JPH0418663Y2 - - Google Patents
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- JPH0418663Y2 JPH0418663Y2 JP1986132674U JP13267486U JPH0418663Y2 JP H0418663 Y2 JPH0418663 Y2 JP H0418663Y2 JP 1986132674 U JP1986132674 U JP 1986132674U JP 13267486 U JP13267486 U JP 13267486U JP H0418663 Y2 JPH0418663 Y2 JP H0418663Y2
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- oil
- process fluid
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- cooling
- mixing chamber
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Description
[産業上の利用分野]
本考案は、高温プロセス流体をプロセス系外に
排出する装置に関するものである。 [従来の技術とその問題点] 一般に、石油精製工場、石油化学工場等におい
ては、炭化水素油をはじめとする高温のプロセス
流体を取り扱つている。 プロセスを構成する配管ポンプ、熱交換器、配
管、計量器、ストレーナー等の内、高温のプロセ
ス流体を取り扱う機器の開放、点検、清掃、切り
替え等の場合には、その内部プロセス流体を系外
へ排出する必要がある。 従来、このようなプロセス流体を系外へ排出す
る場合には、最初にそれぞれの機器の滞油切りバ
ルブを小さく開放し、続いて滞油切りバルブの開
度を徐々に大きくしながら内部の高温プロセス流
体を少量づつ外部へ排出していた。 また、同時に、高温の可燃性液体および可燃性
ガスの放出に伴なう火災の発生を防止するため
に、排出作業を行なう近傍の床面に水またはスチ
ームを放出して、高温プロセス流体を冷却しなが
ら排出を行なつていた。 例えば、石油精製の原油蒸留塔で用いる灯油の
プロセスポンプを修理のために分解しようとする
時は、そのプロセスポンプを予備のものに切り替
えて、ポンプの吸入バルブおよび吐出バルブを閉
止して、滞油切りバルブを少し開放し、プロセス
流体をポンプ近傍のコンクリート溝を経てオイリ
ーピツトに排出していた。 従つて、滞油抜き作業に多くの時間がかかり、
また細心の注意を払わなければならなかつた。 高温のプロセス流体をプロセス機器から安全に
排出するためには、各機器に専用の又は共通の滞
油切りクーラーを設置すれば良いのであるが、ク
ーラー設置場所の制約ならびに高額の費用が掛か
ることから,その実施が困難である。 そこで従来から、第3図に示すような移動式の
ボツクス型クーラーの形式を取る間接冷却式排出
装置が用いられていた。 しかしながら、この間接冷却式排出装置は、冷
却水との熱交換効率が低いだけでなく、大型で重
いために、どこでも自由に運搬して使用すること
は不可能であつた。 また従来、特公昭42−12391号公報の圧力流体
混和器のように、二種類以上の圧力流体を混和す
るために直角方向にノツズルを配置し、連通孔及
び欠縁孔を設けた隔壁を交互に配置したジグザグ
状の連通路を形成したものが開発されている。 しかしながら、この従来の混和器は、二種類以
上の圧力流体を混和する際、圧力に耐え得るため
にはどうしても噴出にはノツズルを使用せざるを
得ず、それ故に装置の構造は複雑で大型かつ重量
物となつてしまう問題点があつた。 [考案の目的] 本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、高温の
プロセス流体をプロセス系外に排出するにあた
り、該高温プロセス流体を水と直接混合すること
によつて、排出温度を低下せしめ、安全かつ効率
的に排出することができ、構造が簡単で軽量な高
温プロセス流体の冷却排出装置を提供することに
ある。 [発明の構成] 本発明の高温プロセス流体の冷却排出装置は、
内部に混合室を形成した装置本体の一側に高温プ
ロセス流体が流入する多数の流入口を設けた油流
入管と、上記流入口と相互にほぼ直交する方向に
配向せしめると共に冷却水が流入する多数の流入
口を設けた水流入管とを配し;上記混合室の内壁
面の相対する側に仕切板を交互に設けると共に、
該仕切板を混合室の横断面の過半部分を覆うよう
に配設し;上記装置本体の他側に排出口を開口せ
しめたことを特徴とし、また、上記装置本体の上
