JPH0420724Y2 - - Google Patents

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JPH0420724Y2
JPH0420724Y2 JP17647484U JP17647484U JPH0420724Y2 JP H0420724 Y2 JPH0420724 Y2 JP H0420724Y2 JP 17647484 U JP17647484 U JP 17647484U JP 17647484 U JP17647484 U JP 17647484U JP H0420724 Y2 JPH0420724 Y2 JP H0420724Y2
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nozzle
nozzle body
cup
filling device
outer cylinder
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JP17647484U
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカツプ充填装置のノズルに関するもの
であり、更に詳しくは、ノズル交換作業の効率化
と自動充填時に於ける液状内容物もしくは半固形
状内容物の飛散防止に好適なカツプ充填装置のノ
ズルに関するものである。
〔従来の技術〕
酒類や果汁類等の液状内容物やプレンヨーグル
トやプリン等の半固形状内容物をカツプ状容器内
に自動充填する目的で各種のカツプ充填装置が使
用されている。斯かるカツプ充填装置のノズル
は、種類を異にする充填対象物に対し最適の注入
性能を発揮し得るように仕掛銘柄の切替えに際し
ノズルストツカー内に貯蔵されている別のノズル
と交換する必要がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに在来のノズルは、カツプ充填装置との着
脱機構が複雑な割にシール機能が十分でなく、充
填中にノズル緩みや内容物の洩出等のトラブルが
発生する場合が少なくなかつた。また内容物の吐
出流路の形状に対しても充分な考慮が払われてい
ないため、充填時に内容物の飛散りや液だれ等の
不都合が多発していた。従つて、公知のノズル
は、着脱機構の複雑さに起因する交換作業のむづ
かしさだけでなく、充填性能の安定性を確保する
上にも無視することのできない制約を付随せしめ
ていた。
斯かる問題点に鑑みて本考案は、カツプ充填装
置への着脱が容易で、且つ、実用上充分な漏れ防
止性能を発揮し得るカツプ充填装置のノズルを提
供することをその主要な目的とするものである。
更に本考案は、カツプ状容器内に内容物を注入
する際の飛散りや液だれを防止し得るカツプ充填
装置のノズルを提供することを第2の主要な目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
斯くして本考案は、液状もしくは半固形状の内
容物をカツプ状容器1内に充填するためのノズル
2であつて、有底円筒状を為すノズル本体3と、
第1の圧縮バネ4を介してノズル本体3の外周面
に摺動可能に嵌装され、上端部がノズル3本体の
略中央部で終わる外筒5と、ノズル本体3の上半
部分の外周面に摺動可能に嵌装され、下端部をノ
ズル本体3の外周壁面と外筒5の上部内周壁面と
の間に滑動可能に嵌装し、上部にカツプ充填装置
6の嵌着座7に嵌まり込む鋼球8を嵌装支持して
なる内筒9と、前記外筒5の上端部に座着する第
2の圧縮バネ10を介して外筒5の上部ならびに
内筒9の上部の外周面に跨つて滑動可能に嵌装支
持され、かつ、内周壁面に前記鋼球8を押圧する
環状押圧部10を形成してなる溝11付きスリー
ブ12とからなり、前記ノズル本体3の上端縁面
にシール部材16を装着すると共に、当該ノズル
本体3の底壁面に、下方に向かつて放射状に開い
た複数本の注液口13,13……を同心円上に穿
設し、上記溝付きスリーブ12の溝11を把持爪
14で把持するようになしたことを特徴とするカ
ツプ充填装置のノズルを要旨とするものである。
〔実施例〕
第1図はカツプ充填装置6から抜取られたノズ
ル2の縦断面図であり、第2図はカツプ充填装置
6に装着されたノズル2の縦断面図である。これ
らの図面に於てノズル本体3の底壁面には、カツ
プ状容器1内に液状内容物もしくは半固形状内容
物を注入する際に飛散りや液だれが発生するのを
防止するため、下方に向かつて放射状に開いた複
