JPH04211099A - グリコシル−蛋白誘導体 - Google Patents

グリコシル−蛋白誘導体

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JPH04211099A
JPH04211099A JP3040810A JP4081091A JPH04211099A JP H04211099 A JPH04211099 A JP H04211099A JP 3040810 A JP3040810 A JP 3040810A JP 4081091 A JP4081091 A JP 4081091A JP H04211099 A JPH04211099 A JP H04211099A
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Tamio Sugawara
菅原 民雄
Hiroyuki Iwazawa
岩沢 博行
Kunihiko Irie
邦彦 入江
Takeyoshi Yoshikawa
吉川 剛兆
Satoru Okuno
哲 奥野
Takashi Kato
隆 加藤
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D D S KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬物を標的組織とくに
骨髄又は脳に選択的に運搬させるための担体として有用
なグリコシルー蛋白誘導体及びその中間体に関する。 [0002]
【従来の技術】骨髄組織は、赤血球、リンパ球、単球、
顆粒球を作り出す組織であり、体内の造血、免疫を担う
最も重要な組織である。ガン患者における放射線治療及
び抗癌剤投与によって、骨髄機能低下が起こることは、
現在避けることのできない副作用であり、骨髄抑制が起
った結果、白血球や血小板の大幅な減少、特に顆粒球の
減少に伴った重症感染症は大きな問題となっている。 [0003]また、脳組織へ薬剤が輸送されるためには
血液脳関門を通過しなければならないため、脳内への薬
剤の移行を妨げている。このため、脳内への薬剤の運搬
手段の開発が要望されている。 [0004]一方、近年の免疫学の発展に伴い、多くの
生理活性蛋白が単離精製され、その薬理作用についても
明らかにされてきている。さらに遺伝子工学技術の発展
に伴い、多くのサイト力イン類、例えば赤血球の造血ホ
ルモンであるエリスロポエチン、白血球の造血因子であ
る数種類のコロニー刺激因子(C3F)、さらにα−1
β−1γ−インターフェロン、インターロイキン2など
が、大量生産できるようになり、医薬品への応用が試み
られてきている。 [0005]Lかしながら、多くのサイト力イン類は、
生体内に投与した後、すばやく代謝されてしまうため、
目的とする組織での薬効発現が十分に達成できない問題
点がある。 [0006] この問題点を解決するために、生理活性
物質や合成医薬品を標的部位に運搬する担体として、抗
体、糖蛋白、リポ蛋白、レクチン、ホルモン、リポソー
ム、デオキシリボ核酸、多糖類、合成ポリマー、ポリア
ミノ酸等、天然由来高分子、分子集合体及び合成ポリマ
ーに至る広い範囲の物質が提案されている。 [0007]例えば、Proc、 Nath、 Aca
d、 Sci、 USA84゜1487−1491 (
1987)には数種のサイト力イン類をポリエチレング
リコールなどの合成ポリマーで修飾し、サイト力イン類
自身の活性を失うことなく生体内での半減期を延長させ
る研究が報告されている。 [0008]また、特開昭63−152393号公報に
は、糖鎖を有するポリエチレングリコール誘導体がサイ
ト力イン類の修飾に用いることができ、この修飾蛋白は
生体内におけるクリアランスを遅延させ、あるいは特定
の細胞・組織への送達を向上させるために使用すること
が示唆されている。しかしながら、骨髄又は脳指向性に
関する報告は存在しない。 [0009]
【発明が解決しようとする課題】本発明は、骨髄又は脳
細胞表面の糖認識性を利用し、薬物(サイト力イン類及
び低分子の医薬品など)を標的組織である骨髄又は脳組
織により多く送達することを可能とし、並びに薬物の生
体内半減期を遅延させることを可能とする薬物運搬担体
の発明であり、目的とする薬物を標的とする組織に送達
するシステム(Targeting Drug Del
ivery System)の開発を目的とするもので
ある。 [00101とくに本発明は、再生不良性貧血等の造血
機能の疾患、各種リンパ球疾患に伴う免疫不全症等の骨
髄機能異常を起こしている患者、さらには、骨髄性白血
病、ミニローム、形質細胞腫、多発性骨髄腫などの骨髄
性ガン患者やガンの治療等に伴う副作用により骨髄機能
低下を引き起こしている患者に対して、その治療に使わ
れる薬物を効率よく骨髄組織に集めることによって、ま
たその薬物の生体内半減期を遅延させることができる、
より高い有効性が期待できる薬物運搬担体の開発を目的
とするものである。 [00111また、本発明は、アルツハイマー病等の治
療のため、脳内への直接的な薬剤運搬担体の開発を目的
とするものであり、これにより少量の薬剤であっても、
その活性を保持したままで、かつ副作用の可能性を少な
くして治療を可能にする。 [0012]
【課題を解決するための手段】本発明は、式:  [R
−0(CH2)   Co]   Z        
(I)(式中Rはグリコジル基を表し、Zは蛋白を表し
、nは3〜14を表し、mは5〜50を表す)で示され
るグリコシルー蛋白誘導体。 [0013] また、式:  [ROC6H4NHC8]   Z(I
I) (式中Rはグリコジル基を表し、Zは蛋白を表し、mは
5〜50を表す)で示されるグリコシルー蛋白誘導体。 [0014]また、式:  [R−0−(CH2)20
 (CH2)20 (CH2)3  Co  ]   
Z   (III)(式中Rはグリコジル基を表し、Z
は蛋白を表し、mは5〜50を表す)で示されるグリコ
シルー蛋白誘導体である。 [00151本発明の上記化合物は、薬物を目的とする
細胞、臓器、器官、とくに骨髄又は脳組織への薬物運搬
担体として利用することができる。薬物運搬担体は(i
)生体適合性が良いこと、 (i i)投与後、一定時
間は安定であること、(iii)薬物が作用部位に到達
したとき化学的、酵素的反応により薬物が遊離されるこ
と、が要求される。 [0016]上記式の運搬担体を構成する糖鎖は、標的
とする細胞臓器、器官等を特異的に認識する能力を持っ
た標的識別部位として利用することができる。Rで示さ
れるグリコジル基としては、キシロピラノシル基、マン
ノピラノシル基、フコピラノシル基、2−ガラクトピラ
ノシル基、2−アセトアミド−2−デオキシ−フコピラ
ノシル基、2−アセトアミド−2−デオキシ−マンノピ
ラノシル基、2−アセトアミド−2−デオキシ−ガラク
トピラノシル基のような単糖類;マンノピラノシル−マ
ンノピラノシル基、 (2−アセトアミド−2−デオキ
シマンノピラノシル)−マンノピラノシル基、 (2−
アセトアミド−2−デオキシ−グルコピラノシル)−マ
ンノピラノシル基、フコピラノシル−(2−アセトアミ
ド2−デオキシ−グルコピラノシル)基、ガラクトピラ
ノシル−(2−アセトアミド−2−デオキシ−グルコピ
ラノシル)基、ガラクトピラノシル−(2−アセトアミ
ド−2−デオキシ−マンノピラノシル)基、ガラクトピ
ラノシル−グルコピラノシル基のような三糖類又はジ(
2−アセトアミド−2−デオキシ−グルコピラノシル)
−マンノピラノシル基、ジ(ガラクトピラノシル)2−
アセトアミド−2−デオキシ−グルコピラノシル基のよ
うな三糖類をあげることができる。とくに好ましくは、
マンノピラノシル基、フコピラノシル基、2−アセトア
ミド−2−デオキシ−フコピラノシル基、マンノピラノ
シル−マンノピラノシル基、 (2−アセトアミド2−
デオキシ−グルコピラノシル)−マンノピラノシル基、
及びガラクトピラノシル−グルコピラノシル基があげら
れる。 [00171式(I)の化合物において、糖鎖と蛋白を
結ぶ修飾剤のカルボン酸はアルキレン部分が3−14個
であり、好ましくはオクタン酸である。糖鎖とカルボン
酸との結合はα−結合でもβ−結合でもよい。Zの蛋白
としては、ヒト血清アルブミンのような蛋白である以外
に、それ自体生理活性蛋白であるサイト力イン類のイン
ターロイキン、エリスロボエチン、インターフェロン、
組織プラスミノーゲンアクチベーター、潰瘍壊死因子(
TNF)又はコロニー刺激因子(C8F)であってもよ
い。これらの蛋白自体は臓器特異性を持たないが、標的
識別能力を持つ糖鎖で化学修飾することにより標的識別
性を有するものになる。 [00181式(I)の運搬担体を製造するには、例え
ばグリコシルーアルカン酸のアルキルエステル又は2ア
セトアミド−2−デオキシ−グリコシルーアルカン酸の
アルキルエステルにヒドラジンを反応させ、得られた酸
ヒドラジドを常法で酸アジドに変換し、これを蛋白と反
応させてグリコシルーアルカン酸が蛋白中のアミノ基の
一部とアミド結合した目的物を得る。修飾基の結合数は
蛋白1分子当り5〜50モルである。修飾の程度は、蛋
白に対するグリコシルーアルカン酸のモル比を増減する
か、または蛋白とグリコシルーアルカン酸の反応液濃度
を増減することによって選択することができる。 [0019]反応に用いる溶媒は反応を妨害しないもの
であればいずれでもよいが、リン酸緩衝液、トリス緩衝
液、酢酸緩衝液、ホウ酸緩衝液などがあげられる。反応
は中性付近でO〜室温で行なわれる。反応液は透析、イ
オン交換クロマトグラフィー、ゲルろ過などの通常の蛋
白の精製法により精製して目的物を得る。修飾基の導入
数は、修飾蛋白を塩酸で加水分解後エルラン−モーガン
法などで測定することにより知ることができる。 [00201グリコシルーアルカン酸と蛋白との反応は
、水溶性カルボジイミドなどの縮合剤の存在下に反応さ
せることによっても製造することができる。またアルカ
ン酸の他の活性誘導体を用いてもよく、そのような活性
誘導体としては、アミド化合物、活性エステル、活性チ
オエステルなどがあげられる。これらの活性誘導体は蛋
白とアミド結合を形成させるために当業者において適宜
選択することができる。 [00211本発明はまた、式(I)の薬物運搬担体を
製造するための中間体に関し、中間体は式(IV)で示
されるグリコシルーカルボン酸又はその活性誘導体であ
る。 R−0(CH2)  C0OH(IV)ここに、Rはと
くにキシロピラノシル基、フコピラノシル基、ガラクト
ピラノシル基、2−アセトアミド−2デオキシ−フコピ
ラノシル基、2−アセトアミド−2デオキシ−マンノピ
ラノシル基、2−アセトアミド−2デオキシ−ガラクト
ピラノシル基、 (2−アセトアミド−2−デオキシ−
マンノピラノシル)−マンノピラノシル基、 (2−ア
セトアミド−2−デオキシ−グルコピラノシル)−マン
ノピラノシル基、フコピラノシル(2−アセトアミド−
2−デオキシ−グルコピラノシル)基、ガラクトピラノ
シル−(2−アセトアミド−2デオキシ−グルコピラノ
シル)基、ガラクトピラノシル−(2−アセトアミド−
2−デオキシ−マンノピラノシル)基、ガラクトピラノ
シル−グルコピラノシル基、ジ(2−アセトアミド−2
−デオキシ−グルコピラノシル)−マンノピラノシル基
又はジ(ガラクトピラノシル)−2−アセトアミド−2
−デオキシ−グルコピラノシル基のようなグリコジル基
である。 [00221式(■■)の中間体を製造するには、 (
A)ヒドロキシル基を保護したグリコジルハライドにω
−ヒドロキシアルカン酸アルキルエステルを反応させて
、グリコシルーα(又はβ)−アルカン酸アルキルエス
テルとし、これを脱保護して得られるか、 (B)また
2−アセトアミド−2−デオキシ−グリコシルーアルカ
ン酸アルキルエステルは対応する2−アジド−2−デオ
キシ−グリコシルーアルカン酸アルキルエステルをアセ
チル化して得られる。さらに必要により他の活性誘導体
に導くことができる。 [0023]式(I)及び式(IV)の化合物の具体的
な製法は、以下の反応式を参照することにより明らかに
なる。 [0024]
【化1】 [0025]
【化2】 [0026]
【化3】 [0027]
【化4】 [0028]
【化5】 [0029]
【化6】 [00301
【化7】
【0031】
【化8】 [0032]
【化9】 [0033]
【化10】
【0034】
【化11】 [0035]
【化12】 [0036]
【化13】 [00371
【化14】 [0039]
【化16】 [00401式(II)の運搬担体を製造するには、式
:ROC6H4NH2 (V) の中間体から、以下の反応式に示す方法により製造する
ことができる。 [00411
【化17] [0042]式(III)の運搬担体を製造するには、
式:RO(CH2)20 (CH2)20 (CH2)
3  C00H(■■) の中間体から以下の反応式に示す方法により製造するこ
とができる。 [0043] 【化18】 [0044]
【化19】 [0045]
【化20】 [0046]
【化21】 [0047]
【発明の効果】本発明のグリコシルー蛋白誘導体は、後
記参考例56に示すように薬剤を結合させ、これを試験
例に示すように動物に投与したとき、薬剤を骨髄又は脳
組織に集中的に分布させることができる。 [0048]
【実施例】以下に本発明の実施例、 示す。 [0049] 参考例1 参考例及び試験例を 6−メドキシカルポニルヘキサノール(2)ピメリン酸
モノメチルエステル(1) 、25g (156ミリモ
ル)およびトリエチルアミン21. 7ml (156
ミリモル)の無水テトラヒドロフラン100m1溶液を
、窒素気流下、−18℃に冷却する。この溶液に撹拌し
ながらクロル炭酸エチル15m1(156ミリモル)の
無水テトラヒドロフラン100m1溶液を滴下した。同
温度で20分間撹拌した後、析出した塩をろ去し、少量
の無水テトラヒドロフランで洗浄した。ろ液および洗液
を合せ、水冷した水素化ホウ素ナトリウム14. 7g
 (390ミリモル)の水溶液150m1に滴下した。 更に同温度で1時間撹拌した後、酢酸エチルと水層とに
分配した。 有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃
縮乾固してシロップ状残渣18gを得た。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=2 : 1)で精製して化合物(2)3.45gを得
た。 [00501 1R(film)cm−1: 3400.1737.1
438.1207.1174’H−NMR(CDC13
,δppm) :3、68 (3H,S、 OMe)p 3.66(2H,t、 J=6゜4Hz、 HOCH2
−)。 2.34(2H,t、 J=7.2Hz、 −CH,、
C0−)。 1.75〜1.30(8H,m、 −(CH,り4−)
[0051] 元素分析 C7Hl 403 計算値 C57,51% H9,65%実測値 C57
,64% H9,82%[0052]参考例2 6−メドキシカルボニルヘキシル 2. 3.4. 6
−テトラーO−ベンジルーβ−D−マンノピラノシド(
5)および6−メドキシカルポニルヘキシル 2. 3
.4゜6−テトラ−0−ベンジルーα−D−マンノピラ
ノシド(6) [0053] 2. 3.4. 6−テトラ−0−ベン
ジルーα−D−マンノピラノシルクロリド(3)、60
8mg(1,087ミリモル)および6−メドキシカル
ポニルヘキサノール(2)159■(1,087ミリモ
ル)の乾燥トルエン溶液に、モレキュラーシーブ4A7
50mgを加えて、窒素気流下、室温で30分間撹拌し
た。次いで銀シリケート500■を加えて、72時間撹
拌した。 反応混合物をセライトを用いてろ過した後、ろ液を減圧
下濃縮乾固してシロップ状残渣720mgを得た。残渣
をローパーカラム(ヘキサン:酢酸エチル=4 : 1
)を用いて精製して化合物(5)380■(収率52.
2%)および化合物(6)130■(収率17.9%)
をそれぞれシロップ状物質として得た。
【0054】 化合物(5)[α]22“50D47゜1°(CO,5
50,CHCl、)IR(film)cm、1:174
0.1440.1365.11l1051H−N (C
DC1B、δppm) ニア。5〜7゜1(20H,l
、 ph)。 4゜36(IH,s、 H−1)。 3、65 (3H,S、 0le)j 2.31(2H,t、 J=7.5H2,−C&C0−
)1゜7〜1゜4(8H,m、  (CH2)4 )[
0055] 元素分析 C4] H6s Os 計算値 C73,62% H7,23%実測値 C73
,25% H7,04%[0056] 化合物(6)[α]2″“”’、+21.1°(C1,
05,CHCl、)IR(film)cm、1: 17
38.1455.1275.11l1051H−N (
CDC13,δppm) ニア、4〜7.2(20H,
m、 ph)。 4、62 (正、 s、 H−1)。 3.64(:3)(、S、 OMe)*2.29(2H
,t、 J=7.5H2,−CH2CO−)1.8〜1
.2(12H,m、  (CH2)4 )[0057] 元素分析 C41H6s Os 計算値 C73,62% H7,23%実測値 C73
,59% H7,11%[0058]参考例3 8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3.4. 6
−テトラーO−ベンジルーβ−D−マンノピラノシド(
7)および8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3
.4゜6−テトラーO−ベンジルーα−D−マンノピラ
ノシド(8) [0059] Bull、 Chem、 Soc、 J
pn、、 49.2639(1976)に記載の方法で
合成した2、 3.4.6−テトラー〇−ベンジル−α
/β−D−マンノピラノース1.0g(1,85ミリモ
ル)の無水テトラヒドロフラン溶液20m1に窒素気流
下、水冷しながら50%水素化ナトリウムのオイル懸濁
物90■(1,87ミリモル)を加え、同温度で40分
間撹拌した。次いで8−メトキシカルボニルオクチルト
リフルオロメタンスルホン酸エステル600mg(1,
87ミリモル)の無水テトラヒドロフラン溶液4mlを
滴下し、更に2時間撹拌した。反応液を氷水中に注いだ
後、生成物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル相を水
洗いし、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒留去し
てシロップ状残渣1.3gを得た。残渣をローバーカラ
ム(ヘキサン:酢酸エチル−6=1)を用いて精製して
化合物(7)650■(収率56.7%)および化合物
(8)171■(収率14.9%)を得た。 [00601 化合物(7)  m、p、54.5〜55℃[α]”D
−46,7°(CO,85,CuCl2)IR(CuC
l2)Cm−1: 1732.1497.1454.1
362.11l1001H−N (CDCl2.δpp
m) ニア、6〜7.1(20H,m、 ph)。 4.61QB、 s、 H−1)。 3、66 (3H,3,0le)s 2.30(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)1.8〜1.2(12H,m、  (CH2)5
 )[00611 元素分析 C44H5408 計算値 C74,38% H7,66%実測値 C74
,31% H7,62%[0062] 化合物(8)[α]”’D+21.6°(C1,10,
CuCl2)IR(CuCl2)cm−1:1732.
1497.1454.11l1001H−N (CDC
l2.δppm) ニア、5〜7.1(20H,m、 
ph)。 4.73(LH,S、 H−1)。 3.66(3H,s、 OC%)。 2.30(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)1.7〜1.2(12H,In、 −(CHII
)6−)[0063] 元素分析 C44H5408 計算値 C74,38% H7,66%実測値 C73
,95% H7,65%[0064]例1 6−メドキシカルポニルヘキシル β−D−マンノピラ
ノシド(9) 化合物(5)350mg (0,523ミリモル)のメ
タノール15m1および酢酸5ml混液に、10%パラ
ジウム炭素100■を加え、室温で4. 5kg/cm
2の加圧下で24時間水素添加した。触媒をろ去した後
、ろ液を減圧下濃縮乾固した。この残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=
10:1)で精製して化合物(9)130■を結晶とし
て得た。 [0065] m、p、 113〜114℃ [crlD−44,4°(CO,54,MeOH)IR
(KBr)cm−’  :1732.1084.102
6゜1H−NMR(CDaOD、δppm) :4.4
8(LH,d、 I=0.5Hz、 H−1)3、64
 (3H,3,OMe)m 2.33(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)1.7〜1.25(8H,m、 −(CH2)4
−)[0066] 元素分析 Cl4H2608・0.5H20計算値 C
50,74% H8,21%実測値 C50,60% 
H7,94%[00671例2 6−メドキシカルボニルヘキシル α−D−マンノピラ
ノシド(10) 化合物(6) 130mg (0,19ミリモル)を例
1の場合と同様にして、メタノール−酢酸混液中、10
%パラジウム−炭素存在下に水素添加して脱O−ベンジ
ル化して化合物(10)90■を得た。 [0068] [Cl”6. +50.0°(CO,49,MeOH)
IR(film)cm、1: 3446.1728.1
438.1010601H−N (CDaOD、δpp
m) :4.73(IE、 d、 I=1.5H2,H
−1)3.65(3H,s、 OMe)。 2.33(2H,t、 J=7.5H2,−CH2CO
−)1.7〜1.35(8H,m、  (CH2)4 
)[00691元素分析 Cl4H2608・0.5H
20計算値 C50,74% H8,21%実測値 C
50,99% H8,01%[00701 例3 8−メトキシカルボニルオクチル β−D−マンノピラ
ノシド(11) 本化合物はCarbohydr、 Res、、 156
.1(1986)記載の方法により合成した。 [0071]例4 8−メトキシカルボニルオクチル α−D−マンノピラ
ノシド(12) 化合物(8)300mg (0,483ミリモル)のメ
タノール溶液15m1に、10%パラジウム炭素54m
gを加え、室温で8時間水素添加した。触媒をろ去した
後、ろ液を減圧下濃縮乾固した。得られた結晶を酢酸エ
チル−エーテル混液で洗浄し、結晶をろ取して化合物(
12)120■(収率71%)を得た。 [0072] m、p、 76〜77℃ [(IF”11+52.7°(CO,423,MeOH
)IR(KBr)cm−’  :1735.1728゜
1H−NMR(CI)、OD、δppm) :4.73
(LH,d、 J=1.6Hz、 H−1)3.65(
3H,s、 0le)。 2.32(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)1.7〜1.2(12H,In、 −(CH2)
6−)[0073] 元素分析 Cl6H3008 計算値 C54,84% H8,63%実測値 C54
,73% H8,55%[0074] 参考例 4 8−メトキシカルボニルオクチル 3. 4. 6−ト
リー〇−アセチルー2−アジド−2−デオキシ−α−D
−マンノピラノシド(14)および8−メトキシカルボ
ニルオクチル 3.4. 6−トリー〇−アセチルー2
−アジド−2−デオキシ−β−D−マンノピラノシド(
15):
【0075】 8−メトキシカルボニルオクタ
ツール241mg(1,27ミリモル)を乾燥トルエン
20m1に溶解した後、窒素気流下で溶媒5mlを留去
した。この溶液を水浴中で冷却した後、Carbohy
dr、 Res、、136.153(1985)記載の
方法で合成した3、 4. 6−)リーO−アセチルー
2−アジド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノシル
ブロマイド(13)505■(1,27ミリモル)を乾
燥トルエン5mlに溶解した溶液を加えた。粉末状モレ
キュラーシーブ4A500■を加えて15分間撹拌した
後、銀シリケート500■を加え、更に同温度で18時
間撹拌した。反応混合物をセライトを用いてろ過した後
、ろ液を減圧下濃縮乾固してシロップ状残渣を得た。 残渣をローバーカラムを用いてヘキサン:酢酸エチル=
3=1で各分画15m1ずつ溶出した。分画No、33
−40を集めて化合物(14)250mg (収率45
.2%)を得た。 [0076] 化合物(14) [α]”D+67.0°(C1,3,
CHCL3)IR(CHCb)cm−1:2028.1
745.1439.1370.1010531H−N 
(CDCl2.δppm) :5.42〜5.25(2
H,m、 H−3,H−4)。 4.83(LH,d、 J□、、、=1.6Hz、 H
−1)。 4.25(IH,dd、 J5.、、=4.8Hz、 
16.、、、=12E[z、 H−6a)。 4.09(IE、 dd、 J5,8b=2.2H2,
H−6b)。 4.01(u(、dd、 J2.3=1.4Hz、 H
2)。 3゜88〜3.86(IH,m、 H−5)。 3.67(3H,s、 OC%)。 2.30(2H,t、 J=6Hz、 −CH2CO−
)。 2.10(6H,s、  2XOAc)。 2゜05(3H,s、 0Ac)。 1.2〜1.7(12H,m、 −(C&)a−)[0
077] 元素分析 C22H35N3010 計算値 C52,68% H7,03% N  8.3
8%実測値 C52,68% H6,90% N  8
.47%[0078]分画No、  59−84を集め
て化合物(15)273■(収率42.6%)を得た。 [0079] 化合物(15) [α]”D−75,5°(CO,83
,CHCl、)IR(CHCb)Cm−1:2028.
