JPH04233631A - 対話形プログラム作成方法およびその装置 - Google Patents

対話形プログラム作成方法およびその装置

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JPH04233631A
JPH04233631A JP2416674A JP41667490A JPH04233631A JP H04233631 A JPH04233631 A JP H04233631A JP 2416674 A JP2416674 A JP 2416674A JP 41667490 A JP41667490 A JP 41667490A JP H04233631 A JPH04233631 A JP H04233631A
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JP2416674A
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Takehiro Yokoyama
横山 岳浩
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,情報処理方法に関する
ものであり,特に,アプリケーション・ソフトウエアの
開発を効率よく行いうる対話形,たとえば,ユーザーイ
ンターフェースを用いたプログラムの作成方法,および
,その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークステーション(WS)システムの
適用の拡大にともなって,WSシステムを利用する種々
の利用者(ユーザー)が,自己の目的とするプログラム
を開発するようになっている。このようなプログラム開
発(作成)においては,特別なコンピュータの専門知識
を有しない一般のユーザー(利用者)でも自己のプログ
ラム開発が可能にすることが望まれている。かかる要望
に応える1つの手段として,ユーザーインターフェース
(UI)が提案されている。UIとは,一般に,メニュ
ー,スクリーンデザイン,キィボードコマンド,および
,ユーザーがコンピュータと対話する方法を生成するコ
ンピュータ言語の組合せを言う。
【0003】このようなユーザーインターフェースに関
するものとしては,たとえば,論文,「エディタを部品
としたユーザーインターフェース構築基盤:鼎」(暦本
,他,情報処理,Vol.31,No.5,(1990
年,5月),602〜611ページ)に報告されている
技術が知られている。この論文には,最近のディスプレ
ーを用いたマルチウインドーシステムの普及にともなう
各種のメディアを活用した視覚的ユーザーインターフェ
ースを持つシステムの要求の高まりに対応して,作成の
難しいユーザーインターフェース部を容易に構築するた
め,メディアを編集するための基本機能をエディタ部品
として持ち,エディタの機能を目的に応じて変更・拡張
するためのカスタマイズ言語を提供することが開示され
ている。ユーザーインターフェース部は6種のメディア
,テキスト,イメージ,図形,グラフ構造,表,階層構
造を扱う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述し
たものは,対象がプログラム開発支援用のエディタであ
るから,ユーザーがコンピュータに関する知識を充分に
持っていることが前提になっている。そのため,コンピ
ュータに関する知識はあまりないが,自己の業務に関す
る知識は充分にあり自己の業務についてのプログラムを
開発しようとする一般のユーザーには,そのような手法
を適用することが難しいという問題がある。
【0005】したがって,本発明は,コンピュータに関
する知識,特に,コンピュータ言語,入出力装置の操作
方法などについて知識を持たない一般のユーザーが業務
に利用するプログラムを自己で容易に開発(作成)可能
とすることを目的とする。特に,論理データを実際に出
力装置に表現する方法を知らないユーザー,または仮に
コンピュータ言語を調査して出力装置に表現するプログ
ラムを作成してとしても,論理データを正しく反映した
ものか否か確認できないユーザーにその保証を与える。 また,論理データ同士の整合性を保ちながら更新するた
めの処理を記述する方法を知らないユーザー,または,
処理の手順を業務に沿って記述することはできるが,コ
ンピュータ特有の概念にそれをあてはめコンピュータで
処理可能な形にすることができないユーザーに,それら
を可能にする。あるいは,同じ論理データを更新する複
数のプログラムが存在する場合にそれぞれ異なる方法で
