JPH04186184A - トランスポンダ点検装置 - Google Patents

トランスポンダ点検装置

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JPH04186184A
JPH04186184A JP2318329A JP31832990A JPH04186184A JP H04186184 A JPH04186184 A JP H04186184A JP 2318329 A JP2318329 A JP 2318329A JP 31832990 A JP31832990 A JP 31832990A JP H04186184 A JPH04186184 A JP H04186184A
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radar
pulse
transponder
wave
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JP2318329A
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Akiyoshi Morinaka
森中 明善
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、国際海事機構(Internationa
l Marititne Organitation:
IMO)で認められた9 G Hzz帯−ダーを対象と
する捜索・救助用レーダー・トランスポンダの電気的性
能を点検するためのトランスポンダ点検装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
近年、殆との船舶には9 G Hz帯の船舶用レーダー
が装備され、優秀な航海援助装置として活用されている
のは周知の事実である。この装置は視界の良くない濃霧
時や夜間においてその効果を発揮する。特に船舶用レー
ダーを搭載した船舶からみて島、海岸、航行中の船舶等
か、地図を眺める如く映像されるので自船舶の行動を決
定するには非常に判断しやすい。
このように普及したレーダーをそのまま活用する手段と
して、船舶等の海難時にそのシンボルをも兼ねた遭難位
置をレーダー側に描かせるための捜索・救助用レーダー
・1〜ランスポンダ・・5earcl〕And res
cue Radar Transponder −(以
下5ARTと略す)が登場することになった。
まず、ここで本発明の理解を助けるために、過去に実用
化試験局として認められた5ARTの内容か掲載された
文献を紹介し、始めに、本発明の主旨と関連する5AR
Tの動作を説明する。
月刊雑誌「造船技術J 85/II、 vol、I8 
no、]I P44〜P51にその記載かある。
実用化試験局として聴許されたのはP48〜P51のも
のであるが、P44〜P47のものも動作原理、構造等
は同等である。
第5図は最近の5ART全体の構成を示す系統図、第6
図は第5図中に表わした主要各部の波形を示す波形図で
ある。なお、以下の第1図から第6図中、同一符号は同
一、または相当部分を示す。
まず第5図および第6図を用いて5ARTの概要等を述
へる。
まず、第6図において、レーダーのパルス電波aが発射
されるとその相対距離の時間だけ遅れ、レーダー電波の
パルスbのように減衰して5ARTに到達する。このパ
ルス電波aは毎秒何百〜何千発も発射されているが、同
図にはそのうちのわずか2発分だけを示しである。
5ARTはパルス電波aのパルス幅とは無関係に、その
前縁を基準としてシステムトリガCを得るための増幅が
なされる。
5ARTは船舶用レーダー等の水平偏波を対象としてい
るので、空中線系は全て同一偏波て送受信する。また、
この指向性は水平面内が無指向性て、垂直面内は25度
以上の特性か要求される。
即ち、5ART自身あるいは5ARTを装備した救命筏
、救命艇が波浪にさらされても常にレーダーに指向させ
る必要から定まっている。
上記システム)・リガCを得るまでの5ARTの受信部
、即ちマイクロ波増幅器、マイクロ波検波器等には特別
な同調回路はなく、はぼ9300〜9500MHzまで
平坦な広帯域性を有している。
従って、レーダー電波すの到達レベルかある一定値を越
えていれば、この周波数帯内にある全てのレーダー電波
か受信できる。なお、レーダー電波すを受信してからシ
ステムトリガCか導出されるまで、マイクロ波増幅器、
同検波器およびビデオ増幅器により検波および増幅がな
される。システムトリガCは送受切換回路(2人力NA
