JPH0422009Y2 - - Google Patents

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JPH0422009Y2
JPH0422009Y2 JP1985189175U JP18917585U JPH0422009Y2 JP H0422009 Y2 JPH0422009 Y2 JP H0422009Y2 JP 1985189175 U JP1985189175 U JP 1985189175U JP 18917585 U JP18917585 U JP 18917585U JP H0422009 Y2 JPH0422009 Y2 JP H0422009Y2
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tube
compartment
inlet
sound waves
connecting tube
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、密閉した筐体と筐体内を区画する隔
壁と送入、排出筒等の組合わせにて排気ガス等に
伴い送入された騒音の音波を隔壁を介して音源側
に反射させてその反射音波と順次送られてくる送
入音波とを衝突せしめるとともに筐体内の各区画
室を通過させることによつて、主として草刈機、
噴霧機、チエーンソウ等小型エンジンの排気等に
伴う騒音の減衰を図る消音装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の斯かる消音装置としては、たとえば第2
図示のものがある。これは、密閉した筐体1内に
夫々多数の小孔2,3を有する隔壁4,5を縦に
配設して筐体1内を第1区画室6、第2区画室
7、第3区画室8の三室に区画し、第1区画室6
に送入筒9を、第3区画室に排出筒10を夫々配
設したものである。隔壁4としては金網を張設し
たものもある。しかして、この装置においては、
送入筒9より排気ガス等に伴い送入された騒音の
音波は、第1区画室6内にて拡散されて多数の小
孔2より第2区画室7に入り、隔壁5の多数の小
孔3より第3区画室8に抜け、排出筒10より外
部へ排出されるものであり、筐体1内における各
区画室6,7,8への通過に伴つて騒音の減衰を
図るものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、斯かる従来装置は上記構造のため、次
の問題点を有している。
a 各区画室を形成する隔壁4,5には多数の小
孔2,3が穿設されているので、送入筒9より
挿入された騒音の音波の隔壁4,5を介する音
源側方向への反射率は可及的に低減され、その
ため騒音の減衰効率が充分ではない。
b 筐体1は比較的小容積であり、送入筒9より
送入された騒音の音波は筐体1内に3列縦隊に
並んでいる各区画室を順次通過し排出筒10よ
り外部に排出されるので、装置内における騒音
の音波の通過距離が比較的短かく、そのため騒
音の減衰効率が充分ではない。
本考案は、斯かる従来装置の有する諸難点を解
消し、簡潔な構造できわめて騒音の減衰効果が良
好である小型消音装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は比較的小容積の装置内における隔壁お
よび騒音の音波の通過径路の構造に合理的な工夫
をなすことによつて、上記従来装置の有する問題
点の解決を図つたものであり、「隔壁を介して内
部を左右二室に区画した筐体において、一方の区
画室の上側部又は下側部に送入筒を配設し、他方
の区画室に排出筒を送入筒と上下方向反対側の位
置に配設し、前記送入筒は、音源からの音波が隔
壁を介して音源側に反射しその反射音波と順次送
られてくる送入音波とが衝突するべく、軸線方向
を隔壁と直交させて配設するとともに、筐体内に
接続筒を、その入口部と出口部とが夫々送入筒と
排出筒に対して上下方向反対側に離隔して遠方に
位置するべく、隔壁を介し二室に跨る状態に斜状
に傾斜して配設し、接続筒の入口部と出口部に
夫々適宜数の小孔を有する閉塞板を介在せしめ
た」ことを特徴とする。
〔作用〕
送入筒より排気ガス等に伴い送入された騒音の
音波は、送入筒を出ると隔壁に衝接し音源側に反
射されるとともにその反射音波と順次送られてく
る送入音波とが衝突して第1区画室内に拡散さ
れ、第1区画室内に送入筒と上下方向反対側に離
隔して遠方に位置している接続筒の入口部に向
い、接続筒の入口部に介在されている閉塞板の適
宜数の小孔より接続筒内に進入して接続筒内を第
2区画室側に向つて進行し、接続筒の出口部に介
在されている閉塞板の適宜数の小孔より第2区画
