JPH04236371A - 半導体レーザー特性欠陥検出装置 - Google Patents

半導体レーザー特性欠陥検出装置

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JPH04236371A
JPH04236371A JP3004911A JP491191A JPH04236371A JP H04236371 A JPH04236371 A JP H04236371A JP 3004911 A JP3004911 A JP 3004911A JP 491191 A JP491191 A JP 491191A JP H04236371 A JPH04236371 A JP H04236371A
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JP
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vector
layer unit
learning
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JP3004911A
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Gakuo Nozaki
岳夫 野崎
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速学習型半導体レーザ
ー特性欠陥検出装置に関し、特に半導体レーザーの駆動
電流の変化に対する微分光出力の変動(L−Iキンク)
をニューラルネットの学習を用いて検出し、その欠陥形
状を分類し、ニューラルネットの出力値に応じて、半導
体レーザーの良否を判定する高速学習型半導体レーザー
特性欠陥検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体レーザー特性欠陥検出装置
は半導体レーザーに駆動電流を入力し、この駆動電流に
対する光出力を測定する。次に、駆動電流(I)と光出
力のデータをアナログ微分器に入力し、電流増加に対す
る光出力の変化である微分L−Iデータに変換する。さ
らに、駆動電流と微分L−IデータとをA/D変換して
、これらの値を計算機に取り込む。
【0003】図4はA/D変換した微分L−I特性デー
タを示す図で、横軸は駆動電流(mA)、縦軸は微分光
出力(dL/dI)である。マイクロプロセッサは入力
された微分L−I特性から急峻な立ち上がり点を検出し
、この点を開始点として、微分L−Iデータを特徴検出
器上のセル座標変換ベクトル集合に変換する。反応した
セル座標値はコード化され、このコード化された2組の
反応したセル座標変換ベクトル集合から、入力層ユニッ
ト行列が生成され、入力層ユニット行列を成分に持つ特
徴ベクトルの出現頻度情報が生成される。そして、入力
層ユニット行列をプロック分割し、特徴ベクトルの最大
出現頻度情報を持つ入力層ユニットを多中間層ユニット
にローカルに結合させる。
【0004】学習の方法は1パターンの微分L−I特性
波形が図17に示されるニューラルネットに提示される
ごとに各層間の荷重値、荷重バイアス値を修正し、教師
信号とニューラルネットの出力値から得られる二乗誤差
がしきい値以下になるまで微分L−I特性波形を提示し
、学習を終了する。学習終了後、第1図に示される測定
系から得られる微分L−I波形データを再びニューラル
ネットに入力し、その計算結果の出力値の最大値を分類
カテゴリとして認識し、半導体レーザーの欠陥を検出、
分類を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
レーザー特性欠陥検出装置は、微分L−Iデータから生
成される特徴ベクトルの出現頻度情報の有無にかかわら
ず、すべての入力層ユニットを中間層ユニットに結合さ
せて学習を行うので、マイクロプロセッサ6上のメモリ
ーに占めるニューラルネットが大規模になり、学習で得
られる荷重データ、荷重バイアスデータが膨大になると
いう欠点がある。また、特徴ベクトルの出現頻度情報の
存在しない入力層ユニットと中間層ユニットの無効リン
クを計算することになるので、効率的な学習ができない
上に学習の収束に要する時間が長くなるという欠点があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザー
特性欠陥検出装置は、 (A)駆動電流Iに対する半導体レーザーの光出力Lを
