JPH04197660A - イオン流制御ヘッド - Google Patents

イオン流制御ヘッド

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JPH04197660A
JPH04197660A JP2328334A JP32833490A JPH04197660A JP H04197660 A JPH04197660 A JP H04197660A JP 2328334 A JP2328334 A JP 2328334A JP 32833490 A JP32833490 A JP 32833490A JP H04197660 A JPH04197660 A JP H04197660A
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JP
Japan
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electrode
ion flow
opening
flow control
ion
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JP2328334A
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English (en)
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Masaharu Nishikawa
正治 西川
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/385Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material
    • B41J2/41Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for electrostatic printing
    • B41J2/415Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for electrostatic printing by passing charged particles through a hole or a slit

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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イオン発生源からイオンを飛ばし、途中に設
けたイオン通過孔を通るイオン流を3層の電極によって
制御するイオン流制御ヘッドに関する。
[従来の技術〕 この種のイオン流制御ヘッドを使用した静電記録方式が
特公昭61−8424号公報によって知られている。第
6図と第7図は同公報から引用したイオン流制御ヘッド
の説明図であり、第6図はイオン流制御ヘッドの断面構
造を示し、第7図(a)は第1のマトリクス電極5c、
第7図(b)は第2のマトリクス電極5eの平面的な配
置を示している。また、この各マトリクス電極5c、5
eはそれぞれ複数の帯状セグメントに分かれている。
マトリクス電極5c、5eの間には非分割で一体の基準
電極としてのいわゆるベタ電極5dが配置され、これら
3層の電極5c、5e、5dは絶縁体5a、5bによっ
て互いに離間した状態で支持されている。
第7図で示すように前記マトリクス電極5c。
5eはそのセグメント電極部を相互にクロスする方向に
配置し、それらのセグメント電極部の交点部分にはイオ
ン流の通過とその制御を行うための開口6+1,61□
・・・、62□、6□2.・・・が形成されている。こ
れらの開口611+  612・・・、6□1,6□2
゜・・・は二次元マトリクス状に配列されている。
そして、前記ベタ電極5dとマトリクス電極5c、5e
に記録画像に応じた信号を与えることよって制御し、共
通のイオン発生源から供給され、制御開口611+  
612・・・、6゜1,6□2.・・・を通過しようと
するイオン流を制御するようになっている。