室内に入り、筐体の側壁の隅角部に衝接して音源
側方向へ反射されるとともにその反射音波と順次
送られてくる送入音波と衝突し、第2区画室内に
接続筒の出口部と上下方向反対側に離隔して遠方
に位置している排出筒に向い、排出筒を介して外
部へ排出される。
したがつて、送入筒より送入された騒音の音波
は、筐体内における区画室の隔壁と筐体の側壁隅
角部による音源側方向への反射に伴う反射音波と
順次送られてくる送入音波との衝突により低周波
数成分が効率的に減衰され、また、送入筒より第
1区画室、傾斜状態の接続筒、第2区画室を通つ
て排出筒に至る比較的通過距離の長い通過径路内
の通過に伴つて高周波数成分が効率的に減衰され
る。
〔実施例〕
別紙図面第1図について、本考案実施の一例を
説明する。11は密閉状の筐体で、該筐体11内
は中央部に縦に配設された隔壁12を介して第1
区画室13と第2区画室14とに区画されてい
る。第1区画室13の上側部には筐体11の側壁
111を介して送入筒15が、また第2区画室1
4の下側部には筐体11の側壁112を介して排
出筒16が夫々配設されている。送入筒15と排
出筒16の径は同径である。送入筒15は、音源
からの音波が隔壁12を介して音源側に反射しそ
の反射音波と順次送られてくる送入音波とが衝突
するべく、軸線方向を隔壁12と直交させて配設
されている。第1区画室13内の下側部には案内
筒17が配設されており、案内筒17の一側端部
は隔壁12下側部に設けられている挿入孔18を
介して第2区画室14の下側部に開口されてい
る。前記排出筒16の入口側端部は案内筒17内
に挿入されている。19は、筐体11内に隔壁1
2を介し第1区画室13および第2区画室14に
跨つて斜状に傾斜して配設された接続筒で、この
入口部は送入筒15に対して離隔して遠方に位置
するよう第1区画室13の下側部に位置してお
り、また、出口部は排出筒16に対して離隔して
遠方に位置するよう第2区画室14の上側部に位
置している。そして、接続筒19の入口部と出口
部には、夫々適宜数の小孔20,21を有する閉
塞板22,23が介在されている。
しかして、送入筒15より排気ガス等に伴い送
入された騒音の音波は、第1区画室13内に入り
隔壁12に衝接して音源側に反射されるととも
に、この反射の伴い反射音波が順次送入されてく
る送入音波と衝突し第1区画室13内にて拡散さ
れ、第1区画室13の下側部に位置している接続
筒19の入口部に向い入口部に介在されている閉
塞板22の適宜数の小孔20より接続筒19内に
進入する。接続筒19内に進入した騒音の音波
は、接続筒19内を第2区画室14上側部方向に
向つて上昇し、出口部における閉塞板23の適宜
数の小孔21より第2区画室14内に入つて筐体
11の側壁112の隅角部に衝接し、再び音源側
方向に反射されるとともに、その反射音波が順次
送り出されてくる送入音波と衝突して第2区画室
14内に拡散され、第2区画室14の下側部に開
口されている案内筒17の入口部に向い案内筒1
7内に進入する。案内筒17内に進入した騒音の
音波は排出筒16内に入り、排出筒16より外部
へ排出される。したがつて、送入筒15より送入
された騒音の音波は、筐体11内における区画室
13,14の隔壁12と筐体11の側壁112
隅角部による音源側方向への反射に伴う反射音波
と順次送られてくる送入音波との衝突により低周
波数成分が効率的に減衰されるとともに、送入筒
15より第1区画室13、傾斜状態の接続筒1
9、第2区画室14、案内筒17を通つて排出筒
16に至る比較的通過距離の長い通過径路内への
通過に伴つて高周波数成分が効率的に減衰され
る。
ちなみに、上記実施例に係る装置の具体的寸法
の一例を示すと次のとおりである。
筐体11の巾および奥行 65mm 筐体11の高さ 70mm 送入筒15、排出筒16 φ10mm 接続筒19 φ20mm 小孔20,21 φ3mm 小孔20,21の数 3〜4個 なお、上記実施例においては、送入筒15を第
1区画室13の上側部に、排出筒16を第2区画
室14の下側部に夫々配設し、接続筒19の入口
部を第1区画室13の下側部に、出口部を第2区
画室14の上側部に夫々位置せしめるものを示し
たがこれらの配置方法はこれと逆の場合であつて
もさしつかえない。また、第1区画室13の下側
部に第2区画室14下側部と接続する案内筒17
を配設し、第2区画室14内へ出た騒音の音波を
案内筒17内を介して排出筒16へ導くものを示
したが、この案内筒17は必ずしも設けなくても
さしつかえない。しかし斯かる案内筒17を介し
た場合にはそれだけ装置内における騒音の音波の
通過距離を増大し得ることとなるので可及的に騒