測定する測定手段と、 (B)駆動電流Iに対するdL/dIを求め、A/D変
換した微分L−I特性データを求めるデータ作成手段と
、 (C)前記データ作成手段により得られる微分L−I特
性データの変化率が最大でかつ光出力が最大である開始
点を求める開始点探索手段と、 (D)開始点から測定終了点までの微分L−I特性デー
タからの差分方向ベクトル集合を生成する手段と、(E
)前記差分方向ベクトルをスレッシュホールドを持つ階
段関数を用いて特徴検出器上のセル座標に変換し、セル
座標変換ベクトル集合を生成する手段と、(F)前記セ
ル座標変換ベクトルから前記特徴検出器のセル座標コー
ドを生成する手段と、 (G)2組の前記セル座標コードを成分とする入力層ユ
ニット行列を生成し、前記入力層ユニット行列の成分値
をニューラルネットへの入力層ユニット番号を持つ特徴
ベクトルに割り当てる手段と、 (H)前記特徴ベクトルの出現頻度情報をカウントし、
正規化する手段と、 (I)前記入力ユニット行列を行ベクトルごとにブロッ
ク化し、そのブロック内での最大出現頻度ユニット成分
を得る手段と、 (J)特徴ベクトルの前記最大出現頻度ユニット情報を
持つニューラルネットの入力層ユニットと中間層ユニッ
トとの結合を局所的に実行する手段と、(K)教師デー
タとして選択した複数の微分L−Iデータをニューラル
ネットにサイクリックに提示し、おのおのの波形パター
ンに対する各層間の荷重修正値をマイクロコンピュータ
のメモリーに一時的に退避させ、1サイクルの1微分L
−Iデータの提示終了後に一括して各層のユニットの荷
重値と荷重バイアス値を一律に修正して学習済み荷重デ
ータを作成する手段と、(L)ニューラルネットの学習
により微分L−I特性の欠陥を分類する手段とを含んで
構成される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例の測定系のブロッ
ク図である。電流駆動部1で駆動電流aが発生し、微分
回路2に入力される。半導体レーザー3は駆動電流aの
大きさに応じて光出力bを出力する。光出力bは光信号
測定回路4に入力され、電気信号に変換されて出力信号
cが発生する。出力信号cは微分回路2に入力され、駆
動電流aに応じた微分出力信号dを発生する。微分出力
信号dと駆動電流aとはA/D変換回路5に入力され、
2次元データ信号eを発生し、マイクロプロセッサ6に
取り込まれ、波形データ番号とともに、記憶される。
【0009】次に本実施例の動作について説明する。
【0010】図2〜図4は本実施例の2次元データ信号
eの処理のフローチャートである。2次元データ信号e
は駆動電流aと微分出力信号dとの2次元配列(Is 
,Ls )(s=1,2,3…N:Nはデータの最大数
)としてマイクロプロセッサ6に格納される(手順1)
。再び図5を引用すると、図5は2次元配列(Is ,
Ls )である微分L−I特性データの例を示す図で、
(Is ,Ls )は図5に示す曲線上の点である(本
実施例ではI1 ,I2 ,…IN は一定値毎に増加
する駆動電流である)。図6は図5を5倍に拡大した図
である。
【0011】次に図6に示す微分L−I特性の特徴点の
抽出開始点(I1 ,L1 )の決定を行う(手順2)
。ここではマイクロプロセッサ6に格納された2次元配
列(Is ,Ls )から微分光出力の変化率の最大値
を求め、その近傍の前後10点の(Is ,Ls )の
微分出力の最大値の点を(I1 ,L1 )とする。次
にこの開始点(I1 ,L1 )以降のデータからニュ
ーラルネットに入力する特徴ベクトルを生成する。
【0012】ここで特徴ベクトルの生成手段について詳
細に説明する。まず、微分L−Iデータである2次元配
列(Is ,Ls )から波形の変動量を示す差分方向
ベクトル集合を生成する(手順3)。差分方向ベクトル
集合は V=(△Is ,△Ls )    (1)s=1,2
,3,…N と定義できる。ただし、 △Is =Is −Is−1     (2)△Ls 
=Ls −Ls−1     (3)である。次に波形
パターンデータを特徴検出器上のセル座標変換ベクトル
集合の生成手段について説明する。本実施例ではマイク
ロプロセッサ6のメモリー容量を考慮して特徴検出器の
セル数は5*5=25とする。
【0013】式(1)で作成した差分方向ベクトル集合
を特徴検出器のセル座標値に変換する為に図14に示す
階段関数P(z)を定義する。
【0014】この階段関数P(z)は
【0015】
【0016】と与えられる。ただし、β,γは差分方向
