JPH04231980A - グリップ部加重パタークラブ - Google Patents
グリップ部加重パタークラブInfo
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- JPH04231980A JPH04231980A JP2409034A JP40903490A JPH04231980A JP H04231980 A JPH04231980 A JP H04231980A JP 2409034 A JP2409034 A JP 2409034A JP 40903490 A JP40903490 A JP 40903490A JP H04231980 A JPH04231980 A JP H04231980A
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- grip
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- putter
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 abstract description 9
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/007—Putters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/06—Handles
- A63B60/22—Adjustable handles
- A63B60/24—Weighted handles
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフパタークラブに係
り、詳しくはストロークの効果をあげるために、グリッ
プ部を特に重くしたパタークラブに関する。
り、詳しくはストロークの効果をあげるために、グリッ
プ部を特に重くしたパタークラブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴルフパタークラブはシャフトの
先端部にクラブヘッドを、後端部にグリップを備え、そ
の重量配分は標準的なタイプのスチールシャフトのクラ
ブにおいては ヘッド重量 WH = 320gグリップ重
量 WG = 65gシャフト重量 W
S = 115g総 重 量 WT =
500gの前後の値となっている。この中でシャフト
にカーボンシャフトFRP製シャフト等の軽量シャフト
を用いた場合にはシャフト重量WS は30〜80gと
なり、総重量WT は 415〜 465gとなってい
る。
先端部にクラブヘッドを、後端部にグリップを備え、そ
の重量配分は標準的なタイプのスチールシャフトのクラ
ブにおいては ヘッド重量 WH = 320gグリップ重
量 WG = 65gシャフト重量 W
S = 115g総 重 量 WT =
500gの前後の値となっている。この中でシャフト
にカーボンシャフトFRP製シャフト等の軽量シャフト
を用いた場合にはシャフト重量WS は30〜80gと
なり、総重量WT は 415〜 465gとなってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴルフのパッティング
においてはパッティング後におけるボールの転がりの距
離と方向性が正確に保持されることが重要であるが、ボ
ールの転がりの距離を出すためには打撃時により多くの
エネルギーをボールに与えて転がりを良くすることが必
要であり、また正しい方向性の維持のためにはパターの
フェイス(面)が正しく所定の転がり方向に対して直角
に保たれた状態にあってぶれることなく左右に振られる
ことが大切で、このためにはクラブが使用者にとり振り
易い状態であることが必要である。
においてはパッティング後におけるボールの転がりの距
離と方向性が正確に保持されることが重要であるが、ボ
ールの転がりの距離を出すためには打撃時により多くの
エネルギーをボールに与えて転がりを良くすることが必
要であり、また正しい方向性の維持のためにはパターの
フェイス(面)が正しく所定の転がり方向に対して直角
に保たれた状態にあってぶれることなく左右に振られる
ことが大切で、このためにはクラブが使用者にとり振り
易い状態であることが必要である。
【0004】従来のゴルフパタークラブにおいては、ボ
ールの転がりを良くするためにヘッドの重量WH を前
記の標準的な重量より重くする試みがなされてきた。こ
