JPH04198101A - 生態表示ユニットとその製造用具 - Google Patents

生態表示ユニットとその製造用具

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JPH04198101A
JPH04198101A JP32653290A JP32653290A JPH04198101A JP H04198101 A JPH04198101 A JP H04198101A JP 32653290 A JP32653290 A JP 32653290A JP 32653290 A JP32653290 A JP 32653290A JP H04198101 A JPH04198101 A JP H04198101A
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Seiichi Ogasawara
小笠原 清一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被標本物の自然界での飛ぶ動作などの生態を
そのままの姿で、保存もしくは、展示するための生態表
示ユニットに関するものである。
〔従来の技術〕
従来から美術館、薄物館等において、動植物等の標本と
して、防腐処理を施したり、または、そのままの状態で
、保存箱やガラスケース等の中に、収容して台座にビン
で固定したものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の標本は、被標本物を固定するために胴体
にビンを打っており、このビンの位置や長さ、または、
被標本物の保存箱底面からの高さが、標本としての価値
をも大きく左右することが多く、そのため標本の作製は
、技術的にも経験を必要とし、専門家や一部のマニアし
か作製することが困難であった。
特に、被標本物が蝶などのように羽を有する場合、はと
んど全ての標本は、水平に羽を開いたものばかりである
が、標本として自然界での飛ぶ動作などの生態もまた、
学術的に大きな価値があると考えられている。
しかし、容易にその生態を標本として保存、または展示
することが困難で、はとんど全ての標本は、被標本物の
形や大きさ、または模様などの形態は、説明できるが、
被標本物の動的な生態(飛行)などの視覚的な説明は、
できなかった。
また、保存箱等は、木枠とガラス等で構成された木製品
なので、品質にばらつきがあり、隙間が出来やすく、完
全密封とすることが困難で、保存性も悪かった。
さらに、保存箱等は、壁に掛けたり、床に設置するだけ
の展示方法であり、バリエーションも乏しかった。
本発明の目的は、保存性がよく、被標本物の角度による
色の変化や表裏の模様の違い、また被標本物の形態だけ
ではなく、動的な生態も自由な位置から観察でき、しか
も、誰でも容易に作製できる生態表示ユニットとその製
造用具を提供することである。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を解決するために本発明の生態表示ユニット
は、少なくとも大部分が透明な素材によって構成される
ケースlO内に、複数の平行する線状の支持体4a、4
bの間に保存処理を施した被標本物5b、5c、5dの
一部を挟み込んで支持することにより被標本物5b、5
c、5dをケース10の中に浮かせて固定する構造とす
る。
さらに、前記生態表示ユニットにおいて、ケース10は
、透明な硬質チューブ1の両側をそれぞれキャップ2.
3で覆った構造とする。
また、前記生態表示ユニットにおいて、ケース10は、
平行して配置される少なくとも1対の透明な硬質パネル
41.42を含み、パネル41゜42の間にその内壁に
平行して支持体4a、4bを屈曲させて展張する構造と
する。
さらに、前記の目的を達成するため本発明の生態表示ユ
ニットの製造用具は、被標本物5b5c。
5dを支持する線状の支持体4a、4bと透明な筒状体
1と、筒状体1の一端をふさぐ第1の蓋2と、筒状体1
の他端をふさぎ支持体4a、4bを貫通させる孔3a、
3bを設けた第2の蓋3と、支持体4a、4bの端部を
保持する支持体端部保持具23と、第1のM2を保持す
る蓋保持具22と、蓋保持具22と支持体端部保持具を
連結する連結板25と、第2の蓋3を取り付けた筒状体
lを保持し連結板に対しその長手方向にスライド自在に
係合する筒状体保持具21を有する構成とする。
さらに、前記生態表示ユニット製造用具において昆虫類
の羽を載せる一対の板31a、31bを有し、一対の板
