JPH04209991A - 停止中腐食性液循環ポンプの防食方法及び腐食性液用循環ポンプ - Google Patents
停止中腐食性液循環ポンプの防食方法及び腐食性液用循環ポンプInfo
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- JPH04209991A JPH04209991A JP40990890A JP40990890A JPH04209991A JP H04209991 A JPH04209991 A JP H04209991A JP 40990890 A JP40990890 A JP 40990890A JP 40990890 A JP40990890 A JP 40990890A JP H04209991 A JPH04209991 A JP H04209991A
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
［０００１１
【産業上の利用分野］本発明は化学装置、排煙脱硫装置
、海水淡水化装置などに適用される停止中腐食性液循環
ポンプの防食方法に関する。 ［０００２］ 【従来の技術】化学装置、排煙脱硫装置、海水淡水化装
置など高濃度の塩素イオンを含有する液の循環ポンプは
、孔食、デポジットアタック等の腐食事故を考慮して、
モネル、インコロイ、ハステロイなどのニッケル系合金
あるいはＮｉ、 Ｃｒ、 Ｍｏなどを多く含んだ高耐食
性を有する高価なステンレス鋼が用いられている。 ［０００３］Ｌかし、前記装置の如き厳しい腐食環境に
おいても、装置建設費を安価にしたいとの観点からＪＩ
Ｓ３２９Ｊ１，５Ｃ３１３，５Ｃ３１４などの二股的な
ステンレス鋼が適用される場合も多いが、この場合には
ポンプの長期耐久性は要求せず、短期間で新品に替える
いわゆる消耗品扱いで対応するか、特に腐食が激しく進
行するポンプ停止時の処置として次のような対策が取ら
れている。 （１） ポンプ入口配管、ポンプ出口配管又はポンプケ
ーシングにＦｅ、 ＡＩ、 Ｚｎなどの犠牲陽極板を取
付けて電気防食する。 （２） ポンプが停止したら、装置全体の液抜きを行
って水洗する。 （３） ゴムライニングなどのポンプを用いる［０００
４］
、海水淡水化装置などに適用される停止中腐食性液循環
ポンプの防食方法に関する。 ［０００２］ 【従来の技術】化学装置、排煙脱硫装置、海水淡水化装
置など高濃度の塩素イオンを含有する液の循環ポンプは
、孔食、デポジットアタック等の腐食事故を考慮して、
モネル、インコロイ、ハステロイなどのニッケル系合金
あるいはＮｉ、 Ｃｒ、 Ｍｏなどを多く含んだ高耐食
性を有する高価なステンレス鋼が用いられている。 ［０００３］Ｌかし、前記装置の如き厳しい腐食環境に
おいても、装置建設費を安価にしたいとの観点からＪＩ
Ｓ３２９Ｊ１，５Ｃ３１３，５Ｃ３１４などの二股的な
ステンレス鋼が適用される場合も多いが、この場合には
ポンプの長期耐久性は要求せず、短期間で新品に替える
いわゆる消耗品扱いで対応するか、特に腐食が激しく進
行するポンプ停止時の処置として次のような対策が取ら
れている。 （１） ポンプ入口配管、ポンプ出口配管又はポンプケ
ーシングにＦｅ、 ＡＩ、 Ｚｎなどの犠牲陽極板を取
付けて電気防食する。 （２） ポンプが停止したら、装置全体の液抜きを行
って水洗する。 （３） ゴムライニングなどのポンプを用いる［０００
４］
【発明が解決しようとする課題】高濃度の塩素イオンを
含む溶液などのような腐食性液を循環するポンプにおい
て、従来穴のような問題がある。 （１） ニッケル系合金などの材料を用いる場合、建
設費が美大になる。 （２） 液の流動状態下では腐食は軽微であるが、停
止時のように静的状態下で激しく腐食するようなステン
レス鋼を使用する場合の防食対策は下記のような方法が
ある。 （ｉ） 電気防食法 ■ 停止中だけでなく、運転中にも犠牲陽極が消耗する
ため、液抜きをする犠牲陽極の取替えが、頻繁に必要と
なるので費用も多くかかる。■ 海水のような中性領域
の液のように、比抵抗の大きい（１５〜２０Ω・ｃｍ）
液であれば、少ない犠性陽極数でポンプ全体の防食をカ
バーできるが、排煙脱硫装置のように酸性溶液で比抵抗
が小さい（数Ω・ｃｍ）液では１個の犠牲陽極でカバー
できる防食域が狭く、多くの犠牲陽極が必要となるばか
りでなく、犠牲陽極からの距離が離れた個所では防食さ
れないこともあり、電気防食の適用は技術的に難しい。 （ｉｉ） 液抜き、水洗する方法 ポンプの停止と同時に装置内の液をすべて抜き出し、水
洗する方法は装置内の液量が多量の場合、液抜き作業時
間がか＼るばかりでなく、抜き出し液の処理、液タンク
などが必要で費用がかかる。このため、定期的な装置内
の点検時以外の１ケ月未満で１〜２週間程度の停止では
上記液抜き、水洗は行われないことが多く、発停頻度が
