JPH04228388A - 水中翼型レース用双胴船 - Google Patents
水中翼型レース用双胴船Info
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- JPH04228388A JPH04228388A JP3030996A JP3099691A JPH04228388A JP H04228388 A JPH04228388 A JP H04228388A JP 3030996 A JP3030996 A JP 3030996A JP 3099691 A JP3099691 A JP 3099691A JP H04228388 A JPH04228388 A JP H04228388A
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H25/00—Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
- B63H25/06—Steering by rudders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/02—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
- B63B1/10—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls
- B63B1/107—Semi-submersibles; Small waterline area multiple hull vessels and the like, e.g. SWATH
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
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- B63B1/10—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls
- B63B1/12—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly
- B63B1/125—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly comprising more than two hulls
- B63B2001/126—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly comprising more than two hulls comprising more than three hulls
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- Ocean & Marine Engineering (AREA)
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- Fluid Mechanics (AREA)
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- Road Paving Machines (AREA)
- Wind Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレース用双胴船、特に水
中翼特性を有する安定型レース用双胴船(カタマラン)
に関する。
中翼特性を有する安定型レース用双胴船(カタマラン)
に関する。
【0002】
【従来の技術】本体が完全流体理論に近い測定圧分配特
性を有する流体を通過するとき、高レイノルズ数の粘度
影響が本体の直近の非常に薄い層に制限される。
性を有する流体を通過するとき、高レイノルズ数の粘度
影響が本体の直近の非常に薄い層に制限される。
【0003】スリップ条件が満足できるものでない場合
には、完全流体の界流体流と比較して実際の流体の流界
間に明かな差異がない。
には、完全流体の界流体流と比較して実際の流体の流界
間に明かな差異がない。
【0004】しかし、本体に流体が付着するということ
は摩擦力が本体近くの薄い層内の本体の運動を妨害する
ことを意味する。かかる薄い層において、流体の粘度は
本体のところでゼロ(スリップなし)から外部摩擦流に
相当する完全値まで上昇する。この薄い層は境界層と呼
ばれる。
は摩擦力が本体近くの薄い層内の本体の運動を妨害する
ことを意味する。かかる薄い層において、流体の粘度は
本体のところでゼロ(スリップなし)から外部摩擦流に
相当する完全値まで上昇する。この薄い層は境界層と呼
ばれる。
【0005】境界層で減速した流体片は薄い層内に常時
停滞することなく、浸水した本体全体の長手に沿って本
体に付着する。往々にして境界層は下流方向へ厚みを相
当に増して境界層内の流れを逆転させる。これは減速流
体片を外方へ付勢し、境界層を本体から分離する、所謂
、境界層分離である。
停滞することなく、浸水した本体全体の長手に沿って本
体に付着する。往々にして境界層は下流方向へ厚みを相
当に増して境界層内の流れを逆転させる。これは減速流
体片を外方へ付勢し、境界層を本体から分離する、所謂
、境界層分離である。
【0006】上記現象は、通常、本体の船跡に大きなエ
ネルギ損失と共に渦形成を伴う。本体背後には強力な減
速流の領域(船跡)が残り、その圧力分配は相当に摩擦
流体の圧力分配から偏向している。かかる本体上の大き
なドラグ(抗力)は圧力分配の大きな偏向の存在により
説明されることができ、境界層分離に帰結する。
ネルギ損失と共に渦形成を伴う。本体背後には強力な減
速流の領域(船跡)が残り、その圧力分配は相当に摩擦
流体の圧力分配から偏向している。かかる本体上の大き
なドラグ(抗力)は圧力分配の大きな偏向の存在により
説明されることができ、境界層分離に帰結する。
【0007】境界層分離は流体を通過する本体の上昇特