音の減衰効率を上げることができ、実際上好適で
ある。
しかして、上記実施例装置にて実験した結果、
従来装置においては10ホーン程度の消音であるの
に対して上記実施例装置においては30ホーン程度
の消音を図ることができ、従来装置に比して3倍
程度の減衰効率が得られた。
〔考案の効果〕
本考案は叙上のように構成したので、上述の従
来技術の有する諸難点を解消し、次の効果を有す
る。
1 送入筒と排出筒は夫々第1区画室と第2区画
室に上下方向反対側の位置に離隔して遠方に位
置するように配設されており、送入筒は、音源
からの音波が隔壁を介して音源側に反射しその
反射音波と順次送られてくる送入音波とが衝突
するべく、軸線方向を隔壁と直交させて配設さ
れている。そして第1区画室と第2区画室に跨
がる接続筒は、その入口部と出口部とが夫々送
入筒と排出筒に対して上下方向反対側に離隔し
て遠方に位置するべく、傾斜して配設されてい
る。したがつて送入筒と対向する隔壁部分には
開口部が全く形成されていないので、送入筒を
出た騒音の音波は隔壁に衝接して音源側に確実
に反射し、その反射音波と順次送られてくる送
入音波とが効率的に衝突して第1区画室内に拡
散され送入筒と上下方向反対側に位置する接続
筒の入口部に向かうこととなる。また、接続筒
内を通過して出口部より第2区画室に出た騒音
の音波は筒体の側壁隅角部に衝接して音源側に
反射するが、その際接続筒の出入口部における
適宜数の小孔を有する閉塞板を介して通過する
音波の圧力が可級的に高められるので、その反
射に伴う反射音波と順次送られてくる送入音波
とが再び衝突して第2区画室内に拡散されるこ
ととなる。したがつて、送入筒を出た音波の第
1区画室の隔壁および接続筒を出た音波の第2
区画室の側壁隅角部を介した反射に伴う反射音
波と送入音波との効率的な衝突によつて騒音の
低周波成分の減衰効率を充分に高揚せしめるこ
とができる。
2 筐体の大きさを従来と同様の小容積なものと
なしても、一対の区画室に跨る接続筒を配設
し、この接続筒の送入筒および排出筒に対する
配置の工夫による通気径路の形成により、従来
に比し装置内における騒音の音波の通過距離を
!?かに長くなすことができ、そのため従来に比
し騒音の高周波成分の減衰を充分に図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る小型消音装置の一実施例
を示す縦断面図、第2図は従来装置の一例の縦断
面図である。 11……密閉状の筐体、111,112……筐体
11の側壁、12……隔壁、13……第1区画
室、14……第2区画室、15……送入筒、16
……排出筒、19……接続筒、20,21……小
孔、22,23……閉塞板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隔壁を介して内部を左右二室に区画した筐体に
    おいて、一方の区画室の上側部又は下側部に送入
    筒を配設し、他方の区画室に排出筒を送入筒と上
    下方向反対側の位置に配設し、前記送入筒は、音
    源からの音波が隔壁を介して音源側に反射しその
    反射音波と順次送られてくる送入音波とが衝突す
    るべく、軸線方向を隔壁と直交させて配設すると
    ともに、筐体内に接続筒を、その入口部と出口部
    とが夫々送入筒と排出筒に対して上下方向反対側
    に離隔して遠方に位置するべく、隔壁を介し二室
    に跨がる状態に斜状に傾斜して配設し、接続筒の
    入口部と出口部に夫々適宜数の小孔を有する閉塞
    板を介在せしめたことを特徴とする小型消音装
    置。
JP1985189175U 1985-12-10 1985-12-10 Expired JPH0422009Y2 (ja)

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JPS6297210U JPS6297210U (ja) 1987-06-20
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Citations (1)

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JPS5126246B2 (ja) * 1974-06-25 1976-08-05

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JPS6297210U (ja) 1987-06-20

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