JPH04232795A - 製本装置 - Google Patents
製本装置Info
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- JPH04232795A JPH04232795A JP41646990A JP41646990A JPH04232795A JP H04232795 A JPH04232795 A JP H04232795A JP 41646990 A JP41646990 A JP 41646990A JP 41646990 A JP41646990 A JP 41646990A JP H04232795 A JPH04232795 A JP H04232795A
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Links
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Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状の記録材を綴
じる製本装置に係り、詳しくは、例えば製本部材の折込
み部分に熱溶融接着剤を塗布し、該接着剤に記録材の束
の端部を接触するように挟み込み、該接着剤をヒータ等
の加熱手段により融解させた後に放熱させて接着剤を凝
固させることにより製本する製本装置の加熱手段に関す
る。
じる製本装置に係り、詳しくは、例えば製本部材の折込
み部分に熱溶融接着剤を塗布し、該接着剤に記録材の束
の端部を接触するように挟み込み、該接着剤をヒータ等
の加熱手段により融解させた後に放熱させて接着剤を凝
固させることにより製本する製本装置の加熱手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、製本用の加熱装置としてはシーズ
ヒータを使用し、製本の表紙の背部と記録材の束の端部
との間に熱溶融接着剤を介装し、この熱溶融接着剤をシ
ーズヒータ等を熱源として溶かして表紙と記録材とを接
着していた。
ヒータを使用し、製本の表紙の背部と記録材の束の端部
との間に熱溶融接着剤を介装し、この熱溶融接着剤をシ
ーズヒータ等を熱源として溶かして表紙と記録材とを接
着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の加熱方式では、熱源にシーズヒータ等を使用し
ているために昇温に時間がかかり、加熱を開始しても熱
溶融接着剤の溶融温度に適した所定の温度に到着するま
でにかなりの時間を必要としたので、昇温時間が数分の
1ですむ誘導加熱手段を利用した製本装置が考えられて
いる。
た従来の加熱方式では、熱源にシーズヒータ等を使用し
ているために昇温に時間がかかり、加熱を開始しても熱
溶融接着剤の溶融温度に適した所定の温度に到着するま
でにかなりの時間を必要としたので、昇温時間が数分の
1ですむ誘導加熱手段を利用した製本装置が考えられて
いる。
【0004】しかし、このような誘導加熱手段では、発
生する高周波磁束の分布が不均一であることが原因して
、発熱部材の表面の温度バラツキが大きく、製本が完了
した段階で熱溶融接着剤がよく溶けた部分と、不完全な
部分とが並存する虞れがある。発熱部材の温度バラツキ
の要因としては、冷却風の送風が考えられる。即ち、単
に、コイルと発熱部材との間、冷却風出口に至る冷却風
経路に冷却風を送風する冷却方法は、加熱中の発熱部材
にも送風されるものである。このため発熱部材の温度が
下がり、発熱部材の昇温に時間がかかったり、また冷却
風自身の温度も高くなり、冷却効率も低いものである。 また発熱部材に送風されるため、発熱部材の表面の温度
バラツキの要因になり得る。また、そのために、接着剤
の溶融温度より発熱部材の表面温度を高めに設定し、加
熱時間も長く設定すると、製本中の製本部材が焦げたり
、変形したりするという問題が発生する虞れがあった。
生する高周波磁束の分布が不均一であることが原因して
、発熱部材の表面の温度バラツキが大きく、製本が完了
した段階で熱溶融接着剤がよく溶けた部分と、不完全な
部分とが並存する虞れがある。発熱部材の温度バラツキ
の要因としては、冷却風の送風が考えられる。即ち、単
に、コイルと発熱部材との間、冷却風出口に至る冷却風
経路に冷却風を送風する冷却方法は、加熱中の発熱部材
にも送風されるものである。このため発熱部材の温度が
下がり、発熱部材の昇温に時間がかかったり、また冷却
風自身の温度も高くなり、冷却効率も低いものである。 また発熱部材に送風されるため、発熱部材の表面の温度
バラツキの要因になり得る。また、そのために、接着剤
の溶融温度より発熱部材の表面温度を高めに設定し、加
熱時間も長く設定すると、製本中の製本部材が焦げたり
、変形したりするという問題が発生する虞れがあった。
【0005】そこで、高周波磁界発生コイルを冷却する
ことにより、コイル巻線の線径を小さくして、コイル巻
線のコイル密度を調整することにより、発熱部材の表面
の温度バラツキを減少する。または、高周波磁界発生コ
