JPH0419294Y2 - - Google Patents

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JPH0419294Y2
JPH0419294Y2 JP11519986U JP11519986U JPH0419294Y2 JP H0419294 Y2 JPH0419294 Y2 JP H0419294Y2 JP 11519986 U JP11519986 U JP 11519986U JP 11519986 U JP11519986 U JP 11519986U JP H0419294 Y2 JPH0419294 Y2 JP H0419294Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は微粉炭供給装置に係り、特に火炎の安
全性を向上するに好適な燃焼装置に関する。
〔従来の技術〕
微粉炭供給装置はボイラーなどに用いられる。
この装置において、微粉炭は供給管内を空気によ
つて搬送され、その開口端より炉内に供給され
る。開口端付近には点火装置が設けられており、
点火された微粉炭は外周部より供給される二次、
三次空気と混合して火炎を形成するとともに、開
口端外周部に設けた保炎リングにより、安定した
火炎を維持する。
第4図はこのような微粉炭燃焼装置の微粉炭供
給部分を説明するもので、供給管路15の中心部
には点火用の油噴霧チツプ14が配設され、開口
端15aの手前の管内壁には開口端15aからの
逆火を防ぐためベンチユリ11が設けられ、開
口、端縁にはL字状の保炎リング9が取り付けら
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで上記従来の微粉炭供給装置では、ベン
チユリ11の作用により逆火を防止することがで
きるが、またこのベンチユリ11は、供給管路1
5内の一次空気16及び微粉炭17の流れを管中
心部に偏寄らせる作用をもつ。従つて、開口端1
5a付近での微粉炭17の濃度及び空気16の流
速は、管の半径方向において第4図bに示すよう
な、中心部が高く周辺部が低い分布状態となる。
その結果、保炎リング9の近傍での微粉炭燃焼が
不十分となり、保炎性に問題があつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、供
給管路の開口端における微粉炭濃度及び空気流速
を調整し、保炎性を向上させた微粉炭供給装置の
提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、供給管路
内に微粉炭の案内部材を設けるとともに、案内部
材と供給管路開口端との間の供給管路内には空気
整流部材を配した構成を特徴としている。
この構成により、ベンチユリ後の微粉炭は案内
部材により管壁付近で高濃度となり、また空気は
整流部材により管路中心より管壁にかけて略均一
となる。
〔実施例〕
第1図は本考案が用いられる微粉炭燃焼装置の
概略構造図、第2図aは本考案実施例の微粉炭供
給装置の構造図、第2図bは供給管路開口端にお
ける微粉炭の濃度分布、及び空気流速分布を示す
図、第3図は案内部材の作用説明図である。
第1図において、燃焼空気は押込通風機器(図
示せず)で加圧された後、空気加熱器(図示せ
ず)で約300℃に加熱され、ダクト及び流量調整
ダンパ(いずれも図示せず)を介し風箱1へ供給
される。風箱1へ供給された燃焼空気の一部は二
次スライドダンパ4により調整されて二次空気取
入口5より入り、二次ベーン21で旋回流とな
り、二次空気口6より火炉へ供給される。風箱1
内の残りの燃焼空気は三次エアレジスタ7で旋回
流となり、三次空気口8より火炉内に供給され
る。
前記二次空気口6及び三次空気口8の中心部に
は、微粉炭供給管路15が設けられており、供給
管路15の開口端15aには、断面L字形状の保
炎リング9が取り付けられ、更に供給管路15の
中心部には、油ガン13に連通する油噴霧チツプ
14が配されている。この油噴霧チツプ14は油
ガン13から供給される油を噴霧し、微粉炭に点
火する際の点火用火炎を形成するためのものであ
る。
微粉炭供給管15内にはベンチユリ11、案内
部材19、整流部材20が管路上流側から順に設
けられている。
この供給管路15を拡大して示したのが第2図
aであり、ベンチユリ11の下流側には、中心部
から管壁に向つて円錐状に拡がる複数の羽根から
なる案内部材19を設け、この案内部材19の更
に下流側であつて開口端近くには、多数の格子状
孔を一面に設けた整流部材20が配されている。
今、ベンチユリ11を通過した一次空気16と
微粉炭17は流速分布、微粉炭濃度とも中心部付
近が高くなつている。この流れが流れに対してあ
る角度をもつた案内部材19を通過する際、微粉
炭17と空気16の慣性力の差により、微粉炭1
7は案内部材19に衝突して外周方向へ流れの向
きを変え、一方空気16も若干外周方向に流れの
向きを変えるものの本部分は案内部材19を巻き
込むように後方へ流れる。この様子を示したのが
第3図であり、実線が空気16、破線が微粉炭1
7をそれぞれ示している。その結果、案内部材1
9通過後の流れは、第2図bに示すように、管壁
側で微粉炭濃度が高く、空気流速分布は中心部か
ら管壁側にかけて略均一化されたものとなる。案
内部材19の後方に設けた整流部材20は、更に
空気16の流速を均一化するのに役立つている。
従つて、保炎リング9の近傍では燃焼しやすい
微粉炭と空気との混合状態が得られて、火炎は十
分に安定したものとなる。
〔考案の効果〕
本考案は以上の如くであり、本考案によれば、
微粉炭供給管路内の流速の不均一さを防止し、且
つ外周部の微粉炭濃度分布を高めることにより、
保炎リング上に高濃度の燃料を供給することがで
きるので、火炎を安定したものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の微粉炭供給装置を採用したバ
ーナ装置の概略を説明する断面図、第2図aは本
発明実施例における微粉炭供給管路内を拡大して
示した断面図、第2図bはこの供給管路の開口端
付近での微粉炭濃度分布及び空気流速分布を示す
図、第3図は案内部材の作用の説明図、第4図a
は従来の微粉炭供給管路内の構造図、第4図bは
この管路の開口端付近における微粉炭濃度分布及
び空気流速分布を示す図である。 9……保炎リング、15……微粉炭供給管路、
16……空気、17……微粉炭、19……案内部
材、20……整流部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 微粉炭を空気で搬送してバーナへ供給する管路
    の開口端に、断面L字状の保炎リングを設けた微
    粉炭供給装置において、前記供給管路内に中心部
    に比較して管壁側の微粉炭濃度を高くせしめる案
    内部材を配し、この案内部材と供給管開口端の間
    には、管路の半径方向において空気流速を略一定
    にせしめる整流部材を設けたことを特徴とする微
    粉炭供給装置。
JP11519986U 1986-07-29 1986-07-29 Expired JPH0419294Y2 (ja)

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JP11519986U JPH0419294Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

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JP11519986U JPH0419294Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

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JPS6323516U JPS6323516U (ja) 1988-02-16
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JP2816694B2 (ja) * 1989-02-15 1998-10-27 バブコツク日立株式会社 低揮発分石炭の燃焼装置

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JPS6323516U (ja) 1988-02-16

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