JPH0423398Y2

JPH0423398Y2 -

Info

Publication number: JPH0423398Y2
Application number: JP1985008907U
Authority: JP
Priority date: 1985-01-25
Filing date: 1985-01-25
Publication date: 1992-06-01
Also published as: JPS61139166U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）この考案は、花や木を植えた鉢に、自動給水す
る装置の関するものである。

（従来の技術）従来、家族が揃つて旅行に出掛けて家を留守に
する時、又、毎日、水を供給するのを忘れる人、
面倒な人の為に、大切な鉢植えの水やりに、細い
ゴム管やビニールパイプに荒目に織つた紐や繊維
を通し、この紐の一端を鉢の土の中に埋め、他方
をコツプやバケツの水が紐を通つて鉢に自動給水
され、紐に滲み込んだ水が土に伝わつて、根腐れ
しない程度に、鉢に水が滲み込んでいくという装
置があつた。

（考案が解決しようとする課題）従来の自動給水装置は、コツプやバケツから紐
や繊維を通したビニールパイプを鉢に連結してい
たため、見栄えが悪かつたり、鉢をたくさん並べ
た場合、ビニールパイプが入り混み過ぎて、扱い
にくい等の欠点があつた。

又、鉢を他へ移したい場合や、配列を変えたい
場合、ビニールパイプを調整したり、新たにコツ
プやバケツに水を入れておかなければならなかつ
た。

さらには、取り扱い時において、鉢を落下させ
たり、地震などの不慮の事故によつて、鉢を破損
することがあつた。

本考案は、このような課題を解決したものであ
る。

（課題を解決するための手段） (イ) 環状体の蛇腹タンク１の外周と内周を蛇腹に
形成し、蛇腹タンク１にフツク２を数個取り付
ける。

(ロ) 蛇腹タンク１の上部に、孔３をあけ、その孔
３に繊維４を通したビニールパイプ５を差し込
む。

(ハ) 蛇腹タンク１の上部に、給水口６を設け、蓋
７をする。

本考案は、以上のような構成である。

（作用）鉢８の上部から蛇腹タンク１を広げて挿入し、
複数個のフツク２を鉢８の縁に掛ける。鉢８より
花や木がはみ出している場合は、鉢８の下から挿
入して、フツク２を掛ける。

次に、給水口６より水を入れ、蓋７を被せ、鉢
８の土の中に、繊維４が突出したビニールパイプ
５を埋め込む。

数日間経過して、蛇腹タンク１内の水がなくな
りそうな時、補給すればよい。

（実施例）本考案の実施例を第１図〜第６図について説明
すれば、 (イ) 環状体の蛇腹タンク１の外周と内周を蛇腹に
形成し、蛇腹タンク１にフツク２を３〜４個取
り付ける。

(ロ) 蛇腹タンク１の上部に、孔３をあけ、その孔
３に吸水性に富んだ繊維４を通したＵ字形のビ
ニールパイプ５を差し込む。

以上が、本考案の一実施例である。

又、本考案の他の実施例として、第４図は、蛇
腹タンク１′に、色や模様を付けて、透視窓９を
付けたものである。

又、第５図は、ビニールパイプ５の給水部をフ
ツク２と一体化した給水フツク２′である。

第６図は、Ｕ字形をしたビニールパイプ５を蛇
腹タンク１に一体化し、ビニールパイプ５の両端
より長い繊維４を通したものである。

（考案の効果）本考案は、数日間、もしくは長期間、家を留守
にする時、毛細管現象により、鉢の植物に自動給
水することができ、花や木を枯らすことがなくな
る。

又、タンク本体の外周と内周が蛇腹構造のた
め、伸縮が自由自在で、鉢の大きさに応じた取り
付けができる。円形の鉢も四角形の鉢にも対応で
きるものである。収納もコンパクトにできる。

保管できる水の量も他の物より大量であり、旅
行や出張等で長期間に及んで家を留守にする場合
においても、非常に便利である。

鉢の配列を変えたい場合、或いは、置く場所を
変えたい場合も、給水パイプを調整したり、取り
替えたりする必要はない。

水を入れるコツプやバケツは、一切必要ない
し、置く場所をとることもなくなり、見栄えも大
変よい。

取り扱いにおいて、鉢と鉢、鉢とその他の物を
ぶつけた場合、もしくは、地震などの不慮の事故
によつて、鉢が落下した場合も、鉢を覆う蛇腹タ
ンクがクツシヨンの役目を果たして、破損を防止
し、植木や花をも守ることにもなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の斜視図である。第２図は、
本考案の使用状態を示す斜視である。第３図は、
従来の自動給水装置の使用状態を示す斜視図であ
る。第４図は、本考案の他の実施例を示す、蛇腹
タンク１′の斜視図である。第５図は、本考案の
他の実施例を示す、一部断面斜視図である。第６
図は、本考案の他の実施例を示す、ビニールパイ
プ５を蛇腹タンク１に一体化した縦断面図であ
る。１，１′は蛇腹タンク、２はフツク、２′は給水
フツク、３は孔、４は繊維、５はビニールパイ
プ、６は給水口、７は蓋、８は鉢、９は透視窓。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

環状体の蛇腹タンク１の外周と内周を蛇腹に形
成し、蛇腹タンク１にフツク２を数個取り付け、
蛇腹タンク１の上部に、繊維４を通したビニール
パイプ５と給水口６を設けたことを特徴とする鉢
の自動給水装置。