すなわち、ベタ電極5dを基準にして第1のマトリクス
電極5cに選択的に制御信号電圧を印加し、各制御開口
6..,6.。・・・、6□4,62□、・・・にイオ
ン流を取込むか否かを制御する。また、ベタ電極5dを
基準にして第2のマトリクス電極5eに選択的に制御信
号電圧を印加し、制御開口6.1゜612・・、  6
20. 62□、・・・に取り込まれたイオン流を通過
させるか否かを制御する。
かくしてマトリクス電極5c、5eによってマトリクス
ドライブを行うことができ、このため、少数のドライバ
ー回路で多数の制御開口61、。
612・・・+ 6211622− ・・・についての
イオン流の制御を行うことができる。
[発明か解決しようとする問題点] ところで、前記特公昭61−8424号公報で知られた
方式のイオン流制御ヘッド、あるいはこれと同様にマト
リクス構成とした2層の電極でイオン流を制御するイオ
ン流制御ヘッドにおいては、イオン発生源に対面する電
極か複数に分割されたセグメント電極部から構成された
ものであるため、そのイオン発生源に対面するセグメン
ト電極部分の1つに、イオン発生源からのイオン流を開
口内へ導き入れるように作用し、他のセグメント電極部
分にはそのイオン流を阻止するように作用するように信
号電圧を印加した場合、隣りの開口との電位差か電極表
面での電界に大きな影響を及ぼしてしまい、イオン流を
阻止するように作用する隣りのセグメント電極部の影響
を受けて所定の開口内へ取り込まれるべきイオン流が減
少し、充分な量のイオン流を取り込むことができないと
いう欠点があった。
この状況を第8図を参照して説明する。今、1つの開口
6□のみイオン流を通過させ、これに隣接する開口61
.63についてはイオン流を阻止するように動作させる
ものとする。ここでイオン流は負イオンであるとして説
明する。
この間口6□にイオン流を取り込むためには、ベタ電極
5dの電位を基準としてセグメント電極部5C2へ負の
電圧、例えば−150vの電圧を印加する。これ以外の
セグメント電極部5c1゜5c、には、正の電圧、例え
ば+100Vを印加して開口63.63ヘイオンが流入
するのを阻止する。この条件においてイオン発生源側の
空間には、−150Vの等電位面E1か作られる。第8
図にその等電位面E1の断面形状が示されている。
等電位面E1は前記開口62の上部に位置する部分で凸
レンズ状の電位面部分か作られ、この凸レンズ状の等電
位面部分と直交する方向に作られる電気力線は開口62
内へ絞り込まれた細い流れとなってその開口6□の中心
部分を貫通する。
さらに、この等電位線は開口6□の中心から離れるに従
ってこれに隣接するセグメント電極部5CI、5C3の
電気的な影響を受ける。各セグメント電極部5C,,5
C2,5C3にわたって見るとそのセグメント電極部5
C2の部分を底とする凹レンズ状の等電位面となる。つ
まり、開口62の中心から離れた部分の電気力線は実線
矢印で示すように前記凹レンズ状の電位面の作用を受け
てかなりの部分はセグメント電極部5c1゜5c3の方
向に逸らされてしまい、開口6゜の中心近くの一部分の
みが開口62に取り込まれるにすぎない。
一方、イオン流が各開口6+ 、62.6iに共に取り
込むように各セグメント電極部5c1゜5c2,5c3
に電圧を印加した場合、その等電位線E3の状況を第8
図で示す。この場合には、各開口61,6゜、6.の上
部には凸レンズ状の波状の等電位線E3か形成され、各
セグメント電極部5C1,5C2,5C3間でみてもイ
オン流を特定方向にそらすような作用は生じない。した
かって、開口62に最大取込み可能なイオン流は点線矢
印に示すように、隣接するセグメント電極部5c、、5
c3が阻止電位にあるときに比べて広い範囲で大きなの
ものとなる。
今、マトリクス電極5cの各セグメント電極部5c1.
5Cqか第7図(a)で示すように主走査方向に開口6
.・−・を連接するように配置し、その電極5cのセグ
メント電極部5CI、5c3・・・がひとつづつがシー
ケンシャルに選択されてイオン流を取り込むように作用
させるとすれば、取り込まれるイオン流は、常に第8図
で示す実線矢印で示すように狭い範囲の少ないイオン流
