JPH04211197A - 導電性カバーの製造方法 - Google Patents

導電性カバーの製造方法

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JPH04211197A
JPH04211197A JP5881691A JP5881691A JPH04211197A JP H04211197 A JPH04211197 A JP H04211197A JP 5881691 A JP5881691 A JP 5881691A JP 5881691 A JP5881691 A JP 5881691A JP H04211197 A JPH04211197 A JP H04211197A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は導電性カバーに関し、特
にカメラ等の光学機器、家電製品、コンピュータ、ワー
ドプロセッサーあるいは計測機器等に用いられる2つ以
上の筐体を接合してなる導電性カバーに関する。 [0002] 【従来の技術】従来カメラ等の光学機器、家電製品、コ
ンピューター、ワードプロセッサ或は計測機器等の電子
機器の外装カバーには、電子機器内部の高周波発振回路
やモーター、ブラウン管等から発生する電磁波が外部に
漏れない様に電磁波に対するシールド性が要求されてい
る。特に近年電子機器の小型化、怪事化に伴ない外装カ
バーがプラスチック化されており電磁波シールド対策は
重要な課題となっている。
【0003】そして従来プラスチックカバーの電磁波シ
ールド対策としては、導電性塗料を用いた吹付塗装が亜
鉛溶射、無電解銅めっき、At真空蒸着或は導電プラス
チックを用いる等の方法が挙げられる。 [0004]ところでこの様な電子機器の外装カバーは
通常複数個の筐体を接合して形成されており、外装カバ
ー全体を電磁波シールド性にする為には各々の筐体間を
導通させる必要がある。しかし、例えば図4Aに示す無
電解銅めっき41、ニッケルめっき42を施した筐体を
用いる場合、筐体のめっき面をつき合せて接合しただけ
では、密着性が悪く十分な導通を取ることができず接合
部から電磁波が漏れてしまう。 [0005]そこで従来、2つ以上の筐体を接合してな
るカバーにおいて、2つ以上の筐体を導通させる方法と
しては、例えば図4に示す様に導線43と座金44を用
いて2筐体を接合する方法が用いられている。 [0006]即ち、導線と座金を用いることによって2
つの筐体を電気的に接続して2つの筐体の突き合せだけ
では不十分な導通を補うものである。しかしこの方法は
近年の製品の小型化に伴なって導線の引き回しのスペー
ス及び座金の固定スペースの確保が困難となってきてい
る。更に部品点数の増加によってコストも増大するとい
う問題点も有った。また、座金と導線を用いずに、筐体
の接合部に銀ペースト等を塗布して、接合部の密着性を
向上させて、筐体間を導通させる方法もあるが接合部全
てに銀ペーストを塗布する必要があり作業工程数が大幅
に増加する為コスト的にも問題がある。 [0007]更に、無電解銅めっき等を施したプラスチ
ック筐体は、カバーの組立てに先立って化粧塗装を行な
う必要があるが筐体の接合部分や座金の固定部分は、塗
装の際に塗装膜付着を防止するために、テープや治具に
よってマスキングする必要があり、作業工程数が大幅に
増大し、コスト面で問題があり、また量産性に欠ける。 [0008]更にまた無電解銅めっきを施したプラスチ
ック基材は、銅の腐食を防ぐ為に通常は銅めっき上に無
電解ニッケルめっきを施しているが、このニッケルめっ
き表面は化粧塗膜との密着性が悪く、特殊な塗料(例え
ばオリジン電気KKのオリジンプレート)を用いる必要
がありコスト面で大きな問題となる。 [0009]他方、プラスチック筐体に導電性塗料を用
いて吹付は塗装して、化粧塗装を行なうと共に電磁波シ
ールド性を付与する方法も有るが、電磁波シールド性を
確保する為に少なくとも50μm以上の膜厚を必要とし
、筐体を接合した時の接合部分の精度が悪くなるという
問題点がある。 [00101又筐体間の嵌合部で塗装が剥離し易く筐体
間が導通不良となり易い。 [00111又、導電性プラスチックを用いた場合、導
電フィラーが表面に出ていないため接合部で導通がとれ
ず2つの筐体の導通を取る方法としては図4(B)に示
す様に筐体ダンピングネジ46で接合する方法が知られ
ている。 [0012]即ち、導電性プラスチックは樹脂に導電性
フィラーを混合したもので、ダンピングネジを用いるこ
とによって2つの筐体を接合すると共に筐体間の導電フ
ィラーの接触性を向上させて筐体間の導通を図るもので
ある。 [0013]Lかしこの方法も筐体に予めダンピングネ
ジの為の加工を行なう必要があり、作業工程の増加、導
電カバーの重量の増加、コストアップという問題があり
、又、導電性プラスチック材料そのもののコストが高く
、また量産性に欠ける。 [0014] この様に近年小型、軽量化する電子機器
に対応して、軽量でスペースを取らず且つ少ない作業工
程数で、優れた電磁波シールド性を有し、また優れた塗
膜物性の化粧塗膜を有する導電性カバーが求められてい
る。 [0015]
【発明が解決しようとしている課題】本発明は上記の問
題点に鑑みなされたものであり、複数の筐体を面接合さ
せるだけで良好に導通を取ることができ、また、電磁波
シールド性に優れ且つ良好な塗膜物性の外装塗膜を有す
る、導電性カバー、及びその製造方法を提供することを
目的とするものである。 [0016]又、本発明は、優れた電磁波シールド性を
有し且つ良好な塗膜物性の外装塗膜を有する電子機器を
提供することを他の目的とするものである。 [0017]
【課題を解決するための手段】本発明の導電性カバーは
、少なくとも2つ以上の筐体が面接点で接合している導
電性カバーであって、該筐体同士が該接合面で、導電性
電着塗膜を介して導通されてなることを特徴とするもの
である。 [0018]また本発明の電子機器は導電性カバーで囲
まれてなる空間に電磁波ノイズ発生源を内蔵してなる電
子機器に於て、該導電性カバーが少なくとも2つ以上の
筐体が、面接点で接合してなり該筐体同士が該接合面に
於て導電性電着膜を介して導通されてなることを特徴と
するものである。 [00191更に本発明の導電性カバーの製造方法は、
少なくとも2つ以上の筐体が、面接点で接合している導
電性カバーの製造方法に於て、該筐体同士を、各々の接
合面に於て導電性電着膜を介して接合することを特徴と
するものである。 [0020]本発明によれば、導電性電着膜は、筐体表
面に樹脂と導電性粒子を同時に析出させ次いで樹脂を架
橋させて形成されるもので吹付塗装と異なり、導電性粒
子が非常に緻密に析出するため薄膜であっても十分な導
電性を有すると共に樹脂の存在によって柔軟な膜となり
、筐体同士をつき合せるだけでも密着性が良好となるた
め、2つ以上の導電性の筐体を導電性電着膜を介して接
合することで筐体同士が十分に導通を取ることができ、
電磁波シールド性に優れた導電性カバーを得ることがで
きるものと考えられる。
【0021】以下、本発明の詳細な説明する。 [00221本発明の導電性カバーは、少なくとも2つ
以上の筐体が面接点で接合しているカバーであって、前
記筐体の面接合点が導電性電着塗装被膜(以下、導電性
ED膜と記す)を介して導通しているために、筐体間の
導通が良好となり、さらに電着膜により電磁波シールド
性が向上し、また電着膜が良好な付着性、耐食性等の物
性を有し、外装塗装の適用にも有効である。 [00231図1は本発明の導電性カバーを本体部分1
1の外装カバーに用いたラップトツブパソコンの構成の
一例示すもので(A)は斜視図、 (B)はD−D’ラ
インでの部分断面図である。同図IBにおいて、本発明
の導電性カバーは、筐体AとA′の2つの筐体が面接点
で接合し、一方の筐体Aの非金属基材1の上には金属銅
薄膜等のめっき層2が形成され、その上に化学着色被膜
3を設け、該化学着色被膜3の上に導電性ED膜4を設
けてなり、また他方の筐体A′は前記筐体Aと同様の構
成からなり、両者の筐体AとA′の接合面6は導電性の
電着塗装被膜4を介して導通している構成からなるもの
である。 [0024]本発明に於て導電性ED膜4は化学着色膜
上に電着可能な樹脂及び導電性粒子を電着塗装法を用い
て析出させ次いで加熱、光照射などにより樹脂を架橋さ
せたもので、導電性粒子が高密度に含有されてなり薄膜
であっても良好な導電性を有し且つ筐体の接合面に於て
導電性ED膜がある程度の柔軟性を有するため筐体同士
を密着せしめることができるため筐体同士の接合だけで
、筐体間の導通を得ることができ且つ接合部の精度を損
なうことがない。 [0025]又導電性ED膜は筐体に電磁波シールド性
を付与できると共に導電性粒子の粒径を選択することに
よって筐体表面を適度に梨地化することができ、化粧塗
膜としても好適に用いることができるため、従来行なっ
ていた化粧塗装の際の筐体の接合部のマスキング工程も
不要とするものである。 [0026]本発明に於て電着膜中に樹脂と共に析出さ
せる導電性粒子としては電着膜に導電性を付与すること
のできるものであれば特に限定されず、例えばセラミッ
ク粉体の表面に金属めっきした粉体(金属化セラミック
粉体)、天然マイカ粉体の表面に金属めっきした粉体(
金属化天然マイカ粉体)或いは、これらの混合物や平均
粒子径0.01〜5μmの超微粒金属粉体2表面に金属
被覆を有する樹脂粉体等或いはこれらの混合物、更には