部にハンドルを付設すると共に、下部に脚を設け
たことを特徴とするものである。 [実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。 第1図において、1は装置本体であつて、例え
ば直径3インチで長さが400mm程度の鋼管により
構成され、内部が混合室1aとなつている。 該装置本体1の一側部には側板2が取り付けら
れていて、上記混合室1a内に水を供給するため
の多数の流入口2aが円環状に配列されている
(第1A図参照)。上記側板2の外側には水流入管
3が接続されている。 また、上記側板2の中央部を貫いて油流入管4
が取り付けられていて、混合室1a内に臨んでお
り、高温プロセス流体を流入させるための多数の
流入口4aが明けられている(第1A図参照)。 上記装置本体1の混合室1a内には仕切板5が
取り付けられている。該仕切板5は、第1B図か
らも明らかなように、混合室1aの横断面の過半
部分を覆うように形成されていると共に、内壁の
上下に交互に配設されている。尚、本考案におけ
る仕切板の構造およびその配設の態様は上記実施
例のものに限定するものではなく、水と高温プロ
セス流体を効率よく混合し得る構成であればいず
れでもよい。 上記装置本体1の他側部には排出管6が下方に
向けて取り付けられており、その排出口6aから
水と混合して低温となつたプロセス流体を排出す
るようになつている。 第2図において、7はハンドル、8は脚であ
る。 次に、上記実施例装置の作用について説明す
る。 まず、高温プロセス流体を排出することが必要
な機器、例えば原油蒸留装置における灯油抜出し
ポンプを停止し、その吸入バルブおよび吐出バル
ブを閉止する。 また、上記水流入管3に冷却水用ホース(図示
せず)を接続して、上記流入口2aから混合室1
a内に冷却水を供給し、該混合室1aを冷却水で
満たし、排出口6aから冷却水を排出させてお
く。 一方、上記油流入管4に耐油性のフレキシブル
ホース(図示せず)を接続し、その先を上記灯油
抜出しポンプの滞油切りバルブ(図示せず)に接
続する。 次に、上記滞油切りバルブを開放すると、内部
の高温プロセス流体である、例えば温度150℃、
初期圧力2.3Kg/cm2Gの熱油が、上記フレキシブ
ルホース、油流入管4を通つて流入口4aから混
合室1a内に入り、該混合室1a内に設けられた
複数の仕切板5により上記冷却水と混合して、十
分に冷却された状態で排出口6aから排出され
る。 尚、該排出口6aの部分に、水とプロセス流体
の混合液が旋回しながら出てくるように、適宜案
内板(図示せず)を取り付けて、水とプロセス流
体の混合をより向上せしめるようにしてもよい。 第3図に示す従来技術に基づいた間接冷却式排
出装置の大きさは、幅360mm、奥行き360mm、高さ
670mmと大型で、乾燥(空)重量は50Kgにも達し、
運搬および取扱いが困難であつた。 これに比較して、第2図に示す本考案に基づい
た冷却排出装置の大きさは、装置本体1が直径3
インチの鋼管からなり、全長が500mm、高さが170
mmで乾燥(空)重量が6.6Kgと非常に軽量で運搬
が容易であり、高温プロセス流体の冷却効果も優
れている。 以下、本考案の直接冷却式の排出装置と従来の
間接冷却式の排出装置との性能比較を示す。 比較例 1 石油精製の原油蒸留塔で用いる灯油抜出しポン
プ内の滞油抜きテストを、冷却水の入口温度が23
℃、冷却水の供給量が42/分の条件で実施し
た。 テストに用いた灯油の性状は、比重0.80、引火
点45℃、初留点140℃、終点265℃で、灯油抜出し
ポンプ内の初期圧力は2.3Kg/cm2G、温度150℃、
ポンプの吸入バルブから吐出バルブに至る配管部
分を含む灯油ポンプ系の内容積は180であつた。 本考案に基づく排出装置および従来技術による
排出装置を、上記の同一条件下で、灯油ポンプ系
の低所ドレンバルブにフレキシブルホースで接続
し、ドレンバルブを開放して、滞油抜きテストを
実施したときの両者の比較は次の通りであつた。
排出する装置に関するものである。 [従来の技術とその問題点] 一般に、石油精製工場、石油化学工場等におい
ては、炭化水素油をはじめとする高温のプロセス
流体を取り扱つている。 プロセスを構成する配管ポンプ、熱交換器、配
管、計量器、ストレーナー等の内、高温のプロセ
ス流体を取り扱う機器の開放、点検、清掃、切り
替え等の場合には、その内部プロセス流体を系外
へ排出する必要がある。 従来、このようなプロセス流体を系外へ排出す
る場合には、最初にそれぞれの機器の滞油切りバ
ルブを小さく開放し、続いて滞油切りバルブの開
度を徐々に大きくしながら内部の高温プロセス流
体を少量づつ外部へ排出していた。 また、同時に、高温の可燃性液体および可燃性