性を減少させる。小入射角(約10°まで)でその流れ
は本体のいずれかの側上で分離せず、非常に非摩擦状態
に近づく。その圧力が急上昇するので入射を増すと本体
の吸込側上に分離の危険が生じる。所定入射角、約15
°で分離が発生する。
性を減少させる。小入射角(約10°まで)でその流れ
は本体のいずれかの側上で分離せず、非常に非摩擦状態
に近づく。その圧力が急上昇するので入射を増すと本体
の吸込側上に分離の危険が生じる。所定入射角、約15
°で分離が発生する。
【0008】分離点は流体を通過する本体の前縁背後に
近接し、その渦は大きな「死水」域を形成する。立波を
作る非摩擦の揚力発生流パターンは本体上のドラグを上
昇させる。分離の始めは本体の最大揚力とほぼ一致する
。
近接し、その渦は大きな「死水」域を形成する。立波を
作る非摩擦の揚力発生流パターンは本体上のドラグを上
昇させる。分離の始めは本体の最大揚力とほぼ一致する
。
【0009】分離は大きなエネルギ損失を伴うので望ま
しくない現象である。この理由から、人偽的に分離を防
止する方法が案出されている。物理的観点からの最も簡
単な方法はその間の粘度差を減少させるために流れのあ
る流体中で本体を移動させ、それにより境界層形成の原
因を除去することである。
しくない現象である。この理由から、人偽的に分離を防
止する方法が案出されている。物理的観点からの最も簡
単な方法はその間の粘度差を減少させるために流れのあ
る流体中で本体を移動させ、それにより境界層形成の原
因を除去することである。
【0010】近年、本体上の揚力を上昇させるために吸
込法が首尾よく使用されている。移動本体の後縁近くの
上面上の吸込みにより、流れは他のケースよりも本体に
相当に大きな入射角で付着する。失速が遅れると、より
大きな最大揚力値を達成する。
込法が首尾よく使用されている。移動本体の後縁近くの
上面上の吸込みにより、流れは他のケースよりも本体に
相当に大きな入射角で付着する。失速が遅れると、より
大きな最大揚力値を達成する。
【0011】レース用双胴船の数々の革新が従来なされ
ている。これら革新はその特定目的に適しているが、本
発明の目的に不適切である。
ている。これら革新はその特定目的に適しているが、本
発明の目的に不適切である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題、即ち効果】従って、本
発明の課題は従来技術の欠点を解消するレース用双胴船
を提供することにある。本発明によれば、レース用双胴
船の性能はその船を半プレーニング向きの船体から完全
プレーニング向きの船体へ変換することにより、その長
手方向のピッチング復原力および横復原力を大きく改善
できる。前ハル(hull) の底プレーニング領域か
ら来る波のカイネチックエネルギが後ハルの浮揚を助け
、前ハルが後ハルの水中前進を断つと同時に前方への後
ハルの抵抗を減少する。
発明の課題は従来技術の欠点を解消するレース用双胴船
を提供することにある。本発明によれば、レース用双胴
船の性能はその船を半プレーニング向きの船体から完全
プレーニング向きの船体へ変換することにより、その長
手方向のピッチング復原力および横復原力を大きく改善
できる。前ハル(hull) の底プレーニング領域か
ら来る波のカイネチックエネルギが後ハルの浮揚を助け
、前ハルが後ハルの水中前進を断つと同時に前方への後
ハルの抵抗を減少する。
【0013】更に、本発明の水中翼形質を有するレース
用安定型双胴船は乗り心地、波のカイネチックエネルギ
による燃費を改善し、抵抗を減少し、浮揚力を向上させ
る。
用安定型双胴船は乗り心地、波のカイネチックエネルギ
による燃費を改善し、抵抗を減少し、浮揚力を向上させ
る。
【0014】本発明の双胴船の4ハル間の「バックサー
ジ」の発生は1ハルの船尾にみられるものと同様である
。つまり、単一「ルースタテール」(rooster
tail) が高速時の双胴船の背後に形成される。双
胴船のプレーン(plane)に対する能力は潜在速度
を大きく向上させる。スタビライザおよびプレーニング
面はピッチングおよびローリング運動を大きく制限し、
風力が利用されるときにはセールの性能を改善する。
ジ」の発生は1ハルの船尾にみられるものと同様である
。つまり、単一「ルースタテール」(rooster
tail) が高速時の双胴船の背後に形成される。双
胴船のプレーン(plane)に対する能力は潜在速度
を大きく向上させる。スタビライザおよびプレーニング
面はピッチングおよびローリング運動を大きく制限し、
風力が利用されるときにはセールの性能を改善する。
【0015】
【課題を解決するための手段と作用】上記課題を解決す
るための本発明によるレース用双胴船はデッキ、上記デ
ッキに付加された一対の前パイロン、上記デッキに付加
された一対の後パイロン、上記一対の前パイロンにそれ
ぞれ付加された一対の前ハル、上記一対の後パイロンに
それぞれ付加された一対の後ハル、上記一対の前ハルに
それぞれ付加された一対の前スケグ、上記一対の後ハル
にそれぞれ付加された一対の後スケグ、上記一対の前ハ
ルにそれぞれ接近して配設された一対の前ラダー(ru
dder)、上記一対の後ハルにそれぞれ接近して配設
された一対の後ラダー、上記一対の前ラダーを回転自在
に取り付けるための一対の前ラダーシヤフト、および上
記一対の後ラダーを回転自在に取り付けるための一対の
後ラダーシヤフトから成ることを特徴とする。
るための本発明によるレース用双胴船はデッキ、上記デ
ッキに付加された一対の前パイロン、上記デッキに付加
された一対の後パイロン、上記一対の前パイロンにそれ
ぞれ付加された一対の前ハル、上記一対の後パイロンに
それぞれ付加された一対の後ハル、上記一対の前ハルに
それぞれ付加された一対の前スケグ、上記一対の後ハル
にそれぞれ付加された一対の後スケグ、上記一対の前ハ
ルにそれぞれ接近して配設された一対の前ラダー(ru
dder)、上記一対の後ハルにそれぞれ接近して配設
された一対の後ラダー、上記一対の前ラダーを回転自在