イルと発熱部材との間隙の調整と、冷却風の調節とを行
い、発熱部材の冷却程度を調整することにより発熱部材
の表面温度のバラツキを減少する誘導加熱装置を提供す
ることを目的とするものである。
ことにより、コイル巻線の線径を小さくして、コイル巻
線のコイル密度を調整することにより、発熱部材の表面
の温度バラツキを減少する。または、高周波磁界発生コ
イルと発熱部材との間隙の調整と、冷却風の調節とを行
い、発熱部材の冷却程度を調整することにより発熱部材
の表面温度のバラツキを減少する誘導加熱装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の事情に鑑
みてなされたものであって、例えば、図1、図3、並び
に図7を参照して示すと、製本部材(12)と、該製本
部材(12)に挟持されたシート材(P)と、の間に介
装された熱溶融接着剤(22)を溶融する製本装置(1
)において、前記熱溶融接着剤(22)を有する前記製
本部材(12)を支持する支持部材(3a,3b)と、
該支持部材(3a,3b)の下方に配設されたまたは製
本部材(12)に設けられた発熱部材(15)と、該発
熱部材(15)の下方に配設された高周波磁界発生コイ
ル(24)と、前記発熱部材(15)を前記高周波磁界
発生コイル(24)に対して覆って支持し、かつ該高周
波磁界発生コイル(24)との間にギャップを形成する
リブ(31a)を有する発熱部材ホルダー(31)と、
冷却風を吸入する吸気孔(29a)と、該冷却風を排出
する排気孔(29b)と、該冷却風が前記高周波磁界発
生コイル(24)の回りを通過するギャップ(30,3
2)とを有し、かつ該高周波磁界発生コイル(24)を
支持するコイル支持部材(23)と、を備えたことを特
徴とする。
みてなされたものであって、例えば、図1、図3、並び
に図7を参照して示すと、製本部材(12)と、該製本
部材(12)に挟持されたシート材(P)と、の間に介
装された熱溶融接着剤(22)を溶融する製本装置(1
)において、前記熱溶融接着剤(22)を有する前記製
本部材(12)を支持する支持部材(3a,3b)と、
該支持部材(3a,3b)の下方に配設されたまたは製
本部材(12)に設けられた発熱部材(15)と、該発
熱部材(15)の下方に配設された高周波磁界発生コイ
ル(24)と、前記発熱部材(15)を前記高周波磁界
発生コイル(24)に対して覆って支持し、かつ該高周
波磁界発生コイル(24)との間にギャップを形成する
リブ(31a)を有する発熱部材ホルダー(31)と、
冷却風を吸入する吸気孔(29a)と、該冷却風を排出
する排気孔(29b)と、該冷却風が前記高周波磁界発
生コイル(24)の回りを通過するギャップ(30,3
2)とを有し、かつ該高周波磁界発生コイル(24)を
支持するコイル支持部材(23)と、を備えたことを特
徴とする。
【0007】また、前記発熱部材ホルダー(34)が前
記高周波磁界発生コイル(24)に対して前記発熱部材
(15)を覆わないように形成されてなり、前記コイル
支持部材(35)が前記高周波磁界発生コイル(24)
を傾斜面(35b)により支持し、かつ該高周波磁界発
生コイル(24)と前記発熱部材(15)との間隔が小
さい側に冷却風を吸入する吸気ギャップ(37a)と、
該間隔が大きい側に冷却風を排出する排気ギャップ(3
7b)と、を前記発熱部材ホルダー(34)に対して有
するように配設されてなることを特徴とする。
記高周波磁界発生コイル(24)に対して前記発熱部材
(15)を覆わないように形成されてなり、前記コイル
支持部材(35)が前記高周波磁界発生コイル(24)
を傾斜面(35b)により支持し、かつ該高周波磁界発
生コイル(24)と前記発熱部材(15)との間隔が小
さい側に冷却風を吸入する吸気ギャップ(37a)と、
該間隔が大きい側に冷却風を排出する排気ギャップ(3
7b)と、を前記発熱部材ホルダー(34)に対して有
するように配設されてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成に基づき、製本部材(12)の折込
み部に熱溶融接着剤(22)をセットし、該熱溶融接着
剤(22)上にシート材(P)の束をセットして、前記
製本部材(12)に挟持させた後に、前記熱溶融接着剤
(22)を溶融する。
み部に熱溶融接着剤(22)をセットし、該熱溶融接着
剤(22)上にシート材(P)の束をセットして、前記
製本部材(12)に挟持させた後に、前記熱溶融接着剤
(22)を溶融する。
【0009】この際、製本部材(12)を支持部材(3
a,3b)により支持した後に、高周波磁界発生コイル
(24)に高周波磁束を発生させ、高周波磁束により発
熱部材(15)に発生した熱により前記熱溶融接着剤(
22)を溶融する。そして、冷却風はコイル支持部材(
23)の吸気孔(29a)から吸入され、高周波磁界発
生コイル(24)の下面から上面を経て下面に回り、排
気孔(29b)から排出し、高周波磁界発生コイル(2
4)を冷却する。発熱部材(15)は発熱部材ホルダー
