JPH0420751Y2 - - Google Patents

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JPH0420751Y2
JPH0420751Y2 JP7925288U JP7925288U JPH0420751Y2 JP H0420751 Y2 JPH0420751 Y2 JP H0420751Y2 JP 7925288 U JP7925288 U JP 7925288U JP 7925288 U JP7925288 U JP 7925288U JP H0420751 Y2 JPH0420751 Y2 JP H0420751Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この考案は荷役運搬や保管を効率よくフオーク
リフト等で取扱えるようにパレツト梱包する際に
使用するトツプフレームに関するものである。 [従来の技術] 荷役運搬や保管を効率よく行う技術として、対
象物品を一定の単位にまとめてパレツトに載せて
パレツトごと梱包し、例えばパレツトのフオーク
差し込み口にフオークリフトのフオークを差し込
んで昇降取扱いする事は従来から広く行なわれて
いる。 パレツトとしては、第13図に示すパレツト1
01のような両面2方差し無翼形が広く使用され
ており、パレツト梱包の仕方は、第14図、第1
5図に示すように、パレツト101に多数の空罐
の如き被梱包体102を複数段積重ねて載せ、こ
のとき隣接する段間の仕切りにはボール紙等のセ
パレートシート107を挟み込み、最上段の被梱
包体の上に板状のトツプフレーム103を載せ、
パレツト101とトツプフレーム103の間に被
梱包体102群を挾んだ状態で、バンド104に
よつて結束し、必要に応じてその上から全体を感
熱収縮性の樹脂製フイルムで覆い加熱収縮処理し
包装を完了するものである。 [考案が解決しようとする課題] このようなパレツト梱包において、一般にはパ
レツト101はフオーク差し込み口106が開口
する側の辺を長辺101a、フオーク差し込み方
向114の辺を短辺101bとする長方形をな
し、バンド104の結束は、差し込まれた状態の
フオークの左右位置、即ち長辺101a上の両端
と中央との3ケ所において長辺101aと垂直に
バンド104をかけて行つている。 このようなパレツト梱包体105においては、
トツプフレーム103の長辺がバンド104に拘
束されて下向きに変形する結果、長辺と直角な方
向に位置する短辺側の特に中央部103c(第1
6図)がバンドによつて拘束されないこととな
り、長辺がバンド104によつて結束されたため
の歪みが生じて中央部103cが被梱包体102
群から浮上り(第15図)、その結果中央部10
3cが被梱包体102を拘束できない状態とな
り、特に最上段の被梱包体群の中には運搬取扱中
に、或いはパレツト梱包を解くためトツプフレー
ムやフイルムを除去するときに、パレツト梱包体
105から脱落し汚損若しくは破損するものが出
ることがあり、この問題の解決が望まれている。
こうした問題はパレツトやトツプフレームが平面
視で長方形でなく正方形の場合も同様に生じる。 この考案は上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、バンドによつて結束されたときバン
ドがかからない方の辺の周縁部において被梱包体
の脱落事故を防止することができ、かつ構造が簡
単で、かつ、構成部材数も少なくてすみ、かつバ
ンドかけも円滑に行うことができるトツプフレー
ムを提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] この目的に対応して、この考案のトツプフレー
ムは、矩形の輪郭を描いて一周する外枠部と前記
外枠部の内側にあつて前記外枠部と連結して前記
外枠部を補強する支骨部とを有し、前記外枠部は
2つの一方向辺部と2つの他方向辺部とからなり
前記他方向辺部は前記一方向辺部に直近の両端部
を除く部分において、形状が厚さ方向の一方に突
出する湾曲部を有し、前記湾曲部における前記突
出量は前記他方向辺部に平行な方向の両端から中
央部に向かつて行くにしたがつてかつ内側寄りの
部分から外縁に向かつて前記一方辺部に平行な方
向に行くにしたがつて増加し中央部で最大となる
ことを特徴としている。 [作用] このように構成されたトツプフレームを使用す
るときは湾曲部が突出した側の面を下にして被梱
包体群の上に載置し、バンドを短辺に平行にかけ
て結束する。するとバンドの力が長辺部を下方へ
押下げる。これは短辺側の側面から見ると短辺の
両端部が下方へ押下げられることとなり、その反
作用で中央部が上に押し上げられても前記湾曲部
