JPH04186705A - ソレノイドの作動チエツク方法 - Google Patents

ソレノイドの作動チエツク方法

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JPH04186705A
JPH04186705A JP31565590A JP31565590A JPH04186705A JP H04186705 A JPH04186705 A JP H04186705A JP 31565590 A JP31565590 A JP 31565590A JP 31565590 A JP31565590 A JP 31565590A JP H04186705 A JPH04186705 A JP H04186705A
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solenoid
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JP31565590A
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English (en)
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Toshibumi Kakinuma
柿沼 俊文
Kiyoshi Hayashi
林 喜與志
Kazuyuki Kihara
木原 和幸
Takeshi Ando
毅 安藤
Kozo Okada
岡田 昂三
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各種電磁弁や電磁プランジャなどのソレノ
イドの作動チエツク方法に関する。
〔従来の技術〕
例えば第12図に示すような電磁弁は、ボディ1に形成
した摺動孔2内にスプール3を摺動可能に設け、その両
側のスプリング室4,5内に設けたスプリング6.7に
よって、このスプール3を図示の右行位置(ポートP−
B、T−A間を連通する位置)に保持しており、ボディ
1の一端に固設したソレノイド10をコイル11に通電
して励磁すると、その励磁電流の大きさに応じて可動子
である可動鉄心12が固定鉄心14との間の吸引力によ
って左行し、ブツシュロッド13によってスプール3を
左方へ移動させ、ボートP−A、T−B間を連通するよ
うに切り換える方向切換弁を構成している。
第13図は、この場合のスプリング60反力(実線a)
と、それに流体力を加えた力(−点鎖線b)と、ソレノ
イド10の出力(実線C)との関係を示す。
ところが、スプール3が異物の詰まりなどによる固着現
象を起こしたり、ソレノイド10の可動鉄心12が摺動
スリーブ内で密着状態になったりすると、初期(右行端
)位置で実線Cで示すソレノイド出力を得る励磁電流を
コイル11に供給しても、可動子である可動鉄心12が
左行しなくなったり、あるいは吸着(左行端)位置でΔ
F (=スプリング60反力)分ソレノイド出力を減ら
、すように励磁電流を減少しても、可動鉄心12が吸着
位置から離れなくなることがある。
従来、このようなソレノイドの作動状態をチエツクする
方法としては、例えば特開平1〜265504号公報に
見られるように、ソレノイド内の可動鉄心の移動状況に
よる電流応答波形の違いからその作動状態を検出する方
法が知られている。
この方法によるソレノイド出力時の作動チエツクについ
て、第14図及び第15図によって簡単に説明する。
第14図に示すようにソレノイドのコイル11に電流検
出用抵抗15を直列に接続して、その直列回路に電源1
6からスイッチ17をONにして電流を流すと、コイル
11に流れる励磁電流の大きさが抵抗15によって電圧
に変換されて検出されるが、その過渡電流の応答波形が
、可動鉄心が移動するかしないかによって相違すること
を利用する。
すなわち、可動鉄心が移動してソレノイドが正常に作動
した場合には、検出電圧eが第15図(ロ)に実線で示
すように、上昇の途中で一時的に落ち込みのある応答波
形になるが、移動しない非正常時には、仮想線で示すよ
うに落ち込みのない応答波形になる。
そこで、この検出電圧eを増幅器18で増幅し、ピーク
ホールド回路19によってそのピーク値をホールドし、
そのピーク値と新たな検出値とをコンパレータ20で比
較すると、正常時には落ち込み波形部でコンパレータ2
0の出力が反転して“H″になる。
これをスイッチ17がONになると第15図(イ)示す
ようにH”になるコンパレータ21の出力とアンド回路
22によってアンドをとり、同図(ハ)に示すようなパ
