JPH0423967Y2 - - Google Patents

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JPH0423967Y2
JPH0423967Y2 JP5066785U JP5066785U JPH0423967Y2 JP H0423967 Y2 JPH0423967 Y2 JP H0423967Y2 JP 5066785 U JP5066785 U JP 5066785U JP 5066785 U JP5066785 U JP 5066785U JP H0423967 Y2 JPH0423967 Y2 JP H0423967Y2
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liquid
pressurizing chamber
pipe
water
drain pipe
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本案はトイレのフラツシユタンク等の如く、間
欠的に放水されると共に放水後には満水になる様
に注水される水槽用の洗浄剤供給装置であつて、
特にサイフオン型と称される装置に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 此種装置としては、特開昭54−105837号公報、
特開昭55−13390号公報、特開昭57−155449号公
報に示されている如く、洗浄剤を内蔵した容器に
曲折した管路を設けて、この管路中に気泡による
エアロツクを発生せしめ以つて水槽側の水と容器
側の洗浄剤溶液とを遮断する様に構成してある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 この様な従来装置は容器自体に複雑な管路を形
成する必要があるから、金型等の製造設備が高価
になり製品原価が高額になる他、気泡によるエア
ロツクを細い曲折した管路内において確実に発生
せしめる必要があるため、取付姿勢を正確に固定
しなければならず、従つてフラツシユタンクの型
式によつては適合しないものもあると云う問題が
ある。
〈問題を解決するための手段〉 本考案では、第1図に示す如く、大気圧を印加
される主容器10と、この主容器10に連結され
ると共に所定量の液体を貯溜した下方の昇圧室2
0と、上記主容器10と上記昇圧室20とを連結
する供給パイプ30と、上記主容器と上記昇圧室
20との少くとも一方に収容された水溶性洗浄剤
50と、上記昇圧室20から引出されると共に下
方へ垂下された排液パイプ40とを備え、上記昇
圧室20は上記2本のパイプ30,40以外は密
閉する一方、上記供給パイプ30の昇圧室内にお
ける先端開口部32は上記排液パイプ40の昇圧
室における開口部即ち吸液口41より所定距離下
方で液中に没入する様に位置し、上記供給パイプ
30の上記主容器10からの流出点P、例えば上
端開口部31は、上記排液パイプ40の吸液口4
1を没する液位より上方に位置せしめられた構成
の装置が提供される。
〈作用〉 本案装置においては、水槽に水が注入された時
には、排液パイプ40からパイプ内の大気と水が
昇圧室に逆流し、この逆流する大気は昇圧室20
の気圧を上昇せしめる。
そして逆流してくる水は水圧と昇圧室20内の
気圧によつて供給パイプ30から主容器10内に
押上げ供給され、これによつて主容器内洗浄剤5
0が接水溶解される。
この逆流する水は、昇圧室内の気圧を室内の増
水で昇圧させながら主容器内に送られるから、第
1図鎖線L2のように水槽が満水になつて水の逆
流が止まつた時には排液パイプの開口端41と昇
圧室の液面間には、排液パイプ40内から逆流し
た空気分だけの微小空〓Sが発生する。
次に水槽内の水が放水されると、排液パイプ4
0の排液口42からはベンチユリー効果でパイプ
内の水及び昇圧室内の空気が吸出され、これによ
つて昇圧室内の液位が鎖線の如く上昇して排液パ
イプ40の吸液口41を没入せしめる。
従つて昇圧室内の洗浄液51はサイフオン効果
によつて排液口42から水槽内に急激に放出され
ると共に主容器10からは洗浄液51が昇圧室2
0に流下補充される。
洗浄液51の放出は昇圧室20の液位が吸液口
41迄降下した時に停止され、この時排液パイプ
40内は空になり又槽の水位が排液口42より降
下すると、水槽内の大気が排液口42から昇圧室
内に流入して昇圧室20内の気圧は大気圧にな
り、原状に復する。
〈実施例〉 第1図に示す実施例は、主容器10と昇圧室2
0とが別体に作られている構成で、供給パイプ3
0はその上端開口部31を主容器10の下部に連
結すると共に下端開口部32を昇圧室20内に深
く垂下して固定されている。
上記昇圧室20は密閉容器で作られており上面
には上記供給パイプ30の他の排液パイプ40を
密に挿通固定してある。
上記排液パイプ40は、その1端を吸液口41
として昇圧室20内に挿入すると共に他端は排液
口42として昇圧室20の外側に垂下してある。
上記排液パイプ40の吸液口41は上記供給パ
イプ30の下端開口部32より高い位置に設けて
あり、従つて供給パイプ30の下端開口部32は
常時昇圧室20内の洗浄液中51に没入している
のに対し、排液パイプ40の吸液口41は後述の
如く液面の昇降によつて液に対し出没する事にな
る。
上記主容器10には、通気孔11を設けた蓋1
2が取付けられており、又容器内には水溶性の固
型洗浄剤50、例えばブリーチ単体や香料、着色
料を添加した界面活性剤等が収容されている。
又上記主容器10は、内部の液体が落差によつ
て昇圧室20内に供給される様に配置される必要
があるから、その供給パイプ30の液体流出点
P、例えば第1図における供給パイプ30の上端
開口部31や、第3図における分岐点Pが、上記
排液パイプの吸液口41を没する液位L3より上
に位置する事が必要である。
而して今水槽内の水が放水されて水位が下方水
位L1にあるとすると、主容器10内の洗浄剤5
