JPH0422899A - 中性子小角散乱装置用ガイド管支持交換機構 - Google Patents

中性子小角散乱装置用ガイド管支持交換機構

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JPH0422899A
JPH0422899A JP12681390A JP12681390A JPH0422899A JP H0422899 A JPH0422899 A JP H0422899A JP 12681390 A JP12681390 A JP 12681390A JP 12681390 A JP12681390 A JP 12681390A JP H0422899 A JPH0422899 A JP H0422899A
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JP
Japan
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guide tube
neutron
neutrons
tube units
examined
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Application number
JP12681390A
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English (en)
Inventor
Masato Yasui
休井 正人
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、中性子を被検体に照射して散乱される小角
散乱中性子を検出するための中性子小角散乱装置に係り
、特に、被検体直前に設けられるガイド管支持交換機構
の改良に関する。
[従来の技術] 冷中性子は、物質の分子構造と同程度の波長を有するの
で、高分子のような大きな分子構造を調べるのに適して
いる。これを利用するとX線では撮影しにくい液体やプ
ラスチック等の有機物を鮮明に透過撮影することができ
る。このため、冷中性子は各分野からの注目を集め、そ
の利用技術か種々研究されている。
冷中性子は、研究用原子炉で発生させた熱中性子、高速
中性子を液体水素で減速することにより得られる。減速
された冷中性子は、ガラス製の導管により被検体カプセ
ルまで導かれる。冷中性子を被検体に照射すると、後方
の検出器によって散乱角度の小さな中性子(小角散乱中
性子)が検出される。
従来の中性子小角散乱装置は、セオドライト(トランシ
ットの一種)という測量器具を用いて、減速容器から被
検体カプセルに至るまでの中性子の導通路を高精度に測
量し、中性子導管を据付ける。中性子導管は矩形断面の
ガイド管ユニットを直列に多数連結して構成され、各ガ
イド管ユニットは周囲の構造物にそれぞれ固定されてい
る。これらの導管は、中性子の減衰や散乱を防くために
、真空容器に収納されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、中性子小角散乱装置においては、被検体の種
類に応じて冷中性子の波長及び速度を種々変更し、適正
波長、適正速度の冷中性子を被検体に照射したいという
要望がある。
また、ガラス管ユニットの内面は、導管から中性子が漏
れ出さないように、特殊コーティングされている。通常
、特殊コーティングには金属ニッケルを用いるが、被検
体の種類によってはイリジウムコーティングを採用する
ことが好ましい場合がある。
しかしながら、従来の中性子小角散乱装置は、中性子導
管が周囲の構造部材に固定され、さらに真空容器内に収
納されているために、被検体の種類に応じて中性子導管
を適正なものに交換することができない。
また、中性子導管は、いったん据付けた後においては、
その位置及び傾きを微調整することかできないので、所
望の小角散乱を得ることかできない。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、中性子導管を容易に交換することかでき、真空容器内
で導管の位置及び傾きを微調整することができる中性子
小角散乱装置用ガイド管支持交換機構を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る中性子小角散乱装置用ガイド管支持交換
機構は、複数のガイド管支持機構を直列連結して形成さ
れ、中性子源から被検体まで中性子を導くための中性子
導管としてのガイド管ユニットと、前記ガイド管ユニッ
トを真空容器内でそれぞれ保持する保持機構と、を有し
、さらに、前記ガイド管ユニット列に対して並列に配列
された他の交換用ガイドユニット管列と、前記真空容器
内で前記ガイド管ユニット列を前記交換用ガイド管ユニ
ット列に入れ替え、前記交換用ガイド管ユニットを中性
子通路に位置させる交換手段と、を具備し、前記支持機
構が前記ガイド管ユニット列を中性子通路に対して移動
させるための位置調節手段を備えていることを特徴とす
る。
[作用] この発明に係る中性子小角散乱装置用ガイド管支持交換
機構においては、真空容器内で交換手段によりガイド管