の下側突出量が打消されて短辺部の下面はストレ
ートになるにとどまり、その下面と被梱包体群と
の間に隙間を生じず被梱包体を拘束してその脱落
を防止する。 [実施例] 以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面に
ついて説明する。 第1図a、第1図b、第1図c、第2図及び第
3図において1はトツプフレームである。トツプ
フレームは通常は平面視で正方形または長方形の
矩形をなすが、以下の実施例では長方形のトツプ
フレームを例にとつて説明する。トツプフレーム
1は、プラスチツクによつて構成され、矩形の輪
郭を描いて一周する外枠部2、及び外枠部2の向
き合う長辺部3,3と短辺部4,4を結んで十文
字形をなす支骨部5を、一体成形し備え、板状の
外形をなす。長辺部3の下面は長辺の方向6につ
いてみるとその全長にわたつて平坦であり、その
外縁部3aと内縁部3bの間に僅かの段差8があ
るのみである。 これに対して短辺の辺縁部である短辺部4の下
面は短辺の方向7について平坦ではなく、下方に
突出した湾曲部10を有する。すなわち、湾曲部
10は概略第1図aにおいて鎖線10aの外側部
分として示す部分であり、短辺部4はその両端部
4aを除外する他の部位では内縁部4cから外縁
部4dに向かつて下方に傾斜して突出し、(第5
図、第6図、第7図及び第8図参照)、しかもそ
の突出量は短辺部4の全長にわたつて一様ではな
く、短辺部4の内でも両端部4aから中央部4b
に向かつて下方に傾斜し、下面側への突出量が漸
増して短辺部4の中央部4bで最も大きく突出
し、結局短辺部4は全体として下面側に突出した
湾曲部10をなす。 短辺部4にも僅かな段差11が形成されてお
り、外縁部4dは内縁部4cより僅かに外方に突
出して、長辺部3の外縁部3aと面一の下面をな
す。段差8,11はトツプフレームを取扱い易く
するためのものである。 短辺部4の上面には補強のために方向7のリブ
12,13,14が上方へ突出形成され、それぞ
れ短辺部4の内縁、外縁及び中央に位置してい
る。 更に補強のためにリブ12,13,14を結ん
で方向6のリブ15,16,17,19が形成さ
れ各リブ15,16,17は、リブ12,14を
結ぶ部分15a,16a,17aとリブ14,1
3を結ぶ部分15b,16b,17bとは、上面
に各々下方への段差を有する。 なお、第9図から第12図において、18,2
1,23,24は補強用のリブ、20,22は補
強部、25はバンド係止部である。 ここで湾曲部10の突出量としては、例えば短
辺部の長さが1130mm、幅102mm、板厚8mm、リブ
高さ16mm、リブ幅10mm、構成材料がポリプロピレ
ン、短辺部の内縁隣接内側位置において結束し結
束力が2Kgの場合において、短辺部4の中央部4
bの突出量は5mm〜8mm程度とすることができ、
この場合には被梱包体の脱落を防止しつつも、ト
ツプフレーム自体のスタツク性も、段差11と1
1a(第4図、第5図参照)により損われない。 以上に説明した例では湾曲部10は長方形のト
ツプフレームの短辺の辺縁部に形成されていたが
長辺部3の辺縁部に形成することもできる。また
正方形のトツプフレームとすることもできる。 このように構成されたトツプフレーム1を被梱
包体群の上に載置して長辺部3の面取部25にバ
ンドをかけて結束すると、長辺部3が全長にわた
つて下方に押し下げられ、その結果短辺部4の両
端部4aが押下げられ、その反作用として短辺部
4の中央部4bが上方に押し上げられて被梱包体
群から離隔する方向に変形する。この変形量は短
辺部4の中央部で最も大きい。しかしこの部分は
湾曲部10として構成されていてもともと距離H
だけ下方に突出しており、かつその突出量は短辺
方向の両端から中央に向かつて行くにしたがつて
増加し、また、あたかも帽子のつばのように、内
側寄りの部分から外縁に向かつていくにしたがつ
て増加するので、その変形で湾曲部10がストレ
ートになるだけであり(第1図c)、トツプフレ
ーム1が被梱包体群から隆起離隔することがな
く、被梱包体群のうち短辺部に対応する位置にあ
るものに対する短辺部による拘束は維持され、被
梱包体が脱落することがない。 更に、このトツプフレームは一体で構成され、
変形を与えるための他の部材を組合せる必要がな
いので、構造が簡単で製造が容易であり、かつ構
成部材数を増加させることもない。 また、この考案のトツプフレームでは短辺部の
うち、長辺部に直近の両端部分は湾曲していない
ので、短辺部の湾曲形状が長辺部の形状に影響を
与えることがなく、短辺部に設けた湾曲形状が長
辺部に対して行われるバンド掛け作業に悪影響を
与えることがなく、バンド掛け作業は円滑に行い