しか取り込むことかできない。
また、マトリクス電極5Cか第7図(b)で示すように
副走査方向斜めに開口6.・・・を連接する場合、この
電極5cのセグメント電極部5c、。
5c3・・・には画信号電圧が同時に印加されるもので
あるが、ひとつの開口6.・・・のみオンの時にはその
開口6に流入するイオン流は少く、複数の隣接する開口
6に同時に印加される時にはその各開口6.・・・には
多量のイオンが流れ込むこととなる。
このようなイオン流制御ヘッドは通常、プリンタのプリ
ントヘッドとして用いられるが、上述したようにイオン
流にむらのある動作実態によっては多量のイオン流を必
要とする高速ブレンドヘッドを実現することかできなか
ったり、あるいは1ドツト、2ドツトプリントのような
孤立ドツトのプリント濃度が低下してしまうというよう
な不都合を生ずる。
本発明は前記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは、多量のイオン流を開口内に取込んで制
御することか可能な、あるいはひとつの開口のみにイオ
ン流を取り込む場合でも、イオン流が減少することのな
い良好な制御特性を有するイオン流制御ヘッドを提供す
ることにある。
[課題を解決する手段および作用コ 前記目的達成のため、請求項1に示す第1の発明は、絶
縁体層によって離間支持された第1および第2の電極、
および非分割でいわゆるベタ状の第3の電極を有し、前
記第1の電極と第2の電極はそれぞれ複数の帯状セグメ
ントに分割され、この第1および第2の電極の各セグメ
ント電極部は他方の電極のセグメント電極部とクロスす
る方向に配置してなり、その第1の電極のセグメント電
極部と第2の電極のセグメント電極部との交点部分には
前記3つの電極を貫通するイオン流制御用開口が二次元
マトリスク状に配設してなるとともに、前記各電極間に
印加する信号電圧によって各開口を通るイオン流を制御
するようにしたイオン流制御ヘッドにおいて、イオン発
生源に対面する電極を非分割でベタ状の第3の電極とし
、この第3の電極と第1の電極間にイオン流制御用開口
内へイオン流を流入させるか阻止するかを制御する第1
の信号電圧を印加し、第1の電極と第2の電極との間に
、前記イオン流制御用開口内に取り込まれたイオン流の
通過を許容するか阻止するかの制御を行う第2の信号電
圧を印加し、前記各電極および信号電圧によってイオン
流制御のマトリクスドライブをするように構成する。
この構成によれば、イオン流制御開口内へイオン発生源
からのイオンを取込む場面で、隣接してイオンを取り込
まない開口かあった場合においても取込む開口周辺の電
界が受ける影響を、イオンの取込み量が増加する方向に
作用させることができる。
また、請求項2に示す第2の発明は、前記各電極間に電
気的絶縁体層を介在させてその各電極を離間支持し、イ
オン発生源に対面する第3の電極とこれを支持する絶縁
体層には大径のイオン流制御用開口を設け、第1の電極
と第2の電極およびこれを離間支持する絶縁体層には前
記大径のイオン流制御用開口に連通した小径のイオン流
制御開口を設ける構成とした。
この構成によれば、セグメント電極部に設ける開口径を
小さくしたまま、イオンを取り込む開口の径を大きくし
て大量のイオンを取り込める。また、セグメント電極部
の設置スペースを減少でき、その耐圧を低下させずにイ
オン量を増大させる。
また、請求項3に示す第3の発明は、イオン発生源に対
面する第3の電極の次に二次元マトリクス状に配置され
たイオン流制御用開口の主走査方向に配列された開口を
電気的に接続するようにセグメント化した第1の電極を
設け、この第2の電極の次に副走査方向に対して斜めに
配置された前記イオン流制御用開口を電気的に連接する
ようにセグメント化された第2の電極を設け、前記各電
極を絶縁体層によって離間支持して1体化した構成とし
た。
この構成によれば、主走査方向の開口を電気的に連接す
るセグメント電極部は同時には1本のみが選択され、こ
れに対応した開口にイオンを取り込むように電圧か印加
され、同じく主走査方向の開口を電気的に連結する他の
セグメント電極部にはイオンを反発させるための電圧が
印加されるものであるから、その選択された1本のセグ