数本の注液口13が同心円上を為して穿設されて
いる。注液口13の本数と口径は、カツプ状容器
1内に注入すべき内容物の種類や分量に応じて調
整する必要があるが、例えば内容物がプレンヨー
グルトやプリンである場合には、直径4mmの注液
口13を5本、相互の間隔が下方に向つて漸開す
るように同心円上に穿設することによつて、上記
内容物にカツプ状容器1の内側器壁面に沿う緩か
な流下を保障することができる。有底円筒状を為
すノズル本体3、外筒5、内筒9、ならびに溝付
きスリーブ12は、第1の圧縮バネ4および第2
の圧縮バネ10を介して嵌合構造に組立てられて
おり、第1図に見られる如く、ノズル交換装置の
把持爪14によつて溝11部を挟持した状態でカ
ツプ充填装置6の嵌着座7に鋼球8が嵌まり込む
ように前記ノズル交換装置による上昇ストローク
を与えることにより、交換準備位置から持上げら
れ、第2図に示す如く、カツプ充填装置6に装着
される。内容物充填時にカツプ充填装置6とノズ
ル2との間から内容物が漏出しないように、カツ
プ充填装置6の下端開口部15に密着するノズル
本体3の上端縁には、Oリング等の適当なシール
部材16が全周に亘つて取付けられている。
仕掛銘柄の切替えに際し、新たなノズル2をカ
ツプ充填装置6に装着する際には下記の手順に従
つて交換作業を実行する。溝付きスリーブ12の
溝部11にノズル交換装置の把持爪14を嵌め込
み、ノズル2をノズル交換装置の把持爪14毎カ
ツプ充填装置6に向かつて上昇させる。ノズル本
体3の上端縁がカツプ充填装置6の下端開口部1
5に当接した後、さらに前記把持爪14が上昇し
続けることによつて溝付きスリーブ12、内筒
9、ならびに外筒5が一体となつて第1の圧縮ハ
ネ4を圧縮させながら引き上げられる。この結
果、第2図に示すように鋼球8は、カツプ充填装
置6の下端に設けられた嵌着座7の側方に上昇す
る。この後、前記把持爪14が上昇し続けること
によつて内筒9の上端縁がカツプ充填装置6の第
1の外周段部17に当接するが、溝付きスリーブ
12に内筒9よりも大きな上昇ストロークが与え
られることによつて最終段階では、溝付きスリー
ブ12の上端縁がカツプ充填装置6の第2の外周
断部18に当接する。嵌着座7との対向位置に到
達した鋼球8は、溝付きスリーブ12の内周壁面
に形成され、かつ、第2の圧縮バネ10で付勢さ
れる環状押圧部19によつてカツプ充填装置6の
中心方向に向かつて押圧付勢される。この結果、
嵌着座7内に鋼球8が嵌まり込み、新たに供給さ
れたノズル2とカツプ充填装置6が一体構造に接
続される。このとき、カツプ充填装置6の下端開
口部15に、ノズル本体3の上端縁がシール部材
16を介して圧着されているので、両部材の間が
液密に封止され、ノズル本体3とカツプ充填装置
6との接続部からの液状内容物の漏洩が確実に防
止される。
また、ノズル本体3の上端縁がカツプ充填装置
6の下端開口部15に当接した後、ノズル交換装
置の把持爪14の上昇を介して溝付きスリーブ1
2、内筒9、外筒5が一体となつて上方に引上げ
られるため、カツプ充填装置6への装着が終了し
た段階でノズル本体3の底壁面は、第2図に示す
ように外筒5の下端開口部から露出した状態とな
る。カツプ充填装置6からノズル2を取外す際に
は、上記と逆の順序で交換作業を実行する。尚、
第1図及び第2図において20はカツプ充填装置
6内に上下動自在に装着支持されたバルブロツド
を示す。
カツプ充填装置6にノズル2を装着した後、図
示しないエアシリンダ装置を起動してバルブロツ
ド20の下降ストロークを伝達する。すると、第
2図に実線で示すようにバルブロツド20の下端
に設けられた第1の弁体20Aが、ノズル本体3
の底端部に設けられた第1の弁座3Aに当接し、
またバルブロツド20の長手方向中間に設けられ
た第2の弁体20Bが、カツプ充填装置6の下端
部に設けられた第1の弁座6Aに当接する。この
ようにしてカツプ充填装置6からノズル本体3に
向かつて延びる液状内容物の流路が遮断される。
この状態でカツプ充填装置6の計量シリンダ21
内に図示しない貯蔵タンクから所定両の液状内容
物を導入し、この後、図示しないエアシリンダ装
置を起動してバルブロツド20に上昇ストローク
を伝達する。すると、第2図に二点鎖線で示すよ
うに第1の弁体20Aが第1の弁座3Aから離
れ、これと同時に第2の弁体20Bが第2の弁座
6Aから離れる。このようにして液状内容物の流
路が開口状態となるため、計量された液状内容物
は計量シリンダ21内からノズル本体3内に向か