(31)により冷却風から覆われているために冷却され
ない。
a,3b)により支持した後に、高周波磁界発生コイル
(24)に高周波磁束を発生させ、高周波磁束により発
熱部材(15)に発生した熱により前記熱溶融接着剤(
22)を溶融する。そして、冷却風はコイル支持部材(
23)の吸気孔(29a)から吸入され、高周波磁界発
生コイル(24)の下面から上面を経て下面に回り、排
気孔(29b)から排出し、高周波磁界発生コイル(2
4)を冷却する。発熱部材(15)は発熱部材ホルダー
(31)により冷却風から覆われているために冷却され
ない。
【0010】また、高周波磁界発生コイル(24)が傾
斜面(35b)により支持されており、発熱部材(15
)と高周波磁界発生コイル(24)との間隔が小さい側
は発熱部材(15)が高温になり、間隔が大きい側は発
熱部材(15)が低温になる。一方、発熱部材(15)
の高温になる側が吸気ギャップ(37a)からの冷たい
冷却風によく冷却され、発熱部材(15)の低温になる
側が排気により少なく冷却される。この結果、発熱部材
(15)の表面温度が一様になる方向に調整される。
斜面(35b)により支持されており、発熱部材(15
)と高周波磁界発生コイル(24)との間隔が小さい側
は発熱部材(15)が高温になり、間隔が大きい側は発
熱部材(15)が低温になる。一方、発熱部材(15)
の高温になる側が吸気ギャップ(37a)からの冷たい
冷却風によく冷却され、発熱部材(15)の低温になる
側が排気により少なく冷却される。この結果、発熱部材
(15)の表面温度が一様になる方向に調整される。
【0011】なお、前記カッコ内の符号は例示であって
、何等本発明を限定するものではない。
、何等本発明を限定するものではない。
【0012】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の第1の手段に対
応する第1実施例を説明する。
応する第1実施例を説明する。
【0013】図1、図2において、製本装置1は角型の
本体フレーム2の上部開口2aに、平面状に形成された
ガイド板3a,3bが垂直かつ互いに平行で、矢印Aに
示すように前後方向に離接するように配設されている。 なお、ガイド板3a,3bは耐熱性に優れたプラスチッ
ク等の非磁性体により形成されている。
本体フレーム2の上部開口2aに、平面状に形成された
ガイド板3a,3bが垂直かつ互いに平行で、矢印Aに
示すように前後方向に離接するように配設されている。 なお、ガイド板3a,3bは耐熱性に優れたプラスチッ
ク等の非磁性体により形成されている。
【0014】そして、本体ケース2の左側部にガイド板
3a,3bを駆動するモータ4が設けられていて、ピニ
オン4aがトルクリミッタ5のギヤ5aに噛み合わされ
、トルクリミッタ5に設けられたプーリ6と、上方のプ
ーリ7とにベルト8が張設されこのプーリ7と、これに
対向するプーリ9とにベルト10が張設されていて、こ
のベルト10の上部、下部にガイド板3b,3aの左側
端に設けられた突起11,11が係止されている。
3a,3bを駆動するモータ4が設けられていて、ピニ
オン4aがトルクリミッタ5のギヤ5aに噛み合わされ
、トルクリミッタ5に設けられたプーリ6と、上方のプ
ーリ7とにベルト8が張設されこのプーリ7と、これに
対向するプーリ9とにベルト10が張設されていて、こ
のベルト10の上部、下部にガイド板3b,3aの左側
端に設けられた突起11,11が係止されている。
【0015】そして、モータ4が正転すると、ピニオン
4a、トルクリミッタ5、プーリ6、ベルト8、プーリ
7、ベルト10を介して、ガイド板3a,3bが図示し
ないガイドに沿って、前記したように互いに接するよう
になっており、トルクリミッタ5はガイド板3a,3b
が製本部材12とシート材Pを挟持して所定圧力以上に
なると滑るようになっている。モータ4が逆転すると、
ガイド板3a,3bは離れる方向に移動する。
4a、トルクリミッタ5、プーリ6、ベルト8、プーリ
7、ベルト10を介して、ガイド板3a,3bが図示し
ないガイドに沿って、前記したように互いに接するよう
になっており、トルクリミッタ5はガイド板3a,3b
が製本部材12とシート材Pを挟持して所定圧力以上に
なると滑るようになっている。モータ4が逆転すると、
ガイド板3a,3bは離れる方向に移動する。
【0016】また、ガイド板3a,3bには切欠13が
設けられていて、これ等切欠13を介して、発光器14
aからの光りを検知する受光器14bが互いに対向して
設けられている。
設けられていて、これ等切欠13を介して、発光器14
aからの光りを検知する受光器14bが互いに対向して
設けられている。
【0017】また、ガイド板3a,3bの下方に近接し
て、鉄、18−0ステンレス等からなる比透磁率50以
上の磁性体からなる発熱部材15が水平に設けられる。 この発熱部材15の下方には、高周波磁界発生コイル1
6が設けられ、発熱部材15の温度を計測するサーミス
タ17がこの発熱部材15に取付けられる。また、高周
波磁界が外部に洩れて、電磁障害の誘発を防止する透磁
