JPH04225094A - ガソリンのエーテル化方法 - Google Patents

ガソリンのエーテル化方法

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JPH04225094A
JPH04225094A JP3071478A JP7147891A JPH04225094A JP H04225094 A JPH04225094 A JP H04225094A JP 3071478 A JP3071478 A JP 3071478A JP 7147891 A JP7147891 A JP 7147891A JP H04225094 A JPH04225094 A JP H04225094A
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JP
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gasoline
olefins
alcohol
stream
weight
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Application number
JP3071478A
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English (en)
Inventor
Sadi Mizrahi
サディ・ミズラヒ
Charles Mitchel Sorensen Jr
チャールズ・ミッシェル・ソレンセン・ジュニア
Samuel A Tabak
サミュエル・アレン・タバック
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ExxonMobil Oil Corp
Original Assignee
Mobil Oil Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/02Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only
    • C10L1/023Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only for spark ignition

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オレフィン系ガソリン
原料の第1の部分をオクタン価向上性添加剤に転化し原
料の第2の部分を液−液抽出用の溶媒として用いる複合
方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】石油
精製の分野、特に自動車用ガソリン製造の分野において
、設備投資およびエネルギーコストを代償として市場の
要求を重視し生成物分布を最良の範囲に限ることにより
、得られる原油の市場価値を最大化することが図られて
いる。高性能自動車エンジンが設計されたために、近年
、ガソリンへの要求が変化し、特にプレミアムガソリン
の需要量が増加し高いオクタン価が要求されるようにな
った。ガソリンの収量およびオクタン価は、実際、一般
的に一緒に考えられ、当該産業において、ガソリンのオ
クタン価と製造されたバレル単位の容積を掛け合わせた
ものとして「オクタン−バレル」という用語が定義され
ている。従前のオクタン価向上化プロセスは、通常、液
体原料の一部が液体ガソリンではなく軽質C4−ガソリ
ンに転化するという液体生成物の不利益を有する。ガソ
リンの体積収量とオクタン価との相反する関係は、変化
している市場要求を考慮すると、精製産業に特に大きな
問題を提起する。
【0003】例えば、典型的接触改質プロセスは、水素
の存在下、金属触媒を用いてパラフィン系ナフサを高オ
クタン価改質油に改質する。苛酷度(例えば反応器温度
)が上昇すると、オクタン価のより高い液体生成物が生
成するが、また、選択性が液体生成物からより価値の低
いC4−軽質脂肪族ガソリンにシフトする。すなわち、
改質油のオクタン価向上により増大する価値は、ガソリ
ン体積の損失によりある程度緩和される。
【0004】ガソリン添加剤、例えば、四エチル鉛は、
オクタン−バレル要求を満たすためのもう一つの手段で
ある。種々の精製流がそのような添加剤に異なって反応
するが、鉛添加剤はほとんど全ての精製ガソリン流のオ
クタン価を向上させ、硫酸またはフッ化水素酸アルキル
化装置からのアルキル化ガソリンような特定の流れは、
モーターオクタン価(MON)およびリサーチオクタン
価(RON)を顕著に向上させる。しかしながら、これ
らの添加剤を広範囲に用いることは、自動車の排気によ
る放出量を低下させるためにしだいに減少した。
【0005】近年の研究者の努力は、第3ブチルエーテ