Nr)。
AND等のICによる論理回路)を経て、周波数掃引の
時間基準を作るためのパルス列発生回路に加えられる。
ここで作られた櫛状のパルスdをカウンタで分周し、パ
ルス幅100μsの応答送信用基本パルスeを作成する
この100μsの値は一定で、パルス繰返周波数の異な
るレーダー電波に照射されても変わることはなく、上限
はこの幅で制限されるが同一方向に複数のレーダーが存
在する場合は110μs目以降から次のパルスまでの間
に割り込みが可能である。
また、1基のレーダーに対してはおよそ8700pps
 (パルス繰返周期115μs以上)程度以下のレーダ
ーに対応できる。
しかし対象とするレーダーのパルス繰返周波数は、殆ど
音声帯域の可聴周波数帯に略等しい300〜3000p
Itsの中に存在するし、5ARTから多くのレーダー
をみても方位が一致することは少なく、かつ同期関係も
ないので実用上の不都合は生じない。
この基本パルスeは低周波電力増幅器にも加えられて音
響モニター用ラウドスピーカ−を駆動するタイプもある
。救命後や救命艇のように予め5ARTか装備されてい
て遭難者が乗り込めるものにはこの音響モニターが有効
に作用する。
即ち、レーダー電波の照射を受けると、その都度パルス
繰返周波数の音で船舶や航空機の接近状況か分かること
である(例えば2種類のレーダーから照射されている場
合は、レーダー空中線か回転しているのてプッ、ピッと
二つの音か数秒毎に聞こえ、同時に後述するような応答
電波を発射する)。特に、音色か高けれはパルス繰返周
波数が高いことを意味するので近距離を捜索しているで
あろうし、音か比較的長く続く場合は、レーダー空中線
のビーム幅以外のサイドロープ、マイナロープ等からも
照射されていることになるので至近距離にいることを示
し、合図の信号紅斑を打ち」二げるチャンスとなる。
この情報は遭難者を勇気付けることにも役立つだろう。
上記応答送信用基本パルスeは、パルス遅延回路でわず
かに遅らせ、応答送信用パルスgに代えている。この理
由は、第6図のパルス後縁伸張回路出力fと5ARTの
応答電波jとの時間関係をみて分かるように、応答電波
jが発射されている時間は前記受信系とのループを時間
的に確実に遮断するためである。また、周波数変調信号
りの帰線時間相当の最初の立上り時間を応答電波jに含
ませると占有周波数帯幅以外に不要スペクトラムが発生
しやすいので、この防止用でもある。この応答送信用パ
ルスgは電子スイッチ(高速スイッチ用トランジスタ)
で電力変換がなされ、マイクロ波FM発振器を駆動する
一方、櫛状パルス列dは鋸歯状波発生器によって周波数
変調信号りを得られ、マイクロ波FM発振器にパルス/
周波数同時変調かなされる。
マイクロ波FM発振器は、当該共振回路にマイクロ・ス
トリップラインを用い、周波数変調用にバラクタダイオ
ードを、発振用素子にGaAs−FETを使用した電子
同調発振器である。なお第6図の波形りへ示したように
鋸歯状波の波形か非直線にしであるのは、上述バラクタ
ダイオードの印加電圧対周波数変化の非直線特性を打ち
消すために周波数掃引を直線化する、鋸歯状波発生器内
の前置歪回路によるものである。
第6図のに、  k’ はこの前置歪を与えた後の理想
的な周波数掃引の模様を表している。しかる後、送信空
中線から応答電波J、にとして四方に放射される(この
電波は、いかなる周波数のレーダー波に照射されても、
予め定めた周波数範囲の(・・・本図のように9300
〜9500MI(zの・・・応答電波を各同期した関係
で発射する)。
レーダーがこの応答電波を捕まえる場合、そのビデオ出
力mは第6図のようなパルス列になって現れるが、この
パルスの等価パルス幅τeは概ね次のようになる。
τe=B−t/△f        ・・・(1)、’
、I3:レーダー受信機の通過帯域幅(Hz)で、通常
は最大値の一3dB低下点までの幅t:1単位当たりの
周波数掃引時間(秒)で、本5ARTては51ts △f、周波数掃引範囲(Hz)で、本5ARTでは20
0MHz 例えば、レーダー受信機の通過帯域幅かIOMHzなら
、等価パルス幅τeはo、25μSで、PPIの距離方
向に5μs(約04海里)ごとに20個の輝点列か表示
される。
レーダー搭載船かその目標に向がって接近するに従って
、多数輝点列のPPI映像は、音響モニターのところで
述へたと同じ理由で扇状に広がり、至近距離においては
ほぼ360度全周に現れるようになる。
(SART側では音か長く続くか、浮遊式の場合は点滅
式標識灯かほぼ連続点灯状態となる。)このままではレ
ーダー側で5ARTの方位が不明になりやすいので、レ