更新することに起因する矛盾を防止する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決し,また
,上述した目的を達成するため,本発明の対話形プログ
ラム作成方法は,(1)ある時点において情報出力装置
に出力される図形の配置,大きさ,その他付帯する静的
な属性を示す静的仕様を定義し,情報出力装置に現れる
図形としてしばしば使用される単位を図形単位としてま
とめて登録し静的仕様の定義中に援用する段階(ステッ
プ)と,(2)ある時点において情報入力装置から入力
処理が行われたときに動作する制御プログラムが処理に
よって対象とされている論理データがいかに変化すべき
かを示す動的仕様を定義する段階と,(3)論理データ
を静的仕様に従って出力装置に出力するための出力プロ
グラムを作成する段階と,(4)動的仕様に従って論理
データを変化させる処理を論理処理プログラムを介して
実行する論理処理段階と,(5)入力装置からの入力を
受け,論理処理を行い,その結果を出力プログラムを介
して出力装置に出力させることを制御プログラムを用い
て行う制御段階と,(6)出力プログラム,論理処理プ
ログラムおよび制御プログラムを結合して目的とするプ
ログラムシステムを作成する段階とを有する。また,本
発明によれば,上記方法を実施する装置が提供される。
【0007】
【作用】上記対話形プログラム作成方法は,情報入力装
置,図形表示可能な情報出力装置,情報記憶装置,およ
び,演算制御処理装置を有するコンピュータシステムで
対話形式で動作して,ユーザーが上記段階を遂行するこ
とにより,目的とするプログラムシステムが作成される
。すなわち,ユーザーがまず静的仕様を対話形式で定義
する。次いで,ユーザーが動的仕様を定義する。これに
より,論理データとの整合性を保って出力を行う出力プ
ログラムが作成される。論理処理プログラムと制御処理
プログラムは共通に予め用意されていて,論理処理段階
において,論理処理プログラムが動的仕様に従って論理
データを変化させる。制御段階がユーザーからの入力操
作に応答して論理処理を行いその結果を作成された出力
プログラムを介して出力装置に出力させる。その結果,
論理データと出力内容とは一致したものとなり,整合性
がとれる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例の対話形プログラム作
成方法,および,その装置の概念を示すブロック図であ
る。静的仕様指定手段101は,CRT101aおよび
キィボード101bからなり,ユーザーはこの静的仕様
指定手段101を用いて,ある時点においてCRT10
1aに表示される図形の配置,大きさおよびその他,付
帯する静的な属性(以下,「静的仕様」と呼ぶ)を指定
する。動的仕様指定手段102は,CRT102aおよ
びキィボード102bからなり,ユーザーはこの動的仕
様指定手段102を用いて,ある時点において入力操作
を行ったときに,プログラムが処理の対象としているデ
ータ(これを論理データと呼ぶ)がいかに変化すべきか
(以下,「動的仕様」と呼ぶ)を指定する。ただし,動
的仕様の指定段階において,論理データがどう変化すべ
きかを指定はするが,それに伴ってCRT画面がどのよ
うに変化すべきかについては指定しない。描画プログラ
ム生成手段(またはプログラム)103は静的仕様指定
手段101で指定される静的仕様に基づいてCRT10
1aに図形を表示する描画プログラムを作成する手段で
あり,その作成結果を描画プログラム104として出力
する。本実施例において,図形とは,図,表,文字,数
字などを含む広い内容を意味するものとする。描画プロ
グラム104の他に,制御プログラム105および論理
処理プログラム106が設けられており,結合手段10
7はこれらのプログラム104,105,106を結合
してユーザーが目的とする目的システム108を作成す
る。すなわち,描画プログラム104,制御プログラム
105および論理処理プログラム106はソースプログ
ラムとして構成されており,結合手段107はこれらを
編集(コンパイル)して目的システム108を生成する
【0009】本対話形プログラム作成方法を遂行するコ
ンピュータシステムは,それぞれ図示しない演算処理装
置,情報入力装置,情報出力装置,大規模記憶装置,お
よび,高速記憶装置で構成されている。上述した静的仕
様指定手段101としてのCRT101aおよびキィボ
ード101b,および,動的仕様指定手段102として
のCRT102aおよびキィボード102bは,情報出
力装置および情報入力装置として機能する。CRT10
1aはCRT102aとは共用してもよい。同様に,キ
ィボード101bとキィボード102bとを共用しても
