JPH04238797A - 低軌道宇宙機器用熱制御フィルム - Google Patents
低軌道宇宙機器用熱制御フィルムInfo
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- JPH04238797A JPH04238797A JP2409430A JP40943090A JPH04238797A JP H04238797 A JPH04238797 A JP H04238797A JP 2409430 A JP2409430 A JP 2409430A JP 40943090 A JP40943090 A JP 40943090A JP H04238797 A JPH04238797 A JP H04238797A
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- Japan
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- film
- thermal control
- orbit space
- space equipment
- control film
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- Pending
Links
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- 229920002050 silicone resin Polymers 0.000 claims abstract description 7
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- 229920002799 BoPET Polymers 0.000 claims abstract description 6
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は宇宙ステーション等の長
期運用低軌道宇宙機器を熱制御する低軌道宇宙機器用熱
制御フィルムに係り、特に、電離層に存在する原子状酸
素や紫外線等による劣化を防止する低軌道宇宙機器用熱
制御フィルムに関するものである。
期運用低軌道宇宙機器を熱制御する低軌道宇宙機器用熱
制御フィルムに係り、特に、電離層に存在する原子状酸
素や紫外線等による劣化を防止する低軌道宇宙機器用熱
制御フィルムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、地球上空の宇宙空間には多数の人
工衛星が運航されており、さらに近年では長期運用低軌
道宇宙ステーション等の建設が計画されている。図２に
示すのはこの長期運用低軌道宇宙ステーションのモジュ
ール部ａである。このモジュール部ａは人間が居住する
与圧部ｂに様々な実験装置を備えた曝露部ｃが設けられ
、宇宙空間の無重力状態や極限状態を利用した様々な実
験や生産が行われることになる。
工衛星が運航されており、さらに近年では長期運用低軌
道宇宙ステーション等の建設が計画されている。図２に
示すのはこの長期運用低軌道宇宙ステーションのモジュ
ール部ａである。このモジュール部ａは人間が居住する
与圧部ｂに様々な実験装置を備えた曝露部ｃが設けられ
、宇宙空間の無重力状態や極限状態を利用した様々な実
験や生産が行われることになる。
【０００３】ところで、この長期運用低軌道宇宙ステー
ションや人工衛星が位置する宇宙空間は太陽光放射の影
響によって絶対零度付近から数百℃まで変化するといっ
た苛酷な環境であるため、特に、上記モジュール部ａの
曝露部ｃの外表面にはこれら太陽光からの輻射熱の断熱
と、内部機器の放射熱を防止する熱制御フィルムが形成
されている。
ションや人工衛星が位置する宇宙空間は太陽光放射の影
響によって絶対零度付近から数百℃まで変化するといっ
た苛酷な環境であるため、特に、上記モジュール部ａの
曝露部ｃの外表面にはこれら太陽光からの輻射熱の断熱
と、内部機器の放射熱を防止する熱制御フィルムが形成
されている。
【０００４】この熱制御フィルムは例えば、両面をアル
ミ蒸着した耐熱応力性の高いマイラ又はポリイミドフィ
ルム等のポリマを多層に積層して形成されており、太陽
光の吸収率と放射率を制御して内部機器を熱変動による
不都合から保護している。
ミ蒸着した耐熱応力性の高いマイラ又はポリイミドフィ
ルム等のポリマを多層に積層して形成されており、太陽
光の吸収率と放射率を制御して内部機器を熱変動による
不都合から保護している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の衛星
である静止衛星などは高度３６０００Ｋｍといった比較
的高度な外気圏内に位置されているため、上述したよう
な熱制御フィルムで充分耐用できた。しかしながら、こ
の長期運用低軌道宇宙ステーションが建設される高度４
５０Ｋｍ以下の比較的低軌道の電離層においては太陽の
紫外線などによって酸素が電離した状態の原子状酸素（
Ａ０）の濃度が濃く、この原子状酸素が上記の熱制御フ
ィルムｄを劣化させてしまい、従来のポリマ主体の熱制
御フィルムでは耐久性に乏しく、１〜２年程度の耐用年
数しか得られなかった。
である静止衛星などは高度３６０００Ｋｍといった比較
的高度な外気圏内に位置されているため、上述したよう
な熱制御フィルムで充分耐用できた。しかしながら、こ
の長期運用低軌道宇宙ステーションが建設される高度４
５０Ｋｍ以下の比較的低軌道の電離層においては太陽の
紫外線などによって酸素が電離した状態の原子状酸素（
Ａ０）の濃度が濃く、この原子状酸素が上記の熱制御フ
ィルムｄを劣化させてしまい、従来のポリマ主体の熱制
御フィルムでは耐久性に乏しく、１〜２年程度の耐用年
数しか得られなかった。
【０００６】そこで、本発明は上記の課題を有効に解決
するための案出されたものであり、その目的は原子状酸
素や紫外線等に対する耐久性を向上された低軌道宇宙機
器用熱制御フィルムを提供するものである。
するための案出されたものであり、その目的は原子状酸
素や紫外線等に対する耐久性を向上された低軌道宇宙機
器用熱制御フィルムを提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は低軌道宇宙機器の表面に形成され、該低軌道
宇宙機器を熱制御すると共に、その表面を原子状酸素お