に取り付けるための一対の前ラダーシヤフト、および上
記一対の後ラダーを回転自在に取り付けるための一対の
後ラダーシヤフトから成ることを特徴とする。
【0016】本発明の双胴船は結果的に空気抵抗を減少
してドラグを流線により最小限にする。異なる設計およ
び/または配置のハルが迅速かつ簡単に交換できる。安
定性から望ましくない横運動、片揺れ運動、および横流
れが最小限にされる。
してドラグを流線により最小限にする。異なる設計およ
び/または配置のハルが迅速かつ簡単に交換できる。安
定性から望ましくない横運動、片揺れ運動、および横流
れが最小限にされる。
【0017】本発明の双胴船の他の特徴は上記デッキが
実質的にフラットであって一対の形側部、上面、前部お
よび後部を含むことである。他の態様において、上記一
対の前パイロンはそれぞれ一対の上面、一対の下面、お
よび一対の本体を含み、上記本体は上記デッキのそれぞ
れの一対の形側部の形状に合致する形状と位置にあり、
それにより空気抵抗が減少し、かつドラグが流線により
最小限にされる。
実質的にフラットであって一対の形側部、上面、前部お
よび後部を含むことである。他の態様において、上記一
対の前パイロンはそれぞれ一対の上面、一対の下面、お
よび一対の本体を含み、上記本体は上記デッキのそれぞ
れの一対の形側部の形状に合致する形状と位置にあり、
それにより空気抵抗が減少し、かつドラグが流線により
最小限にされる。
【0018】更に、他の特徴において、上記一対の後パ
イロンはそれぞれ一対の上面、一対の下面、および一対
の本体を含み、この一対の本体は上記デッキの一対の側
部のそれぞれの形状に合致するような形状と位置にあっ
て、空気抵抗が更に減少し、かつドラグが流線により更
に小さくなる。
イロンはそれぞれ一対の上面、一対の下面、および一対
の本体を含み、この一対の本体は上記デッキの一対の側
部のそれぞれの形状に合致するような形状と位置にあっ
て、空気抵抗が更に減少し、かつドラグが流線により更
に小さくなる。
【0019】更に、他の特徴において、上記一対の前、
後パイロンはそれぞれ上記デッキの前、後部へ付加され
ていて、そこで上記一対の前、後パイロンの上面がそれ
ぞれ上記デッキの下面に当接すると共に、上記一対の前
、後ハルは各々一対の上面、一対の下面、一対の本体、
および一対の後縁部を含む。
後パイロンはそれぞれ上記デッキの前、後部へ付加され
ていて、そこで上記一対の前、後パイロンの上面がそれ
ぞれ上記デッキの下面に当接すると共に、上記一対の前
、後ハルは各々一対の上面、一対の下面、一対の本体、
および一対の後縁部を含む。
【0020】更に、他の特徴において、上記一対の前、
後ハルは各々一対の前パイロンへ付加されていて、そこ
で一対の前、後ハルのそれぞれの一対の上面がそれぞれ
一対の一対の下面と当接する。
後ハルは各々一対の前パイロンへ付加されていて、そこ
で一対の前、後ハルのそれぞれの一対の上面がそれぞれ
一対の一対の下面と当接する。
【0021】更に、他の特徴において、上記一対の前、
後スケグは各々一対の上面、一対の下フイン、および一
対の後部を含む。
後スケグは各々一対の上面、一対の下フイン、および一
対の後部を含む。
【0022】更に、他の特徴として、上記一対の前、後
スケグは各々一対の前、後ハルへ付加されていて、そこ
で上記一対の前、後スケグの上面はそれぞれ上記一対の
前、後ハルの上記一対の下面と当接する。
スケグは各々一対の前、後ハルへ付加されていて、そこ
で上記一対の前、後スケグの上面はそれぞれ上記一対の
前、後ハルの上記一対の下面と当接する。
【0023】更に、他の特徴として、上記一対の前、後
ラダーは各々一対の本体を含み、その本体の各々が長手
貫通ボア(開口部)を含み、上記一対の前、後ラダーの
各々が更に一対の下面および一対の前部をそれぞれ含む
。
ラダーは各々一対の本体を含み、その本体の各々が長手
貫通ボア(開口部)を含み、上記一対の前、後ラダーの
各々が更に一対の下面および一対の前部をそれぞれ含む
。
【0024】更に、他の特徴として、上記一対の前、後
ラダーが各々一対の実質的に円筒状の本体、一対の上端
部、および一対の下端部をそれぞれ有する。
ラダーが各々一対の実質的に円筒状の本体、一対の上端
部、および一対の下端部をそれぞれ有する。
【0025】更に、他の特徴として、上記一対の前、後
ラダーの各々は一対の前、後ラダーシヤフトキャップを
含む。
ラダーの各々は一対の前、後ラダーシヤフトキャップを
含む。
【0026】更に、他の特徴として、上記一対の前、後
ラダーは各々上記一対の前、後ラダーシヤフトを用いて
回転自在に取り付けられていて、上記一対の前、後ラダ
ーシヤフトは上記一対の前、後ラダーシヤフトのそれぞ
れに含まれる長手貫通ボア(開口部)を貫通し、上記一
対の前、後ラダーの一対の前部はそれぞれ上記一対の前
、後ハルの一対の後縁部のそれぞれの隣接位置にある。
ラダーは各々上記一対の前、後ラダーシヤフトを用いて
回転自在に取り付けられていて、上記一対の前、後ラダ
ーシヤフトは上記一対の前、後ラダーシヤフトのそれぞ
れに含まれる長手貫通ボア(開口部)を貫通し、上記一
対の前、後ラダーの一対の前部はそれぞれ上記一対の前
、後ハルの一対の後縁部のそれぞれの隣接位置にある。
【0027】更に、他の特徴として、上記前、後ラダー
は上記一対の前、後ラダーシヤフトのキャップへそれぞ
れ付加された上記一対の前、後ラダーシヤフトの一対の
上端部を介してそれぞれ上記一対の前、後ハルの一対の
後縁部に隣接保持されており、かつ上記一対の前、後ラ
ダーシヤフトの一対の下端部はそれぞれ上記一対の前、
後スケグの一対の後部へ付加されている。
は上記一対の前、後ラダーシヤフトのキャップへそれぞ
れ付加された上記一対の前、後ラダーシヤフトの一対の
上端部を介してそれぞれ上記一対の前、後ハルの一対の
後縁部に隣接保持されており、かつ上記一対の前、後ラ
ダーシヤフトの一対の下端部はそれぞれ上記一対の前、
後スケグの一対の後部へ付加されている。
【0028】更に、他の特徴として、上記一対の前、後
ハルは各々上記一対の前、後パイロンへ着脱自在に取り