よい。また,CRT101a,CRT102aは液晶デ
ィスプレーなど他の図形表示可能な装置に変えることが
できる。キィボード101b,102bについても他の
情報入力装置に代えることができる。大規模記憶装置,
たとえば,磁気ディスク装置には,描画プログラム10
4,制御プログラム105,論理処理プログラム106
が記憶されている。また,大規模記憶装置には,描画プ
ログラム生成手段103として機能するプログラム,結
合手段107として機能するプログラム,管理項目決定
手段109として機能するプログラム,登録手段110
として機能するプログラムがそれぞれ記憶されている。 これら大規模記憶装置に記憶されているプログラムは,
通常のコンピュータシステムと同様,DRAMなどの高
速記憶装置に一旦読み出されて動作し,それぞれの手段
としての機能を遂行する。論理データ,静的仕様,動的
仕様なども高速記憶装置に記憶され,必要に応じて,大
規模記憶装置に退避される。以下に述べる各種のプログ
ラムはオペレーティングシステムを介して動作されるこ
とは通常のコンピュータシステムと同様である。以下の
記述にといては,大規模記憶装置として磁気ディスク装
置,高速記憶装置としてDRAMを例示する。
【0010】論理処理プログラム106は,動的仕様指
定手段102を用いて生成されたDRAMに記憶されて
いる動的仕様に従ってDRAMに記憶される論理データ
を更新する。代表的には,動的仕様をあらかじめ実行可
能な形式に変換しておいたものを磁気ディスク装置から
DRAMに読み込んで,実行する。制御プログラム10
5は,ユーザーのキィボード入力操作に応答して論理処
理プログラム106を実行させ,論理処理プログラム1
06の結果を描画プログラム104を介してCRT10
1aに表示させる。特別の指示がないかぎり,論理処理
プログラム106が表示するときは,制御プログラム1
05が必ず論理データを更新し,その更新に従ってCR
T101aの画面を更新することにより,論理データと
CRT101aの表示内容との整合を維持する。
【0011】管理項目決定手段109においては,静的
仕様に基づいて論理データの管理のために必要な項目(
以下,「管理項目」と呼ぶ)を決定する。登録手段11
0は管理項目と動的仕様とをDRAMに記憶されている
論理データ管理系111に登録する。以上に述べた手続
きにより,自己の目的システム108を構築するユーザ
ーは,CRT101aに表示される論理データを参照し
ながら,または更新しながら,自己の意図する処理を行
うことができる。
【0012】図2は,図1のブロック図に示した手順で
開発した目的システム108が実際に動作するときの動
作環境をブロック図として示したものである。図2にお
いて,目的システム108は制御プログラム202,描
画プログラム204および論理処理プログラム203か
ら構成されている。論理データ管理系111には登録手
段110によって登録された動的仕様115を含む。
【0013】ユーザーは,出力装置としてのCRT20
1aと入力装置としてのキィボード201bとからなる
動的仕様指定手段201を用いて以下に述べる操作を行
う。これらCRT201a,キィボード201bは,図
1のCRT102a,キィボード102bに対応する。 ユーザーが操作することによりキィボード201bから
なんらかの入力があると,制御プログラム202が動作
し,キィボード201bからの入力種別に応じてどの動
的仕様に沿った処理を行うかを決定し,その決定結果に
基づいて論理処理プログラム203に制御を移す。論理
処理プログラム203は,論理データ管理系111に登
録されている動的仕様115の中から求めるものを検索
し,その動的仕様に従った処理を行う。この処理を通じ
て,論理データ205の更新を行うことができる。動的
仕様に従った処理が終了すると,制御プログラム202
は描画プログラム204を起動する。描画プログラム2
04は論理データ205を参照しながら,CRT201
aにすでに定義された静的仕様に従った形式でその内容
を表示する。
【0014】代表的な例としては,静的仕様の定義は,
入出力部品(項目)のメニューの中から求めるものを選
択し,マルチウインドー形態で複数の内容を表示可能な
上記CRTの適切なウインドー位置に配置していく。入
出力部品(エディタ)として扱うものとしては,テキス
ト入力欄,固定文字列の出力欄,メニューバー,プッシ
ュボタンなどに他に,複合図形がある。
【0015】特に,事務処理関係においては,表構造,
木(トリー)構造,グラフ構造などのようなある単位を
一定の規則で組み合わせて表現するものが多い。表構造
の場合,1つの行を単位として,これらを縦方向に必要