のためにはヘッドに鉛等のウェイトを貼布して調整をし
たり、また、当初より標準よりも若干重いヘッドを装着
する等の各種の試みが為されている。打撃時にボールに
直接与えられる運動のエネルギーEは
ールの転がりを良くするためにヘッドの重量WH を前
記の標準的な重量より重くする試みがなされてきた。こ
のためにはヘッドに鉛等のウェイトを貼布して調整をし
たり、また、当初より標準よりも若干重いヘッドを装着
する等の各種の試みが為されている。打撃時にボールに
直接与えられる運動のエネルギーEは
【0005】
【数1】
ここにMはヘッドの質量、
Vはヘッドの速度
WH はヘッドの重量
の式で示されるが、これで判る通り、ヘッドの重量WH
が大きくなるとエネルギーEが大きくなり、ボールに
与えられる転がりは良くなる。しかしその反面、ヘッド
が重いとクラブが振り難くなり、そのコントロールがむ
ずかしく、安定したストロークと正確な方向性を維持す
ることが困難となる。
が大きくなるとエネルギーEが大きくなり、ボールに
与えられる転がりは良くなる。しかしその反面、ヘッド
が重いとクラブが振り難くなり、そのコントロールがむ
ずかしく、安定したストロークと正確な方向性を維持す
ることが困難となる。
【0006】上記の実情に鑑み、本発明においてはボー
ルの転がりを良くすると共に、ストロークの安定性と方
向性をも良好にするパタークラブを提供することを目的
とする。
ルの転がりを良くすると共に、ストロークの安定性と方
向性をも良好にするパタークラブを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、一端にクラブヘッドを、他端
にグリップを備えたシャフトを有するパタークラブにお
いて、クラブヘッド部の重量が 320〜 360g、
グリップ部の重量が 100〜 260gであり、かつ
、クラブヘッド部とグリップ部との合計重量が 445
〜 585gであることを特徴とするゴルフパタークラ
ブを提供する。
めに、本発明においては、一端にクラブヘッドを、他端
にグリップを備えたシャフトを有するパタークラブにお
いて、クラブヘッド部の重量が 320〜 360g、
グリップ部の重量が 100〜 260gであり、かつ
、クラブヘッド部とグリップ部との合計重量が 445
〜 585gであることを特徴とするゴルフパタークラ
ブを提供する。
【0008】また、グリップ部の重心位置がグリップエ
ンドから 100〜150mm の範囲にあるようにす
ると好都合である。
ンドから 100〜150mm の範囲にあるようにす
ると好都合である。
【0009】
【作用】グリップ部の重量は 100〜 260gで従
来のクラブのグリップ部の重量65gよりも増している
ためにクラブの重心位置がグリップエンドに近くなり、
クラブが振り易くなり、スイング時のヘッドスピードが
従来品よりも速くなり、打撃時にボールに与える運動の
エネルギーが大きくなり、ボールの転がりが良くなる。 またクラブが振り易いためにスイング時のストロークの
方向性安定性が良くなる。
来のクラブのグリップ部の重量65gよりも増している
ためにクラブの重心位置がグリップエンドに近くなり、
クラブが振り易くなり、スイング時のヘッドスピードが
従来品よりも速くなり、打撃時にボールに与える運動の
エネルギーが大きくなり、ボールの転がりが良くなる。 またクラブが振り易いためにスイング時のストロークの
方向性安定性が良くなる。
【0010】また、グリップ部の重心位置をグリップエ
ンドより 100〜150mm 、すなわちグリップ部
のほゞ中央に位置させたときには、両手の中にグリップ
の重心があるためにグリップが両手と一体となり動かし
易くスイングが容易となる。
ンドより 100〜150mm 、すなわちグリップ部
のほゞ中央に位置させたときには、両手の中にグリップ
の重心があるためにグリップが両手と一体となり動かし
易くスイングが容易となる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明が実施されたパターのクラブ
ヘッド部重量WH (g)とグリップ部重量WG (g
)並びにクラブヘッド部とグリップ部の合計重量(WH
+WG )gとの関係を示す重量分布線図である。本
実施例は、太い実線に囲まれたハッチ部分の範囲内に入
るヘッド部重量WH とグリップ部重量WG とその合
計重量WH +WG との組合せより成る重量分布を有
するパタークラブを提供するもので、この範囲内のパタ
