JPH04191883A - 剥離可能な粘着シートを有する表示部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、主として屋内外の看板、壁等に適用され、表
示内容を変更し得る表示部材に関する。

（従来の技術及び解決しようとする課題）粘着シートは
、紙、プラスチック、布などの基材に粘着剤層を設けた
もので、梱包、包装、医療等広く用いられている。

これらの用途の中で、一定期間貼り合わせた後に剥がす
ことを目的とした再剥離可能な粘着シートも、近年、Ｉ
Ｆ及してきており、様々な分野で利用されている。

一例として、建造物の屋内外にある看板や壁用として利
用されている粘着シートがある。これらの場合、粘着シ
ートの表面に所定の表示内容が印刷された後、この粘着
シートを看板や壁等のベース材に貼り付け、全体が表示
部材を構成している。

しかし、−船釣に地上又は床面よりかなり高所に取り付
けられることが多く１作業者が粘着シートを剥がす際に
作業性、安全性の面で多くの困難があった。

本発明は、かへる事情のもとでなされたものであって、
粘着シートを作業性よく安全に剥離することができる表
示部材を提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明者等は、前記課題を解決するため、特に高所の看
板類や壁に貼り付けた粘着シートをいながらにして容易
に剥がすことができる手段について種々研究を重ねた結
果、粘着シートの端部にひも類を装着することを見い呂
し、ここに本発明をなしたものである。

すなわち１本発明は、適宜の大きさ及び形状を有するベ
ース材と、印刷可能な粘着シートとを有し、該粘着シー
トは表面に表示内容が印刷されていると共に剥離可能な
粘着剤層を介してベース材の片面又は両面に貼り付けら
れている表示部材であって、少なくとも１本以上の剥離
用ひも類が粘着シートの端部に装着されていることを特
徴とする再剥離可能な粘着シートを有する表示部材を要
旨とするものである。

以下に本発明を更に詳述する。

（実施例） 第１図は看板に本発明を適用した場合の例であり、第２
図は一部断面図である。なお、壁等に適用する場合も同
様にして可能であることは云うまでもない。

図中、１は看板のベース材、２は粘着シート、３は粘着
剤層、４は粘着シートに装着したひも類（以下、「ロー
プ」と総称する）であり、これらが表示部材の主たる構
成要素となっている。

ベース材１としては、適宜の大きさ及び形状のものでよ
く、縦長、横長のいずれでもよい。また印刷可能な材質
を用い、適宜内容の表示内容を印刷することも可能であ
る。

粘着シート２の材質としては、印刷可能な材質である必
要がある。更には、屋内外の看板、壁等に使用されるこ
とを考慮した場合、耐性に優れ、かつ、付は剥がし作業
が容易な柔軟性と物理強度を有するプラスチックフィル
ム類、布類、又はそれらの複合体が望ましい。

この粘着シート２には、看板に貼り付けた後、一定期間
後或いは所定の時期に剥がすという目的から、再剥離可
能な粘着剤３を使用する必要がある。このような粘着剤
３としては、アクリル共重合物、天然ゴム、合成ゴム等
を挙げることができるが、再剥離可能な粘着剤であれば
特に制限されない。勿論、粘着シートをベース材から剥
離した際にベース材に糊残りのしない粘着剤を用いるこ
とは云うまでもない。

看板のベース材１に対して、粘着剤３を用いて貼り付け
た粘着シート２の端にはロープ４が装着されている。

ロープ４としては、粘着シート２の場合と同様、耐性、
柔軟性を有するプラスチック製のものがよく、ロープの
本数、太さ等は、粘着シートの大きさや、粘着剤の粘着
力と被着体である看板、壁等への粘着程度の強弱により
適宜選択できる。また、ロープの長さは１表示部材のｆ
ｆ！高さに応して決められ、粘着シートを剥がす際に操
作し易い長さとする。

ロープ４の装着個所としては、表示部材の大きさに応じ
て、粘着シート２を剥がし始める端部に１個所又は複数
個所を選定すればよい。縦長の表示部材の場合には粘着
シート２の上端の中央に１個所、若しくは上端の両側よ
りにそれぞれ１個所とすればよい。なお１表示部材の目
的上、装着個所が見えないように配慮する。

ロープ４を粘着シート２の端部に装着する方法としては
、使用上の目的から、ロープを引っ張った際に外れない
ように強固なものでなくてはならず、縫い付は或いは接
着剤の使用が望ましい。

ロープ４を表示部材に懸架する方法としては、要するに
、ロープの一端を粘着シート２の端部に装着すること、
ロープの他端を作業者の手の届く位置に置くこと、ロー
プの中途部分は表示部材の表示内容に支障を来たさない
個所（例えば１表示部材の側壁部）に掛は渡すこと、等
を考慮して口−プを格納すればよい。その際、適宜の治
具を用いてロープの格納位置を確保するのが望ましい。

例えば、第１図に示したように、粘着シート２を剥離す
るまでの一定期間、ロープを設置、収納するが、美観と
剥離時の機能性を考慮し、フック５及びロープホルダー
６を設ける。

