JPH0420942Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ａ 考案の目的 （産業上の利用分野） この考案に係る引戸に於ける引戸障子の引寄せ
機構の連動装置は、一般家屋の窓開口を開閉する
ための引戸を閉鎖した場合に、引戸障子を室内側
に引寄せることで、引戸障子の四周を囲む框とこ
の引戸障子を建て込んだサツシ枠との間でパツキ
ングを押圧し、室内外の気密を良好に保つように
するために内外の引戸障子に設けた引寄せ機構を
連動させるもので、全高の大きな掃き出し窓に適
用して有効なものである。

（従来の技術） 一般家屋等の開口部を開閉するために、例えば
第５図に示すような引違戸が広く使用されてい
る。この引違戸は、上枠１と下枠２と左右の竪枠
３，３とを矩形に組立てて成るサツシ枠４の内側
に、内外２枚の引戸障子５ａ，５ｂを、それぞれ
上下枠１，２の長さ方向に亘る移動自在に建て込
んだものである。

上記両引戸障子５ａ，５ｂはそれぞれ、上框６
ａ，６ｂ、下框７ａ，７ｂ、引違戸の閉鎖時に於
いて上記竪枠３，３と対向する竪框８ａ，８ｂ、
及びこの竪框８ａ，８ｂと平行で、引違戸の閉鎖
時に互いに対向する召合せ框９ａ，９ｂを矩形に
組合せ、各框の内周側にそれぞれガラスを支持す
ることで構成されている。

各引戸障子５ａ，５ｂを構成する召合せ框９
ａ，９ｂのうち、室内側引戸障子５ａ召合せ框９
ａには、第８〜１０図に示すようなクレセント金
具１０を、室外側引戸障子５ｂの召合せ框９ｂ
で、上記クレセント金具１０に対向する部分に
は、第１０図に示すような受金具１１をそれぞれ
設け、引違戸の閉鎖時には、クレセント金具１０
のレバー１２を閉鎖状態（第８〜１０図の状態）
に回動させることで、このレバー１２の基端部に
形成した立壁１７を上記受金具１１の内側に進入
させ、引違戸を施錠できるようにしている。

引違戸の基本的構成は上述の通りであるが、閉
鎖時に於いて各引戸障子５ａ，５ｂの四周を囲む
各框とサツシ枠を構成する各枠との間、及び内外
両引戸障子５ａ，５ｂの召合せ框９ａ，９ｂ同士
の間の気密保持を図ることで、引違戸内外の防音
を図るようにすることが行なわれている。このよ
うな目的を達成するために、引違戸閉鎖時に於い
て互いに対向する各框と各枠との面には気密保持
用のパツキングを装着し、引違戸閉鎖時には内外
両引戸障子を室内側に向けて少し平行移動させる
ことで、上記パツキングを框と枠との間で押圧す
るようにしている。

例えば、サツシ枠４の左右両竪枠３，３の内周
面中間部に設けた中間突条１３，１３の室外側面
には、第６図に示すように、この竪枠３，３のほ
ぼ全長に亘つてパツキング１４，１４を添設し、
引違戸閉鎖時に竪枠３，３と対向する竪框８ａ，
８ｂの外周面には、上記中間突条１３（室内側引
戸障子５ａの場合）、或は中間突条１３よりも室
外寄りに設けた別の突条１５（室外側引戸障子５
ｂの場合）と衝合する引寄せブロツク１６，１６
を固定している。各引寄せブロツク１６，１６の
各突条１３，１５と衝合する部分は、竪框８ａ，
８ｂの外周面に近付くに従つて室外側に向う傾斜
面をなしているため、各引戸障子５ａ，５ｂを閉
鎖状態にまで移動させると、各竪框８ａ，８ｂは
室内側に向つて平行移動して、この竪框８ａ，８
ｂの室内側面を前記バツキング１４，１４に向け
て押圧し、各竪框８ａ，８ｂと竪枠３，３との間
の気密を保持する。