1745.1439.1370.1010531H−N
 (CDCI3.δppm) :5.25(u(、t、
 J3.+=10H2,H−4)。 4.98(LH,dd、 J2.3”4H2,H−3)
。 4.66(IH,d、 J=1.5Hz、 H−1)。 4.28(IH,dd、 J5.、、=4.8Hz、 
 J6..6.=12Hz、 H−6a)。 4.13(LH,dd、 J5.eb”2.2Hz、 
H−6b)。 2.30(2H,t、 J=7Hz、 −CH2Co−
)。 2、11 (3H,S、 0Ac)j 2.10(3H,s、 0Ac)。 2.04(3H,s、 0Ac)。 1.2〜1.7(12H,m、 −(CH2)a−)[
00801 元素分析 C22H35N3010 計算値 C52,68% H7,03% N  8.3
8%実測値 C52,55% H7,08% N  8
.39%[00811 参考例 5 6−メドキシカルボニルヘキシル 3. 4. 6−ト
リー0−アセチル−2−アジド−2−デオキシ−α−D
−マンノピラノシド(16) (0082]6−メドキシカルポニルヘキサノール(2
) 271mg (1,85ミリモル)および3.4.
 6−トリーO−アセチルー2−アジド−2−デオキシ
−α−D−マンノピラノシルブロマイド(13) 73
0mg(1,85ミリモル)を、参考例4の場合と同様
にトルエン中、モレキュラーシーブ4Aの存在下に銀シ
リケートを用いて縮合させて化合物(16) 424m
g (収率49.9%)を得た。 [0083] [α]25゜@7.8°(CO,72,CHCl3)I
R(film)cm−1:2110.1747.143
6.1369.1228.1010531H−N (C
DCI、、δppm) :5.44〜5.26(2H,
m、 H−3,H−4)。 4.82(LH,d、 Jl、2=1.5H2,H−1
)。 4、24 (11(、ddp Js 、 s * ”4
−5H2I Ja * 、 a b =10E[z、 
H6a)+4.08(IH,dd、 J5,6.=2.
5Hz、 H−6b)。 4.00(LH,dd、 J2.3=3.5Hz、 H
−2)。 3.84〜3.87(LH,m、 H−5)。 2.32(2H,t、  J=7.5Hz、 −CH2
CO−)。 2.09(6H,s、  2XOAc)。 2.04(3H,S、 0Ac)。 1.70〜1.25(8H,m、 −(Cal)4−)
[0084] 元素分析 Cl9H29N3010 計算値 C49,67% H6,36% N  9.1
5%実測値 C49,33% H6,05% N  9
.01%[0085]参考例 6 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アジド−2−デ
オキシ−α−D−マンノピラノシド(17)[0086
]化合物(14)283mg (0,564ミリモル)
のメタノール溶液7mlにINナトリウムメトキシド−
メタノール溶液0. 1mlを加え、室温に4時間放置
した。反応液にイオン交換樹脂アンバーライトIR−1
20B(H型)を加えて中和した後、樹脂をろ去し、少
量のメタノールで洗浄した。ろ液および洗液を合して減
圧下で溶媒を留去してシロップ状残渣を得た。残渣をメ
タノールに溶解した後、活性炭を加えてしばらく放置し
た。ミリポアフィルタ−を用いてろ過した後、ろ液を減
圧下濃縮乾固して化合物(17)210mg(定量的)
をシロップ状物質として得た。 [0087] [(1!]24D−1−68,6°(CO1614,M
eOH)IR(CHCla)cm−1:3600.34
40.2028.17301H−NMR(CDaOD、
δppm) :4゜77(LH,d、 Jt、t=1.
5H2,H1)。 3゜65(3H,s、 O&)。 2.32(2H,t、 J=7H2,−Q(zco−)
。 1.7〜1.2(12H,m、ぺCH2)e−)[00
88] 元素分析 Cl6H29N307 計算値 C51,19% H7,79% N  11.
19%実測値 C50,87% H7,66% N  
11.02%[0089] 参考例 7 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アジド−2−デ
オキシ−β−D−マンノピラノシド(18)化合物(1
5) 273mg (0,54ミリモル)を参考例6の
場合と同様に、メタノール中触媒量のナトリウムメトキ
シドを用いて脱O−アセチル化して化合物(18)13
3■を結晶として得た。
【0090】 m、p、 47〜49℃ [ff]24n−83,8°(CO,798,CHCl
、)IR(CHCl3)Cm−1:3420.2028
.17321H−NIIIR(CD30D、δppm)
 :4.68(LH,d、 I□、2=1.0Hz、 
H−1)。 3.65(3H,s、 0CH3)。 2.31(2H,t、 J=7E[z、 −CH2CO
−)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(α→6−)[00
911 :元素分析 Cl6H29N307 計算値 C51,19% H7,79% N  11.
19%実測値 C51,00% H7,82% N  
10.55%[0092] 参考例 8 6−メドキシカルボニルヘキシル 2−アジド−2−デ
オキシ−α−D−マンノピラノシド(19)化合物(1
6)420mg (0,914ミリモル)を参考例6の
場合と同様に、メタノール中触媒量のナトリウムメトキ
シドを用いて脱O−アセチル化して化合物(19)26
5mg(収率87%)をシロップ状物質として得た。 [0093] [Cl” ”D+75.8°(CO,89,MeOH)
IR(film)cm−1: 3400.2120.1
735.1270.1010601H−N (CDaO
D、δppm) :4.77(LH,S、 E[−1)
。 3.65(3H,s、 0CH3)。 2.33(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.28〜1.70(8E[、l、  (CH2)4 
)[0094]例 58−メトキシカルボニルオクチル
2−アセトアミド−2−デオキシ−α−D−マンノピラ
ノシド(20)  (i)化合物(17)180■(0
,477ミリモル)のメタノール溶液10m1に無水酢
酸0゜5mlを加えて、10%パラジウム−炭素30m
gの存在下に、室温で1時間水素添加した。触媒をろ去
した後、ろ液を減圧下で濃縮乾固した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノー
ル=10=1)で精製して化合物(20) 85mg 
(収率45.4%)を無定形粉末として得た。 [0095] [α]”5.+37.1°(CO,421,Mean)
IR(CHCl3)cm−1:1732.1655.1
439.1375.1130.1070,1027’H
−NMR(CDaOD、δppm) :4.66(LH
,d、 Jl、24.6Hz、 H−1)。 4.28(LH,dd、 J3.、=4.8Hz、 H
−2)。 3、65 (3H,S、 OMe)j 2.32(2H,t、 J=7.5Hz、 −C&C0
−)。 2.00(3H,s、 NAc)。 1.25〜1゜70(12H,m、  (CH2)6 
)[0096] 元素分析 Cl8H33N08・0.2H20計算値 
C54,72%  H8,52%  N  3.55%
実測値 C54,60%  H8,41%  N  3
.72%[0097]  (it)化合物(17)21
0■(0,559ミリモル)のエタノール5ml溶液に
、塩化ニッケル六水和物380mg(1,6ミリモル)
をエタノール10m1に溶解した液0. 1mlを加え
た後、水素化ホウ素ナトリウム63mg (1,677
ミリモル)のエタノール溶液5mlを撹拌しながら加え
た。室温で30分間撹拌した後、反応液に酢酸を加えて
中和した。次いで無水酢酸0. 2mlを加えて室温に
1時間放置した。反応混合物を減圧下で濃縮乾固して、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム:メタノール=10:1)で精製して上記と同一の
化合物(20)147■(収率67゜4%)を得た。 [0098] 例6 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
2−デオキシ−β−D−マンノピラノシド(21)化合
物(18)149mg (0,396ミリモル)を例5
(ii)の場合と同様に、エタノール中触媒量の塩化ニ
ッケル六水和物の存在下に、水素化ホウ素ナトリウムで
アジド基をアミノ基に還元した後、無水酢酸でN−アセ
チル化して化合物(21)101■(収率65.1%)
をシロップ状物質として得た。 [0099] [ff]24D−49,4°(CO,842,MeOH
)IR(KBr)cm−’  :1740.1645.
1550.11l1001H−N (CD80D、δp
pm) :4.60(IH,d、 Jl、2=1.6H
2,H−1)。 4.42(IH,dd、 J2.34.2Hz、 H2
)。 3.64(3H,S、 OMe)。 2.30(2H,t、 J=7.5H2,−CE[2α
ト)。 2.01(3H,s、 NAc)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(CHz)a−)[
01001 :元素分析 C+ s H33NOs・0.3H20計
算値 C54,47%  H8,53%  N  3.
53%実測値 C54,55%  H8,36%  N
  3.59%
【0101] 例7 ローメトキシカルボニルヘキシル 2−アセトアミド−
2−デオキシ−α−D−マンノピラノシド(22)化合
物(19)265mg (0,795ミリモル)を例5
(ii)の場合と同様に、エタノール中触媒量の塩化ニ
ッケル六水和物の存在下に、水素化ホウ素ナトリウムで
アジド基をアミノ基に還元した後、無水酢酸でN−アセ
チル化して化合物(22)228■(収率82%)をシ
ロップ状物質として得た。 [0102] [a123−5D+38.3°(C0,52,MeOH
)IR(film)cm−1:3328.1730.1
650.1552.1438.13771H−NMR(
CDaOD、δppm) :4.65(LH,d、 J
144.2H2,H1)。 4.27(u(、dd、 J2.3=4.3Hz、 H
2)。 3、65 (3H,S、 0le)p 2.33(2H,t、  J=7.5Hz、 −CH2
CO−)。 1−99(31(、S、 NAc)。 1.70〜1.35(8H,m、 −(CH3)4−)
[0103] 元素分析 C+ 5H27NOs・H20計算値 C4
9,04%  H7,96%  N  3.81%実測
値 C49,34%  H8,02%  N  3.6
5%[0104] 参考例9 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (2,3
゜4.6−テトラーO−ベンジルーβ−D−マンノピラ
ノシル’) −3,4,6−トリーO−ベンジルーα−
D−マンノピラノシド(24)および8−メトキシカル
ボニルオクチル 2−0− (2,3,4,6−テトラ
ーO−ベンジルーα−D−マンノピラノシル) −3,
4,6−トリーO−ベンジルーα−D−マンノピラノシ
ド(25)[0105]8−メトキシカルボニルオクチ
ル 3゜14、 6−トリーO−ベンジルーα−D−マ
ンノピラノシド(23) (Carbohydr、 R
es、、聯、 1 (1986)) 600mg(0,
966ミリモル)および2. 3.4. 6−テトラー
O−ベンジルーα−D−マンノピラノシルクロライド(
3)602mg (1,08ミリモル)の無水ベンゼン
溶液(20m1)に、窒素気流下、粉末状モレキュラー
シーブ4Aを2g加え、室温で30分間撹拌した。次い
で銀シリケート1.0gを加え、室温で48時間撹拌し
た。反応混合物をセライトを用いてろ過した後、ろ液を
減圧下濃縮乾固して残渣1.09gを得た。残渣をロー
バーカラムを用いて分離精製して化合物(24)484
mg (収率42.3%)および化合物(25)  1
2 omg(収率10%)をそれぞれシロップ状物質と
して得た。 [0106] 化合物(25) [α]”、+15.0°(CO,80
8,CuCl2)IR(CuCl2)Cm−1: 17
32.1498.1455.1315.1105.10
10291H−N (CDC13,δppm) ニア、
4〜7.1(35H,m、 ph)。 5.18(LH,d、 I=1.0Hz、 H−1or
 H−1’ )。 4.86(IH,d、 J=1.0Hz、 H−10r
 H−1’ )。 3、66 (3H,3,OMe)s 2.30(2H,t、 I=7.5Hz、 −CH2α
ト)。 1.7〜1.15(12H,m、 −(CH2)8−)
[0107] 元素分析 C71H820]3 計算値 C74,58%  H7,23%実測値 C7
4,46%  H7,22%[0108] 化合物(24) [αl””、−38,5°(CO,9
24,CuCl2)IR(CuCl2)Cm−1: 1
731.1498.1452.1362.1100.1
0651E[−NMR(CDC13,δppm) ニア
、6〜7.0(35H,m、 ph)。 4.90(LH,s、 H−1or H−1’ )。 3、67 (3H,3,0le)s 2.30(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.7〜1.2(12H,m、  (CH2)6 )[
0109] 元素分析 C7]H820]3 計算値 C74,58%  H7,23%実測値 C7
4,32%  H7,30%【0110】例8 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (β−D
−マンノピラノシル)−α−D−マンノピラノシド(2
6) 化合物(24)480mg (0,42ミリモル)をメ
タノール910%パラジウム炭素の存在下に水素添加し
て脱0−ベンジル化して化合物(26)181mg(収
率84%)を無色粉末として得た。 [01111 [(IF”D−4,9°(CO,658,Mean)I
R(KBr)cm−’  :3400.1740.10
601H−Nll[R(CDaOD、δppm) :4
゜86(LH,overlapped with CD
30H,H−1or H−1’ )。 4.65(LH,d、 J=0.8Hz、 H−1’ 
 or H−1)3、65 (3H,S、 OMe)p 2.31(2H,t、  J=7.5Hz、 −CH2
CO−)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(鵠)、−)[01
12] 元素分析 C22H400]340 計算値 C49,80%  H7,98%実測値 C5
0,10%  H7,67%[0113] 例9 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (α−D
−マンノピラノシル)−α−D−マンノピラノシド(2
7) 本化合物はCarbohydr、 Res、、 156
.1 (1986)に記載の方法で合成した。 [0114] 参考例10 8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3.4−)−
リー0−ベンジルーβ−D−マンノピラノシド(28)
(0115]  (i) J、 Carbohydr、
 Chem、、 6.645−660(1987)に記
載の方法で合成した1、6−ジーO−アセチル−2,3
,4−トリーO−ベンジルーα−D−マンノピラノシド
5.OOg (9,35ミリモル)の塩化メチレン60
m1溶液に、−20℃で塩化水素ガスを吹き込み飽和さ
せた。反応液を室温に戻して2時間放置した後、減圧下
濃縮して6−0−アセチル−2,3,4−トリー〇−ベ
ンジルーα−D−マンノピラノシルクロライド4. 6
9g (収率98.2%)をシロップ状物質として得た
。このクロライド4.69gの1,2−ジクロロエタン
100m1溶液にシアン化第二水銀7. 09g (2
8,1ミリモル)、粉末モレキュラーシーブ4A30 
gと8−メトキシカルボニルオクタツール1.76g(
9,35ミリモル)を加え、アルゴン気流中、80℃で
22時間撹拌した。沈澱をろ人後、ろ液を減圧下濃縮乾
固してシロップ状残渣を得た。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=7=
1)で精製して8−メトキシカルボニルオクチル6−0
−アセチル−2,3,4−トリー〇−ベンジルーα/β
−D−マンノピラノシド混合物3. 24g (収率5
2.2%)を得た。 (0116]  (it)上記で得た混合物2.45g
 (3゜70ミリモル)のメタノール50m1溶液に2
Nナトリウムメチラ一ト5mlを加え、室温で1.5時
間撹拌した。 反応液をアンバーライトIR−120B(H型)で中和
した後樹脂をろ去した。ろ液を減圧下濃縮乾固してシロ
ップ状残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(トルエン:酢酸エチル=16:1)で精製し
て化合物(28) 1. 20g (収率52.2%)
を得た。同時にCarbohydr、 Res、、 1
61.195 (1987)に公知の化合物(29)8
34■(収率36.2%)を得た。 [0117] [ff]24D−38,7°(CI、 CHCL3)I
R(KBr)cm−’  :3500.2930.28
50.17401H−NMR(CDCl2.δppm)
 :2.28(2H,t、 J=7.6H2,CH2C
00CH8)。 3.65(3H,s、 0cH3) [0118] 参考例11 8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3.4−トリ
ーO−ベンジル−6−0−(2,3,4,6−テトラー
O−ベンジルーβ−D−マンノピラノシル)−α−D−
マンノピラノシド(30)および8−メトキシカルボニ
ルオクチル2,3,4−トリーo−ベンジル−6−O−
(2,3,4,6−テトラーO−ベンジルーα−D−マ
ンノピラノシル)−α−D−マンノピラノシド(31)
[0119]  (i) 2. 3.4. 6−テトラ
ーO−ベンジルーα−D−マンノピラノシルクロライト
(3)265mg(0,47ミリモル)と化合物(29
) 30 omg(0,483ミリモル)の1,2−ジ
クロロエタン5ml溶液に銀トリフレート496■(1
,93ミリモル)と1、 1. 3. 3−テトラメチ
ル尿素337■(2,90ミリモル)を加え、アルゴン
気流中、室温で3時間撹拌した。さらに、化合物(3)
265mg (0,474ミリモル)を加えて2日間撹
拌した。反応液を減圧濃縮して得られたシロップをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチ
ル=30:1)で精製して化合物(30)151mg(
収率27.3%)および化合物(31)273■(収率
42.9%)を得た。
【0120】 化合物(30) [α]24D−5,3°(C1,Cu
Cl2)IR(KBr)cm−’  :2930.28
50.17401H−NMR(CDC13,δppm)
 :2.28(2H,t、 J=7.6Hz、 CH2
C00CHa)。 3.65(3H,s、 0CH3) [01211 化合物(31) [α]”、、+56.2°(C1,C
HCL3)IR(KBr)cm−’  :2930.2
850.17401H−NMR(CDCl2.δppm
) :2.28(2H,t、 Iニア、6H2,CH2
C00CH8)。 3.65(3H,8,0CH3)。 4.70(IH,d、 J=1.8H2,H−1)[0
122]  (it)化合物(3) 9 omg (0
,161ミリモル)と化合物(29)100mg(0,
161ミリモル)の1,2−ジクロロエタン2. 5m
l溶液に銀シリケート325mgと粉末モレキュラーシ
ーブ4A1.5gを加え、3時間撹拌した。さらに化合
物(3)90mg(0,161ミリモル)を加え21時
間撹拌した。沈澱をろ先後、ろ液を減圧下濃縮乾固して
シロップ状残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(トルエン:酢酸エチル−30:1)で精
製して上記と同一の化合物(30)103mg (収率
55.9%)および化合物(31)44■(収率23.
9%)を得た。 [0123] 参考例12 8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3.4−トリ
ーO−ベンジル−6−0−(2,3,4,6−テトラー
O−ベンジルーβ−D−マンノピラノシル)−β−D−
マンノピラノシド(32)および8−メトキシカルボニ
ルオクチル 2. 3.4−トリーo−ベンジル−6−
〇−(2,3,4,6−テトラーO−ベンジルーα−D
−マンノピラノシル)−β−D−マンノピラノシド(3
3)(0124]  (i)化合物(3)180■(0
,322ミリモル)と化合物(28)200mg (0
,322ミリモル)とを、参考例11(i)の方法と同
様にして、1.2−ジクロロエタン5ml溶液中、1.
 1. 3. 3−テトラメチル尿素の存在下、銀トリ
フレートを用いて縮合して化合物(32)25■(収率
6.8%)および化合物(33)228■(収率61.
