰流管を通して貯留装置またはエネルギー流体製造装置
に返還され、ここで所要の温度または熱量のエネルギー
流体を製造する構成となっている。
【0003】ところで、以上のようなシステムでは、エ
ネルギー需要家がエネルギー流体のエネルギーを殆んど
使わないとき、或いはエネルギー流体のエネルギーを使
わない時間帯のとき、貯留装置から所定温度に保ったエ
ネルギー流体を低速でエネルギー需要家に送給し、エネ
ルギー流体の送出量を抑制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のように
エネルギー流体の流速を遅くなると、管(送流管、帰流
管)内の上側に温度の高い流体が集まり、逆に、管内の
下側に温度の低い流体が集まることから、流体の温度が
顕著に分離する傾向にある。その結果、貯留装置からエ
ネルギー需要家に所定の温度または熱量等の流体を送る
ことが難しい。そのため、常に温度の分離現象が起らな
い程度の流速で送らなければならない。このことは、常
時大形のポンプを稼働させながらエネルギー流体を送出
する必要があり、しかもエネルギー流体の温度を目標温
度まで上げる必要があるので、非常に無駄なエネルギー
を浪費するといった問題がある。
【0005】本発明は上記実情にかんがみてなされたも
ので、管の温度分布または熱量分布を正確に測定し、需
要家に対して効率よくエネルギーを供給可能とする熱量
供給システムを提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、エネルギー需
要家によって消費されたエネルギー流体のエネルギー状
態を適切に把握し、事前に不足分のエネルギーを製造し
、省エネ化を実現する熱量供給システムを提供すること
にある。
【0007】さらに、本発明の他の目的は、エネルギー
需要家によって消費されたエネルギー流体のエネルギー
状態を適切に把握し、そのエネルギー状態に応じてエネ
ルギー流体の供給側に返送することにより、省エネ化を
実現する熱量供給システムを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1ないし5
に対応する発明に係わる熱量供給システムは上記課題を
解決するために、エネルギー需要家からの要求に応じて
、エネルギー流体製造装置によって製造された冷・温水
のエネルギー流体を送流管を通してエネルギー需要家に
供給し、かつ、前記エネルギー需要家によって消費され
たエネルギー流体を帰流管を通して受け取る熱量供給シ
ステムにおいて、前記送流管および帰流管の何れか一方
または両方の管軸と平行的で、かつ、周方向に所定間隔
をもって1条または複数条の光ファイバからなるOTD
R形、OFDR形の温度計を設置し、前記送流管、帰流
管の周方向の温度分布または熱量分布を測定可能とする
構成である。
【0009】さらに、複数条の光ファイバとしては、所
定の1個所、複数個所または分割個所を所定の形状にま
とめて管周囲または管外部で巻装して均温部を構成し、
一方、前記均温部は、前記OTDR形、OFDR形の温
度計の外側が保温材その他の部材で覆われているとき、
前記保温材その他の部材の外側に取り出して所定の形状
にまとめて構成する。また、送流管、帰流管に添設され
ている前後、左右または前後左右からの光ファイバの端
部を、前記管周囲または管外部で巻装して均温部を構成
し、かつ、この均温部から取り出された各光ファイバの
端部を切替え選択して温度分布または熱量分布を測定可
能とする構成である。なお、光ファイバとして、周期性
を持たせて配置し、得られた反射光の強度を所定の周期
ごとにピックアップすれば、温度分布または熱量分布を
測定することもできる。
【0010】さらに、請求項6に対応する発明は、前記
送流管、帰流管の外側の前後または左右に添設された光
ファイバの端部を、前記管周囲または管外部で巻装して
均温部とし、この均温部から取り出された各光ファイバ
の端部に光増幅器を接続することにより、一方の光ファ
イバからの光信号を増幅して他方の光ファイバに送出し
、かつ、受光側で増幅分を消去することにより、適正に
送流管、帰流管の温度分布および熱量分布を測定する。
【0011】次に、請求項7に対応する発明は、前記エ
ネルギー需要家側および前記エネルギー流体製造装置側
に近い前記帰流管の所要とする長さにわたって線状温度
計を設置し、この間における管内温度または熱量を計測
し、管軸方向の時間分布の挙動からエネルギー流体が前
記エネルギー流体製造装置に到達して熱交換して再び送
り出すべきエネルギーを予測し、目標送出エネルギーに
対する不足分のエネルギーを事前に前記エネルギー流体