又、サツシ枠４の上下両枠１，２と各引戸障子
５ａ，５ｂの上下両框６ａ，６ｂ，７ａ，７ｂと
の間にも、第７図に示すようなパツキング１８，
１９を設け、引違戸を閉鎖状態にして、前記クレ
セント金具１０による施錠操作を行なつた場合
に、室内側引戸障子５ａの上下両框６ａ，７ａを
室内側に向けて平行移動させ、上記両框６ａ，７
ａの一部をパツキング１８，１８に押圧するよう
にしている。

又これと同時に、クレセント金具１０と受金具
１１との係合により、その召合せ框９ｂを室内側
引戸障子５ａの召合せ框９ａに対して不離に結合
された室外側引戸障子５ｂを室内側に平行移動さ
せ、この室外側引戸障子５ｂの上下両框６ｂ，７
ｂの室内側面に添設したパツキング１９，１９を
上下両枠１，２に添設したパツキング１８，１８
に押圧するようにしている。

更に、クレセント金具１０の立壁１７は、施錠
時に室外側の召合せ框９ｂを室内側の召合せ框９
ａに向けて引き寄せるように、次第に半径が小さ
くなるように形成されているため、前記レバー１
２の回動に伴う施錠操作によつて、室内側引戸障
子５ａの召合せ框９ａの室外側面と、室外側引戸
障子の召合せ框９ｂの室内側面との間隔が狭くな
り、召合せ框９ｂの室内側面に添設されたパツキ
ング２０，２０が召合せ框９ａの室外側面に押圧
される。

尚、クレセント金具１０のレバー１２の回動に
伴つて室内側引戸障子５ａの召合せ框９ａを室内
側に平行移動させる引寄せ機構は、例えば、第１
１〜１２図に示すように構成されているが、この
引寄せ機構に用いるクレセント金具１０には、第
９図に示すように、レバー１２の回動に伴つて昇
降する上下２本のピン２１ａ，２１ｂが設けら
れ、このピン２１ａ，２１ｂに一端を連結した昇
降杆２２ａ，２２ｂ（第１１〜１２図）により、
引寄せ機構を駆動するようにしている。

即ち、クレセント金具１０のレバー１２と連動
する回転体２３に形成した２本のピン２４ａ，２
４ｂは、クレセント金具１０の基体２５内に昇降
自在に装置された上下２枚の昇降板２６ａ，２６
ｂの一端部に穿設された、第９図の表裏方向に長
い長孔２７ａ，２７ｂに遊合させており、各昇降
板２６ａ，２６ｂの他端部に、前記ピン２１ａ，
２１ｂをそれぞれ植立している。

クレセント金具はこのように構成されるため、
レバー１２の回動に伴つて回転体２３が回動する
と、この回転体２３のピン２４ａ，２４ｂが長孔
２７ａ，２７ｂ内で移動できる範囲内に於いて上
下２枚の昇降板２６ａ，２６ｂが昇降する。この
ため、各昇降板２６ａ，２６ｂの端部に設けられ
たピン２１ａ，２１ｂは、レバー１２を開錠状態
に回動させた場合に第９図の鎖線位置にあるもの
が、レバー１２を施錠状態に回動させることによ
り同図実線位置にまで移動する。このため、クレ
セント金具１０のレバー１２を開錠位置から施錠
位置にまで移動させると、上側のピン２１ａに下
端を連結した昇降杆２２ａは召合せ框９ａ内を押
し上げられ、下側のピン２１ｂに上端を連結した
昇降杆２２ｂは召合せ框９ｂ内を押し下げられ
る。