ーであれば、従来のパターよりもボールの転がりが良く
、ストロークの方向性、安定性が良好である結論が得ら
れた。以下、その裏付けとなる理論的解析と実際に実施
した試打の結果について説明する。
ヘッド部重量WH (g)とグリップ部重量WG (g
)並びにクラブヘッド部とグリップ部の合計重量(WH
+WG )gとの関係を示す重量分布線図である。本
実施例は、太い実線に囲まれたハッチ部分の範囲内に入
るヘッド部重量WH とグリップ部重量WG とその合
計重量WH +WG との組合せより成る重量分布を有
するパタークラブを提供するもので、この範囲内のパタ
ーであれば、従来のパターよりもボールの転がりが良く
、ストロークの方向性、安定性が良好である結論が得ら
れた。以下、その裏付けとなる理論的解析と実際に実施
した試打の結果について説明する。
【0012】先ずパタークラブのストロークの条件を決
めるための計算基準値として次の物理量を用いた。 (1)ボールに与えられるエネルギー量
めるための計算基準値として次の物理量を用いた。 (1)ボールに与えられるエネルギー量
【0013】
【数2】
ここに、E =運動のエネルギー
MH =ヘッド質量
WH =ヘッド重量
VH =ヘッドスピード
g =重力加速度
(2) クラブのヘッドスピード
図2に示すようにグリップ1、ヘッド2、シャフト3よ
り成るパタークラブ5を、そのグリップ1より上方への
延長線上に、近似的にパターのスイング時の中心点とな
るO点をとる。グリップ1の上端(グリップエンド)を
C、パタークラブ5の重心をG、ヘッド2の重心をHと
し、OとCをつないで振り子を形成すると、クラブヘッ
ド2が振れた時のその速度(ヘッドスピード)VH が
次の関係式より求められる。すなわち、上記の構成にお
いて、Oまわりに剛体(クラブ)の振り子運動をさせた
時の運動方程式は
り成るパタークラブ5を、そのグリップ1より上方への
延長線上に、近似的にパターのスイング時の中心点とな
るO点をとる。グリップ1の上端(グリップエンド)を
C、パタークラブ5の重心をG、ヘッド2の重心をHと
し、OとCをつないで振り子を形成すると、クラブヘッ
ド2が振れた時のその速度(ヘッドスピード)VH が
次の関係式より求められる。すなわち、上記の構成にお
いて、Oまわりに剛体(クラブ)の振り子運動をさせた
時の運動方程式は
【0014】
【数3】
上式の運動方程式(2)を解くと下記の通りの一般解が
得られる。
得られる。
【0015】
【数4】
θS …振り子が振り始め(スタート)の時に鉛直線と
なす角度上記(3)式よりヘッドスピードVH は
なす角度上記(3)式よりヘッドスピードVH は
【0
016】
016】
【数5】
となる。
ここにL … OH の長さ
L′= OG = OC + CG =LO +LG上
記の(4)式に実際の標準的なパターのスイングに近い
値として下記の値を想定して代入した。
記の(4)式に実際の標準的なパターのスイングに近い
値として下記の値を想定して代入した。
【0017】LO = 20cm
θ = 0°
θS = 40°
L′=LO +LG =20cm+LG L =l
( CH の長さ) +LO =34(inch)+2
0(cm)=106.36(cm) 上記の値を(4)式に代入して計算した結果、
( CH の長さ) +LO =34(inch)+2
0(cm)=106.36(cm) 上記の値を(4)式に代入して計算した結果、
【001
8】
8】
【数6】
ただし、それぞれの単位は
WT :[kg・f ]
LG :[cm]
IO :[kg・cm2 ]
とし、この式(5)に対して、それぞれのパタークラブ
の総重量WT kg・f 、重心の位置LG cm、O
点まわりの慣性モーメントIO kg・cm2 の値を
代入し、ヘッドスピードVH を算出した。この中で、
IO については下記の式(6)より求められる。
の総重量WT kg・f 、重心の位置LG cm、O
点まわりの慣性モーメントIO kg・cm2 の値を
代入し、ヘッドスピードVH を算出した。この中で、
IO については下記の式(6)より求められる。
【0019】
【数7】
ここにIG …クラブの重心Gまわりの慣性モーメント
MT …クラブの総質量 なお、グリップエンドCまわりの慣性モーメントIC
は
MT …クラブの総質量 なお、グリップエンドCまわりの慣性モーメントIC
は
【0020】
【数8】
により計算することができる。この慣性モーメントIC
の値は、クラブの振り易さ、すなわちクラブを振る
ときのフィーリングに大きく影響する。以上の関係式を