製造装置で製造する構成である。
【0012】さらに、請求項8に対応する発明では、前
記帰流管と前記送流管との間に1つ以上の返送装置を設
け、帰流管側のエネルギー流体のエネルギーレベルに応
じて、前記帰流管側のエネルギー流体を前記送流管側の
エネルギー流体にブレンディングし、その分だけ前記エ
ネルギー流体製造装置側から送り出すエネルギー流体を
節減する構成である。
【0013】さらに、請求項9に対応する発明は、前記
帰流管および前記送流管の何れか一方または両方の管軸
方向にそって管上側と管下側とに線状温度計を設け、こ
の線状温度計から得られる管上側温度と管下側温度との
温度差が所定の温度以上のとき、管内流速を増速して前
記所定温度以下に降下させる構成である。
【0014】
【作用】従って、請求項1ないし5に対応する発明では
、前記送流管および帰流管の何れか一方または両方の管
軸と平行的で、かつ、周方向に所定間隔をもって1条ま
たは複数条の光ファイバからなるOTDR形、OFDR
形の温度計を設置したことにより、送流管、帰流管の周
方向の温度分布または熱量分布を正確に測定でき、しか
も複数条の光ファイバに均温部を構成することにより、
複数の光ファイバの基準温度および基準位置を設定でき
、信号処理が非常に容易であり、かつ、管内の温度分布
や熱量分布、さらには管内の温度等の挙動を把握でき、
省エネの観点からエネルギーを製造できる。
【0015】さらに、請求項6に対応する発明では、光
ファイバの中間位置に均温部および光増幅器を設けるこ
とにより、測定距離を延ばすことができ、また、請求項
7に対応する発明では、請求項1ないし5と同様に管軸
方向の時間分布の挙動からエネルギー流体製造装置に到
達し再び送り出すときのエネルギーを予測でき、事前に
不足分のエネルギーを製造でき、またエネルギーの節減
を図ることが可能となる。
【0016】さらに、請求項8に対応する発明では、帰
流管側のエネルギー流体のエネルギーレベルに応じて、
前記帰流管側のエネルギー流体を前記送流管側のエネル
ギー流体にブレンディングすることにより、その分だけ
前記エネルギー流体製造装置側からエネルギー流体を送
り出す必要がなく、エネルギーの製造量を節減でき、ポ
ンプ等の稼働を抑制でき、また請求項9に対応する発明
では、管上側温度と管下側温度との温度差が所定の温度
以上のとき、管内流速を増速して前記所定温度以下に降
下することにより、エネルギー需要家に安定した所要と
するエネルギを供給できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するに先立ち、
本システムにおいて光ファイバを用いて温度測定を行う
OTDR(Optical  Time  Domai
nReflectometry)形温度計について説明
する。このOTDR形温度計には、ラマン(Raman
)散乱方式とレイリー(Rayleigh)散乱方式と
が用いられるが、これらの方式の間には光の波長が異な
る。ここでは、温度の計測感度が高いラマン散乱方式に
ついて述べる。
【0018】一般に、物質にある周波数ωの光信号を照
射したとき、この光信号は当該物質で後方に散乱して戻
ってくるが、これの戻りの光を例えば時間領域の分析装
置,つまりOTDRで観測すると、照射光の周波数ωの
ほか、この周波数と異なるω+ωr、ω+mωr(mは
整数)等の周波数の光,すなわちラマン散乱光を有する
現象がラマンにより発見されたが、その後、このラマン
散乱光が温度に依存していることも既に知られている。
【0019】このラマン散乱は、空気やガスの環境下で
その環境内の微少物質や種々の分子等の影響を受けるた
めに、温度計測に利用するのが難しいと考えられていた
。しかし、その後、光ファイバの製造および技術上の発
展に伴い、その光ファイバの種々の利用法が研究され、
その一環として温度計の利用についても研究開発が進め
られてきている。特に、光ファイバは空気やガスの環境
と異なって固定されたファイバ成分が存在するのみであ
るので、徐々にではあるが温度計測に適することが分か
ってきた。このOTDRは高速パルスを用いて温度計測
を行うのに対し、DFDRでは周波数変調された光を用
いて温度計測を行うものである。
【0020】しかし、現在、このラマン散乱方式を適用
した代表機種であるOTDR形温度計では、測温部の光
ファイバの位置分解能長さLtが20m、最小測定温度
Tbが5°c、最大測定温度Tcが150°c(光ファ
イバの最高使用温度で決まるので、必要があれば高温用
光ファイバの開発が必要となる)、最大測定長さLma
xがlkm(1GHzで0.1mに相当するので、0.