金属化セラミック粉体及び金属化天然マイカ粉体から選
ばれる1種又は2種の粉体と超微粒金属粉体及び金属化
樹脂粉体から選ばれる1種又は2種の粉体との混合物な
どを用いることができる。特に、上記導電性粒子の中で
金属化セラミック粉体や金属化天然マイカは、析出させ
た場合、電着終了後に電着膜へのエネルギーの印加、例
えば加熱処理を行なって電着膜を架橋させる際に加熱温
度として通常の130〜180℃必要なところを90℃
〜100℃の低温で完全に架橋させることができ良好な
塗膜物性の導電性ED膜を製造できるため、この導電性
ED膜を化粧塗膜として適用する場合に特に好ましい。 [0027] これらの金属化セラミック粉体や金属化
天然マイカ粉体或いはその混合物を含有する電着膜が低
エネルギーで硬化する理由については明らかでないがこ
れらの粉体は表面がすぐに酸化されてしまう金属粒子と
異なり粉体の表面と金属被覆の相互作用により粉体表面
をある程度活性な状態で維持するため硬化時に、その活
性表面が架橋点となり電着膜の硬化を促進するためと考
えられる。 [0028]本発明に於て用いられる金属化セラミック
粉体及び金属化マイカ粉体としては、セラミック粉体或
いは天然マイカ粉体の表面をCu、 Ni、 Ag、 
Au。 Sn等でめっきしたものが用いられる。これらの粉体表
面のめっきはシールド性やコストの点からCu、Ag及
びNiを好適に用いることができ粉体表面への形成方法
としては無電解めっきが適している。また、粉体表面の
めっき厚としては、0.05μm〜3μm、特に0. 
15〜2μmとした場合、優れたシールド性と低温硬化
時の良好な塗膜物性を得ることができ、3μmより厚く
めっきを形成した場合、表面特性が金属粒子と類似して
しまい表面が極めて活性となるため空気中で酸化されて
架橋点が減少し、低温焼付時の電着膜の硬化が不十分と
なり易い。 [0029]又、粉体へのNiめっきの形成に於て例え
ば特開昭61−276979号公報に開示されている様
に、粉体の水性懸濁液を作成し、次いでこの懸濁液に無
電解ニッケルめっきを老化液を添加して粉体表面にニッ
ケルめっき形成させて、りん含有率の低い例えば5%以
下としたN1めっきを施した場合導電性が向上し、Cu
めっきとほぼ同等のシールド性を有する電着膜を形成で
きる。
【0030】そしてセラミック粉体及び天然マイカ粉体
の平均粒径はその表面活性に寄与する表面積及び電着塗
料中での分散性を考慮した場合0.1〜5μm、特に0
.15〜3μm、更には0.5〜2μmの範囲が好まし
い。
【0031】又本発明に用いられるセラミックとは、熱
処理によって製造された非金属の無機質固体材料であっ
て、例えば酸化アルミニウム、窒化チタン、窒化マンガ
ン、窒化タングステン、タングステンカーバイド、窒化
ランタン、硅酸アルミニウム、二硫化モリブデン、酸化
チタン、硅酸等が挙げられ、又、天然マイカとしてはフ
ロゴバイトマイ力、セリサイトマイカ、マスコバイトマ
イカ等が挙げられる。 [0032]次に、導電性粒子として他に前述した様に
平均粒子径0.01〜5μmの超微粒金属粉体や平均粒
子径0. 1〜5μmの表面を金属化した樹脂粉体も用
いることができ、例えば超微粒金属粉体としては熱プラ
ズマ蒸発法によって得られるAg、Co、Cu、Fe、
Mn、Ni、Pd、Sn、Te等の粉体が挙げられ、そ
の平均粒径は0.01〜5μm1特に0.01〜0.1
μm、更には0.03〜0.07μmの範囲のものが好
ましい。0.01μm未満では二次凝集作用を生じ5μ
mを越えると電着塗料中で沈降してしまい、又塗装部材
が金属光沢を生じ、所望の色の塗装に支障となる。 [0033]また、本発明の金属化樹脂粉体としては例
えばフッ素樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ナイロン等の樹脂粉体表面にセラミッ
クの場合と同様にCuやN1を厚さ0.05〜3μmに
形成して得られる。 [0034]又この樹脂粉体の平均粒径も約0.1〜5
μm程度が好ましい。 [0035]上記の導電性粒子は各々単独で電着膜中に
含有させることで電磁波シールド性及び良好な塗膜物性
の電着塗装部材を得ることができるが、金属化セラミッ
ク粉体や金属化マイカ粉体或いはその混合物1に対して
超微粒金属粉体や金属化樹脂粉体或いはその混合物を重
量比で0.2〜3の割合で添加した場合、図6に示す様
に電着膜中の金属化セラミック粉体及び/又は金属化天
然マイカ粉体61の空隙を該超微粒金属粉体及び/又は
金属化樹脂粉体62が満たし、各粉体間の接触面積が増
大する。その結果筐体接合面の導電性が向上するため導
電性カバーのシールド性が一層向上し、且つ金属化セラ
ミック粉体及び/又は金属化天然マイカ粉体の作用によ
り低温での加熱処理でも優れた塗膜物性を有する基材へ
の密着性の良好なED膜を有する導電性カバーを得るこ
とができる。 [0036]本発明に於て電着可能な樹脂としては、従
来より電着塗料に用いられる樹脂を用いることができる
。 [0037]例えばアニオン型電着塗料の場合、樹脂の
電着に必要な負の電荷と親水性を与えるためにカルボキ
シル基の様なアニオン性官能基を持った樹脂が用いられ
、又カチオン型電着塗料の場合正の電荷と親水性を与え
るためにアミノ基のようなカチオン性官能基を持った樹
脂が用いられる。 [0038]具体的には、上記の官能基を有する、ある
いは、上記の官能基を導入したアクリル・メラミン樹脂
、アクリル樹脂、アルキド樹脂、マレイン化ポリブタジ
ェンやそれらのハーフエステル、ハーフアミド、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル糸樹脂、ポリエー
テル糸樹脂などが挙げられる。又これらの樹脂の中で自
己架橋性でないものは硬化剤として例えばメラミン樹脂
やブロックポリイソシアネート化合物との混合物と共に
用いられる。 [0039]そして本発明の導電性ED膜に於て導電性
粒子の含有量としては、筐体A及びA′の導通性及び導
電性カバーの電磁波シールド性(例えばVCCI規制値
である30〜40dB以上の減衰量)や、又化粧塗膜と
して、基材への密着性耐食性等の塗膜物性を考慮した場
合、硬化後の電着膜に於て5〜50wt%、特に10〜
40wt%、更には15〜35wt%が好ましい。 [0040150wt%を越えると塗膜の読下によって
、外装塗膜としては不適で5wt%未満では筐体間の導
通が不十分となり導電性カバーの電磁波シールド性が不
十分となる。 [0041]なお、電着膜中の導電性粒子は、X線マイ
クロアナライザーによって同定でき、また含有量は熱重
量分析装置を用いて測定できる。 [0042]次に、図1の本発明の導電性カバーの製造
方法について説明する。 [0043]まず、筐体Aの非金属基材1にめっきを施
し、さらに化学着色被覆を形成する。非金属基材として
は、特に制限することはなく、ラップトツブコンピュー
ターやコードレステレフォン等のプラスチック筐体に用
いられているプラスチック材料が用いられ、例えばAB
S樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS−ポリカーボネ
ートアロイ、ポリアセタール樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテル
イミド樹脂、ガラス繊維充填ABS樹脂、ガラス繊維充
填ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポ
リプロピレン等が挙げられる。 [0044]非金属基材には、一般に知られているプラ
スチック上のめっき法で行なわれているように、エツチ
ングし次いで触媒処理、例えばパラジウム処理をし導電
化した後、金属薄膜を形成する。 [0045]前記非金属基材に金属薄膜を形成する方法
は無電解めっき、あるいは電解めっき等により行なうこ
とが好ましい。 [0046]次に、金属銅薄膜の上に化学着色被膜3を
形成する。この化学着色被膜3として、例えば、先に基
材1上に形成しためっき層2の表面処理によって得られ
る化学着色膜は、導電性ED膜との密着性が良い為、基
材1と導電性電着膜4の密着性をより向上させることが
できる為好ましい。この化学着色膜が導電性ED膜と良
好な密着性を示す理由は明らかでないが、この化学着色
膜表面は、非常に微細なpourを多数有し、ED膜と
の間で物理的な吸着が生じると共にED模膜中ポリマー
の官能基及び導電性粒子の表面の活性点と化学着色膜と
の間で化学的な吸着が生じる為に格段に優れた密着性が
生じるものと考えられる。又、本発明に於て銅の表面処
理によって得られる化学着色膜、例えば酸化銅、亜酸化
銅、炭酸銅、硫化銅、水酸化銅アンモニウム等はED膜
の密着性に優れ、特に酸化銅はED膜の基材への密着性
、金属薄膜2,2′の耐食性、ED膜の均一性の点で特
に好適に用いられる。 [0047]従って本発明に於て、金属薄膜2としては
銅を用いるのが好ましく、又、金属基材として銅以外の
材料を用いる場合、その周囲に銅めっきを施すことが好
ましい。 [0048]又、この時、金属薄膜2は、ED膜形成の
為の電極及び表面に化学着色膜を形成するためのもので
その膜厚は0.01μm以上0.2μm以下、特に0゜
05〜0.15μmが好ましい。 [0049]膜厚が0.2μmを越えると銅薄膜の形成
に時間がかかり、又電着塗装部材の重量の増加と共に作
業能率が低下するので好ましくない。 [00501また、金属銅薄膜上に直接電着塗装被膜を