ルス状の出力Outが得られる。非正常時にはこの出力
が得られない。
この出力Outによって、ソレノイドの作動状態を判別
することができる。
このように、ソレノイドの可動子である可動鉄心が移動
するかしないかを電流あるいは電圧の応答波形の違いか
ら判断するものは、他にも多く開示されている。
その他のソレノイド作動チエツク方法としては、ソレノ
イドに機械的なリミットスイッチを内蔵させたり、ある
いは無接触式の近接スイッチやポテンショメータなどを
内蔵させて、検品信号によってチエツクする方法が多く
提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の可動鉄心の移動による
電流波形の一時的な落ち込みを検出してその作動をチエ
ツクするソレノイドの作動チエツク方法では、可動鉄心
が動き始めさえすれば電流の落ち込みを検知してしまう
すなわち、第12図に示した電磁弁において、ソレノイ
ド10の可動鉄心12がスプール3を駆動する場合に、
スプール3が途中で停止しても切り換ったという信号が
出力される。
例えば、スプール3が左方に移動していって、ポートP
−)B間が閉じる寸前で隙間Sにゴミが挾まって停止し
てしまったような場合には、ゴミが挾まるまでは可動鉄
心は動くので電流波形の落ち込みは現われるから、第1
5図(ハ)に示したような正常作動時と同様な出力が得
られてしまう。
このように、従来の方法では正確なソレノイドの作動チ
エツクを行なえないという問題があった。
また、ソレノイド内にスイッチやポテンショメ−タなど
を内蔵させれば確実性はあるが1機械的構造が一般に複
雑になり、またそのスイッチ等を収納するために余分な
スペースを必要とするし、機械的なものは耐久性にも問
題があった。
この発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、ソレノイド08時の作動状態を高い信頼性で
確実にチエツクすることができ、しかも機械的なスイッ
チ等をソレノイドに内蔵させる必要もないようにするこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記の目的を達成するため、ソレノイドのコ
イルに直流電圧を供給してその可動子を移動させる際、
上記コイルに流れる過渡電流を検出してその作動をチエ
ツクするソレノイドの作動チエツク方法において、上記
過渡電流の値が可動子の正常な移動時に電流波形が一時
的に落ち込む時点以後の100%電流値に対する第1の
設定値に達した時に計時を開始し、その第1の設定値よ
り大きい第2の設定値に達した時に計時を停止して、そ
の計測時間によって可動子の位置を検出するソレノイド
の作動チエツク方法を提供する。
さらに、上記計測時間を予め設定した時間値と比較して
可動子が正常に移動したか否かを判別するとよい。
また上記計時を開始した後に電流波形の落ち込みを検出
した場合には、それまでの計測時間をリセットして計時
を再び開始するとよい。
〔作 用〕
この発明によるソレノイドの作動チエツク方法は、可動
子(可動鉄心)の位置に関係するコイルのインダクタン
スの違いにより過渡電流波形の傾斜が相違する点に着目
して、可動鉄心の位置を検知する方法である。
電流波形からみると、殆どの場合可動鉄心が動きだすの
は100%電流の50%前後の時点であり、それ以後の
80〜90%という最終電流に近いところでは、動作を
完了しているか動作できなかったかによる波形のみだれ
(落ち込み)はなく。
安定している。
そこで、この範囲で過渡電流の値が第1の設定値から第
2の設定値に達するまでの時間を計測すれば、電流波形
の傾斜の大/h、すなわち可動子の位置によるコイルの
インダクタンスによって、その時間値が相違するので(
ソレノイドが正常に作動して可動子が吸着されれば、こ
の時間値は長くなる)、この計測した時間値によってソ
レノイド08時の可動子の位置を確実に検出して、その
作動状態を高い信頼性でチエツクすることができる。
また、上記計時を開始した後に電流波形の落ち込みを検
出した場合には、それまでの計測時間をリセットして計
時を再び開始するようにすれば、可動子の不完全な作動
も確実にチエツクすることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
第1図は、この発明の第1実施例を示すソレノイド作動
チエツク装置のブロック構成図であり、第14図と対応
する部分には同一の符号を付しである。
まず、その構成を説明すると、ソレノイドのコイル11
に電流検畠用抵抗15を直列に接続し、その直列回路に
