JPH04231609A - 蒸気タービン - Google Patents

蒸気タービン

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Publication number
JPH04231609A
JPH04231609A JP3143429A JP14342991A JPH04231609A JP H04231609 A JPH04231609 A JP H04231609A JP 3143429 A JP3143429 A JP 3143429A JP 14342991 A JP14342991 A JP 14342991A JP H04231609 A JPH04231609 A JP H04231609A
Authority
JP
Japan
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inner cylinder
steam
shield
cylinder
turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3143429A
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English (en)
Inventor
Jr John C Groenendaal
ジョン・コウム・グレーネンダール・ジュニア
David Marchant Parker
デイビッド・マーチャント・パーカー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPH04231609A publication Critical patent/JPH04231609A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/24Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
    • F01D25/26Double casings; Measures against temperature strain in casings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、蒸気タービンに関し、特に蒸
気タービンの内筒の熱シールドもしくは熱遮蔽体に関す
るものである。
【0002】低圧蒸気タービンにおいては、壁の厚さ方
向及び軸方向の熱勾配や、それに関連する熱応力及び歪
みを減少させたり、同タービンから排出蒸気を受けるよ
うに結合されている復水器に対する熱損失を減少させる
ために、熱シールドが用いられている。かかる熱シール
ドは、通常、タービン内筒の外表面に設けられる。典型
的には、この種の熱シールドは、内筒の円筒状の外表面
部分だけしか覆っておらず、フランジ、ボルト固定部材
及び内筒の端壁は、外部蒸気環境、即ち内筒及び外筒間
におけるタービン内の低温蒸気に露出されたままである
。熱シールドは、一般に、内筒の外表面に溶接されてい
る溶接スタッドによって内筒の円筒状外表面部分に取り
付けられている。溶接スタッドは、熱シールドに形成さ
れている対応の孔を貫通する固定ねじを受ける入れるよ
うにねじ穴を有するのが有利である。熱シールドは、一
般に、炭素鋼から通常約0.12in(3.048mm
)の厚さに形成されている。熱シールドは、多くの片も
しくはシールド部分の形態で製造されていて、複雑な幾
何学的形態を有する構造の周囲に取り付けることを可能
にすると共に、内筒をボルト固定するためのアクセス開
口カバーに対し接近できるようにしている。
【0003】上述の構造では数多の問題が起こり得る。 熱シールドのシールド部分間の継手がスタッドにより支
持されない場合には、熱シールドのシールド部分に振動
が生じ得る。この振動で緩くなった熱シールドの部分に
亀裂や構造欠陥が発生し、その結果、タービン復水器に
損傷が起こり得る。シールド部分間の隙間は、該隙間の