率の高いフェライト材18a,18bがL型に形成され
て、ガイド板3a,3bの外側に取付けられ、このフェ
ライト材18a,18bの水平部材が本体ケース2の上
部裏面に近接するようになっている。
て、鉄、18−0ステンレス等からなる比透磁率50以
上の磁性体からなる発熱部材15が水平に設けられる。 この発熱部材15の下方には、高周波磁界発生コイル1
6が設けられ、発熱部材15の温度を計測するサーミス
タ17がこの発熱部材15に取付けられる。また、高周
波磁界が外部に洩れて、電磁障害の誘発を防止する透磁
率の高いフェライト材18a,18bがL型に形成され
て、ガイド板3a,3bの外側に取付けられ、このフェ
ライト材18a,18bの水平部材が本体ケース2の上
部裏面に近接するようになっている。
【0018】また、シート材Pを挟持する製本部材12
の厚さをガイド板3a,3bの移動に対応して測定する
可変抵抗器19(図5参照)が設けられ、また、前記各
電気機器を制御する制御部20が本体ケース2の底部に
設けられている。なお21は表示部である。
の厚さをガイド板3a,3bの移動に対応して測定する
可変抵抗器19(図5参照)が設けられ、また、前記各
電気機器を制御する制御部20が本体ケース2の底部に
設けられている。なお21は表示部である。
【0019】また、図3に示すように、製本部材12は
その底部12aにホットメルト系、PE系、スチレン系
、アクリル系等からなり、融点が70〜200℃である
熱溶融接着剤22が塗布されている。
その底部12aにホットメルト系、PE系、スチレン系
、アクリル系等からなり、融点が70〜200℃である
熱溶融接着剤22が塗布されている。
【0020】シート材Pの束の厚さは3〜50mm程度
である。
である。
【0021】なお、製本部材12は一般にシート材Pの
束の表紙となるが、底部12aと接着剤22とのみの場
合もある。また、製本部材12と固形接着剤22が別体
でもよい。
束の表紙となるが、底部12aと接着剤22とのみの場
合もある。また、製本部材12と固形接着剤22が別体
でもよい。
【0022】次に、発熱部材15について図4を参照し
て説明する。
て説明する。
【0023】前記したように、発熱部材15は製本部材
12の背部に沿う板状の長方形に形成されており、鉄、
18−0ステンレス等の磁性体よりなり、誘導加熱時の
励磁周波において、比透磁率が50以上で、その時の表
皮抵抗が3×10−4Ω以上の磁性体が使用可能である
。 なお、発熱部材15としては、アルミニウム材も使用可
能である。
12の背部に沿う板状の長方形に形成されており、鉄、
18−0ステンレス等の磁性体よりなり、誘導加熱時の
励磁周波において、比透磁率が50以上で、その時の表
皮抵抗が3×10−4Ω以上の磁性体が使用可能である
。 なお、発熱部材15としては、アルミニウム材も使用可
能である。
【0024】また、発熱部材15の錆を防止して強度を
増し外観をよくするため、高温に耐える100μ以下の
膜厚のニッケル・クロムメッキ又は汚れに強いテフロン
樹脂のコーティングを使用する。
増し外観をよくするため、高温に耐える100μ以下の
膜厚のニッケル・クロムメッキ又は汚れに強いテフロン
樹脂のコーティングを使用する。
【0025】次に、高周波磁界発生コイル16について
、図4を参照して説明する。なお、高周波磁界発生コイ
ル16は下記のコイル支持部材23とコイル24とによ
り構成されている。
、図4を参照して説明する。なお、高周波磁界発生コイ
ル16は下記のコイル支持部材23とコイル24とによ
り構成されている。
【0026】24は長方形の中心孔24aの周囲に自己
融着層を有する絶縁電線を平面状に巻回してなる高周波
磁界発生コイルである。
融着層を有する絶縁電線を平面状に巻回してなる高周波
磁界発生コイルである。
【0027】そして、コイル支持部材23は、耐熱性樹
脂よりなり、中央に設けられた長方体状の突起23aと
板状の台板23bとから形成されている。そして、この
台板23bには端縁部と中間部とに6本(6本に限った
ことはない)の突条28を有し、前記突起23aは中間
4本の突条28の中央上にある。そして、突起23aの
手前側及び向う側に、突条28に続いた上下方向に向い
た突起29が設けられている。
脂よりなり、中央に設けられた長方体状の突起23aと
板状の台板23bとから形成されている。そして、この
台板23bには端縁部と中間部とに6本(6本に限った
ことはない)の突条28を有し、前記突起23aは中間
4本の突条28の中央上にある。そして、突起23aの
手前側及び向う側に、突条28に続いた上下方向に向い
た突起29が設けられている。
【0028】また、突条28の間で、手前側に吸気孔2
9a、向う側に排気孔29bが設けられている。
9a、向う側に排気孔29bが設けられている。
【0029】そして、コイル24の中心孔24aが前記
突起23aに嵌め合わされると、突起28,29により
コイル24とコイル支持部材23との間に通気溝30が
形成されている。