用いてパタークラブのヘッド部重量WH とグリップ部
重量WG について、従来の標準的なパター(サンプル
No.A)に対してヘッド部重量WH 及びグリップ
部重量に種々の重量値を付加したサンプル(サンプルN
o. B〜E)をつくり、これについてのヘッドスピー
ドVH と運動のエネルギーを算出し、また、慣性モー
メントIC を求めた。その結果を表1、表2に示す。
の値は、クラブの振り易さ、すなわちクラブを振る
ときのフィーリングに大きく影響する。以上の関係式を
用いてパタークラブのヘッド部重量WH とグリップ部
重量WG について、従来の標準的なパター(サンプル
No.A)に対してヘッド部重量WH 及びグリップ
部重量に種々の重量値を付加したサンプル(サンプルN
o. B〜E)をつくり、これについてのヘッドスピー
ドVH と運動のエネルギーを算出し、また、慣性モー
メントIC を求めた。その結果を表1、表2に示す。
【0021】
【表1】
A…従来の標準型パター WT …
クラブ総重量 B〜E…A+αの重量付加
IG …クラブ重心回り慣性モーメント WH …
ヘッド部重量 LG …グリッ
プエンド、クラブ重心間距離 WG …グリップ部重
量 IC …グリップエンド回り慣
性モーメント WS …シャフト重量
クラブ総重量 B〜E…A+αの重量付加
IG …クラブ重心回り慣性モーメント WH …
ヘッド部重量 LG …グリッ
プエンド、クラブ重心間距離 WG …グリップ部重
量 IC …グリップエンド回り慣
性モーメント WS …シャフト重量
【0022】
【表2】
またこのサンプルA〜Eについて、グリップ部の重
量に対するヘッドスピードVH 比(サンプルAのVH
に対してのB〜EのVH の比率)と、エネルギーE
の増加率(サンプルAのEに対するB〜EのEの比率)
ならびに慣性モーメントIC との関係を示す線図を図
3〜図5に示す。図3に示すようにグリップ重量が増す
のに比例してヘッドスピードVH は顕著に増加する。 また図4に示すようにグリップ重量WG が増すとエネ
ルギーEも増加するが、これは、ヘッド部重量WHを増
すと更に顕著に増加する。また図5に示すように慣性モ
ーメントIC の値はグリップ重量WG の増減にはほ
とんど影響されず、ヘッド重量WH の増減が大きく影
響することが判る。
量に対するヘッドスピードVH 比(サンプルAのVH
に対してのB〜EのVH の比率)と、エネルギーE
の増加率(サンプルAのEに対するB〜EのEの比率)
ならびに慣性モーメントIC との関係を示す線図を図
3〜図5に示す。図3に示すようにグリップ重量が増す
のに比例してヘッドスピードVH は顕著に増加する。 また図4に示すようにグリップ重量WG が増すとエネ
ルギーEも増加するが、これは、ヘッド部重量WHを増
すと更に顕著に増加する。また図5に示すように慣性モ
ーメントIC の値はグリップ重量WG の増減にはほ
とんど影響されず、ヘッド重量WH の増減が大きく影
響することが判る。
【0023】上記の関係を更に総括して線図にしたもの
を図6に示す。これはグリップ部重量を上記のほかに従
来の標準型(前記サンプルA)よりも50g,62.5
g,75g,87.5g, 100g, 150g,
200g等の各種の増量を行い、またヘッド重量を12
.5g,25g,37.5g等の増量を行い、これ等の
各種の組合せを行いそれぞれについて上記のデータを算
出した。この場合にシャフトは標準的な重量 115g
のスチール製シャフトを用いた。これらのデータをまと
めて総括的に線図で示したものが図6である。図6に示
す点A,B,C,D,Eは表1に示したサンプルNo.
A〜Eのヘッド部重量WH 及びグリップ部重量WG
の位置を示し、点B,D,E,C等を結ぶ太い線で囲
まれた領域内が本発明の実施例の範囲となり、またこの
領域と図内のA点との位置を比較すると、従来の標準的
なパターAと本発明との相違が明瞭となる。
を図6に示す。これはグリップ部重量を上記のほかに従
来の標準型(前記サンプルA)よりも50g,62.5
g,75g,87.5g, 100g, 150g,
200g等の各種の増量を行い、またヘッド重量を12
.5g,25g,37.5g等の増量を行い、これ等の
各種の組合せを行いそれぞれについて上記のデータを算
出した。この場合にシャフトは標準的な重量 115g
のスチール製シャフトを用いた。これらのデータをまと
めて総括的に線図で示したものが図6である。図6に示
す点A,B,C,D,Eは表1に示したサンプルNo.