ルのメチル、プロピルまたはイソプロピルエーテルをガ
ソリン範囲炭化水素にブレンドすることによりガソリン
を改質すること、およびさらにこれらのエーテルを商業
的に競争力のあるコストで製造することに集中している
。そのようなプロセスの例が、米国特許第4,664,
675号および同第4,647,703号に記載されて
いる。これらのプロセスにおいて、オレフィン系ガソリ
ンがエーテル化領域に供給され、そこでガソリンがメタ
ノールと反応してメチル第3アミエーテルを含む流出液
が得られる。未反応メタノールは水により抽出され、水
性抽出液が未反応メタノールの循環のために分留される
。 分留塔にかかる操作コストは、エネルギーコストの上昇
とともに悪化すると予想するのが合理的であり得る経済
的負荷を課する。
【0006】米国特許第3,904,384号は、ガソ
リン流とブレンドされるイソプロピル第3ブチルエーテ
ルを得るためにイソブタンをプロピレンで水和すること
によりC4炭化水素の単一源からエーテル富含ガソリン
を得る方法を開示している。
【0007】米国特許第4,393,250号は、最初
にプロピレンを水和してイソプロピルアルコールにし、
次にイソブチレンを製造されたイソプロピルアルコール
でエーテル化することからなるイソブチレンのエーテル
化方法を開示している。
【0008】低級アルキルエーテルがオクタン価を向上
させる性能は、主に、イソブチレンのエーテル化による
MTBEの製造、またはイソペンテン(イソアミレン)
のエーテル化による第3アミルエーテル(TAME)の
製造のためのメタノールの使用に向けられている。メタ
ノールは比較的廉価であり入手容易である。更に、メタ
ノールは、第2または第3オレフィンよりも容易にイソ
アルケンをエーテル化することが知られている。例えば
、米国特許第4,544,776号は、C4〜C7オレ
フィンをエーテル化するための好ましいアルコールとし
てメタノールを用いている。
【0009】本発明で有用な特別のオレフィン系ガソリ
ン原料は、自動車用ガソリンとしてあまり望ましくない
。特徴的に低いオクタン価を向上させるために、そのよ
うな原料が、モービル・M−2・フォーミング・プロセ
ス(Mobil M−2 Forming proce
ss)のような接触芳香族化プロセスのための原料とし
て提案されている。芳香族化は、オクタン価向上の目的
を明らかに達成するが、その方法は生成物の体積を小さ
くする。
【0010】すなわち、価値のより低い軽質脂肪族ガソ
リンを実質量で製造することなくC3〜C8オレフィン
系ガソリンの市場価値を向上させるためにエネルギー効
率の良いプロセスを提供することが望ましいことが明ら
かである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は複数の関連発明
に基づく。まず第1に、長鎖(C5+)オレフィンを重
質(C3〜C5)アルコールで接触エーテル化すること
ができ、エーテル化反応速度、選択率および収率が商業
的に実行可能なものであることが発見された。第2に、
驚くべきことに、そのようなプロセスで得られた長鎖エ
ーテルが例えばメチルエーテルのような短鎖エーテルの
挙動から予想し得るよりも大きくガソリンのオクタン価
を向上させることが発見された。第3に、水性アルコー
ル混合物からアルコールを回収するために少量のガソリ
ン原料を用いることができ、それにより費用のかかる蒸
留または使用済抽出溶媒の処理もしくは再生の必要性が
除去されることが発見された。
【0012】特に、所定の群のC5+イソアルケンのイ
ソプロピルエーテルを含むガソリン原料が、同じ群のC
5+イソアルケンのメチルエーテルを同様のモル比で含
む同じガソリン原料より非常に高いオクタン価を有する
ことが発見された。
【0013】前述の全ての発見に加えて、更に、単一の
炭化水素原料としてあるオレフィン系ガソリン流を用い
得ることが発見された。そのようなガソリン原料の一つ
の例は、例えば流動接触クラッキング(FCC)装置か
らのC3〜C8接触クラッキングガソリンである。その
ような原料の他の例は、ディレイドコーキング装置から
のC3〜C8コーカーガソリン、および留出油または潤
滑油の接触水素化脱ロウプロセスのC3〜C8オレフィ
ン系ナフサ副生物を含む。接触脱ロウプロセスの概略は
米国再発行特許第28,398号、米国特許第4,18
1,598号、同第4,247,388号および同第4
,443,327号を参照されたい。
【0014】本発明の原料として有用なオレフィン系ガ
ソリン流は、全て、そのオレフィン性故に接触改質によ
る改質が比較的困難であり、有害なことに自動車用ガソ
リンに望ましい以上に蒸気圧を上昇させる実質量のC3
〜C4または「フロント・エンド(front end
)」フラクションを更に含む。本発明はガソリン原料を