メント電極部に属する開口へ流入するイオン量を増加さ
せる。
[実施例コ 本発明の第1の実施例を第1図ないし第3図を参照して
説明する。
第1図において、10はイオン流制御ヘッドを示し、こ
れは非分割で一体的ないわゆるベタ電極11、第1のマ
トリクス電極12、第2のマトリクス電極13の3つの
電極を有している。ベタ電極11と第1のマトリクス電
極12の間には絶縁体層14が介在し、第1のマトリク
ス電極12と第2のマトリクス電極13の間には絶縁体
層15が介在して各電極11,12.13を離間すると
ともに一体化して作られている。また、イオン流制御ヘ
ッド10には後述するようなイオン流制御用開口16か
形成されている。
また、17はイオン発生源、18は記録紙等の記録媒体
で、導電処理層19、誘電体記録層20とからなってい
る。第1図中、21はコロナ高圧電源、22は第1の阻
止電界電源、23は第1の促進電界電源、24はスイッ
チング回路、25は第2の阻止電界電源、26は第2の
促進電界電源、27はスイッチング回路、28はバイア
ス電源を示している。
イオン流制御ヘッド10はそのベタ電極11をイオン発
生源17に対面して配置し、次に第1のマトリクス電極
12を配置し、第1のマトリクス電極12より記録媒体
18側に位置して第2のマトリクス電極13を配置しで
ある。前記ベタ電極11は例えば金属製で−様な薄膜で
作られており、これには第1図(b)でその平面を示す
ように2次元マトリクス状の配列で複数のイオン流制御
用開口16が開口され、その部分の金属は除去されてい
る。
この開口16のマトリクス配置は、主走査方向(図示左
右方向)とそれぞれ平行な複数の直線上に一定の間隔で
配列され、副走査方向には直線状とは限定されないが、
斜め方向に一定の間隔で配列されている。
第1のマトリクス電極12は副走査方向の斜め列上にあ
る各開口16の部分にわたり位置して電気的に連接する
ような帯状の導電層セグメントに分かれて構成されてい
る。第2のマトリクス電極13は主走査方向に沿う同一
列上の開口16の部分にわたり位置して電気的に連接す
るような帯状の導電層セグメントに分かれて構成されて
いる。
そして、第1および第2のマトリクス電極12゜13の
帯状の各導電層セグメント部分は平面的に見て交差し、
この交点部分には前記イオン流制御用開口16がそれぞ
れ位置している。つまり、前記イオン流制御用開口16
は三層の電極11゜12.13および絶縁体層14.1
5を貫通して作られている。
なお、前記イオン発生源17としては通常シールド電極
31がコロナワイヤ32の三方向から囲むように設けた
コロトロンの構成をとる場合が多いが、コロナイオンの
発生に必要な電界は前記ベタ電極11とコロナワイヤ3
2間の電位差で得ることができ、シールド電極31は基
本的になくともよい。また、シールド電極31は外部か
らのチリの浸入を防いだり、コロナワイヤ32を支持す
るだめの構造部材として設けることは有効であるが、そ
の場合にはコロナワイヤ32とシールド電極31と間の
ギャップはコロナワイヤ32とベタ電極11間のギャッ
プよりも十分に広くとっておいた方がよい。
ベタ電極11と第1のマトリクス電極12との間にはイ
オン流制御用開口16内へイオン流を取込むか否かを制
御する制御電圧を印加するが、このための回路要素とし
て電源22.23およびスイッチング回路24か設けら
れている。また、第1の阻止電界電源22はベタ電極1
1と第1のマトリクス電極12との間に電圧を印加し、
前記開口16内へのイオン流の進入を阻止する電界を形
成するためのものである。第1の促進電界電源23は前
記第1の阻止電界電源22による作用を打ち消すととと
もに可能な限り多くのイオン流を開口16内へ取り込む
ようにベタ電極11と第1のマトリクス電極12との間
に電圧を印加するものである。そして、この操作がスイ
ッチング回路24によって行われる。このスイッチング
回路24は、第1のマトリクス電極12のセグメント電
極部の数だけ設けられており、第1のマトリクス電極1
2に前記電源22.23の電圧のいずれかか作用するよ
うに選択制御する。
同様に第2の阻止電界電源25は第1のマトリクス電極