ベクトルの移動量に応じてセル座標位置を決定する階段
関数のスレッシュホールドであり、│β│<│γ│なる
関係を満足する。階段関数P(z)は手順3で生成した
差分方向ベクトルの変位量に応じて特徴検出器のセル座
標変換ベクトル集合に変換する(手順4)。この時得ら
れるセル座標変換ベクトル集合Vt (s)は    
Vt (s)=[p(△Is ),p(△Ls )] 
     (5)                 
             s=1,2,3,…Nで与
えられる。Vt (s)は図15に示されるように特徴
検出器の中心を原点とするいずれかのマトリックス上の
セル座標値である。さらに階段関数p(z)の性質から
、計測された微分L−I特性がノイズ等の影響で局所的
に微分光出力の変動量△Ls が著しく大きくてもスレ
ッシュホールド│β│、│γ│により、変動量は圧縮さ
れ、セル座標値のいずれかの位置に変換される。これと
同様に変動量△Ls が小さい場合にはスレッシュホー
ルド以下となり、反応するセル座標は変化しない。従っ
て、階段関数p(z)は微分光出力の変動量△Ls の
データ圧縮、整合効果を持ち、同時にノイズ等の影響を
排除するフィルタ機能を持つ。次にニューラルネットの
入力層ユニットへセル座標学習させるための入力層ユニ
ット番号を生成し、各入力層ユニットに入力する特徴ベ
クトルの出現頻度情報の生成手段について詳細に説明す
る。
【0017】まず図15に示すセル座標系を図16に示
される座標コードに割り当て、セル座標変換ベクトルを
コード化し、対象となっているサンプル点データ番号s
とs−1のコードを順次シフトさせながらマイクロプロ
セッサ6のメモリーに記憶する(手順5)。この時、セ
ル座標値から得られる座標コードの一般関係式は  i
=code[s]=(2m−1)*p(△Is )+p
(△Ls )                   
                       +2
m(m−1)+1  (6)            
                        s
=1,2,3,…Nで与えられる。本実施例では25個
のセルであるから、m=3であり、code[s]は1
から25までの整数値である。手順5で得た座標コード
番号から、ニューラルネットへの入力層ユニット番号l
を生成する(手順6)。
【0018】反応したセル座標値から得られる対応セル
座標コード番号と入力層ユニット番号との関係式は  
l=(2m−1)2 *(code[s]−1)+j 
   (7)  j=code[s−1]      
                      (8)
            s=1,2,3,…N   
 m=3で与えられる。これは対象となっているセル座
標コード番号と一つ前のセル座標コード番号から唯一決
定され、また、2つの反応座標の組合せの最大値は(2
m−1)4 通りである。本実施例ではm=3なのでl
は625までの整数値となる。式(6)、(7)、(8
)から、入力層ユニット番号行列U[i,j]を生成し
(手段7)、その成分配列unit[i,j]を特徴ベ
クトル集合X(l)に割り当てると、 unit[i,j]=x[l]      (9)と与
えられ、これを行列表示すると
【0019】
【0020】となる。特徴ベクトルX(l)に割り当て
られる情報は図15に示されるベクトルカウンタによっ
て生成される。ベクトルカウンタは1つの微分L−I波
形データである二次元データが特徴検出器に入力される
と、特徴検出器上の2組の反応セルの座標値から決定さ
れる入力層ユニットX[l]に反応があったものとして
1を加算し、マイクロプロセッサ6のメモリーに記憶す
る。この動作を1パターンの微分のL−I特性データの
開始点以降のすべてのサンプル点s(s=1、2…N)
について順次行い、特徴検出器上の2組の反応セル座標
変換ベクトルのパターン出現頻度情報として、マイクロ
プロセッサ6上のメモリーに累積していく(手順8)。
【0021】続いてベクトルカウンター内に蓄えられた
特徴ベクトルの出現頻度情報のノルムを計算する(手順
9)。この特徴ベクトルの出現頻度情報のノルムは生成
された特徴ベクトルX(l)の2組の反応セルが原点に
あった場合、すなわち、特徴検出器の中心セルから以外
に反応がない時の特徴ベクトルunit[2m(m−1
)+1,2m(m−1)+1]=X[(2m2 −2m
+1)2 ]、(m=3)と他の2組の特徴検出器上の
セル反応座標ベクトルの組合せパターンから生成する特