分留し、C4−軽質フラクションを相当するアルコール
に転化し、残りのC5〜C8富含ガソリンフラクション
を、まずこれらのアルコールを回収するための抽出溶媒
として、次にガソリン流中のC5〜C8第3オレフィン
の少なくとも一部をオクタン価向上性エーテレートに転
化するためのエーテル化反応体として用いる。
【0015】すなわち、本発明の方法は、アルコール−
水蒸留塔を除去することにより従来の第3オレフィンエ
ーテル化プロセスと比較してエネルギーコストを低下さ
せる。本発明の方法は、アルコール−水混合物を分留す
るのではなく、抽出溶媒としてガソリン原料のC5〜C
8フラクションを利用する。このことは本発明の更なる
利益、すなわち、溶媒の処理または再生のコストを生じ
させることなく溶媒抽出が効果的に実施されることを強
調する。
【0016】樹脂触媒を用いて穏やかな条件下、メタノ
ールをイソブチレン、イソアミレンおよびより高級な第
3オレフィンと反応させることが、レイノルズ(R.W
.Reynolds)ら、オイル・アンド・ガス・ジャ
ーナル(Oil and Gas Journal)、
1975年6月16日、ペッチ(S.Pecci)およ
びフローリス(T.Floris)、ハイドロカーボン
・プロセッシング(Hydrocarbon Proc
essing)、1977年12月、およびチェイス(
J.D.Chase)ら、オイル・アンド・ガス・ジャ
ーナル、1979年4月16日、149〜152頁に記
載されている。好ましい触媒は、ローム・アンド・ハー
ス・コーポレイション(Rohmand Haas C
orporation)から市販されているアンバーラ
イスト 15(登録商標)スルホン酸樹脂である。引用
文献はいずれも、C5+オレフィン、特にC5〜C9イ
ソオレフィンをC3+アルコールまたはイソプロピルア
ルコールを用いてエーテル化することは教示していない
【0017】以下の記載は、複合精製装置の上流の分留
塔におけるプロセス条件を調節することによりC3〜C
4オレフィンを容易にC5〜C8オレフィン含有ガソリ
ン流に混入し得ることを仮定している。しかしながら、
種々の生成物特性およびプロセスの装置のアップセット
または手入れ停止のような他の要因に応じるための石油
精製装置におけるプロセス装置間の複合作用により、単
一のC3〜C8原料をその最も好ましい組成から取り出
すことができる。すなわち、C3〜C4オレフィンの供
給量が水和反応器における要求を満たすのに不充分であ
る場合、補助オレフィン流を添加することができる。適
当な源は、ディレードコーキング装置、接触水素化脱ロ
ウ装置または接触クラキング装置の下流の生成物分留セ
クションを含む。本発明の最も好ましい態様において、
接触クラッキング装置生成物流を最初に分留することに
よりC3〜C8オレフィン含有ガソリン流が製造される
。そのような接触クラキングプロセスの例が、米国特許
第2,383,636号、同第2,689,210号、
同第3,338,821号、同第3,812,029号
、同第4,093,537号および同第4,218,3
06号に記載されている。
【0018】接触クラッキングプロセス装置は、典型的
に生成物分留セクションを含む。第1の分留容器は、通
常、全クラッキング生成物流出液を受け入れ、「主要塔
」と呼ばれる。
【0019】主要塔における接触クラッキング装置生成
物流の初期分留は、C4−炭化水素富化塔頂蒸気流が製
造されるように一般的方法により制御される。本発明の
最も好ましい態様は、C3〜C4オレフィンの少なくと
も一部がこの塔頂蒸気流から軽質ガソリン側流にシフト
することを要求する。主要塔からのC3〜C8オレフィ
ン含有側流は、本発明で用いるための最も好ましい原料
である。
【0020】図面において、少なくとも10重量%の第
3オレフィンを含むC3〜C8含有ガソリン原料を、ラ
イン10を介して分留器20に供給する。ガソリン源は
重要でないが、ガソリンのC3〜C4含量は重要であり
、C5〜C8第3オレフィン含量も重要である。特に、
ガソリン原料は、下流のエーテル化反応器内における一
価アルコール対第3C5〜C8オレフィンのモル比が約
1.02:1〜約2:1となるように充分な量のC3〜
C4オレフィンを含まなくてはならない。水和反応器内
におけるアルケンのアルカノールへの転化は、典型的に
は、50重量%過剰、好ましくは80重量%過剰となる
。すなわち、特に好ましいガソリン原料組成物は、C3
〜C4オレフィンおよびC5〜C8第3オレフィンを1
.28:1〜4:1の重量比で含む。
【0021】分留器20の形状は、塔頂流および塔底流
が所望の純度を達成する程度を除いて重要でない。塔頂
流12はC3〜C4脂肪族で富化され、好ましくは約5
重量以下のC5+炭化水素を含む。他方、塔底流14は
C5+炭化水素を豊富に含み、好ましくは約5重量%以
