JPH04236094A - 回転再生式ガス・ガス熱交換装置 - Google Patents

回転再生式ガス・ガス熱交換装置

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JPH04236094A
JPH04236094A JP1602591A JP1602591A JPH04236094A JP H04236094 A JPH04236094 A JP H04236094A JP 1602591 A JP1602591 A JP 1602591A JP 1602591 A JP1602591 A JP 1602591A JP H04236094 A JPH04236094 A JP H04236094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
heat transfer
heat exchange
rotor
rotary regenerative
Prior art date
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Pending
Application number
JP1602591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sakimoto
崎本 由郎
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Alstom KK
Gadelius KK
Original Assignee
Gadelius KK
ABB Gadelius KK
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラー排ガスの熱交
換に使用される回転再生式熱交換装置、即ち、回転再生
式ガス・ガス熱交換装置に関する。より詳しくは、本発
明は、耐食性を有する伝熱エレメントを有する回転再生
式ガス・ガス熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、第6図に示すように、火力発電
プラントの化石燃料焚きボイラからの排ガスは、脱硝装
置を経由して熱交換装置へ送られ、そこで、回転再生式
熱交換装置によって温度が下げられる。次に、温度が下
げられた排ガスは、集塵装置を経由して脱硫装置へ送ら
れる。この脱硫装置では、処理ガスの温度が低い方が好
ましく、他方、脱硫処理後のガスの温度は高い方が好ま
しいので、脱硫装置へ入るガスと脱硫装置から出るガス
との間で再度の熱交換が行われる。この熱交換がいわゆ
るガス・ガス熱交換である。
【0003】上述のガス・ガス熱交換においても、第7
図に示すように、回転中心柱と、その周りに回転する円
筒形のロータと、そのロータの中に収容された伝熱エレ
メントと、その外側に配置されたロータハウジングとか
ら構成される回転再生式熱交換装置が使用されている。 この回転再生式熱交換装置は、特に、回転再生式ガス・
ガス熱交換装置と呼ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この回転再生式ガス・
ガス熱交換装置に供給されるガスG1は脱硫処理される
前であるので、硫黄酸化物を含んでいる。これらの硫黄
酸化物のうちの二酸化硫黄や残留する燃焼灰は、熱交換
装置の内部構成部品、特に、金属製の伝熱エレメントや
伝熱エレメントを収容するバスケットの表面に沈着物を
形成すると共にそれらの材料そのものを腐食させる。
【0005】従って、上記従来の熱交換装置は、伝熱エ
レメントやバスケットの表面の沈着物を洗浄するために
スートブロワ及び水浄装置を装備している。十分な洗浄
効果を確保するためには、頻繁に(6回/日)スチーム
又はエア使用によるスートブロワの運転を行うことが必
要であった。そのために、スチームやエアの消費量が増
大するという問題があった。
【0006】他方、腐食防止のためには、伝熱エレメン
トやバスケットをステンレススチール製にする方法があ
るが、重量が過大になること及び加工の困難性のために
実現性が乏しい。また、別の方法として、エナメルを被
覆した特別のタイプのものがしばしば使用される。この
場合、エナメル被覆による腐食防止の効果は大きいが、
エナメルを被覆するための工程は単純ではなく、そのた
めに、伝熱エレメントの加工費が高くなるという問題が
あり、製造コストの低減が要請されていた。
【0007】本発明の目的は、上記の問題を解決して、
スートブロワの装備を必要とせず、かつボイラー排ガス
によっても腐食を受けることのない回転再生式ガス・ガ
ス熱交換装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転再生式
ガス・ガス熱交換装置は、回転中心柱と、該回転中心柱
と同心状に配置され、該回転中心柱の周りに回転する円
筒形のロータと、該ロータの中に収容された伝熱エレメ
ントと、該ロータを収容し、加熱ガス及び被加熱ガス用
の入口及び出口ダクトを有するロータハウジングと、該
ロータを回転させるためのロータ駆動装置とから構成さ
れる回転再生式ガス・ガス熱交換装置において、該伝熱
エレメントは合成樹脂製であること、及び該伝熱エレメ
ントはその集積体が合成樹脂と金属の複合材料で作られ
たバスケットに詰められた状態で該ロータに収容されて
いることを特徴とする。
【0009】前記の回転再生式ガス・ガス熱交換装置に
おいて、伝熱エレメントは、四フッ化エチレン樹脂(P
TFE)製または三フッ化塩化エチレン樹脂(PCTF
E)製であることも特徴とするものである。また、上記
の伝熱エレメントは、パーフルオロアルコキシ樹脂製で
あってもよい。
【0010】更にまた、前記回転再生式ガス・ガス熱交
換装置における伝熱エレメントを詰めるためのバスッケ
トは、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)または三フッ
化塩化エチレン樹脂(PCTFE)にて被覆された金属
材料にて作られていることも特徴とする。また、上記の
バスケットは、パーフルオロアルコキシ樹脂にて被覆さ
れた金属材料にて作られてもよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
次に説明する。
【0012】図1は、本発明に係る回転再生式熱交換装
置の全体を示している。脱硝工程、熱交換工程及び集塵
工程を経由したガスG1は、本図の上方から回転再生式
熱交換装置へ流入する。このガスG1の温度は150℃
程度である。このガスG1がロータを貫流する際にバス
ケット1の内部に収容されている伝熱エレメント2に対
して熱を放出する。出口側ではガスG2の温度は85℃
程度に低下している。このガスG2が脱硫装置を経由し