A〜Eのヘッド部重量WH 及びグリップ部重量WG
の位置を示し、点B,D,E,C等を結ぶ太い線で囲
まれた領域内が本発明の実施例の範囲となり、またこの
領域と図内のA点との位置を比較すると、従来の標準的
なパターAと本発明との相違が明瞭となる。
【0024】また、図6のVH 比線図を見ても、ヘッ
ドスピードVH を増加させるには、ヘッド重量WH
を増すよりもグリップ重量WG を増す方が効果が大き
いことが判る。また、エネルギーEについては、その増
加率はヘッド部重量WH を増した方が、グリップ重量
WG の増加よりも効果が大きいことが判る。しかし反
面、ヘッド重量WH を増加すると慣性モーメントIC
が顕著に増加しIC が大きくなるとクラブが振り難
くなり、スイングの安定性、方向性に悪影響が発生する
。これ等の事情を考慮してグリップ重量WG とヘッド
重量WH とを振り分けるのに最も望ましいと考えられ
る範囲が図1及び6に示す太線で囲まれた領域内となる
。
ドスピードVH を増加させるには、ヘッド重量WH
を増すよりもグリップ重量WG を増す方が効果が大き
いことが判る。また、エネルギーEについては、その増
加率はヘッド部重量WH を増した方が、グリップ重量
WG の増加よりも効果が大きいことが判る。しかし反
面、ヘッド重量WH を増加すると慣性モーメントIC
が顕著に増加しIC が大きくなるとクラブが振り難
くなり、スイングの安定性、方向性に悪影響が発生する
。これ等の事情を考慮してグリップ重量WG とヘッド
重量WH とを振り分けるのに最も望ましいと考えられ
る範囲が図1及び6に示す太線で囲まれた領域内となる
。
【0025】上記の適性領域を決定するにあたっては、
上記の各種の重量のパタークラブを用いてプロを含み、
数10名のゴルファーによる試打を行い、そのアンケー
トを収集して検討を行った。以下その概略を説明する。 試打に用いたクラブは第1表サンプルNo. Aに示す
従来の標準的な重量(グリップ部重量65g)を有する
クラブに対してグリップ部重量をそれぞれ50g, 1
00g, 150g, 200gづつ増加してそれぞれ
のグリップ部重量WG をそれぞれ、 115g, 1
65g, 215g, 265gとした4種のクラブを
用意し、かつこのときのグリップの重心位置はグリップ
部分のほゞ中央位置であるグリップエンドCから 10
0〜150mm の範囲にあるようにそれぞれ重量を付
加したクラブを用いた。
上記の各種の重量のパタークラブを用いてプロを含み、
数10名のゴルファーによる試打を行い、そのアンケー
トを収集して検討を行った。以下その概略を説明する。 試打に用いたクラブは第1表サンプルNo. Aに示す
従来の標準的な重量(グリップ部重量65g)を有する
クラブに対してグリップ部重量をそれぞれ50g, 1
00g, 150g, 200gづつ増加してそれぞれ
のグリップ部重量WG をそれぞれ、 115g, 1
65g, 215g, 265gとした4種のクラブを
用意し、かつこのときのグリップの重心位置はグリップ
部分のほゞ中央位置であるグリップエンドCから 10
0〜150mm の範囲にあるようにそれぞれ重量を付
加したクラブを用いた。
【0026】上記の試打の結果は94%の人がグリップ
側に重量を付加すると振り易いと評価をした。その中で
も加重量が+ 100g,+ 150gのクラブについ
ては半数以上の人から好評であり、+50gのクラブは
中途半端で標準品との差が不明確であり、+ 200g
品は重すぎてロングパットが不安との声が多く不評であ
った。以上の結果より見ると、グリップ側にある程度の
重量を付加するとストロークが安定し、振り易くなるこ
とが明確である。 しかし、グリップ側に付加する最良の重量を単なる物理
量として唯一つだけに決定することは出来ない。その理
由は各人それぞれ身体的な個人差があると共に、パッテ
ィングの時のストローク方式によっても振り易いパター
が異ってくる。図7(a),(b),(c)に示すよう
にパッティングスタイルには大別すると3つのタイプに
分類できる。この中(a)のショルダータイプのスイン
グは前記の物理的な振り子の振れに最も近く、スイング
中はヘッド部がグリップ部よりも大きく振れ、したがっ
て、グリップ側に重量を付加した時にはこのタイプの人
は「ヘッドが走り、ボールの転がりが良くなる」と答え
た人が多い。(b)のアームタイプの人は手の動きとヘ
ッドの動きが一体となるのでヘッド部とグリップ部との
動きの差が小さいために前記のヘッドが走りボールの転
がりが良くなるという感じが少くなる。(c)のタップ
タイプの打ち方の人は、スイング時にグリップ部がほと
んど動かないのでグリップ部のほゞ中央部に付加荷重を
した場合の効果は最も少い。一般のゴルファーには完全
なショルダータイプ又は完全なアームタイプの人は少く
この両者の中間的なパターンが多く、またタップタイプ
の人は極めて少数である。
側に重量を付加すると振り易いと評価をした。その中で