徴ベクトル間のユーグリット距離を意味する。手順7で
得た特徴ベクトルX[l]はニューラルネットの入力層
ユニットに入力するためにその前処理として、ベクトル
カウンタ内のすべての反応頻度情報は[0,1]の範囲
になるように正規化される(手順10)。
【0022】次に式(10)で示される入力層ユニット
行列を各行ごとに(2m−1)2 個のブロック化に分
割し(手順11)、そのブロック内での特徴ベクトルの
正規化頻度情報の最大値を探索し(手順12)、正規化
頻度情報の最大値を持つ入力層ユニットと、中間層上の
すべてのユニットをローカルに結合させる(手段13)
【0023】ここで本実施例で用いた学習アルゴリズム
について説明する。ニューラルネットの学習アルゴリズ
ムは文献Paralell  Distributed
  Processing  MIT  Press 
 1986に基づくバックプロパゲーション法を改良す
る。ここでは手順7で得たメモリー上にある頻度情報の
ノルムであるニューラルネットの入力層ユニットへの入
力特徴ベクトル群を新たにl=jとおいて、x[1] 
(j)と表記する(ここで[1]は第1層を表し、以降
の説明で右肩の[]内のmはニューラルネットの層番号
とし、式(6)のmとは異る)。
【0024】ニューラルネットの荷重、および荷重バイ
アス値を小さな乱数で初期化する(手順14)。手順1
2で得た入力層ユニット行列内の各行ブロック内のx[
1] (j)の出現頻度データの最大値を持つ入力層ユ
ニットのデータを中間層ユニットに入力し、ニューラル
ネットの計算を行う。まず、第m層のニューラルネット
の第jユニットから第iユニットへの荷重をω[m] 
[i][j]、バイアス値をθj として荷重和を計算
する(手順15)。そのときの荷重和は
【0025】
【0026】と与えられる。
【0027】手順15の計算による各層のj番目のユニ
ット出力値は   O[m] [j]=f(net[m] [j]) 
         (12)            
                m=1,2,…Mと
表現される。ただし、式(12)は   f(X)=1/(1+exp(−X/U0))  
  (13)  f’(X)=X(1−X)     
                 (14)なる非線
形飽和特性をもつシグモイド関数、U0はその傾きを示
すパラメータである。ニューラルネットの各層の入力ユ
ニットの頻度情報が与えられた時、第p番目に提示され
た波形パターンのカテゴリに対する教師信号をT[p]
 [j]、実際の出力層ユニットでの出力値をO[m]
 [j](m=M  Mは層の最大数、本実施例ではM
=3)とすると、二乗誤差ERR(j)は
【0028】
【0029】である。次に微分L−I波形の各分類カテ
ゴリに対応する教師信号を入力し(手順16)、二乗誤
差を計算する(手順17)。さらに、教師信号と出力層
ユニットの出力の一致の有無を確認し、一致していない
場合はニューラルネットの各層間の荷重値と荷重バイア
スを計算する(手順18)。その時の修正式は出力層ユ
ニットについては   δ[m] [j]=(T[p] [j]−O[m]
 [j])・f’(net[m] [j])     
                         
                         
       (16)ただし、m=Mである。第k番
目の中間層ユニットについては   δ[k][j]=f’(net[k] [j]) 
                     ・Σδ[
k+1] [l]ω[k] [i][j]    (1
7)  △ω[k−1][k][i][j]=η・δ[
k] [j]・O[k−1] [j]        
                         
       (ηは定数)          (1
8)で与えられる。式(17)は実際には学習が安定に
行なわれるために、学習効率化係数αを導入して荷重修
正式は   △ω[k−1][k][i][j](t+1)  
  =η・δ[k] [j]・O[k] [j]+α△
ω[k−1][k][j](t)          
                         
                         
  (19)と与えられる。
【0030】式(16)、式(17)の値は1つの波形
パターンがニューラルネットに提示される度に、マイク
ロプロセッサ6のメモリーに格納される(手順19)。 そして微分L−I波形データの教師データ番号順にサイ