9%)を得た。 [0125] 化合物(32) [α]24.−41.9°(CO,5
,CuCl2)IR(KBr)cm−’  :2930
.2850.17401H−NMR(CDC1B、δp
pm) :2.28(2H,t、 J=7.6Hz、 
CH2C00CHa)。 3.65(3H,s、 0CH3) [0126] 化合物(33) [α]”、−5゜2°(C1,CuC
l2)IR(KBr)cm−’  :2930.285
0.1740’H−NMR(CDCl2.δppm) 
:2.28(2H,t、 J=7゜6Hz、 CH2C
00CHa )。 3.65(3H,s、 0CNt、) (0127]  (it)化合物(3)180■(0,
322ミリモル)と化合物(28)200mg (0,
322ミリモル)とを、参考例11(ii)の方法と同
様に、1,2−ジクロロエタン5ml溶液中、粉末モレ
キュラーシーブ4Aの存在下、銀シリケートを用いて縮
合して上記と同一の化合物(32)196■(収率53
.2%)および化合物(33)94■(収率25.5%
)を得た。 [0128] 例10 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (β−D
−マンノピラノシル)−α−D−マンノピラノシド(3
4)化合物(30)117■(0,102ミリモル)の
メタノール20m1溶液に10%パラジウム炭素100
mgを加え、パールの装置(50psi )で2日間接
触還元した。触媒をろ先後、ろ液を減圧下濃縮乾固して
シロップ状残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム:メタノール:濃アンモニ
ア水=5 : 5 : 1)で精製して化合物(34)
45.1■(収率86.3%)を得た。 [0129] [α]24..−1()、1°(CO,9,MeOH)
1H−NMR(CDaOD、δppm) :2.31(
2H,t、 J=7.6Hz、 CH2C00CHa)
。 3.65(3H,8,0CH3)。 4.59(LH,8,H−1”) 4.70(IH,d、 J=1.8H2,H−1)MS
(SIMS):m/z  535(M−1−Na)”[
0130] 例11 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (α−D
−マンノピラノシル)−α−D−マンノピラノシド(3
5) 化合物(31)183mg (o、160ミリモル)を
例10の場合と同様に、メタノール910%パラジウム
炭素の存在下に水素添加して、脱O−ベンジル化して化
合物(35)38.6■(収率47.1%)を得た。 [0131] [ff124D+55.1°(CO,8,MeOH)1
H−NMR(CDaOD、δppm) :2.31(2
H,t、 J=7.6Hz、 C&C00CHa)。 3.65(3H,s、 0Qt3)。 4.70(LH,d、 I=1.8Hz、 H−1)M
S(SIMS):m/z  535(M−1−Na)”
[0132] 例12 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (β−D
−マンノピラノシル)−β−D−マンノピラノシド(3
6) 化合物(32)151mg (0,132ミリモル)を
例10の場合と同様に、メタノール910%パラジウム
炭素の存在下に水素添加して、脱O−ベンジル化して化
合物(36)49.0■(収率72.4%)を得た。 [0133] [(M]”n−53,3°(C1,MeOH)1H−N
MR(CDaOD、δppm) :2.31(2H,t
、 J=7.6H2,CH2C00CH11)。 3.65(3H,s、 0CH3)。 4.48(LH,8,H−1) 4.61(1]I、 s、 H−1’ )MS(SIM
S):m/z  535(M−1−Na)”[0134
] 例13 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (α−D
−マンノピラノシル)−β−D−マンノピラノシド(3
7)化合物(33)196■(0,171ミリモル)を
例10の場合と同様に、メタノール910%パラジウム
炭素の存在下に水素添加して、脱O−ベンジル化して化
合物(37)49.0■(収率72.4%)を得た。 [0135] [ff124.−53.3°(C1,MeOH)’H−
NMR(CDaOD、δppm) :2.31(2H,
t、 J=7.6Hz、 C&C00CHa)。 3.65(3H,s、 0CH3)。 4.48(LH,S、 E[−1) MS(SIMS):m/z  535(M−1−Naj
)[0136] 参考例13 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (3,4
゜6−トリーO−アセチルー2−アジド−2−デオキシ
−α−D−マンノピラノシル’) −3,4,6−トリ
ー〇−ベンジルーα−D−マンノピラノシド(38)C
arbohydr、 Res、、 156.1 (19
86)に記載の方法で合成した8−メトキシカルボニル
オクチル 3,4,6−トリーO−ベンジルーα−D−
マンノピラノシド(23)793mg (1,278ミ
リモル)のトルエン溶液20m1を窒素気流下水冷した
。これに粉末状モレキュラーシーブ4A800■および
銀シリケート800mgを加えて30分間撹拌した。次
いで3.4. 6−トリー〇−アセチルー2−アジド−
2−デオキシ−α−D−マンノピラノシルブロマイド(
13)505■(1,278ミリモル)のトルエン溶液
5mlを加え、同温度で更に48時間撹拌した。反応混
合物をセライトを用いてろ過した後、ろ液を減圧下濃縮
乾固して残渣1.22gを得た。残渣をローパーカラム
(ヘキサン:酢酸エチル=3 : 1)を用いて精製し
て化合物(38)557mg (収率59.7%)を得
た。 [0137] [α]”D+37.4°(CO,901,CHCl、)
IR(CHCb)Cm−1: 2028.1745.1
452.1369.1045゜1E[−NMR(CDC
l2.δppm) ニア、5〜7.1(15H,m、p
h)。 5.43(LH,dd、 Ja5,4.=9.4Hz、
 J、、、=3.7Hz、 H3’ )。 5.29(IH,t、 H−4)。 4.98(IH,d、 Jl−、、=1.8Hz、 H
−1’ )。 4.85(LH,d、 l、24.7Hz、 H−1)
。 3.66(3H,s、 OMe)。 2.30(2H,t、 J=7Hz、 −C%C0−)
。 2.10(3H,s、 0Ac)。 2.09(3H,s、 0Ac)。 1.99(3H,s、 0Ac)。 1.8〜1.2(12H,l、  (CH2)e )[
0138] 元素分析 C49H63N301 s 計算値 C62,94% H6,79% N4.49%
実測値 C62,76% H6,83% N4.61%
[0139] 参考例14 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (2−ア
ジド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノシル)−3
゜4.6−トリーO−ベンジルーα−D−マンノピラノ
シド(39) :
【0140】化合物(38)557mg (0,59
6ミリモル)のメタノール溶液20m1に1Mナトリウ
ムメトキシド−メタノール溶液0.15m1を加え、室
温に2時間放置した。反応液にイオン交換樹脂アンバー
ライトIR−120B(H型)を加えて中和した後、樹
脂をろ去し、少量のメタノールで洗浄した。ろ液および
洗液を合し、減圧下で濃縮乾固して化合物(39)44
7■(収率93%)をシロップ状物質として得た。 [01411 [α]24D+46.7°(CO,559,CHCl、
)IR(CHCl3)Cm−1: 3600.3460
.2027.1731.1498.1453.1065
’H−NMR(C込OD、δppm) ニア、40〜7
゜15(15H,ph)。 4.99(LH,d、 J□−、、−=1.4Hz、 
H−1’ )。 4.93(IH,dl Jl、2=1.8Hz、 H−
1)13.62(3H,S、 OMe)。 2.30(2H,t、 J=7Hz、 −CH2CO−
)。 1.7〜1.2(12E[、II、 −(CH2)6−
)[0142] 元素分析 C43H57N3012 計算値 C63,92% H7,11% N5.20%
実測値 C63,17% H7,09% N5.22%
[0143] 参考例15 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (2−ア
セトアミド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノシル
)−3,4,6−)リーO−ベンジルーα−D−マンノ
ピラノシド(40) [0144]化合物(39)310mg (0,384
ミリモル)のエタノール溶液8mlに、0.16M塩化
ニッケル六水和物のエタノール溶液0.07m1を加え
た後、室温で撹拌下に水素化ホウ素ナトリウム44mg
(1,15ミリモル)をエタノール5mlに溶かした液
を加えた。反応混合物を40分間撹拌した後、酢酸を加
えて中和した。次いで無水酢酸0. 2mlを加えて室
温に1時間放置した。反応混合物を減圧下濃縮乾固した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム:メタノール−10:1)で精製して化合物(
40)184mg(収率58.2%)をシロップ状物質
として得た。 [0145] [α]”D+42.3°(CO,522,MeOH)1
H−NMR(CDaOD、δppm) : 7.40〜
7.10(15H,m、 ph)。 4.95(IH,d、 J=1.8Hz、 H−1or
 H−1’ )。 4.93(LH,d、 J=1.6Hz、 H−1’ 
 or H−1)。 3.62(3H,s、 OMe)。 2.28(2H,t、 J=7Hz、 −(1%co−
)。 2.01(3H,s、 NAc)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(CH2)6 )[
0146] 元素分析 C45H61NO+3 計算値 C65,59% H7,46% N1.70%
実測値 C65,23% H7,33% N1.95%
[0147] 例14 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (2−ア
セトアミド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノシル
)ニーα−D−マンノピラノシド(41)[0148]
化合物(40)170mg (0,206ミリモル)の
メタノール溶液15m1に、10%パラジウム−炭素5
0■を加え、室温で27時間水素添加した。反応混合物
をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮乾固して化合物(41
) 86mg (収率75.4%)を不定型粉末として
得た。 [0149] [(X]25D+49.3°(CO,708,MeOH
)IR(KBr)cm−’  :3400.1740.
1650.1545.1125.1060.10102
01H−N (CD80D、δppm) :5.01(
IH,S、 H−1)。 4.90(IH,d、 J□−,2−=1.5Hz、 
H−1’ )。 4.44(IH,dd、 N2− 、3− =4.6H
z、 H−2’ )。 3、65 (3H,S、 0le)N 2.31(2H,t、 J=7Hz、 −C&C0−)
。 2.00(3H,s、 NAc)。 1.7〜1.2(12H,m、  (CUe )[01
50] 元素分析 C24H43NO+3・ト0計算値 C50
,43% H7,94% N2.45%実測値 C50
,52% H7,76% N2.62%[0151] 参考例16 8−メトキシカルボニルオクチル 3,6−ジーO−ア
セチル−2,4−ジーO−ベンジルーα−D−マンノピ
ラノシド(43) [0152] Tetrahedron、 37.27
79 (1981)に記載の方法で合成した3、6−ジ
ーO−アセチル−2,4−ジーO−ベンジルーα−D−
マンノピラノシルクロライド(42)3.24g (7
,58ミリモル)および8−メトキシカルボニルオクタ
ツール1.43g (7,58ミリモル)を無水ベンゼ
ン60m1に溶解した後、窒素気流下で溶媒10m1を
留去した。室温まで冷却した後、粉末状モレキュラーシ
ーブ4A2.Ogを加え15分間撹拌した。次いで銀シ
リケート3.25gを加えて室温で18時間撹拌した。 反応混合物をセライトを用いてろ過した後、ろ液を減圧
下濃縮乾固した。残渣4.51gをローパーカラム(ヘ
キサン:酢酸エチル=3 : 1)を用いて精製して化
合物(43) 2. 93g (収率63%)をシロッ
プ状物質として得た。 [0153] [α]21iD+4.4°(C1,128,CHCl、
)IR(CHCl3)cm−1:1735.1455.
1365.1075゜’H−NMR(CDCl2.δp
pm) ニア、45〜7.2(IOH,m、 ph)。 5.25(LH,dd、 N2,3”3.4Hz、 N
3,4”8.8Hz、 H−3)。 4.82(IH,d、 J=1.6Hz、 H−1)。 3.67(3H,s、 OMe)。 2.31(2H,t、 J=7.5Hz、 −CatC
(h)。 2.08(3H,s、 0Ac)。 2.00(3H,s、 0Ac)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(CH2)6−)[
0154] 元素分析 C34H460]0 計算値 C66,43% H7,54%実測値 C66
,10% H7,41%[0155] 参考例17 8−メトキシカルボニルオクチル 2,4−ジーO−ベ
ンジルーα−D−マンノピラノシド(44)化合物(4
3)  1.48g (2,40ミリモル)のメタノー
ル30m1溶液に1Mナトリウムメトキシド−メタノー
ル溶液0、 6mlを加えて、室温に8時間放置した。 反応液にイオン交換樹脂アンバーライトIR−120B
(H型)を加えて中和した後、樹脂をろ去した。ろ液を
減圧下で濃縮乾固して残渣1.34gを得た。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=2=1)で精製して化合物(44) s 76m
g (収率69%)をシロップ状物質として得た。 [0156] [α]21iD+18.2°(CO,626,CHCl
、)IR(CHCl3)cm−1:3560.1731
.1498.1455.1438.1100.1075
’H−NMR(CDC18,δppm) ニア、45〜
7.20(IOH,m、 ph)。 4.84(LH,d、 J=1.2Hz、 H−1)。 3.67(3H,s、 OMe)。 2.30(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.7〜1.2(12H,III、 −(CH2)6−
)[0157] 元素分析 C3o H420s 計算値 C67,90% H7,98%実測値 C67
,39% H8,03%[0158] 参考例18 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (3,4
゜6−トリーO−アセチルー2−アジド−2−デオキシ
−α−D−マンノピラノシル)−2,4−ジー0−ベン
ジル−α−D−マンノピラノシド(45)[0159E
化合物(44) 71 omg (1,339ミリモル
)、銀トリフラート757■(2,94ミリモル)およ
びテトラ−N−メチル尿素1.4ml (11,78ミ
リモル)のジクロロメタン溶液(15m1)を、窒素気
流下で一78℃に冷却した後、3.4. 6−トリー〇
−アセチルー2−アジド−2−デオキシ−α−D−マン
ノピラノシルブロミド(13)1.Olg (2,67
8ミリモル)のジクロロメタン溶液5mlを加えた。そ
の後冷却浴を除き、反応温度を徐々に室温まで上昇させ
、18時間撹拌した後、反応混合物をセライトを用いて
ろ過した。ろ液を炭酸水素ナトリウム水溶液および水で
順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減
圧下留去してシロップ状残渣を得た。残渣をローパーカ
ラム(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)を用いて精製し
て化合物(45)486mg (収率43%)をシロッ
プ状物質として得た。 [01601 [(M]25.−1−62.3°(CO,925,CH
Cl3)IR(CHCb)Cm−1: 3560.21
10.1745.1455.1370.10(1E[−
NMR(CDCl2.δppm) ニア、5〜7.25
(IOH,m、 ph)。 5.42〜5.22(2H,m、 H−3’ 、 H−
4’ )。 5.04(IH,d、 J=1.6Hz、 H−1or
 H−1’ )。 4.81(IH,d、 J=1.4Hz、 H−1’ 
 or H−1)。 3.66(3H,s、 OMe)。 2.30(2H,t、 I=7.5Hz、 −CH2C
1))。 2.08(3H,s、 0Ac)。 2.06(3H,s、 0Ac)。 2.03(3H,s、 0Ac)。 1.7〜1.2(12H,III、 −(CH2)6−
)[0161] 元素分析 C42H57N3015・0.5H20計算
値 C59,14% H6,85% N4.93%実測
値 C59,07% H6,77% N5.07%[0
162] 参考例19 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (2−ア
ジド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノシル)−2
゜4−ジーO−ベンジルーα−D−マンノピラノシド(
46) [0163E化合物(45)470mg (0,557
ミリモル)を参考例14の場合と同様に、メタノール中
触媒景のナトリウムメトキシドを用いて脱O−アセチル
化して化合物(46)333mg (収率83.2%)
をシロツプ状物質として得た。 [0164] [(1!]”D−1−69,1°(CO,739,Me
OH)IR(CuCl2)Cm−1:3560.212
0.1731.1010751H−N (CDaOD、
δppm) ニア。5〜7.2(IOH,m、 ph)
。 3.64(3H,s、 OMe)。 2.30(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.7〜1.25(12H,m、 −(CH2)e−)
[0165] 元素分析 C36出IN3012・0.6H20計算値
 C59,34% N7.22% N5.77%実測値
 C59,04% N7.02% N5.80%=
【0
166】 参考例208−メトキシカルボニルオクチル 6−O−
(2−アセトアミド−2−デオキシ−α−D−マンノピ
ラノシル)−2,4−ジーO−ベンジルーα−D−マン
ノピラノシド(47) [0167]化合物(46)320mg (0,446
ミリモル)を参考例15の場合と同様に、エタノール中
触媒景の塩化ニッケル六水和物の存在下に、水素化ホウ
素ナトリウムでアジド基をアミノ基に還元した後、無水
酢酸でN−アセチル化して化合物(47)234mg 
(収率71.5%)を無定型粉末として得た。 [0168] [(1!]”D+54.7°(CO,569,MeOH
)IR(CuCl2)Cm−1:1730.1660.
1455.1075゜1H−NMR(CDaOD、δp
pm) ニア、5〜7.2(IOH,m、 ph)。 4.41(LH,dd、 J□−,2−=1.2Hz、
 12−、、−=5Hz、 H−2’ )。 3.64(3H,S、 0le)。 2.31(2H,t、  J=7.5Hz、 −CH2
CO−)。 2.00(3H,s、 NAc)。 1.7〜1.25(12H,m、  (CEL+)a 
)[0169] 元素分析 C3sHs5NO+34zO計算値 C60
,70% N7.64% N1.86%実測値 C60
,84% N7.56% N2.02%[0170] 例15 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (2−ア
セトアミド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノシル
)−α−D−マンノピラノシド(48)化合物(47)
230mg(0,313ミリモル)を例14の場合と同
様に、メタノール910%パラジウム−炭素存在下に水
素添加して脱O−ベンジル化して化合物(48) 11
8mgを無定形粉末として得た。 [0171] [ffl”D+56.6°(CO,758,MeOE[
)IR(KBr)cm−’  :1740.1650.
1545゜1H−NMR(CDC13,δppm) :
4.74QB、 d、 Jt・、2・=1.2Hz、 
H1’ )。 4.71(IE、 d、 152=1.4Hz、 H1
)。 4、36(IEs d4 J2・、 a・=5Hz、 
H2’ )j3、65 (3H,S、 OMe)p 2.32(2H,t、 J=7.5H2,−CH2CO
−)。 2.01(3H,s、 NAc)。 1.70〜1.25(12H,m、 −(CH2)8−
)[0172] 元素分析 C24H43NO+3・H20計算値 C5
0,43% N7.94% N2.45%実測値 C5
0,55% N7.76% N2.58%[0173] 参考例21 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (3,4
゜6−トリー〇−アセチルー2−デオキシ−2−フタル
イミド−β−D−グルコピラノシル) −3,4,6−
トリー〇−ベンジルーα−D−マンノピラノシド(50
)[0174] 5ynthetic Methods
 for Carbohydrate Chemist
ry、 1976に記載の方法で合成した2、  3.
4−トリー0−アセチル−2−デオキシ−2−フタルイ
ミド−β−D−グルコピラノシルブロマイド(49) 
410mg(0,66ミリモル)および化合物(23)
 427mg(0,85ミリモル)を無水ジクロロメタ
ン20m1に溶解した後、窒素気流下、モレキュラーシ
ーブ4A10gを加え1時間撹拌した。次いで銀シリケ
ート400mgを加えて、室温で16時間撹拌した。反
応混合物をセライトを用いてろ過した後、ろ液を減圧下
濃縮乾固してシロップ状残渣710■を得た。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エ
チル=2 : 1)で精製して化合物(50)400■
(収率58.3%)を得た。 [0175] [α]”D+13.7°(CO,35,CHCl3)1
HNMR(CDC13,δppm) :6.9〜7.9
(19E[、m、 aromatic H)。 5.82(LH,t、 J=10H2,H−4’ )。 5.51(LH,d、 J=8.5Hz、 H−1’ 
)。 5.20(IH,t、 J=10Hz、 H−3’ )
。 3.65(3H,s、 0le)。 2.28(2H,t、 J=7.5Hz)。 2.04(6H,s、 2 X Ac)。 1.87(3H,s、 Ac)。 1.7〜1.0(12H,m、べCH2)e−)[01
76] 参考例22 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (2−デ
オキシ−2−フタルイミド−β−D−グルコピラノシル
)−3,4,6−)リーO−ベンジルーα−D−マンノ
ピラノシド(51) [0177]化合物(50)275mg (0,265
ミリモル)を参考例6の場合と同様に、メタノール中触
媒量のナトリウムメトキシドを用いて脱O−アセチル化
して化合物(51)240■を得た。 [0178] 1H−NMR(CDCl2.δppm) ニア、8〜7
.1(19H,nt、 aromatic H)15.
30(IH,d、 J=7.5Hz、 H−1’ )。 4.49(LH,d、 J=1.6Hz、 H−1)。 3.65(3H,s、 OMe)。 2.28(2H,t、  J=7.5Hz、 −CH2
CO−)。 1.7〜1.1(12E[、m、べCH2)6−)[0
179] 参考例23 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (2−ア
セトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル
)−3,4,6−)リーO−ベンジルーα−D−マンノ
ピラノシド(52) (01801化合物(51)230mg (o、252
ミリモル)の無水メタノール溶液(50ml)にヒドラ
ジンアセテート1.53g (16,6ミリモル)を加
え、窒素気流下で5時間加熱還流した。室温まで冷却し
た後、反応液を減圧下で濃縮乾固した。残渣を酢酸エチ
ル層と水層とに分配した。有機層を分離し、水洗後、硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して残渣210m
gを得た。 残渣を無水メタノール20m1に溶解した後、無水酢酸
2mlを加えて、室温に16時間放置した。反応混合物
を減圧下で濃縮乾固して残渣236mgを得た。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:
メタノール=10:1)で精製して化合物(52)15
4mg(74,4%)を得た。 [0181] [α]”’、−6.1°(CO,676、MeOH)1
H−NMR(CDaOD、δppm) ニア、5〜7.
1(15H,m、 aromatic E[)。 4.53(IH,d、 J=1.6H2,H−1)。 3.62(3H,s、 OMe)。 2.27(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.94(3H,s、 NAc)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(C&)e−)[0
182] 例16 8−メトキシカルボニルオクチル 2−0− (2−ア
セトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル
)−α−D−マンノピラノシド(53)化合物(52)
144mg (0,174ミリモル)をメタノール91
0%パラジウム炭素の存在下に水素添加して脱O−ベン
ジル化して化合物(53)84■を得た。 [0183] [αl”D−h4.7°(CO,838,Mean)I
R(KBr)cm−’  :1740.1645.15
60.1065゜1H−Nll[R(CDaOD、δp
pm) :4゜77(LH,d、 J=1.5Hz、 
H−1)。 4.45(LH,d、 J=8.IHz、 H−1’ 
)。 3、65 (3H,S、 OMe)p 2.32(2H,t、  J=7.5Hz、 −CH2
CO−)。 1−99(31(、S、 NAc)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(α、、)、−)[
0184] 参考例24 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (3,4
゜6−トリー〇−アセチルー2−デオキシ−2−フタル
イミド−β−D−グルコピラノシル)−2,4−ジー0
−ベンジル−α−D−マンノピラノシド(54)および
8−メトキシ力ルポニルオクチル 3,6−ジー〇−(
3,4,6−トリー〇−アセチルー2−デオキシ−2−
フタルイミド−β−D−グルコピラノシル)−2,4−
ジーO−ベンジル−α−D−マンノピラノシド(55) (0185]化合物(44)564mg (1,06ミ
リモル)の無水ベンゼン溶液25m1に、銀シリケート
1.0gおよび粉末状モレキュラーシーブ4A1.Og
を加え、窒素気流下、室温で30分間撹拌した。次いで
化合物(49)1.05g (2,12ミリモル)の無
水ベンゼン溶液5mlを加え、室温で16時間撹拌した
。反応混合物をセライトを用いてろ過した後、ろ液を減
圧下濃縮乾固して残渣1.6gを得た。残渣をローバー
カラム(ヘキサン:酢酸ニス=1:1)を用いて精製し
て化合物(54)  184mg (収率18.9%)
および化合物(55)693mg (収率48.9%)
を得た。 [0186] 化合物(54) [α]”4.、+22.3°(CO,
783,Menu)IR(CHCb)Cm−1: 17
50.1721.1389.1369.1080.10
40゜1H−NMR(CDCl2.δppm) :5.