も加重量が+ 100g,+ 150gのクラブについ
ては半数以上の人から好評であり、+50gのクラブは
中途半端で標準品との差が不明確であり、+ 200g
品は重すぎてロングパットが不安との声が多く不評であ
った。以上の結果より見ると、グリップ側にある程度の
重量を付加するとストロークが安定し、振り易くなるこ
とが明確である。 しかし、グリップ側に付加する最良の重量を単なる物理
量として唯一つだけに決定することは出来ない。その理
由は各人それぞれ身体的な個人差があると共に、パッテ
ィングの時のストローク方式によっても振り易いパター
が異ってくる。図7(a),(b),(c)に示すよう
にパッティングスタイルには大別すると3つのタイプに
分類できる。この中(a)のショルダータイプのスイン
グは前記の物理的な振り子の振れに最も近く、スイング
中はヘッド部がグリップ部よりも大きく振れ、したがっ
て、グリップ側に重量を付加した時にはこのタイプの人
は「ヘッドが走り、ボールの転がりが良くなる」と答え
た人が多い。(b)のアームタイプの人は手の動きとヘ
ッドの動きが一体となるのでヘッド部とグリップ部との
動きの差が小さいために前記のヘッドが走りボールの転
がりが良くなるという感じが少くなる。(c)のタップ
タイプの打ち方の人は、スイング時にグリップ部がほと
んど動かないのでグリップ部のほゞ中央部に付加荷重を
した場合の効果は最も少い。一般のゴルファーには完全
なショルダータイプ又は完全なアームタイプの人は少く
この両者の中間的なパターンが多く、またタップタイプ
の人は極めて少数である。
【0027】上記の試打の評価を集計したものを図8(
a)(b)に示す。個人差があるので評価は色々あるが
、概ねグリップ重量を+ 100g,+ 150g増し
たものが好評であった。なお、以上は総てシャフト重量
WS = 115gの標準的なスチールシャフトに上記
のグリップ及びヘッドを装着したパタークラブについて
の考察を行ってきたが、このシャフト重量に変更があっ
た場合例えばカーボンブラック等の軽量シャフトを用い
た場合でも前記の(1)〜(6)の各関係式はそのまゝ
適用可能であり、グリップ重量を増加することによる効
果は上記の実施例と同様である。
a)(b)に示す。個人差があるので評価は色々あるが
、概ねグリップ重量を+ 100g,+ 150g増し
たものが好評であった。なお、以上は総てシャフト重量
WS = 115gの標準的なスチールシャフトに上記
のグリップ及びヘッドを装着したパタークラブについて
の考察を行ってきたが、このシャフト重量に変更があっ
た場合例えばカーボンブラック等の軽量シャフトを用い
た場合でも前記の(1)〜(6)の各関係式はそのまゝ
適用可能であり、グリップ重量を増加することによる効
果は上記の実施例と同様である。
【0028】
【発明の効果】本発明を実施することにより次の効果を
奏する。 (1)ストローク時のクラブヘッドのヘッドスピードが
増加し、これに伴いボールに与える運動のエネルギー量
が増加し、ボールの転がりが良くなり、距離が伸びる。
奏する。 (1)ストローク時のクラブヘッドのヘッドスピードが
増加し、これに伴いボールに与える運動のエネルギー量
が増加し、ボールの転がりが良くなり、距離が伸びる。
【0029】(2)グリップエンドよりクラブの重心位
置までの距離が短くなり、このためにクラブが振り易く
なり、スイングの方向性、安定性が向上する。 (3)グリップ部の重心位置をグリップ部のほゞ中央に
位置させたときには、グリップが両手と一体となり、ス
イングが容易となる。
置までの距離が短くなり、このためにクラブが振り易く
なり、スイングの方向性、安定性が向上する。 (3)グリップ部の重心位置をグリップ部のほゞ中央に
位置させたときには、グリップが両手と一体となり、ス
イングが容易となる。
【図1】本発明によるパタークラブのヘッド部重量とグ
リップ部重量と前記両者の合計重量の組合せの領域を示
す重量分布線図である。
リップ部重量と前記両者の合計重量の組合せの領域を示
す重量分布線図である。
【図2】クラブヘッドのヘッドスピードを測定するため
のクラブの振り子装置である。
のクラブの振り子装置である。
【図3】グリップ部重量とヘッドスピード比との関係線
図である。
図である。
【図4】グリップ部重量とヘッドの運動のエネルギーと
の関係線図である。
の関係線図である。
【図5】グリップ部重量とグリップエンド回りのクラブ
の慣性モーメントとの関係線図である。
の慣性モーメントとの関係線図である。
【図6】グリップ部重量とヘッド部重量の変化に対応し
たヘッドスピード比、ヘッドの運動のエネルギーの増加
率、及び、グリップエンド回りの慣性モーメントとの変
化の関係を示す線図である。
たヘッドスピード比、ヘッドの運動のエネルギーの増加
率、及び、グリップエンド回りの慣性モーメントとの変
化の関係を示す線図である。
【図7】ゴルファーのパタークラブのパッティングスイ
ングのタイプの種類を示す説明図である。