得る。 [実験例] テストトツプフレームに示す3種のトツプフレ
ームについてテスト項目に示す5種のテストをし
た結果を次表に示す。 テスト品及びテスト品はこの考案の実施例
に係わるものであり、(3.5〜4)または(1)の数値
は短辺部の外側中央部4bにおける湾曲部の突出
量を示す。 この表からテスト品の落罐数が現行品に比べ
て極めて少ないことが判る。 テストトツプフレーム テスト品(3.5〜4) テスト品(1) 現行品 テスト項目 パレタイザー〜バンデイング・落罐・罐飛出
し視覚検査 バンド結束力測定 短辺側(たわみ)測定 フランジ変形調査(約400Kg加重する) 振動落罐チエツク[フオークリフトにて] 実験結果
【表】 [考案の効果] このようにこの考案によれば、バンドによつて
被梱包体とトツプフレームとが結束されたとき、
バンドがかからない方の辺の周縁部において被梱
包体の脱落事故を確実に防止することができ、か
つ構造が簡単で、かつ構造部材数も少なくてすむ
トツプフレームを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは第2図に示すトツプフレームの湾曲
部を誇張して描いた斜視説明図、第1図bは第4
図aの側面図、第1図cは第1図aに示すトツプ
フレームが被梱包体群の頂部にセツトされた後バ
ンデイングされた状態を示す側面図、第2図はこ
の考案の一実施例に係わるトツプフレームを示す
平面図、第3図は第2図に示すトツプフレームの
半部A−A断面正面図、第4図は第2図に示すト
ツプフレームの半部B−B断面側面図、第5図は
第2図におけるC−C部断面図、第6図は第2図
におけるD−D部断面図、第7図は第2図におけ
るE−E部断面図、第8図は第2図におけるF−
F部断面図、第9図は第2図におけるG−G部断
面図、第10図は第2図におけるH−H部断面
図、第11図は第10図におけるI−I部断面
図、第12図は第2図におけるJ−J部断面図、
第13図はパレツトを示す斜視図、第14図はパ
レツト梱包体を示す正面説明図、第15図は第1
4図に示すパレツト梱包体の側面説明図、及び第
16図は第15図におけるK部拡大図である。 1……トツプフレーム、2……外枠部、3……
長辺部、4……短辺部、5……支骨部、6……方
向、7……方向、8……段差、10……湾曲部、
11……段差、11a……段差、12,13,1
4……リブ、15,16,17……リブ、18,
19,21……リブ、20,22……補強部、2
3,24……リブ、25……バンド係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形の輪郭を描いて一周する外枠部と前記外枠
    部の内側にあつて前記外枠部と連結して前記外枠
    部を補強する支骨部とを有し、前記外枠部は2つ
    の一方向辺部と2つの他方向辺部とからなり前記
    他方向辺部は前記一方向辺部に直近の両端部を除
    く部分において、形状が厚さ方向の一方に突出す
    る湾曲部を有し、前記湾曲部における前記突出量
    は前記他方向辺部に平行な方向の両端から中央部
    に向かつて行くにしたがつてかつ内側寄りの部分
    から外縁に向かつて前記一方辺部に平行な方向に
    行くにしたがつて増加し中央部で最大となること
    を特徴とするトツプフレーム。
JP7925288U 1988-06-15 1988-06-15 Expired JPH0420751Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7925288U JPH0420751Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15

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JP7925288U JPH0420751Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15

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Publication Number Publication Date
JPH021635U JPH021635U (ja) 1990-01-08
JPH0420751Y2 true JPH0420751Y2 (ja) 1992-05-12

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JPH021635U (ja) 1990-01-08

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