並列にオフ時のサージ電圧吸収用のダイオード25を接
続して、直流電源16からスイッチ26を介してコイル
11に直流電圧を供給できるように回路構成している。
スイッチ26は、ON指令によって閉じるリレースイッ
チや電子スイッチ等の被制御スイッチ、あるいは手動の
スイッチでもよい。
さらに、○N指令によってセットされるタイマ27、コ
イル11に流九る励磁電流の大きさに応じて発生する抵
抗15の端子電圧eを増幅する増幅器18と、その出力
電圧e工を100%励磁電流の80%に相当する基準値
e、。と比較して、e□≧e、。になった時にその出力
でタイマ27の計時をスタートさせるコンパレータ28
、増幅器18の出力電圧e工を100%励磁電流の90
%に相当する基準値e、。と比較して、e工≧esaに
なった時にその出力でタイマ27の計時をストップさせ
るコンパレータ29、及びタイマ27の計温時間eTを
設定時間eT、と比較して、ソレノイドの可動子である
可動鉄心の位置を判別し、その結果を出力するコンパレ
ータ30とを備えている。
この実施例はソレノイドのオン作動をチエツクするため
の装置であり、第12図に示したようなソレノイド10
の励磁により、可動鉄心12が固定鉄心14に吸着され
る吸着位置に到っているか否かを判定するためのもので
ある。
前述したように、この発明によるソレノイドの作動チエ
ツク方法は、可動鉄心12の位置に関係するコイル11
のインダクタンスの違いにより、過渡電流波形の傾斜、
特に可動鉄心(可動子)の正常な移動時に電流波形が一
時的に落ち込む時点以後の安定した波形の傾斜が相違す
ることに着目して可動鉄心の位置を検知する方法である
ところで、コイル11のインダクタンスLは、第12図
に示したように可動鉄心12が初期位置(固定鉄心から
最も離れている位置)にある時が最も小さく、吸着位置
(固定鉄心に密着した位置)にある時が最も大きくなり
、第2図に示すように変化する特性をもっている。
そして、このコイル11のインダクタンスLが一定であ
るとした場合の通電開始時の過渡電流工は、電源電圧を
E、コイル11の抵抗値と電流検出用抵抗15の抵抗値
の和をRとすると1次式%式% で表わされ、インダクタンスLが大きい程過S電流の立
上り波形は緩やかに上昇する、 また、前述したように、ソレノイドの可動鉄心が移動し
始める時(こは、過渡電流が上昇の途中で一時的に落ち
込みを生ずる波形になる6そのため、第1図の装置にお
いて、ON指令によってスイッチ26をONにした時に
コイル11に流れる過渡電流波形は第3図に示すように
なり。
(a)は正常に作動して可動鉄心が吸着された場合、(
b)は不完全作動で可動鉄心が移動途中で停止してしま
った場合、(c)は全く作動しなかった場合の例をそれ
ぞれ示す。
この第3図の波形から判るように、可動鉄心の正常な移
動時に電流波形が一時的に落ち込む時点以後の安定した
波形の傾斜が、実際のソレノイドの作動状態によって明
瞭に相違している。
そこで、この範囲で過渡電流の値が第1の設定値(この
例では100%励磁電流の80%に相当する値)から第
2の設定値(同じ<90%に相当する値)に達するまで
の時間を計測すれば、第3図(a)の正常に作動した場
合の時間Ta、(b)の不完全作動の場合の時間Tb、
(c)の不作動の場合の時間Tcは、Ta>Tb>Tc
になるので。
この時間を計測することによってソレノイドON時の可
動鉄心の位置を確実に検出して、その作動状態を高い信
頼性でチエツクすることができる。
ここで、このチエツク方法を実施するための第1図の装
置の作用を説明する。
ON指令によってスイッチ26をONにすると同時にタ
イマ27をセットしてレディ状態にする。
コイル11に電流が流れ始めると、それを抵抗15によ
って電圧eとして検品し、増幅器18で増幅する。その
出力電圧e工をコンパレータ28が100%励磁電流の
80%に相当する第1の基準値e、。と比較して、−e
1≧e、。になった時にその出力を“H71にしてタイ
マ27の計時をスタートさせる。
さらに、増幅器18の出力電圧e、をコンパレータ29
が100%励磁電流の90%に相当する第2の基準値e
、。と比較して、e□≧e、。になった時にその出力を
It HItにしタイマ27の計時をストップさせる。
そして、その時のタイマ27の計測時間eTをコンパレ
ータ30が設定時間e To(T b < e To 
<Taに設定する)と比較して、eT≧eT、であれば
ソレノイドが正常に作動して可動鉄心が固定鉄心に吸着
されたと判別してハイレベルの判別信号を出力し、子で
ある可動鉄心の位置を判別し、8丁〈eT+、であれば