ングのタイプの種類を示す説明図である。
【図8】グリップ部加重パターの試打の評価集計線図で
ある。
ある。
1…グリップ
2…クラブヘッド
3…シャフト
5…パタークラブ
C…グリップエンド
Claims (2)
- 【請求項1】 一端にクラブヘッドを、他端にグリッ
プを備えたシャフトを有するパタークラブにおいて、ク
ラブヘッド部の重量が 320〜 360g、グリップ
部の重量が 100〜 260gであり、かつ、クラブ
ヘッド部とグリップ部との合計重量が 445〜 58
5gであることを特徴とするゴルフパタークラブ。 - 【請求項2】 グリップ部の重心位置がグリップエン
ドから 100〜150mm の範囲にある請求項1記
載のゴルフパタークラブ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2409034A JPH04231980A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | グリップ部加重パタークラブ |
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KR1019910024869A KR100201865B1 (ko) | 1990-12-28 | 1991-12-28 | 그립부 가중 퍼터클럽 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2409034A JPH04231980A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | グリップ部加重パタークラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04231980A true JPH04231980A (ja) | 1992-08-20 |
Family
ID=18518413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5269518A (ja) |
JP (1) | JPH04231980A (ja) |
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GB (1) | GB2251803B (ja) |
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US5632691A (en) * | 1995-03-31 | 1997-05-27 | Golfology, Inc. | Golf putter |
US6190267B1 (en) | 1996-02-07 | 2001-02-20 | Copex Corporation | Golf club head controlling golf ball movement |
JP3714791B2 (ja) * | 1997-11-17 | 2005-11-09 | 三菱レイヨン株式会社 | 軽量ゴルフクラブ用シャフト |
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US9266000B1 (en) | 2014-09-23 | 2016-02-23 | Nike, Inc. | Golf putter with adjustable counterbalance weight |
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-
1990
- 1990-12-28 JP JP2409034A patent/JPH04231980A/ja active Pending
-
1991
- 1991-12-26 US US07/813,277 patent/US5269518A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-12-28 KR KR1019910024869A patent/KR100201865B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-12-30 GB GB9127499A patent/GB2251803B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB9127499D0 (en) | 1992-02-19 |
US5269518A (en) | 1993-12-14 |
KR100201865B1 (ko) | 1999-06-15 |
GB2251803B (en) | 1995-02-01 |
KR920011538A (ko) | 1992-07-24 |
GB2251803A (en) | 1992-07-22 |
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