ガスの放出に伴なう火災の発生を防止するため
に、排出作業を行なう近傍の床面に水またはスチ
ームを放出して、高温プロセス流体を冷却しなが
ら排出を行なつていた。 例えば、石油精製の原油蒸留塔で用いる灯油の
プロセスポンプを修理のために分解しようとする
時は、そのプロセスポンプを予備のものに切り替
えて、ポンプの吸入バルブおよび吐出バルブを閉
止して、滞油切りバルブを少し開放し、プロセス
流体をポンプ近傍のコンクリート溝を経てオイリ
ーピツトに排出していた。 従つて、滞油抜き作業に多くの時間がかかり、
また細心の注意を払わなければならなかつた。 高温のプロセス流体をプロセス機器から安全に
排出するためには、各機器に専用の又は共通の滞
油切りクーラーを設置すれば良いのであるが、ク
ーラー設置場所の制約ならびに高額の費用が掛か
ることから,その実施が困難である。 そこで従来から、第3図に示すような移動式の
ボツクス型クーラーの形式を取る間接冷却式排出
装置が用いられていた。 しかしながら、この間接冷却式排出装置は、冷
却水との熱交換効率が低いだけでなく、大型で重
いために、どこでも自由に運搬して使用すること
は不可能であつた。 また従来、特公昭42−12391号公報の圧力流体
混和器のように、二種類以上の圧力流体を混和す
るために直角方向にノツズルを配置し、連通孔及
び欠縁孔を設けた隔壁を交互に配置したジグザグ
状の連通路を形成したものが開発されている。 しかしながら、この従来の混和器は、二種類以
上の圧力流体を混和する際、圧力に耐え得るため
にはどうしても噴出にはノツズルを使用せざるを
得ず、それ故に装置の構造は複雑で大型かつ重量
物となつてしまう問題点があつた。 [考案の目的] 本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、高温の
プロセス流体をプロセス系外に排出するにあた
り、該高温プロセス流体を水と直接混合すること
によつて、排出温度を低下せしめ、安全かつ効率
的に排出することができ、構造が簡単で軽量な高
温プロセス流体の冷却排出装置を提供することに
ある。 [発明の構成] 本発明の高温プロセス流体の冷却排出装置は、
内部に混合室を形成した装置本体の一側に高温プ
ロセス流体が流入する多数の流入口を設けた油流
入管と、上記流入口と相互にほぼ直交する方向に
配向せしめると共に冷却水が流入する多数の流入
口を設けた水流入管とを配し;上記混合室の内壁
面の相対する側に仕切板を交互に設けると共に、
該仕切板を混合室の横断面の過半部分を覆うよう
に配設し;上記装置本体の他側に排出口を開口せ
しめたことを特徴とし、また、上記装置本体の上
部にハンドルを付設すると共に、下部に脚を設け
たことを特徴とするものである。 [実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。 第1図において、1は装置本体であつて、例え
ば直径3インチで長さが400mm程度の鋼管により
構成され、内部が混合室1aとなつている。 該装置本体1の一側部には側板2が取り付けら
れていて、上記混合室1a内に水を供給するため
の多数の流入口2aが円環状に配列されている
(第1A図参照)。上記側板2の外側には水流入管
3が接続されている。 また、上記側板2の中央部を貫いて油流入管4
が取り付けられていて、混合室1a内に臨んでお
り、高温プロセス流体を流入させるための多数の
流入口4aが明けられている(第1A図参照)。 上記装置本体1の混合室1a内には仕切板5が
取り付けられている。該仕切板5は、第1B図か
らも明らかなように、混合室1aの横断面の過半
部分を覆うように形成されていると共に、内壁の
上下に交互に配設されている。尚、本考案におけ
る仕切板の構造およびその配設の態様は上記実施
例のものに限定するものではなく、水と高温プロ
セス流体を効率よく混合し得る構成であればいず
れでもよい。 上記装置本体1の他側部には排出管6が下方に
向けて取り付けられており、その排出口6aから
水と混合して低温となつたプロセス流体を排出す
るようになつている。 第2図において、7はハンドル、8は脚であ
る。 次に、上記実施例装置の作用について説明す
る。 まず、高温プロセス流体を排出することが必要
な機器、例えば原油蒸留装置における灯油抜出し
ポンプを停止し、その吸入バルブおよび吐出バル
ブを閉止する。 また、上記水流入管3に冷却水用ホース(図示
せず)を接続して、上記流入口2aから混合室1
a内に冷却水を供給し、該混合室1aを冷却水で
満たし、排出口6aから冷却水を排出させてお
く。 一方、上記油流入管4に耐油性のフレキシブル
ホース(図示せず)を接続し、その先を上記灯油