下のC4−脂肪族を含む。
【0022】低級オレフィンの水和が反応器30が備え
られた水和領域内で起こり、反応器において、低級オレ
フィンが適当な触媒の存在下に水と反応して大部分が分
岐状鎖であるアルコール混合物を形成する。水和反応が
、主にC3〜C5アルカノール、好ましくは第2アルコ
ールが調製されるように選択された圧力および温度条件
下、水和触媒の存在下に反応器30内において行われる
。反応は、液体、蒸気、臨界過剰濃厚相、または混合相
において、撹拌タンク反応器または固定床流動反応器を
用いてセミバッチ式または連続的に行うことができる。
【0023】経済的理由から水和反応を液相で行うこと
が好ましい。アルケン1モル当たり1〜20モル、好ま
しくは8〜12モルの水が使用される。単位時間当たり
触媒1リッター当たり原料1リッター当たりの空間速度
は好ましくは0.3〜25、好ましくは0.5〜10で
ある。反応は、3000〜10000kPa(30〜1
00バール)、好ましくは4000〜8000kPa(
40〜80バール)の圧力、および100℃(212°
F)〜200℃(392°F)、好ましくは110℃(
230°F)〜160℃(320°F)の温度で行われ
る。
【0024】低級オレフィンのための一つの好ましい水
和反応は、米国特許第4,182,914号に開示され
ているような強酸性カチオン交換樹脂触媒を利用し、も
う一つの水和反応は米国特許第4,857,664号に
開示されているような中間孔形状選択性メタロシリケー
ト触媒を利用する。それを用いるとC3=富含流がイソ
プロピルアルコールを提供しメタノールは実質的に提供
しないようなホスホン化またはスルホン化樹脂、例えば
、アンバーライスト 15を用いることが好ましい。「
実質的にメタノールを提供しない」という用語は、10
重量%以下のアルカノールが調製されることと定義する
。前述の条件下において、50%以上のアルケンがアル
カノールに転化し、好ましくは80〜90%のプロペン
が、未反応オレフィンの水和反応器への循環と並行して
イソプロピルアルコールおよびジイソプロピルエーテル
に転化する。同様にして、ブテンが分岐状ブチルアルコ
ールおよびC4アルキルエーテルに転化する。水和反応
器30からの流出液は、未反応オレフィンを溶液中に維
持するための充分な圧力下、典型的には約2000kP
a(20バール)の圧力下に、アルコール水溶液と共に
出てゆく。「水和流出液」と呼ばれるこの流出液は、導
管31を介して出てゆき、下流の分離領域で分離される
【0025】分離領域は、水和流出液と呼ばれる水性ア
ルコール流出液から未反応オレフィンを分離するために
、気−液平衡の一つの段として作用するフラッシュドラ
ムのような好ましくは比較的低い圧力の領域である分離
手段40を含む。未反応オレフィンは、フラッシュドラ
ム40から導管41を通って水和器反応器30に循環す
る。
【0026】フラッシュ分離器内の圧力は、好ましくは
約172kPa(10psig)〜約240kPa(2
0psig)であり、アルコールの抽出のために実質的
オレフィン非含有水和流出液が導管42を介して流入す
る液−液抽出容器50の操作圧力より僅かに高い。水和
流出液は、以下の詳細に説明するようにガソリンによる
充分な抽出を提供するために27℃(80°F)〜94
℃(200°F)の範囲に流出液の温度を下げるために
、熱交換器(図示せず)において冷流体で熱交換するこ
とにより冷却することができる。
【0027】分留器20からのガソリン塔底流14は抽
出塔50の下方部分に供給され、流れ14はフラッシュ
ドラム40からライン42を通って流れてくるアルコー
ル水溶液(水和流出液)に接触する。当業者には明白で
あるように、エーテル富含ガソリン生成物の所望の組成
、エーテル化反応の条件、および水和流出液中の第1お
よび第2アルコールの特定の組成が、特に、ガソリン流
の質量流量を決める。
【0028】典型的には、抽出塔50に導管42を介し
て単位時間当たりに供給される水性アルコールの重量の
、導管14を介して単位時間当たりに供給されるC5〜
C8オレフィン系ガソリンの重量の割合は4:1〜1:
4である。抽出塔50におけるプロセス条件は、アルコ
ール溶液からガソリン流へアルコールが抽出され、水性
および有機相が抽出塔50を液体として流通するように
選択される。抽出は高温および大気圧下に行うことがで
きるが、フラッシュ分離器の操作温度よりやや低い温度
および約170kPa(10psig)〜約1135k
Pa(150psig)の範囲の圧力が好ましい。抽残
液は、本質的に、ライン52を介してエーテル化反応器
60に供給されるアルコールおよびガソリン範囲炭化水
素からなる。抽出塔50からの溶媒相は、本質的に水か
らなり、5重量%以下のアルコールおよび無視すること