上側の昇降杆２２ａの上端部、及び下側の昇降
杆２２ｂの下端部にはそれぞれ引寄せブロツク２
８ａ，２８ｂが固定されている。上側の昇降杆２
２ａの上端部に固定した引寄せブロツク２８ａの
上端部室外側面は、上方に向う程室内側に向う傾
斜面をなし、下側の昇降杆２２ｂの下端部に固定
した引寄せブロツク２８ｂの下端部室外側面は、
下方に向う程室内側に向う傾斜面をなしており、
各傾斜面は上枠下面に形成した上部案内レール２
９の下端室内側縁、或は下枠上面に形成した下部
案内レール３０の上端室内側縁と衝合自在として
いる。このため、レバー１２の施錠方向への回動
に伴つて上側の引寄せブロツク２８ａを上昇さ
せ、下側の引寄せブロツク２８ｂを下降させる
と、上記両傾斜面と上下部両案内レールの室内側
縁との衝合により、召合せ框９ｂの上下両端部が
室内側に引寄せられる。

（考案が解決しようとする問題点） ところが、上述のように構成され作用する従来
の引戸に於ける引寄せ機構に於いては、次に述べ
るような不都合を生じる。

即ち、内外両引戸障子５ａ，５ｂの召合せ框９
ａ，９ｂのうち、室内側引戸障子５ａの召合せ框
９ａは、上下両端部に於いて室内側に引寄せられ
るが、室外側引戸障子５ａの召合せ框９ｂは、内
外両召合せ框５ａ，５ｂの中間部に設けたクレセ
ント金具１０と受金具１１との係合によつてのみ
室内側引戸障子の召合せ框９ａに向けて引き寄せ
られるようにしている。

引戸が腰窓のように高さの小さい開口部に設け
られるものであり、かつ召合せ框９ｂが太く、十
分な剛性を有するものである場合は特に問題とな
る事は少ないが、引戸が掃出窓のように高さの大
きい開口部に設けられるものであつたり、召合せ
框９ｂが細く、剛性が小さいものである場合、こ
の召合せ框９ｂが弯曲することで、内外の召合せ
框９ａ，９ｂの間の気密保持が不完全となつてし
まう。

クレセント金具１０と受金具１１とを召合せ框
９ａ，９ｂの中間部だけでなく、上下両端部にも
設ければこのような不都合は生じないが、引戸の
施錠、開錠操作が面倒になるため好ましくない。
このような事は、引違戸の場合だけでなく、１枚
のみの引戸障子を設け、この引戸障子の受金具と
係合するクレセント金具を召合せ方立の側に設け
た場合も同様である。

本考案の引戸に於ける引戸障子の引寄せ機構の
連動装置は、一挙動でクレセント金具を設けてい
ない側の召合せ框を平行移動させるように構成す
ることで、上述のような不都合を解消するもので
ある。

ｂ 考案の構成 （問題を解決するための手段） 本考案の引戸障子の引寄せ機構の連動装置を設
ける引戸は従来の引戸と同様に、上枠と下枠と左
右の竪枠とから成るサツシ枠の内側に、上框と下
框と左右の竪框とで四周を囲んだの引戸障子を上
下枠に沿つた移動自在に建て込んでいる。

上記引戸障子の竪框の、閉鎖時に他の竪框様部
材と対向する召合せ框をなす竪框と上記竪框様部
材との内側には、各引戸障子を室内側に引寄せる
ための引寄せ機構を駆動する上下方向に移動自在
な第一、第二の昇降杆を設けている。

召合せ框と竪框様部材とのうちの一方の第一竪
部材の内側に設けられ、引戸障子を施錠するため
のクレセント金具の動きに連動して昇降する第一
の昇降杆の途中には、召合せ框と竪框様部材との
うちの他方の第二竪部材と対向する第一竪部材の
側面に形成した上下方向に長い第一の長孔から一
部を突出させた駆動ブロツクを固定し、第二竪部
材の内側に設けられた第二の昇降杆の途中には、
上記第一竪部材と対向する第二竪部材の側面から
一部を突出させた従動側ブロツクを固定してい
る。