一側においてシールド部分に狭幅のストリップ材料を溶
接することにより封止されている場合がある。しかし、
振動、侵食及び理想的でない溶接が原因で、これ等の封
止用ストリップ材料は剥離し、熱シールドの効用を低減
し得る。また、固定ねじの紛失から損傷が起こり得る。 熱シールドの炭素鋼板は、湿り蒸気の環境が原因で腐食
したり侵食を受け、しかもこのような腐食や侵食は、平
均を上回る空気漏洩がタービンに生じた場合に激しくな
り、熱シールド板の劣化及び薄肉化を惹起し得る。
【0004】内筒の外表面の不完全な覆いや、熱シール
ドと隣接構造物との間の隙間により生ぜしめられる不完
全な封止のために、熱シールドの効果が低減する。従っ
て、内筒の壁厚間の温度勾配は希望した程には減少され
ず、そのため、内筒の過度の歪みや楕円化変形が生じ、
その結果、羽根やシールが摩耗し、内筒構造及びボルト
固定部材に高レベルの応力が生じ得る。一方、その結果
として、内筒の構成要素の亀裂、歪んだ円筒部分におけ
るシールの摩耗に起因する熱性能の損失並びに高い応力
を受けたボルト固定継手における漏洩のような円筒もし
くはケーシングの構造上の問題が生じ得る。更に、高温
の内筒壁から低温の排出蒸気への過度の熱損失をそのま
まにして置くと、タービンの熱性能が損なわれる。
【0005】
【発明の概要】本発明の目的は、従来の蒸気タービンの
熱シールドの上述の欠点及び他の欠点を克服するための
装置を提供することにある。
【0006】本発明の更に特定的な目的は、低圧蒸気タ
ービンの内筒を実質的に囲繞して該内筒の熱応力を軽減
する装置を提供することにある。
【0007】本発明の更に他の目的は、内筒の表面上の
低温蒸気の流れを最小限度に抑えるように、熱シールド
を蒸気タービンの内筒に取り付けるための装置を提供す
ることにある。
【0008】上述の目的及び他の目的は、複数のタービ
ン羽根段が内筒により囲繞されている低圧蒸気タービン
の内筒のための改良された熱シールドで達成される。こ
の場合、内筒は、外筒により実質的に囲繞され、そして
内筒には、タービン羽根段の回転を行うために内筒に高
温蒸気を流入させるために外筒を貫いて蒸気入口手段が
接続されている。蒸気出口手段は、内筒と外筒との間の
スペースに、内筒から冷却蒸気を放出し、そして蒸気排
出手段は、外筒の外部に蒸気を排出する。熱シールドは
、内筒の内表面が高温蒸気と接触し、外表面が冷却蒸気
と接触することにより、該内筒に生ずる熱応力を減少さ
せる。該熱シールドは、内筒の外表面に、所定の間隔で
離間して取り付けられる。熱シールドは、内筒の全表面
を取り巻いて延在し、熱シールドと内筒との間に内筒の
外表面上における冷却蒸気の流れを阻止するための実質
的に閉じた内部空間を形成する。熱シールドは、既述の
腐食、侵食及び窪み形成を最小限度に抑止するためにス
テンレス鋼から形成するのが好ましい。
【0009】1つの実施例においては、熱シールドは、
蒸気入口手段に対し突合せ継手を形成する。この突合せ
継手は、蒸気入口手段に隣接して熱シールドを支持する
ために、該蒸気入口手段にほぼ隣接してシールド支持部
を配置することにより形成される。熱遮蔽材料の比較的
狭幅のストリップを、蒸気入口手段と当接関係で配置し
、該ストリップを熱シールドに溶接して閉じた継手を形
成する。熱シールドは、遮蔽材からなる複数のシールド
部分から形成し、各シールド部分は複数の所定の位置に
設けられているスペーサにより内筒の外表面から離間し
て支持するのが有利である。各シールド部分は、隣接の
シールド部分に結合して、内筒上に連続した熱シールド
を形成する。スペーサは、内筒に固定された第1の端部
を有すると共に、固定ねじを受け入れるためのねじ切り
された第2の端部を有する溶接スタッドから構成される
。熱シールドは、上記スタッドの第2の端部と整列可能
な複数の孔を備えており、ねじにより所定位置に保持さ
れる。各ねじには、熱シールドの熱膨張を許容しつつ熱
シールドの振動を防止するのに充分な値の所定のトルク
が加えられる。シールド部分は、隣接縁部で重ね合わさ