のできる1重量%以下の炭化水素を含む。この溶媒相は
導管54を通って流れ、ライン78を通って水和反応器
30に循環する。
【0029】装置の操作を効率的に行えば、使用する抽
出手段の種類は重要ではない。すなわち、本発明の態様
を抽出塔について説明したが、種々の他の形態の接触器
も有効である。所望の抽出を、カーク−オスマー・エン
サイクロペディア・オブ・ケミカル・テクノロジー(K
irk−Othmer Encyclopedia o
f Chemical Technology)(第3
版)、672〜721頁(1980年)および他の文献
により教示されるように、並流、十字流または一段接触
器において、一連の一段ミキサーおよびセトラーを用い
て行うことができるが、多段接触器が好ましい。特定の
装置の操作が米国特許第4,349,415号および同
第4,626,415号に開示されている。最も好まし
いのは、向流多段設計の充填床、回転ディスク、または
他の撹拌塔である。
【0030】水和反応器30において製造されたイソプ
ロパノール(IPA)が2−メチル−1−ブテンと反応
すると、第3アミルイソプロピルエーテルが形成される
。 同様の方法において、第2ブチルアルコールをイソヘキ
センと反応させると、第3ヘキシル−2−ブチルエーテ
ルが形成される。エーテル化反応器60内で製造される
イソプロピルエーテルと第2ブチルエーテルの割合は水
和反応器30内で製造されるIPAと第2ブチルアルコ
ールの割合に関係するが、イソプロピルエーテルと第2
ブチルエーテルの相対製造量を制御するために、水和反
応器内における条件をある程度制御することができる。 通常、C5〜C8オレフィン系ガソリン原料を分岐鎖状
アルコールでエーテル化すると、8個以下の炭素原子を
含む(C8−)エーテルを実質的に含まないC8〜C1
1分岐鎖状エーテルが製造される。前述したように、「
実質的に含まない」という用語はC8−エーテル含量が
10重量%以下であることを意味する。
【0031】エーテル化反応器60における一水和アル
コールと第3オレフィンのモル比は、1:1〜2:1が
適当で、好ましくは1.2:1〜1.5:1であり、好
ましい範囲に従えば、イソアミレン、イソヘキセンおよ
びイソヘプテンのような第3オレフィンの実質的に全て
、典型的には93〜98%が転化し、第2アルコールの
大部分、典型的には50〜75%が反応する。エーテル
化流出液中の未反応第2および第3アルコールと第3オ
レフィンとの重量の割合は、50:1〜1000:1で
あり、エーテル化反応器を出る非第3オレフィンの合計
重量は反応器に入るそれらの重量と実質的に同じである
。 一般的に言えば、ペンテン、ヘキセンおよびヘプテンの
ような第3オレフィンでないオレフィン(非第3オレフ
ィン)の実質的に全てが未反応である。
【0032】第3オレフィンの実質的に全てとイソプロ
ピルアルコールおよび第2ブチルアルコールを抽残液中
で反応させるために、800〜1600kPa(8〜1
6バール)の高圧下に温度が20℃(68°F)〜15
0℃(302°F)に維持される。ゲージ圧1035k
Pa(150psig)〜ゲージ圧2860kPa(4
00psig)の範囲の好ましい圧力条件下において、
実質的に全ての第3オレフィンの第2アルコールによる
エーテル化を最大にするためにエーテル化領域の温度が
38℃(100°F)〜93℃(200°F)の範囲に
制御される。
【0033】1時間当たり触媒1リッター当たり原料1
リッター当たりの空間速度は、0.3〜50、好ましく
は1〜20である。
【0034】好ましいエーテル化触媒は、前記文献の9
14頁および664頁にそれぞれ開示されている中間孔
形状選択性メタロシリケートおよびカチオン交換樹脂で
ある。最も好ましいカチオン交換樹脂は本質的にスルホ
ン化ポリスチレンからなり、ダウエクス(Dowex)
 50、ナルサイト(Nalcite) HCR、アン
バーライスト35およびアンバーライスト15の商標名
で製造および販売されている強酸性カチオン交換樹脂で
ある。
【0035】未反応アルコールを少量、好ましくは20
重量%以下含む反応器60からのエーテル化流出液は導
管62を介して第2液−液抽出器70に流れ、そこでエ
ーテル化流出液は、アルコールを抽出するライン72か
らの溶媒洗浄水に接触する。エーテル化流出液を洗浄水
で抽出する条件は重要ではない。抽出塔70は周囲温度
および本質的に大気圧において良好に操作され、使用さ
れる洗浄水の量は、ライン54を流れる抽出塔50から
の水性溶媒相と一緒になるライン74を流れる抽出塔7
0からの水性アルコール性流出液の量が、水和反応器3
0内にほぼ充分な量の反応体水を提供するように調節さ
れる。この組み合わせ流はライン78を流通し、水和反
応器30の上流のライン12に入る。
【0036】導管76を流通する抽出塔70からの抽残