付けられているので上記一対の前、後ハルは交換自在で
ありかつユーザの所望により上記一対の前、後パイロン
から迅速かつ簡単に着脱できる異なる設計および配置が
可能である。
ハルは各々上記一対の前、後パイロンへ着脱自在に取り
付けられているので上記一対の前、後ハルは交換自在で
ありかつユーザの所望により上記一対の前、後パイロン
から迅速かつ簡単に着脱できる異なる設計および配置が
可能である。
【0029】更に、他の特徴として、上記一対の前、後
ハルの一対の本体はそれぞれその上に横抵抗の中心を有
し、それにより横抵抗の中心はそこへ衝突する横の力を
吸収しかつ望ましくない横並びの横運動と安定性に悪影
響を及ぼす横流れを最小限にする。
ハルの一対の本体はそれぞれその上に横抵抗の中心を有
し、それにより横抵抗の中心はそこへ衝突する横の力を
吸収しかつ望ましくない横並びの横運動と安定性に悪影
響を及ぼす横流れを最小限にする。
【0030】更に、他の特徴として、上記一対の前、後
ハルはそれぞれの軸受け点を有し、復原力に悪影響する
望ましくない片揺れ運動を最小限にすべく相互に連動す
る。
ハルはそれぞれの軸受け点を有し、復原力に悪影響する
望ましくない片揺れ運動を最小限にすべく相互に連動す
る。
【0031】更に、他の特徴として、上記一対の前ハル
はそれぞれ上記一対の後ハルのそれぞれの一対の後スケ
グ上に浮揚力を与えるカイネチックエネルギを含む波を
作り、それにより遭遇する抵抗を減少する。
はそれぞれ上記一対の後ハルのそれぞれの一対の後スケ
グ上に浮揚力を与えるカイネチックエネルギを含む波を
作り、それにより遭遇する抵抗を減少する。
【0032】
【実施例】図1,2、および4を参照して、水中翼特性
を有する安定型レース用双胴船は概ね10で示され、実
質的にフラットなデッキ12、一対の前パイロン14,
16、一対の後パイロン18,20、一対の前ハル22
,24、一対の後ハル26,28、一対の前スケグ30
,32、一対の後スケグ34,36、一対の前ラダー3
8,40、一対の後ラダー42,44、一対の前ラダー
シヤフト46,48、および一対の後ラダーシヤフト5
0と52を含む。双胴船をセール(図示せず)で推進さ
せる場合には少なくともマスト11が使用される。
を有する安定型レース用双胴船は概ね10で示され、実
質的にフラットなデッキ12、一対の前パイロン14,
16、一対の後パイロン18,20、一対の前ハル22
,24、一対の後ハル26,28、一対の前スケグ30
,32、一対の後スケグ34,36、一対の前ラダー3
8,40、一対の後ラダー42,44、一対の前ラダー
シヤフト46,48、および一対の後ラダーシヤフト5
0と52を含む。双胴船をセール(図示せず)で推進さ
せる場合には少なくともマスト11が使用される。
【0033】デッキ12は上面54、下面56、および
一対の形側部58と60を含む。前パイロン14,16
はそれぞれ上面62,64、下面66,68、および本
体70,72を有する。本体70,72はデッキ12の
一対の形側部58と60のそれぞれの形状に合致する形
状および位置になっているので空気抵抗は減少しドラグ
は流線により最少になる。
一対の形側部58と60を含む。前パイロン14,16
はそれぞれ上面62,64、下面66,68、および本
体70,72を有する。本体70,72はデッキ12の
一対の形側部58と60のそれぞれの形状に合致する形
状および位置になっているので空気抵抗は減少しドラグ
は流線により最少になる。
【0034】前パイロン14,16は前パイロン14,
16の上面62,64がデッキ12の下面と当接する位
置でデッキ12へ取り付けられている。
16の上面62,64がデッキ12の下面と当接する位
置でデッキ12へ取り付けられている。
【0035】後パイロン18,20は各上面74,76
、下面78,80、および本体82,84を有する。本
体82と84はデッキ側部の形状に一致する形状および
位置になっているので、空気抵抗は更に減少し、ドラグ
は更に小さくなる。
、下面78,80、および本体82,84を有する。本
体82と84はデッキ側部の形状に一致する形状および
位置になっているので、空気抵抗は更に減少し、ドラグ
は更に小さくなる。
【0036】後パイロン18と20はデッキ12に取り
付けられており、後パイロン18,20の上面74,7
6はデッキ12の下面56に当接している。
付けられており、後パイロン18,20の上面74,7
6はデッキ12の下面56に当接している。
【0037】前ハル22,24はそれぞれ上面86,8
8、下面90,92、および後縁部93,95を有する
。前ハル22,24はそれぞれ一対の前パイロン14,
16へ取り付けられていて、前ハル22,24の上面8
6,88は前パイロン14,16の下面66,68に当
接している。
8、下面90,92、および後縁部93,95を有する
。前ハル22,24はそれぞれ一対の前パイロン14,
16へ取り付けられていて、前ハル22,24の上面8
6,88は前パイロン14,16の下面66,68に当
接している。
【0038】後ハル26,28はそれぞれ上面98,1
00 、下面102 ,104 、本体106 ,10
8 、および後縁部105 ,107 を有する。後ハ
ル26,28はそれぞれ後パイロン18,20へ取り付
けられていて、後ハル26,28の各上面98,100
は後パイロン18,20の下面78,80に当接して
いる。
00 、下面102 ,104 、本体106 ,10
8 、および後縁部105 ,107 を有する。後ハ
ル26,28はそれぞれ後パイロン18,20へ取り付
けられていて、後ハル26,28の各上面98,100
は後パイロン18,20の下面78,80に当接して
いる。
【0039】前スケグ30,32は各上面110 ,1
12 下フイン114 ,116 、および後部118
,120 を有する。前スケグ30,32はそれぞれ
前ハル22,24へ取り付けられており、スケグ30,
32の各前面110 ,112 は前ハル22,24の
下面90,92に適合する。