れ、スタッドは、重なり合う縁部を固定するために該重
なり縁部と一致するように位置付けられる。所定位置に
配置されるスペーサは、熱シールドの共振周波数での励
振を防止するのに充分に小さい間隔で相対的に配列され
る。隅部の継手は、1つの方法においては、シールド部
分の1つを、隅部の他のシールド部分との当接係合線を
越えるように延在することにより形成される。シールド
部分の1つは、他のシールド部分の表面と接触するよう
に延在されて、それにより該他のシールド部分は撓まさ
れ、それにより境界面の密結合が形成される。別の方法
においては、隅部の継手は、隅部における他のシールド
部分との当接係合線を越えるように1つのシールド部分
に延在し、次いで他のシールド部分を上記1つのシール
ド部分の表面と接触するように延在し、上記1つのシー
ルド部分を上記他のシールド部分に継手で溶接すること
により形成される。熱膨張を吸収し、スタッドに対する
接続の弛緩を防止するために、各ねじのねじ切りされた
端部は、自己ロック式の変形可能なねじ部から構成され
、熱シールドは制御された予荷重下でスタッドに取り付
けられる。
【0010】以下、本発明の良好な理解を得るために、
添付図面を参照し本発明の実施例に関して詳細に説明す
る。
【0011】
【好適な実施例の詳細な説明】
図1には、低圧蒸気タービン10の簡略横断面が示して
ある。蒸気タービンは軸12を有しており、該軸12は
タービンを貫通し、各端部は、支持軸受14及びシール
組立体16によりそれぞれ支持されている。軸12には
、複数のタービン羽根もしくは翼段18が接続されてい
る。タービン羽根間には、複数の非回転タービンノズル
20が配置されている。タービン羽根18は、タービン
軸に接続され、他方、タービンノズル20は、タービン
羽根及びノズルを囲繞する内側ケーシングもしくは内筒
22に取り付られた支持部材21に連結されている。内
筒22は、外側ケーシングもしくは外筒24内に支持さ
れている。蒸気入口手段26が高温蒸気源(図示せず)
に接続するように設けられており、該蒸気入口手段26
は、外筒に形成されている通路29を介して、蒸気を内
筒内の第1の室28内に導く。該第1の室28から、高
温蒸気は、矢印30で示すように、ノズル流路内に入り
、タービン軸に沿い両方向に進む。蒸気がタービン羽根
内に導き入れられると、該蒸気は、タービン羽根、従っ
てタービン軸12に回転を生ぜしめる。蒸気の或る部分
は、付加的に設けられた抽気室32及び34内に進入し
、そして所定の量の蒸気は各種給水加熱器(図示せず)
へと意図的に分配される。それ以外の蒸気は、総てのタ
ービン羽根を通過した後に、蒸気出口手段36を介して
、内筒22と外筒24との間に画成されているスペース
もしくは空洞38内に流出する。この空洞から、蒸気は
蒸気排気手段40へと流入し、復水器(図示せず)に戻
され、そこから、再熱器/又はボイラ(図示せず)に戻
されて蒸気に再変換される。
【0012】第1の室28に流入する蒸気は、典型的に
約260℃と388℃の間の温度である。蒸気がタービ
ン羽根18及びタービンノズル20を通って膨張し流動
する際に、該蒸気は、蒸気出口手段36から流出して、
内筒と外筒との間の空洞38内に蓄積する蒸気の温度が
15℃〜50℃の範囲になるような温度点まで冷却する
。抽気室32内の蒸気は、典型的に、約204℃〜26
0℃の温度にあり、他方、抽気室34内の蒸気は65℃
〜94℃の範囲内にあり得る。第1の室28の壁42に
沿う約315℃の温度差で、該壁42には顕著な熱応力
が生ずることは理解されるであろう。更に、抽気室32
内に収容されている蒸気は、タービンファンから流出す
る蒸気よりも約205℃ほど高温である。既に述べたよ
うに、室28、32及び34内の蒸気と、内筒及び外筒
間の空洞38内の蒸気との間の温度差は、これ等の筒壁
に顕著な熱応力を生ぜしめ且つまた顕著な熱損失を発生
するのに充分である。特に、内筒の外表面もしくは外壁
42を取り巻く比較的冷たい蒸気により、室28、32
及び34内の比較的熱い蒸気から熱エネルギーが取り出