ソレノイドが全く作動しなかったかあるいは不完全な作
動状態であると判別してローレベルの判別信号を出力す
る。
なお、2値判定の例を説明したが、タイマ27による計
測時間eTを長さの異なる複数の設定時間と比較するよ
うにすれば、可動鉄心の複数段階の位置を検知すること
もでき1位置検出の分解能が上がって精度が向上し、異
常、正常の程度を検知することもできる。
第4図は、この発明の第2実施例を示すブロック構成図
であり、第1図と同じ部分には同一の符号を付し、それ
らの説明は省略する。
この実施例は、供給電圧による誤差を防止して検出精度
を高めるためにするために、供給電圧に応じて基準値e
、。及びe!、を補正するようにしたものである。
そのため、スイッチ26がONになった時の直流電源1
6による供給電圧を抵抗31.32によって分圧して検
出し、それを2つの補正用増幅器33.34に入力させ
、そこでそれぞれ80%電流に相当する基準値e1゜及
び90%電流に相当する基準値e、。を補正して、コン
パレータ28及び29の基準値として与えるようにして
いる。
なお、供給電圧の変動に応じて増幅器18の増幅度ある
いは出力電圧e1を補正するようにしてもよい。
第5図は、この発明の第3実施例を示すブロック構成図
であり、第1図と同じ部分には同一の符号を付し、それ
らの説明は省略する。
この実施例は、ソレノイドON時の例外的な応答波形の
場合、すなわち第6@に示すような波形で、タイマ27
による時間計測中に電流の落ち込みがあった場合(最終
的には作動したがロックぎみであった場合)を検出でき
るようにしたものである。
そのため、コンパレータ28の出力によってタイマ27
の計時スタートと同時にONになるスイッチ35と、ピ
ークホールド回路362作動増幅器37.及びコンパレ
ータ38を、第1図の装置に追加している。
そして、ソレノイドON時の過渡電流が80%電流値を
超えると、コンパレータ28の出力によってタイマが計
時動作を7タートするとともに、スイッチ35がONに
なって、ピークホールド回路36にコイル11に流れる
電流値に相当する第7図(イ)に示すような電圧81′
 が取り込まれる。
ピークホールド回路36がその電圧e□′のピークをホ
ールドするため、80%電流値を超えてから落ち込みが
あると、ピークホールド回路36によるホールド電圧e
pは第7図(ロ)に示すようになる。
差動増幅器37が、そのホールド電圧epと増幅器18
の出力電圧e工との差に応じた同図(ハ)に示すような
電圧ecを出力し、それをコンパレータ38が設定値e
0と比較して、ec≧e0であれば、同図(ニ)に示す
ようなパルスを出力する。
これを出力Bとし、この出力Bが発生した場合には、可
動鉄心が動いたがぎりぎりで動いた、すなわちロックぎ
みであったと判断することができる。この場合のタイマ
27の計測時間eTは第6図にTa’で示すように長く
なり、eT≧eT0になるのでコンパレータ30の出力
Aは“H”になる。
なお、出力Bが出力されない場合は、電流の落ち込みが
全然なかったか、あるいは正常に作動して80%電流値
に達する以前に移動が完了しているかである。
電流の落ち込みが全然なかったということは可動鉄心が
動作しなかったことであり、コンパレータ30の出力A
も発生しない。
したがって、出力Aのみが発生すれば完全正常、出力A
とBが発生すれば作動はしたがロックぎみ。
出力A、Bがいずれも発生しない場合は不作動であると
判別することができる。
第8図はワンチップのマイクロコンピュータ(以下「マ
イコン」と略称する)使用したこの発明の第4実施例を
示す。この実施例でも上述の各実施例と対応する部分に
は同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
なお、端子aとa′は接続されており、オフ時のサージ
電圧吸収用のダイオード25を破線で示すようにコイル
11に並列に接続してもよく、これに変えてバリスタを
接続すればサージ電圧の収束をさらに速めることができ
る。
マイコン40には、スイッチ26をONにした時にコイ
ル11に流れる電流値に相当する増幅器18の出力電圧
e1と、直流電源16による供給電圧を抵抗31.32
によって分圧した電圧edを入力し、内部のA/Dコン
バータデジタル値に変換して取り込み、前述の第1実施
例あるいは第2実施例と同様なソレノイド作動チエツク
を行なって、動作異常を検出したときには異常検知信号
を出力する。
このマイコン4oによる処理を、第9図のフローチャー
トによって説明する。
なお、このフローチャートにおいて、Pは現在のコイル
電流値(電圧e工)、Pn−1はレジスタに記憶された