突起23aに嵌め合わされると、突起28,29により
コイル24とコイル支持部材23との間に通気溝30が
形成されている。
【0030】また、コイル支持部材23とほぼ等大の発
熱部材ホルダー31の底面に前後方向の複数個の突条3
1aが突設されている。そして、この突条31aの下面
を前記コイル支持部材23の突起23a上に当接してセ
ットすると、コイル24とホルダー31との間に通気溝
32が形成されるようになっている。このホルダー31
の上部に長方形の凹部31bが設けられており、この凹
部31bに発熱部材15が嵌め込まれるようになってい
る。
熱部材ホルダー31の底面に前後方向の複数個の突条3
1aが突設されている。そして、この突条31aの下面
を前記コイル支持部材23の突起23a上に当接してセ
ットすると、コイル24とホルダー31との間に通気溝
32が形成されるようになっている。このホルダー31
の上部に長方形の凹部31bが設けられており、この凹
部31bに発熱部材15が嵌め込まれるようになってい
る。
【0031】なお、図4(a) に示すように前後方向
のリブ33を複数個配設して、コイル支持部材23とホ
ルダー31とを固定するようにしてもよい。
のリブ33を複数個配設して、コイル支持部材23とホ
ルダー31とを固定するようにしてもよい。
【0032】次に、図5に示す制御ブロック図を説明す
る。
る。
【0033】制御部20内の共振出力制御回路20aに
より、高周波電流を高周波磁界発生コイル16に給電す
るようになっている。
より、高周波電流を高周波磁界発生コイル16に給電す
るようになっている。
【0034】そして、発光器14aの光線が遮断される
ことにより、製本部材12の挿入(セット)を検出する
と、その信号により制御部20がガイド板3a,3bを
モータ4により幅寄せするように、モータドライバー2
5に信号を送るようになっている。可変抵抗器19の抵
抗値信号により製本部材12の厚さを測定し、トルクリ
ミッタ5が滑り、可変抵抗器19の抵抗値が変動しなく
なると、モータ4が停止するようになっている。
ことにより、製本部材12の挿入(セット)を検出する
と、その信号により制御部20がガイド板3a,3bを
モータ4により幅寄せするように、モータドライバー2
5に信号を送るようになっている。可変抵抗器19の抵
抗値信号により製本部材12の厚さを測定し、トルクリ
ミッタ5が滑り、可変抵抗器19の抵抗値が変動しなく
なると、モータ4が停止するようになっている。
【0035】そして、制御部20は可変抵抗器19の抵
抗値信号に応じてコイル16への通電時間をタイマーに
セットすると共に、サーミスタ17の信号により発熱部
材15の温度が所定温度(150℃)以上にならないよ
うにコイル16への通電制御するようになっている。
抗値信号に応じてコイル16への通電時間をタイマーに
セットすると共に、サーミスタ17の信号により発熱部
材15の温度が所定温度(150℃)以上にならないよ
うにコイル16への通電制御するようになっている。
【0036】そして、設定された加熱時間に達すると、
完了をブザー26で知らせる。また、タイマーにセット
された時間が表示部21に表示されるようになっている
。
完了をブザー26で知らせる。また、タイマーにセット
された時間が表示部21に表示されるようになっている
。
【0037】次に、本実施例の作用を図6のフローチャ
ートを参照して説明する。
ートを参照して説明する。
【0038】電源にコンセント27が接続されると、制
御部20はモータドライバー25を作動させ、モータ4
によりガイド板3a,3bを開いて、初期状態に設定す
る(step1)。
御部20はモータドライバー25を作動させ、モータ4
によりガイド板3a,3bを開いて、初期状態に設定す
る(step1)。
【0039】ついで、製本部材12がガイド板3a,3
bの間に挿入され、受光器14bの受光が遮断されるま
で、初期状態で待機する(step2)。
bの間に挿入され、受光器14bの受光が遮断されるま
で、初期状態で待機する(step2)。
【0040】ついで、製本部材12が検出されると、モ
ータ4がガイド板3a,3bを幅寄せする(step3
)。
ータ4がガイド板3a,3bを幅寄せする(step3
)。
【0041】可変抵抗器19の抵抗信号が一定になる(
step4)と、モータ4が停止する(step5)。 また、可変抵抗器19の抵抗信号に応じてコイル16へ
の通電タイマーをセット、即ち加熱時間タイマーをセッ
ト(step6)する。と同時にタイマー時間が表示部
21に表示される(step7)。同時に、コイルに通
電され、加熱が開始される。
step4)と、モータ4が停止する(step5)。 また、可変抵抗器19の抵抗信号に応じてコイル16へ
の通電タイマーをセット、即ち加熱時間タイマーをセッ
ト(step6)する。と同時にタイマー時間が表示部
21に表示される(step7)。同時に、コイルに通
電され、加熱が開始される。
【0042】本実施例においては、製本部材12の厚さ
5〜15mmではタイマーセット20秒、15〜20m