つて流下し、流下した液状内容物は下方に向かつ
て放射状に開いた複数本の注液口13,13……
を通つてカツプ状容器1の内側器壁面に沿つて緩
やかに流下し、カツプ状容器1内に吐出される。
本考案から派生する別の実施態様として、カツ
プ状容器1内に充填すべき内容物が比較的粘稠で
飛散するおそれがない場合、例えば充填対象物が
果肉入りヨーグルトである場合には、前記下方に
向つて放射状に開いた複数本の注液口13の代り
にノズル本体3の軸線と穿設方向を一致せしめた
比較的口径の大きな、例えば直径18mmの単一の注
液口を穿設してもよい。然し乍ら、注液口13
は、一般的には内容物にカツプ状容器の側壁内面
に沿う滑らかな流下を保証する目的で、ノズル本
体3の軸線に対し下側に向つて漸開するように穿
設することが望ましい。注液口13の傾斜角は、
前記口径、本数と共に該注液口13を通過する内
容物の粘度に合わせて適宜選択する。
〔考案の効果〕
以上の説明から理解されるように、ノズル交換
装置の把持爪を溝付きスリーブの溝部に嵌め込ん
だ状態で、ノズルをノズル交換装置毎カツプ充填
装置に向かつて上昇させるだけでノズルの装着作
業を終了させることができる。また、ノズル交換
装置の把持爪を溝付きスリーブの溝部に嵌め込ん
だ状態で、ノズルをノズル交換装置毎下方に引つ
張ることによつて、ノズルをカツプ充填装置から
取り外すことができる。このように単一の押上げ
動作または引張り動作によつてノズルが交換され
るため、従来装置に比較してノズルの着脱が大幅
に容易化される。また、ノズルをカツプ充填装置
に取付けたとき、ノズル本体の上縁部がシール部
材を介してカツプ充填装置の下端開口部に圧着さ
れるので、カツプ充填装置とノズル本体との間が
強固にシールされる。この結果、カツプ充填装置
とノズル本体との接合部分からの液状内容物の漏
洩が確実に防止される。
更に液状内容物の計量時に、バルブロツドの下
端に設けられた第1の弁体と、バルブロツドの長
手方向中間に設けられた第2の弁体とが共働し二
重の弁機構として液状内容物の流下を阻止するた
め、ノズル本体の下端からの液漏れ防止に対して
も、注目すべき効果が発揮される。
また、ノズル本体の底壁面に下方に向かつて放
射状に開いた複数本の注液口を同心円状に穿設し
たからカツプ状容器への内容物の注入時、内容物
はカツプ状容器の内側器壁面に沿う緩やかな流下
となり、内容物のカツプ状容器からの飛散がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカツプ充填装置から抜取られたノズル
の縦断面図であり、第2図はカツプ充填装置に装
着されたノズルの縦断面図である。 1……カツプ状容器、2……ノズル、3……ノ
ズル本体、4……第1の圧縮バネ、5……外筒、
6……カツプ充填装置、7……嵌着座、8……鋼
球、9……内筒、10……第2の圧縮バネ、11
……溝、12……スリーブ、13……注液口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液状もしくは半固形状の内容物をカツプ状容器
    内に充填するためのノズルであつて、有底円筒状
    を為すノズル本体と、第1の圧縮バネを介してノ
    ズル本体の外周面に摺動可能に嵌装され、上端部
    がノズル本体の略中央部で終わる外筒と、ノズル
    本体の上半部分の外周面に摺動可能に嵌装され、
    下端部をノズル本体の外周壁面と外筒の上部内周
    壁面との間に滑動可能に嵌装し、上部にカツプ充
    填装置の嵌着座に嵌まり込む鋼球を嵌装支持して
    なる内筒と、前記外筒の上端部に座着する第2の
    圧縮バネを介して外筒の上部ならびに内筒の上部
    の外周面に跨つて滑動可能に嵌装支持され、か
    つ、内周壁面に前記鋼球を押圧する環状押圧部を
    形成してなる溝付きスリーブとからなり、前記ノ
    ズル本体の上端縁面にシール部材を装着すると共
    に、当該ノズル本体の底壁面に、下方に向かつて
    放射状に開いた複数本の注液口を同心円状に穿設
    し、上記溝付きスリーブの溝を把持爪で把持する
    ようになしたことを特徴とするカツプ充填装置の
    ノズル。
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JPS6191506U JPS6191506U (ja) 1986-06-13
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