100μS前の電流値(前回の電圧e1)、1.。は8
0%電流値に相当する第1の設定値、■、I、は90%
電流値に相当する第2の設定値、Tは内部タイマによる
計測時間、Nは計測時間に対する異常判断の設定時間を
それぞれ示す。
このルーチンがスタートし、スイッチ26がONになる
と電圧edが入力されるため、それによってソレノイド
ONと判断してイニシャライズ処理を実行する。そのイ
ニシャライズ処理では、Pn−1及びTをクリアしてO
にする。また、電圧edの値に応じて第1.第2の設定
値工、。及び工、。
を補正する。そして、100μs経過する毎に以下の処
理を行なう6 まず、現在のコイル電流値Pを第1の設定値工、。と比
較して、P>I、。でなければ何もせずに再び100μ
s経過するのを待ち、P>I、。であれば次に100μ
s前の電流値Pn−1と比較する。
そして、Pn−1<Pでなければ過渡電流波形の落ち込
みがあったと判断して、レジスタのPn−1及びタイマ
の計測時間Tをリセットして、次の100μsの経過を
待つ。
Pn−1<Pであれば、過渡電流波形が上昇しているの
で1次にP> I、。か否かを判断し、そうなるまでは
現在の電流値PをPn−1としてレジスタに記憶させ、
タイマの計測時間Tをインクリメントして、次の100
μsの経過を待つ。
TP>I、。になると、計測時間Tを設定時間Nと比較
して、TANでなければそのままソレノイドがOFFに
なるのを待って他の処理へ進むが、TANであればソレ
ノイドの作動不良と判断して異常検知信号を出力する。
第10図はこの発明の第5実施例を示し、第8図の第4
実施例と異なるのは、ソレノイドに温度センサ41を設
けて、その温度検出信号をマイコン40に取り込んで温
度による補正も行なって、−層精度の高いソレノイドの
作動チエツクを行なえるようにした点である。
すなわち、温度センサ41からの温度検知信号によって
コイル11の抵抗値RLを計算し、それと抵抗15の既
知の抵抗値R工、及び電圧edの取り込みによって求ま
る供給電圧E、がら、100%電流値を、E、/ (R
L+R工S)によって計算し、さらにその値に基づいて
80%電流値rao及び90%電流値工、。を計算する
このようにすることによって、ソレノイドの温度及び供
給電圧が変化しても、高精度の作動チエツクが可能にな
る。
なお、ソレノイドに温度センサを設けてその検品信号に
よって基準値を補正することは、他の実施例でも可能な
のは言うまでもない。
また、−度100%電流を流せば、供給電圧と電流値と
によってコイルの抵抗値を計算できることも勿論である
第11図は、この発明の第6実施例を示すデジタル回路
図であり、第5図の第3実施例と同様なチエツク方法を
実現する回路である6したがって、第5図と対応する部
分には同じ符号を付しである。
この実施例では、スイッチ26をオフにした時のサージ
電圧を紀憂集するために、コイル11にバリスタ42を
接続するとよい。
また、80%電流値に相当する第1の基準値e8゜は直
流電源16による供給電圧E0を抵抗R1、R2によっ
て分圧して作り、90%電流値に相当する第2の基準値
e9゜は供給電圧E。を抵抗R3,R4によって分圧し
て作って、それぞれコンパレータ28,29に比較電圧
として与える。
そして、スイッチ26のONによりコイル11に流れる
過渡電流値が80%電流値を超えると、増幅器18の8
力電圧e1が第1の基準値e、。を超え、コンパレータ
28の出力が“HDになるが。
その時ソレノイドコイル号も当然“Hyyになっている
のでAND回路43の出力が“HIIになる。
それによってJ−にフリップフロップ44の出力が“H
”になってタイマ27にクロックパルスCpのカウント
を開始させる。
その後、コイル11に流れる過渡電流値が90%電流値
に達すると、電圧e1が第2の基準値eg。を超え、コ
ンパレータ28の出力がilH”になるので、J−にフ
リッププロップ44の出力が“L”になってタイマ27
によるクロックパルスCpのカウントを停止させる。
この時のタイマ27による計測時間T(カウント値)を
コンパレータ30によって設定時間N(デジタル数値)
と比較し、N<Tであればソレノイドが正常に作動した
と判断してパルス信号(OK倍信号を出力Aとして出力
する。
一方、J−にフリップフロップ44の出力が11 H1
1になると、AND回路45の出力がクロックパルスC
pの周期でrt Hptになり、その都度A/D変換器
46が増幅器18の8力電圧e1をデジタル値に変換し
てデータバッファ47に格納し。
データバッファ47からは先に格納されていた値が出力
される。
