JPH0422414A - 集塵装置およびその運転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、例えば製鉄所等における貯鉱槽、配合線等の
複数の発！！源から発生する粉塵を、集塵バッグ室を通
して排風機によって集塵する集塵装置およびその運転方
法に関するものである。

（ロ）従来技術 バック式集塵装置で、簗塵源が複数あるものでは、排風
機起動完了後、排風機の主ダンパは全開状態のままで、
各発塵源に臨む末端ダンパを開閉して運転しているのが
現状である（特開昭５５−９４６１６号公報）。

この場合、各発！！！源に臨む配管の太さが異なったり
、配管の長さが異なることが一般的である。

数箇所の発塵源を同時に集塵する場合に、十分な集塵効
果が得られないという問題が生している。

例えば、排風機に最も近いダクトが他に比べて太く、大
風量を可能としているような場合には、最も遠いダクト
では必要風量を確保できないということが多い。

この対策としては、新しく集塵機を増設するとか、既設
集塵機の能力を強化するなどの方法が考えられる。しか
し、いずれも莫大な設備投資を必要とし、また、運転コ
ストも上昇し、好ましくない。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、複数の発塵源にそれ
ぞれ対向する分岐ダクトのそれぞれの必要風量を確保で
きるようにした集塵装置およびその運転方法を得ること
にある。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の集塵装置は、複数の発塵源にそれぞれ対向させ
て分岐ダクトを設け、各分岐ダクトにそれぞれ末端ダン
パを設け、各分岐ダクトを主ダクトに接続し、該主ダク
トに集塵機、排風機および主ダンパを取り付けた集塵装
置において、必要な風量を確保すべき分岐ダクトに送風
機を設置した手段によって、上記課題を解決している。

本発明の集塵装置の運転方法は、複数の発塵源にそれぞ
れ対向させて分岐ダクトを設け、各分岐ダクトにそれぞ
れ末端ダンパを設け、各分岐ダクトを主ダクトに接続し
、咳主ダクトに集塵機、排風機および主ダンパを取り付
けた集塵装置において、必要な風量を確保すべき分岐ダ
クトに送風機を設置し、該分岐ダクトの風量を増すとと
もに、前記排風機の静圧を下げて、装置全体の風量を増
加させることからなる手段によって、上記課題を解決し
ている。

（ホ）実施例 第１図から第３図までを参照して、本発明の集塵装置お
よびその運転方法の実施例について説明する。

本発明は、第１図に示すように、複数の集塵源１ａ＋　
１ｂ＋・・・１ｅにそれぞれ対向させて分岐ダクト３ａ
３ｂ、−・−３ｅを設け、各分岐ダクト３ａ、　３ｂ、
・、−３ｅにそれぞれ末端ダンパ２ａ、　２ｂ、　２ｃ
・・・・２ｅを設け、各分岐ダクト３ａ、　３ｂ、・・
・３ｅを主ダクトに接続し、主ダクト４に排風機５、集
塵機６および主ダンパ７を取り付けた集塵装置に適用さ
れる。

本発明の集塵装置においては、必要な風量を確保すべき
分岐ダクト（例えば、３ｅ）に送風機１２ｅを設置する
。

さらに、本発明の集塵装置の運転方法は、必要な風量を
確保すべき分岐ダクト（例えば、３ｅ）に送風機１２ｅ
を設置し一１分岐ダクト３ｅの風量を増すとともに、排
風機５の静圧を下げて、装置全体の風量を増加させる。

分岐ダクト３ａ〜３ｄについても必要に応じ送風機を取
り付けることも可能である。

第１図に示す集塵装置において、ダンパ２ａと２ｅとを
開として集塵している場合、（２ｂ、２ｃ、２ｄは閉）
、配管内の圧力は、第２図（Ａ）のようになっている（
送風機１２ｅは無い場合）。

次に、送風機１２ｅを取り付けて運転することにより、
配管内の圧力は第２図ＣＢ）のように変化する。すなわ
ち排風機５における静圧は従来のｍ十ｌからｎ＋１’に
減少する（ｍ＞　ｎ　、　　ｌ　！−ｉ　Ｉ！　’　）
。

第３図に示す排風機の一般的特性から、静圧減少により
、全体の吸引風量がＱ曽→Ｏｎへ増加する。

この増加分だけ装置全体の風量が増加し、送風機１２ｅ
の能力により、１ｅでの集塵風量が確保されることにな
る。

従来、定格風量１０００ｎ（７分の排風機５をもつ集塵
装置において、５つの発ｍｍＩａ〜１ｅがあり、それぞ
れ集塵フードで集塵されていた。各発塵源１ａ〜１ｅに
おける必要風量を第１表に示す。発塵源１ａと１ｅのみ
集塵しようとダンパ２ａ、　２ｅを設定しても、分岐ダ
ク）３ｅでは、５０ホ／分しか風量がなく、必要風量２
００　ｒｒｆ　７分に対し不足するため、十分な集塵が
できない。

そこで、ダンパ２ｅと分岐ダク）３ｅとの間に軸流式の
送風機１２ｅ（定格風量２００　ｎ（７分）を取り付け
ることにより、第１表に示すように、分岐ダクト３ｅで
は必要風量２０Ｏｒ４７分を確保でき、もちろん分岐ダ
クト３ａでも必要風量を確保することができた。

第 表 （へ）効果 本発明によれば、必要風量を確保したい分岐ダクト内に
送風機を設置し、これを運転することにより、確実に集
塵風量を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の集塵装置の概略構成図。第２図は集塵
装置の各配管内の圧力変化を示すグラフ。 第３図は一般の排風機の特性を示すグラフ。 ｌａ、・・・１ｅ：発塵源 ２ａ、・・・２ｅ：ダンパ ３ａ、・・・３ｅ；分岐ダクト ４：主ダクト　　　　　５：排風機 ：集塵機 ：主ダンパ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の発塵源にそれぞれ対向させて分岐ダクトを設
   け、各分岐ダクトにそれぞれ末端ダンパを設け、各分岐
   ダクトを主ダクトに接続し、該主ダクトに集塵機、排風
   機および主ダンパを取り付けた集塵装置において、必要
   な風量を確保すべき分岐ダクトに送風機を設置したこと
   を特徴とする集塵装置。 ２、複数の発塵源にそれぞれ対向させて分岐ダクトを設
   け、各分岐ダクトにそれぞれ末端ダンパを設け、各分岐
   ダクトを主ダクトに接続し、該主ダクトに集塵機、排風
   機および主ダンパを取り付けた集塵装置において、必要
   な風量を確保すべき分岐ダクトに送風機を設置し、該分
   岐ダクトの風量を増すとともに、前記排風機の静圧を下
   げて、装置全体の風量を増加させることを特徴とした集
   塵装置の運転方法。