JPH04237696A - 航空機 - Google Patents

航空機

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JPH04237696A
JPH04237696A JP326791A JP326791A JPH04237696A JP H04237696 A JPH04237696 A JP H04237696A JP 326791 A JP326791 A JP 326791A JP 326791 A JP326791 A JP 326791A JP H04237696 A JPH04237696 A JP H04237696A
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JP
Japan
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pylon
aircraft
brake
fuselage
main wing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP326791A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumasa Sugiyama
杉山 勝昌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH04237696A publication Critical patent/JPH04237696A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着陸滑走距離の短縮手段
を備えた航空機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の航空機では、図14に示すように
車輪ブレーキ31、図10に示すようなドラッグシュー
ト27、図11に示すようなエンジン逆推力28、図1
2に示すような主翼空力ブレーキ29、図13に示すよ
うな胴体空力ブレーキ30等をそれぞれの機体において
、可能なものを組合せ使用して、航空機の着陸滑走距離
の短縮を行っていた。
【0003】なお、上記図10〜14において1は航空
機、2は主翼、3は胴体、4は水平尾翼、5は垂直尾翼
、7は主脚、8は前脚、9は滑走路、10は航空機1の
進行方向を示す矢印、26はエンジンである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の航空機には
解決すべき次の課題があった。
【0005】即ち、我国は国土が狭いために、十分な広
さと、十分な長さの滑走路を有する空港を得ることが大
変困難な状態にある。また航空機の性能を表示するパラ
メータの1つである着陸滑走距離を短縮することは、航
空機のメリットとなり、大きなセールスポイントとなる
べきところ、従来の航空機ではその短縮が困難であった
【0006】即ち、図15に示すように、空中から航空
機1が降下して、滑走路9に航空機脚接地34を行なっ
てから、航空機停止25までの距離を着陸滑走距離36
といい、航空機の性能を表示する1つの重要なパラメー
タである。この着陸滑走距離36が短いほど航空機の性
能が良好で、航空機のセールスポイントとなる。ところ
がこの短縮が困難であった。
【0007】なお、従来の航空機では、着陸の際のブレ
ーキは次のように使用されていた。即ち図14に示す車
輪ブレーキ31は民間機、軍用機ともに、ドラッグシュ
ート27は軍用機において、図11に示すエンジン逆推
力28は主として民間機において、図12に示す主翼空
力ブレーキ29は主として民間機において、図13に示
す胴体空力ブレーキ30は主として軍用機において使用
されていた。したがって、機種により、使用が限られて
おり、この面からも上記の着陸滑走距離36を十分に短
縮できないという問題があった。
【0008】また、車輪ブレーキ31はひんぱんに使用
されるため、それらの磨耗が激しく、部品交換等の費用
、人工費に多大の損失を生じるという問題もあった。
【0009】別の問題として、車輪ブレーキ31の使用
においては、パイロット11が操作するため、パイロッ
トミスにより車輪タイヤをパンクさせ、滑走路9上で立
往生して、空港閉鎖となり、他の多くの航空機の離陸、
着陸に影響を及ぼすという問題もあった。
【0010】この発明は、従来の上記問題点を解消し、
安全かつ容易に短い滑走距離で着陸できる航空機を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、航空機の機体より外方に突設されたパイロ
ンと、同パイロンに起倒可能に設けられ起きた場合は空
気流に対してほぼ垂直状をなしその空気抵抗によって機
体を制動するパイロンブレーキと、同パイロンブレーキ
を起倒する駆動手段とを具備してなることを特徴とする
航空機を提供しようとするものである。
【0012】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0013】即ち、航空機の機体から外方にパイロンを
突設し、そのパイロンに起倒可能なパイロンブレーキを
設けて駆動手段により起倒させるので、着陸時、駆動手
段によってパイロンブレーキを起立させると、強い空気
抵抗を生じ、航空機を急減速させ、短かい滑走距離で航
空機が停止する。
【0014】なお、作用の一例を図16により説明する
と次の通りである。図16は航空機の胴体から左右にむ
かって突設されたパイロン(胴体)19に起倒可能に設
けられたパイロンブレーキ17の例でパイロンブレーキ
17に空気の流れ37が衝突して、空力抵抗38が増加
