JPH042163Y2 - - Google Patents

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JPH042163Y2
JPH042163Y2 JP6775684U JP6775684U JPH042163Y2 JP H042163 Y2 JPH042163 Y2 JP H042163Y2 JP 6775684 U JP6775684 U JP 6775684U JP 6775684 U JP6775684 U JP 6775684U JP H042163 Y2 JPH042163 Y2 JP H042163Y2
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piece
tip
spring clip
rail
rail fastening
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JP6775684U
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【考案の詳細な説明】 本考案は軌条締結装置用ばねクリツプに係るも
のである。
第11図乃至第13図は従来のばねクリツプを
示し、後端彎曲部1′より上部片2′及び先端部に
倒L型立上り部片3′aを有する下部片3′が延設
され、上下部片2′,3′には夫々ボルト孔4′,
5′が穿設されている。
第15図乃至第17図は前記ばねクリツプを使
用した軌条締結装置を示し、6′は軌条、7′は軌
条パツド、8′は前記ばねクリツプの上下各部片
のボルト孔を貫量し枕木9′に埋設された埋込栓
10′に螺着された軌条締結ボルト、11′はばね
クリツプの彎曲部1′を支承する絶縁緩衝体、1
2′は座金で、前記ボルト8′によつてばねクリツ
プの上部片2′のイ部を上方から圧着することに
よつて、下部片3′の倒L型立上り部片3′a先端
部ロによつて軌条を弾性締結するようになつてい
る。(第15図参照) 前記従来のばねクリツプを使用して軌条底部の
締結力を大きくしようとする場合、第18図乃至
第20図の力学モデルに示すように、下部片3′
の絶縁緩衝体11′並に軌条6′底部における支点
B,C間のアームの長さLを十分に長くするとと
もに、それによつて発生する曲げモーメントに十
分耐え得るようにばね厚を十分に厚くする必要が
ある。
しかしながら実際の設計においては、ばねクリ
ツプにおける倒L型立上り部片3′aの彎曲部ハ、
ニにばねクリツプの肉厚に応じた十分な曲率半径
γを設ける必要があるので、形状が大型化し、或
いは複雑な形状となる。
また前記ばねクリツプによつて軌条を締結した
場合、第18図乃至第20図に示すような力が作
用する。図中Tはボルト締結力、Flはばねクリツ
プの先端部に作用する力のうち下部片3′先端が
負担する力、Fuは上部片2′先端が負担する力で
ある。このようなばねクリツプではFlに対応する
上部片2′のボルト締付部A点、下部片3′の絶縁
緩衝材による支点B点を固定支点とするばね常数
は極めて低いが、Fuに対応するばね常数は、AB
点及び下部片3′先端部のC点が固定点となるの
で極めて高くなるとともに、A点に生起する曲げ
応力も低いのが通前である。逆にいえば、ばねク
リツプの先端軌条押え位置C点のばね常数(この
場合、Fl,Fuに対応するばね常数の総和となる)
を低くして、ばねクリツプの先端の撓み量を十分
大きくとるには、可能な限り上部片2′のばね作
用が生起するように工夫することが、ばねクリツ
プを出来るだけ小型にして十分な軌条締結力とば
ねクリツプ先端の十分な押え込み量(撓み量)を
得るために必要となる。
本考案はこのような実情に鑑みて提案されたも
ので、後端半円形彎曲部より、先端部に軌条底部
側縁に係止する倒L型立上り部片を有する下部
片、及び軌条底部弾圧用上部片が夫々延設される
とともに、前記上下両部片に軌条締結ボルトが貫
挿されるように構成された軌条締結用ばねクリツ
プにおいて、前記上部片の中央部に先端に至るに
伴つて幅の漸大する扇形開口部を欠截し、上部片
両側に一双の先細りのアームを形成してなること
を特徴とする軌条締結装置用ばねクリツプに係
り、その目的とする処は同一厚さの板ばねを使用
して、小型で十分な軌条締結力と十分な先端撓み
量を有する改良された軌条締結用ばねクリツプを
提供する点にある。
本考案においては前記したように、ばねクリツ
プの上部片の中央に先端に至るに伴つて幅の漸大
する扇形開口部が欠截され、その両側に一双の先
細りのアームが設けられているので、曲げ力作用
時の上部片の撓み量が大きくなる。而して軌条締
結ボルトを締結することによつて上下部片の先端
部の間隔が減少し、前記上部片における扇形開口
部を挾む両側に設けられた一双の先細りのアーム
が下部片先端に接触することによつて曲げモーメ
ントと捩りモーメントが作用し、上部片先端には
前記曲げモーメント及び捩りモーメントによる撓
みが発生する。しかもこれらの撓みは上部片に先
端に至るに伴つて幅の漸大する扇形開口部を設け
ることによつて、同先端部に生じる曲げ応力と捩
り応力との合成応力を許容応力限度とし、上部片
全体に一様に作用する。このように軌条締結ボル
トによる締結作用によつて、上部片先端部が下部
片先端部に接するまで殆んど応力の発生を生起し
ない上部片に前記ボルト締結時に大きな応力が均
等に発生し、ばねクリツプ全体の有する弾性エネ
ルギが最大に蓄積され、この結果、軌条底部片を
弾圧しているばねクリツプ先端の撓み量を、同ク
リツプの板厚を変えることなく増大させ、小型で
十分な軌条締結力を発揮させることができるもの
である。
以下本考案を図示の実施例について説明する。
第1図乃至第4図に示すように、ばねクリツプ
後端の半円形彎曲部1の上下両端から夫々前に延
びる上部片2及び下部片3が延設され、下部片3