される。
【0013】従来の或る種のシステムにおいては、この
熱応力及び熱損失は、内筒を熱シールドで囲繞すること
により或る程度軽減されていた。しかし、従来の熱シー
ルドは、対向する端壁42B及び42C間に延在する内
筒の円筒状外表面部分42Aを取り囲むだけである。従
って、内筒の端壁は熱シールドによって保護されていな
かった。更に、熱シールドは端部において封止されてお
らず、蒸気は熱シールドの下側を外表面部分42Aに沿
って流れることができ、該外表面部分42Aにおいて熱
損失が生じ得る。
【0014】次に、図2には、本発明に従って熱シール
ド(熱応力減少手段)46が設置されている図1に示し
た内筒と類似のタービン内筒22の端面図が示してある
。この図は、ノズル羽根シュラウドもしくは支持部材2
1及び軸12を通り端壁42Cに対して平行に取られた
図である。尚、説明を簡略にするために、本発明の構成
に関与しない内筒構造部分は図示を省略してある。参照
数字44で示した領域はタービンノズル20及び羽根1
8を収容している。内筒の下半分は上半分と実質的に同
じであるから、内筒の上半分だけを示すに留どめた。 図2の端面図において、熱シールド46は、昇降用突起
部55A、55B及び55Cを除き、内筒の上半分を下
半分に締着する要素即ちクランプナット48及び50を
含め、内筒22の全要素もしくは機素を囲繞している。 熱シールド46は、内筒の周囲に延在して、熱シールド
の下側の蒸気流を最小にし、熱シールドの下側で該シー
ルドと内筒表面(外表面)22Aとの間に実質的に閉じ
た空間を形成するように、密着突合せ継手53で蒸気入
口手段のフランジ52に当接している。蒸気入口手段の
周囲に用いられる突合せ継手53の1つの形態が図9に
示してある。熱シールド46は、それぞれ自己ロック式
ねじ57を受け入れるねじ付き開口を有する複数個の溶
接スタッド56によって内筒表面22Aから離間して支
持されている。端壁42Cは、熱シールド46の複数の
シールド部分により覆われている。これ等のシールド部
分の幾つかのものの配列は、説明が進むに連れ追って明
らかになるであろう。ここでは、図で見て左下側の接続
フランジ61から出発し、シールド部分46Aはこのフ
ランジ61に乗り、そこからフランジナット58上方に
上向きに予め選択された距離だけ延び、そこで、シール
ド部分は端壁42Cに向かい約90°曲げられているこ
とを述べておく。端壁42Cから選択された間隔で、シ
ールド部分46Aは再び90°曲がり、端壁に沿い平行
に延びる。この最後に述べた曲がり部の直ぐ上方で、内
筒22から基部63Aが外向きに突出している。該基部
63Aは昇降用突起部55Aの一部分である。基部63
の直ぐ下側で、内筒の端面は、シールド部分46Aの配
位を変えるのに望ましいように内向きに突き出ている。 シールド部分46Aは、2つ以上の曲がりを形成するの
ではなく、1回だけ曲げられて中間シールド部分46J
に当接している。基部63Aは、内筒の外周と支持部材
31との間の円弧状の表面のほぼ全幅に亙って延在して
いるので、次に続く高いシールド部分46Bとは別個に
、低い中間シールド部分46Jを形成するのに便利であ
る。基部46Jの一部分は基部63Aの下側表面に当接
し、図9に示す形式のものとすることができる突合せ継
手を形成している。シールド部分46Aの他の部分は、
参照数字65で示すようにシールド部分46Bの一部分
に重なっている。尚、図中、下側の破線65Aはシール
ド部分46Bの下側の縁を示す。この重なり継手65は
図6に示す形式のものとすることができる。
【0015】シールド部分46Bは、昇降用突起部55
A及び基部63Aから突起部55Bへと円弧状に延びて
いる。2つのシールド部分46B及び46Aは、シュラ
ウド部材21の外表面の周囲で突合せ継手を形成してい
る。シールド部分46Bはまた、各突起部55A及び5
5Bの箇所で突合せ継手を形成している。突起部55B
の直ぐ下側で、シールド部分46Bは、シールド部分4
6Dと重なり継手67を形成している。図9に示してあ