個数だけ複数並んだものと考えることができる。各単位
は,代表的には,複数のテキスト欄が並んだものがある
。また,任意に他の入出力部品を組み合わせることもで
きる。また,複数の種類の行があれば,さらに多様な表
を作成することができる。同様に,木構造の場合には,
各節点を単位として,親子関係を持っている。グラフ構
造の場合も,各節点を単位とし,それらの節点がリンク
される。以下,行,節点などの単位を「原子」と呼ぶ。
【0016】静的仕様指定手段101によって静的仕様
を指定するとき,たとえば,木構造のデータをマルチウ
インドー表示画面のCRTのある箇所に表示しようとす
る場合,まず,「木構造」の入出力部品を指定する。そ
れとは別に,節点の静的仕様を定義しておいてあらかじ
め定義づけることによって,何から構成される木構造か
を指定できることになる。
【0017】さらに同じ木構造の中でも,たとえば,親
子関係にある一定の制約がある場合,それが頻繁に使用
される場合には,木構造の一種として,入出力部品メニ
ューに加えることができる。
【0018】論理データとして必要な項目を決定する管
理項目決定手段109について述べる。論理データをコ
ンピュータシステムが管理できるようにするためには,
何が必要な項目であるかを事前に決定し,論理データの
管理プログラムに登録しておく必要がある。静的仕様と
していくつかの図形単位を貼りつけたとしても,それぞ
れの図形単位には,それが変化しうるものと,そうでな
いものとかの属性がある。たとえば,マルチウインドー
の一定の位置に一定の形式で常に表示されている入出力
部品については,改めて論理データとして管理する必要
はない。これに対して,内容が変化しうるテキスト欄の
場合,そのテキストの内容を管理項目にする必要がある
【0019】複合部品の場合も上記と同様である。たと
えば,木構造の場合その親子関係を表現する方法は種々
あるが,長子リンクと弟リンク(Lispにおけるca
rとcdrに対応)とで表現するのも1方法である。ど
の表現方法を採用するかは今課題としている目的システ
ムの外見には影響しないから,木構造の場合,常にこの
2つのリンクを管理項目にすると決めてもよい。
【0020】このように,データ構造を表現する方法に
ついては,コンピュータシステムに関する知識がないと
プログラムの開発が難しいが,入出力部品ごとに必要な
管理項目を決定する規則を有しているので,一般のユー
ザーである開発者はそのようなことを意識しないでも自
己の業務,たとえば,後述する経理に関するプログラム
を開発できる。つまり,目的システムの動作中に変化し
うるものを論理データとして抽出し,管理項目として扱
う本発明の方法によれば,開発者は目的システムの内部
処理について改めて考えることなく,換言すれは,コン
ピュータシステム自体について考えることなく,自己の
プログラム開発に必要な管理項目を不足なく取り出して
登録できるという利点がある。
【0021】以下,より具体的な例を参照して本発明の
実施例について述べる。この例示においては,目的シス
テムの例として,仕訳データを入力し,それをもとに元
帳データを作成して出力するプログラムを開発する場合
を示す。
【0022】仕訳データは,仕訳伝票の書式を参考にし
て,図3に示す表形式で入力する。図3の内容は,たと
えば,CRT101aのマルチウインドーの一部に表示
される。元帳生成301として表示されるものは,元帳
作成処理を開始することをユーザーが指定するための選
択部である。図3に示す表は,科目欄302,貸方欄3
03,および,借方欄304を示している。元帳データ
は,図4に示す表形式でCRT101aに表示される。 図4の表は,科目名401,借方欄402,貸方欄40
3,および,残高欄404からなる。
【0023】以下,上記例の動作処理について述べる。 なお,以下に述べる例においては,入力装置として,キ
ィボード101bの他に,画面上の位置を指し示す装置
,たとえば,マウスを用いる場合について述べる。ユー
ザーは,最初に静的仕様指定手段101を用いて静的仕
様を定義する。代表的な静的仕様の定義手段においては
,定義手段を起動すると,図5に示すように,CRT1
01aに,第1の枠(入出力部品選択枠)501と第2
の枠502が表示される。第1の枠501内には,ユー
ザーが利用可能な入出力部品が列挙されている。第2の
枠502は入出力部品を貼りつけるための背景(余白)
を示し,初期状態においては,何も貼りつけられていな
い。また,図5には,第3の枠503が設けられている
。この第3の枠503も入出力部品を貼りつけていくた
めの背景である。ただし,初期状態においては,何も貼
りつけられていない。
【0024】静的仕様を定義する場合,まず,入出力部