mでは30秒、30〜50mmでは40秒である。
5〜15mmではタイマーセット20秒、15〜20m
mでは30秒、30〜50mmでは40秒である。
【0043】誘電加熱中、製本部材12がガイド板3a
,3b間から抜かれたかどうかを常に受光器14bによ
り監視し(step8)、もし、抜かれた場合には、コ
イル16への通電を停止すると共に初期化(step1
)へ戻す。
,3b間から抜かれたかどうかを常に受光器14bによ
り監視し(step8)、もし、抜かれた場合には、コ
イル16への通電を停止すると共に初期化(step1
)へ戻す。
【0044】加熱時間に達するまで(step9)、発
熱部材15の温度が150℃に保たれるようにサーミス
タ17の信号によりコイル16への通電を制御する(s
tep10)。設定された加熱時間に達すると、作業完
了のブザー26を鳴らす(step11)と共に製本部
材12が抜取りを待つ(step12)。
熱部材15の温度が150℃に保たれるようにサーミス
タ17の信号によりコイル16への通電を制御する(s
tep10)。設定された加熱時間に達すると、作業完
了のブザー26を鳴らす(step11)と共に製本部
材12が抜取りを待つ(step12)。
【0045】製本部材12が抜かれると、一連の製本作
業が終了し、初期化(step1)に戻る。
業が終了し、初期化(step1)に戻る。
【0046】次に、高周波磁界発生コイル24の作用を
説明する。
説明する。
【0047】高周波磁界発生コイル24が発生する高周
波磁束が発熱部材15に交叉すると、発熱部材15には
高周波磁束に応じた渦電流が発生し、そのジュール熱に
より発熱する。
波磁束が発熱部材15に交叉すると、発熱部材15には
高周波磁束に応じた渦電流が発生し、そのジュール熱に
より発熱する。
【0048】かくして、発熱部材15上に載置されてい
る製本用の接着剤22が加熱され、製本が行われる。
る製本用の接着剤22が加熱され、製本が行われる。
【0049】一方、高周波磁界発生コイル24も内部抵
抗により発熱し、温度が高くなる。高周波磁界発生コイ
ル24の温度が上昇すると、コイル支持部材23に設け
られた吸気孔29aから冷却風が吸入される。この冷却
風は、図1に示すように、コイル支持部材23とコイル
24との間の通気溝30、コイル24と発熱部材ホルダ
ー31との間の通気溝32、通気溝30を通過して排気
孔29bに排出される間に、コイル24を冷却する。
抗により発熱し、温度が高くなる。高周波磁界発生コイ
ル24の温度が上昇すると、コイル支持部材23に設け
られた吸気孔29aから冷却風が吸入される。この冷却
風は、図1に示すように、コイル支持部材23とコイル
24との間の通気溝30、コイル24と発熱部材ホルダ
ー31との間の通気溝32、通気溝30を通過して排気
孔29bに排出される間に、コイル24を冷却する。
【0050】この場合、発熱部材15は、ホルダー31
により覆われているため、冷却風により冷却されること
はなく、高周波磁界発生コイル24だけが冷却される。
により覆われているため、冷却風により冷却されること
はなく、高周波磁界発生コイル24だけが冷却される。
【0051】従って、発熱部材15は、冷却による影響
を受けることがなく、表面温度が下がることがない。
を受けることがなく、表面温度が下がることがない。
【0052】以上説明したように、本実施例においては
、高周波磁界発生コイル24のみを冷却できて、冷却効
率が大幅に向上する。
、高周波磁界発生コイル24のみを冷却できて、冷却効
率が大幅に向上する。
【0053】従って、本実施例により、コイル24の耐
熱グレードを下げたり、コイル24の巻線の線径を小さ
くする等が可能となり、コイル24の密度を中心に密で
、外周に向って粗にすることにより、発熱部材15の表
面温度バラツキを減少すると共に、誘導加熱装置のコス
トを低減できる。
熱グレードを下げたり、コイル24の巻線の線径を小さ
くする等が可能となり、コイル24の密度を中心に密で
、外周に向って粗にすることにより、発熱部材15の表
面温度バラツキを減少すると共に、誘導加熱装置のコス
トを低減できる。
【0054】なお、発熱部材15は製本部材12の底部
12aに内蔵させてもよい。
12aに内蔵させてもよい。
【0055】次に、図7を参照して、第2実施例を説明
する。
する。
【0056】前記第1に用いた部材と共通の部材につい
ては、同じ符号を付して、説明を省略する。
ては、同じ符号を付して、説明を省略する。
【0057】35は上面が図上、左側から右側に向って
下降する傾斜面35bに形成されたコイル支持部材であ
り、この傾斜面35bの中央に、突条35aが突設され
ている。そして、前記した高周波磁界発生コイル24の
中心孔24aが突条35aに嵌め込まれるようになって
いる。
下降する傾斜面35bに形成されたコイル支持部材であ
り、この傾斜面35bの中央に、突条35aが突設され
ている。そして、前記した高周波磁界発生コイル24の
中心孔24aが突条35aに嵌め込まれるようになって
いる。