83(LH,dd、 J=10.0Hz、 J=9.O
H2,H−3’ )。 5.45(LH,d、 I=8.6Hz、 H−1’ 
)。 5.19(IH,t、 J=9.6Hz、 H−4’ 
)。 3、6 (3H,3,OMe)s 2.30(2H,t、 I=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 2.09.2.04.1.87(each 3H,ea
ch s、 3 X0Ac)。 1.7〜1.1(12H,m、  CH2)6−[01
87] 元素分析 Cso&+N0u40 計算値 C62,11% H6,57% N1.45%
:実測値 C61,87% H6,27% N1.50
%[0188] 化合物(55) [α]”D+16.0°(CO,68
8,CHCl3)1H−NMR(CDC13,δppm
) :5.78(IH,dd、 J=9.2Hz、 I
IHz、  H−3’ Or E[−3”)。 5.76(IH,dd、 J=9.2Hz、 11Hz
、 H−3”or H−3’ )。 5.47(LH,d、 J=8Hz、 El−1’ o
r H−1”)。 5.35(IE、 d、 J=8.4Hz、 H−1”
 Or H−1’ )。 5.14(IH,t、 J=9.4Hz、 H−4’ 
 Or  H−4”)。 5.13(LH,t、 J=9゜6Hz、 H−4″o
r H−4’ )。 3.68(3H,s、 OMe)。 2.05.2.01.1.99.1.84.1.82 
(total 18H,6xAc)。 [0189] 元素分析 C7o Hs o N202 s・H20計
算値 C60,77% H5,97% N2.03%実
測値 C60,63% H5,85% N1.96%

0190】 参考例25 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (2−デ
オキシ−2−フタルイミド−β−D−グルコピラノシル
)−2,4−ジーO−ベンジルーα−D−マンノピラノ
シド(56) [01911化合物(54)161mg (0,1フロ
ミリモル)を参考例6の場合と同様に、メタノール中触
媒量のナトリウムメトキシドの存在下に脱O−アセチル
化して化合物(56)111■を得た。 [0192] [α]24D+5.5°(CO,667、CHCl、)
1H−NMR(CDC13,δppm) ニア、72〜
7.15(14H,m、 aromatic H)。 5.31(LH,d、 I=8.1Hz、 H−1’ 
)。 3.65(3H,s、 OMe)。 2.30(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.7〜1.1(12H,m、 −(CH2)e−)[
0193] 参考例26 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (2−ア
セトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル
)−2,4−ジーO−ベンジルーα−D−マンノピラノ
シド(57) [0194]化合物(56)104mg (0,132
ミリモル)を参考例23の場合と同様に、メタノール中
ヒドラジンアセテートと加熱還流して脱フタロイル化し
た後、無水酢酸でN−アセチル化して化合物(57)6
6■を得た。 [0195] [α]””、+12.3 c′(CO,733,MeO
H)IR(KBr)cm−’  :1740.1652
.15551El−NMR(CI)、OD、δppm)
 ニア、25〜7.48(IOH,m、 aromat
ic H)。 4.69(LH,d、 J=1.6Hz、 H−1)。 4.47(IH,d、 J=8.2Hz、 H−1’ 
)。 3.63(3H,s、 OMe)。 2.30(2H,t、 J=7.5Hz、 −C&C(
h)。 1.98.1.86(total 3H,NAc)。 1.7〜1.2(12E[、m、  (CH2)a )
[0196] 例17 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (2−ア
セトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル
)−α−D−マンノピラノシド(58)化合物(57)
54mg (0,0826ミリモル)をメタノール91
0%パラジウム炭素の存在下に水素添加して、脱O−ベ
ンジル化して化合物(58)36■を得た。 [0197] [ff]”D−12,4°(CO,723,MeOH)
1H−NMR(CI)aOD、δppm) :4.68
(IH,d、 J=1.2Hz、 H−1)。 4.44(LH,d、 J=8.4Hz、 H−1’ 
)。 3.65(3H,s、 OMe)。 2.23(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.98(3H,s、 NAc)。 1.7〜1.25(12H,m、 −(CHs)e−)
[0198] 参考例27 8−メトキシカルボニルオクチル 3,6−ジー0−(
2−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−グルコピラ
ノシル)−2,4−ジー0−ベンジル−α−D−マンノ
ピラノシド(59) [0199]粗生成物(55)1.0g (0,732
ミリモル)を参考例6の場合と同様に、メタノール中触
媒量のナトリウムメトキシドの存在下に脱O−アセチル
化して化合物(59)277■を得た。 [0200] [α]””D+2.1°(CO,973,MeOH)I
R(KBr)cm−’  :1775.1712.13
90.1072゜1H−NMR(CDaOD、δppm
) :5.34(LH,d、 J=8.2Hz、 H−
1’ or  H−1つ。 5.21(LH,d、 J=8.4Hz、 H−1″o
r H−1’ )。 3.65(3H,s、 0le)。 2.35(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.7〜1.1(12H,In、 −(CHII)6−
【0201】 元素分析 C58H68N202o−H20:計算値 
C61,58% H6,24% N2.48%実測値 
C61,70% H6,23% N2.66%[020
2] 参考例28 8−メトキシカルボニルオクチル 3,6−ジー0−(
3,4,6−トリー〇−アセチルー2−アセトアミド−
2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−2,4−
ジーO−ベンジルーα−D−マンノピラノシド(60) [0203]化合物(59)277mg (0,256
ミリモル)のメタノール溶液50m1に、ヒドラジンア
セテート3.06g (33,28ミリモル)を加え、
窒素気流下、3時間加熱撹拌した。室温まで冷却した後
、反応液を減圧下で濃縮乾固して残渣3.59gを得た
。残渣をピリジン15m1に溶解した後、無水酢酸15
m1を加えて、室温に48時間放置した。反応混合物を
氷水中に注ぎ、生成物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル相を、希塩酸、炭酸水素ナトリウム水溶液および水
で順次洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下で溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル)で精製して化合物(60)2
12■(収率71.6%)を得た。 [0204] [α125.+1.3°(C1,085,CHCl3)
1H−Nll[R(CDC13,δppm) ニア、5
〜7.2(IOH,n+、 aromatic [01
3,67(3H,s、 OMe)。 2.42.2.16.2.05.2.02.2.00.
1.84.1.75.1.72(each 3H,ea
ch s、 NAc and 0Ac)。 2.30(2H,t、 J=7.5Hz、 −CH2C
O−)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(CHII)6−)
[0205] 参考例29 8−メトキシカルボニルオクチル 3,6−ジー〇−(
2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラ
ノシル)−2,4−ジーO−ベンジルーα−D−マンノ
ピラノシド(61) [0206]化合物(60)190mg (0,164
ミリモル)を参考例6の場合と同様に、メタノール中触
媒最のナトリウムメトキシドを用いて脱O−アセチル化
して化合物(61)134■を得た。 [0207] [a+]”’D+3.4°(CO,698,MeOH)
IR(KBr)cm−’  :1735.1655.1
555.1070゜1H−NMR(CD80D、δpp
m) ニア、6〜7.25(IOH,m、 aroma
tic H)。 3.64(3H,s、 OMe)。 2.30(2H,t、  J=7.5Hz、 −CH2
αト)。 1.98(3H,s、 NAc)。 1.88.1.76(total 3H,NAc)。 1.7〜1.2(12H,m、 −(CH2)a−)[
0208] 元素分析 C46H6s N201 s・2.2H20
計算値 C56,57% H7,47% N2.87%
実測値 C56,87% H7,24% N2.70%
[0209] 例18 8−メトキシカルボニルオクチル 3,6−ジー0−(
2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラ
ノシル)−α−D−マンノピラノシド(62)化合物(
61)143■を、メタノール910%パラジウム炭素
存在下に水素添加して脱O−ベンジル化して化合物(6
2)68mgを得た。 [02101 [(I]28D−1−6,1°(CO,23,MeOH
)1H−NMR(CD、OD、δppm) :4.70
(IE、 d、 J=1.5Hz、 H−1)。 4゜56(LH,d、 J=8゜5Hz、 H−1’ 
 or  El−1つ。 4.46(LH,d、 J=8.5Hz、 H−1″o
r E[−1’ )。 3、65 (3H,S、 0le)p 2.32(2H,t、  J=7.5Hz、 −C&C
0−)。 1゜98(3H,s、 NAc)。 2.00.1.89(total 3H,s、 NAc
)。 1.65〜1.30(12H,m、 −(CH2)6 
)[0211] 元素分析 C32H56N20+8・3H20計算値 
C47,40% H7,n% N3.46%実測値 C
47,12% H7,55% N3.13%[0212
] 参考例30 8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3.4−トリ
ー〇−ベンジルーα−L−フコピラノシド(65)およ
び8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3.4−)
−ジー0−ベンジルーβ−L−フコピラノシド(67)
[0213]  2,3.4−トリー〇−ベンジルーt
−p−ニトロベンゾイル−β−L−フコピラノース4.
00g(6,85ミリモル)より調製した新しい2. 
3.4−トリー〇−ベンジルーα−L−フコピラノシル
ブロマイド(63)  [Carbohydr、Res
、、 18.219−226 (1971)、1のベン
ゼン40m1溶液に、8−メトキシカルボニルオクタツ
ール1.29g (6,85ミリモル)、シアン化第二
水銀1.73g (6,85ミリモル)および粉末無水
硫酸カルシウム3.60gを加え、アルゴン気流中室温
で2日間撹拌した。沈殿をろ去した後、ろ液に酢酸エチ
ル60m1を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液60
m1、水60m1で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウ
ムで脱水後、減圧濃縮して得たシロップをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=
15=1)で精製して化合物(65) 1. 66g 
(収率40.1%)と化合物(67)(収率12.6%
)を得た。 [0214] 化合物(65)  [a ]2’ D −34,0°(
C1,0,CHCl3)IR(NaC1)cm−1: 
17251El−NMR(CDCl2.δppm) :
1.10(3H,d、 J=7.5Hz、 H−6,C
EL、)。 2.28(2H,t、 J=7.6Hz、 Ca、C0
0CH,)。 3.65(3H,s、 OC%) [0215] 化合物(67) [a ]” 4n +6.2°(C1
,0,CHCl、)IR(NaC1)cm−1: 17
251El−NMR(CDCl2.δppm) :1.
15(3H,d、 J=7.5Hz、 H−6)。 2.28(2H,t、 J=7.6Hz、 Ca、C0
0CHa)。 3.65(3H,s、 OC%)。 4.32(IH,d、 J=8.6Hz、 H−1)[
0216] 例19 8−メトキシカルボニルオクチル α−L−フコピラノ
シド(66)化合物(65)1.89g (3,12ミ
リモル)の酢酸50m1溶液に10%パラジウム炭素1
.0gを加え、パールの装置(50psi)を用い室温
で3日間接触還元した。沈殿をろ去した後、ろ液を減圧
濃縮して得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム:メタノール−30:1)で精製
して化合物(66)848■(収率81.3%)を得た
。 [0217] [αl”、−110,1°(C1,0,MeOH)IR
(NaC1)cm−1: 3350.1740’H−N
MR(CDaOD、δppm) :1.18(3H,d
、 J=7.5Hz、 H−6,)。 2.31(2H,t、 J=7.6Hz、 CH,、C
00CHa)。 3.65(3H,s、 OCH,l)。 4.74(IH,d、 J=2.7Hz、 H−1)[
0218] 例20 8−メトキシカルボニルオクチル β−L−フコピラノ
シド(68)化合物(67)596mg (o、985
ミリモル)を例2と同様な方法で接触還元して化合物(
68)226■(収率68.6%)を得た。 [0219] [αl”、+4.5°(C1,0,Mean)IR(N
aC1)cm−1: 3350.1740’H−NMR
(CDaOD、δppm) :1.21(3H,d、 
J=7゜5Hz、 H−6,)。 2.31(2H,t、 I=7゜6Hz、 CH,、C
00C% )。 3.65(3H,s、 0CH3)。 4.17(IH,d、 J=8.IHz、 H−1)[
02201 参考例31 6−メドキシカルポニルヘキシル 2. 3.4−トリ
ー〇−アセチルーβ−L−フコピラノシド(69)(0
22111,2,3,4−テトラ−O−アセチル−L−
フコピラノース1.OOg (3,01ミリモル)より
調製した新しい2. 3.4−トリー〇−アセチルーα
−L−フコピラノシルブロマイド(64)  [Car
bohydr。 Res、、 4.189−195 (1967)]のベ
ンゼン10m1溶液に、6−メドキシカルポニルヘキサ
ノール241■(1,50ミリモル)、シアン化第二水
銀380mg(1,50ミリモル)および粉末無水硫酸
カルシウム900mgを加え、アルゴン気流中室温で2
4時間撹拌した。沈殿をろ去した後、ろ液に酢酸エチル
15m1を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液15m
1、水15m1で順次洗浄した。 無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して得たシロ
ップをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン
:酢酸エチル=8 : 1)で精製して化合物(69)
401■(収率61.6%)を得た。 [0222] [α]23D+1.7°(C1゜0. CHCl3)I
R(NaC1)cm−1: 17401H−NMR(C
DCI、、δppm) :1.22(3H,d、 I=
6.4Hz、 H−6)。 1.99.2.05.2.17(3H,s、 CH3C
0)。 2.31(2H,t、 H=7.6H2,CH2C00
CH3)。 3.67(3H,s、 0CH3)。 4.42(LH,d、 I=8.1Hz、 H−1)[
0223] 例21 6−メドキシカルボニルヘキシル β−L−フコピラノ
シド(70)化合物(69)389mg (0,899
ミリモル)のメタノール4ml溶液に28%ナトリウム
メチラート0. 1mlを加え、室温で2時間撹拌した
。アンバーライトIR−120B(H型)で中和後、樹
脂をろ去し、ろ液を減圧濃縮してシロップ状の化合物(
70)268■(収率97.3%)を得た。 [0224] [α]26..+3,3°(CO,64,MeOH)I
R(NaC1)c+n71: 3450.17401H
−NMR(CDaOD、δppm) :1.23(3H
,d、 I=6.6Hz、 H−6,)。 2.37(2H,t、 I=7.6Hz、 CH,、C
00CH,)。 3.67(3H,s、 0cH3)。 4.19(IH,d、 J=7.3Hz、 H−1)[
0225] 参考例32 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
3−0−(2,3,4−トリー〇−アセチルーβ−L−
フコピラノシル)−4,6−0−ベンジリデン−2−デ
オキシ−β−D−グルコピラノシド(72)(0226
]  1. 2. 3.4−テトラ−0−アセチル−L
−フコピラノース156■(0,469ミリモル)より
調製した新しい2. 3.4−トリー0−アセチル−α
−L−フコピラノシルブロマイド(64)のベンゼン−
ニトロメタン(10m1−10m1)溶液に、8−メト
キシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−4,6−
0−ベンジリデン−2−デオキシ−β−D−グルコピラ
ノシド(71) [J、 Am、 Chem、 Soc
、、 97.4076−4083 (1975)1 1
50mg (0,313ミリモル)およびシアン化第二
水銀79■(0,313ミリモル)を加え、アルゴン気
流中室温で24時間撹拌した。沈殿をろ去した後、ろ液
に酢酸エチル10m1を加え、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液10m1、水10m1で順次洗浄した。無水硫酸
マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して得たシロップをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=150:1)で精製して粉末状の化合物(7
2)205■(収率87.1%)を得た。 [0227] [α]27.−15.2°(C1,1,CHCl、)I
R(KBr) cm−1: 1750.1230.10
80’H−NMR(CDCI8.δppm) :1.1
8(3H,d、 J=5.9Hz、 H−6’ )。 1.81(3H,8,NC0CH5)。 1.97.1.98.2.16(3H,s、 0COC
Ha)。 2.30(2H,t、 J=7.1Hz、 CH2C0
0CH11)。 3.67(3H,S、 0CHa)。 4.67(LH,d、 J=7.8Hz、 H−1)。 5.86(IH,d、 J=6.8Hz、 NH)[0
228] 例22 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
2−デオキシ−3−0−(β−L−フコピラノシル)−
β−D−グルコピラノシド(73)化合物(72)12
4mg (0,165ミリモル)のジオキサン10m1
溶液に0.5M硫酸3. 3mlを加え、90℃で20
分間撹拌した。クロロホルム20m1を加え、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液20m1、水20m1で順次洗浄
した。無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して得
た残渣をメタノール2mlに溶解し、28%ナトリウム
メチラート0.02m1を加え、室温で2時間撹拌した
。アンバーライトIR−120B(H型)で中和後、樹
脂をろ去し、ろ液を減圧濃縮して得たシロップをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノ
ール:水=16=4:1)で精製して化合物(73) 
33. 5mg (収率47.0%)を得た。 [0229] [ff]”’D−26.9°(CO,82,MeOH)
IR(KBr)cm−’  :3400.1740.1
660.1010801H−N (CD80D、δpp
m) :1.27(3H,d、 J=6.4H2,H−
6’ )。 1.95(3H,S、 NC0CHa)。 2.30(2H,t、 J=7.6H2,CH2C00
CH3)。 3.65(3H,s、 0(1%)。 4.39(IH,d、 J=7.3H2,H−1’ )
。 4.51(IH,d、 J=8.5H2,H−1)[0
2301 参考例33 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
3,4−ジーO−アセチルー2−デオキシ−6−0−ト
リチル−β−D−グルコピラノシド(74)(0231
18−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド
−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシド[J、 A
m、 Chem、 Soc、、 97.4076−40
83 (1975) ] 895mg(2,29ミリモ
ル)のピリジン20m1溶液を約5mlになるまで減圧
濃縮した。塩化トリチル715mg (2゜56ミリモ
ル)を加え、室温で一晩撹拌した。水0.1mlを加え
室温で10分間撹拌した後、減圧濃縮した。残渣にクロ
ロホルム30m1を加え、飽和炭酸水素ナトリウム30
m1、水30m1で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウ
ムで脱水後、減圧濃縮してシロップ状の化合物を得た。 ピリジン5mlおよび無水酢酸5mlを加え、室温で4
時間撹拌した。水冷下メタノール2mlを加え20分間
撹拌した。減圧濃縮して得た残渣にクロロホルム30m
1を加え、飽和炭酸水素ナトリウム30m1、水30m
1で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水後、減
圧濃縮して得たシロップをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム:メタノール=120:1)で
精製して化合物(74) 1. 12g (収率68.
3%)を得た。 [0232] m、p、 159〜160℃ [α]25D+31.8  ° (CO,86,CHC
13)IR(KBr)cm−’  : 17401H−
NMR(CDCl2.δppm) :1.71(3H,
S、 NC0CH8)。 1.94.2.00(3H,s、 0COCH3)。 2.27(2H,t、  J=7.3Hz、 CH2C
00CHa)。 3.65(3H,s、 0CH3)。 4.61(LH,d、 J=8.3Hz、 H−1)。 5.51(IH,d、 J=8.8Hz、 NH)。 7.2〜7.3及び乙4〜7.5(15H,m、 C6
H3)[0233] 参考例34 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
3,4−ジー0−アセチル−2−デオキシ−β−D−グ
ルコピラノシド(75)化合物(74) 1. 00g
(1,39ミリモル)の酢酸5ml溶液に、15℃で2
5%臭化水素の酢酸溶液1mlを加え、1.5分間撹拌
した。沈殿をろ去した後、ろ液を氷水30m1に加え、
クロロホルム10m1で3回抽出した。クロロホルム溶
液を水30m1で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
脱水後、減圧濃縮して得たシロップをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール−40
:1)で精製して化合物(75)493■(収率74.
6%)を得た。 [0234] m、1.129〜130℃ [α]”、−11,2°(CO,98,CHC13)I
R(KBr)cm−’  : 1740”H−111’
MR(CDCl2.δppm) :1.94(3H,S
、 NC0CHa)。 2、Q4.2.05(3E[、s、 0COCH3)。 2.30(2H,t、 J=7.6Hz、 CH2C0
0CH11)。 3.67(3H,S、 0CH3)。 3.7〜3.9(4H,m、 H−2,H−5,H−6
)。 4.69(IH,d、 J=8.3Hz、 H−1)。 5.00QB、 t、 J=9.8Hz、 H−4)。 5.32(LH,t、 J=9.6Hz、 H−3)。 5.54(LH,d、 J=8.6Hz、 NH)[0
235] 参考例35 8−メトキシカルボニルオクチル 2−デオキシ−3゜
4−ジーO−アセチル−6−0−(2,3,4−)リー
O−アセチルーβ−L−フコピラノシル)−2−デオキ
シ−β−D−グルコピラノシド(76)[0236] 
 1. 2. 3.4−テトラ−0−アセチル−し−フ
コピラノース126■(0,379ミリモル)より調製
した新しい2. 3. 4−トリー〇−アセチルーα−
L−フコピラノシルブロマイド(64)の1,2−ジク
ロロエタン8ml溶液に化合物(75) 120mg 
(0゜252ミリモル)、銀トリフレート227mg 
(0,882ミリモル)および1. 1. 3. 3−
テトラメチル尿素176■(1,51ミリモル)を加え
、アルゴン気流中室温で24時間撹拌した。沈殿をろ去
した後、ろ液にクロロホルム10m1を加え、水10m
1で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃
縮して得たシロップをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム:メタノール=200:1)で精製
して化合物(76)136■(収率72.2%)を得た
。 [0237] [α]27.+4.5°(CO,81,CHCl、)I
R(NaC1)c+n71: 17401E[−NMR
(CDCl2.δppm) :1.19(3H,d、 
I=6.4Hz、 H−6’ )。 1.92.1.96.1.99.2.00.2.10.
2.15(3H,S、 COC&)。 2.29(2H,t、 J=7.6取λC00CH3)
。 5.49(IH,d、 J=8.8H2,NH)。 [0238] 例23 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
2−デオキシ−6−0−(β−L−フコピラノシル)−
β−D−グルコピラノシド(77)化合物(76)12
5mg(0,1ロアミリモル)のメタノール2ml溶液
に28%ナトリウムメチラート0.04m1を加え、室
温で一晩撹拌した。アンバーライトIR−120B(H
型)で中和した後、樹脂をろ去し、ろ液を減圧濃縮して
得たシロップをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
クロロホルム:メタノール:水=16:4:1)で精製
して化合物(77)68.9■(76,7%)を得た。 [0239] [α]27D−16.7°(CO,84,Menu)I
R(KBr) cm−1: 3400.1740.10
10801H−N (CDaOD、δppm) :1.