12 下フイン114 ,116 、および後部118
,120 を有する。前スケグ30,32はそれぞれ
前ハル22,24へ取り付けられており、スケグ30,
32の各前面110 ,112 は前ハル22,24の
下面90,92に適合する。
【0040】後スケグ34,36はそれぞれ上面122
,124 、下フイン126 ,128 、および後
部130 ,132 を有する。後スケグ34,36は
それぞれ後ハル26,28へ取り付けられており、後ス
ケグ34,36の上面122 ,124 は後ハル26
,28の下面102 ,104に当接している。
,124 、下フイン126 ,128 、および後
部130 ,132 を有する。後スケグ34,36は
それぞれ後ハル26,28へ取り付けられており、後ス
ケグ34,36の上面122 ,124 は後ハル26
,28の下面102 ,104に当接している。
【0041】前ラダー38,40はそれぞれ本体134
,136 を有し、各本体は長手貫通ボア138 ,
140 、下面142 ,144 、および前部146
,148 を有する。
,136 を有し、各本体は長手貫通ボア138 ,
140 、下面142 ,144 、および前部146
,148 を有する。
【0042】後ラダー42,44は長手貫通ボア154
,156 、下面158 ,160 、および前部1
62 ,164を含む各本体150 ,152 を有す
る。
,156 、下面158 ,160 、および前部1
62 ,164を含む各本体150 ,152 を有す
る。
【0043】前ラダーシヤフト46,48はそれぞれ実
質的に円筒状の本体166 ,168 、上端部170
,172 、および下端部174 ,176 を有す
る。
質的に円筒状の本体166 ,168 、上端部170
,172 、および下端部174 ,176 を有す
る。
【0044】前ラダー38,40はそれぞれ前ラダーシ
ヤフト46,48により回転自在に取り付けられている
。前ラダーシヤフト46,48はそれぞれ前ラダー38
,40に含まれた長手貫通ボア138 ,140 を通
過する。前ラダー38,40の前部146と148 は
前ハル22,24の後縁部93,95に隣接して設置さ
れている。
ヤフト46,48により回転自在に取り付けられている
。前ラダーシヤフト46,48はそれぞれ前ラダー38
,40に含まれた長手貫通ボア138 ,140 を通
過する。前ラダー38,40の前部146と148 は
前ハル22,24の後縁部93,95に隣接して設置さ
れている。
【0045】前ラダー38,40はそれぞれ前キャップ
178 と180 に付設された前ラダーシヤフト46
,48の上端部170 ,172 により前ハル22,
24の後縁部93,95に隣接保持されている。また一
対の前ラダーシヤフト46と48の下端部174 ,1
76 はそれぞれ前スケグ30と32の後部118 と
120 へ付設されている。
178 と180 に付設された前ラダーシヤフト46
,48の上端部170 ,172 により前ハル22,
24の後縁部93,95に隣接保持されている。また一
対の前ラダーシヤフト46と48の下端部174 ,1
76 はそれぞれ前スケグ30と32の後部118 と
120 へ付設されている。
【0046】一対のラダーシヤフト50と52はそれぞ
れ実質的に円筒状の本体182 ,184 、上端部1
86 ,188 、および下端部190 ,192 を
有する。
れ実質的に円筒状の本体182 ,184 、上端部1
86 ,188 、および下端部190 ,192 を
有する。
【0047】後ラダー42,44はそれぞれ一対の後ラ
ダーシヤフト50,52により回転自在に取り付けられ
ている。 一対の後ラダーシヤフト50,52はそれぞれ一対の後
ラダー42,44に含まれる長手貫通ボア154 ,1
56 を通過する。一対の後ラダー42,44の前部1
62 と164 はそれぞれ後ハル26と28の後縁部
105 ,107 に隣接して設置されている。
ダーシヤフト50,52により回転自在に取り付けられ
ている。 一対の後ラダーシヤフト50,52はそれぞれ一対の後
ラダー42,44に含まれる長手貫通ボア154 ,1
56 を通過する。一対の後ラダー42,44の前部1
62 と164 はそれぞれ後ハル26と28の後縁部
105 ,107 に隣接して設置されている。
【0048】後ラダー42,44はそれぞれ後キャップ
194 と196 に付設された後ラダーシヤフト50
,52の上端部170 ,172 により後ハル26,
28のそれぞれの後縁部105 ,107 に隣接保持
されている。また、一対の後ラダーシヤフト50と52
の下端部190 と192 はそれぞれ後スケグ34と
36の後部130 と132 へ付設されている。
194 と196 に付設された後ラダーシヤフト50
,52の上端部170 ,172 により後ハル26,
28のそれぞれの後縁部105 ,107 に隣接保持
されている。また、一対の後ラダーシヤフト50と52
の下端部190 と192 はそれぞれ後スケグ34と
36の後部130 と132 へ付設されている。
【0049】前ハル22と24と後ハル26と28はそ
れぞれ後パイロン18,20(図3)着脱自在に取り付
けられている。貫通ボルト198 ,200 ,202
,204 ,206 ,208 ,210 および2
12 と、ナット214 ,216 ,218 ,22
0 ,222 ,224 ,226 および228 は
それぞれ同一前パイロン14,16、および同一後パイ
ロン18,20への異なる設計および配置のハルのボル
ト着脱を可能にするので、ハルは簡単かつ迅速に取り替
えられる。
れぞれ後パイロン18,20(図3)着脱自在に取り付
けられている。貫通ボルト198 ,200 ,202
,204 ,206 ,208 ,210 および2
12 と、ナット214 ,216 ,218 ,22
0 ,222 ,224 ,226 および228 は
それぞれ同一前パイロン14,16、および同一後パイ
ロン18,20への異なる設計および配置のハルのボル
