JPH04233664A - データベース管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はデータベース管理システ
ムに関し、特にデータベースの利用状況をデータベース
に反映することのできるデータベース管理システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】情報処理システムにおいて、データの蓄
積、検索の手段としてデータベース管理システムが提供
されている。これはすべての分野において、情報の管理
を紙からコンピュータで行うことにより保存スペースの
削減、検索の効率化を計るためである。

【０００３】データベースが構築された後には利用状況
の把握を行う必要性がある。これは利用者がどんなデー
タを要求しているのかを把握するためであり、またデー
タベース再構築の資料とするためである。

【０００４】従来のデータベース管理システムでは、利
用状況は別ファイルとして持っているため、利用状況を
知るためには、利用状況用ファイルの情報を編集してプ
リンタに出力するプログラムを作成しなければならなか
った。

【０００５】すなわち図６で示すとおり、利用者がディ
スプレイ３を通して検索処理を行う場合、検索部が動作
するのに加え利用状況出力部１４が動作し、利用ログフ
ァイル５へ使用されたデータベースの情報を書き出す。 そして利用状況が必要な場合は、利用者によって作成さ
れたアプリケーションプログラム６によりプリンタ４へ
出力する様になっていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】この従来のデータベー
ス管理システムでは、利用状況を把握するためには、利
用者がアプリケーションプログラムを作成しなければ行
えないという問題点があった。

【０００７】これは利用者にプログラム作成能力が必要
となるとともに利用ログファイルの内容を理解しなけれ
ばならず、時間と労力がかなりかかってしまうという問
題がある。

【０００８】

【発明の目的】本発明の目的は、利用者がプログラムを
作成することなしに、データベース管理システムの中で
利用状況の把握を行うことができる様にすることである
。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明のデータベース管
理システムは、データベースの構成、レコード件数、参
照回数の情報をもつディレクトリと、データベースの実
データ、更新回数、参照回数をもつデータと、を含んで
構成されるデータベースと、データベースの構成の定義
を行う定義部と、データベースの実データの登録、更新
、削除を行う更新部と、データベースの実データを検索
し画面表示させる検索部と、更新、検索を行った結果を
データベースへ書き出す利用状況出力部と、データベー
スの実データの検索結果をプリンタへ出力するプリンタ
出力部と、を含んで構成されるデータベース制御部と、
データベースの定義、更新、検索を行うディスプレイと
、検索結果を出力するプリンタとを備えている。

【００１０】

【作用】本発明によれば、データベースの更新回数、参
照回数といった利用状況データがデータベースの同一フ
ァイルに自動的に更新されるため、通常のデータベース
参照手段で、利用状況データを出力することができる。

【００１１】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明する
。図１は本発明の一実施例のデータベース管理システム
の構成を示すブロック図である。

【００１２】同図において、定義部１１は、データベー
ス２のデータ２２の構成をディレクトリ２１へ記憶させ
る。例えば図２のディレクトリ２１の内容に示す様に、
例えば、図書データを定義する場合には、項目名、属性
、桁数を登録番号、数字、３桁のように指定していくこ
とになる。従来のデータベース管理システムでは定義し
た項目のみを記憶させるが、本発明のデータベース管理
システムでは自動的に更新回数、参照回数の項目を追加
する。

【００１３】またディレクトリ２１は、従来のシステム
では構成のほかには作成日付、データのレコード件数し
か管理していないが、本発明ではデータ参照回数も管理
している。

【００１４】これらの更新回数、参照回数、データ参照
回数の役割について具体例をもとに説明する。

【００１５】定義部１１によって図２のようにディレク
トリ２１にデータの構成がされたとすると、この時点で
のディレクトリ２１のレコード件数とデータ参照回数は
０となる。次に更新部１２によってレコードが４件登録
された場合、ディレクトリ２１のレコード件数は４とな
り、データ参照回数は０のままである。データ２２は図
３のとおり、４レコードが登録され、更新回数、参照回
数はすべて０となる。この状態になってはじめて更新処
理や検索処理が行われることになる。

【００１６】更新処理も検索処理も、はじめは検索部１
３が動作して行われる。検索部１３が動作した時点で利
用状況出力部１４が動作し、ディレクトリ２１のデータ
参照回数に１を加算する。

【００１７】ここで登録番号００２のレコードの更新を
行う場合は、検索部１３から更新部１２に引き渡たされ
、レコードの更新を行うと同時に利用状況出力部１４が
更新を行ったレコードの更新回数に１を加算する。

【００１８】また検索処理の場合は、検索部１３により
検索が行われ、例えば登録番号００３のレコードが参照
された場合は、利用状況出力部１４により参照されたレ
コードの参照回数が１加算される。すなわち図４の状態
となる。

【００１９】この様に更新処理、検索処理が行われるた
びにディレクトリ２１のデータ参照回数、データ２２の
各レコードの更新回数、参照回数が加算されていく。

【００２０】この例では、図書データ１つのデータベー
ス２を考えたが、図５に示すように複数のデータ２２を
ディレクトリ２１で管理することも可能である。この場
合も同様に、参照された各回数が加算されていく。

【００２１】さて、以上の様に利用状況をデータベース
２１へ反映させることができたところで、利用状況を把
握する方法を説明する。

【００２２】各レコードの更新回数、参照回数は、項目
として定義されているため、検索キーとして利用するこ
とが可能となる。例えば図書データを参照回数の多い順
に調べる場合は、検索部１３によって参照回数をソート
キーとして昇順に分類することにより、ディスプレイ３
に表示することができる。またこの検索結果をプリンタ
４へ出力することも、プリンタ出力部１５を利用して行
うことができる。

【００２３】またディレクトリ２１のデータ参照回数は
、定義部１１によって参照することが可能である。これ
により、どのデータが最も使用されているかという様な
ことを調べることが可能である。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は利用者が
意識することなしに利用状況をデータベースへ反映させ
ることができ、通常の検索方法により利用状況の把握を
行うことができる。

【００２５】すなわち、本発明によれば利用者は利用状
況の把握を行うためにアプリケーションプログラムの作
成を行ったり、特別な操作法を習得する必要がないため
、時間と労力がかからなくなるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のブロック図。

【図２】図１に示したディレクトリの定義例。

【図３】図１に示したデータの作成例。

【図４】図１に示したディレクトリの定義例。

【図５】図１に示したディレクトリとデータの応用例。

【図６】従来技術を示すブロック図である。

【符号の説明】

１　　　　データベース制御部 １１　　　　定義部 １２　　　　更新部 １３　　　　検索部 １４　　　　利用状況出力部 １５　　　　プリンタ出力部 ２　　　　データベース ２１　　　　ディレクトリ ２２　　　　データ ３　　　　ディスプレイ ４　　　　プリンタ ５　　　　利用ログファイル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　情報処理システムにおいて、データベ
   ースの構成、レコード件数、参照回数の情報を有するデ
   ィレクトリと、前記データベースの実データ、更新回数
   、参照回数を有するデータと、を含んで構成されるデー
   タベースと、前記データベースの構成の定義を行う定義
   部と、前記データベースの実データの登録、更新、削除
   を行う更新部と、前記データベースの実データを検索し
   画面表示させる検索部と、前記更新、検索を行った結果
   を、前記データベースへ書き出す利用状況出力部と、前
   記データベースの実データの検索結果をプリンタへ出力
   するプリンタ出力部と、を含んで構成されるデータベー
   ス制御部と、前記データベースの定義、更新、検索を行
   うディスプレイと、検索結果を出力するプリンタとを備
   えることを特徴とするデータベース管理システム。