26(3H,d、 I=6.6Hz、 H−6’ )。 1.95(3H,s、 NC0CH5)。 2.30(2H,t、 J=7.6H2,CH2C00
CH3)。 3.7〜3.8(2H,m、 H−6)。 4.24(III、 d、 J=7.3Hz H−1’
 )。 4.40(LH,d、 J=8.3Hz、 H−1)

0240】 参考例36 2、 3. 4−)リーO−アセチル−6−0−(2,
3゜4.6−テトラ−0−アセチルーα−D−ガラクト
ピラノシル)−α−D−グルコピラノシルブロミド(ア
セトブロモメリビオース) (78) [0241]メリビオース(シグマ社製)12.5g(
36,5ミリモル)、ピリジン130m1および無水酢
酸38m1の溶液を室温にて24時間撹拌反応させた後
、溶媒を減圧にて留去してパーアセチルメリビオースを
得た。得たパーアセチルメリビオースを酢酸50m1に
溶解し、25%臭化水素−酢酸溶液20m1を加え、室
温で24時間撹拌した。反応終了後、クロロホルム20
0m1を加え、反応液を氷水300m1に注ぎ、よく撹
拌した後分液ロートに移してクロロホルム相を分離し、
水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄した。得たクロ
ロホルム溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下に溶媒を留去して粗プロミドを得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
=1:1)で精製して無色キャラメル状の精製アセトブ
ロモメリビオース(78) 14. 7g (収率60
%)を得た。 [0242] [α]20D+178.5°(C1,27,CHCl3
)IR(CE[Cb)cm−1: 1750(OAC)
1H−NMR(CDCl2.δppm) :1.99(
3H,s、 0Ac)。 2.04(3H,s、 0Ac)。 2.05(3H,s、 0Ac)。 2.07 (3H,S、 0Ac)p 2.10(3H,s、 0Ac)。 2゜12(3H,s、 0Ac)。 2、14 (3H,3,0Ac)p 3.52〜3.82(2H,m)。 4.00〜4.36(4H,m)。 4゜79(IH,dd)。 5.00〜5.20(3H,m)。 5.34(IE、 dd)。 5.47(IH,dd)。 5゜56(IH,t)。 6.59(IH,d、 J=3.9Hz、 H−1)[
0243] 参考例37 3.4−ジーO−アセチル−6−0−(2,3,4,6
−テトラーO−アセチルーα−D−ガラクトピラノシル
)グルカール(79)アセトブロモメリビオース(78
) 4g (5,7ミリモル)、酢酸25m1および水
25m1の溶液を0〜5℃に冷却下、亜鉛粉末8gを加
え、4時間そのまま撹拌反応させた。反応終了後セライ
トろ過して不溶物を除き、ろ液を水に注ぎ析出物を酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル相を分離、水洗を繰り返
し、飽和食塩水で洗浄した後無水硫酸マグネシウムにて
乾燥した。溶媒留去後得られた粗生成物2.7gをフラ
ッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1
:2)にて精製して1.32g(収率41.3%)のグ
リカール(79)を得た。 [0244] m、 p、 106〜107℃ [α]”D+83.8°(C1,00,CHCl3)I
R(CE[C1a)cm−1:1740(OAc)、 
1650(C=C)1H−111MR(CDCl2.δ
ppm) :1.99(3H,s、 0Ac)。 2.05(6H,s、 OAc X 2)。 2.10(3H,s、 0Ac)。 2.11(3H,s、 0Ac)。 2.14(3H,s、 0Ac)。 3.60〜3.92(2H,In)。 4.00〜4.12(2H,m)。 4.16〜4.32(2H,m)。 4.80〜4.88(LH,Q)。 5.00〜5.40(5H,m)。 5.47(IH,d、 J=3.4Hz、 H−1−)
。 6.48(IH,d、 J=7.3H2,−0CH=C
H−)[0245] 参考例38 1、 3. 4−トリー〇−アセチル−6−0−(2,
3゜4.6−テトラ−0−アセチルーα−D−ガラクト
ピラノシル)−2−アジド−2−デオキシ−α−D−グ
ルコビラノース(80)及び1,3,4−トリー〇−ア
セチル−6−0−(2,3,4,6−テトラ−0−アセ
チルーα−D−ガラクトピラノシル)−2−アジド−2
−デオキシ−α−D−マンノピラノース(82)[02
46]グリカール(79) 6.8g (12,2ミリ
モル)をアセトニトリル70m1に溶解し、これをナト
リウムアジド1. 2g (18,8ミリモル)および
硝酸セリウムアンモニウム20g (36,5ミリモル
)の混合物に一20℃にて滴下し激しく撹拌した。5時
間反応させた後、反応液にエーテル100m1および水
50m1を加えてよく振り、エーテル相を分離し、水、
飽和食塩水にて順次洗浄した。エーテル留去後、得た粗
生成物7゜48gをフラッシュクロマトグラフィー(酢
酸エチル:ヘキサン=3:2)で分離精製し、4. 1
5g (51゜5%)のアジド化合物を得た。これを酢
酸25m1に溶解し、酢酸ナトリウム1.23gを加え
て100℃で2時間反応させた。反応終了後、塩化メチ
レン300m1および水30m1を加えてよく振った後
、塩化メチレン相を分離し、飽和重曹水、飽和食塩水で
順次洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧に
て溶媒を留去して得た粗生成物をフラッシュクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)にて精製し
て、化合物(80)を2.35g(収率49.2%)、
化合物(82)を1、 55g (収率32.4%)を
それぞれ得た。 [0247] 化合物(80) [α]20゜+145.2°(C1,
00,CHCl、)IR(Nujol)cm−1: 2
120(N3)、 1750(OAC)1H−NMR(
CDCl2.δppm) :1.99(3H,s、 0
Ac)。 2.05(3H,s、 0Ac)。 2.06(3H,s、 0Ac)。 2.10(3H,s、 0Ac)。 2.11(3H,s、 0Ac)。 2.14(3H,s、 0Ac)。 2、21 (3H,S、 0Ac)# 3.50〜3.80(3H,In)。 3.92〜4.24(4H,m)。 4.96〜5.20(3H,m)。 5.24〜5.56(3H,In)。 6.25(IH,d、 J=3.9H7,H−1)[0
248] 化合物(82) [α]” ’ D+135.8°(C
O,66、CHCl3)IR(Nujol)cm−1:
 2120(N3)、 1750(OAC)1H−NM
R(CDCl2.δppm) :1.99(3H,s、
 0Ac)。 2.06(3H,s、 0Ac)。 2.07(3H,s、 0Ac)。 2.12(6H,s、 OAc X 2)。 2.14(3H,s、 0Ac)。 2.19(3H,s、 0Ac)。 3.50〜3.80(2H,m)。 3.88〜4.32(5H,In)。 5.00〜5.20(2H,m)。 5.20〜5.40(3H,m)。 5.45(IE、 d、 J=3.4Hz、 H−1’
 )。 6.04(IE、 d、 J=2.0H7,H−1)[
0249] 参考例39 2−アジド−2−デオキシ−3,4−ジーO−アセチル
−6−0−(2,3,4,6−テトラーO−アセチルー
α−D−ガラクトピラノシル)−α−D−グルコピラノ
シルブロマイド(81) [0250]化合物(80) 2. 3g (3,47
ミリモル)、塩化メチレン35m1および酢酸エチル3
. 5mlの溶液に四臭化チタン1.92g(5,2ミ
リモル)を加え、室温で24時間撹拌反応させた。反応
終了後、反応液をロートに移し塩化メチレン100m1
および飽和重曹水20m1を加えてよく振り、塩化メチ
レン相を分離した。水、飽和食塩水の順で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して粗生成
物2.37gを得た。これをフラッシュクロマトグラフ
ィー(シリカゲル40g、溶媒系、酢酸エチル:ヘキサ
ン=3:2)にて精製して無色キャラメル状の臭化物(
81) 1. 2g(収率50.6%)を得た。 [02511 [α]20D+191.6°(CO,64,CHCl、
)IR(Nujol) cln−’ : 2120(N
3)、 1750(OAC)1H−NMR(CDCl2
.δppm) :1.99(3H,s、 0Ac)。 2.05(3H,s、 0Ac)。 2.07(3H,s、 0Ac)。 2.10(3H,s、 0Ac)。 2.12(3H,s、 0Ac)。 2.14(3H,s、 0Ac)。 3.52〜3.80(3H,In)。 3.92〜4.32(4H,m)。 4.96〜5.20(3H,m)。 5.24〜5.52(3H,m)。 6.39(IE、 d、 J=3.4Hz、 H−1)
[0252] 参考例40 3.4−ジーO−アセチル−6−0−(2,3,4,6
−テトラーO−アセチルーα−D−ガラクトピラノシル
)−2−アジド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノ
シルブロマイド(83) [0253]参考例39に記載した方法により、化合物
(82)  1. 5g (2,27ミリモル)、塩化
メチレン25m1および酢酸エチル2. 5mlの溶液
に四臭化チタン1、 25g (3,4ミリモル)を加
えることにより、臭化物(83)を透明油状物として得
た。これはやがて結晶し、酢酸エチル−ヘキサンにて洗
浄後乾燥して無色結晶として化合物(83) 1. 1
g (収率71%)を得た。 [0254] m、 p、 146〜148℃(分解)。 [α]2011 +201.4°(CO,86,CHC
l3)IR(Nujol)Cm−1: 2120(N3
)、 1750(OAC)1H−NMR(CDCl2.
δppm) :1.99(3H,s、 0Ac)。 2、06 (3H,S、 0Ac)p 2.09(3H,s、 0Ac)。 2.11(3H,s、 0Ac)。 2.13(3H,s、 0Ac)。 2.14(3H,S、 0Ac)。 3.52〜3.80(2H,m)。 3.96〜4.24(4H,m)。 4.32(IH,Q)。 5.04〜5.20(2H,m)。 5.24〜5.48(3H,m)。 5、704 (LH,q)。 6.33(IH,d、 J=1.0H2,H−1)[0
255] 参考例41 8−メトキシカルボニルオクチル 3,4−ジーO−ア
セチル−6−0−(2,3,4,6−テトラーO−アセ
チルーα−D−ガラクトピラノシル)−2−アジド−2
−デオキシ−β−D−グルコピラノシド(86)[02
56]8−メトキシカルボニルオクタツール380mg
 (2,0ミリモル)、ドライライト400mg、炭酸
銀310■(1,12ミリモル)およびクロロホルム7
mlの混合物をアルゴン気流下室温にて1時間撹拌した
。 次に臭化物(81)682■(1,0ミリモル)のクロ
ロホルム3mlの溶液をゆっくり滴加し、その後室温で
4時間撹拌した。反応終了後、セライトろ過し、ろ液を
減圧にて留去して透明油状物を1.07g得た。これを
フラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン
=2=3)で精製して478■(収率60.5%)の化
合物(86)を得た。 [0257] [α]2’ 、、+103.2°(CO,62,CHC
l、)IR(CHCb)Cm−1: 2120(N3)
、 1750(OAC,COC02CH3)1H−N 
(CDCI3.δppm) :1.20〜1.44(8
H,broad、 s)。 1.50〜1.72(6H,broad、 m)。 1.99(3H,s、 0Ac)。 2.03(3H,s、 0Ac)。 2.05(3H,s、 0Ac)。 2.08(3H,s、 0Ac)。 2、11 (3H,3,0Ac)N 2.24(3H,s、 0Ac)。 2.30(圧、 t、 CH2C02CH8)。 3.30〜3.80(5H,m)。 3.67(3H,s、 C02CH3)。 3.80〜3.96(IH,II)。 4.00〜4.28(3H,m)。 4.38(III、 d、 J=7.8Hz、 H−1
)。 4.88〜5.20(4H,II)。 5.24〜5.36(IH,dd)。 5.44(LH,d、 1=2.4H1,H−1’ )
[0258] 参考例42 8−メトキシカルボニルオクチル 3,4−ジー0−ア
セチル−6−0−(2,3,4,6−テトラーO−アセ
チルーα−D−ガラクトピラノシル)−2−アジド−2
−デオキシ−α−D−マンノピラノシド(84)[02
59]参考例41に記載した方法により、8−メ:トキ
シカルボニルオクタノール380■(2,0ミリモル)
、ドライライト400■、炭酸銀310mg(1,12
ミリモル)およびクロロホルム7mlの混合物に臭化物
(83)682mg (1,0ミリモル)のクロロホル
ム3mlの溶液をゆっくり滴下して238mg(収率3
0.1%)の化合物(84)を得た。 [02601 [α]2’ D+141.6°(CO,74,CHCl
3)IR(CHCb)cm−1: 2120(N3)、
 1750(OAC,COC02CH3)1H−N (
CDCI、、δppm) :1.20〜1.44(8H
,broad、 s)。 1.48〜1.70(6H,broad、 m)。 1.98(3H,s、 0Ac)。 2.06 (3H,3,0Ac)s 2.07(3H,s、 0Ac)。 2.09(3H,s、 0Ac)。 2、12 (3H,s、 0Ac)s 2、14 (3H,3,0Ac)s 2.31(2H,t、 C&C02CHa)。 3.30〜3.80(3H,m)。 3.67(3H,s、 C02CH3)−3,80〜3
.92(IH,In)。 3.92〜4.32(5H,m)。 4.76QH,d、 I=1.5Hz、 H−1)。 5.00〜5.48(6H,It) [0261] 参考例43 8−メトキシカルボニルオクチル 3,4−ジー0−ア
セチル−6−0−(2,3,4,6−テトラーO−アセ
チルーα−D−ガラクトピラノシル)−2−アセトアミ
ド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシド(87)
[0262]化合物(86)450mg (0,57ミ
リモル)、酢酸エチル7mlおよび無水酢酸5mlの溶
液に10%パラジウム−炭素触媒400mgを加え、水
素気流下に8時間撹拌した。反応終了後ろ過して触媒を
除き、ろ液を減圧にて留去し、残留物をピリジン10m
1、および無水酢酸1mlに溶解し5時間撹拌した。溶
液を減圧にて留去し得た粗生成物をフラッシュクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3 : 2)で精
製して、化合物(87)を125■(収率27.2%)
得た。 [0263] [α]”、、+68.3°(C1,00,CHCl、)
IR(CHCl3)Cm−1: 3440(NH)、1
750(OAC,C02CH3)、 1680(NHC
O(llb)1H−NMR(CDCl2.δppm) 
:1.10〜1.40(8H,broad、 s)。 1.44〜1.72(6H,broad、 m)。 1、94 (3H,s、 Ac)p l、99(3H,s、 Ac)。 2.03(3H,s、 Ac)。 2.04(3H,s、 Ac)。 2.05(3H,s、 Ac)。 2、12 (3H,3,Ac)p 2.14(3H,s、 Ac)。 2.30(圧、t+岨CO□C山)。 3.30〜3.90(5H,In)。 3、67 (3H,s、 CO2CHa )。 3.96〜4.12(2H,m)。 4.16〜4.32(IH,III)。 4.62(IH,d、 J=8.3H2,H−1)。 4.90〜5.36(4H,m)。 5.45(LH,d、 I=2.5H2,)。 5.52(LH,d、 I=8.8Hz、 NH)[0
264] 参考例44 8−メトキシカルボニルオクチル 3,4−ジーO−ア
セチル−6−0−(2,3,4,6−テトラ−0−アセ
チルーα−D−ガラクトピラノシル)−2−アセトアミ
ド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノシド(85)
(0265]参考例43に記載した方法に準じて、化合
物(84)200mg (0,25ミリモル)を10%
パラジウム−炭素触媒300■の存在下に、還元して無
色のキャラメル状の化合物(85)を86■(収率42
.1%)得た。 [0266] [α]2’ 、、+113.14°(C1,59,Cu
Cl2)IR(CuCl2)Cm−1:  3400(
NH)、 1750(OAc、 C02CH3)、16
80(NHCOC&)1H−NMR(CDCl2.δp
pm) :1.20〜1.44(8H,broad、 
s)。 1.48〜1.76(6H,broad、 m)。 1.98(3H,s、 Ac)。 2.00(3H,s、 Ac)。 2.05(3H,s、 Ac)。 2.07(3H,s、 Ac)。 2.08(3H,s、 Ac)。 2.15(3H,s、 AC)。 2.16(3H,s、 Ac)。 2.31(2H,t、 Iニア、3Hz、 CH2C0
2CH3)。 3.30〜3.46(IH,II)。 3.50〜3.76(IH,II)。 3.67(3H,8,C02CHa)。 3.80〜3.94(IH,m)。 3.98〜4.32(3H,In)。 4.52〜4.68(2H,II)。 4.92〜5.12(2H,m)。 5.24〜5.50(4H,DI)。 6.30(11(、d、 J=9.3H2,NH)[0
267] 例24 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
2−デオキシ−6−0−(α−D−ガラクトピラノシル
)−β−D−グルコピラノシド(88)化合物(87)
100■(0,124ミリモル)のメタノール2mlの
溶液に、28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶=
液0.05m1を加え、21時間撹拌反応させた。反応
終了後、アンバーライトIR−120樹脂−メタノール
3mlを加え、30分撹拌した後、ろ過して樹脂を除き
、ろ液を減圧留去して62.8■(収率91.4%)の
脱アセチル体(88)を得た。 [0268] [αl”D−hi7.7°(C1,26,MeOH)I
R(CuCl2)Cm−1:3400.1730(C0
2CH3)、 1650(NHAc)1H−Nll[R
(CDC13−CD30D、δppm) :1.20〜
1.40(8H,broad、 s)。 1.50〜1.65(4H,m)。 1、98 (3H,S、 NHAC)+2.31(2H
,t、岨C02CHIl)。 3.40〜3.50(4H,m)。 3.60〜3.65(LH,m)。 3.66(3H,s、 CO□cHa)。 3.68〜3.78(5H,In)。 3.80〜3.90(2H,m)。 3.92(LH,broad、 s)。 4.03(IH,dd)。 4.43(IH,d、 J=8.3Hz、 H−1)。 4.89(LH,broad、 s、 H−1’ )[
0269] 例25 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
2−デオキシ−6−0−(α−D−ガラクトピラノシル
)−α−D−マンノピラノシド(89)例24に記載し
た方法に準じて、化合物(85) 235mg (0,
29ミリモル)を脱アセチル化して140. 3mg 
(86,9%)の脱アセチル体(89)を得た。 [02701 [a!]”D−1−91,8°(CO,4,MeOH)
IR(CHCl3) CI−’ :3400.1730
(CO2CH3)、 1650αHAc)1H−NMR
(CDCl2.δppm) :1.28〜1.40(8
H,broad、 s)。 1.55〜1.70(4H,In)。 2.03(3H,s、 NHAc)。 2.32(2H,t、  ■=7.6Hz、C%C02
CHa)。 3.36〜3.42(LH,In)。 3.62〜3.69(2H,In)。 3.67(3H,s、 C02CH3)。 3.69〜3.79(4H,In)。 3.79〜3.84(2H,m)。 3.90〜3.94(2H,In)。 3.920(LEE、 dd)。 4.04(IH,dd)。 4.30(LH,dd)。 4.69(LH,d、 J=1゜OHz、 H−1)。 4.99(IH,d、 J=3.2Hz、 H−1’ 
)[0271] 参考例45 8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3.4−トリ
ー〇−アセチル−6−0−(2,3,4,6−テトラ−
0−アセチルーα−D−ガラクトピラノシル)−β−D
−グルコピラノシド(90)および8−メトキシカルボ
ニルオクチル 2. 3.4−トリー〇−アセチル−6
−〇−(2,3,4,6−テトラ−0−アセチルーα−
D−ガラクトピラノシル)−α−D−グルコピラノシド
(92) [0272]8−メトキシカルボニルオクタツール2゜
33g (12,4ミリモル)、ドライライト4.5g
。 シアン化第二水銀3. 2g (12,6ミリモル)お
よび無水ベンゼン50■1の混合物を、アルゴン気流下
1時間撹拌した。その後、アセトブロモメリビオース5
g(7,15ミリモル)のベンゼン10m1の溶液を滴
下し、室温にて4時間撹拌した。反応終了後、ろ過して
不溶物を除去し、ろ液を減圧留去して粗生成物6.  
ssgを得た。これをフラッシュクロマトグラフィー(
酢酸エチル:ヘキサン−1:1)にて精製して化合物(
90)を2. 55g (収率44.2%)および化合
物(92)を0. 94g (収率16.3%)それぞ
れ得た。 [0273] 化合物(90) [α]”、、+53.9°(C1,1
4,CHCl3)IR(CHCl3) ell−’ :
 750(OAC,CO□C迅)1H−NMR(CDC
13,δppm) :1.20〜1.40(8H,br
oad、 s)。 1.40〜1.70(4H,broad、 m)。 1、99 (3H,3,0AC)s 2.00(3H,s、 0Ac)。 2.03(3H,s、 0Ac)。 2.04(3H,s、 0Ac)。 2、05 (3H,3,0AC)s 2、12 (3H,3,0Ac)s 2.13(3H,s、 0Ac)。 2.31(圧j t、岨CO□C山)。 3.36〜3.90(6H,In)。 3、66 (3H,s、 CO2CHa )。 4.00〜4.36(3H,m)。 4.47(LH,d、 I=8.3Hz、 H−1)。 4.84〜5.38(5H,In)。 5.45(IH,d、 J=2.0Hz、 H−1’ 
)[0274] 化合物(92) [α]20゜+122.3°(C1,
46,CHCl、)IR(CE[C13) CI−’ 
: 1750(OAC,COC03CHa)1H−N 
(CDCl2.δppm) :1.20〜1.40(8
H,broad、 s)。 1.46〜1.70(4H,broad、 m)。 1.98(3H,s、 0Ac)。 2.05(9H,s、 OAc X 3)。 2.08(3H,s、 0Ac)。 2.10(3H,s、 0Ac)。 2、14 (3H,S、 0Ac)j 2.31(2H,t、ミco2CEL、)。 3.36〜3.80(6H,m)。 3.67(3H,s、 C02CH3)。 3.80〜4.00(IJl[、It)。 4.00〜4.40(3H,It)。 4.87(IH,d、 J=3.9H2,H−1)。 4.8〜5゜36(4H,m)。 5.45(IE、 d、 J=2.9Hz、 H−1”
)[0275] 例26 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (α−D
−ガラクトピラノシル)−β−D−グルコピラノシド(
91)例24に記載した方法に準じて、化合物(90)
2、 0g (2,48ミリモル)のメタノール20m
1の溶液に、28%ナトリウムメトキシド−メタノール
溶液0.05m1を加えて、脱アセチル化して無色キャ
ラメル状の目的物(91)  1. 23g (収率9
6.9%)を得た。 [0276] [α]”、+41.3°(CO,6,Ego)IR(K
Br) Cm−1: 3400(OH)、174区C0
2C&)1H−NMR■20.δppm) : 1.20〜1.40(8H,broad、 s)。 1.44〜1.68(4H,broad、 m)。 2.38(2H,t、  J=7.3H7,CHsCO
2CHa)。 3.16〜3.28(IH,In)。 3.30〜3.52(2H,m)。 3、52〜4.00 (IIH,m)。 3.680(3H,s、 C02CHa)。 4.47(IE、 d、 J=8.3Hz、 H−1)
。 4.97(IH,d、 J=2.9H2,H−1’ )
[0277] 例27 8−メトキシカルボニルオクチル 6−0− (α−D
−ガラクトピラノシル)−α−D−グルコピラノシド(
93)例24に記載した方法に準じて、化合物(92)
940mg(1,17ミリモル)のメタノール10m1
の溶液に、28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶
液0゜05m1を加えて脱アセチル化して無色キャラメ
ル状の目的物(93)546■(収率91.5%)を得
た。 [0278] [α]2’ D+114.9°(CO,70,H2O)
IR(KBr) cm−1: 3400(OH)、17
4区CO,CH,)1H−NMR■20.δppm) 
: 1.20〜1.40(8H,broad、 s)。 1.44〜1.72(4H,broad、 m)。 2.38(2H,t、 J”7.3Hz、0LiCO□
cHa)*3.16〜3.28(IH,II)。 3.28〜4.00(13H,m)。 3.68(3H,s、 C02CH3)。 4.91(IE、 d、 J=3.4H2,H−1)。 4.96(IE、 d、 J=2.9Hz、 H−1”
)[0279] 参考例46 8−メトキシカルボニルオクチル 2. 3.4−トリ
ー〇−アセチルーα−D−キシロピラノシド(95)、
8−メトキシ力ルポニルオクチル 2. 3.4−トリ
ー〇−アセチルーβ−D−キシロピラノシド(96)(
028011,J、 Am、 Chem、 Soc、、
 47.1280 (1925)の方法により調製した
2、3,4−トリーO−アセチルーα−D−キシロピラ
ノシルブロマイド(94) 1. 20g (3,54
ミリモル)のベンゼン10m1溶液に、シアン化第二水
銀447■(1,77ミリモル)、粉末化した無水硫酸
カルシウム1.0g及び8−メトキシカルボニルオクタ
ツール333■(1,77ミリモル)を加え、アルゴン
気流中室温で24時間撹拌した。反応溶液をろ過後、ろ
液に酢酸エチル20m1を加え、水20m1で洗浄した
。これを無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して
得たシロップをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
トルエン:酢酸エチル−8=1)で精製して、化合物(
95)426mg (収率53.9%)及び化合物(9
6)98■(収率12.4%)を得た。 (028112,化合物(94)850■(2,51ミ
リモル)のジクロロエタン10m1溶液に、銀トリフレ
ート1.61g (6,28ミリモル)、1. 1. 
3. 3−テトラメチル尿素875■(7,53ミリモ
ル)及び8一メトキシ力ルポニルオクタノール236m
g (1,46ミリモル)を加え、アルゴン気流中室温
で9時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮して得たシロッ
プをクロロホルム20m1に溶解させ、水20m1で洗
浄した。これを無水硫酸カルシウムで脱水後、減圧濃縮
して得たシロップをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(トルエン:酢酸エチル=8 : 1)で精製して化
合物(96) 375mg(収率67.0%)を得た。 [0282] 化合物(95) [α]”、、+92.4°(C1,0
5,CHCl、)IR(NaC1)c+n71: 29
40.1760.12301H−NMR(CDCl2.