1m程度の分解能が限界)等を有する計測範囲にあるが
、学会その他の状況から将来的にはLtが0.5m、T
bが2°c、Tcが500〜600°c、Lmaxが0
.lkm程度まで改善されるものと考えられている。 なお、レイリー散乱方式を用いてもよく、これらの散乱
方式を含め、OTDR形温度計と呼ぶこととする。
【0021】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。先ず、図1は送流管および帰流管の全域
またはそれら管の所要とする領域内を流れているエネル
ギー流体の温度分布または時間当りの熱量(温度と流量
との積)分布を計測し、エネルギー需要家へ目標通りの
エネルギー流体を供給するシステムである。同図におい
て11は河川水,湖水,海水等の冷却または加温媒体を
取込んで冷却または加熱し所要とするエネルギーをもっ
たエネルギー流体を製造するエネルギー流体製造装置、
12は貯留装置であって、これはエネルギー流体製造装
置11で製造された所要とするエネルギー流体を一時貯
留し、必要に応じて貯留中のエネルギー流体をエネルギ
ー流体製造装置11に導き、或いは常時エネルギー流体
製造装置11との間でエネルギー流体の循環を行いつつ
、エネルギー需要家に安定にエネルギーを供給する役割
をもっている。
【0022】13は吐出用ポンプ等を用いた送受水装置
である。この送受水装置13は、貯留装置12に貯留さ
れたエネルギー流体を送流管14を経由してエネルギー
需要家15へ送出し、またエネルギー需要家15によっ
て消費されたエネルギー流体を帰流管16を経由して受
け取って貯留装置12またはエネルギー流体製造装置1
1に返還する。17、18は流量計、19は温度制御装
置、20はポンプの回転制御装置である。21、22は
光ファイバを用いたOTDR形温度計であって、これら
温度計21、22については後記する。23は各構成体
を総合的に制御する総合制御装置であって、これは例え
ば両流量計17、18の測定流量と測定温度とから熱量
を計算したり、エネルギー需要家15のエネルギー消費
状況に基づいてポンプの回転制御装置20および温度制
御装置19に必要な回転数や温度を設定し、或いはエネ
ルギー需要家15のエネルギー使用予定が予めプログラ
ム化されている場合にはそのプログラムに基づいて送出
する流体温度および流体送出量を目標値に合うように制
御する機能をもっている。
【0023】前記OTDR形温度計21、22にあって
は、冷水エネルギー流体または温水エネルギー流体が流
れている送流管14、帰流管16の周方向の温度分布ま
たは熱量分布を計測する観点から、図2(a)に示すよ
うに管軸と平行的、かつ、周方向に所定の間隔をもって
複数条の光ファイバ261 、262 、…、26n 
が添設され、光スイッチ27を用いて各光ファイバ26
1 、262 、…、26n を切替えながら、総合制
御装置23から光を入射し、そのラマン散乱光の時間お
よび光強度から送流管14、帰流管16の周方向の温度
分布または熱量分布を測定するもの、或いは図2(b)
に示すように1本の光ファイバ26を管の周方向に向っ
て蛇行状に添設して複数条の光ファイバ化した総合制御
装置23を含むOTDR形温度計26bを設置したもの
がある。さらに、図3に示す如く管軸と平行的で周方向
に所定の間隔を有し、かつ、管の長手方向に複数組設け
てなる複数条の光ファイバからなるOTDR形温度計2
6c(2611、2612、…、261n)、(262
1、2622、…、262n)が設置され、光スイッチ
27を用いて各光ファイバを切替える構成のものが考え
られる。
【0024】従って、以上のように総合制御装置23か
らOTDR形温度計26a〜26cへ光を入射し、その
ラマン散乱光を受光し、その受光時間および光強度を測
定することにより、送流管14、帰流管16の周方向の
温度分布を測定でき、さらにOTDR形温度計の出力と
流量計17、18の出力とから容易に熱量分布を求める
ことができ、総合制御装置23ではかかる温度分布およ
び熱量分布に基づいて温度制御装置19および回転制御
装置20を制御し、省エネの観点からエネルギー流体を
製造することができる。
【0025】次に、請求項2に係わる発明の実施例につ
いて図面を参照して説明する。すなわち、この実施例で
は、送流管14、帰流管16の管軸と平行的、かつ、周
方向に所定間隔を離して複数条の光ファイバ261 、
262 、…、26n を添設させた後、その外側に保
温材その他の部材28を被せて外部へ熱が逃げないよう
にしているが、このとき図4(a)に示すように複数条
の光ファイバ261 、262 、…、26n の所定
の一個所だけ束ねて管14、16に巻き付けて均温部2
9を構成し、或いは図4(b)に示す如く複数条の光フ
ァイバ261 、262 、…、26n の複数個所に
ついて束ねて管14、16に巻き付けて均温部29a、