フック５は金属製若しくはプラスチック製のものでよい
が、剥離時にロープを引っ張った際にフックからロープ
がすんなりと外れる程度に固定されるものでなければな
らない。例えば、第３図に示すように、開閉可能な機構
のバネ材を使用して。

バネ材を開いてロープ４を挾み込んで収納し、ロープを
強めに引っ張った際にロープに働く引っ張り方向の力に
よってバネ材が開く構成のものが挙げられる。また、ｎ
字状のフックでもよく、その中にロープを挾み込んでフ
ックを軽く打ち込んでロープを保持する。

逆に、ロープホルダー６は、フック５がかなりの高所に
設置されているのに対し、地上又は床面からある程度の
高さで作業し易い場所に設置されるため、金属製若しく
はプラスチック製のもので、鉄柱や壁等に強固に固定さ
れているのが望ましい。

例えば、第４図に示すように、ボルダ−ベースの凹部内
にロープを収容し、その上にカバーが取外し可能に嵌着
される構造のものが挙げられる。ロープ４の末端部を取
り呂すにはドライバー等を利用してカバーを外すと、ロ
ープを取り出すことができる。

次に１本発明の表示部材の使用例を示す。

まず、粘着シート２として表面に所望の表示内容（図示
の場合、Ａ）が印刷されているものを準備する。一方、
看板ベース材１には予め異なる他の表示内容（本例の場
合、Ｂ）が印刷されており、高所から取外しておく６ 次いで、この粘着シート２を看板ベース材１に粘着剤を
利用して貼り付けると共に、粘着シートの上端中央に２
本のａ−プ４を装着する。

この状態の看板ベース１．粘着シート２及びロープを共
に所定の位置に持ち上げ、取付け、第１図に示すように
、ロープ４を看板ベース材の側部に掛けわたしてフック
５にて挾持し、更にロープ下端をロープホルダー６に収
納してカバーを被着する。

一定期間後或いは所定の時期に粘着シート２を剥がすに
は、まず、ロープホルダー６のカバーを外してロープ４
の下端を取り出し、このロープ下端を掴んで手前に強め
に引っ張ると、第５図に示すように、ロープ中途部分は
フック５から外れてフリーの状態になる。その後、更に
ロープ４を手前垂直方向に徐々に引っ張ると、第６図に
示すように、粘着シート２の上端が看板ベース材１から
剥離され始め、順次剥がれて粘着シート２が看板ベース
１から落下する。この操作により、看板ベース１に印刷
されている表示内容（図示の場合。

Ｂ）が現われる。

ロープの数が複数本の場合、例えば第７図に示すように
４本の場合には、フリーの状態にした４本のロープを左
右のグループに分けて、対角線方向に交互に引っ張って
、少しづつ剥がす要領で粘着シートを剥がすとよい。無
理な方向や力でロープを引かないよう留意する。

なお、上記例では、看板のベース材に対して粘着シート
を貼り付け、剥がす場合を説明したが、予め、看板ベー
ス材に所定内容の印刷済み粘着シートが貼り付けられて
いる場合、或いは樹脂板に所定内容の印刷が施されてい
る場合でも、更にその上に異なる内容の印刷済み粘着シ
ートを貼り付け、後に剥がす等々にも本発明を適用でき
る。

また、粘着シートをベース材の一部分に貼り付ける態様
も可能である。

（発明の効果） 以上説明したように１本発明によれば、ベース材に貼り
付けた粘着シートの端部にひも類を装着した構成である
ので、特に高所に設置した場合でも、作業性よく安全か
つ確実に粘着シートを剥がすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明を看板に適用した場合を示す
図で、第１図は斜視図、第２図は一部断面図であり。 第３図はフックを示す説明図で、（ａ）は閉してロープ
を挾み込んだ状態、（ｂ）は開いてロープを取り出され
た状態を示し。 第４図はロープホルダーを示す斜視図、第５図〜第７図
は本発明の表示部材の使用法を説明する斜視図である。 １・・ベース材、２・・・粘着シート、３・・粘着剤層
、４・・・ひも類、５・・・フック、６・・・ロープホ
ルダー。 特許出願人　　株式会社協同制作 同　　　　東洋インキ製造株式会社 代理人弁理士　中　　村　　　尚 第１図 第５図　　　第６図 第７図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）適宜の大きさ及び形状を有するベース材と、印刷
   可能な粘着シートとを有し、該粘着シートは表面に表示
   内容が印刷されていると共に剥離可能な粘着剤層を介し
   てベース材の片面又は両面に貼り付けられている表示部
   材であって、少なくとも１本以上の剥離用ひも類が粘着
   シートの端部に装着されていることを特徴とする再剥離
   可能な粘着シートを有する表示部材。
2. （２）ベース材の片面又は両面に、粘着シート表面の表
   示内容と異なる表示内容が印刷されている請求項１に記
   載の表示部材。
3. （３）ひも類は、その一端が粘着シートの上端に装着さ
   れていると共に、表示部材の側壁に開閉可能な治具で挾
   持されて下方に垂下し、下端が取外し可能カバーを有す
   る治具で覆われている請求項１又は２に記載の表示部材
   。
4. （４）高所の看板類又は壁に適用されるものである請求
   項１、２又は３に記載の表示部材。