31a、31bの面が交わる交線を含む鉛直面に対しそ
れぞれの相対角が等しく、かつ前記相対角が自由に変え
られるよう半固定のヒンジ構造により結合された一対の
板31a、31bからなる可動展翔板31と、可動展翔
板31を支持し連結板25に着脱可能に係合させること
ができる展翔板支持台33a、33bを有する構造とす
る。
〔作用〕
生態表示ユニットは被標本物を大部分が透明な素材のケ
ース内に線状の支持体で支持するので上からだけでなく
、下からも横からも見える。
したがって標本を直接手に取り、自由に色の変化や表裏
の模様を観察できる。
前記ケースを透明硬質チューブとその両側を覆うキャッ
プによって構成し、透明または不透明な2本の支持体で
ある糸、または棒に被標本物の胴体と羽の付根を挟み、
胴体を固定し、羽を任意の角度にする本発明の保存処理
法の可動展翔板に固定し、羽が安定した後、可動展翔板
をはずし、透明または一部不透明なガラスやプラスチッ
ク、および樹脂等の硬質チューブの中に収容し、両側を
キャップ等で密封する。
被本物は、2本の支持体で支えられた状態で、管中に浮
いているため、振動やその他の衝撃等を支持体が、吸収
するので破損しにくい。
また被標本物は、2本の支持体の間に、しっかりと固定
されているので、振動やその他の外力が、加わっても離
脱することがなく、いつも同じ姿勢と方向を保つことが
できる。
しかもその姿勢は可動展翔板で羽の角度を任意に変えて
制作し展示することができるから自然の動きに近い色々
な態様で展示が可能となる。
さらにまた被標本物は、2本の支持体で支えられ、管中
に浮いているので、表裏の感覚も、より自然界での被標
本物の動的な生態(飛行)などを視覚的に捕らえやすく
、理解しやすい標本とすることができる。
〔実施例) つぎに、本発明について図面を参照して詳しく説明する
第1図は、本発明による生態表示ユニットの一実施例を
示すもので、同図(a)は側面図である。
同図(b)、(c)、  (d)はそれぞれ同図(a)
の図中B−B、C−C,D−Dで切断した断面図である
。また同図(e)は平面図である。
第1図の実施例は、筒状体である透明な硬質チューブ1
の両側にキャップ2.3を嵌めたものをケース10とし
、蝶を被標本物した例である。
なお、本実施例では硬質チューブ1はガラス製とし、キ
ャップ2および3は真鍮製を用いている。
硬質チューブ1の管内に、2本の線状の支持体4a、4
bを平行させて展張し、この支持体の43と4bの間に
li!!!標本物5b、5c、5dを挟んで固定してい
る。
支持体4a、4bは紐、針金、棒など線状のものであれ
ばなんでもよいが、本実施例は、被標本物のシジミチョ
ウ科のアイノミトリジシミに合わせて、巻き癖の少ない
透明なナイロン製のつり糸(2号)を使用した。
アイノミトリジシミの胴体と羽の付根を2本の支持体4
a、4bで挟み、チューブlの中に収容し、両側をキャ
ップ2および3を用いて密封した。
第2図は、本発明の生態表示ユニ・7トの製造用具の一
実施例を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は側面
図、同図(c)は背面図である。
第2図において、連結板25の両側には、第1の蓋であ
るキャンプ2を保持する蓋保持具22と支持体4a、4
bの端部を保持する支持体端部保持具23が固定されて
いる。
透明な硬質チューブ1を保持する腕21aと21bを有
する筒状体保持具21は、連結板25にスライド自在に
取り付けられている。
従って、腕21a、21bによって保持された硬質チュ
ーブ1は、連結板25に沿って前後に(図中の左右に)
動かすことができる。
つぎに、第2図の実施例を使用して生態表示ユニットを
制作する手順を説明する。
まず、キャンプ2の孔2a、2bに2本の支持体4a、
4bを通し固定し、キャップ2を蓋保持具22で所定の
位1に設置する。つぎに、硬質チューブ1の中に、2本
の支持体4a、4bを通し、その支持体をキャップ3の
孔3a、3bに挿入し、硬質チューブ1をキャップ3に
挿入して固定する。
更に、硬質チューブ1を所定の位置に設置し、2本の支
持体4a、4bを適度に張り、歪みを取ってから支持体
端部保持具23に仮止めする。そして、蝶などの標本を
2本の支持体4a、4bの間に挟んで固定し、硬質チュ
ーブ1をスライドさせ、キャップ2に挿入して固定する
最後に、キャップ3と2本の支持体4a、4bを固定す
る なお、この後、ケース100両側部を保護する目的で保
全キャップ12および13をキャップ2および3の外側
にそれぞれ被せてもよい。この場合のケース端部の様子