品選択枠501内の希望する入出力部品の上にマウスカ
ーソルを運んで,マウスボタンを押し下げる。次いで,
第2の枠502内の適切な位置にマウスカーソルを運び
,マウスボタンを押し下げたまま矩形の軌跡を描くよう
にマウスカーソルを移動させる。この矩形軌跡が図形単
位が貼りつけられる領域を示す。押し下げ続けたマウス
ボタンを離すと,矩形領域に図形単位が表示される。 これにより,1つの図形単位の貼りつけが終了する。
【0025】仕訳データ入力画面の上方に,入力作業が
終了したときに元帳データ作成を指示する「ボタン」を
置くことが好適である。図形単位を列挙したものの中か
ら「ボタン」を選択し,第2の枠502の上方に貼りつ
ける。また,仕訳データを表現するための「表」を置く
ことが好適である。この場合も上記同様に,入出力部品
を列挙した中から「表」を選択して,第2の枠502の
背景の枠の中央に貼りつける。
【0026】行の内容を上記定義のように「原子」と考
えて,この行の定義を行う。各行の定義を別に行う。各
行には現金と借入金との2つの科目名,借方,貸方の欄
が必要である(図3参照)。したがって,図5には,こ
れら4つの項目を表示するもう1つの枠,すなわち,第
3の枠503が設けられている。図形単位を列挙したも
のの中からテキストを選択し,貼りつけすることを4回
繰り返すことによって,原子の定義が行われる。この4
回の貼りつけ操作の内容は,第1回目が図3の科目欄の
左側,第2回目が科目欄302内の右側,第3回目が貸
方欄303,第4回目が借方欄304であり,これらが
,図5の第3の枠503の4個のテキスト欄に貼りつけ
られる。この原子に名称(名前)を付けておき,先に定
義した表のリンク属性にこの名前を付与することにより
両者を対応づける。元帳データを表示する方法も上記同
様にして定義する。
【0027】貼りつけた各図形単位については,名前の
他,図形単位の種類ごとに複数の属性を定義することが
できる。図6に属性を定義する1例を示す。図6に図示
するものは,テキスト図形単位のときの属性定義であり
,名前,字詰,フォント,更新時動作を指定可能になっ
ている。図5の第3の枠503のテキストとしては,名
前として「科目  借」,字詰は左詰,フォントはゴシ
ックとしている。また,更新時動作は,ユーザーが科目
を入力してとき何をするかを指定するものであり,動的
仕様として指定する。ただし,この例においては,何も
しなくてもよい。
【0028】次に動的仕様を定義する。本実施例におい
ては,動的仕様は,仕訳データの入力が終了し,元帳作
成の指示を受けたときに,実際に元帳を作成し,その結
果をCRT102aに表示する。
【0029】図7に示すように,画面の上方に貼りつけ
たボタンの属性として,ボタンが押されたときに元帳を
作成する処理を実行する旨を記述する。この例は,仕訳
データを参照して,科目名ごとに分類して,借方と貸方
のそれぞれを合計し,その差をとって残高とする。この
記述は,一見,一定の文法を持ったプログラミング言語
のように見えるが,業務の手順を述べたものであり,目
的システムが行うべき処理を述べたものではない。した
がって,業務手順に通じたユーザーにとって判りやすい
【0030】目的システムの開発者である通常のユーザ
ーは,上述した手順で,静的仕様と動的仕様とを定義し
たことになる。以下,これらの定義を元にして実際の動
作する目的システムを作成する方法について述べる。
【0031】描画プログラム生成手段103において,
以下に述べる方法で描画プログラム104を作成する。 代表的な例としては,描画プログラム104を作成する
ために特別な形式で記述したプログラム(以下,メタプ
ログラムと呼ぶ)を用意しておく。メタプログラムには
通常のプログラミング言語の記述の他,変形規則を記述
することができる。すなわち,静的仕様の定義によって
変化しうる部分に印をつけておき,この印をどのように
変形させるかを変形規則として記述する。
【0032】メタプログラムの構成は以下のようになる
。図形単位が1つの背景に複数個貼りつけられているの
で,図形単位の個数分だけ表示処理を繰り返す。図形単
位の種類によってCRTの表示方法が異なるので,変形
規則もそれらの図形単位の種類ごとに別々に記述するこ
とになる。表示を行うためには,表示装置のどこの位置
に,どんな大きさで,どの属性で出力するかを決定する
必要があるが,これらは,静的仕様の定義を参照しなが
らプログラムの中に埋め込んでいく旨を変形規則として
記述しておく。
【0033】一方,たとえば,「テキスト」図形単位の
場合,実際に表示すべきテキストの文字列は,論理デー
タを参照しなければならない。また,たとえば,「ボタ