ユニット列の一部を新たなガイド管ユニット列に交換す
るので、被検体の種類に応じて適正な波長及び速度の中
性子を選ぶことができる。
また、保持機構により各ガイド管ユニットの位置及び傾
きがそれぞれ微調整されるので、据付後であってもこれ
らを修正することが可能になる。
[実施例コ 以下、添付の図面を参照しながら、この発明の実施例に
ついて具体的に説明する。
第2図に示すように、原子炉10のブール11に炉心1
2か浸漬され、中性子減速容器14か炉心]2周囲の重
水タンクの適所に装入されている。
減速容器14は、炉心12から所定の距離をもって離隔
しており、炉心12の接線方向に減速容器14の照射面
が向くように配置されている。減速容器14は、液化器
15に連通しており、液体水素が供給されるようになっ
ている。
第3図に示すように、炉心12から熱中性子か減速容器
14に照射されると、これか減速されて冷中性子となり
、減速容器14の後方に設けられた中性子導管16によ
りプール外の被検体50まて導かれる。中性子速度選別
機18がコリメータ真空容器22の入口に設けられ、導
管中の冷中性子の速度(波長)が選別されるようになっ
ている。
被検体50は、カプセル内に収納され、中性子ラジオグ
ラフィ研究設備の所定の部屋内に載置されている。被検
体50の後方にはフライトチューブ52及び検出器53
が設けられている。検出器53は、被検体50によって
小角散乱された中性子を検出するだめの検出機能を有し
ている。
第1図に示すように、ガイド管ユニット列(導管)28
は全部で3列あり、これらが支持交換機構20と共に真
空容器22の内部に組み込まれている。上記の中性子速
度選別機18は真空容器22の入口部23に取り付けら
れている。3列の導管28は、上下並列になるように保
持板26に水平に取り付けられている。
1対のポールナツト(図示せず)が保持板26の裏面側
に所定間隔をもって取り付けられ、それぞれにポールス
クリュウ30が螺合している。リニアガイド36が保持
板26の裏面側を貫通して取り付けられている。このリ
ニアガイド36は、両ポールスクリュウ30に対して平
行に設けられている。各ポールスクリュウ30は、その
上端部が軸受31により回動可能に真空容器22の壁部
材に取り付けられ、その下端部がモータ32の回転軸に
連結されている。なお、ポールスクリュウ30の下端部
とモータ32の回転軸との連結部は、それぞれシール部
材33により真空シールされている。なお、各モータ3
2は、パルスエンコーダを有するパルスモータであり、
その電源がコントローラ34の出力部に接続され、同期
制御されるようになっている。導管28のそれぞれは、
複数のガイド管ユニット28a、28b、28cのいず
れかを直列に連結して構成されている。ガイド管ユニッ
ト28a、28b、28cは、通路断面の大きさ及び内
面コーティングが互いに異なるガラス管43を有する。
次に、第4図及び第5図を参照しながら最下段の導管2
8のガイドユニット管28aについて説明する。
第4図に示すように、各ガイド管ユニット28aの両端
部近傍がそれぞれ保持機構40により保持され、ガイド
管ユニット28aの端面相互が対面連続するように配置
されている。なお、ガイド管ユニット28aの長さは約
85c+gであり、導管28の全長は約5mである。
第5図に示すように、ガイド管ユニット28aの外枠4
2が1枚の保持板26によって支持されている。ガラス
管43が複数のボルト46.47によって外枠42の内
部に固定されている。ガラス管43には断面矩形の中性
子通路44が形成されている。通路44を取り囲む面(
内面)はニッケルコーティングされている。なお、ガラ
ス管43の破損防止のために、ボルト46.47がガラ
ス管43に当接する面(外面)にそれぞれ当板45が張
り付けられている。
下部及び−刃側部の3本のボルト46は、通常の固定ボ
ルトである。上部及び他方側部の3本のボルト47は、
スプリングプランジャーてあり、調節ボルトの役割を有
する。この場合に、ガラス管43の内部通路44は、幅
が20a+n+で、高さが50■である。なお、各ガイ
ド管ユニット28aは、中性子通路44が正しく連続す
るように、セオトライトを用いて高精度に測量され、据
付られている。
次に、中性子小角散乱装置に冷中性子を導き、被検体に
照射する場合について説明する。
炉心12で発生させた熱中性子を減速容器14に照射し
、液体水素で減速して冷中性子とする。
冷中性子は、保有エネルギが10−3〜1O−2eVて
、波長が4〜6人であるものが大部分を占めている。冷
中性子は、中性子導管16のガラス管に入り、速度選別
機18て低速のものか選別されてコリメータ真空容器2
2に入る。このとき、最下段の導管28のガイド管ユニ
ット28aか中性子の進行路に配置されている。冷中性
子は、各ガイド管ユニット28aを次々に通過し、出口
24から真空容器22を出て被検体50に照射される。
冷中性子が被検体50を透過し、被検体50により小角
散乱される。多数の小角散乱中性子がフライトチューブ
52に入り、それぞれが検出される。
撮影終了後、被検体50をカプセルから取り出し1、別
の被検体をカプセル内に収納する。この新たな被検体は