ーダー受信機の利得調整を絞って方位を再確認すれば5
ARTは直ぐ目の前で発見される筈である。
IMOの性能要件では、この装置を起動させてから連続
4日間受信状態を続けた後、繰返周波数1000pps
のレーダーに連続8時間以上の応答送信能力が要求され
ているので、これに対処できる能力の電池を適用してい
る。
電源スィッチは、救命後、救命艇用の場合はリードスイ
ッチを、浮遊式の場合は水銀スイッチがよく用いられる
。水銀スイッチは容器の中に封じた電極を水銀粒が移動
することによって電源を開閉しようとするものである。
第4図の浮遊式用の点滅式標識灯は、透明レンズの中に
入れられ、その水平面光度が約1カンデラ程度の白熱ラ
ンプを点滅させるものである。節電のため昼間は太陽光
を検出して清澄し、日暮れと共に自動的に点滅させてい
る。しかしレーダー電波が照射されたときは、昼夜の別
なくそのパルスに応じて割り込み、連続点灯に近つくよ
うになっている。これらを包む容器はレドームを兼ねた
完全防水型となっているが、定期点検時の目安として内
部の相対湿度が異常に上がったとき警報を出す吸湿表示
灯も備えている。
以上のように5ARTは、レーダーか有している特有の
性能、即ち、極めて大きな送信電力、鋭い指向性空中線
、高受信感度等を逆に活用することにより、簡単なシス
テムながら、海難時の捜索。
救助支援装置として非常に有効な装置であることか理解
されたと思う。
〔発明か解決しようとする課題〕
5ARTは以上の説明のように、万一の海う1(F事故
に備えるためのものであるため、通常使用されることは
ないが、他の同類器具と同様に日頃の点検か重要な課題
となる。
従って、予め定めた定期点検時に5ARTの構造の他に
電気的な機能・性能を確実かつ効率的に確認することが
必要となる。5ARTの製造業者では、それなりの設備
及び計測装置を以て対処するので問題はないとしても、
所轄監督署を始め保守・点検を実施する業者で当該マイ
クロ波の極めて高価な計測装置、即ちマイクロ波の標準
信号発生器、周波数カウンタ、電力計、スペク1−ラム
アナライザ等を準備することは現在のところ甚だ困難な
ことである。このような問題点を解決するために、既に
特公昭62−28430号公報のトランスポンダ点検装
置が存在するし、特開平1−121783号公報のトラ
ンスポンダ計測装置が特許出願済みである。しかし両者
共この内部に設けられた当該周波数測定の手段は空胴型
共振器の機械的共振特性(高いQ特性を利用した吸収形
成いは同調形)に依存するものであるため、そのQ q
、?性の上限に支配される周波数測定確度及び分解能に
限度が生じること、温度環境により空胴の寸法が膨張・
収縮するため補正が必要となる等、多数の5ARTを点
検するにはその処理時間に問題を抱えている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の第1の発明によるトランスポンダ点検装置は
、手動により周波数を段階的に変化させるための周波数
制御器と、この制御器により周波数制御を受ける上述周
波数シンセサイザ発振器、この出力を利用して高次高調
波を発生させる高調波発生器、所望のマイクロ波帯の周
波数のみを導出させる帯域ろ波器、レーダー波に類似の
送信パルス電波を作るためのシステムパルス発生器とパ
ルス変調器および単一指向性空中線等を組み合わせた送
信部から、点検を対象とする5ARTへ擬似レーダー波
を送信し、これによって2反応した5ARTの応答波を
、単一指向性空中線と」二連マイクロ波によってバイア
スされた検波器、ビデオ増幅器および小型オシロスコー
プ等の絹合せによる受信部で受信し、主として5ART
の周波数掃引範囲か正しく維持された状態にあるか否か
を、至近距離空間を介して上述の周波数制御器の操作に
よりビーI・検出の可否で点検するようにしたものであ
る。
また、第2の発明によるトランスポンダ点検装置は、上
記受信部をビデオ検波器、微分成形回路、差動増幅器お
よびパルス検出器等の組合せとし、主として5ARTの
周波数掃引範囲が正しく維持された状態にあるか否かを
、至近距離空間を介して上述の周波数制御器の操作によ
りビート検出信号の有無をLEDで表示させ点検するよ
うにしたものである。
〔作用〕
この発明は、上述の周波数測定確度をより向上させるた
めに、Q特性の極めて高い水晶発振器を基準に構成され
た周波数シンセサイザ発振器を原器とする5ART点検
用送信部の信号の一部を点検用受信部に利用し、5AR
T応答電波の周波数掃引信号と混合させる手段によって
、従来のものより少なくとも1桁以上周波数側定確度を