液は、エーテル富含ガソリンおよびガソリン範囲の他の
成分である。
【0037】典型的には、C3〜C8ガソリン原料中に
15%の第3オレフィンが存在すると生成物ガソリン中
に5重量%以上のエーテルが得られる。ここで用いられ
る最も好ましいガソリン原料は30〜70%の第3オレ
フィンを含んでよく、本発明による利益は10%の第3
オレフィンしか存在しない場合より大きいが、後者の利
益が重要である。
【0038】生成物であるエーテル富含ガソリンは、メ
チル第3ブチルエーテルを実質的に含まず、本質的に、
■少なくとも50重量%がオレフィン系C5〜C8=で
あり、オレフィンの10重量%以下、典型的には実質的
に0重量%(1重量%以下)が第3オレフィンであるC
5〜C8炭化水素、および■ガソリン生成物の5〜20
重量%の量で存在する非対称C8+ジアルキルエーテル
の混合物を含んでなる点において独自のものである。
【0039】ガソリン生成物は、含まれる酸素化物の分
布によりガソリン生成物を断定的に「識別」することに
役立つガスクロマトグラフ(GC)の痕跡(スペクトル
)により他のエーテル含有ガソリンと区別される。以下
の手順が続けられる:
【0040】ガソリンの成分を分離するためにガソクロ
マトグラフィーが使用される。各成分は酸素化物のみを
検出する酸素特定水素炎イオン化検出機(O−FID)
〔このような装置は、ESインダストリーズ(Indu
stries)、マールトン(Marlton)、N.
J.により製造される〕を流される。検出される酸素化
物は、水、酸素分子、アルコールおよびエーテルを含む
。重質(C8+)エーテルによるピークのパターンは明
確である。
【0041】ガソリンの酸素含量(重量%)を基準にし
たオクタン価の予想外の向上に寄与すると考えられるの
はガソリン生成物中におけるC8+ジアルキルエーテル
の存在であり、この向上は、各ガソリン中にエーテルが
10重量%の量で存在する場合の実質的に同じ第3オレ
フィンのメチルエーテルにより提供される向上の数倍、
典型的には5倍以上である。
【0042】
【実施例】以下のデータは、ガソリンのイソプロパノー
ルによるエーテル化の利点を示す。使用するガソリンは
、表1に示す組成を有する流動接触クラッキングプロセ
スからの終留点が101℃(215°F)の軽質ガソリ
ンである。
【0043】このガソリンは約41重量%のC4〜C8
オレフィンを含む。これを試薬級イソプロパノールとア
ルコール:オレフィンモル比を2:1として混合した。 次に、反応体流を、不活性石英チップ6mlと混合した
アンバーライスト 15酸性触媒4mlを含む固定床反
応器を流通させた。反応器条件を、圧力7000kPa
(1000psig)、LHSV10および温度66〜
121℃(150〜250°F)に維持した。生成物を
室温で収集し、蒸留水で繰り返し洗って未反応アルコー
ルを除去した。 生成物を、オクタン価測定、蒸留シュミレーションおよ
び酸素分析(ASTM M1294)により特定した。 更に酸素特定検出機を用いたガスクロマトグラフィーに
より生成物中の酸素化合物分布を特定した。
【0044】基本ガソリンおよびイソプロパノールのエ
ーテル化からの水性生成物についての結果を表2に示す
。この結果は、エーテル化生成物が基本ガソリンに比べ
て向上したモーターオクタン価およびリサーチオクタン
価を有することを示している。
【0045】
【0046】                          
       表2        メタノールおよび
イソプロパノールによるFCCガソリンの      
  150℃におけるエーテル化の比較       
                 RON    R
ON差  MON    MON差  重量%基本ガソ
リン              92.7     
−       80.3       −     
   0メチルエーテレート        93.3
    +0.6     80.1      −0
.2      1.4イソプロピルエーテレート  
93.5    +0.8     80.7    
  +0.4      0.4
【0047】驚くべきことに、サンプルのFCCガソリ
ンをイソプロパノールでエーテル化するとメタノールと
比べてかなり大きなオクタン価の向上が得られる。この
ことは、メチルエーテレートがイソプロピルエーテレー
トより高い重量%で酸素を含むことを鑑みると、全く予
想することができない。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の主なプロセス工程を示す概略図で
ある。
【符号の説明】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)C3〜C8オレフィンを含むオ