抜出しポンプの滞油切りバルブ(図示せず)に接
続する。 次に、上記滞油切りバルブを開放すると、内部
の高温プロセス流体である、例えば温度150℃、
初期圧力2.3Kg/cm2Gの熱油が、上記フレキシブ
ルホース、油流入管4を通つて流入口4aから混
合室1a内に入り、該混合室1a内に設けられた
複数の仕切板5により上記冷却水と混合して、十
分に冷却された状態で排出口6aから排出され
る。 尚、該排出口6aの部分に、水とプロセス流体
の混合液が旋回しながら出てくるように、適宜案
内板(図示せず)を取り付けて、水とプロセス流
体の混合をより向上せしめるようにしてもよい。 第3図に示す従来技術に基づいた間接冷却式排
出装置の大きさは、幅360mm、奥行き360mm、高さ
670mmと大型で、乾燥(空)重量は50Kgにも達し、
運搬および取扱いが困難であつた。 これに比較して、第2図に示す本考案に基づい
た冷却排出装置の大きさは、装置本体1が直径3
インチの鋼管からなり、全長が500mm、高さが170
mmで乾燥(空)重量が6.6Kgと非常に軽量で運搬
が容易であり、高温プロセス流体の冷却効果も優
れている。 以下、本考案の直接冷却式の排出装置と従来の
間接冷却式の排出装置との性能比較を示す。 比較例 1 石油精製の原油蒸留塔で用いる灯油抜出しポン
プ内の滞油抜きテストを、冷却水の入口温度が23
℃、冷却水の供給量が42/分の条件で実施し
た。 テストに用いた灯油の性状は、比重0.80、引火
点45℃、初留点140℃、終点265℃で、灯油抜出し
ポンプ内の初期圧力は2.3Kg/cm2G、温度150℃、
ポンプの吸入バルブから吐出バルブに至る配管部
分を含む灯油ポンプ系の内容積は180であつた。 本考案に基づく排出装置および従来技術による
排出装置を、上記の同一条件下で、灯油ポンプ系
の低所ドレンバルブにフレキシブルホースで接続
し、ドレンバルブを開放して、滞油抜きテストを
実施したときの両者の比較は次の通りであつた。
【表】
油の出口温度
また、従来装置のテストにおいてドレンバルブ
を絞つて、出口油温を引火点の45℃に維持した場
合の滞油抜き所要時間は24分となり、本考案装置
の約4倍を要した。 比較例 2 上記比較例1と同じ原油蒸留塔における軽質軽
油抜出しポンプ内の滞油抜きテストを、比較的1
と同じ冷却水温度、冷却水供給量の条件で行なつ
た。 テストに用いた軽質軽油の性状は比重0.85、引
火点55℃、初留点150℃、終点370℃で、軽質軽油
抜出しポンプ内の初期圧力1.7Kg/cm2G、初期温
度250℃、ポンプ系の内容積は280であつた。
また、従来装置のテストにおいてドレンバルブ
を絞つて、出口油温を引火点の45℃に維持した場
合の滞油抜き所要時間は24分となり、本考案装置
の約4倍を要した。 比較例 2 上記比較例1と同じ原油蒸留塔における軽質軽
油抜出しポンプ内の滞油抜きテストを、比較的1
と同じ冷却水温度、冷却水供給量の条件で行なつ
た。 テストに用いた軽質軽油の性状は比重0.85、引
火点55℃、初留点150℃、終点370℃で、軽質軽油
抜出しポンプ内の初期圧力1.7Kg/cm2G、初期温
度250℃、ポンプ系の内容積は280であつた。
【表】
ける油の出口温度
また、従来の間接式冷却器のテストにおいてド
レンバルブを絞つて出口油温を40〜50℃に維持し
ようとした所、30分経過しても滞油が切れなかつ
た。 比較例 3 上記比較例1,2の原油蒸留塔に付属するナフ
サスプリツターのリボイラーポンプ内の滞油抜き
テストを、比較例1,2と同じ冷却水温度、冷却
水量の条件で行つた。 テストに用いた重質ナフサの性状は比重0.73、
蒸気圧(RVP)0.35Kg/cm2、初留点80℃、終点
150℃で重質ナフサ抜出しポンプ内の初期圧力1.6
Kg/cm2G、初期温度126℃、ポンプ系の内容積は
400であつた。
また、従来の間接式冷却器のテストにおいてド
レンバルブを絞つて出口油温を40〜50℃に維持し
ようとした所、30分経過しても滞油が切れなかつ
た。 比較例 3 上記比較例1,2の原油蒸留塔に付属するナフ
サスプリツターのリボイラーポンプ内の滞油抜き
テストを、比較例1,2と同じ冷却水温度、冷却
水量の条件で行つた。 テストに用いた重質ナフサの性状は比重0.73、
蒸気圧(RVP)0.35Kg/cm2、初留点80℃、終点
150℃で重質ナフサ抜出しポンプ内の初期圧力1.6
Kg/cm2G、初期温度126℃、ポンプ系の内容積は
400であつた。
【表】
また、従来の間接式冷却器のテストにおいてド
レンバルブを絞つて出口油温を40〜50℃に維持し
た場合は滞油切りに35分間、ガス抜きに10分間
(通算45分間)を要した。 本考案の冷却排出装置は、熱油ポンプの吸入ス