形成すると、銅が電着塗料中に溶解して蓄積され塗膜物
性に悪影響を与えるが、化学着色被膜の酸化銅被膜上に
電着塗膜を形成すれば銅の溶解は防止され、電着塗料中
に銅イオンの存在は認められない。 [0051]また、上記の化学着色膜の形成方法として
は例えば、硫酸銅+塩素酸カリウム混液、塩化銅+酢酸
銅+ミョウバン混液等に銅メツキ層が形成された基材を
浸漬することによって銅の酸化物層を形成できる。銅の
硫化物層を形成する方法としては、硫化カリウム+塩化
アンモニウム混液、次亜硫酸ソーダ+酢酸鉛混液等に浸
漬する方法が挙げられる。銅の水酸化物層を形成する方
法としては、硝酸銅+塩化アンモニウム+酢酸混液等に
浸漬する方法が挙げられる。また酸化物層の1つである
銅の亜酸化物層を形成する方法としては硫酸銅+塩化ナ
トリウム混液、硫酸銅+塩化アンモニウム混液等に浸漬
する方法が挙げられる。 [0052]次に化学着色被膜を施した基材を電着塗料
中に浸漬して電着を行ない、化学着色膜被膜上に電着膜
を形成する。 [0053] この電着工程は通常の電着塗装の方法に
従って行なえばよく例えば電着樹脂がアニオン性の場合
、基材側を陽極とし、カチオン性の場合には基材側を陰
極として液温20〜25℃の範囲で印加電圧50〜20
0■、電流帯go、  5〜3A/dm2.処理時間1
〜5分の範囲で電着を行ない、化学着色膜上に樹脂及び
導電性粒子を共に析出させる。 [0054] このとき樹脂と導電性粒子が共に析出す
る理由は以下の様に考えられる。即ち電着可能な樹脂は
塗料中にて該樹脂に結合している官能基がイオン化して
おり直流電圧を被塗物と対極の間に印加することで樹脂
は被塗物へ引かれて析出する。そしてこの樹脂は電着塗
料中では、導電性粒子の周囲に吸着しているため、樹脂
の被塗物への移動に伴なって導電性粒子も移動して被塗
物上で樹脂と共に析出するものである。 [0055] この工程で用いる本発明の電着塗料は、
例えば導電性粒子及び電着可能な樹脂をボールミルで2
4〜35時間程度分散させ、その後脱塩水で希釈して、
固形分濃度が7〜15wt%、好ましくは10〜15w
t%となる様に調整する。又この電着塗料には必要に応
じて顔料等を添加して着色することができ着色の為の顔
料の添加量としては1〜3wt%が好ましい。 [0056]又電着塗料中の導電性粒子及び電着可能な
樹脂の割合としては電着可能な樹脂100重景部上対し
導電性粒子を1〜50重量部、特に10〜20重景部、
重電15重量部が好ましい。この範囲に於てはシールド
性を付与するに十分な導電性粒子を共析させることがで
き又電着塗料中の導電性粒子が沈降することが無く、又
、基材への密着性や電着膜のフレキシビリティ等の塗膜
物性を電着膜にもたせることができる。 [0057]そして電着塗料中に分散させる導電性粒子
としては、電着膜に樹脂と共析させる粉体例えば前記し
た金属化セラミック粉体、金属化天然マイカ粉体及びこ
れらの混合物更には金属化セラミック粉体や金属化天然
マイカ粉体又はこれらの混合物に平均粒子径0.01〜
5μmの超微粒金属粉体や表面を金属被覆した平均粒径
0.1〜5μmの樹脂粉体やこれらを混合した粉体を用
いることができる。 [0058]次いで水洗いし加熱処理して電着膜を硬化
させる。 [0059] このときの硬化温度としては、例えば導
電性粒子として金属化セラミック粉体、金属化天然マイ
カ或いはその混合物を用いた場合、オーブン中で90℃
〜100℃の低温で20〜180分硬化させることで十
分に架橋させることができる。
【0060】又、通常の金属粉体や金属化樹脂粉体或い
は超微粒金属粉体を用いた場合には約120℃〜180
℃で加熱処理を行なうことが望ましい。 [0061]この様にして、電磁波シールド性の付与と
共に外装塗装を同時に施した筐体Aを得る。 [00621本発明に於いて電着塗膜の厚さとしては筐
体同士の導通を確保でき且つシールド性が確保できる範
囲内で薄く形成することが筐体の接合精度、塗膜の均一
性、付着性、化粧性の点で好ましく具体的には5〜40
μm1特に7〜25μmが好ましい。 [00631次に筐体A′を 体Aと同様にして作製し
た後、接合面6及び6′を合わせて導電性カバー10を
組み立てる。この組立て時にAとA′の固定はネジ止め
でもよく或いはプラスチック筐体の靭性を利用してはめ
込んでもよい。この様にして筐体同士を導電性ED膜を
介して接触させることにより筐体A及びA′間の導通を
十分数ることができるため、容易に電磁波シールド性に
優れた導電性カバーを得ることができる。又、導電性E
D膜は化学着色層を下地層とすることによって基材への
密着性をより向上させることができ、又、筐体表面を均
一に梨地化させることができるため化粧塗装膜としても
適用できる。従って従来の電磁シールド対策である無電
解めっきを施した筐体への化粧塗装時に必要な筒体間導
通部のマスキングを行なう必要もない。 [00641更に本発明に於て基材1及び1′に電着膜
4.4′を形成した後、加熱処理前に筐体A及びA′を
接合し、次いで加熱処理を行なってもよい。この場合筐
体間の密着性が一層向上して電磁波シールド性により優
れた導電性カバーを得られる。 [00651次に、図2は本発明の導電性カバーの構成
の他の例を示す接合部分の拡大部分断面図である。同図
2において、本発明の導電性カバーは、筐体AとA′の
2つの筐体が面接点で接合し、一方の筐体Aの金属基材
5の上には化学着色被膜3が設けられ、該化学着色被膜
3の上に導電性の電着膜4を設けてなり、また他方の筐
体A′は前記筐体A′と同様の構成からなり、両者の筐
体AとA′の面接合点は導電性の電着塗装被膜4を介し
て導通している構成からなるものである。 [0066]金属基材5には、例えば銅、亜鉛、ニッケ
ル、スズ、アルミニウム、鉄あるいはその合金等が用い
られる。 [0067]また、図2に示す本発明の導電性カバーの
製造方法は、金属基材として、例えば銅基材の上に、図
1に示した方法と同様の方法、例えばアルカリによる酸
化銅の形成により化学着色被膜を形成し、その上に図1
に示した電着塗装法と同様の方法により電着塗装被膜を
形成し、該電着塗装被膜を架橋させることによりED膜
の密着性が向上した筐体を得ることができる。 [0068]又、銅以外の金属基材を用いる場合、表面
に銅めっきを施した後に酸化処理をすることで酸化銅の
化学着色被膜を得ることができED膜との密着性が向上
する点に於いて好ましい態様である。 [0069]次いでこの様にして得た筐体A及び筐体A
′を接合させて電磁波シールド性に優れた導電性カバー
が得られる。 [0070]又図3(A)は本発明の更に他の実施態様
であって、筐体Aは図1の筐体Aと同様に非金属基村上
にめっきを施し、化学着色被膜を形成した後導電性電着
膜を形成したものである。一方筐体A′は銅基材表面に
無電解ニッケルめっき31を施したものであり、上記筐
体A及びA′を接合することによっても電磁波シールド
性の良好な導電性カバーを得ることができる。 [0071]かかる導電性カバーは例えば下部筐体A′
に相当する部分の化粧塗装の必要がない場合に用いられ
る。 [0072]更に又図3(B)に示す様に金属性基材か
らなる筐体A及びA′の接合面及びその周辺或いは筐体
A及びA′のどちらか一方の接合面及びその周辺に導電
性ED膜を形成してA及びA′を接合して導電性カバー
を作製してもよい。この態様は、例えば本発明の導電カ
バーを電子機器の外装カバーでなく外装カバーの内側に
設けられるシールドケースとして用いる場合に好ましい
ものである。又図1〜図3(A)に示す態様ももちろん
シールドケースとして用いることができ、特に樹脂基材
を用いた導電性カバーをシールドケースに用いた場合、
電子機器等の大幅な怪事化を図ることができる。 [0073]
【実施例】次に実施例を用いて本発明の詳細な説明する
。なお、以下の実施例中、粉体の粒径は遠心沈降式粒度
分布測定器(商品名、5ACP−3;島津製作所(株)
社製)で測定したもので、各粉体は同一粒径の緻密な球
とみなした。 [0074]又、電着膜中の導電性粒子の同定はX線マ
イクロアナライザーで行い含有量は熱重量分析装置(商
品名:サーマル アナリシス システム 7シリーズ;
パーキン−エルマー社製)で分析した。 [0075]更に電磁波シールド効果についてはタケダ
理研(株)のスペクトル及びスペクトラムアナライザ(
商品名:TR4172:アドバンテスト(株)社製)を
用いて50Hz〜100100Oの電磁波について減衰
特性を測定したものである。 [0076]実施例1−1 ABS樹脂で成形した、ラップトツブパーソナルコンピ
ューター本体の上下カバーに用いられる2つの筐体A及
びA′用の基材1,1′を、Cr0a  H2SO4H
20系エツチング液に1分間浸漬し、水洗後、センシタ
イザ−液として塩化第一スズ30g/l、塩酸20m1
/1の混合液を用いて、室温で2分間浸漬し、水洗した
。次いで、アクチベータ液として、塩化パラジウム0.
3g/l、塩酸3ml/lの混合液を用いて、室温で2
分間浸漬し、導通化した。その後、無電解銅めっき液を
用いて(奥野製薬工業社製)pH13,0、浴温70℃
にて5分間めっきを施し、0.2μmの厚さの銅薄膜を
形成した。次いで、水酸化ナトリウム5%、過硫酸カリ
ウム1%の混合水溶液に、70℃、30秒間浸漬し化学
着色被膜である酸化銅被膜を形成した。 [0077]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電
解ニッケルめっきを0.5μmの厚さに施したちの10