て再びこの回転再生式熱交換装置に流入する際には、そ
のガスG3の温度は55℃程度になっている。これが熱
交換によって120℃程度のガスG4の温度にまで高め
られる。
【0013】このような熱交換において重要な働きをす
る伝熱エレメント2は合成樹脂製である。合成樹脂とし
ては、例えば、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、三
フッ化エチレン樹脂(PCTFE)、パーフルオロアル
コキシ樹脂などを用いる。これらの合成樹脂は優れた耐
熱性を有しているので、いずれも150℃程度のガスG
1との連続接触に十分に耐える。
【0014】また、これらの合成樹脂は、煤煙との親和
性がなく、煤(スート)によって汚されることがほとん
どない。従って、これらの合成樹脂をガス接触部分に使
用することによってスートブロワを装備する必要がなく
なる。
【0015】更に、これらの合成樹脂は金属に比べて軽
量であるので回転再生式熱交換装置の伝熱部分に使用す
ることにより、大幅に装置の重量を削減することが可能
となる。重量削減により装置の構造を簡略化することが
できる。
【0016】上記伝熱エレメント2は、例えば第2図に
示すような波板や折板の形状を成し、これを積層して第
3図に示すように上記バスッケット1内に詰める。上述
のように伝熱エレメント2は軽量化されているので、ダ
イヤフラムプレート3の枚数を少なくとも半減させるこ
とが可能となる。
【0017】また、従来では、伝熱エレメント2の集積
体を第7図に示すように高温層、中温層、低温層に分割
する必要があったが、本発明ではこれが一層構造と単純
化される。
【0018】第4図はバスケット1の側面を示すもので
、第5図からも明らかなように、金属材料4の両側にス
テンレススチール5を介してテフロンシート6を被覆し
、テフロン製のネジ付き平リベット7とナット8により
締め付け固定してバスケット1を構成する。
【0019】
【発明の効果】伝熱エレメントが、四フッ化エチレン樹
脂(PTFE)、三フッ化塩化エチレン樹脂(PCTF
E)、パーフルオロアルコキシ樹脂などの合成樹脂によ
り構成され、また該伝熱エレメントの集積体が上記合成
樹脂により被覆された金属製のバスケットに詰められた
状態でロータに収容されているので、装置の耐食性が著
しく向上した。また、上述の構成によって、装置の重量
を軽量化することができた。更にまた、伝熱エレメント
の表面へ煤煙が付着しにくくなるので、スートブロワを
装備する必要がなくなった。また、構造の単純化により
製造コストが低下し、軽量化により運転コストを低減す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝熱エレメント及びバスケットを装備した本発
明のガス・ガス熱交換装置の概略説明図である。
【図2】伝熱エレメントを積層した状態の部分拡大斜視
図である。
【図3】伝熱エレメントの積層体を収容したバスケット
の斜視図である。
【図4】バスケットの側面図である。
【図5】図4のVーV線に沿った拡大断面図である。
【図6】排ガス処理プラントのフロー図である。
【図7】従来のガス・ガス熱交換装置の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1  バスケット 2  伝熱エレメント 3  ダイヤフラムプレート 4  金属材料 5  ステンレススチール 6  テフロンシート 7  ネジ付き平リベット 8  ナット G1、G2、G3、G4  排ガス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  回転中心柱と、該回転中心柱と同心状
    に配置され、該回転中心柱の周りに回転する円筒形のロ
    ータと、該ロータの中に収容された伝熱エレメントと、
    該ロータを収容し、加熱ガス及び被加熱ガス用の入口及
    び出口ダクトを有するロータハウジングと、該ロータを
    回転させるためのロータ駆動装置とから構成される回転
    再生式ガス・ガス熱交換装置において、該伝熱エレメン
    トは合成樹脂製であること、及び該伝熱エレメントはそ
    の集積体が合成樹脂と金属の複合材料で作られたバスケ
    ットに詰められた状態で該ロータに収容されていること
    を特徴とする回転再生式ガス・ガス熱交換装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の回転再生式ガス・ガス
    熱交換装置において、前記の伝熱エレメントは、四フッ
    化エチレン樹脂(PTFE)製または三フッ化塩化エチ
    レン樹脂(PCTFE)製であることを特徴とする回転
    再生式ガス・ガス熱交換装置。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の回転再生式ガス・ガス
    熱交換装置において、前記の伝熱エレメントは、パーフ
    ルオロアルコキシ樹脂製であることを特徴とする回転再
    生式ガス・ガス熱交換装置。
  4. 【請求項4】  請求項1ないし3記載の回転再生式ガ
    ス・ガス熱交換装置において、前記の伝熱エレメントを
    詰めるためのバスッケトは、四フッ化エチレン樹脂(P
    TFE)または三フッ化塩化エチレン樹脂(PCTFE
    )にて被覆された金属材料にて作られていることを特徴
    とする回転再生式ガス・ガス熱交換装置。
  5. 【請求項5】  請求項1ないし3記載の回転再生式ガ
    ス・ガス熱交換装置において、前記の伝熱エレメントを
    詰めるためのバスケットは、パーフルオロアルコキシ樹
    脂にて被覆された金属材料にて作られていることを特徴
    とする回転再生式ガス・ガス熱交換装置。
JP1602591A 1991-01-14 1991-01-14 回転再生式ガス・ガス熱交換装置 Pending JPH04236094A (ja)

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JP1602591A JPH04236094A (ja) 1991-01-14 1991-01-14 回転再生式ガス・ガス熱交換装置

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JPH04236094A true JPH04236094A (ja) 1992-08-25

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ID=11905028

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