トレーナーの滞油切り、高温用途の調節弁取り外
しの場合の滞油切り、プロセス熱交換器のドレン
切り、プラント開放、点検、修理時の高温配管等
の滞油切り、高温プロセス流体配管の滞油抜き等
に使用することができる。 [考案の効果] (1) 熱油および熱ガス等高温プロセス流体の排出
作業を完全かつ効率的に行うことができる。 (2) 構造が簡単で取り扱いが容易である。 (3) 軽量小型で1人で持ち運びが可能である。
レンバルブを絞つて出口油温を40〜50℃に維持し
た場合は滞油切りに35分間、ガス抜きに10分間
(通算45分間)を要した。 本考案の冷却排出装置は、熱油ポンプの吸入ス
トレーナーの滞油切り、高温用途の調節弁取り外
しの場合の滞油切り、プロセス熱交換器のドレン
切り、プラント開放、点検、修理時の高温配管等
の滞油切り、高温プロセス流体配管の滞油抜き等
に使用することができる。 [考案の効果] (1) 熱油および熱ガス等高温プロセス流体の排出
作業を完全かつ効率的に行うことができる。 (2) 構造が簡単で取り扱いが容易である。 (3) 軽量小型で1人で持ち運びが可能である。
第1図は本考案の冷却排出装置の一実施例を示
す断面図、第1A図は第1図A−A線に沿つた断
面図、第1B図は第1図B−B線に沿つた断面
図、第2図は外観図、第3図は従来の間接冷却式
排出装置の外観図である。 1……装置本体、1a……混合室、2……側
板、2a……流入口、3……水流入管、4……油
流入管、4a……流入口、5……仕切板、6……
排出管、6a……排出口、7……ハンドル、8…
…脚、9……従来の間接冷却式排出装置本体、1
0……同油流入管、11……同油流出管、12…
…水流入管。
す断面図、第1A図は第1図A−A線に沿つた断
面図、第1B図は第1図B−B線に沿つた断面
図、第2図は外観図、第3図は従来の間接冷却式
排出装置の外観図である。 1……装置本体、1a……混合室、2……側
板、2a……流入口、3……水流入管、4……油
流入管、4a……流入口、5……仕切板、6……
排出管、6a……排出口、7……ハンドル、8…
…脚、9……従来の間接冷却式排出装置本体、1
0……同油流入管、11……同油流出管、12…
…水流入管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に混合室を形成した装置本体の一側に高
温プロセス流体が流入する多数の流入口を設け
た油流入管と、上記流入口と相互にほぼ直交す
る方向に配向せしめると共に冷却水が流入する
多数の流入口を設けた水流入管とを配し;上記
混合室の内壁面の相対する側に仕切板を交互に
設けると共に、該仕切板を混合室の横断面の過
半部分を覆うように配設し;上記装置本体の他
側に排出口を開口せしめたことを特徴とする高
温プロセス流体の冷却排出装置。 (2) 上記装置本体の上部にハンドルを付設すると
共に、下部に脚を設けたことを特徴とする前記
特許請求の範囲第1項に記載の高温プロセス流
体の冷却排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986132674U JPH0418663Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986132674U JPH0418663Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6339421U JPS6339421U (ja) | 1988-03-14 |
JPH0418663Y2 true JPH0418663Y2 (ja) | 1992-04-27 |
Family
ID=31032283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986132674U Expired JPH0418663Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0418663Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6196140B2 (ja) * | 2013-12-05 | 2017-09-13 | 東京瓦斯株式会社 | 流体配管の管構造及び流体拡散装置 |
-
1986
- 1986-09-01 JP JP1986132674U patent/JPH0418663Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6339421U (ja) | 1988-03-14 |
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