【0058】そして、コイル24を固定する押え部材3
6が断面Z字状に形成されている。
6が断面Z字状に形成されている。
【0059】そして、発熱部材15を中央の凹部34a
にセットした発熱部材ホルダー34が前記コイル支持部
材35の上方、側方を覆うように形成されており、この
ホルダー34の上部から下方に突設された前後方向のリ
ブ34bが前記押え部材36の上面に当接して、コイル
支持部材35と発熱部材ホルダー34とが固定されるよ
うになっている。
にセットした発熱部材ホルダー34が前記コイル支持部
材35の上方、側方を覆うように形成されており、この
ホルダー34の上部から下方に突設された前後方向のリ
ブ34bが前記押え部材36の上面に当接して、コイル
支持部材35と発熱部材ホルダー34とが固定されるよ
うになっている。
【0060】そして、コイル支持部材35の前後側と上
方とに吸気ギャップ37a、排気ギャップ37b、通気
ギャップ37cが形成されている。
方とに吸気ギャップ37a、排気ギャップ37b、通気
ギャップ37cが形成されている。
【0061】次に、本実施例の作用を説明する。
【0062】冷却風は吸気ギャップ37aへ矢印A方向
に流入し、通気ギャップ37c、排気ギャップ37bを
経て、矢印B方向に流出する。
に流入し、通気ギャップ37c、排気ギャップ37bを
経て、矢印B方向に流出する。
【0063】この際、間隙が小さくして、温度が高く加
熱されている発熱部材15の部分を流入した冷たい冷却
風により冷却し、間隙が大きくて、温度が低く加熱され
ている発熱部材15の部分を温度が上昇した冷却風によ
り冷却するため、冷却の程度と間隙による加熱の程度と
を加減して、発熱部材15の表面温度を総てに亘ってバ
ラツキなく加熱することができる。
熱されている発熱部材15の部分を流入した冷たい冷却
風により冷却し、間隙が大きくて、温度が低く加熱され
ている発熱部材15の部分を温度が上昇した冷却風によ
り冷却するため、冷却の程度と間隙による加熱の程度と
を加減して、発熱部材15の表面温度を総てに亘ってバ
ラツキなく加熱することができる。
【0064】また、この際、高周波磁界発生コイル24
も冷却されて、前記第1実施例のようにコイル24の線
径を小さくし、コイル密度を調節して、発熱部材15の
温度バラツキを減少できると共に、コスト低減を図るこ
とができる。
も冷却されて、前記第1実施例のようにコイル24の線
径を小さくし、コイル密度を調節して、発熱部材15の
温度バラツキを減少できると共に、コスト低減を図るこ
とができる。
【0065】次に、図8を参照して、第3実施例を説明
する。
する。
【0066】本実施例においては、リブ36aが押え部
材36に設けられていて、このリブ36の上面に発熱部
材ホルダー34が支持、固定されている。
材36に設けられていて、このリブ36の上面に発熱部
材ホルダー34が支持、固定されている。
【0067】次に、図9を参照して第4実施例を説明す
る。
る。
【0068】本実施例においては、リブ35bがコイル
支持部材35に設けられている。
支持部材35に設けられている。
【0069】かくすることにより、前記第3及び第4実
施例においては、大きな部材である発熱部材ホルダー3
4の製作を簡易化できる。
施例においては、大きな部材である発熱部材ホルダー3
4の製作を簡易化できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高周波磁界発生手段により発熱部材が誘導加熱されるの
で、発熱部材が表皮効果で加熱されるため、発熱部材の
厚さを薄くすることにより、発熱部材の熱容量を小さく
できる。その結果、加熱時間を少なくでき、製本装置の
生産性を大幅に向上できる。
高周波磁界発生手段により発熱部材が誘導加熱されるの
で、発熱部材が表皮効果で加熱されるため、発熱部材の
厚さを薄くすることにより、発熱部材の熱容量を小さく
できる。その結果、加熱時間を少なくでき、製本装置の
生産性を大幅に向上できる。
【0071】更に、発熱部材を発熱部材ホルダーにより
覆って、高周波磁界発生コイルを対峙させ、高周波磁界
発生コイルの周りにギャップを設けて、吸気孔から冷却
風をギャップに吸入し、ギャップを経て排気孔から排出
するので、高周波磁界発生コイルのみを充分冷却できる
ため、コイル巻線の線径を小さくできて、コイル巻線の
密度を調節することにより、発熱部材の表面の温度バラ
ツキを減少できる。
覆って、高周波磁界発生コイルを対峙させ、高周波磁界
発生コイルの周りにギャップを設けて、吸気孔から冷却
風をギャップに吸入し、ギャップを経て排気孔から排出
するので、高周波磁界発生コイルのみを充分冷却できる
ため、コイル巻線の線径を小さくできて、コイル巻線の
密度を調節することにより、発熱部材の表面の温度バラ
ツキを減少できる。
【0072】また、平面状の発熱部材に対して高周波磁
界発生コイルを傾斜して支持し、冷却風の吸気ギャップ
側のコイルと発熱部材との間隔を小さくし、排気ギャッ
プ側のコイルと発熱部材との間隔を大きくすることによ