るように、各重なり継手は、溶接スタッド56の1つで
ボルト固定されていて、シールド部分間に封止継手を形
成すると共に振動を最小限度に抑える効果を有する。シ
ールド部分46D及び46Eは、シールド部分46B及
び46Aにそれぞれ対応するものであるので、詳述は省
く。
【0016】筒端壁42Cの覆いを完成するためには更
に他のシールド部分46Fが要求される。シールド部分
46Fは、突起部55Aの外側表面に当接し、本質的に
三角形に形成されており、その外側の円弧状の縁は、内
筒22の円筒状外表面42Aを取り巻いて延在する円弧
状シールド部分46Gと咬合し突合せ継手を形成してい
る。シールド部分46A及び46B(並びにその相手側
のシールド部分46D及び46E)も、シールド部分4
6Gと類似の突合せ継手を形成している。図2は、端壁
42Cの覆いを示す図であるが、明瞭にするために図示
を簡略してある。破線67は、好ましくは溶接によりス
タッド56が取り付けられている外表面42Aの縁を表
す。破線67の後ろ側には第2の線69があるが、この
線69は、室28を収容する内筒の部分の外表面の縁を
表す線である。図1を参照するに、この室28は、抽気
室32及び34を越えて半径方向外向きに延在し、蒸気
入口手段26に結合されている。室28の外表面は、蒸
気入口手段26が取り付けられている継手71までシー
ルド部分46Hにより覆われている。室28の端面は、
シールド部分46H及び46Gに当接する円弧状のシー
ルド部分46Iにより少なくとも部分的に覆われている
。シールド部分46Gと46Iとの間の継手の形態は、
図6に参照数字82で示すような形態とすることができ
る。また、シールド部分46Iと46Hとの間の継手は
、図6に参照数字79で示すような継手とすることがで
きる。この後者の継手はまた、シールド部分46Gと4
6Bとの間(並びに46Fと46Aとの間)でも用いら
れる。
【0017】継手は、蒸気入口手段26を取り囲み、典
型的には、シールド部分間に重なって、フランジ或は他
の表面でシールド部分が終端する箇所に当接している。 尚、図6〜図9は各種封止継手の詳細な構造を示す図で
あるが、この構造は、図4及び図5の拡大断面図からも
理解することができよう。しかし、これ等の継手構造の
細部に関し説明する前に、図3を参照し概要を説明して
おく。
【0018】図3は、図2の内筒22の前端部の平面図
であって、熱シールドが内筒の前端壁42C上方に延在
する様子を示す図である。蒸気入口手段のフランジ52
(図2参照)は円形の入口として図示されており、この
図においては、実線で示した熱シールドから区別するた
めに破線で示してある。同様に、内筒22の他の要素も
しくは機素も、例えば接近用入口カバー73のように破
線で示してある。図示のように、熱シールドの主たるシ
ールド部分46G及び46Hには、ねじ57が均等に離
間して設けられている。前部表面54上の溶接スタッド
56の幾本かをこの図に見ることができる。
【0019】図4は、図2に示した内筒22の左下側隅
部の拡大図であって、内筒を囲繞するのに用いられる3
つのシールド部分46A、46B及び46C並びに各種
取付けスタッドにおけるシールド部分接続をより詳細に
示す図であり、同図において、ねじは参照数字57で総
括的に示されている。ねじ57の幾本かは、1枚分の厚
さの板或は熱シールド46しか存在しない箇所において
は、平座金59と共に設置することができよう。下側シ
ールド部分46Aは、その左下端部において、ねじ57
Aにより、内筒22のフランジ61上のスタッド56A
に取り付けられている。シールド部分46Aは上向きに
延び内筒の水平の継手フランジ61上のフランジナット
58を取り巻くように曲げられ、それによりシールド部
分46Aと内筒壁間に所定の間隔を維持している。シー
ルド部分46Aは、円弧状の外表面67に沿って連続し
、最終的には、スタッド56Bに達し、この箇所におい
てシールド部分46Gと共に重なり継手を形成している
。シールド部分46A及び46Gの各々は、これ等のシ