29bを構成し、或いは図4(c)に示すように複数条
の光ファイバ261 、262 、…、26n のうち
任意の光ファイバ261 、262 を均温化し、さら
に光ファイバ262 、263 を均温化し、任意の光
ファイバを分割しながら全体の光ファイバ261 、2
62 、…、26n を均温化できる。
【0026】従って、以上のように複数条の光ファイバ
261 、262 、…、26n の所定個所、複数個
所または分割個所に均温部29、29a、29b、…を
構成することにより、時間的に決定できる管上の基準位
置の他、基準温度を容易に把握できる。
【0027】次に、請求項3に係わる発明の実施例につ
いて図面を参照して説明する。この発明の実施例におい
ては、図4では保温材その他の材料28の内部,つまり
管14、16の外周上に上記条件の下に複数条の光ファ
イバ261 、262 、…、26n の均温部29、
29a、29b、…を設けたが、例えば図5(a)、(
b)に示す如く保温材その他の材料28の外側に均温部
29を取り出して設けてもよい。従って、この均温部2
9からは実際の温度測定部分とは異なる外気温度を用い
て温度基準および位置基準(マーカ)を得ることができ
、総合制御装置23で温度分布および熱量分布を求める
ときに大きく寄与する。
【0028】さらに、請求項4に係わる発明の実施例に
ついて図面を参照して説明する。この発明の実施例では
、図6(a)に示すごとく測定距離上,光ファイバ長さ
に制約があるとき、管14、16の左右方向に添設され
た光ファイバ26、26の端部を管14、16外周に巻
装して均温部29を構成するとともに、この均温部29
から取り出した光ファイバ26、26の端部を例えば総
合制御装置23に導入し、この総合制御装置23内部ま
たは外部の光スイッチ27で切替え選択しつつ、光を入
射し、そのときのラマン散乱光を受光することにより、
管14、16の温度分布または熱量分布を測定できる。 図6(b)は光ファイバ26のほぼ中間位置を外部に取
り出して巻装することにより均温部29を構成するとと
もに、この均温部29から取り出した光ファイバの端部
を同様に総合制御装置23に導入すれば、同様にラマン
散乱方式によって管14、16内の温度分布または熱量
分布を測定できる。この場合には最大測定長さ×2倍の
測定が可能となり、しかも2本の光ファイバをあたかも
一本の光ファイバと同様にして測定できるので、同一の
温度個所を通して左右に分けるようにしている。
【0029】さらに、図7(a)、(b)は、別々(V
字状)または一体化された4方向に伸びている管14、
16等の場合、それら代表例の管14、16上に光ファ
イバ26を添設させた後、管14、16の交差部分から
光ファイバ26の端部を取り出し、ある1つの分岐され
た管14、16上に巻装して均温部29を構成し、或い
は各光ファイバ26の端部を管14、16の交差部分か
ら取り出して外部で巻装して均温部29を構成したもの
である。
【0030】次に、請求項5に係わる発明に実施例につ
いて図面を参照して説明する。この発明は、送流管14
、帰流管16の管軸と平行的、かつ、周方向に所定間隔
を離して複数条の光ファイバ261 、262 、…、
26n を添設する代わりに、周期性を持たせて添設す
る一方、周期的にピックアップして温度分布または熱量
分布を測定するものである。因みに、図8は光ファイバ
26を送流管14および帰流管16に一定ピッチで巻き
付け、かつ、送流管14内および帰流管16内の上側お
よび下側の間で温度分布が異なるとすれば、周方向の温
度分布は図8の下段に示す如く周期的な変化となって現
れる。従って、1ピッチに要する光ファイバ26の長さ
をLとすれば、各位置,つまり図9(a)に示すように
管内上部、管内中腹位置、管内下部について距離Lごと
に温度分布信号をサンプリングすれば、図9(b)に示
すように送流管14、帰流管16の周方向の温度の軸方
向分布が得られ、さらにピッチlを大きくしていけば周
方向の分解能が上げられる。しかし、軸方向の分解能は
落ちていく。ピッチlと1ピッチに必要な光ファイバ2
6の長さLは送流管14、帰流管16の半径をrとする
と、ほぼ L={(2πr)2 +l2 }1/2 の関係となる
。なお、送流管14、帰流管16の断面形状は円形状だ
けでなく、四角形状または多角形状のものでもよい。
【0031】さらに、送流管14、帰流管16への巻き
付けが困難な場合も考えられる。この場合には、送流管
14、帰流管16に光ファイバを平面的、かつ、周期的
、例えば図10(a)に示すごとく光ファイバ26につ
いて複数ののこぎり波ごとに直線を入れた状態に配置し
てなるシート31を取り付けるとか、或いは図10(b
)に示すように光ファイバ26を連続的なのこぎり波状
に配置してなるシート31を取り付けるとか、さらに図
10(c)に示すように光ファイバ26を連続的に矩形