重電型をボールミルで30時間分散した後、脱塩水にて
15重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボンブラ
ックを2.0重量%添加して電着塗料を調製した。次い
で、浴温25℃、pH8〜9の条件で、上記の基材1.
1′を陽極とし、対極として0.5tステンレス板を用
いて、印加電圧150Vで3分間型着し、基材全面に膜
厚25μmの電着塗膜を形成した。電着後に水洗し、9
7℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し筐体
A及びA′を得た。 [0078] この筐体に形成された電着塗装被膜の共
析量は30重量%であった。また、電着塗装被膜の付着
性、耐食性について試験を行った。その結果を表1−1
に示す。 [0079]なお付着性は、JIS−に5400−の基
盤目試験の方法に従ってカッターナイフで1cm2の中
に100個の1mm四方のます目ができる様に基板目状
に切り傷を付け、次いで、この上に粘着テープを貼り付
けて剥離した時に、基材に残っていたます目の数で判断
した。また耐食性はJIS−に5400−の塩水噴霧試
験に準拠して行い、塗膜カット部に生じるフクレの幅(
片側)で測定した。次に筐体A及びA′を各々の接合部
の凹凸を利用してはめ込みラップトツブパソコンの本体
外装カバー11を作製してこの外装カバーの電磁波シー
ルド効果を測定した。
【0080】その結果は図7に示す通り全ての周波数帯
で30〜40dB以上の減衰量を示し優れた値を示し米
国FCC(米連邦通信委員会;Federal  Co
mmunications  Comm1ssion)
規制及びVCCI規制をクリヤーした。このことから筐
体A及びA′の導通が良好なことが分る。 [00811実施例1−2 ABS樹脂で成形した、ワードプロセッサー用上下カバ
−に用いられる2つの筐体A及びA′用の基材1,1′
を、CrO3H2SO4H20系エツチング液で1分間
処理し、水洗後、センシタイザ−液として塩化第一スズ
30g/l、塩酸20 m l / 1の混合液中に室
温にて2分間浸漬し水洗した。次いで、アクチベータ液
として、塩化パラジウム0. 3g/l、塩酸3ml/
lの混合液を用いて、室温で2分間処理し、導通化した
。その後、無電解銅めっき液(奥野製薬工業社製)を用
いてpH13,0にて浴温70℃にて5分間めっきを施
し、0.2μmの厚さの銅薄膜を形成した。次いで、水
酸化ナトリウム5%、過硫酸カリウム1%の水溶液で、
70℃、1分間処理し化学着色被膜である酸化銅被膜を
形成した。 [0082]そして、アクリル・メラミン系樹脂(商品
名:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重
量部に対して、平均粒子径1μmのアルミナの表面に無
電解銅めっきを0. 2μmの厚さに施したちの10重
量部をボールミルで30時間分散した後、脱塩水にて1
5重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボンブラッ
クを2.0重量%添加した電着塗料中に上記めっき及び
化学着色膜を形成した筐体A及びA′を浸漬し、浴温2
5℃、pH8〜9の条件で、基材を陽極とし、対極とし
て0.5tステンレス板を用いて、印加電圧150■で
3分間型着し、膜厚25μmの塗膜を形成した。電着後
に水洗し、97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱し
て硬化し筐体A及びA′を得た。 [0083] この筐体A及びA′に形成された電着塗
装被膜の金属化アルミナの含有量は30重量%であった
。 また、電着膜の付着性および耐食性について試験を行っ
た。その結果は実施例11と同様に付着性は100/1
00、および耐食性は片側フクレ幅として1mm以下で
あり、非常に良好な効果が認められ、これらの筐体は外
装カバーに十分適用可能であった。 [0084]次いで上記筐体A及びA′を接合部の凹凸
を利用してはめ込んで一体としてワープロ用外装カバー
を作製した。この外装カバーについて実施例1−1と同
様にして電磁波シールド効果を測定したところ、実施例
1−1と同様に優れた値を示し、FCC及びVCCI規
制をクリヤーした。
【0085】実施例1−3 図1に示すポリフェニレンエーテル樹脂(PPE樹脂)
で成形した、ラップトツブパソコン本体の上カバーに用
いられる筐体A周基材1を98%硫酸300m1/1、
無水クロム酸200g/lの混合溶液(40℃)中に5
分浸漬してプリエツチングを行い次いで36%塩酸80
m1/l(室温)に2分間浸漬した。 [0086]次いで、36%塩酸300m1/LGXエ
ッチャント200m1/lの混合液(40℃)に10分
、更に36%塩酸80m1/l(室温)に2分浸漬し、
最後にコンディショナー溶液(商品名:TSPニュート
ライザー奥野製薬玉業KK)に30℃で3分間浸漬して
PPE樹脂基材の表面をエツチングした。 [0087]次いで、実施例1−1と同様にして導通化
し、銅めっき被膜及び酸化銅被膜を形成した。 [0088]また、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−I L、ハニー化成社製)100重
量部に対して、平均粒子径5μmの炭化ケイ素の表面に
無電解金めっきを0. 5μmの厚さに施したちの15
重型部をボールミルで30時間分散した後、脱塩水にて
15重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボンブラ
ックを2.0重量%添加して電着塗料を調製した。 [0089] この電着塗料中に上記基材1を浸漬して
浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材を陽極とし、対
極として0.5tステンレス板を用いて、印加電圧15
0■で3分間型着し、膜厚26μmの塗膜を形成した。 電着後に水洗し、97℃±1℃のオーブンにて60分間
加熱して硬化し筐体Aを得た。この筐体Aに形成された
電着膜中の金属化セラミック粉体の含有量は35wt%
であった。
【0090】一方、黄銅板製のラップトツブパソコン本
体の下カバーに用いられる筐体A′用の基材1′を、溶
剤脱脂を行い、次いで、水酸化ナトリウム5%、過硫酸
カリウム1%の混合水溶液を用いて、70℃、1分間処
理し、化学着色被膜である銅の酸化被膜を形成した。 [0091]そして、アクリル・メラミン系樹脂(商品
名:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重
景部上対して、平均粒子径1μmのアルミナの表面に無
電解ニッケルめっきを0.5μmの厚さに施したちの1
0重量部をボールミルで30時間分散した後、脱塩水に
て15重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボンブ
ラックを2.0重量%添加して調製した電着塗料を用い
て、浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材を陽極とし
、対極として0,5tステンレス板を用いて、印加電圧
130Vで3分間型着し、膜厚20μmの塗膜を形成し
た。電着後に水洗し、97℃±1℃のオーブンにて60
分間加熱して硬化し筐体A′を得た。この筐体A′の電
着膜中の金属化アルミナ粉体の含有量は22wt%であ
った。 [0092] このようにして得た筐体A及びA′に形
成された電着膜の付着性および耐食性について試験を実
施例1−1と同様にして行った。その結果は、実施例1
1と同様に付着性は100/100、および耐食性は片
側フクレ幅として1mm以下であり、筐体A及びA′共
に外装カバーに適用可能であった。 [0093]次に筐体A及びA′を実施例1−1と同様
に接合してラップトツブパソコン本体の外装カバー11
を組み立てた。この外装カバーの電磁波シールド効果に
ついて実施例1−1と同様にして測定した結果実施例1
1と同様に優れた値を示し、FCC及びVCCI規制を
クリヤーした。 [0094]実施例1−4 図2に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いられる2つの筐体A及びA′用の黄銅板製基材5及び
5′について各々電解脱脂を行った後、水酸化ナトリウ
ム5%、過硫酸カリウム1%の混合水溶液を用いて、7
0℃、1分間処理し、化学着色被膜である酸化銅被膜を
形成した。 [0095]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径0.5μmのアルミナの表面に
無電解ニッケルめっきを0.1μmの厚さに施したちの
10重量部をボールミルで30時間分散した後、脱塩水
にて15重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボン
ブラックを2.0重量%添加して電着塗料を調製した。 [0096]次いで、上記化学着色被膜3.3′を有す
る基材5及び5′を上記電着塗料中に浸漬して浴温25
℃、pH8〜9の条件で、基材を陽極とし、対極として
0.5tステンレス板を用いて、印加電圧150■で3
分間型着し、膜厚25μmの塗膜を形成した。電着後に
水洗し、97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して