δppm) :2.03.2.06(9H,2s、 0
Ac)。 2.31(2H,t、 I=7.6Hz、 CH,、C
00CH,)。 3.67(3H,s、 0CH3) [0283] 元素分析 C2]H340]0 計算値  C56,49% H7,68%実測値  C
55,98% H7,97%[0284] 化合物(96) [α]2″、、−19.5°(CO,
87,CHCl、)IR(NaC1)c+n71: 2
930.1760.1220’H−NMR(CDCl2
. δppm) :2.03.2.05.2.06(9
H,3s、 0Ac)。 2.30(2H,t、 1=7.4H1,CH,、C0
0CH,)。 3.67(3H,s、 0CH3)。 4.46(IH,d、 J=6.8Hz、 H−1)[
0285] 元素分析 C2]H340]0 計算値  C56,49% H7,68%実測値  C
56,12% H7,91%[0286] 例28 8−メトキシカルボニルオクチル α−D−キシロピラ
ノシド(97)化合物(95)410mg (0,91
8ミリモル)のメタノール4ml溶液に28%ナトリウ
ムメチラート0.12m1を加え、室温下3時間撹拌し
た。反応溶液をアンバーライトIR−120B(H型)
で中和し、沈殿をろ取した後、ろ液を減圧濃縮した。得
たシロニップをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
クロロホルム:メタノール=30:1)で精製して化合
物(97)243■(収率82.8%)を得た。 [0287] [α]25D+90.9°(C1,10,C馬OH)I
R(NaC1)cm71: 3450.2960.17
40.1010401H−N (CDaOD、δppm
) :2.30(2H,t、 I=7.6H2,C&C
00CHa)。 3.64(3H,s、 0cH3) 4.69(IE、 d、 J=3.9H2,H−1)[
0288] 元素分析 Cl5H2807 計算値  C56,23% H8,81%実測値  C
56,11% H9,21%[0289] 例29 8−メトキシカルボニルオクチル β−D−キシロピラ
ノシド(98)化合物(96)101■(0,226ミ
リモル)のメタノール2ml溶液に28%ナトリウムメ
チラート0.03m1を加え、室温下3時間撹拌した。 反応溶液をアンバーライトIR−120B(H型)で中
和し、沈澱をろ取した後、ろ液を減圧濃縮した。得たシ
ロップをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロ
ホルム:メタノール=30:1)で精製して化合物(9
8) 58. 3■(収率80.5%)を得た。 [02901 [(1!]”n−10,3c′(C1,02,CH80
H)IR(NaC1)cm−1: 3450.2960
.1740.1290.1010501El−N (C
I)、OD、δppm) :2.31(2H,t、 J
=7.3Hz、 CH2C00CH11)。 3.65(3H,s、 0CH3) 4.17(IH,d、 J=7.6Hz、 H−1)[
02911 元素分析 Cl5H2807 計算値  C56,23% H8,81%実測値  C
56,15% H9,34%[0292] 参考例47 3.4−ジー0−アセチル−し−フカール(100) 
Carbohydr、 Res、、 4.189 (1
967)の方法に従い、1,2゜3.4−テトラ−O−
アセチル−L−フコピラノース630mg(1,90ミ
リモル)より調製した新しい2゜3.4−トリー〇−ア
セチルーα−L−フコピラノシルブロマイド(99)の
50%酢酸水溶液4. 2mlを一10℃に冷却した後
、亜鉛末1.26g及び硫酸銅0.13gを加え、同温
で1時間激しく撹拌した。沈澱をろ取した後、ろ液をク
ロロホルム10m1で2回抽出した。この抽出液を飽和
炭酸水素ナトリウム20m1及び水20m1で順次洗浄
した。これを無水硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮
して得られたシロップをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(トルエン:酢酸エチル−30=1)で精製して
化合物(100)284■(収率69゜7%)を得た。 [0293] [α]22D刊、9°(CO,98,CHCl3)IR
(NaCl)cm71:2990.1750.1650
.12301H−NMR(CDCI3.δppm) :
1.28(3H,d、 J=6.6H2,H−6)。 2.02.2.17(6H,2s、 0Ac)。 4.64〜4.66(IH,m、 H−2)。 6.47(IE、 d、 J=8.3Hz、 H−1)
[0294] 参考例48 8−メトキシカルボニルオクチル 3,4−ジーO−ア
セチルー2−アジド−2−デオキシ−α−L−フコピラ
ノシド(102)、8−メトキシカルボニルオクチル3
.4−ジーO−アセチルー2−アジド−2−デオキシ−
β−L−フコピラノシド(103) [0295]化合物(100)1.17g (5,46
ミリモル)のアセトニトリル30m1溶液にアジ化ナト
リウム532mg(8,19ミリモル)及び硝酸第二セ
リウムアンモニウム10.8g (19,7ミリモル)
を加え、−15℃で4時間撹拌した。反応溶液に冷水5
0m1を加え、クロロホルム30m1で2回抽出した。 抽出液を冷水50m1で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で脱水後、減圧濃縮して得られたシロップをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル−2
0:1)で精製してアジド混合物(101)982mg
 (収率56.6%)を得た。混合物(101)830
mg (2,61ミリモル)のアセトニトリル80m1
溶液に、臭化リチウム907mg (10,4ミリモル
)を加え、室温下2時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮
して得られたシロップを冷水30m1に懸濁し、クロロ
ホルム30m1で抽出した。無水硫酸マグネシウムで脱
水後、減圧濃縮して得たシロップのベンゼン8ml溶液
にシアン化第二水銀331mg(1゜31ミリモル)、
無水硫酸カルシウム800mg及び8−メトキシカルボ
ニルオクタツール246mg(1,31ミリモル)を加
え、アルゴン気流中室温で17時間撹拌した。反応溶液
をろ過後、ろ液に酢酸エチル20m1を加え、水30m
1で洗浄した。これを無水硫酸マグネシウムで脱水後、
減圧濃縮して得られたシロップをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=6 : 
1)で精製して化合物(102) 187mg (収率
32.3%)及び化合物(103)249mg (収率
43.0%)を得た。 [0296] 化合物(102)  [α]2’ D−121,8°(
C1,02,CHCl3)IR(NaC1)c+n71
:2930.1760.12201H−NMR(CDC
I3.δppm) :1.14(3H,d、 I=6.
6Hz、 H−6)。 2.06.2.17(6H,2s、 0Ac)。 2.31(2H,t、 J=7.3H2,CH2C00
CH3)。 3.58(IH,dd、 J=3.4.11.2Hz、
 H−2)。 3.67(3H,8,0CH3)。 4.94(LH,d、 I=3.4Hz、 H−1)。 5.30(IH,m、 H−4)。 5.37QB、 dd、 J=3.4.11.2Hz、
 H−3)[0297] 化合物(103)  [α]22゜−3,1°(CO,
91,CHCl3)IR(NaC1)cm−1:293
0.1760.12201H−NMR(CDCI、、δ
ppm) :1.21(3H,d、 I=6.4Hz、
 H−6)。 2.05.2.17(6H,2s、 0Ac)。 2.30(2H,t、 J=7.3H2,CH2C00
CH3)。 3.64(IH,dd、 J=8.1.11.0Hz、
 H−2)。 3.67(3H,8,0CH3)。 4.32QB、 d、 J=8.1Hz、 H−1)。 4.77QB、 dd、 J=3.4.11.0Hz、
 H−3)5.18(IH,m、 H−4) [0298] 例30 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
2−デオキシ−α−L−フコピラノシド(104)化合
物(102)180mg (0,406ミリモル)のエ
タノール10m1溶液に水素化ホウ素ナトリウム46.
1mg(1,22ミリモル)及び塩化ニッケル(6水和
物)29mgを加え、室温下4時間撹拌した。反応溶液
をろ過後、ろ液を減圧濃縮して得たシロップをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノー
ル:濃アンモニア水−50:10:1)で精製した。得
た化合物のメタノール1ml溶液に無水酢酸0. 5m
lを加え室温下−晩撹拌した。反応溶液を減圧濃縮して
得たシロップをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
クロロホルム:メタノール−20:1)で精製して化合
物(104)111■(収率73.0%)を得た。 [0299] [α]2’ D−158,3°(CO,53,C馬OH
)m、 p、 92℃ IR(KBr)cm−’  :3300.2930.1
740.1650.1050”H−111’MR(CI
)、OD、δppm) :1.21(3H,d、 J=
6.6Hz、 H−6)。 1.97(3H,s、 NAc)。 2.31(2H,t、 J=7.3Hz、 CH2C0
0CH11)。 3.64(3H,S、 0CH3)。 3.75(LH,dd、 J=3.4.11.IHz、
 H−3)。 4.19(IH,dd、 J=3.9.11.1Hz、
 H−2)。 4.73QB、 d、 J=3.9Hz、 H−1)[
0300] 例31 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
2−デオキシ−β−L−フコピラノシド(105)化合
:物(103)240mg (0,541ミリモル)を
例30と同様に処理して化合物(105)141mg(
69,9%)を得た。
【0301】 [α]20D+:(9°(CO,65,CHaOH)I
R(KBr)cm−’  :3300.2930.17
30.1650.1070’H−NMR(CI)、OD
、δppm) :1.26(3H,d、 J=6.6H
z、 H−6)。 1.96(3H,s、 NAc)。 2.30(2H,t、 J=7.3Hz、 C&C00
CHa)。 3.64(3H,S、 ocH3)。 4.31(LH,d、 J=8.3Hz、 H−1)[
0302] 参考例49 3−ベンンジルオキシ力ルポニルプロピル 2,3゜4
.6−テトラ−0−ベンジルーβ−D−マンノピラノシ
ド(110) 2. 3.4. 6−テトラーO−ベン
ジルーα−D−マンノピラノシルクロリド(106)5
80mg(1,04ミリモル)の無水塩化メチレン3m
l溶液を、4−ヒドロキシブタン酸ベンジルエステル(
107)544■(2,8ミリモル)、炭酸銀500m
g、硫酸カルシウム500■及び無水塩化メチレン10
m1の混合物へ窒素気流下に滴下し、室温で8時間反応
させた。 反応終了後、ろ過して不溶物を除き、ろ液を減圧留去し
て粗生成物1.114gを得た。これをフラッシュクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6 : 1)
で分離精製して、化合物(110)を462mg(収率
63゜8%)得た。 [0303] [α]25.−41.68°(CO,95,CF[C1
,)IR(CHCIs)Cm−1:3060.3040
.1740[0304] 参考例50 11−メトキシカルボニルウンデシル 2. 3.4.
 6−テトラーO−ベンジルーβ−D−マンノピラノシ
ド(111)化合物(110)の合成と全く同様にして
、クロリド(106)とアルコール(108)とを縮合
させて化合物(111)を489.3mg(収率62.
5%)得た。 [0305] [α]25D41.75°(C1,20,CHCl、)
IR(CHCIs)cm−1:1740[0306] 参考例51 14−メトキシカルボニルテトラデシル 2. 3.4
゜6−テトラーO−ベンジルーβ−D−マンノピラノシ
ド(112)化合物(110)の合成と全く同様にして
、クロリド(106)とアルコール(109)とを縮合
させて化合物(112)を478.2mg(収率57.
8%)得た。 [0307] [α]25D−38,90°(C1,09,CHCl、
)IR(CHCIs)cm−1:1740[0308] 例32 3−メトキシカルボニルプロピル−β−D−マンノピラ
ノシド(114)化合物(110) 758mg (1
,05ミリモル)、10%パラジウム−炭素530mg
、メタノール10m1及び酢酸エチル10m1の混合物
を約5気圧の水素気流下に7時間振盪した。反応終了後
、触媒をろ過して除き、ろ液を減圧留去して得た化合物
(113)をメタノール20m1に溶解し、ジアゾメタ
ン/エーテル溶液を過剰に加え、30分撹拌した。過剰
のジアゾメタンを少量の酢酸にて分解後、溶液を減圧留
去して粗生成物を得た。これにイソプロピルエーテルを
加えて結晶化させ、化合物(114)を無色結晶として
238■得た。 [0309] m、p、 102〜108℃。 [α]”D−46,15’ (C1,04,CH30の
IR(KBr)cm−’  :3450.3300.1
7301H−NMR(CI)30D、δppm) :1
゜85〜1.95(2H,m)。 2.45(2H,t、 J=7.5Hz)。 3.16〜3.21(IH,nl)。 3゜41〜3.45(IE[、dd)。 3゜48〜3.58(2H,m)。 3.65(3H,s、 C(1+CHa)−3,67〜
3.72(IH,dd)。 3゜83(LH,d、 J=3.2Hz)。 3.84〜3.88(IE[、dd)。 3.88〜3.95(IJl[、nl)。 4.48(IH,d、 J=0.7Hz)[03101 例33 11−メトキシカルボニルウンデシル−β−D−マンノ
ピラノシド(115)化合物(111) 631mg 
(0゜84ミリモル)、10%パラジウム−炭素500
■及びメタノール20m1の混合物を約5気圧の水素気
流中で振盪して一晩反応させた。反応終了後、触媒をろ
過して除き、ろ液を減圧留去して化合物(115)を1
96.3■(収率59.5%)得た。 [03111 m、p、 124.5〜125℃。 [α]18゜−32,63°(C1,14,CH301
()IR(KBr)cm−’  :3400.3300
.17351H−NMR(CI)、OD、δppm) 
:1.26〜1.40(14H,broad s)。 1.50〜1.65(4H,In)。 2.30(2H,t、 J=7.5H2)。 3.16〜3.21(IH,m)。 3.41〜3.45(IH,dd)。 3.48〜3.58(2H,m)。 3.64(3H,s、 C02CHa)。 3.67〜3.72(IH,dd)。 3.83(LH,d、 I=2.9H2)。 3.84〜3.88(IH,dd)。 3.88〜3.92(in、 m)。 4.48(LH,d、 I=0.74Hz、 H−1)
[0312] 例34 14−メトキシカルボニルテトラデシル−β−D−マン
ノピラノシド(116) [0313]化合物(112) 620mg (0,7
8ミリモル)、10%パラジウム−炭素500■及びメ
タノール20m1の混合物を約5気圧の水素気流中で一
晩振盪した。反応終了後、触媒をろ過して除き、ろ液を
減圧留去して化合物(116)を170.7mg(収率
50.4%)得た。 [0314] [α]18D−26,22°(CO,98,CH30H
)IR(CHCla)cm−1:3400.17301
H−NMR(CDaOD、δppm) :1゜26〜1
゜40(20H,broad s)。 1゜50〜1゜65(4H,m)。 2.30(2H,t、 J=7.5Hz)。 3.16〜3.21(IJl[、m)。 3゜41〜3゜45(LH,dd)。 3.48〜3.58(2H,m)。 3、64 (3H,s、 CO2CHa )s3.67
〜3.72(IH,dd)。 3゜83(IH,d、 J=2.9H2)。 3.84〜3.88(LH,dd)。 3.88〜3.92(IJl[、m)。 4.48(IE、 d、 J=0.7Hz)[0315
] 参考例52 ベンジル 2−アセトアミド−3−0−(2,3,4゜
6−テトラーO−アセチルーβ−D−ガラクトピラノシ
ル)−2−デオキシ−α−D−グルコピラノシド(11
9) [0316]ベンジル 2−アセトアミド−2−デオキ
シ−4,6−0−イソプロピリデン−α−D−グルコピ
ラノシド(118)2.26g (6,43ミリモル)
、シアン化第二水銀1. 67g、無水ニトロメタン1
00m1および無水ベンゼン130m1の混合物を加熱
還流し、ベンゼンを約30m1留去した。次に反応液を
60〜65℃に保ちながらアセトブロムガラクトース(
117)3gのベンゼン10m1溶液をゆっくり滴下し
た。滴下後6時間撹拌し、さらにシアン化第二水銀25
0mg、アセトブロムガラクトース550■/ベンゼン
10m1溶液を加え、20時間撹拌した。反応終了後、
不溶物をろ過して除き、ろ液に水を加えてよく振り、有
機層を分離した。 飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥
し、減圧にて溶媒を留去して粗生成物を得た。これに2
−プロパツール−イソプロピルエーテルを加えて刺激す
ると結晶化し、化合物(119)がほぼ純粋な状態で3
.375g (81,8%)得た。 [0317] m、p、 193〜195℃。 [α]”D+73.5°(C1,0,CF[C1りIR
(CF[C1a)cm−1:3500.3450.17
50.16901H−111MR(CDCl2.δpp
m) :1.95.1.97.2.05.2.07.2
.15(3H,s、 Ac)。 3.54〜3.65.3.68〜3.73(each 
2H,each m)。 3.73〜3.80.3.84〜3.90.3.93〜
3.98 (each IH,each m)。 4.05〜4.18(2H,m)。 4.28(IH,dt)。 4.52(IE、 d、 J=8.IHz)。 4.45.4.73(2H,JAn=11.5Hz、0
CH2Ph)。 4.98.5.16〜5.23.5.37(each 
IH,each dd)。 5.52(IH,d、 J=10.OHz、 NH)。 7.30〜7.45(5H,m) [0318] 元素分析 C29H39NO+5 計算値  C54,29% H6,13% N2.18
%実測値  C54,01% H6,06% N2.0
1%[0319] 参考例53 ベンジル 2−アセトアミド−3,6−ジー0− (2
゜3、4. 6−テトラーO−アセチルーβ−D−ガラ
クトピラノシル)−2−デオキシ−α−D−グルコピラ
ノシド(121)
【0320】化合物(119) 3. 2g (5ミリ
モル)、シアン化第二水銀1.5g、無水ベンゼン80
m1及び無水ニトロメタン60m1の混合物を加熱還流
撹拌し、ベンゼンを約20m1留去した。その後窒素気
流下、内温60〜65℃にてアセトブロムガラクトース
2.1g (5ミリモル)のベンゼン10m1溶液を滴
下し、そのまま撹拌反応させた。15時間後、再びシア
ン化第二水銀260■、アセトブロムガラクトース41
0■/ベンゼン5ml溶液を加えてさらに2時間撹拌し
た。反応終了後、セライトろ過して不溶物を除き、溶媒
を減圧留去して粗生成物5.87gを得た。これをフラ
ッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=3
 : 1)にて分離精製して化合物(120)を1.6
47g、化合物(120)と(121)の混合物を59
8mg、そして化合物(121)を1.553gそれぞ
れ得た。混合物を更にフラッシュクロマトグラフィー(
酢酸エチル:ヘキサン=3 : 1)にて分離精製し、
先に得たものと合わせると化合物(120)が1.64
7g (収率45.4%)、化合物(121)が1.8
76g (収率38.6%)を得た。 [03211 化合物(121)  [α]2r′、+39.9°(C
1,0,CHCl、)IR(CHCb)Cm−1: 3
500.3450.1750.16851H−NMR(
CDCl2.δppm) :1.94.1.96.1.
97.2.00.2.03.2.05.2.05.2.
12.2.14(each 3H,each s、 A
c)。 3.42(IH,t、 J=9.0H2)。 3、55 (IH,3,0R)p 3.56〜3.60(IH,III)。 3.62〜3.68(IH,dd)。 3.79〜3.86(IH,m)。 3.89〜3.98(2H,m)。 4.05〜4.20(4H,III)。 4.21〜4.29(2H,m)。 4.38.4.70(2H,JAm”ll、5Hz、0
CLPh)。 4.48QB、 d、 J=8.1Hz)。 4.57(LH,d、 I=8.IE2)。 4.79(III、 d、 J=3.7Hz、 H−1
)。 4.95.5.02(each IE、 dd、 J=
3.4Hz、10.5Hz)。 5.15〜5.21(IH,dd)。 5.22〜5.28(IH,dd)。 5.33〜5.36.5.37〜5.40(IH,m)
。 5.50QB、 d、 J=9.8Hz、 NH)。 7.25〜7.40(5H,In) [0322] 参考例54 2−アセトアミド−1,4−ジーO−アセチルー3,6
−ジー0− (2,3,4−6−テトラーO−アセチル
ーβ−D−ガラクトピラノシル)−2−デオキシ−D−
グルコビラノース(122) [0323]化合物(121)1.47g (1,51
ミリモル)、酢酸30m1及び10%パラジウム−炭素
54:Omgを水素気流下に19時間反応させた。反応
終了後、ろ過して触媒を除き、ろ液を減圧留去して得た
粗生成物にピリジン10m1及び無水酢酸2mlを加え
て室温にて72時間撹拌した。反応終了後、減圧にて溶
媒を留去して粗生成物を1.766g得た。これをフラ
ッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル)にて精製して
化合物(122)を1.337g (収率91.6%)
得た。 [0324] [α]”D+14.9°(C1,0,CHCl3)IR
(CHCb)cm−1:3450.1750.1690
1H−NMR(CDCl2.δppm) :1.95.
1.96.1.99.2.03.2.04(each 
3H,s、 Ac)。 2゜04(6H,s、 AcX 2)。 2.06.2.11.2.13.2.18(each 
3H,S、 Ac)。 3.42〜3.48(IJl[、dd)。 3゜84〜3゜96(4H,m)。 3゜98〜4゜04.4.06〜4゜12.4.12〜
4゜18,4゜18〜4.25(each IH,m)
。 4.45(IE、 d、 J=8.1EZ)。 4、45〜4.52 (lu、 m) 。 4゜57(IH,d、 J=7.6Hz)。 4゜78〜4゜86(LH,m)。 4.90〜5.06(4H,m)。 5.10〜5.18(IJl[、m)。 5゜32〜5゜38(3H,m)。 6.03(LH,d、 J=3.7H2)[0325] 参考例55 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
3,6−ジー0− (2,3,4,6−チトラー0−ア
セチルーβ−D−ガラクトピラノシル)−2−デオキシ
−β−D−グルコピラノシド(123) [0326]化合物(122)966mg (1ミリモ
ル)の塩化アセチル20m1溶液を一10℃に冷却し、
乾燥塩化水素ガスを1時間通じ、その後室温にて一晩放
置した。反応終了後、塩化アセチルを減圧留去し、無水
ベンゼンを加えて粗生成物を溶解した。再び減圧にて完
全に溶媒を留去後、得た粗クロリドを塩化メチレン15
m1に溶解、続いてトリフルオロメタンスルホン酸第−
スズ420mg及びモレキュラーシーブ4A1.5gを
加えて窒素気流下に30分撹拌した。この混合物に8−
メトキシカルボニルオクタツール400mg、テトラメ
チル尿素190mg及び塩化メチレン5mlの溶液を滴
下し、17時間撹拌した。反応終了後、クロロホルム1
0m1を加え、セライトろ過し、ろ液を水洗、クロロホ
ルム層を分離後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。 減圧にて溶媒留去して粗生成物1.15gを得た。これ
をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル)にて精
製して化合物(123)を244■(収率22.3%)
得た。 [0327] [α]24D−5,0°(C1,0,CHCl、)IR
(CHCl3)Cm−1:3460.1750.168
01H−NMR(CDC13,δppm) :1.97
.1.98.2.01.2.05.2.05.2.06
.2.08.2.15.2.15(each 3H,s
、 Ac)。 1.30(IOH,broad、 S)。 1.50〜1.70(4H,In)。 2.31(2H,t、 I=7.6Hz)。 3.10〜3.20.3.40〜3.50.3.50〜
3.60 (LH,m)。 3.67(3H,s、 CO□CHa)。 3.80〜3.95(3H,In)。 4.00〜4.20.4.45〜4.55(each 
IE、 m)。 4.55〜4.60 (2H,m)。 4.70〜4.80.4.80〜4.90(each 
IE、 m)。 4.90〜5.04(2H,In)。 5.04〜5.10.5.15〜5.25(each 
IE、 m)。 5.72(LH,d、 I=6.35Hz)[0328
] 例35 8−メトキシカルボニルオクチル 2−アセトアミド−
3,6−ジー0− <β−D−ガラクトピラノシル)−
2−デオキシ−β−D−グルコピラノシド(124)化
合物(123)224.4mgのメタノール10m1溶
液に28%ナトリウムメトキシド−メタノール0.05
m1を加え、室温にて24時間撹拌した。反応終了後、
アンバーライトlR120(H型)−メタノール5ml
を加えて30分撹拌して中和した後、ろ過して樹脂を除
いた。続いてろ液を減圧留去して化合物(124)を無
色粉末として138■(収率94.0%)得た。 [0329] m、p、 233〜234℃(CH30H)。 [(1!]25.−18.9°(C1,0,CH30H
)IR(KBr)cm−’  :3350.1730.