ン」図形単位の場合,ボタンが押された状態で表示する
のか,離された状態で表示するのかについても,論理デ
ータを参照しなければならない。さらに,複合図形,た
とえば,「表」の場合,何個の原子を含むか,その組合
せをどうするのかなどについても論理データを参照する
必要がある。
【0034】静的仕様の定義の際,図形単位に名前を付
与したが,この名前と,必要な場合原子に付与した名前
を用いれば,論理データを特定することができる。した
がって,メタプログラムにおいて,各図形単位を表示す
る場合に,これらの名前で論理データを参照するように
記述しておけばよい。
【0035】論理処理プログラム203および制御プロ
グラム202は,どの目的システムにも共通のプログラ
ムを予め用意しておく。制御プログラム202は,ユー
ザーによるキィボード入力を受け,動的仕様に従った論
理データの操作を論理処理プログラム203に行わせ,
その結果として,論理データになんらかの変化が生じた
ら,描画プログラム204を介してCRT201aに表
示させるという処理を行う。このように論理データと描
画プログラム204からのCRT201aへの表示操作
は対応しており,常に,論理データとCRT201aの
画面上の表示内容とは一致している。つまり,これらの
間の整合性が崩れることはない。
【0036】論理処理プログラム203を目的システム
とは独立した場所で管理する方法について述べる。これ
は,図1の論理データ管理体系111に相当する。代表
的な例としては,動的仕様から論理処理プログラム20
3を入出力部品の種類を示す名前および論理処理の名称
によって識別されるファイルとして作成する。論理処理
プログラム203はDRAM内の論理データを参照して
加工する手順を高速に実行可能な形式で作成されたもの
である。目的システムに組み込まれた制御プログラム2
02は,ボタンが押されたというようなユーザーからの
入力を受け取ると,磁気ディスク装置に記憶されている
対応する論理処理プログラム203を検索し,コンピュ
ータシステム内のDRAMなどの高速動作記憶装置(図
示せず)に読み込んで実行する。ただし,同じ論理処理
プログラム203が2回以上現れた場合には,先にDR
AMに読み込んでいたものを使用できるので,改めてD
RAMに読み込む必要はなく,すぐ実行に移せる。論理
処理プログラムの中で,他の論理処理プログラムに処理
の一部を委ねる旨が規定されている場合には,高速記憶
装置であるDRAMの別の場所にその論理処理プログラ
ムを読み込んで,その処理を実行させる。
【0037】論理データの一部を出力する方法について
述べる。目的システムの用途によっては,論理データは
そのままにしておいて,その一部のデータのみをCRT
に出力したい場合がある。たとえば,元帳データ表示に
おいて,金額がある限度額以上のもののみを表示させた
いというような場合である。このような場合においても
,論理データと表示内容との整合性を保つ必要がある。 そこで,描画プログラム204を作成する際に一部のデ
ータのみを表示させるプログラムを同時に作成し,動的
仕様が援用できるようにする。
【0038】代表的な複合図形である「表」では,その
各欄の値に関する条件式を指定してそれを満たす行のみ
を表示させる描画プログラム204を用意する。また,
もう1つの代表的な複合図形である「木構造」の場合,
ある節点を指定することにより,その節点を頂点とする
部分階層構造を出力する描画プログラム204を用意す
る。
【0039】このように用意した描画プログラム204
のみを援用する方式を採用することにより,ユーザーは
具体的な出力手段を知ることなく,多くの目的システム
で必要となる部分出力機能を実現できる。また,論理デ
ータとの整合性が崩れることもない。
【0040】図8に上述した目的システムの作成手順を
フローチャートに示した。 ステップS01:目的システムの仕様を定義する。この
仕様としては静的仕様と動的仕様とがある。この目的仕
様の定義の詳細を,図9および図10を参照して後述す
る。 ステップS02:図1の描画プログラム生成手段103
を介して,描画プログラム204を作成する。 ステップS03:結合手段107を介して,図1の描画
プログラム104,制御プログラム105,論理処理プ
ログラム106(図2の描画プログラム204,制御プ
ログラム202,論理処理プログラム203)について
翻訳,結合(編集)を行って実行可能なプログラムを作
成する。 ステップS04:管理項目決定手段109を介して,静
的仕様から管理項目を決定する。 ステップS05:登録手段110を介して,論理ディス
クとして論理データ管理体系111に登録する。 ステップS06:以下,各管理項目に対応する動的仕様