硬化し筐体A及びA′を得た。筐体A及びA′の電着膜
中の金属化セラミック粉体の含有量は30wt%であっ
た。 [0097]又、筐体A及びA′の電着膜の付着性およ
び耐食性について試験を行った。その結果は、実施例1
1と同様に付着性は100/100、および耐食性は片
側フクレ幅として1mm以下であり、筐体A及びA′共
に外装カバーに適用可能であった。 [0098]次に筐体A及びA′を用いて図2に示す様
に樹脂製ビスで固定してラップトツブパソコン本体の外
装カバー11を組み立てた。 [0099] この外装カバーの電磁波シールド効果は
極めて良好でありFCC及びVCCI規制をクリアーし
た。又この結果から筐体A及びA′間の導通が良好であ
ることが分る。
【0100】参考例1 実施例1−1のABS基材に形成した銅薄膜の上に、実
施例1−1と同様の電着膜を設けて筐体A及びA′を得
た。筐体A及びA′の電着膜の付着性および耐食性につ
いて試験を行った結果を表1−1に示す。 [0101]又上記筐体A及びA′を接合してなる導電
カバーについて実施例1−1と同様に電磁波シールド性
を測定したところ実施例1−1と同様に優れた値を示し
た。 [0102]参考例2 実施例1−1のABS基材に無電解銅めっきを施し更に
ニッケルめっき薄膜を形成し、その上に実施例1−1と
同様の電着膜を設けて筐体A及びA′を得た。その付着
性および耐食性について試験を行った結果を表1−1に
示す。 [0103]又上記筐体A及びA′を接合してなる導電
性カバーについて実施例1−1と同様に電磁波シールド
性を測定したところ実施例1−1と同様に優れた値を示
した。 [01041以上実施例1−1〜1−4及び参考例1.
2の耐食性、付着性の評価結果を表1−1に示す。 [0105]参考例3 実施例1−1のABS基材に無電界めっきを施し更にニ
ッケルめっきを施した筐体A及びA′を接合し、筐体間
を座金及び導線で導通させた導電性カバーを作製しその
電磁波シールド効果について図5に示す。 [0106]
【表1】 表1−1 [0107] 実施例2−1 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いられる2つの筐体A及びA′用に成形されてなるAB
S樹脂基材1及び1′の表面に実施例1−1と同様にし
て無電解銅めっき及び酸化銅の被膜3.3′を形成した
。 [0108]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径0.05μmの銅粉体7重量部
と平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電解銅めっき
を0.2μmの厚さに施したちの5重量部をボールミル
で30時間分散した後、脱塩水にて15重量%に希釈し
、さらに着色のためにカーボンブラックを1.0重量%
添加して電着塗料を調製した。 [0109]次いで酸化銅被膜3.3′を有する上記基
材1及び1′をこの電着塗料中に浸漬して、浴温25℃
、pH8〜9の条件で、基材側を陽極とし、対極として
0.5tステンレス板を用いて、印加電圧150Vで3
分間型着し、膜厚25μm混合粉体の含有量30wt%
の塗膜4.4′を形成した。電着後に水洗し、97℃±
1℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し筐体A及び
A′を得た。 [01101この筐体A及びA′に形成された電着膜の
付着性、耐食性について実施例1−1と同様に試験を行
った。その結果付着性は100/100、耐食性は片側
フクレ幅1mm以下と優れたものであった。 [01111また、筐体A及びA′を用いて外装カバー
11を組み立て、電磁波シールド効果の測定を行った。 その結果を図5に示す。電磁波シールド効果は、図5に
示す通り非常に優れた値を示し、FCC及びVCCI規
制をクリヤーした。 [0112]実施例2−2 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いる2つの筐体A及びA′用に成形されたPPE樹脂基
材1及び1′の全面に実施例1−3と同様にして無電解
銅めっき及び酸化銅の被膜3.3′を形成した。 [0113]一方、アルキド系樹脂(商品名:TF12
1、神東塗料に、K)100重量部に対して、平均粒子
径0.03μmのニッケル粉体5重量部と平均粒子径1
μmのアルミナの表面に無電界ニッケルめっきを0.5
μmの厚さに施したもの10重量部をボールミルで30
時間分散した後、脱塩水にて15重量%に希釈し、さら
に着色のためにカーボンブラックを1.0重電%添加し
て電着塗料を調製した。 [0114] この電着塗料中に上記基材1及び1′を
浸漬して浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材側を陽
極とし、対極として0.5tステンレス板を用いて、印
加電圧150■で3分間型着し、膜厚25μm混合粉体
の含有量30wt%の塗膜を形成した。電着後に水洗し
、97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し
筐体A及びA′を得た。 [0115] この筐体に形成された電着膜の付着性お
よび耐食性について実施例2−1と同様にして試験を行
った。その結果は、実施例2−1と同様に付着性は10
0/100、および耐食性は片側フクレ幅として1mm
以下であり外装カバーに十分適用可能であった。 [0116]又、筐体A及びA′を用いて組み立てたり
、 T、パソコン本体の外装カバー11の電磁波シール
ド効果は、実施例2−1と同様に非常に優れた値を示し
、FCC及びVCCI規制をクリヤーした。 [0117]実施例2−3 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いる2つの筐体A及びA′用に成形されてなるABS樹
脂基材1及び1′の全面に各々実施例1−1と同様にし
て銅薄膜2.2′及び酸化銅被膜3.3′を形成した。 [0118]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径0.03μmのニッケル粉体1
2重量部と平均粒子径0.7μmの炭化ケイ素の表面に
無電解ニッケルめっきを0. 2μmの厚さに施したち
の4重量部をボールミルで30時間分散した後、脱塩水
にて15重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボン
ブラックを2.0重量%添加して電着塗料を調製した。 [0119] この電着塗料中に上記基材1及び1′を
浸漬し浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材側を陽極
とし、対極として0.5tステンレス板を用いて、印加
電圧120Vで3分間型着し、膜厚20μm混合粉体の
含有量20wt%の塗膜を形成した。電着後に水洗し、
97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し筐
体A及びA′を得た。 [01201この筐体A及びA′に形成された電着膜の
付着性および耐食性について実施例2−1と同様にして
試験を行った。その結果は、実施例2−1と同様に付着
性は100/100、および耐食性は片側フクレ幅とし
て1mm以下であり、外装カバーに適用可能であった。 [01211次に筐体A及びA′を用いて組み立てたラ
ップトツブパソコン本体の外装カバー11の電磁波シー
ルド効果は、実施例2−1と同様に非常に優れた値を示
し、FCC及びVCCI規制をクリヤーした。 [0122]実施例2−4 図3 (A)に示すラップトツブパソコン本体の上カバ
ーに用いる筐体A用に成形されてなるポリカーボネート
ABSアロイ基材1全面に実施例2−1と同様にして銅
薄膜及び酸化銅被膜を形成した。 [0123]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−I L、ハニー化成社製)100重
景型部対して、平均粒子径0.1μmの銀粉体2重量部
と平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電解ニッケル
めっきを0. 5μmの厚さに施したちの10重量部を
ボールミルで30時間分散した後、脱塩水にて15重量
%に希釈し、さらに着色のためにカーボンブラックを1
゜0重量%添加して電着塗料を調製した。 [0124]上記基材1をこの電着塗料中に浸漬し浴温
25℃、pH8〜9の条件で、基材側を陽極とし、対極
として0.5tステンレス板を用いて、印加電圧150
■で3分間型着し、膜厚25μm混合粉体の含有量30
wt%の塗膜を形成した。電着後に水洗し、97℃±1
℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し筐体Aを得た
。 [0125]一方、ラップトツブパソコン本体の下カバ
ーに用いられる筐体A′用に成形されてなる黄銅製基材
5′を、電解脱脂のめっき前処理を行い、次いで、水酸
化ナトリウム5%、過硫酸カリウム1%の混合水溶液を
用いて、70℃、1分間処理し、化学着色被膜である銅
の酸化被膜3′を形成した。 [0126]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径0.05μmのニッケル粉体5