を第3図に要部拡大の分解斜視図に示す。
第4図は、支持体4a、4bによって固定される被標本
物(第1図では蝶の標本5b、  5c、  5d)の
うちの1頭ごとの羽を任意の形に整えるための可動展翔
板31を示すもので、同図(a)は平面図、同図(b)
は同図(a)のA−Aで切断した断面図である。
第4図に示すように可動展翔板31は、はぼ左右対称形
で、左右、2つに分割できるように作られている。
蝶、トンボなどの被標本物の羽を拡げて載せる1対の板
31a、31bは若干の隙間を開けて配置され、中央部
寄りの両側に設けられた支軸によって軸支板34a、3
4b、34c、34dによって支えられている。軸支板
34a、34b、34c、34dは展翔板支持台33a
、33bに結合または一体化されている。
展翔板支持台33a、33bは一体に結合されたとき図
中2点鎖線で示す連結板25をまたぎ、連結板25長手
方向にスライドできるようになっている。
一対の板31aと31bには中央寄りの端部の片側に、
組立られたとき互いに係合する歯車32aと32bがそ
れぞれ固定されていて、その回転軸は一対の板31aと
31bの支軸とそれぞれ一致するように配置されている
従って、一方の板、例えば31aを動かして展翔板支持
台33aに対する角度を変えると、他方の板31bも従
動的に動き展翔板支持台33bに対する角度が変わり、
常に板31aと31bの断面は、その境界線を含む鉛直
面に対し、対称的な姿勢となる。そして、その姿勢は図
示しない機構により、次にいづれかの板が外部から動か
されるまで維持される。
なお、第4図の実施例では展翔板支持台33a。
33bは連結板25に対し着脱自在であるばかりではな
くスライド自在でもあるので作業効率は高い。
第5図は、第4図の可動展翔板31の複数個を第2図の
生態表示ユニット製造装置に組み込んで蝶などの被標本
物の展翔を行う状況を説明する斜視図である。
ただし、第5図では蓋保持具22、筒状体保持具21と
その腕21a、21b支持体端部保持具23、連結板2
5、および展翔板支持台33a。
33b等の保持貝類は一切省略している。
また連接して配置した可動展翔板には一対の可動展翔板
の板38a、38bの上だけに被標本物と37b、39
b、40aと40bの上にそれぞれ被標本物を載せて同
時に展翔してもよい。
第1図に示すような生態表示ユニットを製作する場合に
は、可動展翔板は3&!!あればよく、それぞれの可動
展翔板の相対角度を適当に変え、硬質チューブ1の中に
封入したとき、飛んでいる姿を連続写真のコマ取りのよ
うに羽の姿勢をきめ、展翔を行えばよい。
展翔、保存処理を従来技術どおりに行い、終わると可動
展翔板を分解して連結板25との保合を解いて取り除く
。硬質チューブ1を移動してキャップ2に結合し、キャ
ップ2.3と硬質チューブで被標本物を、それを挟んで
支持する支持体4a。
4bとともに密封する。こうして完全密封された生態表
示ユニットは、支持体4a、4bが透明なため、被標本
物5b、5c、5dが、硬質チューブlの中で、空中に
浮いているように見え、視覚的にも実際に蝶が、飛ぶ様
子が、よく理解できる。
また本実施例は、手に取ってみると適度な重量感があり
、蝶の表裏の模様や、色の違いや、この蝶の特有な黄緑
色や、光線の反射による色の変化等を自然に近い状態で
観察できる。
更に、展示する場合にテーブルの上に架台等に置いたり
、立てて展示したり、また壁等に取付けて照明プラケン
トのように展示できる。
また、保管する場合には、仕切りの付いた引き出し等の
収納箱に入れることができる。
なお、被標本物の大きさの違いは、2本の支持体の間隔
や太さを変えることで容易に解決できる。
また、バッタ、蝉などで羽を拡げないで展示する場合は
支持体を3本、あるいはそれ以上に増すことによって容
易に固定することができるが、さらに確実に固定するた
めに、極少量の接着剤を使用してもよい。
第6図は、生態表示ユニットのケースとして、平行に配
置される透明な硬質パネル内に被標本物を収容する場合
の一例を斜視分解図で示したものである。
第6図に示すように、ケースは、左右一対の複層パネル
41,42、上下一対の複層パネル43゜44、前後の
1i45.46として樹脂コーキングを施したプラスチ
イック製の額縁を組立てて作られる。各複層パネルは透
明な板状の硬質アクリル樹脂を使用する。
被標本物は図中に2点鎖線で示す35a、35b、35
c、35dの場所に支持体4a、4bで固定されるが、
第6図の実施例の被標本物がシジミチョウ科のアイノミ
トリジシミであるところから、支持体4a、4bとして