を実行可能な形式に変換して論理データ管理体系111
に登録する。
【0041】図9に図8のステップS01に示した目的
仕様を定義する処理について,図3〜図7を参照して述
べた例の処理動作についてのフローチャートを示す。 ステップS11:第1の枠501の上に背景枠「仕訳」
を作成する。 ステップS12:第1の枠501に入出力部品「ボタン
」を背景に貼りつける。 ステップS13:第2の枠502に入出力「表」を背景
に貼りつける。 ステップS14:第3の枠503の背景枠「行」を作成
する。 ステップS15:第3の枠503内に4つのテキストを
貼りつける。 ステップS16:属性を指定する。ここでは,「表」の
「リンク」属性に「行」を付与する。 ステップS17:ステップS11〜S16と同様の手順
で,元帳データの出力表示形式仕様を定義する。 ステップS18:「仕訳」の「ボタン」について動的仕
様,すなわち,元帳を作成する手続きを指定する。
【0042】図10は,図9に示した内容よりも,より
一般的に示した目的システム仕様の定義の処理フローチ
ャートを示す。 ステップS21:背景枠を作成する。 ステップS22:入出力部品をマウスで選択する。 ステップS23:入出力部品を置く位置でマウスボタン
を押し下げて位置を特定する。 ステップS24:マウスを移動させ入出力部品の大きさ
を規定する。 ステップS25:マウスボタンを離して位置を確定させ
る。 ステップS26:属性定義画面を起動する。 ステップS27:起動した画面を用いて属性を指定する
。 ステップS28:必要に応じてテキストエディタを起動
して動的仕様を指定する。 ステップS29:定義が終了するまで,上記ステップS
22〜S28の処理を反復する。
【0043】上述した装置の処理手段およびその処理に
関したプログラム内容は例示であり,たとえば,描画プ
ログラム204はCRT以外の他の情報出力装置に出力
を行うようにすることができる。同様にキィボードを他
の情報入力装置に代えることもできる。また,本実施例
の特定的な例示として,経理処理に適用した場合につい
て図3〜図7を用いて示したが,本発明の対話形プログ
ラム作成方法,および,対話形プログラム作成装置はこ
れに限定されることなく、ユーザーインターフェースを
用いる対話形式のプログラム作成に広く適用できる。な
お,上記本実施例の対話形プログラム作成装置における
種々の手段として例示した内容はプログラム処理可能で
あり,対話形プログラム作成方法における段階として実
施することができ,また,上記段階として例示した内容
は手段として実施できることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように,本発明の対話形プロ
グラム作成方法によれば,コンピュータシステムについ
て特別の知識を有しない一般のユーザーであっても容易
に自己の業務などに関するプログラムを作成することが
できる。また,このプログラム作成に当たって,論理デ
ータと出力されるデータとの一致がとれており,これら
の間の整合性が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対話形プログラム作成方法の実施例を
示す処理形態ブロック図である。
【図2】図1に示した目的システムが実際に動作すると
きの動作環境を示すブロック図である。
【図3】図1の対話形プログラム作成方法を適用する1
例としての経理帳票を示す図である。
【図4】図1の対話形プログラム作成方法を適用する1
例としての他の経理帳票を示す図である。
【図5】図1の対話形プログラム作成方法を適用する1
例としての経理帳票処理の画面を示す図である。
【図6】図1の対話形プログラム作成方法を適用する1
例としての経理帳票処理の他の画面を示す図である。
【図7】図1の対話形プログラム作成方法によって,図
3〜図6に基づいて処理された表示内容例を示す図であ
る。
【図8】本発明の実施例の対話形プログラム作成方法に
おける目的システム作成手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】図8における目的仕様を定義する手順のうち,
図3〜図7に関連づけた手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】図8における目的仕様を定義する,図9の処
理内容より一般的な手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101・・静的仕様指定手段, 101a・・CRT, 101b・・キィボード, 102,201・・動的仕様指定手段,102a,20
