JPH0420580Y2 - - Google Patents

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JPH0420580Y2
JPH0420580Y2 JP1986123413U JP12341386U JPH0420580Y2 JP H0420580 Y2 JPH0420580 Y2 JP H0420580Y2 JP 1986123413 U JP1986123413 U JP 1986123413U JP 12341386 U JP12341386 U JP 12341386U JP H0420580 Y2 JPH0420580 Y2 JP H0420580Y2
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JP
Japan
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wire
cutting
mortar
block
pulley
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JP1986123413U
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JPS6330113U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、半硬化モルタル、特に軽量気泡コン
クリートの半硬化モルタルを切断ワイヤーを用い
て切断する装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から軽量気泡コンクリートは、半硬化モル
タル状態のとき、ワイヤーにて切断することによ
り製造されているが、ワイヤーが半硬化モルタル
を切り抜ける面にモルタルに欠損が生じるという
問題があつた。
このため、従来、最後にワイヤーが切り抜ける
面に欠損発生部の面積を少なくする目的で、切断
方向に向かつて傾斜をつけた切断ワイヤーを使用
したり、ブロツクの切断終了面側のブロツク端面
に密接する部分とワイヤーが通過できる溝部とを
有する欠損防止板を設けた切断装置が特公昭58−
13321号公報などに提案されている。
また、この欠損防止板の溝の幅はワイヤーが上
下に少しブレても通過できるように、ワイヤーの
径の3〜4倍程度に大きくしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記の欠損防止板付の装置でも、欠損
防止板の溝幅が上記したように大きく、かつブロ
ツク内を通過するワイヤーにはブロツクによる切
断抵抗がかかるのに対して該溝部内を通過するワ
イヤー部分には切断抵抗がかからない。そのため
切断すべきブロツクの切断ワイヤーが通過する位
置がブロツク表面側にずれていた場合や、ブロツ
クの幅が通常よりも広い等の理由でワイヤーの支
点間隔が長い場合は、切断終端部付近にワイヤー
が到達したとき、急にワイヤーの弾撥性が発揮さ
れて終端部付近のブロツクを跳ねるという現象が
発揮され易い為であるのか、該欠損防止板がない
場合よりも少なくなるが、やはり最後にワイヤー
が切り抜ける面に欠損が生じるという問題が残つ
ている。
本考案の目的は、かかる従来装置では解決でき
なかつた、欠損が生じやすい過酷な切断条件でも
欠損発生を防止できる切断装置を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の欠損防止装置付の半硬化モルタル切断
装置は、切断方向に対して傾斜をつけた切断ワイ
ヤーを有すると共に、半硬化モルタルの切断終端
面側に傾斜したワイヤーが最初に通過する位置よ
りも中央寄り位置でかつ半硬化モルタルの切断終
端面に接する箇所に該切断ワイヤーを受け止める
少なくとも1個の滑車を設けたことを特徴とする
装置である。
〔作用〕
本考案の装置は、半硬化モルタルの切断終端面
側の傾斜したワイヤーが最初に通過する位置より
も中央寄りのモルタル切断終端面に切断ワイヤー
を受け止める滑車が設けられているので、最初に
モルタルを切り抜けた側のワイヤーの切断方向へ
の進行がこの滑車により妨げられ、結果として最
初にモルタルを切り抜けた側のワイヤーの切断方
向への進行速度を滑車面で停止させることができ
る。このようにワイヤー自体の進行は停止され、
以後は反対側のワイヤーの進行とワイヤー自体の
張力による進行方向分力でモルタルの切断が行わ
れるようになり、ワイヤーの切断速度をそれより
も遅くすることができる。そのうえ滑車で一端が
支持されるのでワイヤーの支持点間の距離を短く
することもできる。
(実施例) 以下、本考案の装置を図面に示した実施例にて
説明する。
第1図は、本考案の装置の欠損防止装置付の切
断装置を用いて、半硬化モルタル4(以下、モル
タルブロツクという。)の中のワイヤー2の通過
位置をモルタルブロツク4の表面側に近い位置と
し、両側に張力1を与えながらワイヤー2を矢印
3方向に進行させて切断するときの状態を示した
図面であり、切断用のワイヤー2はモルタルブロ
ツク4の切断終端面に対して傾斜がつけられてい
る。このことは、モルタルブロツク4の切断終端
面とAで示した部分の右側の直線部とを比較すれ
ば判明する。また、モルタルブロツク4の中を進
行するワイヤー2の部分は、モルタルブロツク4
による切断抵抗があり、Aで示した分だけ弓状に
なつて進行する。
この装置のモルタルブロツク4の切断終端面に
接して滑車6が設けられている。この図では滑車