重量部と平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電解ニ
ッケルめっきを0. 5μmの厚さに施したちの10重
量部をボールミルで30時間分散した後、脱塩水にて1
5重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボンブラッ
クを1.5重量%添加して電着塗料を調製した。 [0127]次いで上記基材5′をこの電着塗料中に浸
漬し浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材側を陽極と
し、対極として0.5tステンレス板を用いて、印加電
圧150■で3分間型着し、膜厚25μm混合粉体の含
有量30wt%の塗膜を形成した。電着後に水洗し、9
7℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し筐体
A′を得た。 [0128] この上下の2つの筐体に形成された電着
膜の付着性および耐食性について試験を行った。その結
果は、実施例2−1と同様に付着性は100/100、
および耐食性は片側フクレ幅として1mm以下であり、
非常に良好な効果が認められ、外装カバーとして十分適
用可能であった。 [0129]次いで、この筐体A及びA′を用いて組み
立てたラップトツブパソコン本体の外装カバー11の電
磁波シールド効果は、実施例2−1と同様に非常に優れ
た値を示し、FCC及びVCCI規制をクリヤーした。
【0130】実施例2−5 図3 (B)に示すデスクトップパソコン本体のシール
ドケースに用いる筐体A及びA′用に成形されてなる厚
さ0.5mmの黄銅製基材5及び5′の接合面及びその
周辺を電解脱脂し、次いで、水酸化ナトリウム5%、過
硫酸カリウム1%の混合水溶液を用いて、70℃、1分
間処理し、化学着色被膜である銅の酸化被膜を形成した
。 [0131]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径0.03μmの銅粉体4軍事部
と平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電解ニッケル
めっきを0.5μmの厚さに施したちの6重量部をボー
ルミルで30時間分散した後、脱塩水にて20重量%に
希釈し、さらに着色のためにカーボンブラックを1゜0
重量%添加して電着塗料を調製した。次いで、上記基材
5及び5′の酸化銅被膜形成面をこの電着塗料中に浸漬
し浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材側を陽極とし
、対極として0.5tステンレス板を用いて、印加電圧
150■で3分間型着し、膜厚25μm混合粉体の含有
量30wt%の塗膜を形成した。電着後に水洗し、筐体
5及び5′を樹脂製ビスで接合し97℃±1℃のオーブ
ンにて60分間加熱して電着膜を硬化してデスクトップ
パソコン本体のシールドケースを作製した。 [0132] このシールドケースの電磁波シールド効
果は、実施例2−1と同様に非常に優れた値を示し、V
CCI規制をクリヤーした。 [0133]又、この結果から筐体5及び5′間の導通
が十分であることが確認された。 [0134]実施例3−1 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いる2つの筐体A及びA′用に成形されてなるABS樹
脂基材1及び1′の全面にCrO2H2SO4H20系
エツチング液で1分間処理し、水洗後、センシタイザ−
液として塩化第一スズ30g/l、塩酸20m1/1を
用いて、室温で2分間処理し、水洗した。次いで、アク
チベータ液として、塩化パラジウム0. 3g/l、塩
酸3ml/1の混合液を用いて、室温で2分間処理し、
導通化した。その後、無電解銅めっき液(奥野製薬工業
社製)pH13,0を用いて浴温70℃にて5分間めっ
きを施し、0.2μmの厚さの銅薄膜を形成した。次い
で、塩化アンモニウム5%、硫化カリウム1%の混合水
溶液で、70℃、1分間処理し化学着色被膜である硫化
銅の被膜3.3′を形成した。 [0135]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−I L、ハニー化成社製)100重
量部に対して、平均粒子径1μmの天然マイカの表面に
無電解銅めっきを厚さ0.2μmに施した粉体5重量部
をボールミルで30時間分散した後、脱塩水にて15重
型部に希釈し、さらに着色のためにカーボンブラックを
1.0重量%添加した電着塗料を調製した。 [0136] この電着塗料中に上記基材1及び1′を
浸漬し浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材側を陽極
とし、対極として0.5tステンレス板を用いて、印加
電圧150Vで3分間型着し、膜厚25μm金属化天然
マイカ粉体の含有量15wt%の塗膜を形成した。電着
後に水洗し、97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱
して硬化し筐体A及びA′を得た。 [0137] この筐体A及びA′に形成された電着膜
の付着性、耐食性について実施例1−1と同様にして試
験を行った。その結果は表3−1および表3−2に示す
通り優れたものであり筐体A及びA′の外装カバーへの
適用が十分可能であった。 [0138]また、得られた筐体を用いてり、 T、パ
ソコンの外装カバーを組み立てた。その後、電磁波シー
ルド効果の測定を行った。その結果を図5に示す。電磁
波シールド効果は、図5に示す通り優れた値を示し、V
CCI規制値に近いものが得られた。 [0139]実施例3−2 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いる2つの筐体A及びA′用に成形されてなるABS樹
脂基材1及び1′の全面に実施例1−1と同様にして銅
薄膜及び酸化銅被膜を形成した。 [01401一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電
解銅めっきを0. 2μmの厚さに施したちの7軍事部
と平均粒子径1μmの天然マイカの表面に無電解めっき
を0.2μmの厚さに施した粉体3重量部をボールミル
で30時間分散した後、脱塩水にて15重量%に希釈し
、さらに着色のためにカーボンブラックを1.0軍事%
添加して電着塗料を調製した。 [0141]次いで上記基材1及び1′をこの電着塗料
中に浸漬して浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材側
を陽極とし、対極として0.5tステンレス板を用いて
、印加電圧150Vで3分間型着し、膜厚25μm混合
粉体の含有量が30wt%の塗膜を形成した。電着後に
水洗し、97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して
硬化し筐体A及びA′を得た。 [0142] この筐体に形成された電着塗装被膜の付
着性、耐食性について試験を行った。その結果は表3−
1および表3−2に示す通り優れたもので外装カバーと
して十分適用可能であった。 [0143]また、得られた筐体を用いてラップトツブ
パソコン本体の外装カバー11を組み立てて電磁波シー
ルド効果の測定を行った。電磁波シールド効果は、実施
例3−1とほぼ同等の優れた値を示し、VCCI規制値
とほぼ同等のものが得られた。 [0144]実施例3−3 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いる2つの筐体A及びA′用に成形されてなるPPE樹
脂基材1及び1′の全面に実施例1−3と同様にして銅
薄膜2及び酸化銅被膜3を形成した。 [0145]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径0.05μmの銅粉体7重量部
と平均粒子径1μmの天然マイカの表面に0. 2μm
の厚さに無電解銅めっきを施した粉体3重量部をボール
ミルで30時間分散した後、脱塩水にて15重量%に希
釈し、さらに着色のためにカーボンブラックを1.0重
量%添加して電着塗料を調製した。 [0146]上記基材1及び1′をこの電着塗料中に浸
漬して浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材側を陽極
とし、対極として0.5tステンレス板を用いて、印加
電圧150■で3分間型着し、膜厚25μm混合粉体の
含有量28wt%の塗膜4.4′を形成した。電着後に
水洗し、97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して
硬化し筐体A及びA′を得た。 [0147] この筐体A及びA′に形成された電着塗
装被膜の付着性、耐食性について試験を行った。その結
果は表3−1および表3−2に示す通り優れたものであ
り、これらの筐体は外装カバーに適用可能であった。 [0148]また、得られた筐体を用いてラップトツブ
パソコン本体の外装カバー11を組み立てた。その後、
電磁波シールド効果の測定を行った。その結果電磁波シ
ールド効果は、実施例2−1とほぼ同等の非常に優れた
値を示し、FCC及びVCCI規制値をクリアーした。 [0149]実施例3−4 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバー11