状に配置してなるシート31を取り付けるようにしても
よい。図11(a)、(b)はシート取り付け例を示す
図である。
【0032】次に、請求項6に係わる発明の実施例につ
いて説明する。この発明の実施例は、図12に示すよう
に送流管14、帰流管16の管軸に平行に添設された前
後または左右からの光ファイバ26の端部を束ねて前記
管14、16に巻き付け、或いは管14、16外部に引
き出して巻装して均温部29を構成する一方、この均温
部29から取り出した光ファイバ26の端部に光増幅器
32、32a、32bを接続し、ここで到来する光信号
の強度を増幅して出力するものである。
【0033】このような構成によれば、図13の上段に
示すごとく光強度に変化が生ずるが、反射波の受光側で
同一温度と判断し、図12の下段のような加工処理を行
えば、長い管14、16であっても容易に温度分布また
は熱量分布を求めることができる。また、この場合には
光増幅器32、32a、32bの接続されている位置を
位置基準と考えて信号処理できる。
【0034】次に、図14は請求項7ないし9に係わる
発明の実施例を説明する熱量供給システムの構成図であ
る。なお、同図において第1図と同一部分には同一符号
を付してその詳しい説明は省略する。このシステムにお
いて特に異なるところは、エネルギー需要家15側から
所要とする距離だけ離れた位置の帰流管16と送流管1
4との間に返送装置40を設置したことにある。この返
送装置40は、エネルギー流体を返送する返送管41と
、図15に具体的に示すように例えば小容量のポンプ4
2a、流量計42bおよび弁42c等をもった流量制御
装置42と、少なくとも前記返送管41の入力側に位置
する帰流管16または返送管41の出力側に位置する送
流管14、或いは管16、14の両方にそれぞれ管軸に
平行的で、かつ、周方向に所定間隔を有するごとく線状
温度計43、44(例えばOTDR形温度計、白金抵抗
温度計等)とによって構成されている。なお、この返送
装置40は1個所に限らないことは言うまでもない。
【0035】従って、このような構成によれば、総合制
御装置23によって線状温度計43、44に光を入射し
、そのラマン反射光を受光することにより、返送管41
近傍の帰流管16および送流管14の管断面内の平均温
度または平均熱量を測定でき、また返送管41側から貯
留装置12側に近い送流管14および帰流管16に複数
条の光ファイバからなるOTDR形温度計または線状温
度計を設置して送流管14、帰流管16の管断面内の平
均温度または平均熱量を測定すれば、管軸方向の時間分
布における温度または熱量の挙動を知り得、これによっ
て総合制御装置23ではエネルギー流体が貯留装置12
側に到着するまで、つまりエネルギー流体製造装置11
に到着後熱交換して再び送り出すエネルギーを予測でき
、この予測エネルギーと目標送出エネルギーとを比較し
て予め不足分のエネルギーを求めた後、温度制御装置1
9を介してエネルギー流体製造装置11を制御すること
により、事前にエネルギーの補充動作を行なうことがで
きる。これは図1の構成のシステムでも同様に行いうる
ことは言うまでもない。
【0036】しかして、前記総合制御装置23の機能は
、送流管14と帰流管16のエネルギーの収支およびエ
ネルギー需要家15のエネルギー使用予定がプログラミ
ングされている場合には、それをも考慮して貯留装置1
2から送出するエネルギー流体の温度或いは熱量が目標
値に合うように制御することが基本となっており、この
とき貯留装置12のエネルギー流体の温度が一定である
ことが保証されていれば、特に貯留装置12の出側に温
度計を設置する必要はないが、本実施例では流量計17
で計測した流量Qと前記温度計によって計測した温度T
との積TQを熱量とし、予め定めた目標値に従って制御
するものである。また、総合制御装置23は、OTDR
形温度計または線状温度計で得られた平均温度のエネル
ギー流体が流量計18にてエネルギー流体製造装置11
に到達する流量の状況を測定し、この測定流量と温度計
の平均温度とから熱量の移動速度を算出し、この移動速
度と入力されてくる種々の情報とから温度制御装置19
を介してエネルギー流体製造装置11でエネルギー流体
を製造する速度を制御する機能をもっている。
【0037】さらに、総合制御装置23においては、エ
ネルギー流体製造装置11により製造されたエネルギー
流体をエネルギー需要家15で殆んど消費しない場合、
或いは送流管14側のエネルギー流体に帰流管16のエ
ネルギー流体を少々ブレンディングすれば再利用できる
と判断したとき、流量制御装置42のポンプの稼働また
は弁を開制御することにより、帰流管16のエネルギー
流体について返送管41、送流管14を通してエネルギ
ー需要家15に循環するようにすれば、その循環分のエ
ネルギー流体について送受水装置13を制御して貯留装
置12側からわざわざエネルギー流体を送る必要がなく