6はモルタル4の切断終端面に接して設けられた
欠損防止板に開けられた滑車セツト用の穴7に差
し込まれてモルタルブロツク面に接している。
この欠損防止装置について、更にその構成を詳
しく示した図面が第2図である。この第2図に見
られるように、滑車6は、欠損防止板5に開けら
れた滑車セツト用の多数の穴7の適切な穴に差し
込まれており、この滑車6が付いた欠損防止板5
は、シリンダーでモルタルブロツクに接する位置
まで移動可能に構成されている。
この滑車6を設ける位置は、切断するモルタル
ブロツク4の硬度によりモルタルブロツクの切断
抵抗が変化するために一定しないが、半硬化モル
タルの切断終端面側の最初に傾斜したワイヤーが
最初に通過する位置よりも中央寄りのモルタル切
断終端面に少なくとも設けている。
この滑車6を設ける好ましい位置は、第3図に
示した上側の滑車6がワイヤー2に初めて接する
位置における斜線部Bで示すモルタルブロツクの
抵抗力と矢印3方向の進行がこの滑車6で阻害さ
れたワイヤー2の切断力とが釣り合う位置に設け
るのが好ましい。
このように実施例で示した切断例のように、ワ
イヤ2のモルタルブロツク4中の通過位置をモル
タルブロツク4の表面側に近い位置とした過酷な
切断条件の場合でも、モルタルブロツク端面の欠
損を殆どなくすることができた。
(効果) 本考案の装置は、半硬化モルタルの切断終端面
側の最初に傾斜したワイヤーが通過する位置より
も中央寄りのモルタル切断終端面に切断ワイヤー
を受け止める滑車が設けられているので、最初に
モルタルを切り抜けた側のワイヤーの切断方向へ
の進行がこの滑車により妨げられ、結果として最
初にモルタルを切り抜けた側のワイヤーの切断方
向への進行速度を滑車面で停止させることができ
る。このようにワイヤー自体の進行は停止され、
以後は反対側のワイヤーの進行とワイヤー自体の
張力による進行方向分力でモルタルの切断が行わ
れれるようになり、ワイヤーの切断速度をそれよ
りも遅くすることができる。そのうえ滑車で一端
が支持されるのでワイヤーの支持点間の距離を短
くすることもできる。
その結果、実施例に示したように欠損防止板を
切断面から少し低い位置に設けても、従来装置で
は発生を防止することが困難であつた過酷な切断
条件、即ち、切断すべきブロツクの切断ワイヤー
が通過する位置がブロツク表面側に傾いていた場
合や、ブロツクの幅が通常よりも広い等の理由で
ワイヤーの支点間隔が長い場合等の切断条件が過
酷な条件の場合でも、モルタルブロツクの切断端
面の欠損を大幅に減少できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の装置を使用して
モルタルブロツクをワイヤーにて切断する途中の
状態を示す斜視図、第2図は本考案の欠損防止装
置の一例を示す図であり、Aは平面図でBはその
側面図、第3図はモルタルブロツクの切断終了に
近い時点でのワイヤーの状態を示す平面図であ
る。 1……ワイヤの引張力、2……ワイヤー、3…
…ワイヤーの進行方向、4……モルタルブロツ
ク、5……欠損防止板、6……滑車、7……滑車
セツトセツト用の穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 切断方向に対して傾斜をつけた切断ワイヤーを
    有すると共に、半硬化モルタルの切断終端面側に
    傾斜したワイヤーが最初に通過する位置よりも中
    央寄り位置で、かつ、半硬化モルタルの切断終端
    面に接する箇所に該切断ワイヤーを受け止める少
    なくとも1個の滑車を設けたことを特徴とする欠
    損防止装置付の半硬化モルタル切断装置。
JP1986123413U 1986-08-13 1986-08-13 Expired JPH0420580Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986123413U JPH0420580Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986123413U JPH0420580Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6330113U JPS6330113U (ja) 1988-02-27
JPH0420580Y2 true JPH0420580Y2 (ja) 1992-05-12

Family

ID=31014495

Family Applications (1)

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JP1986123413U Expired JPH0420580Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60225716A (ja) * 1984-04-24 1985-11-11 昭和電工株式会社 無筋コンクリ−トの切断方法及び切断装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60225716A (ja) * 1984-04-24 1985-11-11 昭和電工株式会社 無筋コンクリ−トの切断方法及び切断装置

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JPS6330113U (ja) 1988-02-27

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