JPH04202925A

JPH04202925A - 無臭便器

Info

Publication number: JPH04202925A
Application number: JP33404290A
Authority: JP
Inventors: Takao Nakamura; 孝男中村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-11-29
Filing date: 1990-11-29
Publication date: 1992-07-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、便器に関し、その使用中の臭気を便器から便
器外部に拡散する事を防止した便器に関する。

（従来の技術とその問題点）従来、便所を使用中に便器から発生する臭気は便所内部
に拡散し、便所の天井部に設けられた換気扇、戒は、側
方の窓から換気されるのが一般的であった。

従って、換気扇は、前使用者の臭気、或は便所内の一般
臭気を換気して、次の使用者に臭気を感じさせない事を
目的とし、使用中の人が換気扇を使用しても、使用中発
生する臭気を減らす事はできない。往々、便所から出た
時、衣服に臭気が付着している等の問題がある。

便器から拡散した臭気を換気する事は１便所の様に小さ
な密閉室であってこそ可能であり、−旦大きな居室等に
拡散した場合には、全部の空気を換気する必要があり、
冷房、或は暖房時には大変不経済である。

現在、日本の習慣では、便器を居間などの居室内に設置
する事はまれである。これは、他人に見られる恥ずかし
さ、使用中の音、そして臭気が室内に充満する事が問題
点である。

近年の様に、ワンルームマンション等の個室住いが増え
て（ると、美しい便器で、臭気がしなくなれば、他人に
見られる事もなく、寒い時に便所に立つ煩わしさがない
事から、居室内への設置が受は入れられる様になり、建
築設計上も、便所のスペースが節約できる利点がある。

（発明の目的）本発明は、便器から臭気が拡散しない便器を実現し、そ
れによって、便器を居室内に設置可能とする事により、
使い易く、老人、病人にとっても健康管理上好ましい便
器を提供する事を目的としている。

（実施例）以下、図面に示す本発明の実施例につき詳細に説明する
。

図において、通常の洋式水洗便所の場合について説明す
る。

洗浄水タンク１の水は、ボール弁２を上げると洗浄管３
を通って１便器５の上部周囲に設けられた水路７に入り
多数の噴出口８より実線矢印の様に噴出して、汚′物を
洗い落す。

この洗浄管３に、点線で示す間接換気管１１を連結する
と、便器内で発生した臭気は、前述の洗浄水の噴出口８
から逆に吸引され、洗浄管３、間接換気管１１を経て、
換気扇ｌＯにより外部に排気される。従って、便器内に
発生した臭気はもちろん、便所室内の空気も便器を通っ
て吸引される為、使用者は臭気を感じる事がない。

この様に洗浄水の噴出口８を換気用の吸引口として利用
する事により、便器の上部の周囲全面から臭気が吸引さ
れる為、臭気が便所内に拡散することなく換気される。

間接換気管１１の代わりに、−点鎖線で示す直接換気管
４の様に、便器に直結して換気しても効果は変わらない
が、洗浄管３に連結して換気すると便器に対する改造が
全く不要である為、既設の便器も、配管のみで無臭便器
に改造する事が可能である。

天井近くに設けられた換気扇ｌＯの上部換気口９は、便
所内部のタバコの煙等、−数的な換気をも考慮して、同
じ換気扇を利用して換気するものであり、その換気口の
開口は吸引力の釣合いから小面積となっている。

この様な換気法は、便器の下方排出部が水封６の様に閉
されておれば、洋式、和式を問わず効果的である。また
、洗浄水タンクを使わないフラッジ上バルブ式の水洗便
器に於ても同様に可能である。

なお、通常の便所に於ては、換気扇は室内灯の点灯と兼
ねてスイッチされる事が多いが、室内に便器を設置した
場合には、室内が既に明るい為、換気扇１０のスイッチ
は、便座に腰掛けた体重を感知するスイッチと、便座の
前に敷いたマッドスイッチを並列に回路構成すれば、小
用の場合にも作動し、更に使用後一定時間後に切れるス
イッチにすれば万全である。

（発明の効果）本発明の無臭便器を用いる事により、（１１１便器使用中、臭気が感じな（なる。

（２）既設の便器を取替える事なく、換気管の追加工事
のみで無臭便器に改造する事も可能である。

（３）便器を居室内に設置する事が可能となり、冬期な
ど暖かい部屋から、寒い便所に立つ悩みがなくなる。

特に病人、高血圧症の人、或は老人にとって、寒いトイ
レは、発作の原因になる場合があり、室内に設置する事
により、便座も常に室温と同様に暖かく、又、万−倒れ
た場合でも室内であれば、家族の者に早期に発見されや
すい。

（４）一般の病院の病室内のベツドの脇に設置すれば、
患者の負担と、看護婦あるいは付添人の負担が軽減され
る。

（５）ワンルームマンション等、−大佐いのリビングル
ームに設置すれば、便所のスペースが節約でき、建築費
が軽減される。（現在、ワンルームマンション、或はビ
ジネスホテル等に於ては、面積勤率の関係から１便器を
ユニットバスの内部に設置している事が多いが、便器が
濡れる事と、風呂の洗い場が狭くて、寛いで使えない事
により長期滞在の人には、不評である）。

【図面の簡単な説明】図面は、本発明無臭便器の説明図である。図面に於て、１は洗浄水タンク。２ボール弁。

Claims

【特許請求の範囲】

便器において、換気用の管を、洗浄水タンクと便器を結
ぶ洗浄管に連結、或は、便器に直結する事により、臭気
を便器の内側から直接外部に排気し、便所内に臭気が拡
散する事を防ぐ事により、使用者が臭気を感ぜず、また
、便所の天井部に換気口を併設する事により、便所内部
の換気も併せて可能とし、更に、その無臭性により、便
器を居室内に設置可能とする事を特徴とする無臭便器。