ールド部分を適切に位置付けした場合にスタッド56B
と整列する孔を有しており、それにより、自己ロック式
ねじ57Bを孔に通して、シールド部分を、スタッド5
6Bに重なり継手形態で取り付けるのに使用することが
できる。室28の外表面の下側部分上に位置するシール
ド部分46Cは、破線で示すようにシールド部分46A
の背側を通り、これ等のシールド部分46C及び46A
は交差している。尚、図4においても、図示を明瞭にす
るために、幾つかのタービン機素は省略してある。特に
、シールド部分46Cは、アクセス(接近)口カバー7
3(図2参照)に達するまで、上向きに延びており、こ
のアクセス口カバーを包囲するのに付加的なシールド部
分を使用することができよう。図示の簡略化を計り、シ
ールド部分46Cは図4において単に終端するものとし
て示してあり、アクセス口カバーは省略してある。
【0020】図5は、図4を横切る方向に見た図であっ
て、シールド部分46Aがタービン内筒22のフランジ
61及び端壁42Cに隣接する前部表面上でどのように
延在しているかを示す図である。特に、シールド部分4
6Aは、前部表面64の周囲に離間して設けられる複数
個の溶接スタッド56及び対応のねじ57により取り付
けられる。1つの溶接スタッド56C及びねじ57Cが
フランジ61に隣接して示してある。継手68は、シー
ルド部分46Aの縁部70を直角に曲げて、該縁部を中
間の曲がりシールド部分46Jの部分72と接触するこ
とにより形成される。シールド部分46Bは、付加的な
スタッド56及びねじ57により内筒22に固定されて
おり、これ等の付加的なスタッド及びねじの内の各2本
が参照符号56E、56F及び57E、57Fでそれぞ
れ総括的に示されている。図4に見られるように、シー
ルド部分46を内筒22に取り付けるために内筒22を
取り巻き離間して複数本のスタッド56が設けられてい
る。スタッド56間の間隔は、隣接するスタッド間のシ
ールド部分の延在長が、望ましからざるほど低い固有共
振周波数でのシールドの励振を防止するのに充分に短い
ように選択されている。熱シールドを内筒に取り付ける
のに用いられるスタッド56は、当該技術分野で周知の
型の溶接されねじ切りされたスタッドである。これ等の
スタッドは内筒に溶接されて、それぞれの外端部には、
シールド部分を該スタッドに取り付けるためのねじ57
を受け入れるためのねじ切りされた穴が設けられている
。各ねじ57には、例えば、12.5〜30ft−lb
(1.7〜4.15Kg−M)間の所定のトルク(予荷
重)を加えて置くのが好ましい。このようにすれば、シ
ールドを各溶接スタッドに確りと座着した状態でシール
ド部分の熱膨張が許容されるからである。
【0021】図4も、前部表面シールド部分46A、4
6B、46F及び46Jが外側シールド部分46Gに重
なっていることを示している。破線75は、上述のシー
ルド部分の後ろ側に隠れているシールド部分46Gの縁
を表す。尚、継手の形態は、図6に参照数字79で示し
た形式のものとすることができる。
【0022】二重ケーシング蒸気タービンの内筒は種々
の異なった形態を取ることができるが、内筒の外表面全
てを覆うように設計された複数個のシールド部分から形
成された熱シールドの構造は、本発明の開示から容易に
理解されるであろう。しかし、本発明の顕著な特徴の1
つは、熱シールドの各シールド部分の当接縁部の周囲に
おける蒸気漏洩を最小限にするための種々の型の継手の
構造に見られる。そこで図6を参照するに、この図には
、内側及び外側の90°の隅部を貫通する継手の一実施
例が図示してある。外側の隅部の場合には、シールド部
分74は、複数個の溶接スタッド56により内筒22の
表面76に取り付けられる。シールド部分74は、他の
スタッド56により内筒の他の表面80に取り付けられ
ているシールド部分78の平面を若干越えるように延在
する。隣接のスタッド56とシールド部分74との間に
おけるシールド部分78の長さは、同スタッド56とシ
ールド部分74との間の実際の間隔よりも若干大きくな