0を溶解した洗浄液51は、昇圧室20内におい
て供給パイプの下端開口部32を没入せしめた状
態で所定量存在するのみであり、主容器10、供
給パイプ30、排液パイプ40内は空である。
次いで水槽内に水が注入されると、この水は前
述の如く、排液パイプ40内に侵入し、このパイ
プ内の大気を昇圧室20に押込みながら昇圧室2
0内に逆流すると共に水位の上昇に伴つて昇圧室
20に充満し、昇圧室20内の空気が圧縮されて
気圧を増大する事と、水位の上昇に伴つて供給パ
イプ30を通して主容器10内に逆流し、遂には
第1図鎖線の水位L2に達する。
以上のように水位が上方水位L2に至ると、主
容器10内の洗浄剤50は水により溶解され、主
容器内には洗浄液51が生成されると共に昇圧室
20内の気圧の上昇によつて排液パイプ40から
の水の逆流は阻止され、排液パイプ40の吸液口
41と昇圧室20内の洗浄液51の液面間には微
小空〓Sが生じ、洗浄液51と水槽内の水とは遮
断される。
この様に、本案装置では、上記吸液口41と洗
浄液51の液面に空〓Sを発生せしめるために、
排液パイプ40内の空気が利用されるから、排液
パイプ40はタンクの水位が下方L1である時に
空である必要があり、このためには第1図乃至第
3図のようにサイフオン作用を利用するのが良好
であるが、下方水位L1は排液パイプ40の排液
口42より下方にあるから、場合によつては第4
図に示す如く、単に落差を利用したものであつて
も良い。
そして又上記空〓Sの幅は、昇圧室20におけ
る上記吸液口41から上方の空間の容積と、上記
排液パイプ40の容積との相関関係で決定される
から、例えば昇圧室20の空間が大きい場合に
は、排液パイプ40の管径と長さを大きくして排
液パイプ40内の空気量を大きくする事が必要で
ある。
この様な状態にある時に、水槽の水を放水する
と水は水位L2からL1に降下する間に排液パイ
プ40から洗浄液51を吸出し、主容器10内の
洗浄液51は昇圧室に流下補充される。
この様に昇圧室20に補充された洗浄液はサイ
フオン作用で水槽内に放出され、この洗浄液51
の放出は昇圧室20の液位が低下する事で停止さ
れる。
そして洗浄液51が流出しなくなつた時点で、
排液パイプ40には空気が充満し、昇圧室20の
気圧は低下して装置は原状に復する。
以上の処において、本案装置は第2図の如く主
容器10と昇圧室20とを1体的に組合せても良
いし、又供給パイプ30は第3図の如く、主容器
の上部に通じる上方枝管33と下部に通じる下方
枝管34とを有する構成でも良い。
而してこの様な枝管33,34を用いると、水
槽の水を逆流せしめた時において、主容器内の洗
浄剤50の近辺に渦流を生じしめる事が出来るか
ら洗浄剤50の溶解効果を良くする事が出来ると
共に枝管33,34から濃淡両様の洗浄液51を
混合して取出す事が出来るから、稀釈度の平均化
をする事が出来る。
更に又上記実施例では、いづれも主容器10内
に洗浄剤50を収容しているが、この洗浄剤50
は第4図に示す如く、昇圧室20に収容しても良
いし、或は又主容器10と昇圧室20とに、例へ
ば別種の洗浄剤を各別に収容したり、洗浄剤と別
途薬剤とを各別に収容したりしても良い。
而して、第4図に示す如く、昇圧室20にのみ
洗浄剤50を収容すれば、洗浄剤50が昇圧室2
0内の少量の水のみ接する事になるから、洗浄剤
の溶出量を略一定にする事が出来る利益がある
他、サイフオン作用によつて洗浄液51が放出さ
れる場合には主容器10の水が昇圧室20内の洗
浄液51を押出して排水するから特に溶解度の高
い洗浄剤50を長時間水中に放置する様な場合に
有利である。
尚又、上記供給パイプ30と排液パイプ40
は、第4図に示す如く、昇圧室20に横方向から
開口する様に構成しても良く、この場合には空〓
Sは液面と平行状な排液パイプ40との間に形成
される。
〈考案の効果〉 本案装置はこの様なものであるから、従来の気
泡をエアロツクに利用する型式のものに比較して
構造が簡単で製造原価を安価にする事が出来る他
昇圧室20の比較的大容量の昇圧された空気をエ
アロツクとして利用するものであるから、動作が
安定で且つ取付条件も緩やかであると云う効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は夫々本案装置の実施例を示
す縦断側面図である。 図中10は主容器、20は昇圧室、30は供給
パイプ、40は排液パイプ、50は洗浄剤を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に大気圧を印加される主容器と、この主容
    器と供給パイプで連結されると共に内部に所定量
    の液体を貯溜した昇圧室と、該昇圧室から引出さ
    れると共に昇圧室内の気圧を所定値迄上昇させ得
    る量の空気を内有した排液パイプと、更に上記主
    容器と昇圧室との一方又は双方に収容された水溶
    性洗浄剤とを備え、上記昇圧室は上記供給パイプ
    と排液パイプの挿通箇処以外を密閉した密封容器
    とし、上記供給パイプはその先端開口部が昇圧室
    内において、上記排液パイプの吸液口より下方に
    位置すると共に常時昇圧室内の液中に没入する様
    に固定する一方、上記排液パイプは上記昇圧室か
    ら引出されて下方へ屈曲垂下せしめられる様に作
    り、上記主容器は、その供給パイプの液体流出点
    が上記排液パイプの吸液口を没する液位より上方
    に位置する様に設けられている構成の水槽用の洗
    浄剤供給装置。
JP5066785U 1985-04-05 1985-04-05 Expired JPH0423967Y2 (ja)

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JPS61169182U JPS61169182U (ja) 1986-10-20
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