巻き癖の少ない透明なナイロン製の2号釣り糸を使用す
る。
各標本物は、アイノミトリジシミの胴体と羽の付は根を
2本の支持体4a、4bで挟み複層パネル41.42,
43.44の中に収容し、縁回りをIE45.46を用
いて密封する。
ケース内にあって支持体端部を固定する他、支持体4a
、4bの中間に幾つかの屈曲点を作るため、支持体支持
棒36a、36b、36c、36d、36eを複層パネ
ル41と42の間に挿入固定し、支持体支持棒36b、
36c、36clに支持体4a、4bを通し、この場所
で角度をつけることによって蝶の飛行パターンを再現し
、三次元的な標本とした。             
 0このようにすることによって、自然界の動的な生B
(飛行)などを的確に表示できるので、視覚的にも実際
に蝶が飛ぶ様子や、蝶の種類による飛行パターンが理解
できる。
さらに、複層パ矛ルの空気の層に防腐ガスや乾燥空気を
注入することで、より完全な標本体を造ることかできる
さらにまた、この標本を利用して、博物館等の仕切り壁
なども造れ、今までにない展示スペースを演出すること
ができる。
第7図は、さらに本発明の応用例を示すもので、同図(
a)は平面図、同図(b)は同図(a)のE−Eで切断
した断面図、同図(c)は152を開いて、支持体を展
張した状態を示すケースの斜視図である。
第7図に示すように、この応用例は、ケース50に従来
の昆虫標本箱を使用し、ケース本体51の内部に、平行
する支持体4a、4bを複数組展張したものである。
支持体に前記実施例同様のナイロン釣り糸を使用して、
アイノミトリジシミの胴体と羽の付は根を挟み、ケース
内の所定の位置に設置し収容すれば被標本物が小型の蝶
であるため30〜40頭位を収容することができる。
この場合、従来の標本箱展示では、蝶の胴体にピンが刺
さった標本が30〜40頭収容されるため視覚的に痛々
しいものであり、本来の標本観察という点から見ても、
あまり学習意欲を高めるものとは、考えられないが、作
製した応用例の標本は、自然のままの姿であり、標本と
して受は入れやすいものである。
また、従来の標本とはちがい、本来標本とは関係のない
、ピンが斜めに刺さっているとか、ピンの出が短いなど
の標本化に対する評価が一切なくなり、経験のない者で
も簡単にきれいな標本を造ることができる。
[発明の効果] 以上、詳しく説明したように本発明は、その大部分が透
明なケースに複数の線状の支持体を展張し、その支持体
に被標本物を挟んで固定しているので、第1に、被標本
物は、線状の支持体に支えられる構成で管中に浮いてい
るので、従来の標本とは違い形態だけでなく、より自然
界に近い状態の生態をも、視覚的に説明が、できるよう
になった。
第2に、標本を直接手に取り、自由に色の変化や表裏の
模様を観察できるようになった。
第3に、被標本物は、線状の支持体で支えられた状態で
、管中に浮いているため、振動やその他の衝撃等を、支
持体が吸収するので破損しに(い。
第4に、被標本物は、2本の支持体の間に、しっかりと
固定されているので、振動やその他の外力が、加わって
も離脱することがなく、いつも同し姿勢と方向を保つこ
とができる。
第5に、被標本物は、完全密封されているので、外気と
遮断され、カビの発生や害虫等により破損されることも
なく、保存性がよくなった。
第6に、従来の保存箱の展示とは違う以下の様な方法で
展示できるようになった。例えば、展示室の天井から生
態表示ユニットを吊るし、どこからでも観察できるよう
にすることなどは、本実施例で被標本物を、線状の支持
体で透明なケース内に支持することによって初めて可能
となった。
また、生態表示ユニット製造用具は、線状の支持体の一
端を固定したキャップと、筒の中を支持体に通過させ、
筒部の反対側にその支持体を通した別のキャップを固定
したものと、更に、その支持体の延長上の端部を保持す
るものを、上記の順に連結板上に配置している。
生態表示ユニットを製作するときは、筒状体の外部にお
いて被標本物を支持体に挟んで固定してから保存処理を
行い、保存処理終了後は、筒状体をスライドして未装着
のキャップに結合し密封するだけで完成するので、誰で
も簡単に作ることができる。
また、制作にビンなどを使用しないので、経験のない子
供達や展示作業等に不慣れなマニアでも採取した昆虫等
を用いて容易に生態表示ユニットを作製し標本化できる
更に、上記の被標本物を支持体に挟むと同時に、羽を任
意の角度に変えて展翔できる可動展翔板を前記製造用具
にくみ合わせることにより、自然界で蝶などが、飛行し
ている時の姿勢を連続写真で捕らえたように再現させる