ト着脱を可能にするので、ハルは簡単かつ迅速に取り替
えられる。
【0050】図4から明らかなように、横抵抗の中心2
30 と232 は前ハル22と24の本体上にそれぞ
れ設定される。同様に、横抵抗の中心234 と236
は後ハル26と28の本体上にそれぞれ設定される。
30 と232 は前ハル22と24の本体上にそれぞ
れ設定される。同様に、横抵抗の中心234 と236
は後ハル26と28の本体上にそれぞれ設定される。
【0051】横抵抗230 ,232 と234 ,2
36 はそこへ衝突する横の力を吸収して水中翼特性を
有する安定したレース用双胴船に望ましくない横方向へ
の運動を最小限にする。
36 はそこへ衝突する横の力を吸収して水中翼特性を
有する安定したレース用双胴船に望ましくない横方向へ
の運動を最小限にする。
【0052】一対の前ハル22と24のそれぞれの軸受
け点238 と240 、および一対の後ハル26と2
8のそれぞれの軸受け点242 と244 は水中翼特
性を有するレース用双胴船に望ましくない片揺れ運動を
相互に連携して最小限にする働きをする。
け点238 と240 、および一対の後ハル26と2
8のそれぞれの軸受け点242 と244 は水中翼特
性を有するレース用双胴船に望ましくない片揺れ運動を
相互に連携して最小限にする働きをする。
【0053】図示された引潮線245 (図4,5)は
双胴船10が活動状態にあるときを示す。前ハル22,
24、後ハル26,28、前スケグ30,32、および
後スケグ34,36は図5に示されている。
双胴船10が活動状態にあるときを示す。前ハル22,
24、後ハル26,28、前スケグ30,32、および
後スケグ34,36は図5に示されている。
【0054】前ハル22,24が水を切るときに生じる
波のカイネチックエネルギ246 は一対の後ハル26
と28のそれぞれの後スケグ34,36上に浮揚力24
8 を生じさせる。更に、一対の前ハル22と24が水
を切るので、一対の後ハル26と28のそれぞれにより
抵抗は減少する。これは双胴船10が中速から高速へ、
矢印252 の方向へ、進むにつれて波250 が後ハ
ル26,28の前部103 と109 で生じることに
より一対の前ハル22,24が水を切るときに生じる。 バックサージ254 は矢印256方向へ動き、波25
0 により生じる力へ応答して発生する。活動状態にあ
る双胴船10の力の線図は図5に示されている。
波のカイネチックエネルギ246 は一対の後ハル26
と28のそれぞれの後スケグ34,36上に浮揚力24
8 を生じさせる。更に、一対の前ハル22と24が水
を切るので、一対の後ハル26と28のそれぞれにより
抵抗は減少する。これは双胴船10が中速から高速へ、
矢印252 の方向へ、進むにつれて波250 が後ハ
ル26,28の前部103 と109 で生じることに
より一対の前ハル22,24が水を切るときに生じる。 バックサージ254 は矢印256方向へ動き、波25
0 により生じる力へ応答して発生する。活動状態にあ
る双胴船10の力の線図は図5に示されている。
【0055】双胴船10が風でセールするとき、風上側
258 上のハル22,24は風下側260 上の一対
の後ハル26,28によりも水線245 よりも上へ浮
揚する。これは前後スケグ30,32と34,36のプ
レーニング面268 ,270 および底部分の復原力
264 ,266 上に加わる力265 により生じる
。
258 上のハル22,24は風下側260 上の一対
の後ハル26,28によりも水線245 よりも上へ浮
揚する。これは前後スケグ30,32と34,36のプ
レーニング面268 ,270 および底部分の復原力
264 ,266 上に加わる力265 により生じる
。
【0056】双胴船10固有の設計は従来船よりも横流
れを大幅に消滅させる。
れを大幅に消滅させる。
【0057】前ハル22,24および後ハル26,28
により生じる波の大きさは双胴船が水中を推進する速度
に対応する。波模様は図7のごとく速度に対応する。
により生じる波の大きさは双胴船が水中を推進する速度
に対応する。波模様は図7のごとく速度に対応する。
【0058】伴流は平静流体中を移動する本体背後に形
成される。伴流速度は主流中の速度より小さくかつ伴流
による速度損失はドラグにより移動本体上の運動量の損
失になる。伴流の広がりは移動本体からの距離の増加に
より増大する。伴流と伴流の外側との間の速度差は流体
の表面張力の差に加えて小さくなる。従って双胴船10
の速度が早くなるにつれて波が大きくなり、伴流は広が
る。前ハル22,24による伴流が広がると、その伴流
を通過する後ハル26,28へ加わる抵抗は少なくなる
。
成される。伴流速度は主流中の速度より小さくかつ伴流
による速度損失はドラグにより移動本体上の運動量の損
失になる。伴流の広がりは移動本体からの距離の増加に
より増大する。伴流と伴流の外側との間の速度差は流体
の表面張力の差に加えて小さくなる。従って双胴船10
の速度が早くなるにつれて波が大きくなり、伴流は広が
る。前ハル22,24による伴流が広がると、その伴流
を通過する後ハル26,28へ加わる抵抗は少なくなる
。
【0059】水面張力は前ハル22,24、および後ハ
ル26,28の近位で崩れて、更に境界層を形成する。 しかし、前ハル22,24および後ハル26,28との
接近が少なくなるにつれて水面張力は維持される。これ
は相互に生じた波の合成量を最小限にすることによりド
ラグを減少させ、かつ境界層(図8)の形成により揚力
を増大させる。後ハル26,28からのバックウオッシ
ュにより生じるルースタテールは結合して単一ルースタ
テール272 を形成する。一方、浮揚面上の境界層分
離は皆無になる。
ル26,28の近位で崩れて、更に境界層を形成する。 しかし、前ハル22,24および後ハル26,28との
接近が少なくなるにつれて水面張力は維持される。これ
は相互に生じた波の合成量を最小限にすることによりド
ラグを減少させ、かつ境界層(図8)の形成により揚力