して、これが航空機を減速することに寄与し、航空機の
着陸滑走距離を短縮する。
【0015】
【実施例】本発明の第1〜第3実施例を図1〜図9によ
り説明する。各実施例中、従来例ないしは先の実施例と
同様の構成部材には同符号を付し、必要な場合以外、説
明を省略する。
【0016】先ず、第1実施例について図1〜図4によ
り説明する。図1は本発明の第1実施例に係る航空機の
側面図、図2は図1の要部平断面図、図3は図2のパイ
ロン(胴体)19の側断面の拡大図、図4は第1実施例
に係る作動ブロック図である。
【0017】第1実施例は、航空機1が胴体3にパイロ
ン(胴体)19を介して、エンジン又は外部搭載物6を
搭載する場合に適用する例である。図3に示すように航
空機1の胴体3にパイロンブレーキ17が設けられるが
その場所はパイロン(胴体)19の上面、下面、上下面
のいずれの場所でもよい。図3ではパイロン(胴体)1
9の上下面にパイロンブレーキ17をつけた場合を示し
てある。パイロンブレーキ17を設ける構成としては,
パイロン(胴体)19の表面にヒンジ18を設け、この
ヒンジ18まわりに、油圧装置14、アクチュエータ1
5の動力によりロッド16を介して移動可能に設けてあ
る。次にその操作及び作用について説明する。
【0018】先ずパイロット11がスイッチ12を操作
すると電気信号が配線13により油圧装置14に伝達さ
れ、油圧装置14、アクチュエータ15が作動して、こ
れらの動力によりロッド16を介して、パイロンブレー
キ17が移動20を行ない、パイロン(胴体)19の面
と進行方向10に対し、ほぼ垂直に開く。これらの作動
ブロック図は図4に示す通りである。このようにパイロ
ンブレーキ17が開くことにより大きな空気抵抗が生じ
、航空機1は急減速する。
【0019】前述のようにパイロンブレーキ17はパイ
ロン(胴体)19の上面、下面、上下面のいずれの場合
でもよい。航空機1に対する減速の効果は当然のことな
がら、上下面の両面にパイロンブレーキ17が設けられ
た場合が最も顕著である。
【0020】パイロン(胴体)19は図1、図2では胴
体3の後部側方に位置している場合を示しているが、胴
体3のどの位置に設けられていてもよい。
【0021】パイロン(胴体)19に対するパイロンブ
レーキ17の位置についても、パイロン(胴体)19の
いかなる位置でもよい。当然のことながらパイロンブレ
ーキ17の面積が大きい程、航空機1に対する減速の効
果は大きい。パイロン(胴体)19が胴体3に複数個と
りつけられてもよい。
【0022】次に第2実施例について図5,図6により
説明する。図5は第2実施例に係る航空機の側面図、図
6は図5のパイロン(主翼)21近傍を後方から見た拡
大図である。
【0023】第2実施例は、図5に示すように航空機1
が主翼2にパイロン(主翼)21を介して、エンジン又
は外部搭載物6を搭載する場合に適用する例である。図
6において、パイロンブレーキ17はパイロン(主翼)
21の左右両側に設けられている。但し、左側、右側、
左右側のいずれの場合でもよい。パイロン(主翼)21
に対するパイロンブレーキ17の構成、パイロン(主翼
)21に対するパイロンブレーキ17の位置等は前述の
第1実施例と同様である。また、パイロンブレーキ17
の作動についても第1実施例と同様である。
【0024】パイロン(主翼)21は主翼2のどの位置
(主翼2の上面でも下面でもよく、胴体3に近い内側で
も胴体3を離れた外側でもよい)にとりつけられていて
もよい。
【0025】次に第3実施例について、図7〜図9によ
り説明する。図7は第3実施例に係る航空機の側面図、
図8は図7の要部平断面図、図9は第3実施例に係る作
動ブロック図である。
【0026】第1,2実施例においては、パイロンブレ
ーキ17の移動20操作は、パイロット11のスイッチ
12操作によって行われたがこの第3実施例では、パイ
ロット11の操作なしに自動的にパイロンブレーキ17
の操作を行う例である。図7、図8において、パイロン
(胴体)19のパイロンブレーキ17を作動させる油圧
装置14に対してコンピュータ24が配線25を介して
連結されている。その他の構成は第1又は第2実施例と
ほぼ同様である。
【0027】主脚7部にセンサ22(荷重又は加速度を
検出する)を設け、このセンサ22により、航空機1の
主脚7が滑走路9に接地したことを検出して、この信号
を配線23によりコンピュータ24に入力し、コンピュ
ータ24で処理されて、制御信号が発信され、配線25
により油圧装置14に伝達され、油圧装置14、アクチ
ュエータ15の動力によりロッド16を介して、パイロ
ンブレーキ17が移動20を行なう。これらの作動ブロ
ック図は図9に示す通りである。
【0028】本実施例によれば、航空機1の主脚7が滑
走路9に接地すると同時に、パイロンブレーキ17がパ
イロット11の操作なしに自動的に作用し、航空機1を
減速することができる。この結果、パイロット11の作
業負担を軽減でき、飛行の安全が確保される。
【0029】以上の通り第1実施例によれば水平翼状の
パイロン(胴体)19の上下両側にパイロンブレーキ1
7を設け、着陸時にこれを開くので、たとえば上側にの
み開く図12,13に示す従来例に比し、格段に大きな
ブレーキ面積を確保でき、高いブレーキ効果が得られる
という利点がある。
【0030】また第2実施例によればパイロン(主翼)
21の左右両側にパイロンブレーキ17を設け、着陸時
にこれを開くので、パイロンブレーキ17は、左又は右
側がパイロン(主翼)21によって、上側が主翼2によ
って、下側がエンジン又は外部搭載物6によって、それ
ぞれ3方が空気流の逃げを遮られるので、従来例の主翼
空力ブレーキ29や胴体空力ブレーキ30の如く一方の