多い場合には腐食事故が発生しやすい。 （ｉｉｉ） ゴムライニングポンプを適用する方法ゴ
ムライニングポンプは揚程が低く、高揚程を必要とする
ような装置には適用できない。更に金属ポンプに比べて
エネルギ効率が低く、運転費用が大きくなる。 ［０００５１本発明は上記技術水準に鑑み、従来法にお
けるような欠点がなく、安価なポンプ材料によっても、
ポンプ停止中腐食性循環ポンプの防食が可能な方法を提
供しようとするものである。 ［０００６］
含む溶液などのような腐食性液を循環するポンプにおい
て、従来穴のような問題がある。 （１） ニッケル系合金などの材料を用いる場合、建
設費が美大になる。 （２） 液の流動状態下では腐食は軽微であるが、停
止時のように静的状態下で激しく腐食するようなステン
レス鋼を使用する場合の防食対策は下記のような方法が
ある。 （ｉ） 電気防食法 ■ 停止中だけでなく、運転中にも犠牲陽極が消耗する
ため、液抜きをする犠牲陽極の取替えが、頻繁に必要と
なるので費用も多くかかる。■ 海水のような中性領域
の液のように、比抵抗の大きい（１５〜２０Ω・ｃｍ）
液であれば、少ない犠性陽極数でポンプ全体の防食をカ
バーできるが、排煙脱硫装置のように酸性溶液で比抵抗
が小さい（数Ω・ｃｍ）液では１個の犠牲陽極でカバー
できる防食域が狭く、多くの犠牲陽極が必要となるばか
りでなく、犠牲陽極からの距離が離れた個所では防食さ
れないこともあり、電気防食の適用は技術的に難しい。 （ｉｉ） 液抜き、水洗する方法 ポンプの停止と同時に装置内の液をすべて抜き出し、水
洗する方法は装置内の液量が多量の場合、液抜き作業時
間がか＼るばかりでなく、抜き出し液の処理、液タンク
などが必要で費用がかかる。このため、定期的な装置内
の点検時以外の１ケ月未満で１〜２週間程度の停止では
上記液抜き、水洗は行われないことが多く、発停頻度が
多い場合には腐食事故が発生しやすい。 （ｉｉｉ） ゴムライニングポンプを適用する方法ゴ
ムライニングポンプは揚程が低く、高揚程を必要とする
ような装置には適用できない。更に金属ポンプに比べて
エネルギ効率が低く、運転費用が大きくなる。 ［０００５１本発明は上記技術水準に鑑み、従来法にお
けるような欠点がなく、安価なポンプ材料によっても、
ポンプ停止中腐食性循環ポンプの防食が可能な方法を提
供しようとするものである。 ［０００６］
【課題を解決するための手段】本発明は、腐食性液を循
環するポンプが停止すると同時にポンプケーシングに設
けた複数の空気吹込み口から停止期間中連続して空気を
吹込み、該ポンプ中に溜っている腐食性液を流動させて
おくことを特徴とする停止中腐食性液循環ポンプの防食
方法である。 ［０００７１本発明において、空気の吹込み量はポンプ
の大きさ、容量によって変わるが、流速が０．６ ｍ／
ｓｅｅ以上、好ましくは２ｍ／ｓｅｃ以上の流速になる
ように調整することが好ましい。 ［０００８］
環するポンプが停止すると同時にポンプケーシングに設
けた複数の空気吹込み口から停止期間中連続して空気を
吹込み、該ポンプ中に溜っている腐食性液を流動させて
おくことを特徴とする停止中腐食性液循環ポンプの防食
方法である。 ［０００７１本発明において、空気の吹込み量はポンプ
の大きさ、容量によって変わるが、流速が０．６ ｍ／
ｓｅｅ以上、好ましくは２ｍ／ｓｅｃ以上の流速になる
ように調整することが好ましい。 ［０００８］
【作用】海水、排煙脱硫装置のように高濃度の塩素イオ
ンを含み、これに固形粒子が浮遊しているような溶液中
のステンレス鋼は種類によって異なるとしても、液が静
止状態では腐食されるが一定流速以上では腐食の起点を
生じても腐食生成物が固着せず、腐食が進行しないか、
あるいは固形分が堆積しがたく、デポジットアタックも
生じにくいなどから、実用上、腐食の問題はなく、長期
的な耐久性が確保されることは一般に知られていること
である。本発明は空気吹込みにより、この作用を利用し
て防食するものである。 ［０００９］ 【実施例］５Ｃ３１４からなる吐出量１ ｍ３／Ｈｒ固
定翼ポンプケーシングの四ケ所に空気吹込み口を設け、
ポンプ内にｐＨ＝５．０（硫酸酸性）、石こう１．５％
、ｃｌ−２ｓｏｏｏｐｐｍ、５０℃の液を循環しておき
、ポンプを停止した直後から、３１／ｍｉｎで３ケ月間
連続的に空気を吹込んだのち、開放点検を行った結果、
インペラ、ケーシングとも全く腐食は認められなかった
。同様のポンプ、液を用いて、ポンプを停止し、液が溜
ったままの状態で、３ケ月間放置後、開放点検した結果
、インペラ、ケーシングともに多数の孔食が発生してい
た。 ［００１０１ 【発明の効果］高濃度のｃｌ−を含み、固形分を含むよ
うな非常に厳しい腐食性液の循環ポンプ材料に低価格の
ステンレス鋼が適用できる経済的効果が大きいばかりで