16501H−111’MR(CD30D、δppm)
 :1゜31(IOH,broad s)。 1.0〜1.65(4H,m)。 1.95 (3H,S、 NHAC) 。 2.30(2H,t、 J=7.6Hz)。 3゜42〜3゜58(IOH,m)。 3、64 (3H,s、 CO2CH3)s3.65〜
3.90(H,m)。 4゜16(IH,dd)。 4゜26,4゜34(LH,d、 J=7.6Hz)。 4.46(IE、 d、 J=8.3Hz)[0330
1 元素分析 C3oH53N018・2H20計算値  
C47,93% N7.64% N1.86%実測値 
 C47,40% N7.38% N1.70%[03
311 例5O N−アセチルマンノサミニル−β−オキシオクタノイル
アルブミン(200) [0332]化合物(21)85mg (0,217ミ
リモル)のエタノール1ml溶液に、ヒドラジン水和物
0.2mlを加えて、室温に24時間放置した。反応混
合物を減圧上濃縮乾固した。残渣に少量のエタノールお
よび水を加えて溶解した後、再び減圧下にて濃縮乾固し
、過剰のヒドラジン水和物を除去した。得られた酸ヒド
ラジド85mgをジメチルホルムアミド2. 9mlに
溶解し、窒素気流下、−25℃に冷却した。4.IN塩
酸−ジオキサン溶液0.19m1を加えた後、亜硝酸t
ert−ブチル28mgのジメチルホルムアミド溶液0
.28m1を加え、30分間撹拌した。スルファミン酸
20mgのジメチルホルムアミド溶液0. 3mlを加
え、5分間撹拌した。次いで、この酸アジドを含む溶液
を、人血清アルブミン269■の0.08Mホウ酸ナト
リウムー0.35M炭酸水素カリウム緩衝液27m1に
、水冷下、ゆっくりと撹拌しながら滴下した。反応混合
物を4℃で24時間放置した後、スペクトラボール(分
子量カットオフ12,000〜14.000)透析膜を
用いて、精製水に対して4℃で24時間透析した。透析
内液を取り出して凍結乾固してNアセチルマンノサミニ
ル−β−オキシオクタノイルアルブミン270■を得た
。N−アセチルマンノサミニルβ−オキシオクタノイル
アルブミンを4N塩酸で加水分解処理した後、エルラン
−モーガン法で滴定すると43個のN−アセチルマンノ
サミニルオクチル基が導入されていることが明らかとな
った。 [0333] 例51 化合物(9)、(11)、(12)、(20)、(22
)、 (26)、 (27)、 (34)、 (35)
、 (36)、 (37)、 (41)、 (48)、
 (53)、 (58)、 (62)、 (66)、 
(68)、 (70)、 (73)、 (77)、 (
88)、 (89)、 (91)、 (93)、 (9
7)、 (98)、 (104)、 (105)、(1
14)、(115)、(116)及び(124)を用い
て、例50に記載した方法と同一の方法により人血清ア
ルブミンへ糖残基の導入を行った。導入された糖含景は
、中性糖の場合にはフェノール硫酸法により、ヘキソサ
ミンの場合は4N塩酸による加水分解後、エルラン−モ
ーガン法で行った。化合物と糖修飾アルブミン糖含量の
一覧を表1および表2に示した。 [0334]
【表1】 表1 [0335]
【表2】 表2 [0336]またこれらの化合物の物理恒数を表3及び
表4に示した。 [0337]
【表3】 表3 [0338]
【表4】 表4 [0339]なお、糖含量の測定及び液体クロマトグラ
フィー試験法は次のとおりである。 [03401ネオグリコプロテイン(200)の糖含量
固定人血清アルブミン1モル当りの2−アセトアミド−
2−デオキシ−D−マンノース含量をエルラン−モーガ
ン法により定量した。化合物(200)2.48■を4
N塩酸0.25m1に溶解し、100℃で4時間加熱し
た。反応液は減圧下に濃縮乾固した。得られた残渣を精
製水2mlに溶解した後、その0. 5mlをガラス栓
付試験管にとり、アセチルアセトン試薬1. 0mlを
加えて90℃に1時間加熱した。水冷し、96%エタノ
ール10m1を静かに加え、ついでエールリッヒ試薬1
. 0mlを加えて撹拌した。混和後、室温に1時間放
置し530nmで比色定量した。2−アセトアミド−2
−デオキシ−D−マンノースを同様に処理して得た検量
線から、化合物(200)の2−アセトアミド−2−デ
オキシ−D−マンノース含量を43個と決定した。 [0341] ネオグリコプロティン(217)の糖含量測定化合物(
217)における人血清アルブミン1モルに対するフコ
ースの結合モル数をフェノール硫酸法(マイケル・ドウ
ボイス(Michel Dubois)ら、Anal、
 Chem、、 28゜350−356 (1956)
)により測定した。 [0342]化合物(217)2.1■を蒸留水に溶解
し、5%フェノール水溶液1mlを加えた後、濃硫酸5
mlを溶液中にすばやく添加した。これを10分間室温
に放置した後、20分間25℃から30℃の間に保った
。この溶液の吸光度(波長480nm)を測定し、文献
の方法に従い作成したフコースの検量線より糖含量を求
めた。 この結果、人血清アルブミン1モルに対するフコースの
結合モル数は22と決定した。 [0343] 液体クロマトグラフィー試験法 化合物(200)のゲルろ過液体クロマトグラフィーに
よる分子景測定を行った。使用機器、カラムは以下のも
のを使用した。 ポンプ二日本分光880−PV1 検出器二日本分光870−UV、 カラム:TSK−GEL  G3000SW。 [0344]また分析条件として、 溶離液:0.008M等張リン酸緩衝液 pH7,4、
流速:0.4ml/分 測定波長:280nm  を使用した。 [0345]化合物(200)を1mg/mlになるよ
うに、リン酸緩衝液に溶解し、その20μmカラムに添
加した。 [0346]その結果、化合物(200)は20.6分
に溶出されることが示された。また、分子量の異なる蛋
白、β−アミラーゼ(分子量200,000)、人血清
アルブミン(分子量67.000)、カルボニックアン
バイトラーゼ(分子量29,000)について、同じ条
件で溶出時間を測定した結果、それぞれ19.5.21
.8.26.7分であり、分子量により溶出時間が異な
ることが示された。従って、化合物(120)は人血清
アルブミンよりも少し分子量の大きい化合物であること
が示された。 [0347]化合物(202)〜(225)についても
同じ条件下で溶出時間を測定した。その結果も表3およ
び表4に示した。その結果、化合物(202)〜(22
5)はほぼ同程度の分子量を有することがわかった。 [0348] 参考例56 N−アセチルマンノサミニルオキシオクチル人血清アル
ブミンとメトトレキセートとの複合体 [0349] Biol、 Ce11.、5L 187
(1984)に記載の方法で合成したメトトレキセート
のN−ヒトロキシサクシンイミドの活性エステルのジメ
チルホルムアミド溶液を、N−アセチルマンノサミニル
−β−オキシオクチル人血清アルブミン(200)のリ
ン酸緩衝液に水冷下加え、同温度で4時間撹拌した。反
応液を遠心分離し、不溶物をろ去した後、ミリポアフィ
ルタ−を用いてろ過した。 ろ過をゲルろ過(G−100)カラムクロマトグラフィ
ーで分離精製して、メトトレキセートとN−アセチルマ
ンノサミニル−オキシオクチル人血清アルブミンとの複
合体を得た。
【0350】 試験例 例50および例51で得たネオグリコプロティンを、ク
ロラミンT法を用いてヨードラベル化した。その結果、
比活性18〜30 MBq/20μg蛋白質のヨードラ
ベル化ネオグリコプロティンを得た。放射性ヨードが蛋
白に結合していることを確認するために、TCA処理を
行った。即ち、0.5%牛の血清アルブミン含有0.1
MIJン酸緩衝波緩衝液て適当に希釈した後、その30
0μlを試験管に取り、15%TCA ()リクロル酢
酸)溶液600μlを加え、撹拌後3.OOOrpmで
10分間遠心し、上清、沈殿中に存在する放射性ヨード
の活性を測定した。その結果、全放射活性の95%以上
が沈殿中に存在しており、放射性ヨードが蛋白に結合し
ていることがわかった。 [03511このヨードラベル化ネオグリコプロティン
を用いて、動物における分布実験を行った。まず、ヨー
ドラベル化ネオグリコプロティン4μgを0. 5%牛
の血清アルブミン含有0.1Mリン酸緩衝液(pH7,
4)1mlに溶解し、投与検液とした。またヨードラベ
ルの比活性が高いときは、未標識のネオグリコプロティ
ンを用いて希釈を行い、投与検液とした。 [0352] この溶液をSD系雌雄性ラット体重24
0〜300g)に、体重100g当りO,1mlになる
ように大腿静脈より投与した。その後、正確に1分、2
分、3分後に頚静脈より採血を行い、投与後5分後に工
大動脈より全身血を採取し脱血死させる。その後、直ち
に心臓、肺臓、胸腺、肺臓、腎臓、筋肉、骨髄、皮膚、
肝臓を採取した。 [0353]投与後1分、2分、3分、5分の血清及び
5分の全血液、心臓、肺臓、胸腺、肺臓、腎臓、筋肉、
骨髄、皮膚、肝臓を正確に秤量し、その放射活性を測定
した。 [0354]また、投与検液及び投与後5分の血清中に
存在する放射活性が、ネオグリコプロティンに結合して
いることを確認するために、TCA処理を行った。操作
は前述と同様に行い、全放射活性の90%以上がネオグ
リコプロティンに結合していることを確認した。 [0355]次に、得られた血清中濃度(投与後1分、
2分、3分及び5分)の結果より、投与後0分から5分
までの血清中製皮下面積(AU Co −s )を台形
近似法を用いて計算した。AUCo−sは、次式により
定義される。 AUCo−s =S”o  Cd tここでCはネオグ
リコプロティンの時間(1)における血清中濃度である
。 [0356]さらに、ネオグリコプロティンの各組織中
濃度とAUCo−sの比から、組織分布クリアランスを
計算した。その結果を表5に示した。 [03571表5の結果から明らかなように、アルブミ
ンを糖鎖で修飾することにより、骨髄への分布クリアラ
ンスが増大していることがわかった。また、その中でも
マンノース(203)、マンノサミン(200)、フコ
ース(217) 、マンノースα(1−6)マンノース
(208)及びマンノースβ(1−6)マンノース(2
09)で修飾したネオグリコプロティンにおいて、骨髄
への分布クリアランスが大きく増大しており、骨髄組織
への指向性を示していた。 [0358] このことは、グリコシルー蛋白誘導体は
骨髄組織を標的組織とする薬物運搬担体として有用であ
ることを示している。 [0359]
【表5】 表5 [03601上記化合物の組織分布を検討してみると、
大きく2つのグループに分けられる。■静脈注射後すば
やく血中から消失し、骨髄、肝臓などの組織に分布する
特性を有しているもの、■血中に比較的長く存在し、ゆ
っくり組織へ分布する特性を有しているもの。 [03611■の特性を有する化合物の場合には、骨髄
への分布クリアランスが大きいものほど、すばやくまた
より多く骨髄に分布することになるので、骨髄への分布
クリアランスを比較することにより評価できる。これに
属する化合物としては、 (200)、(202)、(
204)、 (2o s)  (209)、 (217
)、 (218)が挙げられ、血清アルブミン(H8A
)のそれに比べ約7倍から11倍高くなっていた。 [0362]また、■の特性を有する化合物の場合には
、骨髄への分布クリアランスが小さくても他の組織への
分布クリアランスも小さければ、より骨髄へ集まる化合
物となるので、骨髄への分布クリアランスと全身への分
布クリアランスの比を比較することにより評価できる。 これに属する化合物としては、 (204)、 (20
5)、 (212)、 (213)、 (215)、 
(219)が挙げられ、H3Aのそれに比べて約1.3
倍から1.8倍高くなっていた。 [0363] 例52 例50に記載した方法と同一の方法により、人血清アル
ブミンへ糖残基の導入を行い、表6に記載する234か
ら249までの化合物を得た。各化合物についての物理
恒数を表7に示した。 [0364]
【表6】 表6 [0365]
【表7】 表7 [0366] 試験例 2 例51で得た化合物226および例52で得た化合物2
36.238.242.245及び246を検体試料と
して、またH8Aを対照試料としてそれぞれ用意した。 [0367] K、L、Audus らの方法(Pha
rm、Res、、3.81(1986))に従って単離
した牛脳毛細血管内皮細胞(以下BBCECsと略記す
る) 5X104cells/cm2を6Well(9
,6cm2)のカルチャープレートで11日間培養した
後に、20mM  HEPESo、1%リン酸緩衝液含
有MEM (pH7,4)  (以下反応メディウムと
略記する)で3回洗浄した。反応メディウムを2ml添
加し、30分間ブレインキュベートした後に、125■
でラベルした試料(125■−リガンド)を、25ng
/m1〜3 u g/mlの濃度において、特に化合物
242及び245については更に20μg /mlまで
の濃度において添加し、インキュベートした。その後残
余の反応メディウムを除き、3回リン酸緩衝液で洗浄し
、0.IN水酸化ナトリウム1mlを添加した。4℃で
30分間放置した後に可溶化したBBCECsを集め、
これについてガンマ−カウンターで放射活性を、またB
io−Rad  プロティンアッセイキッドで蛋白量を
測定し、蛋白■当たりの取り込み活性(TotalBo
und)を求めた。 [0368]別に前記各反応系に過剰量(100〜30
0倍量)の非ラベル試料(リガンド)を添加し、インキ
ュベートし、前記と同様に処理して測定し、蛋白■当た
りの非特異的取り込み活性(+Co1d)を求めた。取
り込み活性から非特異的取り込み活性を差引いて、特異
的取り込み活性(S、B、;取り込まれた蛋白■当たり
のリガンド量)を算出した。 [0369]結果を図1〜図9に示す。図中・印線、○
印線及び■印線はそれぞれ取り込み活性、非特異的取り
込み活性及び特異的取り込み活性を表す。図1から図5
は図の番号順に、それぞれH8A、化合物236.22
6.238及び246についての取り込み活性の結果を
、図6と図8は化合物245についての取り込み活性の
結果を、図7と図9は化合物242についての取り込み
活性の結果を示す。 [03701図1〜図9より、化合物236.226.
238及び246では添加濃度3μg /mlで、また
化合物245では添加濃度10μg/mlで、それぞれ
取り込みに飽和が認められたが、対照試料であるH8A
ではBBCECsに対して取り込み活性を持たないのに
対し、いずれの検体試料も取り込み活性を有しており、
特に化合物242の取り込み活性は添加濃度20μg/
mlでも:飽和に達しないことが認められた。 [0371]表8は添加濃度3μg/mlにおける取り
込み活性の比較を示すものであるが、これによると糖の
種類によってBBCECsに対する取り込み認識に差の
あることが認められた。したがって、脳へ所定の薬物を
送達する目的および条件に応じて適宜に糖の種類を選択
すればよいことが知られる。 [0372]
【表8】 表8 化合物       取り込み活性(ng/mg P)
236          4.53 238           4.42242    
      12.28245          2
0.74246           5、93226
          6.18 [0373] 試験例 3 例52で得た化合物235.236.237.240.
241.243及び244を試料として用意した。試験
例2において、125■でラベルした試料(+25I−
リガンド)を、  100ng/mlの濃度において添
加した以外は、試験例2に記載と同様に行い、取り込み
活性、非特異的取り込み活性及び特異的取り込み活性を
求めた。結果を図10及び図11に示す。図10は化合
物235.236及び237、すなわちManβを糖種
とし、m数のみが異なる一連の化合物群について得られ
た結果であり、m数と特異的取り込み活性の関係を表す
。図11は化合物240.241.243及び244、
すなわちFUCβを糖種とし、m数のみが異なる一連の
化合物群について得られた結果であり、m数と特異的取
込み活性の関係を表す。図10及び図11より、m数す
なわち糖密度の増加に伴い活性の増加が認められた。し
たがって、脳へ所定の薬物を送達する目的及び条件に応
じて適宜に糖密度を選択すればよいことが知られる。 [0374] 試験例 4 例52で得た化合物245を検体試料とした。検体試料
の取り込みを阻害する目的で添加する非ラベル試料とし
て、例51で得た化合物226、例52で得た化合物2
36.238.242.245.246.247.24
8及び249並びにH8Aを用意した。 (0375]試験例2において、125■でラベルした
検体試料(125I−リガンド)を、1μg/mlの濃
度において添加し、各非ラベル試料は一様に100倍量
を添加した以外は試験例2と同様に行い、取り込み活性
を求めた。結果を図12に示す。図12は阻害の目的で
添加した化合物と検体試料245の取り込み活性との関
係を表す。図12より、検体試料の取り込みに対してい
くつかの化合物が阻害効果を示すが、もっとも強い阻害
効果は検体試料自身によってもたらされており、該取り
込みが糖特異的であることが認められる。 [0376] 試験例 5(体内分布実験) 例52で得た化合物237.241.243及び245
を検体試料として、H8Aを対照試料として用意した。 各試料を1■秤量し、0.05Mホウ酸緩衝液5mlに
溶解した。一方、 N−サクシニイミジル[2,3−3
H]プロピオネートのトルエン溶液100μlにモレキ
ュラーシーブ処理したDMF溶液100μlを混和し、
上記ホウ酸緩衝液に添加した。4℃にて一夜撹拌後、ト
ルエン層を除去し、水層をセントリコン30にて約20
0μlにまで濃縮した。この濃縮液をPD−10カラム
を用いて溶出液のリン酸緩衝液でゲルろ過を行い、ボイ
ド画分に溶出された放射活性を回収した。この回収液の
蛋白濃度を測定し、1■/mlとなるように各試料を加
えて、動物への投与液とした。 [0377]H3化した試料を1 mg/ k gとな
るようにうシト(雄 SD系6週例)に大腿静脈より投
与した。投与30分後に工大動脈より脱血させることに
よりラットを層殺し、組織濃度を測定した。プラズマ中
及び組織中の放射活性は、サンプルオキシダイザ−を用
いて燃焼後、液体シンチレーションカウンターで測定し
た。 [0378]なお、前記の方法により作成した検体は、
10%トリクロル酢酸溶液中において放射活性の99゜
5%が沈殿することが認められた。 [0379]結果を図13に示す。図13は投与30分
後における脳中濃度とプラズマ中濃度との比(Kp値)
を試料毎に示すグラフである。図13より、糖の修飾に
より脳への移行を高める可能性があることがわかる。
【0380】 例53 p−アミノフェニル α−D−グルコピラノシド(30
1)p−ニトロフェニルα−D−グルコピラノシド50
0mgの水7m1−メタノール15m1溶液に、10%
パラジウム−炭素75■を加え、室温で16時間水素ガ
スを吹き込んだ。触媒をろ去した後、ろ液を減圧下濃縮
乾固すると、結晶性残渣490■が得られた。残渣を少
景のメタノールで洗浄して結晶を集めると、表記化合物
(301) 210mg (47%)が得られた。同様
の方法で表9に示す化合物301〜308を得た。その
物理恒数は表9に示す。 [03811
【表9] [0382] 例54 p−イソチオシアナトフェニル シト(309)化合物(301) α−D−グルコピラノ 200mg(0,737 ミリモル)の80%含水エタノール溶液40m1に、チ
オホスゲン0.32m1 (4,196ミリモル)を加
え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に窒素ガスを吹
き込んで過剰のチオホスゲンを追い出した後、水酸化ナ
トリウム溶液を加えてpH値を6に調整した。反応液を
減圧下約10m1まで濃縮すると表記化合物(309)
を含む水溶液が得られた。この化合物の水溶液はそのま
ま人血清アルブミンとの縮合反応に用いた。同様の方法
で表10に示す化合物309〜316を得た。 [0383] 例55 1−[p −(α−D−グルコピラノシルオキシ)フェ
ニルアミノコメタンチオアミド人血清アルブミン(31
7)化合物(309)を含む水溶液を、人血清アルブミ
ン112mg (0,001ロアミリモル)の0.08
Mホウ酸ナトリウムー0.35M炭酸水素カリウム緩衝
液60m1に滴下した。反応混合物を室温に18時間放
置した後、透析膜スペクトラポール2(分子量カットオ
フ12.000〜14,000)を用いて精製水に対し
て4℃で24時間透析した。透析内液を取り出して凍結
乾燥すると表記化合物(317)120mgが得られた
。導入されたグルコース含量をフェノール−硫酸法で定
量すると、グルコース含量(モル比)は32であった。 同様の方法で表10に示す化合物317〜324を得た
。これら化合物の物理恒数は表11に示す。 [0384] 【表10】 [0385] 3θ
【表11】 [0386]試験例 6例53で得られたフェニルチオ
ウレアをアームとするネオグリコプロティン318.3
20.322及び324を検体試料として、またH8A
を対照試料として用意した。試験例1と同一の方法によ
り試料をヨードラベル化し、動物における分布実験を行
った。結果を表12に示す。 [0387]
【表12】 表12 化合物   骨髄分布クリアランス ml/win/gtissue 318      0.0I3f33 320      0.0888 322      0.108E! 324      0.1259 FISA       0.0188 [0388]表12より、フェニルチオウレアを介して
アルブミンを糖で修飾することにより、骨髄組織への分
布クリアランスが増大することが知られる。フェニルチ
オウレアを介した場合には分布クリアランスが大きくな
り、骨髄組織への指向性が著しい。 [0389]以上のことはフェニルチオウレアをアーム
とする本発明のグリコシルー蛋白誘導体が、骨髄組織を
標的組織とする薬物運搬担体として有用であることを示
している。 [03901 参考例 57 2−(2−ベンジルオキシエトキシ)エトキシエタノー
ル(402)無水ジメチルホルムアミド300m1に6
0%水素化ナトリウム13.5g  (0,338モル
)を懸濁させた溶液に、トリエチレングリコール(40
1)50、 0g  (0,33モル)を滴下した。室
温で1時間撹拌した後に、臭化ベンジル56.0g  
(0,33モル)を滴下し、さらに室温で1時間撹拌し
た。反応終了後減圧にて溶媒を留去し、得られた残留物
を酢酸エチル200m1に溶解し、水200m1で洗浄
した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、これを減
圧下濃縮乾固すると油状粗生成物が得られた。これをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル70−
230メツシュ500g、溶媒系:ヘキサン/酢酸エチ
ル(1: 1) ]で精製すると、表記化合物(402
)が27.5g  (34%)得られた。 [0391] 1H−111’MR(CDCl2.  δppm) ニ
ア、26〜7.35(5H,m)。 4.57(2H,s)。 3.73(2H,t、 J=4.5Hz)。 3.66〜3.71(6H,m)。 3.63〜3.65(2H,m)。 3.62(2H,t、 J=4.5H7)。 2.25(LH,br) IR(neat)cm、1: 3450(OH)、 1
099(C−0−C)[0392] 参考例 58 2−(2−ベンジルオキシエトキシ)エトキシエチルプ
ロミド(403)化合物(402) 36.0g  (
0,15モル)の無水エーテル100m1溶液に、水冷
下に三臭化リン14.0g  (0,052モル)を加
えて1時間撹拌した。さらに1時間室温にて撹拌後、反
応液に水100m1を加えて、酢酸エチルで抽出した。 有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮乾固
するとシロップ状の粗生成物が得られた。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[シリカゲル70−23