    レフィン系ガソリン原料を分留してC3〜C4オレフィ
    ンを豊富に含む第1の流れおよびC5〜C8オレフィン
    を豊富に含む第2のガソリン流を得、 (b)水和領域において、工程(a)の第1の流れに含
    まれるC3〜C4オレフィンの少なくとも30重量%を
    、イソプロピルアルコールおよび第2ブチルアルコール
    ならびにC3〜C4第1アルコールを含む水性混合物中
    のアルコール含有水和領域流出液に転化し、(c)水和
    領域流出液を分留して、イソプロピルアルコールおよび
    第2ブチルアルコールならびにC3〜C4第1アルコー
    ルを含む水性混合物中のアルコール含有精製水和流およ
    びC3〜C4オレフィンを豊富に含む循環流を得、 (d)ガソリン溶媒中の第3オレフィンの少なくとも8
    0重量%をエーテル化するのに充分な量の第2アルコー
    ルがガソリンに含まれるようになり、C5〜C8含有第
    2ガソリン流が5重量%以下の量で抽残液に含まれるよ
    うになるまで、工程(a)の第2ガソリン流で精製水和
    流からアルコールを抽出し、 (e)酸性触媒の存在下に工程(d)の抽出流をエーテ
    ル化して、■未反応アルコール、■C5〜C8含有ガソ
    リンの非対称C8+ジアルキルエーテルおよび■少なく
    とも90重量%の非第3オレフィンが未反応であるC5
    〜C8含有ガソリンを本質的に含んでなるエーテル化流
    出液を得、 (f)工程(a)のオレフィン系ガソリン原料以外のC
    5+炭化水素流を添加することなく、C3〜C4アルコ
    ールを実質的に含まずエーテル化第3オレフィンを豊富
    に含むガソリン生成物を得るためのC3〜C4アルコー
    ルの選択的抽出に好ましい抽出条件下にエーテル化流出
    液を水で抽出して改質ガソリン生成物流を得る工程を含
    んでなるオレフィン含有ガソリンの価値を向上させる複
    合方法。
  2. 【請求項2】  第1の流れ中のC3〜C4オレフィン
    の少なくとも40重量%をアルコールに転化したとき、
    C5〜C8=を含む第2の流れにより水和流出液から抽
    出することのできるC3+アルコールの量が、第3オレ
    フィンの少なくとも80%をエーテル化するために充分
    な抽出液中C3+第2アルコール含量を提供するような
    相対割合で第1および第2の流れを提供するように、工
    程(a)の分留を制御することを更に含み、ガソリン生
    成物が、本質的に■C5〜C8=含有ガソリン沸騰範囲
    炭化水素および■各アルキル基が少なくとも3個の炭素
    原子を有するエーテルが得られるエーテル化C5〜C8
    =を含んでなる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  ガソリン生成物が少なくも8個の炭素
    原子を有するジアルキルエーテル1〜20重量%で富化
    され、ジアルキルエーテルがC5〜C8オレフィンのイ
    ソプロピルおよび第2ブチルエーテルからなる群より選
    択される請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】  工程(b)において、水性混合物が実
    質的にn−プロパノールを含まず、ガソリン生成物が蒸
    留領域においてプロセス流の成分を分離することなく製
    造される請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】  オリゴマー化C5〜C8オレフィン系
    ガソリンが接触クラキングプロセスの生成物である請求
    項2記載の方法。
  6. 【請求項6】  オレフィン系ガソリン流が70重量%
    までの第3アルケンを含む請求項1〜5のいずれかに記
    載の方法。
  7. 【請求項7】  工程(c)で用いるためのアルコール
    と水の共沸混合物を提供するために水和流出液を分離す
    ることを更に含む請求項1〜6のいずれかに記載の方法
  8. 【請求項8】  (a)軽油を接触クラッキングしてC
    1〜C10炭化水素を含むクラッキング生成物流を得、
    (b)クラッキング生成物流を第1の分留領域で分留し
    、 (c)C5〜C8オレフィン富化ガソリン流を第1の分
    留領域から抜き出し、 (d)抜き出したC3〜C8オレフィン含有ガソリン流
    を第2の分留領域において分留して、C3〜C4オレフ
    ィンが豊富になった第1の流れおよびC5〜C8オレフ
    ィンが豊富になりオレフィンのうち少なくとも10重量
    %は第3オレフィンである第2のガソリン流を得、(e
    )工程(d)の第1の流れをオレフィン水和領域に供給