に用いる2つの筐体A及びA′用に成形されてなるAB
S樹脂基材1及び1′の全面に実施例1−1と同様にし
て銅薄膜2.2′及び酸化銅被膜3.3′を形成した。 [01501一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重景
軍事対して、平均粒子径0.05μmの銅粉体7重量部
と平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電解銅めっき
を0. 2μmの厚さに施したもの2重量部及び平均粒
子径1μmの天然マイカの表面に無電解銅めっきを0゜
2μmの厚さに施した粉体3重量部をボールミルで30
時間分散した後、脱塩水にて15重量%に希釈し、さら
に着色のためにカーボンブラックを1.0重量%添加し
て電着塗料を調製した。 [0151]上記基材1及び1′をこの電着塗料中に浸
漬して浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材を陽極と
し、対極として0.5tステンレス板を用いて、印加電
圧150Vで3分間型着し、膜厚25μm混合粉体の含
有量29wt%の塗膜4を形成した。電着後に水洗し、
97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し筐
体A及びA′を得た。 [0152] この筐体A、 A’に形成された電着膜
の付着性、耐食性について実施例1−1と同様にして試
験を行った。その結果は表3−1および表3−2に示す
通り優れたものでった。 [0153]また、得られた筐体を用いてラップトツブ
パソコン本体の外装カバーを組み立て、電磁波シールド
効果の測定を行った。その結果電磁波シールド効果は、
実施例2−1と同等の非常に優れた値を示し、FCC及
びVCCI規制値をクリアした。 [0154]
【表2】 表3−1 [0155]
【表3】 表3−2 [0156]表3−1および表3−2の結果から、実施
例3−1〜3−4の筐体の電着膜は、付着性は100/
100、および耐食性は片側フクレ幅として1.5mm
以下であり、これらの筐体は外装カバーに十分適用可能
であった。 [0157]実施例3−5 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いる2つの筐体A及びA′用に成形されてなるABS樹
脂基材1及び1′の全面に各々実施例1−1と同様にし
て銅薄膜2.2′及び酸化銅被膜3.3′を形成した。 [0158]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径0.03μmのニッケル粉体3
重量部と平均粒子径2.0μmのマイカの表面に無電解
ニッケルめっき0.02μmを施した粉体3重量部及び
平均粒子径1μmのナイロン表面に無電解銅めっきを厚
さ0.2μmに施した粉体4重量部をボールミルで30
時間分散した後、脱塩水にて15重量%に希釈し、さら
に着色のためにカーボンブラックを2.0重量%添加し
て電着塗料を調製した。 [0159]上記基材1及び1′をこの電着塗料に浸漬
した塗液を用いて、浴温25℃、pH8〜9の条件で、
基材を陽極とし、対極として0.5tステンレス板を用
いて、印加電圧120Vで3分間型着し、膜厚20μm
混合粉体の含有量20wt%の塗膜4を形成した。電着
後に水洗し、97℃±1℃のオーブンにて60分間加熱
して硬化し筐体A及びA′を得た。 [01601この筐体に形成された電着塗装被膜の付着
性および耐食性について試験を行った。その結果は、実
施例3−1と同様に付着性は100/100、および耐
食性は片側フクレ幅として1.5mm以下であり、非常
に良好な効果が認められた。 [01611また、この筐体を用いて組み立てたラップ
トツブコンピューターの外装カバー11の電磁波シール
ド効果は、実施例3−3と同様に非常に優れた値を示し
、FCC及びVCCI規制値をクリアした。 [0162]実施例3−6 図3 (A)に示すラップトツブパソコンの本体11の
上カバーに用いる筐体A用に成形されてなるABS樹脂
基材1の全面に実施例3−2と同様にして銅薄膜2及び
酸化銅被膜3を形成した。 [0163]又、アクリル・メラミン系樹脂(商品名:
ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重景軍
事対して、平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電解
ニッケルめっきを0.5μmの厚さに施したちの2重量
部と平均粒子径1μmの天然マイカの表面に無電解ニッ
ケルめっきを0. 1μmの厚さに施した粉体3軍事部
をボールミルで30時間分散した後、脱塩水にて15重
量%に希釈し、さらに着色のためにカーボンブラックを
1.0重量%添加して調製した電着塗料を用いて、浴温
25℃、pH8〜9の条件で、上記基材1を陽極とし、
対極として0.5tステンレス板を用いて、印加電圧1
50Vで3分間型着し、膜厚25μm混合粉体の含有量
が15wt%の塗膜4を形成した。電着後に水洗し、9
7℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し筐体
Aを得た。 [0164]一方、ラップトツブパソコン本体の下カバ
ーに用いられる筐体A′用に成形されてなる厚さ0.5
mmの黄銅板製基材1′を溶剤脱脂を行った後、水酸化
ナトリウム5%、過硫酸カリウム1%の水溶液を用いて
、70℃、1分間処理し、化学着色被膜である酸化銅被
膜を形成した。 [0165]又、アクリル・メラミン系樹脂(商品名:
ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量部
に対して、平均粒子径1μmのアルミナの表面に無電解
ニッケルめっきを0.5μmの厚さに施したちの3重量
部と平均粒子径1μmのマイカ表面に無電解ニッケルめ
っき0.1μmを施した粉体2重量部をボールミルで3
0時間分散した後、脱塩水にて15重量%に希釈し、さ
らに着色のためにカーボンブラックを1.5重量%添加
して調製した電着塗料を用いて、浴温25℃、pH8〜
9の条件で、上記基材1′を陽極とし、対極として0゜
5tステンレス板を用いて、印加電圧150Vで3分間
型着し、膜厚25μm混合粉体の含有量15wt%の塗
膜4′を形成した。電着後に水洗し、97℃±1℃のオ
ーブンにて60分間加熱して硬化し筐体A′を得た。 [0166] この上下の2つの筐体A及びA′に形成
された電着膜の付着性および耐食性について試験を行っ
た。その結果は、実施例3−1と同様に付着性は100
/100、および耐食性は片側フクレ幅として1mm以
下であり、非常に良好な効果が認められ、これらの筐体
は外装カバーに十分適用可能であった。 [0167]また、この筐体A、A’を用いて組み立て
たり、 T、パソコン本体の外装カバーの電磁波シール
ド効果は、実施例1−1と同様に優れた値を示し、FC
C及びVCCI規制値をクリアした。 [0168]実施例4−1 図1に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いる2つの筐体A及びA′用に成形されてなるABS樹
脂基材1及び1′の全面に実施例1−1と同様にして銅
薄膜及び酸化銅被膜を形成した。 [0169]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−IL、ハニー化成社製)100重量
部に対して、平均粒子径0.03μmのニッケル粉体1
5重量部をボールミルで30時間分散した後、脱塩水に
て15重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボンブ
ラックを2.0重量%添加して電着塗料を調製した。 [01701上記基材1及び1′をこの電着塗料に浸漬
し浴温25℃、pH8〜9の条件で、基材を陽極とし、
対極として0.5tステンレス板を用いて、印加電圧1
50Vで3分間型着し、膜厚25μmニッケル粉体の含
有量30wt%の塗膜4を形成した。電着後に水洗し、
145℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して硬化し
筐体A及びA′を得た。 [01711この筐体に形成された電着塗装被膜の付着
性および耐食性について試験を行った。その結果は、付
着性は90/100、および耐食性は片側フクレ幅とし
て1.5mm以下であり、良好な効果が認められた。 [0172]また、この筐体を用いて組み立てたラップ
トツブコンピューターの外装カバーの電磁波シールド効
果は、実施例3−1と同様に優れた値を示し、VCCI
規制値に近いものが得られた。 [0173]実施例4−2 図2に示すラップトツブパソコン本体の上下カバーに用
いられる2つの筐体A及びA′用の黄銅板製基材5及び
5′について各々実施例1−4と同様にして酸化銅被膜
3及び3′を形成した。 [0174]一方、アクリル・メラミン系樹脂(商品名
:ハニブライトC−I L、ハニー化成社製)100重
量部に対して、平均粒子径0.05μmのニッケル粉体
10重電部をボールミルで30時間分散した後、脱塩水
にて15重量%に希釈し、さらに着色のためにカーボン
ブラックを2.0重量%添加して電着塗料を調製した。 [01751次いで酸化銅被膜3.3′を有する上記基
材5.5′を上記電着塗料中に浸漬して浴温25℃、p
H8〜9の条件で、基材を陽極とし、対極として0. 