0メツシュ250g、溶媒系:ヘキサン/酢酸エチル(
9: 1) ]で精製すると、表記化合物(403)が
13. 6g  (36%)得られた。 [0393] 1H−NMR(CDC13、δppm) ニア、26〜
7.35(7E、 m)。 4.58(2H,s)。 3.81(2H,t、 J=7゜0Hz)。 3.66〜3.71(6H,m)。 3.61〜3.63(2H,m)。 3.47(2H,t、 J=6.7H2)IR(nea
t)cm、1: 1112(C−EC)[0394] 参考例 59 メチル 4− [2−(2−ベンジルオキシエトキシ)
エトキシ]−2−メトキシカルボニルブタノエート(4
0:4)60%水素化ナトリウム10.0g  (0,
25モル)の無水ジメチルホルムアミド300m1懸濁
液に、マロン酸ジメチル33.0gを加えて、40℃で
1時間撹拌した。これに化合物(403) 41. 1
g  (0,136モル)を−度に加えて、さらに40
℃で6時間撹拌後、室温で一晩放置した。反応混合物を
10%塩酸で中和し、溶媒を減圧下に留去して得られた
残留物を水100m1および酢酸エチル200m1で分
配した。有機相を分離後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、減圧下溶媒を留去するとシロップ状の粗生成物が得ら
れた。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー[シ
リカゲル70−230メツシュ250g、溶媒系:ヘキ
サン/酢酸エチル(20:1)]で精製すると、表記化
合物(404)が36.8g(77%)得られた。 [0395] ’HNMR(CDCIs、  δppm
) ニア、26〜7.34(5H,m)、4.56(2
H,s)、 3.72(3H,s)、 3.52(2H
,t、 J=5.9Hz)、2.18(2H,m)IR
(neat)cm ’ : 1754(C=0) 、 
1735 (CO2CH3)[0396] 参考例 60 メチル 4− [2−(2−ベンジルオキシエトキシ)
エトキシ]ブタノエート(405)化合物(404)2
3、 2g  (65,5ミリモル)および塩化ナトリ
ウム4、 5g  (76、9ミリモル)を水4mlと
ジメチルスルホキシド80m1の混合液に加え、150
〜160℃で4時間加熱撹拌した。反応終了後、溶媒を
減圧下に留去し、得られた残留物を水100m1および
酢酸エチル100m1で分配し、有機相を分離後無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去して得ら
れたシロップ状の粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー[シリカゲル70−230メツシユ250g
 、溶媒系:ヘキサン/酢酸エチル(5: 1) ]で
精製すると、表記化合物(405)が17.0g  (
87%)得られた。 [0397] 1H−NMR(CDC13,δppm) ニア、24〜
7.33(5H,m)。 4.57(2H,s)。 3.66(3H,S)。 3.63〜3.68 (6H,m)。 3.57〜3.58(2E、 m)。 3.50(2H,t、 J=6.2Hz)。 2.42(2H,t、 J=7.3Hz)。 1.90(2H,m) IR(neat)cm−1: 1738(CO2CHa
)、 1113(C−0−C)[0398] 参考例 61 メチル 4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ]ブタノエート(406)化合物(405)  16
. 6g  (56,0ミリモル)のメタノール20m
1溶液に、10%パラジウム炭素2.0gを加え、室温
にて4時間水素添加した。反応終了後、触媒をろ過し、
ろ液を減圧下に濃縮乾固すると、無色油状物の表記化合
物406が11.3g  (99%)得られた。 [0399] 1H−NMR(CDC13、δppm) :3.73(
2H,t、 J=4.5Hz)。 3.68(3H,s)。 3.65〜3.68(2H,m)。 3.57〜3.63(刑2m)。 3.51(2H,t、 J=6.2Hz)。 2.42(2H,t、 J=7.3H2)。 1.92(2H,m)。 1.70(LH,br) IR(neat)cm−1: 3450(OH)、 1
738(CO2CH3)、 1119(C−0−C)M
S(EI)m/Z : 207(N″)
【0400】 例56 2−[2−(3−メトキシカルボニルプロピルオキシ)
エトキシ]エチル−2,3,4,6−テトラーO−ベン
ジルーβ−D−マンノピラノシド(409)及び2−[
2−(3−メトキシカルボニルプロピルオキシ)エトキ
シ]エチル−2,3,4,6−テトラ−0−ベンジルー
α−D−マンノピラノシド(408)[0401]化合
物(406)577mg (2,8ミリモル)、炭酸銀
500mg (1,79ミリモル)及びドライライト5
00■の塩化メチレン5ml溶液を窒素気流下0℃にて
30分間撹拌した後、Koto、 Morishima
、 Miyata。 and Zen、 Bul 1. Chem、 Soc
、 Jpn、 、 49.2639(1976)の方法
で得た、2. 3.4. 6−テトラーO−ベンジルー
α/β−マンノピラノシル p−ニトロベンゾエートの
塩化メチレン溶液に、乾燥塩化水素ガスを吹き込んで合
成した2、  3.4. 6−テトラ−0−ベンジルー
α−D−マンノピラノシルクロリド(407)580■
(0,84ミリモル)の塩化メチレン溶液3mlをゆっ
くり滴下した。 その後、内温O〜5℃にて4時間撹拌した。反応終了後
反応物をセライトを用いてろ過し、不溶物を塩化メチレ
ンでよく洗浄した。ろ液および洗液を合し、溶媒を減圧
下留去すると粗生成物1.1048gが得られた。粗生
成物をフラッシュクロマトグラフィー[シリカゲル23
0〜400メツジユロ0g、溶媒系:酢酸エチル/ヘキ
サン(2: 3) ]にて分離精製すると表記化合物(
409)520mg (81,2%)および表記化合物
(408)120■(18,8%)が得られた。 [0402] 化合物(409) [α]24.−躬、6°(CO,67、CuCl2)1
H−NMR(CDCI8.δppm) ニア、18〜7
.50(20H,m、 aromatic H)。 4.85〜4.97(2H,AB−q、 J=12.5
Hz、 benzyl−C1lll、、)。 4.54〜4.62(2H,AB−q、 J=12Hz
、 benzyl−CH2)。 4.50〜4.90(2E、 AB−q、 J=12H
z、 benzyl−CH2)。 4.41〜4.51(2H,AB−q、 J=12Hz
、 benzyl−CH2)。 4.44(IH,s、 H−1)。 4.02〜4.08(11(、m、 H−2)。 3.64〜3.93(7H,m)。 3.63(3H,s、 C02CH,l)。 3.40〜3.64(8H,m)。 2.35〜2.40(2E、 m、 (IILcO−)
。 1.80〜1.95(2H,m、 CH2cH2cO−
)IR(CuCl2)cm−” : 1726(CO2
CH3)MS(FAB)m/z : 751(M−1−
Na”)、 727(M−1)[0403] 化合物(408) [α] ”D + 13.9°(CO,70,CHCl
3)1H−NMR(CDC13,δppm) ニア、1
8〜7.50(20H,m、 aromatic H)
。 4.91(IH,d、 J=1.71H2,H−1)。 4.68〜4.75(2H,AB−q、 J=12.5
Hz、 benzyl−C1lll、、)。 4.604(2H,!l、 benzyl−CIll[
2)。 4.47〜4.86(2H,AB−q、 J=10.7
5Hz、 benzyl−CH2)。 4.51〜4.65(2H,AB−q、 J=12Hz
、 benzyl−CH2)。 3.65〜4.00(8H,m)。 3.63(3H,s、 C02CH3)。 3.44〜3.60(8H,m)。 2.30〜2.40(2H,m、 CH2Co−)。 1.80〜1.90(2H,m、 C)L+CH2CH
2C0−)IR(CHCl3)’ : 1725(CO
,CH3)MS(FAB)m/Z : 727(M−1
)[0404] 例57 2−[2−(3−メトキシカルボニルプロピルオキシ)
エトキシ]エチルーβ−D−マンノピラノシド(410
)化合物(409)500■(0,686ミリモル)を
メタノール10m1に溶解し、10%パラジウム−炭素
500■を加えて、水素気流下室温にて激しく40時間
撹拌した。反応終了後触媒をろ去し、ろ液を減圧下濃縮
乾固すると、表記化合物(410)232.4mg (
92%)が得られた。 [0405] 化合物(410) [(1!] ”D−22,3°(C2,18,MeOH
)1H−NIilR(CD80D、δppm) :4.
53(IH,S、 H−1)。 3.30〜4.00(14H,m)。 3.62(3H,s、 C02CH3)。 3.10〜3.25(2H,m)。 2.37(2H,t、 J=7.3H2,CH2C0−
)。 1.83(2H,t、 J=7.3H2,CH2CH2
C0−)IR(CHCl3)CHI−’ : 3350
(OH)、 1732(CO2CH3)MS(FAB)
m/z : 391(M+Na→[0406] 例58 2− [2−(3−メトキシカルボニルプロキシオキシ
)エトキシ]エチル 2. 3.4−トリー〇−アセチ
ルβ−L−フコピラノシド(412) H,M、Flo
wersらの方法[Carbohydr、 Res、 
、 4.189−195 (1967) ]により調製
した2、  3. 4−トリー〇−アセチルーα−L−
フコピラノシルブロマイド(411)166mg (0
,469ミリモル)のベンゼン10m1溶液に化合物(
406)100mg(0,485ミリモル)、シアン化
第二水銀123mg(0,485ミリモル)及び粉末化
した無水硫酸カルシウム350mgを加え、アルゴン気
流中室温で24時間撹拌した。反応溶液をろ過後、ろ液
に酢酸エチル5mlを加え、水5mlで洗浄した。無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して得られたシロ
ップをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム:メタノール−200=1)で精製すると表記化合
物(412)が136mg(58,6%)得られた。 [0407]化合物(412) [α] 25D−2゜9°(C1,1,CHCl、)1
H−NMR(CDC13,δppm) :1.22(3
H,d、 J=6.4Hz、 H−6)。 1.99.2.06.2.18(9H,3s、 0Ac
)。 2.42(2H,t、 J=7.3Hz、 CHL、 
coocna)。 3.68(3H,s、 0CHa)。 4.76(IH,d、 J=8.1Hz、 H−1)I
R(NaC1)cm−1: 1750.1700[04
08] 例59 2− [2−(3−メトキシカルボニルプロピルオキシ
)エトキシ]エチル 2. 3.4−β−L−フコピラ
ノシド(413)化合物(412)180■(0,3フ
ロミリモル)をメタノール2mlに溶解させた後、28
%ナトリウムメチラート0.05m1を加え、室温で2
時間撹拌した。反応溶液をアンバーライトIR−120
B(H)で中和し、イオン交換樹脂をろ取した後、ろ液
を減圧濃縮すると表記化合物(413)が109mg 
(82,3%)得られた。 [0409] [α]26D−2゜1°(C1,3,Mean)1H−
NMR(CD、OD、δppm) :1.23(3H,
d、 J=6.6Hz、 H−6)。 2.37(2H,t、 J=7.6H2,CH2C00
CHa)。 3.67(3H,s、 0CIll[3)。 4.19(IH,d、 J=7.3Hz、 H−1)I
R(NaC1)cm−1:  3450.1740.1
070
【0410】 例60 2−[2−(3−メトキシカルボニルプロピルオキシ)
エトキシロエチル 3.4. 6−)リーO−アセチル
ー2−アジド−2−デオキシ−α−D−マンノピラノシ
ド(414)及び2− [2−(3−メトキシ力ルボニ
ルプ:ロピルオキシ)エトキシロエチル 3.4. 6
−トリーO−アセチルー2−アジド−2−デオキシ−β
−D−マンノピラノシド(415) [04111Carbohydr、 Res、 、 1
36.153(1985)の方法で合成した3、  4
. 6−)−リーO−アセチルー2−アジド−2−デオ
キシ−α−D−マンノピラノシルブロマイド930mg
(2,35ミリモル)とメチル 4− [2−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)エトキシ]ブタノエート(406)
485mg (2,35ミリモル)のトルエン20m1
溶液に、銀シリケート700■及び粉末状モレキュラー
シーブ4Aを500■加え、室温で16時間撹拌した。 反応溶液をセライトを用いてろ過した後、ろ液を減圧下
に濃縮乾固し、得られた残渣をローバーカラム(ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)で精製すると表記化合物(4
14)525mg (43%)及び表記化合物(415
)143■(11,7%)が得られた。 [0412] 化合物(414) [α] ”D + 58.2°(CO,57,CHCl
3)1H−NMR(CDCI3.δppm) :5.3
9(LEE、 dd、 J3,4=10E[Z、 1.
.3=4.OHz、 E[−3)。 5.32(LH,t、 J=10Hz、 H−4)。 4.91(1f[、s、 H−1)。 4.25(IH,dd、 J5,6.=4.5Hz、 
J6..6.=12Hz、 H−6a)。 4.02(LH,m、 H−5)。 2.40(2H,t、 J=7.5Hz、 −C!1C
o−)。 2.10.2.09.2.04(each 3H,ea
ch s、 3 X OAc)IR(film)cm−
1: 2110.1747.1438.1369.12
30.1049[0413] 化合物(415) [α]”D  60.1°(CO,9,CHCl3)1
H−?1Jl)IR(CDC18,δppm) :5.
24(LH,t、 J3,4=9.5Hz、 H−4)
。 4.99(LH,dd、 J2.a=3.5Hz、 H
−3)。 4.79(IH,s、 H−1)。 4.25(IH,dd、 J5,6.=5.5Hz、 
J6..6.=12Hz、 H−6a)。 4.00(LH,m、 H−5)。 2.40(2H,t、 J=7.5Hz、 −CHLC
O−)。 2.10.2.08.2.03(each 3H,ea
ch s、 3 X OAc)IR(film)cm−
1: 2112.1743.1371.1236.10
55[0414] 例61 2− [2−(3−メトキシカルボニルプロピルオキシ
)エトキシロエチル 2−アジド−2−デオキシ−α−
D−マンノピラノシド(416)化合物(415)52
5mg(1,01ミリモル)の無水メタノール10m1
溶液に、1Mナトリウムメトキシド−メタノール溶液0
.25m1を加え、室温に4時間放置した。反応液にイ
オン交換樹脂アンバーライトIR−120B(H型)を
加えて中和した後、樹脂をろ去し、少量のメタノールで
洗浄した。ろ液及び洗液を合し、減圧下で溶媒を留去す
ると、シロップ状の表記化合物(416)  154m
gが得られた。 [04151 例62 2− [2−(3−メトキシカルボニルプロピルオキシ
)エトキシロエチル 2−アセタミド−2−デオキシ−
α−D−マンノピラノシド(417)化合物(416)
150mg (0,381ミリモル)のエタノール4m
l溶液に、塩化ニッケル六水和物380■(1,6ミリ
モル)をエタノール10m1に溶解した液0. 1ml
を加えた後、水素化ホウ素ナトリウム43■(1,14
3ミリモル)のエタノール溶液に4mlを撹拌しながら
加えた。室温で30分間撹拌した後、反応液に酢酸を加
えて中和した。 次いで無水酢酸0. 5mlを加えて室温に1時間放置
した。反応混合物を減圧下で濃縮乾固して、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタ
ノール−7:1)で精製すると表記化合物(417)が
157■が得られた。 [0416] [αl ”D + 26.4°(CO,62,MeOH
)1H−Nl)[R(CDa OD、δppm) :4
.72(d、 IH,J=IEz、 H−1)。 4.31(dd、 IH,J□、2=lHz、 J2,
3=4.7Hz)。 2.01(s、 3H,NAc) ■R(KBr)cm−1:3446.1730.166
0.1550.1132.1068[0417] 例63 ネオグリコプロティン(419)化合物(413)85
mg(0,241ミリモル)のエタノール0. 8ml
溶液に、ヒドラジンヒトラード0.24m1を加え、室
温で24時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮した後、水
1mlを加え、さらに減圧濃縮することにより2−[2
−(3−ヒドラジノカルボニルプロピルオキシ)エトキ
シ]エチル β−L−フコピラノシド85mgを得た。 これにDMF3mlを加えて溶解させ、−25℃に冷却
後、4N塩化水素のジオキサン溶液0.14m1を加え
た。さらに同温で亜硝酸t−ブチル35.5■(0,2
41ミリモル)のDMFo、2ml溶液を加えて30分
間撹拌した後、スルファミン酸16.8■のDMFo、
2ml溶液を加え、15分間撹拌することにより、対応
する酸アジドを含む反応溶液を得た。これを0℃に冷却
した人血清アルブミン(H3A) 332mg (4,
82x 10−3ミリモル)のホウ酸緩衝液(0,08
M  N82B407. 0. 35M  KHCO3
)20mlに加え、同温で24時間撹拌した。4℃で一
晩透析後、凍結乾燥することによりフコース修飾アルブ
ミン(419)343■の粉末を得た。フェノール−硫
酸法によりH8A1モルに結合した糖鎖のモル数は28
であることがわかった。 [0418]ネオグリコプロテインと使用した中間体の
一覧を表13に示した。導入された糖含量は、中性糖の
場合にはフェノール−硫酸法により、ヘキソサミンの場
合には4N塩酸による加水分解後、エルワン−モーガン
法で行った。またこれらのネオグリコプロティンの物理
恒数を表14に示した。 [0419]
【表13】 表13 [04201
【表14] 表14 [04211 試験例 7 例54で得られたエチレンオキサイドをアームとするネ
オグリコプロティン418.419および420を検体
試料として、またH8Aを対照試料として用意した。試
験例1と同一の方法により試料をヨードラベル化し、動
物における分布実験を行った。結果を表15に示す。 [0422] 【表15】 表15 [0423]表15より、エチレンオキサイドを介して
アルブミンを糖で修飾することにより、骨髄組織への分
布クリアランスが増大することが知られる。エチレンオ
キサイドを介した場合、静脈内投与後の血中濃度持続性
がH8Aにおけるものにほぼ匹敵するので、骨髄組織へ
は緩除に分布して行くという特徴がある。 [0424]以上のことは、エチレンオキサイドをアー
ムとする本発明のグリコシルー蛋白誘導体が、骨髄組織
を標的組織とする薬物運搬担体として有用であることを
示している。
【図面の簡単な説明】
【図11 H8Aの取り込み活性を示すグラフである。 【図2】化合物236の取り込み活性を示すグラフであ
る。
【図3】化合物226の取り込み活性を示すグラフであ
る。
【図4】化合物238の取り込み活性を示すグラフであ
る。
【図5】化合物246の取り込み活性を示すグラフであ
る。
【図6】化合物245の取り込み活性を示すグラフであ
る。
【図7】化合物242の取り込み活性を示すグラフであ
る。
【図8】化合物245の取り込み活性を示すグラフであ
る。
【図9】化合物242の取り込み活性を示すグラフであ
る。
【図10】m数が異なる( Manβ−0(CH2)8
Cの−HASの特異的取り込み活性の比較を示すグラフ
である。
【図11】m数が異なる( Fucβ−0(CH2)8
 Co)  HASの特異的取り込み活性の比較を示す
グラフである。
【図12】化合物245に対する各種ネオグリコプロテ
ィンの阻害効果を示すグラフである。
【図13】各種ネオグリコプロティンの脳中濃度とプラ
ズマ中濃度との比(Kp値)を示すグラフである。
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】 フロントページの続き

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式:  [R−0−(CH2)  −c
    o−]Z     (I) (式中Rはグリコジル基を表し、Zは蛋白を表し、nは
    3−14を表し、mは5−50を表す)で示されるグリ
    コシルー蛋白誘導体。
  2. 【請求項2】 式:  [ROC6H4NHC8]  
    −Z   (II) (式中Rはグリコジル基を表し、Zは蛋白を表し、mは
    5〜50を表す)で示されるグリコシルー蛋白誘導体。
  3. 【請求項3】 式:  [R−0−(CH2)20 (
    CH2)20 (CH2)3−Co  ]   Z  
      (III)(式中Rはグリコジル基を表し、Zは蛋
    白を表し、mは5〜50を表す)で示されるグリコシル
    ー蛋白誘導体。
  4. 【請求項4】 グリコジル基が、キシロピラノシル基、
    マンノピラノシル基、フコピラノシル基、ガラクトピラ
    ノシル基、2−アセトアミド−2−デオキシ−フコピラ
    ノシル基、2−アセトアミド−2−デオキシ−マンノピ
    ラノシル基、2−アセトアミド−2−デオキシ−ガラク
    トピラノシル基、マンノピラノシル−マンノピラノシル
    基、 (2−アセトアミド−2−デオキシ−マンノピラ
    ノシル)−マンノピラノシル基、 (2−アセトアミド
    −2デオキシ−グルコピラノシル)−マンノピラノシル
    基、フコピラノシル−(2−アセトアミド−2−デオキ
    シ−グルコピラノシル)基、ガラクトピラノシル−(2
    アセトアミド−2−デオキシ−グルコピラノシル)基、
    ガラクトピラノシル−(2−アセトアミド−2−デオキ
    シ−マンノピラノシル)基、ガラクトピラノシルグルコ
    ピラノシル基、ジ(2−アセトアミド−2−デオキシ−
    グルコピラノシル)−マンノピラノシル基又はジ(ガラ
    クトピラノシル)−2−アセトアミド−2−デオキシ−
    グルコピラノシル基である請求項1ないし3のいずれか
    1項に記載のグリコシルー蛋白誘導体。
  5. 【請求項5】 蛋白が、アルブミン、サイト力イン類又
    は酵素である請求項1ないし4のいずれか1項に2記載
    のグリコシルー蛋白誘導体。
  6. 【請求項6】 骨髄指向性を有する請求項1ないし5の
    いずれか1項に記載のグリコシルー蛋白誘導体。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    のグリコシルー蛋白誘導体を含有する骨髄への薬剤運搬
    担体。
  8. 【請求項8】 脳指向性を有する請求項1なしい5のい
    ずれか1項に記載のグリコシルー蛋白誘導体。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし5.8のいずれか1項に
    記載のグリコシルー蛋白誘導体を含有する脳への薬剤運
    搬担体。
  10. 【請求項10】  式:RO(CH2)  C00H(
    IV) (式中Rはグリコジル基を表し、nは3〜14を表す)
    で示されるグリコシルーカルボン酸又はその活性誘導体
  11. 【請求項11】  式:ROC6H4NH2(V) (式中Rはグリコジル基を表す)で示されるグリコジル
    フェニルアミン又はその活性誘導体。
  12. 【請求項12】  式:RO(CH2)20 (CH2
    )20 (CH2)3  C0OH(VI)(式中Rは
    グリコジル基を表す)で示されるグリコジルエチレンオ
    キシドカルボン酸又はその活性誘導体。
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