なる。具体的には、貯留装置12より送出すべき熱量か
ら返送装置40で帰流管側よりエネルギー需要家側へ再
利用させた熱量を差し引いた熱量を回転制御装置20を
介して送受水装置13を制御する機能をもっている。
【0038】なお、以上のようなエネルギーの循環を実
行する場合、エネルギー流体の状況を十分把握する必要
がある。そのためには、管内に十分なエネルギー流体が
入っていなければならないこと、さらには返送管41と
エネルギー需要家15との距離がある程度長いこと、つ
まり管軸方向に長いOTDR温度計21、22または線
状温度計43、44または熱量計(温度測定装置は長く
、流量計は特に長さを問わない、この温度と流量との積
が熱量)を設けていることが必要条件、例えばエネルギ
ー流体の流れが10秒程度以上あることが必要である。 つまり、本システムにおいては、少なくとも管内にエネ
ルギー流体が十分な距離だけ流れていることを確認し、
また、例えば帰流管16a、16b、16cにOTDR
温度計21、22または線状温度計43、44を添設さ
せて管内の温度分布または熱量分布を測定することによ
り、帰流管16のエネルギー流体を送流管14のエネル
ギー流体にブレンドして有効であるかどうかを判断し、
この測定値に基づいて流量制御装置42のポンプ42a
を稼働させるものである。
【0039】次に、図15は特に帰流管16と返送装置
40に係わる他の実施例を説明する図である。この実施
例は、帰流管16内部を分離板50で上側と下側とに分
離するとともに、流量制御装置40の内部にポンプ42
a、流量計42bおよび弁42cの他、管内の温度分布
を測定し、暖房のときポンプ42aを稼働させて分離板
50より上側の温度の高いエネルギー流体を取込み、ま
た冷房のとき同様にポンプ42aを稼働させて分離板5
0より下側の温度の低いエネルギー流体を取込むOTD
R形温度計42dと、このOTDR形温度計42dの測
定温度と流量計42bの出力とから熱量を測定し、その
熱量が予め定めた熱量よりも大きいとき弁42cを開け
て帰流管16a内部のエネルギー流体を送流管16のエ
ネルギー流体にブレンディングさせる熱量計とが設けら
れている。42eは熱量制御装置である。
【0040】なお、図16に示すように分離板50を設
けずに管上側の高温度のエネルギー流体または管下側の
低温度のエネルギー流体を取込むようにしてもよく、ま
た前記分離板50の長さLの目安は例えば管軸方向にL
≧数D〜数10D程度(Dは管内径)とすることにより
、ポンプ42aでエネルギー流体を取り込んだとき、温
度の異なるエネルギー流体を吸い込みにくい構成とする
こともできる。
【0041】さらに、本発明の他の実施例を説明する。 エネルギー流体を流通する水平の送流管14および帰流
管16の上部と下部の温度差が所定の温度以上になった
とき、管に曲りが発生し破損の原因となることから、温
度差が一定値以上にならないように流速を制御する必要
がある。例えばFBR(高速増殖炉)の冷却媒体である
Na−K、Na流体等を100°c〜600°cで流す
ような場合、以上のような問題が生じてくる。このとき
、エネルギー流体の流速が著しく遅い場合、管内の対流
によって上下の温度差が数倍以上異なる場合が発生する
ので、それを極力回避する必要がある。
【0042】そこで、以上のような問題を解決するため
に、図17に示すような構成によって対処する。同図に
おいて51はポンプ、52は流量計、53、54は線状
温度計、55は弁、56は熱交換器である。つまり、こ
のシステムでは、総合制御装置23において送流管14
側および帰流管16側に設けた線状温度計53、54の
管上側温度および管下側温度とからそれぞれ個別に温度
差を求め、この温度差が所定値(例えば管の熱特性等か
ら決定する)以上となったとき、ポンプ51を増速して
流速を速めるとか、或いは弁55を開いて流体の合流を
図るとかを行って、送流管14、帰流管16を保護する
制御を行う。
【0043】なお、このとき管への温度センサの取付け
は、管内部または管外部に保護細管を添設し、この保護
細管内部に光ファイバまたは白金抵抗温度計等の線状温
度計53、54を挿入し、その光ファイバ端部または白
金抵抗温度計の端部を外部に取り出すようにしてもよい
。また、温度を測定する場合には低温〜高温の繰り返し
による熱膨脹によって光ファイバが切れることも考えら
れるが、この場合には多少弛みをもたせて添設するとよ
い。また、線状温度計53、54は図18のように配置
する。つまり、管内上側に気泡61が集まり、管内下側
に沈殿物62が溜まる可能性があるので、例えば図18
(a)に示すように気泡61、沈殿物62を避けた位置
に線状温度計53、54を配置すれば、管内の温度を正
確に測定できる。なお、一般的には、図18(b)のよ
うに管下側の最下点に1個だけ線状温度計53、54を
設けてもよく、或いは経済性の観点から図18(c)に