前回の被検体とは中性子の透過率が異なるので、照射さ
れるべき冷中性子の速度及び波長を変える必要がある。
コントローラ34に指令信号を送り、1対のモータ32
を同期して回転させる。ポールスクリュウ30が同速度
で同数回転し、保持板26が水平姿勢を維持した状態で
下降する。中段のガイド管ユニット28bの中心軸が容
器22の入口23及び出口24を結ぶ線上に一致すると
ころで、モータ32を停止させる。これにより、最下段
のガイド管ユニット28aと中段のガイド管ユニット2
8bとが入れ替わり、速度及び波長が異なる冷中性子を
被検体に照射することができる。
ところで、据付当時の導管28の位置及び傾きを変更し
たい場合が生じる。このときは、真空容器22の蓋を開
け、各調節ボルト47を出し入れし、ガラス管43の位
置及び傾きを所望のものに調節する。
上記実施例によれば、調節ボルト47がスプリングプラ
ンジャーであるので、ガラス管43を損傷することなく
、安全に調節することができる。
また、上記実施例によれば、三種類のガイド管ユニット
28a、28b、28cを真空容器22内で迅速に入れ
替えることかできる。
[発明の効果] この発明の中性子小角散乱装置用ガイド管支持交換機構
は、自動交換機構により中性子導管を真空容器内で容易
に交換することができる。このため、中性子透過率の異
なる被検体を迅速に撮影することかでき、装置全体の稼
働率を大幅に向上させることができる。
また、従来は据付当初のガイド管ユニットの位置及びを
変更することができなかったが、この発明のg置では調
節部材を有する保持機構を採用することにより、ガイド
管ユニットの位置及び傾きを微調節することかできる。
このため、中性子の進行路を常に修正することかできる
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る中性子小角散乱装置用
ガイド管支持交換機構の一部を切り欠いて示す部分断面
図、第2図は研究用原子炉および中性子導管を模式的に
示す縦断面図、第3図は研究用原子炉および中性子小角
散乱装置を模式的に示す平面図、第4図は中性子導管の
ガイド管ユニットを模式的に示す概略図、第5図はガイ
ド管ユニット及びその保持機構を示す横断面図である。 16:中性子導管、22;真空容器、26;保持板、2
8a、28b、28C;ガイド管ユニット、30;ボー
ルスクリュウ、32・モータ、34;コントローラ、4
0.保持機構、43;ガラス管、46:固定ボルト、4
7:調節ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数のガイド管支持機構を直列連結して形成され、中性
    子源から被検体まで中性子を導くための中性子導管とし
    てのガイド管ユニットと、前記ガイド管ユニットを真空
    容器内でそれぞれ保持する保持機構と、を有し、さらに
    、前記ガイド管ユニット列に対して並列に配列された他
    の交換用ガイドユニット管列と、前記真空容器内で前記
    ガイド管ユニット列を前記交換用ガイド管ユニット列に
    入れ替え、前記交換用ガイド管ユニットを中性子通路に
    位置させる交換手段と、を具備し、前記支持機構が前記
    ガイド管ユニット列を中性子通路に対して移動させるた
    めの位置調節手段を備えていることを特徴とする中性子
    小角散乱装置用ガイド管支持交換機構。
JP12681390A 1990-05-18 1990-05-18 中性子小角散乱装置用ガイド管支持交換機構 Pending JPH0422899A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5658233A (en) * 1995-09-19 1997-08-19 Battelle Memorial Institute Neutron capture therapy with deep tissue penetration using capillary neutron focusing
EP1398623A1 (de) * 2002-09-16 2004-03-17 Forschungszentrum Jülich Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Polarisationsanalyse bei Streuexperimenten mit Neutronen
WO2010010411A1 (en) * 2008-07-25 2010-01-28 Mirrotron Kft. Neutron guide system comprising neutron guide sections, support for neutron guide sections and method of aligning neutron guide sections
WO2019017233A1 (ja) * 2017-07-19 2019-01-24 国立大学法人茨城大学 中性子光学素子及び中性子源

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