クリックにニューラルネットに提示し、1サイクルの教
師データの提示が終了するたびに式(19)を用いて、
ニューラルネットの各層間の荷重値と荷重バイアスを一
括して修正していく(手順20)。これを1サイクルの
微分L−I波形データのニューラルネットへの提示が式
(15)の二乗誤差ERR(j)が設定されたしきい値
以下になるまで繰り返して学習を実行する(手順13、
14、15、16、17)。
【0031】学習が終了すると、学習によって得られた
荷重値、荷重バイアス値を計算機メモリーに格納し記憶
する(手順21)。自動検査時には学習で得た荷重、荷
重バイアスデータを再び読み込み(手順22)、図1の
測定系1から得られる微分L−Iデータの2次元配列を
学習過程(手順3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12、13)と同様に微分L−I特性波形データを
読み込み、特徴ベクトルを生成する(手順23)。これ
を図17に示される階層ニューラルネットに入力し、式
(11)、式(12)を計算し、出力層ユニットのO[
m ]  [j]の最大値を調べ、おのおのの出力ユニ
ットに割り当てられたカテゴリ名を出力する(手順24
)。
【0032】図6、図9、図12は図5、図8、図11
をそれぞれ5倍に拡大し、カテゴリ“良品”,“不良品
”,“ノイズ”の微分L−Iデータを図18に示される
入力ユニット数25、中間層ユニット数35、出力ユニ
ット数3の階層構造を持つニューラルネットに学習させ
た後、未学習の微分L−I波形を提示した時、本装置が
それぞれ良品、不良品、ノイズと正しく分類、認識した
例を示すものである。
【0033】図7、図10、図13は図18に示される
階層型ニューラルネットが学習によって獲得した良品、
不良品、ノイズに対する中間層ユニットの反応の強さを
示す状態図である。図7、図10、図13において35
個の升は各中間層ユニットを示し、各升の中の黒い四角
形の大きさは各中間層ユニットの反応の強さを示す。
【0034】また、図19は従来の半導体レーザー特性
欠陥検出装置の学習法による学習回数と2乗誤差和の関
係図、図20は本実施例の学習法における学習回数と2
乗誤差和の関係図である。この2つから明らかなように
、微分L−Iデータをサイクリックに提示し、1サイク
ルの波形パターンの提示が終了する度に一括して荷重値
、荷重バイアス値を修正することによって、学習の収束
が大幅に高速化されていることが解る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体レー
ザー特性欠陥検出装置は、半導体レーザーの微分L−I
データを特徴検出器上のセル座標変換ベクトル集合に変
換し、2組の反応セルから得られる特徴ベクトルの出現
頻度情報の存在の有無に関わらず、すべての入力層ユニ
ットを中間層ユニットと結合させてニューラルネットの
学習を実行する代わりに、入力層ユニット行列をブロッ
ク分割し、特徴検出器から生成される特徴ベクトルの最
大出現頻度数を持つ入力層ユニットのみを中間層ユニッ
トとローカル結合させ、ニューラルネットの入力ユニッ
ト数を1/(2m−1)2 個に制限されることによっ
て、ニューラルネットの構造が簡単になり、各層ユニッ
ト間の結合に要する学習計算時間を大幅に短縮できる上
に、学習で生成される荷重値データ、荷重バイアスデー
タのマイクロコンピュータ上に占めるメモリー容量を大
幅に削減できる効果がある。
【0036】また、教師データとなる微分L−Iデータ
を波形番号順にニューラルネットにサイクリック提示し
、1サイクルのパターン提示が終了するたびに、荷重値
と荷重バイアスを修正することにより、微分−I波形デ
ータの認識に必要な荷重値データ作成時における学習の
収束を大幅に高速化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す測定系のブロック図で
ある。
【図2】図1に示すマイクロプロセッサ6の処理を示す
流れ図である。
【図3】図1に示すマイクロプロセッサ6の処理を示す
流れ図である。
【図4】図1に示すマイクロプロセッサ6の処理を示す
流れ図である。
【図5】図1の測定系から得られる良品の2次元データ
信号eの出力図である。
【図6】図5に示されるデータを5倍に拡大し、図2〜
図4に示される検査フローに従ってデータ処理され、ニ
ューラルネットが半導体レーザーの微分L−I特性波形
形状を良品と判定した出力例を示す図である。