5tステンレス板を用いて、印加電圧150Vで3分間
型着し、膜厚25μmの塗膜を形成した。電着後に水洗
し、150℃±1℃のオーブンにて60分間加熱して硬
化し筐体A及びA′を得た。 [0176]筐体A及びA′の電着膜中の金属化セラミ
ック粉体の含有量は30wt%であった。又、筐体A及
びA′の電着膜の付着性および耐食性について試験を行
った。その結果、付着性は100/100、および耐食
性は片側フクレ幅として1mm以下であり、筐体A及び
A′共に外装カバーに適用可能であった。 [0177]次に、筐体A及びA′を用いて図2に示す
様に樹脂製ビスで固定してラップトツブパソコン本体の
外装カバーを組み立てた。この外装カバーの電磁波シー
ルド効果は極めて良好でありFCC及びVCCI規制を
クリアーした。又この結果から筐体A及びA′間の導通
が良好であることが分る。 [0178]
【発明の効果】以上説明した様に本発明の導電性カバー
は互に接合している少なくとも2つ以上の電着塗装被膜
を有する筐体の面接合点が導電性の電着塗装被膜を介し
て導通しているために、筐体間のアース接続性が良好と
なり、また電磁波シールド性に優れ、従来の2つ以上の
筐体の接合時の筐体間の導通不良とそれに伴う導電性カ
バーの電磁波シールド不良や筐体間の導通手段を設ける
ことによる導電性カバーの大型化といった問題点を解決
することができる。 [0179]また、本発明によれば導電性ED膜の基材
への付着性や耐食性等の塗膜物性が向上することにより
導電性ED膜化粧塗膜として用いることが可能となり、
本発明の導電性カバーを電子機器の外装カバーとして適
用することができる。更にこのことにより従来の電磁波
シールド対策である無電解銅めっきを施した筐体に化粧
塗装をする場合に必要である筐体間の導通部のマスキン
グ工程が不要となる。 [01801更に、本発明によればプラスチック基材へ
の電磁波シールド性付与と筐体間接合部の導通化及びプ
ラスチック基材の化粧塗装を同時に行うことができ、低
コストで生産性良く導電性カバーを製造することができ
る。 [0181]更に又本発明によれば小型、軽量で且つ電
磁波シールド性に優れた電子機器を低コストで得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導電性カバーを用いたラップトツブコ
ンピューターの実施態様を示す該略図。 (A)斜視図 (B)部分断面図。
【図2】本発明の導電性カバーの他の実施態様を示す概
略断面図。
【図3】本発明の導電性カバーの更に他の実施態様を示
す概略断面図。
【図4】従来の導電性カバーの概略断面図。 (A)座金及び導線を用いた態様。 (B)ダンピングネジを用いた態様。
【図5】タケダ理研法による本発明の実施例の電磁波シ
ールド効果を示すグラフ。
【図6】本発明の導電性電着膜の模式図。
【符号の説明】
■、1′ 非金属基材 2.2′ 金属薄膜 3.3′ 化学着色膜 4.4′ 導電性電着膜 5.5′ 金属基材 6.6′ 接合面 10 導電性カバー 11 ラップトツブパーソナルコンピュータ本体の外装
カバー 31 ニッケルめっき 41 銅めっき 42 ニッケルめっき 43 導線 44 座金 46 ダンピングネジ 61 金属化セラミック粉体又は金属化天然マイカ粉体
62 超微粒金属粉体又は金属化樹脂粉体
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図3】
【図4】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つ以上の筐体が面接点で接
    合している導電性カバーであって該筐体同士が該接合面
    で、導電性電着塗膜を介して、導通されてなることを特
    徴とする導電性カバー。
  2. 【請求項2】 該導電性電着塗膜が導電性粒子を含有す
    る請求項1の導電性カバー。
  3. 【請求項3】 該導電性粒子が金属化セラミック粉体及
    び金属化マイカ粉体から選ばれる1種または2種である
    請求項2の導電性カバー。
  4. 【請求項4】 該導電性粒子が金属化樹脂粉体及び超微
    粒金属粉体から選ばれる1種又は2種である請求項2の
    導電性カバー。
  5. 【請求項5】 該導電性粒子が金属化セラミック粉体及
    び金属化マイカ粉体から選ばれる1種又は2種の粉体と
    、金属化樹脂粉体及び超微粒金属粉体から選ばれる1種
    又は2種の粉体との混合物である請求項2の導電性カバ
    ー。
  6. 【請求項6】 上記2つ以上の筐体が、表面が導電性電
    着膜で被覆されてなる非金属筐体と導電性電着膜で被覆
    されてなる非金属筐体、導電性電着膜で被覆されてなる
    非金属筐体と導電性電着膜で被覆されてなる金属筐体、
    導電性電着膜で被覆されてなる非金属筐体と金属筐体、
    導電性電着塗膜で被覆されてなる金属筐体と金属筐体又
    は導電性電着膜で被覆されてなる筐体とめっきで被覆さ
    れてなる非金属筐体の組合せからなる請求項1の導電性
    カバー。
  7. 【請求項7】 前記導電性電着膜の膜厚が5μm以上で
    ある請求項1の導電性カバー。
  8. 【請求項8】 該筐体が基材及び架橋されてなる導電性
    電着膜を有する請求項1の導電性カバー。
  9. 【請求項9】 該筐体が基材、基材上に形成されてなる
    金属被覆、化学着色膜及び導電性電着膜を有する請求項
    8の導電性カバー。
  10. 【請求項10】  該筐体が基材、化学着色膜及び導電
    性電着膜を有する請求項8の導電性カバー。
  11. 【請求項11】  該化学着色膜が酸化銅の被覆である
    請求項9の導電性カバー。
  12. 【請求項12】  導電性カバーで囲まれてなる空間に
    電磁波ノイズ発生源を内蔵してなる電子機器に於て、該
    導電性カバーが少なくとも2つ以上の筐体が、面接点で
    接合してなり該筐体同士が該接合面に於て導電性電着膜
    を介して導通されてなることを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】  少なくとも2つ以上の筐体が、面接
    点で接合している導電性カバーの製造方法に於て、該筐
    体同士を、各々の接合面に於て導電性電着膜を介して接
    合することを特徴とする導電性カバーの製造方法。
  14. 【請求項14】  少なくとも2つ以上の筐体が、面接
    点で接合している導電性カバーの製造方法に於て、該筐
    体同士を、各々の接合面に於て導電性電着膜を介して導
    通されてなる様に接合する請求項13の導電性カバーの
    製造方法。
  15. 【請求項15】  該筐体が以下の工程で形成されてな
    る請求項13の導電性カバーの製造方法。 ・基材上に導電性電着膜を形成する工程、・該導電性電
    着膜を架橋させる工程、
  16. 【請求項16】  以下の工程で形成されてなる請求項
    13の導電性カバーの製造方法。 ・複数の基材上に導電性電着膜を形成して複数の筐体を
    形成する工程、 ・該複数の筐体を各々の接合面において、該導電性電着
    膜を介して接合する工程、 ・該導電性電着膜を架橋させる工程、
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