    し、 (f)工程(e)の水和領域のC3〜C4オレフィンの
    少なくとも40重量%を水和条件下にアルコールに転化
    して、実質的にn−プロパノールを含まずイソプロピル
    および第2ブチルアルコールを含んでなり水和領域から
    水和流出液として流出する水性混合物を得、(g)第1
    抽出領域において、アルコールの選択的抽出に好ましい
    抽出条件下に、工程(f)の水和流出液を工程(d)の
    第2のC5〜C8ガソリン流で抽出することによりアル
    コール混合物を抽出してガソリンに混入し、(h)酸性
    触媒の存在下、本質的に■未反応アルコール、■C5〜
    C8オレフィン含有ガソリンの非対称ジアルキルエーテ
    ルおよび■非第3オレフィンの少なくとも90%が未反
    応であるガソリンからなるエーテル化流出液を製造する
    条件下に、C5〜C8ガソリン中の第3オレフィンの実
    質的に全てをイソプロピルアルコールおよび第2ブチル
    アルコールと反応させ、 (i)第2抽出領域において、非所望のC3〜C4アル
    コールの選択的抽出に好ましい抽出条件下にエーテル化
    流出液を水で抽出してC3〜C4アルコールを実質的に
    含まないガソリン生成物を提供する工程を含んでなり、
    それにより、低級オレフィン原料が、ガソリン生成物の
    酸素含量(重量%)を基準にしたオクタン価の向上がC
    5〜C8オレフィン含有ガソリンのメチルエーテレート
    またはエチルエーテレートによる向上より大きいガソリ
    ン生成物に改質される改質エーテル化ガソリンの製造方
    法。
  9. 【請求項9】  C5〜C8オレフィン含有流が、分岐
    状対直鎖状オレフィンの割合が2.5以上であるC5〜
    C8オレフィンを主要量で含む請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】  C3〜C4オレフィンをアルコール
    に転化したとき、C5〜C8オレフィン含有ガソリンに
    より水和流出液から抽出することのできるC3+アルコ
    ールの量が、■各アルキル基が少なくとも3個の炭素原
    子を有するエーテルが得られるC5〜C8オレフィンを
    含むガソリン沸騰範囲炭化水素、を本質的に含んでなる
    ガソリン生成物を得るために第3オレフィンの少なくと
    も80%をエーテル化するのに充分な抽出液中C3+第
    2アルコール含量を提供する請求項8または9記載の方
    法。
  11. 【請求項11】  ガソリン生成物が5〜25重量%の
    C5〜C8ジアルキルエーテルで富化され、ジアルキル
    エーテルがC5〜C8オレフィンのイソプロピルおよび
    第2ブチルエーテルからなる群より選択される請求項1
    0記載の方法。
  12. 【請求項12】  アルキル鉛添加剤を含まず、■少な
    くとも50重量%のC5〜C8オレフィンを含み第3オ
    レフィンが実質的に存在しないC5+ガソリン範囲炭化
    水素(「ガソリン」)および■ガソリン生成物の5〜2
    0重量%の量で存在する第3オレフィンのイソプロピル
    および第2ブチルエーテルであるC5〜C8第3オレフ
    ィンの非対称ジアルキルエーテルの、実質的にメチル第
    3ブチルエーテルを含まない混合物を含んでなり、ガソ
    リン生成物がガスクロマトグラフのスペクトルのC8+
    エーテルのピークのパターンにより特定され、ガソリン
    生成物の酸素含量(O重量%)を基準にしたオクタン価
    の向上がエーテルが10重量%の量で存在する場合の第
    3オレフィンのメチルエーテルにより提供される向上よ
    り大きいことを特徴とするエーテル富化ガソリン生成物
  13. 【請求項13】  ガソリンの分岐状対直鎖状オレフィ
    ンの割合が2.5以上である請求項12記載のガソリン
    生成物。
  14. 【請求項14】  アルキル鉛添加剤を含まず、メチル
    第3ブチルエーテルを実質的に含まない請求項8または
    9の方法により製造されたエーテル富有ガソリン生成物
  15. 【請求項15】  5〜25重量%のC5〜C8ジアル
    キルエーテルで富化されており、ジアルキルエーテルは
    C5〜C8オレフィンのイソプロピルおよび第2ブチル
    エーテルからなる群より選択され、ジアルキルエーテル
    が提供する酸素含量(重量%)を基準にしたオクタン価
    の向上がC5〜C8オレフィンのメチルエーテルによる
    向上より大きい請求項14記載のガソリン生成物。
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