示すように管上側にも気泡61を避けて1個の線状温度
計53、54を設けてもよい。
【0044】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。
【0046】先ず、請求項1ないし5の発明においては
、管の周方向に所定間隔をもってOTDR形温度計を設
けることにより、管の温度分布および熱量分布を正確に
測定可能であり、さらに複数の光ファイバの所定個所を
所定形状に束ねて均温部を構成することにより、基準位
置および基準温度を確実に把握して温度分布および熱量
分布を得ることができる。
【0047】次に、請求項6においては、光ファイバを
用いたOTDR形温度計を用いても長い距離にわたって
管の温度分布および熱量分布を測定できる。
【0048】さらに、請求項7では、エネルギー流体の
時間分布の挙動状態を把握でき、ひいては予めエネルギ
ーの不足分を予測可能であり、事前に必要な分だけエネ
ルギーを製造でき、省エネ化を実現できる。
【0049】さらに、請求項8においては、エネルギー
需要側から帰ってくるエネルギー流体を有効に活用でき
、その分だけエネルギーの製造量を節減でき、同様に省
エネ化を図ることができる。
【0050】さらに、請求項9では、管内上下の温度差
の大きさに応じてエネルギー流体の増速等を行うことに
より、管の変形または破損を未然に回避でき、長期にわ
たって安定に熱量を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係わる熱量供給システムの全体構
成を示す図。
【図2】  図1の熱量供給システムに設けるOTDR
形温度計の配置例を示す図。
【図3】  図1の熱量供給システムに設けるOTDR
形温度計の配置例を示す図。
【図4】  OTDR形温度計における均温部の種々の
態様図。
【図5】  外部にOTDR形温度計の均温部を設けた
図。
【図6】  前後または左右に配置されたOTDR形温
度計の均温部の設定例図。
【図7】  前後左右に配置されたOTDR形温度計の
均温部の設定例図。
【図8】  周期性をもったOTDR形温度計の配置図
【図9】  周期性をもったOTDR形温度計の配置に
よる温度のピックアップ説明図。
【図10】  周期性をもったOTDR形温度計の配置
例図。
【図11】  管体にシートを介して周期性をもったO
TDR形温度計を配置する説明図。
【図12】  OTDR形温度計に光増幅器を接続した
図。
【図13】  光増幅器を用いたときの受光強度の加工
図。
【図14】  本発明に係わる熱量供給システムの他の
実施例を示す全体構成図。
【図15】  図14の熱量供給システムにおける返送
装置の一具体例を示す構成図。
【図16】  温度の異なるエネルギー流体を取り出す
管体の構成図。
【図17】  管体上下部の温度差を少なくするための
構成図。
【図18】  管体に付設する線状温度計の配置態様図
【符号の説明】
11…エネルギー流体製造装置、12…貯留装置、13
…送受水装置、14…送流管、15…エネルギー需要家
、16…帰流管、17、18…流量計、23…総合制御
装置、26、26a、26b、26c…OTDR形温度
計、28…保温材その他の材料、29、29a、29b
…均温部、31…シート、32、32a、32b…光増
幅器、40…返送装置、41…返送管、42…流量制御
装置、43、44…線状温度計、50…分離板。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エネルギー需要家からの要求に応じて
    、エネルギー流体製造装置によって製造された冷・温水
    のエネルギー流体を送流管を通してエネルギー需要家に
    供給し、かつ、前記エネルギー需要家によって消費され
    たエネルギー流体を帰流管を通して受け取る熱量供給シ
    ステムにおいて、前記送流管および帰流管の何れか一方
    または両方の管軸と平行的で、かつ、周方向に所定間隔
    をもって1条または複数条の光ファイバからなるOTD
    R形、OFDR形等の温度計を設置し、前記送流管、帰
    流管の周方向の温度分布または熱量分布を測定可能とし
    たことを特徴とする熱量供給システム。
  2. 【請求項2】  複数条の光ファイバは、所定の1個所
    、複数個所または分割個所を所定の形状にまとめて均温
    部を構成したことを特徴とする請求項1記載の熱量供給
    システム。
  3. 【請求項3】  均温部は、前記OTDR形、OFDR
    形等の温度計の外側が保温材その他の部材で覆われてい
    るとき、前記保温材その他の部材の外側に取り出して構
    成したことを特徴とする請求項2記載の熱量供給システ
    ム。
  4. 【請求項4】  送流管、帰流管の外側の前後、左右ま
    たは前後左右に添設された光ファイバの端部を、前記管