るように選択されている。これは、シールド部分78の
縁によりシールド部分74に外向きの力が加わるように
するためである。この外向きの力は、シールド部分74
に若干の偏りを生ぜしめて、シールド材料の弾力性によ
り継手79に気密嵌合を維持する。内側の隅部にも、参
照数字82で示すように、隣接のシールド部分86の平
面を若干越えるようにシールド部分84を延在すること
によって類似の形式の継手を形成することができる。 また、シールド部分86は、隣接の取り付けスタッド5
6とシールド部分84との間の実際の間隔よりも若干大
きい長さで形成されている。これによりシールド部分8
4は若干偏り、その結果、弾性反作用でシールド部分8
6の端部に対し圧力が維持され、それによって、隅部8
2にも連続した封止が形成される。
【0023】図6はまた、シールド部分74及びシール
ド部分84のような隣接するシールド部分を結合するの
に用いられる他の形式の継手を示す。この継手86にお
いては、シールド部分74及び84の端部が1本のスタ
ッド56の箇所で重なり合って共にボルト固定され、そ
れにより封止継手を形成している。このように重なり合
って結合される幾つかのシールド部分は、内筒の隣接表
面から同じ間隔になるようにしても、シールド材料の可
撓性により、重なり継手を形成するのに充分なほど1つ
のシールド部分を撓ませることができる。
【0024】図7及び図8には、蒸気タービンの熱シー
ルドと内筒との間に閉じた空間を維持するための継手の
他の形態が示してある。図7を参照するに、シールド部
分88は、スタッド56及びねじ57により内筒22に
取り付けられている。シールド部分88の端部90で当
該熱シールドを終端するのが望ましい。熱シールドと内
筒との間に開空間が形成されるのを回避するために、小
さいシールド部分92を、該シールド部分92の縁部が
内筒22に圧接するようにしてシールド部分88の下側
面に溶接することができよう。シールド部分92は、ス
タッド56によって該シールドと内筒との間に形成され
る間隔よりも若干長くするのが好ましい。そのようにす
れば、端部90近傍のシールド部分は外向きに撓まされ
、それにより、弾性反作用で、当該シールド部分92は
内筒の表面94に気密に圧接されるからである。類似の
構成が図8に示してあり、この例においては、シールド
部分98の縁部96は90°の角度で曲げられて内筒表
面100に圧接されている。この場合にも、内筒の表面
100に対し垂直に曲げられたシールド部分102は、
シールド部分98と内筒22との間の公称間隔よりも長
くするのが望ましい。そのようにすれば、シールド部分
98の撓みもしくは偏りで内筒の表面に対し圧力が維持
されるからである。図8にも縁閉鎖部の他の形態が示し
てある。即ち、シールド部分104は、シールド部分1
08の端部106に溶接されて、内筒22の隅部110
まで下方に延在している。取付けスタッド56とシール
ド部分104との間のシールド部分112は、内筒の隅
部110とスタッド56との間の公称間隔よりも短くし
てあり、それにより、この短いシールド部分104も隅
部110に気密接触を維持するように若干撓ませること
ができる。
【0025】図9は、他のシールド部分116(又は内
筒22の表面)に対しシールド部分114が閉鎖接触さ
れる構造の別の形態を示す図である。この例においては
、シールド部分114はシールド部分116に達せず、
従って、シールド部分114の端部120と隣接のシー
ルド部分116との間には小さい隙間118が形成され
る。この小さい隙間を閉鎖するために、シールド部分1
14の外表面122には付加的なシールドストリップ1
21を溶接し、該シールドストリップを、シールド部分
116の隣接表面に対し気密接触関係で保持することが
できる。この方法は、隣接の円筒表面が或る程度不規則
な形状を有したり面取りされている領域でも採用するこ
とが可能であり、この方法によれば、別のシールドスト
リップを、不規則な形状と整合するように切断して連続
するシールド部分に溶接することが可能となる。