第二竪部材と対向する第一竪部材の側面に形成
した上下方向に長い第一の長孔から一部を突出さ
せた駆動ブロツクと、上記第一竪部材と対向する
第二竪部材の側面から一部を突出させた従動側ブ
ロツクとのうちの一方のブロツクの側面には、入
口が狭く奥が広くなつた水平方向の係止溝を、他
方のブロツクの側面には、この係止溝の内側に係
止溝の水平方向端部からのみ進入自在で、進入時
には室内外方向の移動を制限される水平方向に亘
る係止突条をそれぞれ固設している。

上記係止溝と係止突条とは、引戸障子を閉鎖時
に移動した状態に於いて互いに凹凸係合して、途
中に駆動ブロツクを固定した第一の昇降杆の上下
動に連動して、途中に従動ブロツクを固定した第
二の昇降杆を上下動自在としている。

（作用） 上述のように構成された本考案の引戸に於ける
内外引戸障子の引寄せ機構の連動装置に於いて
は、クレセント金具を操作することにより、第一
竪部材の内側の第一の昇降杆を昇降させると、こ
の第一の昇降杆に固定の駆動ブロツクが昇降し、
この駆動ブロツクと係止突条と係止溝とを介して
凹凸係合した従動ブロツクが昇降し、この従動ブ
ロツクを固定した第二の昇降杆が第二竪部材の内
側で昇降する。

この結果、第一、第二の両竪部材の内側に設け
た第一、第二の両昇降杆が、単一のクレセント金
具を操作することにより同時に昇降するようにな
り、各昇降杆の動きにより、クレセント金具を設
けていない引戸障子の召合せ框の上下両端部も室
内側に引寄せられるようになる。

駆動ブロツクの動きを従動ブロツクに伝える係
止突条と係止溝とは、係合時に於いては引戸障子
の内外方向に相対的に移動する事がない為、駆動
ブロツクの動きを従動ブロツクに伝える際に、係
止突条と係止溝との係合が不用意に外れ、駆動ブ
ロツクの動きを従動ブロツクに伝えられなくなる
事がない。

（実施例） 次に図示の実施例を説明しつつ本考案を更に詳
しく説明する。

第１〜２図は本考案を引違戸に適用した場合の
実施例を示しており、第１図は第５図のＡ−Ａ断
面に相当する図、第２図は第１図の左方から見た
図である。室内側引戸障子５ａの召合せ框９ａの
内側には、クレセント金具１０のレバー１２（第
８〜１０図参照）の回動に連動して昇降する第一
の昇降杆３１が、上下方向の移動のみを自在とし
て嵌装されている。この昇降杆３１の途中には、
ナイロン等滑り易い硬質材により造られた駆動ブ
ロツク３２の本体３４がねじ３３により固定され
ている。

上記召合せ框９ａの室外側面でこの駆動ブロツ
ク３２が対向する部分には、上下方向に長い第一
の長孔３５が形成されており、この第一の長孔３
５に、室外側面に略Ｔ字形の係止突条３６を形成
した駆動側板片３７が遊合している。この駆動側
板片３７と前記本体３４とはねじ３８，３８によ
り結合固定されて駆動ブロツク３２を構成してい
るが、両部材３７，３４の互いに当接する面は洗
濯板状の凹凸面として、ねじ３８，３８の緊締時
に、駆動側板片３７が本体３４に対してずれ動か
ないようにしている。

又、本実施例に於いては、駆動側板片３７の側
面に形成した略Ｔ字形の係止突条３６の進入方向
前側（第１図右側、第４図左側。）を、引戸障子
の閉鎖操作時にこの係止突条３６が後述する係止
溝４４の内側に進入し易くする為、進入方向前端
部に向けて次第に幅が狭くなるように、第４図に
示すようにテーパさせている。

一方、室外側引戸障子５ｂの召合せ框９ｂの内
側には、この召合せ框９ｂの端部を室内側に向け
て移動させる引寄せ機構を駆動するための第二の
昇降杆３９が、上下方向の移動のみを自在として
嵌装されており、この第二の昇降杆３９の途中に
は、前記駆動ブロツク３２と同様ナイロン等によ
り造られた従動ブロツク４０の本体４１が、ねじ
４２により固定されている。