側のみが遮られた場合に比し、格段に高いブレーキ効果
が得られるという利点がある。また、パイロンブレーキ
17はパイロン(主翼)21の左右の両側に設置し易い
という利点がある。またパイロン(主翼)21の中に内
蔵されるものが少く(主翼2のように燃料は入れない)
、かつ、左右両側の距離が小さいために作動機構が容易
となる〔パイロン(胴体)19の場合には、上下の両側
となる〕という利点もある。
【0031】また、上述の通り、パイロンブレーキ17
の3方の側が空気流の逃げを遮られるのでエンジン又は
外部搭載物6を投下又は投棄する場合、それらの上部が
圧力が高くなり、それらに下向きの空気力が作用するた
め、投下又は投棄がより安全となるという利点もある。
【0032】また、第3実施例によれば、上記第1、第
2実施例の操作を着陸と同時に自動的に行なうことがで
きるので、常に適切なタイミングで精確にブレーキ効果
を得ることができるという利点がある。また、パイロッ
トの疲労が軽減されるという利点がある。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0034】即ち、この発明によれば、航空機の減速を
無理なく行うことができるので、航空機の飛行安全性を
確保しながら容易に航空機の着陸滑走距離を短縮するこ
とができる。またこの結果、狭隘な土地でも有用な滑走
路として役立てることのできる航空機が得られる。
【0035】また、航空機の減速を車輪ブレーキのみに
よらないので、車輪ブレーキの寿命が延長され、維持費
用が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る航空機の側面図であ
る。
【図2】図1の要部平断面図である。
【図3】図2のパイロン(胴体)19の拡大側断面図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例に係る作動ブロック図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例に係る航空機の側面図であ
る。
【図6】図5のパイロン(主翼)21近傍を後方から見
た拡大図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る航空機の側面図であ
る。
【図8】図7の要部平断面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る作動ブロック図であ
る。
【図10】ドラッグシュート方式を備えた従来例の側面
図である。
【図11】エンジン逆推力方式を備えた従来例の側面図
である。
【図12】主翼空力ブレーキ方式を備えた従来例の側面
図である。
【図13】胴体空力ブレーキ方式を備えた従来例の側面
図である。
【図14】車輪ブレーキ方式を備えた従来例の側面図で
ある。
【図15】一般の航空機の着陸状態を説明した側面図で
ある。
【図16】本発明に係る航空機のパイロンブレーキの作
用を説明する側断面図である。
【符号の説明】
1    航空機 2    主翼 3    胴体 4    水平尾翼 5    垂直尾翼 6    エンジン又は外部搭載物 7    主脚 8    前脚 9    滑走路 10  進行方向 11  パイロット 12  スイッチ 13  配線 14  油圧装置 15  アクチュエータ 16  ロッド 17  パイロンブレーキ 18  ヒンジ 19  パイロン(胴体) 20  移動 21  パイロン(主翼) 22  センサ 23  配線 24  コンピュータ 25  配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  航空機の機体より外方に突設されたパ
    イロンと、同パイロンに起倒可能に設けられ起きた場合
    は空気流に対してほぼ垂直状をなしその空気抵抗によっ
    て機体を制動するパイロンブレーキと、同パイロンブレ
    ーキを起倒する駆動手段とを具備してなることを特徴と
    する航空機。
JP326791A 1991-01-16 1991-01-16 航空機 Withdrawn JPH04237696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP326791A JPH04237696A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 航空機

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JP326791A JPH04237696A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 航空機

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JPH04237696A true JPH04237696A (ja) 1992-08-26

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ID=11552686

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JP326791A Withdrawn JPH04237696A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 航空機

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Effective date: 19980514