向上することかできる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第4図の各部波形図により詳細に説明する。なお、周波
数シンセサイザの具体例は第3図の系統図により補足す
る。
第1図は本発明の第1の発明の実施例によるトランスポ
ンダ点検装置の構成を示す系統図であり、図において、
■はPLL周波数シンセサイザ(円〕ase Lock
 Loop Frequency 5ynthesiz
er ) I Cを主体とし、VCO(Voltage
 Controled 0scillator)の周波
数を基準とする水晶発振器であり、位相同期が可能な構
成の高周波発振器である。該高周波発振器1は本実施例
では940MI(z帯の信号源を導出する。2は手動操
作により周波数の選択を行う周波数制御器、3は緩衝増
幅器、4は電力増幅器で、高次高調波発生器6に内蔵さ
れたSRD (Step Recovery Diod
e )が駆動できるレベルに達する電力まで増強させる
また、5はアイソレータ、6は高次高調波発生器、7は
帯域ろ波器で、本実施例では高周波発振器1の発振周波
数の10倍、即ち9400MI(z帯を通過させるよう
にして目的のレーダー周波数信号を一挙に導出する。8
は方向性結合器、9はPINダイオードスイッチで、シ
ステムパルス発生器11のパルス幅1μs程度のパルス
によりP■Nダイオードスイッチ励振器12を介してそ
のパルス幅の時間だけ擬似レーダー波としてのパルス電
波を作成する。なお、システムパルス発生器11のパル
ス繰り返し数は300〜3000pps程度の中の任意
の値が選択できるように構成する。
10は可変減衰器で、5ARTに照射する擬似レーダー
波の照射電力調整用、13は単一指向性空中線で例えは
電磁ホーン型空中線である。
14は5ARTからの応答波を受信するための単一指向
性空中線で、13と同等のもの、15はマイクロ波直接
検波器で、マイクロ波スイッチ16を介して上述のマイ
クロ波でバイアスされ、5ARTの応答波とホモダイン
検波をなすものである。
マイクロ波スイッチ16は2回路を有し、片側ではマイ
クロ波のバイアスはなされず検波器の特性に応じた直流
バイアスが加えられるか、単なる帰路として扱われる場
合があり、この目的・用途は後述する。17はビデオ増
幅器で小型オシロスコープ18により、5ARTの応答
パルス幅、立ち上がり時間等の波形観測かできるまでの
利得と周波数帯域幅を有する。19は予め定めた受信入
力レベルを検出するためのコンパレータとその表示器を
設けたレベル検出器で、表示器は音響式のものが判定に
便利である。26は以上の各回路に所要の直流電源を供
給するための電圧安定化回路を含めた電源で、使用目的
に応じてバッテリーあるいは交流/直流変換器からなる
。なお、小型オシロスコープ18はバッテリーで動作か
可能な携帯用が存在するので、電源20にバッテリーを
用いる場合はこれを内蔵する手段か適当である。
次に第4図の波形図により主要各部の動作を説明する。
第4図のSはパルス発生器11のシステムトリガで、パ
ルス変調のためのパルスtを作成するとともに、小型オ
シロスコープ18を同期させるトリガを得る。
PINダイオードスイッチ9の特性上、パルスtを加え
るだけではマイクロ波パルスUの頂部か平坦にならない
ので、PINダイオードスイッチ励振器12により前置
歪を与えた変調パルスpを] 8 加えている。
第1図の説明で述へたように、所望のマイクロ波帯周波
数信号は第4図のqのように連続した一定のもので、方
向性結合器8て適量分岐し、マイクロ波スイッチ16を
介してマイクロ波直接検波器15のバイアス用としても
用いる。
そしてPINダイオードスイッチ9、可変減衰器10、
単一指向性空中線13を経て擬似レーダー波Uか5AR
Tに向かって放射される。
至近距離といえとも9400MI(z帯では波長か3 
cm程度なので、5ARTとの相対距離が2〜3mでも
十分なふく耐電磁界域を得ることかでき、5ART周辺
に電波反射か生じるような物体かなければ次の(2)式
に従って容易に点検・計測することができる。
今、疑似レーダー波Uの実効ふ(耐電力(ここでは単一
指向性空中線13の絶対利得と、これに供給した高周波
パルスの尖頭電力との積)EIRPが、5ARTに到達
するレベル(Pr)について、計算式と試算結果の一例
を表すと、Pr= (λ/4πR) 2・EIRP−G
r=12)、゛、  λ・波長 π:円周率 R:相対
距離Gr:対象受信空中線の利得 周波数 9400MHz、 R: 21T1とし、EI
RP : 10dBm (単一指向性空中線13の絶対