上記召合せ框９ｂの室内側面でこの従動ブロツ
ク４０と前記第一の長孔３５とに対向する部分に
は、この第一の長孔３５と同様に上下方向に長い
第二の長孔４３が形成されている。この第二の長
孔４３には、前記略Ｔ字形の係止突条３６が内側
に進入自在な係止溝４４を室内側側面に形成した
従動側板片４５が遊合しており、この従動側板片
４５を前記本体４１に対してねじ４６，４６によ
り結合固定して、従動ブロツク４１としている。

上記従動側板片４５の室内側面に形成した係止
溝４４の幅は、第３図に示すように入口部分で次
第に広くなるようにテーパさせる事で、引戸障子
の閉鎖操作時に前記係止突条３６がこの係止溝４
４の内側に進入し易くしている。

上述のように形成された駆動ブロツク３２と従
動ブロツク４０とは、内外両引戸障子５ａ，５ｂ
をサツシ枠（第５図）の内側に建て込んだ場合
に、従動ブロツク側の係止溝４４の内側に駆動ブ
ロツク側の係止突条３６が進入するように、駆動
側板片３７と従動側板片４５との高さ調節をして
おく。この調節作業は、駆動側板片３７を駆動側
ブロツク３２の本体３４に固定するためのねじ３
３，３３が、駆動側板片３７の基板部に形成した
上下方向に長い長孔４７，４７の内側で移動出来
る範囲で行なう。従動側板片４５を本体４１に固
定するねじを挿通するため、従動側板片４５の基
板部に形成した孔４８，４８は単なる円孔である
ため、従動側板片４５上下位置を調節する事は出
来ない。

上述の様に駆動ブロツク３２と従動ブロツク４
０との上下位置を、従動ブロツク側の係止溝４４
の内側に駆動ブロツク側の係止突条３６が進入す
るように調節をするため、引戸障子の閉鎖時にク
レセント金具のレバーの回動に伴つて第一の昇降
杆３１が上下移動した場合、この動きは駆動ブロ
ツク３２、従動ブロツク４０を介して第二の昇降
杆３９にも伝達され、両昇降杆３１，３９が同時
に上下移動するようになる。

この際、駆動ブロツク３２側の係止突条３６
と、従動ブロツク４０側の係止溝４４とは、両部
分３６，４４が室内外方向（第１図上下方向、第
２図左右方向。）に亘り互いに離れる方向に移動
しようとしても、係合が外れないような状態とな
つているため、駆動側ブロツク３２から従動側ブ
ロツク４０への動力伝達は確実に行なわれる。

このように上下移動する第一、第二の両昇降杆
３１，３９は、この上下移動に伴つてそれぞれ屋
内側の引戸障子の召合せ框９ａ，９ｂに設けた引
寄せ機構を駆動し、両召合せ框９ａ，９ｂを室内
側に引寄せる。

尚、各昇降杆３１，３９の上下動に伴つて各召
合せ框を室内側に引寄せる機構は、第１１〜１３
図に示したものの他、従来から知られている各種
構造のものを採用できる。又、駆動ブロツク３２
と従動ブロツク４０との係止突条３６と係止溝４
４とによる係合は、上述の実施例の場合と逆でも
良い。又、係止溝４４と係止突条３６との形状
は、図示の例に限定されず、他にもＬ字形、Ｙ字
形等種々考えられる。