12と第2のマトリクス電極13との間に電圧を印加し
、前記開口16内に取り込まれたイオン流を吸収し、記
録媒体18へ向けて流出するのを防止する。第2の促進
電界電源26は第1のマトリクス電極12と第2のマト
リクス電極13との間に電圧を印加し、前記開口16内
に取り込まれたイオン流を記録媒体18へ向けて流出す
るのを促進する。この印加電圧の制御はスイッチング回
路27によって行われる。第1のマトリクス電極12と
第2のマトリクス電極13に前記電源25.26の電圧
のいずれかが作用するように選択制御する。このスイッ
チング回路27の数は第2のマトリクス電極13におけ
る分割したセグメント電極部の数に等しい。バイアス電
源28は前記イオン流制御ヘッドを通過し、記録媒体1
8へ向って流れるイオン流の流束径゛が拡ったり飛行方
向が不安定に変化したりしないようにバイアス電圧を印
加するために設けられている。
次に、第2図を参照にしてイオン流制御用開口16ての
イオン流制御の各モードについて説明する。
なお、説明を簡略化するために負のコロナイオンか制御
対象となるものとし、ベタ電極11に与える電圧は実際
の使用条件では、−1000V程度としておくことが多
いが、イオン流制御作用を説明する上で支障かないので
、説明上OVとしておく。
(a)第1のマトリクス電極12に+150V。
第2のマトリクス電極13に+250Vを印加する場合
(第2図aを参照)。
ベタ電極11と第1のマトリクス電極12との間には、
イオン流が制御用開口16を通過促進する向きに電圧が
印加されることになるから、そのイオン流は開口16内
に取り込まれる。第1のマトリクス電極12と第2のマ
トリクス電極13の間での電位方向もイオン流の開口通
過を促進させる方向であるから、取り込まれたイオン流
はその開口16を通り抜けて記録媒体18へ向う。
(b)第1のマトリクス電極12に一100V、第2の
マトリクス電極13に+250■を印加する場合(第2
図すを参照)。
ベタ電極11と第1のマトリクス電極12の間にイオン
流の開口16への侵入を阻止する方向の電圧が印加され
、イオン流は阻止されてしまう。
第1のマトリクス電極12と第2のマトリクス電極13
との間での電位方向はイオン流を促進する方向であるが
、イオン流が開口16に流れ込まないので、その作用は
無効とされ、開口]6からイオンか流れ出ることはない
(c)第1のマトリクス電極12jニー100V。
第2のマトリクス電極13にOVを印加する場合(第2
図Cを参照)。
開口16内へのイオン流の侵入は阻止される電位状態に
なる。このため、第1のマトリクス電極12と第2のマ
トリクス電極13との間の電圧はイオン流の通過を許容
する方向であるか、開口16にイオンが入って来ないの
てこの作用は無効となり、開口16からイオンが流れ出
ることはない。
(d)第1のマトリクス電極12に+150V、第2の
マトリクス電極13に0■を印加する。ヘタ電極11と
第1のマトリクス電極12との間の電圧の作用でイオン
流は開口16に取り込まれるか、第1のマトリクス電極
12と第2のマトリクス電極13との間の電圧の阻止作
用でイオン流は開口16を通り抜けることかできない。
以上の動作モードを別の形で説明すると、ベタ電極11
と第1のマトリクス電極12との間で第1の制御を行っ
て開口16内にイオン流を取り込む。次いで、第1のマ
トリクス電極12と第2のマトリクス電極13との間に
印加する電圧で開口16内に取り込まれたイオン流の通
過を許容するか否かの制御を行う。かくして両セグメン
ト電極12.13に印加する信号電圧によってマトリク
ス制御を行う。
次に、前記構成における制御での作用効果について、第
3図を用いて説明する。第3図は第1図で示したイオン
流制御ヘッド10と同じようなものであるが、その断面
方向が異なるため、第1のマトリクス電極12が分離さ
れて表されている。
また、この第3図において、16a、16cはイオン流
の侵入を阻止する方向の電圧が印加された第1のマトリ
クス電極12のセグメント電極部に対応した開口であり
、16bは第1のマトリクス電極12にイオン流を取り
込むための電圧を印加したセグメント電極部に対応した
開口を示している。