ことができる。
また、この可動展翔板を生態表示ユニット製造用具中に
設置することにより、蝶などの展翔を終えてからその標
本を動かすことなく、すぐに保存処理を行うことができ
るので、従来に比べ、保存処理によって壊れやすい標本
でも取り扱うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の生態表示ユニットの一実施例を示す
側面図、各部断面図、および平面図である。 第2図は、本発明の生態表示ユニット製造用具の一実施
例を示す平面図、側面図、および背面図である。 第3図は、第2図の用具を使って生態表示ユニットを組
み立てるときのケース端部の様子を示す要部拡大斜視図
である。 第4図は、第2図の実施例の生態表示ユニット製造用具
に組み込んで使用する可動展翔板の例を示す平面図およ
び断面図である。 第5図は、第4図の可動展翔板の複数個を第2図の実施
例の用具に組み込んだ状態を示す説明図(斜視図)であ
る。 第6図は、本発明の生態表示ユニ7)の他の実施例とし
て複層パネルからなるケースを使用した場合の例を示す
分解斜視図である。 第7図は、本発明の応用例を示す平面図、断面図、およ
び蓋を開いた斜視図である。 1・・・筒状体(硬質チューブ) 2.3・・・キャップ 4a、4b・・・支持体 5b、5c、5d、15.35a、35b。 35c、35d、55a、55b、55c。 55d、55n・・・被標本物 10・・・ケース 12.13・・・保護キャップ 2I・・・筒状体保持具 22・・・蓋保持具 23・・・支持体端部保持具 25・・・連結板 31・・・可動展翔板 32a、32b−歯車 33a、33b・・・展翔板支持台 34a、34b、34c、34d−・・軸支板36a、
36b、36c、36d、36e−・・支持体支持棒 41.42,43.44・・・硬質パネル45.46・
・・蓋 50・・・昆虫標本箱 51・・・ケース本体 52・・・蓋 代理人 弁理士 鎌田久男(他1名)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも大部分が透明な素材によって構成され
    るケース内に、複数の平行する線状の支持体を展張し、
    前記平行する支持体の間に保存処理を施した被標本物の
    一部分を挟み込んで支持することにより前記被標本物を
    前記ケースの中に浮かせて固定する生態表示ユニット。
  2. (2)前記ケースは、透明な硬質チューブの両側をそれ
    ぞれキャップで覆って構成する請求項1に記載の生態表
    示ユニット。
  3. (3)前記ケースは、平行して配置される少なくとも1
    対の透明な硬質パネルを含み、前記パネルの間でその内
    壁に平行して前記支持体を屈曲させて展張する請求項1
    に記載の生態表示ユニット。
  4. (4)被標本物を支持する線状の支持体と、透明な筒状
    体と、前記筒状体の一端をふさぐ第1の蓋と、前記筒状
    の他端をふさぎ前記支持体を貫通させる孔を設けた第2
    の蓋と、前記支持体の端部を保持する支持体端部保持具
    と、前記第1の蓋を保持する蓋保持具と、前記蓋保持具
    と前記支持体端部保持具を連結する連結板と、前記第2
    の蓋を取り付けた前記筒状体を保持し前記連結板に対し
    、その長手方向にスライド自在に係合する筒状体保持具
    を有する生態表示ユニット製造用具。
  5. (5)昆虫類の羽を載せる1対の板を有し、前記1対の
    板の面が交わる交線を含む鉛直面に対し、それぞれの相
    対角が等しく、かつ前記相対角が自由に変えられるよう
    半固定のヒンジ構造により結合された前記1対の板から
    なる可動展翔板と、前記可動展翔板を回動自在に支持し
    前記連結板に着脱可能に係合させることができる展翔板
    支持台を有する請求項4記載の生態表示ユニット製造用
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022109729A (ja) * 2021-01-15 2022-07-28 株式会社電通 標本箱および標本の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022109729A (ja) * 2021-01-15 2022-07-28 株式会社電通 標本箱および標本の製造方法

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