そして、コンパレータ48が新たにA/D変換されたデ
ジタル値Inとデータバッファ47から出力されたデジ
タル値○utとを比較し、In<Outになった時には
、電流波形に落ち込みが発生したと判断して出力BをI
I H71にする。
なお、この出力Bの立上りで、J−にフリップフロップ
44.タイマ27.及びデータバッファ47をリセット
し、上述の動作を改めて開始する。
この出力AとBによって、前述した第5図の第3実施例
と同様に、ソレノイドの作動状態を、完全作動、不完全
作動(ロックぎみ)、不作動の別に判別することができ
る。
なお、上記各実施例では時間の測定(計時)範囲を、ソ
レノイドのコイルに流れる過渡電流値が100%電流値
に対する80%→90%の間に設定したが、これに限定
するものではなく、殆んどの場合の電流応答波形におけ
る落ち込みが完了してしまうまでの時間経過後の所定範
囲であればよく、70%→80%あるいは90%などで
もよい。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、以下に列
挙する効果が得られる。
可動鉄心の位置に関係するコイルのインダクタンスによ
る過渡電流波形の安定領域での傾斜の相違に基づいて可
動鉄心(可動子)の移動を検出するので、検出精度が高
い。
そして、単にソレノイドの可動子が作動したか否かだけ
でなく、作動遅れや途中での停止などの不完全な作動状
態の検出も可能である。
しかも、アナログ回路、デジタル回路、マイコンなどの
使用が可能であり、容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示すソレノイド作動チ
エツク装置のブロック構成図、 第2図は可動鉄心位置とソレノイドコイルのインダクタ
ンスとの関係を示す線図。 第3図(a)〜(c)は可動鉄心位置による過渡電流波
形の相違を示す波形図、 第4図はこの発明の第2実施例を示す第1図と同様なブ
ロック構成図、 第5図はこの発明の第3実施例を示す第1図と同様なブ
ロック構成図、 第6図はソレノイドの不完全作動時の過渡電流波形の例
を示す波形図、 第7図は第3実施例の作用を説明するための各部の信号
波形図、 第8図はこの発明の第4実施例を示すマイクロコンピュ
ータを用いた装置の回路図、 第9図はそのマイクロコンピュータによる処理のフロー
チャート、 第10図はこの発明の第5実施例を示す第8図と同様な
回路図。 第11図はこの発明の第6実施例を示すデジタル回路図
、 第12図はソレノイドを使用した電磁弁の一例を示す縦
断面図、 第13図はその作用を説明するための線図。 第14図は従来のソレノイドの作動をチエツクするため
の装置の一例を示すブロック回路図、第15図はその作
用を説明するためのタイムチャートである。 10・・・ソレノイド   11・・・コイル12・・
・可動鉄心(可動子) 13・・・ブツシュロッド 14・・・固定鉄心15・
・・電流検出用抵抗 16・・・直流電源18・・・増
幅器     26・・・スイッチ27・・・タイマ 28.29,30,38.48・・・コンパレータ33
.34・・・補正増幅器 36・・・ピークホールド回路 37・・・差動増幅器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ソレノイドのコイルに直流電圧を供給してその可動
    子を移動させる際、前記コイルに流れる過渡電流を検出
    してその作動をチエツクするソレノイドの作動チエツク
    方法において、 前記過渡電流の値が前記可動子の正常な移動時に電流波
    形が一時的に落ち込む時点以後の100%電流値に対す
    る第1の設定値に達した時に計時を開始し、前記第1の
    設定値より大きい第2の設定値に達した時に前記計時を
    停止して、その計測時間によつて前記可動子の位置を検
    出することを特徴とするソレノイドの作動チエツク方法
    。 2 請求項1記載のソレノイドの作動チエツク方法にお
    いて、前記計測時間を予め設定した時間値と比較して前
    記可動子が正常に移動したか否かを判別することを特徴
    とするソレノイドの作動チエツク方法。 3 請求項1又は2記載のソレノイドの作動チエツク方
    法において、前記計時を開始した後に電流波形の落ち込
    みを検出した場合には、それまでの計測時間をリセツト
    して計時を再び開始することを特徴とするソレノイドの
    作動チエツク方法。
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