    周囲または管外部で巻装して均温部を構成するとともに
    、この均温部から取り出された各光ファイバの端部を切
    替え選択して温度分布または熱量分布を測定可能とする
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の熱
    量供給システム。
  5. 【請求項5】  1条または複数条の光ファイバは、周
    期性を持たせて配置するとともに、得られた反射光の強
    度について所定の周期ごとにピックアップすることによ
    り、温度分布または熱量分布を測定可能としたことを特
    徴とする請求項1記載の熱量供給システム。
  6. 【請求項6】  エネルギー需要家からの要求に応じて
    、エネルギー流体製造装置によって製造された冷・温水
    のエネルギー流体を送流管を通してエネルギー需要家に
    供給し、かつ、このエネルギー需要家によって消費され
    たエネルギー流体を帰流管を通して受け取る熱量供給シ
    ステムにおいて、前記送流管、帰流管の外側の前後また
    は左右に添設された光ファイバの端部を、前記管周囲ま
    たは管外部で巻装して均温部を構成するとともに、この
    均温部から取り出された各光ファイバの端部に光増幅器
    を接続し、一方の光ファイバからの光信号を増幅して出
    力することを特徴とする熱量供給システム。
  7. 【請求項7】  エネルギー需要家からの要求に応じて
    、エネルギー流体製造装置によって製造された冷・温水
    のエネルギー流体を送流管を通してエネルギー需要家に
    供給し、かつ、このエネルギー需要家によって消費され
    たエネルギー流体を帰流管を通して受け取る熱量供給シ
    ステムにおいて、前記エネルギー需要家側および前記エ
    ネルギー流体製造装置側に近い前記帰流管の所要とする
    長さにわたって線状温度計を設置し、管内温度または熱
    量を計測し、管軸方向の時間分布の挙動からエネルギー
    流体が前記エネルギー流体製造装置に到達して熱交換し
    て再び送り出すエネルギーと目標送出エネルギーとを比
    較し、その不足分のエネルギーを事前に前記エネルギー
    流体製造装置で製造することを特徴とする熱量供給シス
    テム。
  8. 【請求項8】  エネルギー需要家からの要求に応じて
    、エネルギー流体製造装置によって製造された冷・温水
    のエネルギー流体を送流管を通してエネルギー需要家に
    供給し、かつ、このエネルギー需要家によって消費され
    たエネルギー流体を帰流管を通して受け取る熱量供給シ
    ステムにおいて、前記帰流管と前記送流管との間に1つ
    以上の返送装置を設け、帰流管側のエネルギー流体のエ
    ネルギーレベルに応じて、前記帰流管側のエネルギー流
    体を前記送流管側のエネルギー流体にブレンディングし
    、前記エネルギー流体製造装置側から送り出すエネルギ
    ー流体を節減することを特徴とする熱量供給システム。
  9. 【請求項9】  エネルギー需要家からの要求に応じて
    、エネルギー流体製造装置によって製造された冷・温水
    のエネルギー流体を送流管を通してエネルギー需要家に
    供給し、かつ、このエネルギー需要家によって消費され
    たエネルギー流体を帰流管を通して受け取る熱量供給シ
    ステムにおいて、前記帰流管および前記送流管の何れか
    一方または両方の管軸方向にそって管上側と管下側とに
    線状温度計を設け、この線状温度計から得られる管上側
    温度と管下側温度との温度差が所定の温度以上のとき、
    管内流速を増速して前記所定温度以下に降下させること
    を特徴とする熱量供給システム。
JP612591A 1991-01-23 1991-01-23 熱量供給システム Pending JPH04240324A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9390485B2 (en) 2014-03-07 2016-07-12 Ricoh Company, Ltd. Image processing device, image processing method, and recording medium
CN103604181B (zh) * 2013-11-25 2016-09-14 上海竞胜国际贸易有限公司 一种新型车载节能装置的节能方法
CN114183796A (zh) * 2021-11-26 2022-03-15 杭州英集动力科技有限公司 基于电制热与集中供热多能互补系统优化调度方法及装置

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