【図7】ニューラルネットが学習によって獲得した図6
に示す微分L−I特性波形に対する中間層ユニットの反
応の強さを示す状態図である。
【図8】図1の測定系から得られる不良品の2次元デー
タ信号eの出力図である。
【図9】図8に示されるデータを5倍に拡大した出力例
を示す図である。
【図10】ニューラルネットが学習によって獲得した図
9に示す微分L−I特性波形に対する中間層ユニットの
反応の強さを示す状態図である。
【図11】図1の測定系から得られるノイズを含む2次
元データ信号eの出力図である。
【図12】図11に示されるデータを5倍に拡大した出
力例を示す図である。
【図13】ニューラルネットが学習によって獲得した図
12に示す微分L−I特性波形に対する中間層ユニット
の反応の強さを示す状態図である。
【図14】特徴検出器のスレッシュホールドを持つ階段
関数の概念図である。
【図15】特徴検出器のセル座標図である。
【図16】特徴検出器の各セル座標をコード化した図で
ある。
【図17】2つのセル座標の組合せから決定される特徴
ベクトルが各入力層ユニット番号に割り当てられ、その
出現頻度をカウントし、マイクロプロセッサ6上に累積
し、記憶するベクトルカウンタの概念図である。
【図18】入力層ユニット行列の各行ブロック内の最大
値を中間層ユニットと結合させたニューラルネットの概
念図である。
【図19】従来の半導体レーザー欠陥検出装置の学習法
による学習回数と2乗誤差の関係図である。
【図20】本実施例の学習法における学習回数と2乗誤
差の関係図である。
【符号の説明】
1    電流駆動部 2    微分回路 3    半導体レーザー 4    光信号測定回路 5    A/D変換回路 6    マイクロプロセッサ a    駆動電流 b    光パワー c    出力パワー信号 d    微分出力パワー信号 e    二次元データ信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)駆動電流Iに対する半導体レー
    ザーの光出力Lを測定する測定手段と、 (B)駆動電流Iに対するdL/dIを求め、A/D変
    換した微分L−I特性データを求めるデータ作成手段と
    、 (C)前記データ作成手段により得られる微分L−I特
    性データの変化率が最大でかつ光出力が最大である開始
    点を求める開始点探索手段と、 (D)前記開始点から測定終了点までの微分L−I特性
    データからの差分方向ベクトル集合を生成する手段と、
    (E)前記差分方向ベクトルをスレッシュホールドを持
    つ階段関数を用いて特徴検出器上のセル座標に変換し、
    セル座標変換ベクトル集合を生成する手段と、(F)前
    記セル座標変換ベクトルから前記特徴検出器のセル座標
    コードを生成する手段と、 (G)2組の前記セル座標コードを成分とする入力層ユ
    ニット行列を生成し、前記入力層ユニット行列の成分値
    をニューラルネットへの入力層ユニット番号を持つ特徴
    ベクトルに割り当てる手段と、 (H)前記特徴ベクトルの出現頻度情報をカウントし、
    正規化する手段と、 (I)前記入力ユニット行列を行ベクトルごとにブロッ
    ク化し、そのブロック内での最大出現頻度ユニット成分
    を得る手段と、 (J)特徴ベクトルの前記最大出現頻度ユニット情報を
    持つニューラルネットの入力層ユニットと中間層ユニッ
    トとの結合を局所的に実行する手段と、(K)教師デー
    タとして選択した複数の微分L−Iデータをニューラル
    ネットにサイクリックに提示し、おのおのの波形パター
    ンに対する各層間の荷重修正値をマイクロコンピュータ
    のメモリーに一時的に退避させ、1サイクルの1微分L
    −Iデータの提示終了後に一括して各層のユニットの荷
    重値と荷重バイアス値を一律に修正して学習済み荷重デ
    ータを作成する手段と、(L)ニューラルネットの学習
    により微分L−I特性の欠陥を分類する手段とを含む半
    導体レーザー特性欠陥検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109655680A (zh) * 2017-11-15 2019-04-19 杨凯 一种高速公路机电设备故障诊断、解决方法及系统

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