このような第1のマトリクス電極12への電圧印加によ
って、開口16bの上部には凸レンズ状の等電位面E、
、E2.・・E4が形成される。また、開口16a、1
6cの上部の等電位面は凹レンズ状となっている。
イオン発生源側に分割した電極を配置する従来例の場合
については第8図において示したが、第3図と第8図の
比較から明かなように従来例では隣りの開口との電位差
が電極表面に大きな影響を与え、凸レンズ状の等電位面
かその隣接部の作用で狭い範囲に限定されてしまってい
る。これに対し、この第1の実施例の構成ではイオン発
生源側にいわゆるベタ電極を配置したから、凸レンズ状
の等電位面の領域が隣接部の凹レンズ形状の作用を受け
て大きく広がり、広い範囲からのイオン流か開口16b
内に取り込まれることが解る。
かくして、この構成によれば、隣接部にイオンの侵入を
阻止する方向の電圧が印加された開口16かある場合、
イオンを取込む開口16の取込み領域を拡大するように
作用し、本発明の目的が達成される。
本発明の目的の1つである多量のイオン流を開口16内
へ取り込むためにはベタ電極11と第1のマトリクス電
極12との間に印加する促進電圧を大きくして凸レンズ
状の等電位面による収束作用を強くすることが有効であ
るが、イオン流制御用開口16の径の物理的な寸法が小
さければ、取込みイオン量も制限されてしまう。
取込みイオン量を多くするために単純にイオン流制御用
開口16の径を大きくすることが考えられるか、従来の
イオン流制御ヘッド10での開口はセグメント化された
電極上に作られるために開口径を大きくするに従ってセ
グメント化された電極部間の隙間が狭くなってしまい、
セグメント電極部間の絶縁耐圧が低下してしまうという
欠点がある。
第4図で示す第2の実施例はその課題を解決するための
ものである。同第4図において示すイオン流制御ヘッド
10は、ベタ電極11、第1のマトリクス電極12、第
2のマトリクス電極13、絶縁体層14.15を備える
が、イオン流制御用開口16が大径の開口部分16A、
16B。
16Cと小径の開口部分16a、16b、16cとが連
通したものからなっている。そして、大径の開口部分1
6A、16B、16Cはイオン発生源側のベタ電極11
および絶縁層14に設けられている。したかって、その
開口部分16A。
16B、16Cの口径を大きくしても、ベタ電極11は
セグメント化されていないからそのベタ電極11の絶縁
耐力等には同等影響を与えることがないのである。そし
て、イオン発生源17側の開口の口径を大きくすること
によって広い範囲からのイオン流をその開口16内へ多
量に取り込めるのである。
一方、マトリクス電極12.13のセグメント電極部お
よび絶縁層15にわたって設けられた開口16 a、 
 16 b、  16 cは小径の開口である。
したがって、セグメント電極部のそれぞれの間の隙間を
広くとることができ、そのセグメント電極部分の間の耐
圧を高めることができる。しがち、小径の開口16は取
り込まれたイオン流の通過の促進と阻止の制御を行うだ
けであって、取り込まれたイオン流は細い流束になって
いるため、この部分での開口は大径であることは必要で
はなく、むしろ小径であった方が小さい電圧でイオン流
を確実に制御できる点で有利である。
ところで、前記各実施例の説明において、第1のマトリ
クス電極12はそれの開口16の列を副走査方向に斜め
に連接するセグメント電極部からなり、第2のマトリク
ス電極13は開口の列を主走査方向に連接するセグメン
ト電極部とし、第1のマトリクス電極12には画像信号
を印加し、第2のマトリクス電極13はシーケンシャル
に1本のセグメント電極部を順次選択してイオン流をそ
の1本のセグメント電極部のみ通過させるように動作さ
すてマトリクス制御を行うものである。
この構成において、ベタ黒画像のように全開口16がイ
オン流を通過させる場合を考えてみると、第1のマトリ
クス電極12はイオンを開口16内に取り込ませる電圧
を各電極11,12.13に印加する。このため、イオ
ンは同時に全部の開口16に取り込まれるが、各瞬間に
開口16からイオンが流れ出すのは選択された第2のマ
トリクス電極13に属する開口16のみである。しかる
に、各開口16への取込みイオン量を多くしようとした