よび紫外線等から保護するための低軌道宇宙機器用熱制
御フィルムにおいて、両面に金属蒸着層を形成したマイ
ラ又はポリイミドフィルムをスペーサを介して多層に積
層して形成された多層フィルムと、該多層フィルムの曝
露表面に形成されたシリコン樹脂ラバーからなる保護層
とから構成されている。
に本発明は低軌道宇宙機器の表面に形成され、該低軌道
宇宙機器を熱制御すると共に、その表面を原子状酸素お
よび紫外線等から保護するための低軌道宇宙機器用熱制
御フィルムにおいて、両面に金属蒸着層を形成したマイ
ラ又はポリイミドフィルムをスペーサを介して多層に積
層して形成された多層フィルムと、該多層フィルムの曝
露表面に形成されたシリコン樹脂ラバーからなる保護層
とから構成されている。
【０００８】
【作用】本発明は以上のように構成したので、多層フィ
ルムが太陽光からの輻射熱の断熱と、内部機器の放射熱
を防止して熱変動による不都合から内部機器を保護する
ことになる。また、多層フィルムの曝露表面に形成され
た保護層は原子状酸素および紫外線が多層フィルムを劣
化するのを防止する。
ルムが太陽光からの輻射熱の断熱と、内部機器の放射熱
を防止して熱変動による不都合から内部機器を保護する
ことになる。また、多層フィルムの曝露表面に形成され
た保護層は原子状酸素および紫外線が多層フィルムを劣
化するのを防止する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【００１０】本発明の低軌道宇宙機器用熱制御フィルム
は宇宙ステーション等の低軌道宇宙機器の表面に覆って
形成されるものであり、主に太陽光からの輻射熱の断熱
と、低軌道宇宙機器の内部機器の放射熱を防止している
。
は宇宙ステーション等の低軌道宇宙機器の表面に覆って
形成されるものであり、主に太陽光からの輻射熱の断熱
と、低軌道宇宙機器の内部機器の放射熱を防止している
。
【００１１】図１に示すように、この低軌道宇宙機器用
熱制御フィルム１は、多層フィルムと２、この多層フィ
ルム２の曝露表面に保護層３とから構成されている。
熱制御フィルム１は、多層フィルムと２、この多層フィ
ルム２の曝露表面に保護層３とから構成されている。
【００１２】この多層フィルム２は図示するように、両
面にアルミ蒸着した厚さが約６μｍのポリイミドフィル
ム４をダクロンネット等のスペーサ５を介して１２〜２
０層に積層して形成されたフィルムの表面に、両面にア
ルミ蒸着した厚さが約２５μｍ のマイラ６をスペーサ
５を介して形成されており、断熱効果を高めている。ま
た、この多層フィルム２の曝露表面に形成された保護層
３はシリコン樹脂ラバーまたはシリコン塗装から形成さ
れており、さらに、このシリコン樹脂ラバー内には宇宙
空間に存在している原子状酸素に対する耐久性を高める
ために耐原子状酸素顔料が含有されている。
面にアルミ蒸着した厚さが約６μｍのポリイミドフィル
ム４をダクロンネット等のスペーサ５を介して１２〜２
０層に積層して形成されたフィルムの表面に、両面にア
ルミ蒸着した厚さが約２５μｍ のマイラ６をスペーサ
５を介して形成されており、断熱効果を高めている。ま
た、この多層フィルム２の曝露表面に形成された保護層
３はシリコン樹脂ラバーまたはシリコン塗装から形成さ
れており、さらに、このシリコン樹脂ラバー内には宇宙
空間に存在している原子状酸素に対する耐久性を高める
ために耐原子状酸素顔料が含有されている。
【００１３】次に、本実施例の作用を述べる。
【００１４】上述したように、多層フィルム２はポリイ
ミドフィルム４等のポリマをダクロンネット等のスペー
サ５を介して１２〜２０層に積層して形成されているた
め、断熱効果が高く、太陽光からの輻射熱と放射熱を防
止して内部機器を熱変動から保護することになる。また
、保護層３は宇宙空間に存在している原子状酸素、微小
隕石、破片などによる衝撃から多層フィルム２を保護し
ている、また、上述したように、この保護層３内には耐
原子状酸素顔料が含有されているため、原子状酸素によ
って劣化されることがない。従って、多層フィルム２へ
の原子状酸素を遮蔽することになり、多層フィルム２が
原子状酸素によって劣化されることがなくなる。また、
保護層３のシリコン樹脂ラバーは柔軟性に富み、加工し
易い等の長所を有しているため、その製作は容易にでき
る。
ミドフィルム４等のポリマをダクロンネット等のスペー
サ５を介して１２〜２０層に積層して形成されているた
め、断熱効果が高く、太陽光からの輻射熱と放射熱を防
止して内部機器を熱変動から保護することになる。また
、保護層３は宇宙空間に存在している原子状酸素、微小
隕石、破片などによる衝撃から多層フィルム２を保護し
ている、また、上述したように、この保護層３内には耐
原子状酸素顔料が含有されているため、原子状酸素によ
って劣化されることがない。従って、多層フィルム２へ
の原子状酸素を遮蔽することになり、多層フィルム２が
原子状酸素によって劣化されることがなくなる。また、
保護層３のシリコン樹脂ラバーは柔軟性に富み、加工し
易い等の長所を有しているため、その製作は容易にでき
る。
【００１５】また、保護層３の表面にシリコン樹脂塗装
を行って、保護層３の厚さ、形状を変えることにより光
学的物性としては太陽光吸収率（αｓ），放射率（εＨ
）および両者の比率αｓ／εＨを任意に設定することが
できる。従って、必要に応じて太陽光照射、地球赤外、
アベルト、宇宙への放射冷却などの軌道要素に対する熱
制御を容易にすることができる。
を行って、保護層３の厚さ、形状を変えることにより光
学的物性としては太陽光吸収率（αｓ），放射率（εＨ
）および両者の比率αｓ／εＨを任意に設定することが
できる。従って、必要に応じて太陽光照射、地球赤外、
アベルト、宇宙への放射冷却などの軌道要素に対する熱
制御を容易にすることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上、要するに本発明によれば、宇宙空
間に存在する原子状酸素、微小隕石などに対して耐久性
が向上すると共に、光学特性を利用して内部機器の熱制
御を容易にすることが可能となるといった優れた効果を
有する。
間に存在する原子状酸素、微小隕石などに対して耐久性
が向上すると共に、光学特性を利用して内部機器の熱制
御を容易にすることが可能となるといった優れた効果を
有する。
【図１】本発明の一実施例を示す拡大断面図である。