を増大させる。後ハル26,28からのバックウオッシ
ュにより生じるルースタテールは結合して単一ルースタ
テール272 を形成する。一方、浮揚面上の境界層分
離は皆無になる。
【0060】上記各要素および2またはそれ以上の要素
は上記タイプと異なる構成のタイプに利用できる。本発
明はセールで走る安定型レース用双胴船として説明され
たが動力船用としても使用できる。本発明は従来機構の
推進係数を用いて動力船(セールのない)としても使用
できる。
は上記タイプと異なる構成のタイプに利用できる。本発
明はセールで走る安定型レース用双胴船として説明され
たが動力船用としても使用できる。本発明は従来機構の
推進係数を用いて動力船(セールのない)としても使用
できる。
【図1】本発明の双胴船の底部斜視図である。
【図2】図1の双胴船の前面図である。
【図3】幽霊画法によるデッキを有する図2の安定型双
胴船の前断面図である。
胴船の前断面図である。
【図4】図1の双胴船の側面図である。
【図5】図4の双胴船の部分断面図と水流パターンを示
す。
す。
【図6】風上方向のセール下の双胴船の線図である。
【図7】図1の双胴船の底部斜視図とその発生波のパタ
ーンを示す。
ーンを示す。
【図8】一対の前ハルと一対の後ハルの平面図であって
水面張力の分配を示す。
水面張力の分配を示す。
10…双胴船
12…デッキ
14, 16…前パイロン
18, 20…後パイロン
22, 24…前ハル
26, 28…後ハル
30, 32…前スケグ
34, 36…後スケグ
38, 40…前ラダー
42, 44…後ラダー
46, 48…前ラダーシヤフト
50, 52…後ラダーシヤフト
Claims (15)
- 【請求項1】(イ)デッキ(12)、 (ロ)デッキ(12)に付加された一対の前パイロン(
14,16)、 (ハ)デッキ(12)に付加された一対の後パイロン(
18,20)、 (ニ)一対の前パイロン(14,16)にそれぞれ付加
された一対の前ハル(22,24)、 (ホ)一対の後パイロン(18,20)にそれぞれ付加
された一対の後ハル(26,28)、 (ヘ)一対の前ハル(22,24)にそれぞれ付加され
た一対の前スケグ(30,32)、 (ト)一対の後ハル(26,28)にそれぞれ付加され
た一対の後スケグ(34,36)、 (チ)一対の前ハル(22,24)にそれぞれ接近して
配設された一対の前ラダー(38,40)、(リ)一対
の後ハル(26,28)にそれぞれ接近して配設された
一対の後ラダー(42,44)、(ヌ)一対の前ラダー
(38,40)を回転自在に取り付けるための一対の前
ラダーシヤフト(46,48)、および(ル)一対の後
ラダー(42,44)を回転自在に取り付けるための一
対の後ラダーシヤフト(50,52)から成ることを特
徴とする水中翼型レース用双胴船。 - 【請求項2】 一対の前パイロン(14,16)はデ
ッキ(12)の前部へ付加され、かつ一対の後パイロン
(18,20)はデッキ(12)の後部へ付加され、そ
こで一対の前パイロン(14,16)および一対の後パ
イロン(18,20)のそれぞれの一対の上面(62,
64)と(74,76)がデッキ(12)の下面(56
)に当接している、請求項1の双胴船。 - 【請求項3】 一対の前ハル(22,24)と一対の
後ハル(26,28)は各々一対の上面(86,88)
と(98,100 )、一対の下面(90,92)と(
102 ,104 )、一対の本体(94,96)と(
106 ,108 )、および一対の後縁部(93,9
5)と(105 ,107 )をそれぞれ有する、請求
項1の双胴船。 - 【請求項4】 一対の前ハル(22,24)と一対の
後ハル(26,28)はそれぞれ一対の前パイロン(1
4,16)および後パイロン(18,20)に付加され
、一対の前ハル(22,24)および一対の後ハル(2
6,28)の一対の上部(86,88)はそれぞれ一対
の前パイロン(14,16)の下面(66,68)に適
合し、後ハル(26,28)はそれぞれ後パイロン(1
8,20)の下面(78,80)に当接している、請求
項3の双胴船。 - 【請求項5】 一対の前スケグ(30,32)と一対
の後スケグ(34,36)は各々一対の上面(110
,112 )と(122 ,124 )、一対の下フイ
ン(114 ,116 )と(126 ,128 )、
および一対の後部(118 ,120 )と(130
,132 )をそれぞれ有する、請求項1の双胴船。 - 【請求項6】 一対の前スケグ(30,32)は前ハ
ル(22,24)へ付加され、一対の後スケグ(34,
36)は一対の後ハル(26,28)へそれぞれ付加さ
れていて、一対の前スケグ(30,32)と後スケグ(
34,36)の上面(110 ,112)と(122
,124 )はそれぞれ前ハル(22,24)および後
ハル(26,28)の下面(90,92)と(102
,104 )に当接している、請求項5の双胴船。 - 【請求項7】 一対の前ラダー(38,40)と一対
の後ラダー(42,44)は各々一対の本体(134
,136 )と(150 ,152 )をそれぞれ含み
、その本体の各々が長手貫通ボア(138 ,140
)と(154 ,156 )を含み、一対の前ラダー(
38,40)と一対の後ラダー(42,44)の各々が
一対の下面(142 ,144 )と(158 ,16
0 )および一対の前部(146 ,148 )と(1
63 ,164 )をそれぞれ含む、請求項1の双胴船
。 - 【請求項8】 一対の前ラダー(38,40)と一対
の後ラダー(42,44)は各々一対の前ラダーシヤフ
ト(46,48)と後ラダーシヤフト(50,52)の
それぞれを介して回転自在に取り付けられていて、一対
の前ラダーシヤフト(46,48)と一対の後ラダーシ
ヤフト(50,52)は各々一対の前ラダー(38,4
0)および後ラダー(42,44)のそれぞれに含まれ
る長手貫通ボア(138 ,140 )と(154 ,
156 )を貫通し、一対の前ラダー(38,40)の
一対の前部(146 ,148 )および後ラダー(4
2,44)の一対の前部(162 ,164 )はそれ