場合、最大に取り込めるイオンの量はマトリクスの各開
口16に均等に割り当てられるエリアからのイオン流の
みて、実際にはイオン流を遮断している開口16に取り
込まれるイオン流までは利用できないという限界かある
しかしながら、この限界を越えてより多くのイオン流か
利用できることが好ましい。
第5図はこの課題を解決する実施例を示すものである。
この第5図において示すイオン流制御ヘッド10は、前
述したようなベタ電極11.第1のマトリクス電極12
、第2のマトリクス電極13、絶縁層14,15、大径
の開口部分16A・・・16D1小径の開口部分16a
・・・16dを備えている。また、E、、E2.E2シ
、E3は等電位面、F2は前記各実施例の構成で最大に
取込み可能なイオン取込領域、F2はそのときのイオン
流の飛跡、Flはこの実施例の構成における取込み可能
なイオン領域、flはそのときのイオン飛跡を各示して
いる。なお、第5図(a)での断面は、斜めの副走査方
向に沿った開口列を、x−x’位置で切断した面を示し
ている。
この実施例の構成において、ベタ電極11と第2のマト
リクス電極13との間にイオン流を開口16内へ取り込
むための電圧を印加する。第2のマトリクス電極13は
主走査方向に開口部を電気的に連接する電極で、シーケ
ンシャルにそのうちの一本が選択されてイオン流を取込
む電圧が印加され、他の電極はイオンの開口侵入を阻止
する電圧が印加される。
その電圧印加条件において、等電位面E1゜F2.E、
は実線で示すようにイオンを取り込む開口16bの部分
では凸レンズ状、他の開口16a、16cの上部では凹
レンズ状となる。開口表面から離れるに従って前記レン
ズ状の等電位面E、、E2.E3はゆるやかな形状とな
るか、イオンを取り込む開口16bを中心に大きな凸し
ンス状の電界となり、各開口16に均等に割当てたエリ
ア外のエリアのイオン流も取り込むように作用する。f
lは取り込まれるイオンの飛跡を示し、Flはその領域
中を示している。
これと対比して前記第1および第2の実施例で示したよ
うに中間の電極か第1のマトリクス電極12の場合の状
況を説明する。第1のマトリクス電極12には画信号が
印加され、ベタ黒画像をプリントする場合には全電極に
イオンを取り込む電圧か印加される。その結果、全開口
部分に凸レンズ状況の等電位面が形成され、ベタ電極1
1から離れtE位置での電界はE2′で示すようにゆる
い凸レンズ状の等電位面の連なりとなり、開口に取り込
まれるイオン流は各開口に均等に分割して割当てられた
エリア以外からは供給されることがない。
しかし、この第3の実施例の構成によれば、より多くの
イオン流を開口内に取り込める作用効果が得られる。
なお、各実施例によって詳細に説明したか、絶縁体層は
各電極を離間支持するためのもので、イオン流の制御に
は直接作用するものではない。したがって、絶縁体層に
設ける開口は各図示のように電極開口と同じ径であった
り、各開口毎に分離して設けることは必要な条件ではな
い。例えば絶縁体層に設ける開口径を電極開口より大き
くしたり、複数の開口にまたがったスリット状の開口と
してもよいものである。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、イオン発生源側の
電極をいわゆるベタ電極としたから、イオン通過用開口
内に形成されるイオン通過の許容電界や阻止電界が電極
表面電位に及ぼす影響を小さくできる。したかって、イ
オン流を制御開口内に取込むように制御信号を印加した
開口に隣接してイオンの侵入を阻止する電圧を印加した
開口がある使用条件下において、開口内に取込まれるイ
オン量の減少を防止し、取込むイオンの量を増大させる
効果が得られる。
また、第2の請求項の構成によれば、マトリクス構成の
電極の隣接間の電気的な耐圧低下を伴うことなく取込イ
オン量を増大させることかできると共にマトリクス電極
に印加する制御電圧を低くして所望の制御作用か得られ
る効果かある。
さらに、第3の請求項の構成によれば、各開口かイオン
流を通過させる条件で制御される場合に各開口に取込む
イオン流の領域を、開口毎に均等に割当てた領域以上に