っては、コイルと発熱部材との間隔による加熱と冷却風
の冷却との程度を調整することにより、発熱部材の表面
温度のバラツキを少なくできる。
界発生コイルを傾斜して支持し、冷却風の吸気ギャップ
側のコイルと発熱部材との間隔を小さくし、排気ギャッ
プ側のコイルと発熱部材との間隔を大きくすることによ
っては、コイルと発熱部材との間隔による加熱と冷却風
の冷却との程度を調整することにより、発熱部材の表面
温度のバラツキを少なくできる。
【図1】本発明の第1実施例を示す製本装置の断面側面
図である。
図である。
【図2】その斜視図である。
【図3】(a) はその製本部材の斜視図、(b) は
そのシート材の斜視図である。
そのシート材の斜視図である。
【図4】(a) はその誘導加熱装置の縦断側面図、(
b) はそのコイル支持部材の斜視図である。
b) はそのコイル支持部材の斜視図である。
【図5】その制御ブロック図である。
【図6】そのフローチャートである。
【図7】第2実施例を示す縦断側面図である。
【図8】第3実施例を示す縦断側面図である。
【図9】第4実施例を示す縦断側面図である。
1…製本装置 、 3a,3b…支持部材、 1
2…製本部材 、 15…発熱部材 、 22
…熱溶融接着剤 、 23…コイル支持部材 、
24…高周波磁界発生コイル 、 29a…吸
気孔 、 29b…排気孔 、 30,32…
ギャップ(通気溝)、 31…発熱部材ホルダー、
31a…リブ(突条)、34…発熱ホルダー 、
35…コイル支持部材 35b…傾斜面
、 37a…吸気ギャップ(通気溝) 、 3
7b…排気ギャップ(通気溝) 、 P…シート材
。
2…製本部材 、 15…発熱部材 、 22
…熱溶融接着剤 、 23…コイル支持部材 、
24…高周波磁界発生コイル 、 29a…吸
気孔 、 29b…排気孔 、 30,32…
ギャップ(通気溝)、 31…発熱部材ホルダー、
31a…リブ(突条)、34…発熱ホルダー 、
35…コイル支持部材 35b…傾斜面
、 37a…吸気ギャップ(通気溝) 、 3
7b…排気ギャップ(通気溝) 、 P…シート材
。
Claims (2)
- 【請求項1】 製本部材と、該製本部材に挟持された
シート材と、の間に介装された熱溶融接着剤を溶融する
製本装置において、前記熱溶融接着剤を有する前記製本
部材を支持する支持部材と、該支持部材の下方に配設さ
れたまたは製本部材に設けられた発熱部材と、該発熱部
材の下方に配設された高周波磁界発生コイルと、前記発
熱部材を前記高周波磁界発生コイルに対して覆って支持
し、かつ該高周波磁界発生コイルとの間にギャップを形
成するリブを有する発熱部材ホルダーと、冷却風を吸入
する吸気孔と、該冷却風を排出する排気孔と、該冷却風
が前記高周波磁界発生コイルの回りを通過するギャップ
とを有し、かつ該高周波磁界発生コイルを支持するコイ
ル支持部材と、を備えたことを特徴とする製本装置。 - 【請求項2】 前記発熱部材ホルダーが前記高周波磁
界発生コイルに対して前記発熱部材を覆わないように形
成されてなり、前記コイル支持部材が前記高周波磁界発
生コイルを傾斜面により支持し、かつ該高周波磁界発生
コイルと前記発熱部材との間隔が小さい側に冷却風を吸
入する吸気ギャップと、該間隔が大きい側に冷却風を排
出する排気ギャップと、を前記発熱部材ホルダーに対し
て有するように配設されてなる請求項1記載の製本装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41646990A JPH04232795A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 製本装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41646990A JPH04232795A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 製本装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04232795A true JPH04232795A (ja) | 1992-08-21 |
Family
ID=18524692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41646990A Pending JPH04232795A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 製本装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04232795A (ja) |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41646990A patent/JPH04232795A/ja active Pending
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