の先端には倒L型立上り部片3aが曲成されてい
る。図中4は軌条締結用ボルト孔である。
上部片2は先端に至るに伴つて幅の漸大された
扇形開口部5が欠截され、同開口部5の両側に先
細り状の一双のアーム6,6が形成されている。
第5図乃至第7図は前記ばねクリツプの使用状
態を示し、7は前記上部片2の開口部5及び下部
片3の前記ボルト孔4を貫通する軌条締結用ボル
トで、枕木8に埋設された埋込栓9に螺着される
ようになつている。10は軌条でその底部側縁に
前記下部片3の倒L型立上り部片3aが係止して
いる。11は軌条パツド、12は座金、13は絶
縁緩衝材である。
而して軌条締結状態では第8図乃至第10図に
示すような荷重が作用する。T1はボルト7から
座金12を介して受ける力、F1は上部片2の先
端アーム6が下部片3の先端の倒L型立上り部片
3aから受ける力、F2は同立上り部片3aが軌
条10底部上面から受ける力で、これらの力がば
ねクリツプに作用する。なおeはF1とT1との軌
条と平行なs−s方向(第8図参照)における偏
心量、lはT1とF1との軌条と直角なz−z方向
間の距離であつて、前記各力が作用するとばねク
リツプ上下部片2,3の先端部間の開きδ1がボル
ト7の締付力によつて減少し、前記アーム6が倒
L型立上り部片3aに接触する。
更に前記ボルト7を締付けることによつて力
F1が発生し、上部片2に曲げモーメント2F1l及
び捩りモーメント2F1eが作用し、上部片2にお
けるアーム6の先端部には前者の曲げモーメント
による撓みδ3と、後者の捩りモーメントによる撓
みδ2とが発生する。しかもこれらのモーメントに
よつて発生する撓みδは、上部片2に前記したよ
うに先端部に至るに伴つて幅の漸大された扇形開
口部5が欠截されているので、アーム6の先端部
に生じる曲げ応力と捩り応力との合成応力が許容
応力限度になるよう、且つ上部片2の全体に均一
状態に作用するようになり、δ=δ1+δ2+δ3を大
きくとることが可能となる。即ちばねクリツプの
応力は上部片2におけるアーム6の先端が下部片
3の先端の倒L型立上り部片3aに接するまで
は、後端部点Bで比較的大きな応力が発生する
が、ボルト圧締部のA点では殆んど応力の発生は
ない。更にボルト7を締付けることによつて、そ
れまで殆んど応力が発生していない上部片2に大
きな応力が均等に発生することとなり、ばねクリ
ツプ全体の有する弾性エネルギを最大に蓄積する
ことが可能となり、このため軌条底部を弾圧して
いるばねクリツプの先端撓み量を大きくとれる設
計が可能となる。
また前記実施例では前記上部片2のアーム6先
端が下部片3の先端の倒L型立上り部片3aに完
全に軽く接触するまで締結したのち、前述のδ2
δ3に相当する撓みが生じるように更に締結する。
この規制は前記の接触後、ボルト7の回転角で行
なうことができる。
また前記開口部5の側縁は直線状に形成されて
いるが、応力状態を考慮して屈曲線状の先細り形
状としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る軌条締結装置用ばねクリ
ツプの一実施例を示す斜面図、第2図はその側面
図、第3図はその平面図、第4図はその正面図、
第5図はその使用状態を示す側面図、第6図はそ
の平面図、第7図は第5図の矢視図、第8図及
び第9図並に第10図は夫々その作用状態を示す
斜面図及び側面図並に正面図、第11図は従来の
軌条締結装置用ばねクリツプの斜面図、第12図
はその側面図、第13図はその平面図、第14図
はその正面図、第15図はその使用状態を示す側
面図、第16図はその平面図、第17図は第15
図の矢視図、第18図及び第19図並に第2
0図は夫々その作用状態を示す斜面図及び側面図
並に正面図である。 1……半円形彎曲部、2……上部片、3……下
部片、3a……倒L型立上り部片、5……扇形開
口部、6……アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後端半円形彎曲部より、先端部に軌条底部側縁
    に係止する倒L型立上り部片を有する下部片、及
    び軌条底部弾圧用上部片が夫々延設されるととも
    に、前記上下両部片に軌条締結ボルトが貫挿され
    るように構成された軌条締結用ばねクリツプにお
    いて、前記上部片の中央部に先端に至るに伴つて
    幅の漸大する扇形開口部を欠截し、上部片両側に
    一双の先細りのアームを形成してなることを特徴
    とする軌条締結装置用ばねクリツプ。
JP6775684U 1984-05-11 1984-05-11 軌条締結装置用ばねクリツプ Granted JPS60181403U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6775684U JPS60181403U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 軌条締結装置用ばねクリツプ

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JP6775684U JPS60181403U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 軌条締結装置用ばねクリツプ

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Publication Number Publication Date
JPS60181403U JPS60181403U (ja) 1985-12-02
JPH042163Y2 true JPH042163Y2 (ja) 1992-01-24

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