拡大し、大量のイオン流を取り込める効果か生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図はそのイオン流制御ヘッドの概略的な構成の説明図
、第2図は各制御電圧の印加状態でのイオン流の状況を
示す断面図、第3図は制御電圧の印加状態での電界の状
態を示す説明図である。第4図は本発明の第2の実施例
のイオン流制御ヘッドの概略的な構成の説明図である。 第5図は本発明の第3の実施例のイオン流制御ヘッドの
概略的な構成の説明図である。第6図ないし第8図は従
来例を示し、第6図はそのイオン流制御ヘッドの概略的
な構成の説明図、第7図は各セグメント電極の平面配置
図、第8図は制御電圧の印加状態での電界の状態を示す
説明図である。 10・・・イオン流制御ヘッド、11・・・ベタ電極、
12・・・第1のマトリクス電極、13・・・第2のマ
トリクス電極、14.15・・・絶縁体層、16・・・
イオン流制御用開口、16a、16b、16c・・・小
径の開口部分、16A、16B、16C・・・大径の開
口部分、17・・・イオン発生源、18・・・記録媒体
、21・・・コロナ高圧電源、22・・・第1の阻止電
界電源、23・・・第1の促進電界電源、24・・・ス
イッチング回路、25・・・第2の阻止電界電源、26
・・・第2の促進電界電源、27・・スイッチング回路
、28・・バイアス電源、El、E2.・・・E4・・
・等電位面。 出願人代理人 弁理士 坪井 淳

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁体層によって離間支持された第1および第2
    の電極、および非分割でいわゆるベタ状の第3の電極を
    有し、前記第1の電極と第2の電極はそれぞれ複数の帯
    状セグメントに分割され、この第1および第2の電極の
    各セグメント電極部は他方の電極のセグメント電極部と
    クロスする方向に配置してなり、その第1の電極のセグ
    メント電極部と第2の電極のセグメント電極部との交点
    部分には前記3つの電極を貫通するイオン流制御用開口
    が二次元マトリスク状に配設してなるとともに、前記各
    電極間に印加する信号電圧によって各開口を通る、イオ
    ン発生源から供給されるイオン流を制御するようにした
    イオン流制御ヘッドにおいて、 前記イオン発生源に対面する電極を前記第3の電極とし
    、この第3の電極と第1の電極との間にイオン流制御用
    開口内へイオン流を流入させるか阻止するかを制御する
    第1の信号電圧を印加し、前記第1の電極と第2の電極
    との間に、前記イオン流制御用開口内に取り込まれたイ
    オン流の通過を許容するか阻止するかの制御を行う第2
    の信号電圧を印加し、前記各電極および信号電圧によっ
    てイオン流制御のマトリクスドライブをすることを特徴
    とするイオン流制御ヘッド。
  2. (2)第1の請求項に記載のイオン流制御ヘッドにおい
    て、 前記各電極間に電気的絶縁体層を介在させてその各電極
    を離間支持し、イオン発生源に対面する第3の電極とこ
    れを支持する絶縁体層には大径のイオン流制御用開口を
    設け、第1の電極と第2の電極およびこれを離間支持す
    る絶縁体層には前記大径のイオン流制御用開口に連通し
    た小径のイオン流制御開口を設けたことを特徴とするイ
    オン流制御ヘッド。
  3. (3)第1の請求項に記載のイオン流制御ヘッドにおい
    て、 イオン発生源に対面する第3の電極の次に二次元マトリ
    クス状に配置されたイオン流制御用開口の主走査方向に
    配列された開口を電気的に接続するようにセグメント化
    した第1の電極を設け、この第2の電極の次に副走査方
    向に対して斜めに配置された前記イオン流制御用開口を
    電気的に連接するようにセグメント化された第2の電極
    を設け、前記各電極を絶縁体層によって離間支持して1
    体化したことを特徴とするイオン流制御ヘッド。
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