【図２】宇宙ステーションのモジュール部を示す斜視図
である。
である。
２ 多層フィルム
３ 保護層
Claims (1)
- 【請求項１】 低軌道宇宙機器の表面に形成され、該
低軌道宇宙機器を熱制御すると共に、その表面を原子状
酸素および紫外線等から保護するための低軌道宇宙機器
用熱制御フィルムにおいて、両面に金属蒸着層を形成し
たマイラ又はポリイミドフィルムをスペーサを介して多
層に積層して形成された多層フィルムと、該多層フィル
ムの曝露表面に形成されたシリコン樹脂ラバーとからな
る保護層とから構成されたことを特徴とする低軌道宇宙
機器用熱制御フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409430A JPH04238797A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 低軌道宇宙機器用熱制御フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409430A JPH04238797A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 低軌道宇宙機器用熱制御フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04238797A true JPH04238797A (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=18518768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2409430A Pending JPH04238797A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 低軌道宇宙機器用熱制御フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04238797A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07503833A (ja) * | 1992-05-19 | 1995-04-20 | マーチン・マリエッタ・コーポレーション | 無線周波数アンテナ用直射日光遮蔽膜 |
| WO2010119974A1 (ja) * | 2009-04-17 | 2010-10-21 | 宇部興産株式会社 | 太陽光反射・熱放射多層膜の設計方法および太陽光反射・熱放射多層膜 |
| WO2015029974A1 (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-05 | 三菱重工業株式会社 | 可撓性熱制御材料 |
| ES2623753A1 (es) * | 2016-01-11 | 2017-07-12 | Fº JAVIER PORRAS VILA | Protector de cochetes y naves espaciales |
| CN111071499A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-28 | 中国科学院空间应用工程与技术中心 | 一种材料舱外暴露装置 |
| CN112498749A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-16 | 北京空间机电研究所 | 一种柔性可展开主动防卫装置 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2409430A patent/JPH04238797A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07503833A (ja) * | 1992-05-19 | 1995-04-20 | マーチン・マリエッタ・コーポレーション | 無線周波数アンテナ用直射日光遮蔽膜 |
| WO2010119974A1 (ja) * | 2009-04-17 | 2010-10-21 | 宇部興産株式会社 | 太陽光反射・熱放射多層膜の設計方法および太陽光反射・熱放射多層膜 |
| US8712736B2 (en) | 2009-04-17 | 2014-04-29 | Ube Industries, Ltd. | Method for designing sunlight-reflection and heat-radiation multilayer film |
| WO2015029974A1 (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-05 | 三菱重工業株式会社 | 可撓性熱制御材料 |
| JP2015063118A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-04-09 | 三菱重工業株式会社 | 可撓性熱制御材料 |
| US10220967B2 (en) | 2013-08-28 | 2019-03-05 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Flexible thermal-control material |
| ES2623753A1 (es) * | 2016-01-11 | 2017-07-12 | Fº JAVIER PORRAS VILA | Protector de cochetes y naves espaciales |
| CN111071499A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-28 | 中国科学院空间应用工程与技术中心 | 一种材料舱外暴露装置 |
| CN111071499B (zh) * | 2019-12-31 | 2021-06-22 | 中国科学院空间应用工程与技术中心 | 一种材料舱外暴露装置 |
| CN112498749A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-16 | 北京空间机电研究所 | 一种柔性可展开主动防卫装置 |
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