ぞれ一対の前ハル(22,24)の一対の後縁部(93
,95)および後ハル(26,28)の一対の後縁部(
105 ,107 )のそれぞれの隣接位置にある、請
求項7の双胴船。 - 【請求項9】 一対の前ラダー(38,40)は一対
の前ラダーシヤフトのキャップ(178 ,180 )
へそれぞれ付加された一対の前ラダーシヤフト(46,
48)の一対の上端部(170 ,172)、および一
対の前スケグ(30,32)の一対の後部(118 ,
120 )へそれぞれ付加された一対の前ラダーシヤフ
ト(46,48)の一対の下端部(170 ,172
)を介してそれぞれ一対の前ハル(22,24)の後縁
部(93,95)に隣接保持されている、請求項8の双
胴船。 - 【請求項10】 一対の後ラダーシヤフト(50,5
2)はそれぞれ一対の実質的に円筒状本体(18,18
4 )、一対の上端部(186 ,188 )、および
一対の下端部(190 ,192 )を有する、請求項
9の双胴船。 - 【請求項11】 一対の前ハル(22,24)と後ハ
ル(26,28)は一対の前パイロン(14,16)と
一対の後パイロン(18,20)へ着脱自在に取り付け
られている、請求項1の双胴船。 - 【請求項12】 一対の前ハル(22,24)の一対
の本体(94,96)および一対の後ハル(26,28
)の一対の本体(106 ,108 )はそれぞれ横抵
抗の中心(230 ,232 )と(234 ,236
)をその上に有し、それにより横抵抗の中心(230
,232 )と(234 ,236 )はそこへ加わ
る横の力を吸収しかつ横並びの横運動と横流れを最小限
にする、請求項3の双胴船。 - 【請求項13】 一対の前ハル(22,24)と一対
の後ハル(26,28)はそれぞれ軸受け点(238
,240 )と(242 ,244 )を有し、前ハル
(22,24)の軸受け点(238 ,240 )およ
び後ハル(26,28)の軸受け点(242 ,244
)はそれぞれ復原力に悪影響する望ましくない片揺れ
運動を最小限にすべく相互に連動する、請求項6の双胴
船。 - 【請求項14】 一対の前ハル(22,24)はカイ
ネチックエネルギを有する波を作り、そのカイネチック
エネルギは一対の後ハル(26,28)の一対の後スケ
グ(34,36)上に揚力を与え、かつ一対の後ハル(
26,28)による抵抗を減少する、請求項13の双胴
船。 - 【請求項15】 (イ)デッキ(12)、(ロ)デッ
キ(12)に付加された一対の前パイロン(14,16
)、 (ハ)デッキ(12)に付加された一対の後パイロン(
18,20)、 (ニ)一対の前パイロン(14,16)にそれぞれ付加
された一対の前ハル(22,24)、 (ホ)一対の後パイロン(18,20)にそれぞれ付加
された一対の後ハル(26,28)、 (ヘ)一対の前ハル(22,24)にそれぞれ付加され
た一対の前スケグ(30,32)、 (ト)一対の後ハル(26,28)にそれぞれ付加され
た一対の後スケグ(34,36)、 (チ)一対の前ハル(22,24)にそれぞれ接近して
配設された一対の前ラダー(38,40)、(リ)一対
の後ハル(26,28)にそれぞれ接近して配設された
一対の後ラダー(42,44)、(ヌ)一対の前ラダー
(38,40)をそれぞれ回転自在に取り付けるための
一対の前ラダーシヤフト(46,48)、および (ル)一対の後ラダー(42,44)をそれぞれ回転自
在に取り付けるための一対の後ラダーシヤフト(50,
52)から成り、上記デッキ(12)は実質的にフラッ
トであって一対の形側部(58,60)、上面(54)
、前部および後部を含み、上記一対の前パイロン(14
,16)はそれぞれ一対の上面(62,64)、一対の
下面(66,68)、および一対の本体(70,72)
を含み、上記本体(70,72)は上記デッキ(12)
のそれぞれの一対の形側部(58,60)の形状に合致
する形状と位置にあり、それにより空気抵抗が減少し、
かつドラグが流線により最小限にされるようになってい
て、上記一対の前パイロン(14,16)は一対の前パ
イロン(14,16)の上面(62,64)がそれぞれ
デッキ(12)の下面(56)と一致するデッキ(12
)の前部へ付加されていて、上記一対の後パイロン(1
8,20)はそれぞれ一対の上面(74,76)、一対
の下面(78,80)、および一対の本体(82,84
)を含み、この一対の本体(82,84)はデッキ(1
2)の一対の側部(58,60)のそれぞれの形状に合
致する形状と位置にあって、空気抵抗が更に減少しかつ
ドラグが流線により更に小さくなるようになっていて、
上記後パイロン(18,20)はそれぞれ後パイロン(
18,20)のそれぞれの一対の上面(64,76)が
デッキ(12)の下面(56)と一致するデッキ(12
)の後部へ付加されていて、上記一対の前ハル(22,
24)はそれぞれ一対の上面(86,88)、一対の下
面(90,92)、一対の本体(94,96)、および
一対の後縁部(93,95)を含み、上記一対の前ハル
(22,24)は一対の前ハル(22,24)の一対の
上面(86,88)がそれぞれ一対の前パイロン(14
,16)の一対の下面(90,92)と一致する一対の
前パイロン(14,16)へ付加されていて、上記一対
の後ハル(26,28)はそれぞれ一対の上面(98,
100 )、一対の下面(102 ,104 )、一対
の本体(106 ,108 )、および一対の後縁部(
105 ,107 )を含み、上記一対の後ハル(22
,28)は一対の後ハル(26,28)の一対の上面(
98,100 )がそれぞれ一対の後パイロン(18,
20)の一対の下面(78,80)と一致する一対の後
パイロン(18,20)へ付加されていて、かつ上記一
対の前スケグ(30,32)はそれぞれ一対の上面(1
10 ,112 )、一対の下フイン(114 ,11
6 )、および一対の後部(118 ,120 )を含
む、ことを特徴とする水中翼型レース用双胴船。
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