なく、腐食事故発生もなく、長時間使用に耐えられるよ
うにした工業的価値は大きい。
ンを含み、これに固形粒子が浮遊しているような溶液中
のステンレス鋼は種類によって異なるとしても、液が静
止状態では腐食されるが一定流速以上では腐食の起点を
生じても腐食生成物が固着せず、腐食が進行しないか、
あるいは固形分が堆積しがたく、デポジットアタックも
生じにくいなどから、実用上、腐食の問題はなく、長期
的な耐久性が確保されることは一般に知られていること
である。本発明は空気吹込みにより、この作用を利用し
て防食するものである。 ［０００９］ 【実施例］５Ｃ３１４からなる吐出量１ ｍ３／Ｈｒ固
定翼ポンプケーシングの四ケ所に空気吹込み口を設け、
ポンプ内にｐＨ＝５．０（硫酸酸性）、石こう１．５％
、ｃｌ−２ｓｏｏｏｐｐｍ、５０℃の液を循環しておき
、ポンプを停止した直後から、３１／ｍｉｎで３ケ月間
連続的に空気を吹込んだのち、開放点検を行った結果、
インペラ、ケーシングとも全く腐食は認められなかった
。同様のポンプ、液を用いて、ポンプを停止し、液が溜
ったままの状態で、３ケ月間放置後、開放点検した結果
、インペラ、ケーシングともに多数の孔食が発生してい
た。 ［００１０１ 【発明の効果］高濃度のｃｌ−を含み、固形分を含むよ
うな非常に厳しい腐食性液の循環ポンプ材料に低価格の
ステンレス鋼が適用できる経済的効果が大きいばかりで
なく、腐食事故発生もなく、長時間使用に耐えられるよ
うにした工業的価値は大きい。
Claims (1)
- 【請求項１】腐食性液を循環するポンプが停止すると同
時にポンプケーシングに設けた複数の空気吹込み口から
停止期間中連続して空気を吹込み、該ポンプ中に溜って
いる腐食性液を流動させておくことを特徴とする停止中
腐食性液循環ポンプの防食方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40990890A JPH04209991A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 停止中腐食性液循環ポンプの防食方法及び腐食性液用循環ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40990890A JPH04209991A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 停止中腐食性液循環ポンプの防食方法及び腐食性液用循環ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04209991A true JPH04209991A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18519161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40990890A Pending JPH04209991A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 停止中腐食性液循環ポンプの防食方法及び腐食性液用循環ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04209991A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6262612B1 (en) | 2000-04-05 | 2001-07-17 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson | Using storage elements with multiple delay values to reduce supply current spikes in digital circuits |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP40990890A patent/JPH04209991A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6262612B1 (en) | 2000-04-05 | 2001-07-17 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson | Using storage elements with multiple delay values to reduce supply current spikes in digital circuits |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981013 |