ｃ 考案の効果 本考案の引戸に於ける内外引戸障子の引寄せ機
構の連動装置は以上に述べた通り構成され作用す
るので、室内側だけでなく室外側引戸障子の召合
せ框も確実に、且つ十分強く室内側に引寄せるこ
とができて、召合せ框の上下両端部に於ける気密
保持を十分に行なうことができ、しかも施錠操作
も従来と同様に一挙動で行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１〜２図は本考案の実施例を示しており、第
１図は第５図のＡ−Ａ断面に相当する図、第２図
は第１図の左方から見た図、第３図は従動側板片
を示す第２図の右方から見た図、第４図は駆動側
板片を示す第２図の左方から見た図、第５図は引
違戸を室内側から見た図、第６図は第５図の拡大
横断面図、第７図は同縦断面図、第８図は施錠状
態にあるクレセント金具の１例を示す正面図、第
９図は同縦断側面図、第１０図は同横断平面図、
第１１〜１３図はクレセント金具の動きと連動す
る引寄せ機構の１例を示しており、第１１図は召
合せ框の中間部分の縦断面図、第１２図は上端部
分を、第１３図は下端部分を、それぞれ第１１図
の左方から見た縦断面図である。 １……上枠、２……下枠、３……竪枠、４……
サツシ枠、５ａ，５ｂ……引戸障子、６ａ，６ｂ
……上框、７ａ，７ｂ……下框、８ａ，８ｂ……
竪框、９ａ，９ｂ……召合せ框、１０……クレセ
ント金具、１１……受金具、１２……レバー、１
３……中間突条、１４……パツキング、１５……
突条、１６……引寄せブロツク、１７……立壁、
１８，１９，２０……パツキング、２１ａ，２１
ｂ……ピン、２２ａ，２２ｂ……昇降杆、２３…
…回転体、２４ａ，２４ｂ……ピン、２５……基
体、２６ａ，２６ｂ……昇降板、２７ａ，２７ｂ
……長孔、２８ａ，２８ｂ……引寄せブロツク、
２９……上部案内レール、３０……下部案内レー
ル、３１……第一の昇降杆、３２……駆動ブロツ
ク、３３……ねじ、３４……本体、３５……第一
の長孔、３６……係止突条、３７……駆動側板
片、３８……ねじ、３９……第二の昇降杆、４０
……従動ブロツク、４１……本体、４２……ね
じ、４３……第二の長孔、４４……係止溝、４５
……従動側板片、４６……ねじ、４７……長孔、
４８……孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上枠と下枠と左右の竪枠とから成るサツシ枠の
   内側に、上框と下框と左右の竪框とで四周を囲ん
   だ引戸障子を上下枠に沿つた移動自在に建て込
   み、上記引戸障子の竪框の、閉鎖時に他の竪框様
   部材と対向する召合せ框をなす竪框と上記竪框様
   部材との内側に、引戸障子を室内側に引寄せるた
   めの引寄せ機構を駆動する上下方向に移動自在な
   第一、第二の昇降杆を設け、召合せ框と竪框様部
   材とのうちの一方の第一竪部材の内側に設けら
   れ、引戸障子を施錠するためのクレセント金具の
   動きに連動して昇降する第一の昇降杆の途中に固
   定し、召合せ框と竪框様部材とのうちの他方の第
   二竪部材と対向する上記第一竪部材の側面に形成
   した上下方向に長い第一の長孔から一部を突出さ
   せた駆動ブロツクと、上記第二竪部材の内側に設
   けられた第二の昇降杆の途中に固定し、上記第一
   竪部材と対向する第二竪部材の側面から一部を突
   出させた従動側ブロツクとの一方のブロツクの側
   面に、入口が狭く奥が広くなつた水平方向の係止
   溝を、他方のブロツクの側面に、この係止溝の内
   側に係止溝の水平方向端部からのみ進入自在で、
   進入時には室内外方向の移動を制限される水平方
   向に亘る係止突条をそれぞれ固設し、引戸障子を
   閉鎖時に移動した状態に於いて上記係止溝と係止
   突条とを互いに凹凸係合させ、第一の昇降杆の上
   下動に連動して第二の昇降杆を上下動自在とし
   た、引戸に於ける引戸障子の引寄せ機構の連動装
   置。