【0026】以上、内筒と熱シールドとの間に、閉じた
空間が形成されるような仕方で二重ケーシング蒸気ター
ビンの内筒を囲繞する装置について述べた。熱シールド
は内筒から流出する通常冷却した蒸気が内筒の表面上を
流れず、内筒の壁に顕著な熱応力を発生しないように、
内筒の全ての露出した表面を覆う。更に、熱シールドと
内筒との間に閉じた空間を設けることにより、該空間内
に、内筒から、内筒と外筒との間の空間への熱伝達を減
少しそれにより蒸気タービンの熱効率を改善する断熱媒
体が設けられる。2つの内筒と1つの外筒が設けられて
いるタービンにおいては、シールドを、最も内側のケー
シングもしくは内筒の周囲に配置することができよう。
【0027】本発明を、1つの蒸気タービン形態に適用
される好ましい実施例と関連して説明したが、本発明の
実施例において多くの変更及び変形が可能であることは
明らかである。従って、本発明を、図示した特定の実施
例に限定する意図はなく、本発明の範囲内で幾多の変更
及び変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重ケーシング低圧蒸気タービンの一例を示す
簡略断面図。
【図2】本発明の教示に従って熱シールドを備えた蒸気
タービンの内筒の簡略部分端面図。
【図3】図2に示した内筒の部分平面図。
【図4】図2の左下側隅部の拡大図。
【図5】図4を横から見た図。
【図6】本発明による熱シールドの封止継手の実施例を
示す図。
【図7】本発明による熱シールドの封止継手の別の実施
例を示す図。
【図8】本発明による熱シールドの封止継手の他の実施
例を示す図。
【図9】本発明による熱シールドの封止継手の更に他の
実施例を示す図。
【符号の説明】
10        蒸気タービン 18        複数のタービン羽根段22   
     内筒 22A      内筒の外表面 24        外筒 26        蒸気入口手段 36        蒸気出口手段 38        内筒及び外筒間のスペース(空洞
)40        蒸気排出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のタービン羽根段を取り囲む内筒と、
    該内筒を実質的に囲繞する外筒と、この外筒を通って前
    記内筒に接続され、高温蒸気を前記内筒に流入させ前記
    タービン羽根段の回転を行わせる蒸気入口手段と、前記
    内筒からの冷却蒸気を前記内筒及び前記外筒間のスペー
    ス内に放出する蒸気出口手段と、前記外筒の外部に蒸気
    を排出する蒸気排出手段と、前記高温蒸気が前記内筒の
    内表面に接触し、前記冷却蒸気が前記内筒の外表面に接
    触することから前記内筒に作用する熱応力を減少するた
    めの熱応力減少手段とを備え、前記熱応力減少手段は、
    前記内筒の前記外表面に所定の間隔で離間して取り付け
    られた熱シールドを含み、該熱シールドは、前記内筒の
    全表面の周囲に延在して同熱シールドと前記内筒との間
    に実質的に閉じた内部空間を形成し、前記内筒の前記外
    表面上における前記冷却蒸気の流れを阻止する、蒸気タ
    ービン。
JP3143429A 1990-06-21 1991-06-14 蒸気タービン Pending JPH04231609A (ja)

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US542492 1983-10-17
US07/542,492 US5133640A (en) 1990-06-21 1990-06-21 Thermal shield for steam turbines

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US5133640A (en) 1992-07-28

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