1a・・CRT, 102b,201b・・キィボード, 103・・描画プログラム生成段階, 104,204・・描画プログラム, 105,202・・制御プログラム, 106,203・・論理処理プログラム,107・・結
合段階, 109・・管理項目決定段階, 110・・登録段階, 111・・論理データ管理体系, 115・・動的仕様, 205・・論理データ, 501〜503・・第1〜第3の枠。 特許出願人  ソニー株式会社代理人    弁理士 
 佐藤隆久

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  情報入力装置,図形表示可能な情報出
    力装置,情報記憶装置,および,演算制御処理装置を有
    するコンピュータシステムで対話形式で動作するプログ
    ラムを作成する方法において,ある時点において前記情
    報出力装置に出力される図形の配置,大きさ,その他付
    帯する静的な属性を示す静的仕様を定義し,上記情報出
    力装置に現れる図形としてしばしば使用される単位を図
    形単位としてまとめて登録し静的仕様の定義中に援用す
    る段階と,ある時点において前記情報入力装置から入力
    処理が行われたときに動作する制御プログラムによって
    処理の対象とされている論理データがいかに変化すべき
    かを示す動的仕様を定義する段階と,前記論理データを
    前記静的仕様に従って前記出力装置に出力するための出
    力プログラムを作成する段階と,前記動的仕様に従って
    前記論理データを変化させる処理を論理処理プログラム
    を介して実行する論理処理段階と,前記入力装置からの
    入力を受け,論理処理を行い,その結果を前記出力プロ
    グラムを介して前記出力装置に出力させることを制御プ
    ログラムを用いて行う段階と,前記出力プログラム,前
    記論理処理プログラムおよび前記制御プログラムを結合
    して目的とするプログラムシステムを作成する段階を有
    することを特徴とする対話形プログラム作成方法。
  2. 【請求項2】  情報入力装置,図形表示可能な情報出
    力装置,情報記憶装置,および,演算制御処理装置を有
    するコンピュータシステムで対話形式で動作するプログ
    ラムを作成する装置において,ある時点において前記情
    報出力装置に出力される図形の配置,大きさ,その他付
    帯する静的な属性を示す静的仕様を定義し,上記情報出
    力装置に現れる図形としてしばしば使用される単位を図
    形単位としてまとめて登録し静的仕様の定義中に援用す
    る手段と,ある時点において前記情報入力装置から入力
    処理が行われたときに動作する制御プログラムが処理の
    対象としている論理データがいかに変化すべきかを示す
    動的仕様を定義する手段と,前記論理データを前記静的
    仕様に従って前記出力装置に出力するための出力プログ
    ラムを作成する手段と,前記動的仕様に従って前記論理
    データを変化させる処理を論理処理プログラムを介して
    実行させる論理処理手段と,前記入力装置からの入力を
    受け,論理処理を行い,その結果を前記出力プログラム
    を介して前記出力装置に出力させることを制御プログラ
    ムを用いて行う手段と,前記出力プログラム,前記論理
    処理プログラムおよび前記制御プログラムを結合して目
    的とするプログラムシステムを作成する手段を有するこ
    とを特徴とする対話形プログラム作成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05224906A (ja) * 1991-11-12 1993-09-03 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 図形的照会システム
JPH05224907A (ja) * 1991-11-08 1993-09-03 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 図形的照会システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05224907A (ja) * 1991-11-08 1993-09-03 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 図形的照会システム
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