利得を15clBiに選ぶとすれは高周波パルスの尖頭
電力は−5d Bm)ならばPr=−47,9dBmと
なり、5ARTの受信空中線利得を含めた動作受信感度
・−50dBm以下の点検には、この前後の値か変化て
きるようにすればよい。従ってマイクロ波帯周波数信号
qのレベルは方向性結合器8、PINダイオードスイッ
チ9及び可変減衰器10の挿入損失等を加味して設定す
る。
疑似レーダー波Uによって反応した5ARTの応答電波
jは至近距離ゆえに殆ど時間差のない状態で単一指向性
空中線14に到達する。前述のように応答電波jは5μ
s毎に高い方から低い方へ周波数掃引がなされているの
で、マイクロ波直接検波器15へ前述のマイクロ波バイ
アスが与えられている場合、擬似レーダー波Uの周波数
と一致する前後の周波数において、ビデオ帯域の約2倍
の幅で波形Wのようなビートか小型オシロスコープ18
で観測できる(詳細な図示は省略しているが、波形Wの
++モ部を拡大すれば      のような形になり−
の中央が零ビート点て、第2図では擬似レーダー波Uの
周波数が5ARTの周波数掃引範囲の下限に近い状態を
表している)。
従って、周波数制御器2の周波数制御により、このビー
トの有無を求めることで5ARTの周波数掃引範囲を点
検することができる。
また、マイクロ波直接検波器15へのバイアスをそのダ
イオードに適した直流ノ\イアスに変更することにより
、5ART応答電波のパルス幅・波形rを同様に点検す
ることかできる。
なお、E IRP計測系として用いるには前述のレベル
検出器19と、マイクロ波直接検波器15との間を次に
従って設定する。即ち5ARTのEIRPは、任意の水
平上ふく対方向において400mW (26dBm)以
上必要とされているので、周波数:9400MHzで、
R:2m、単一指向性空中線14の絶対利得:15dB
iと仮定すると、上述(2)式によりマイクロ波直接検
波器15に到達するレベルは−16,9dBmとなるの
で、上述を補間するビデオ増幅器17の所要利得を求め
ることができる。
以」二の説明により、本トランスポンダ点検装置の原理
、機能が概ね理解されたと思う。
次に、擬似レーダー波Uを生成するための高周波発振器
1及び周波数制御器2について、第3図により詳述する
この説明は、主要な部品の型名或いは値等を用いて具体
的に述べる。
第3図における周波数制御器2は、BCDコードの接点
を有するサムホイール・スイッチで本例では4桁を有す
るものである。31は周波数の基準を作成する温度補償
型水晶発振器(TCXO)で、本例では10.24MH
zとする。32はPLL周波数シンセサイザICで、本
実施例ではモトローラ社のMC145163を用い、電
源電圧を+8VDCで用いる。
そしてその内部の41は増幅部、42は予め定めた分周
比が設定できるカウンタで、ここでは1/2048とす
る。43は位相比較部で、その出力Zは5 K Hzと
なる。44は4桁BCDeNカウンタて、Nは3〜99
99の範囲の分周比を選ぶことかできる。
33はループフィルタ、34は直流増幅器、35はvC
○て、本実施例では91O〜960MH7の範囲の可変
範囲を有する。36は複数のプリスケーラICで、その
総分周比を20に選んでいるので、出力nは45.5〜
48.OMI(zとなる。
従って周波数制御器2の4桁表示を、例えば9゜4.0
.3と設定したとき■COの発振周波数か940.3M
Hzとなるように直流増幅器24の直流レベル、利得等
を設定すれは5KHzX20X9403の940.3M
Hzを高周波発振器lの出力yに得ることかでき、前述
のように高次高調波発生器6及び帯域ろ波器7によって
この周波数の10倍を得るので周波数制御器2のサムホ
イール・スイッチの表示値はそのまま擬似レーダー波U
の周波数を示し、IMHz単位の変化を位相同期化され
た安定な信号源として得ることかできる。なお上述の帯
域ろ波器7は比較的広帯域なので、当該低域ろ波器と高
域ろ波器との直列構成とした方か通過帯域内の変動を少
なくすることができるだろう。
以上本説明では、対象5ARTの周波数掃引範囲を点検
する目的を主体にその原理・構成等について述べたか、
前述の特許及び先願のトランスポンダ計測装置等を上回
る性能・機能のものに構成することか可能である。
即ち上述のように、擬似レーダー波Uの出力レベルを可
変減衰器10の変化に添って校正すれば、5ARTの実
効受信感度が計測できるし、マイクロ波直接検波器15
へのバイアスを直流バイアスに切換える手段と共にビデ
オ増幅器の利得を可変できるようにして校正すれば5A
RTのE TRP計測系として活用でき、本題の周波数
掃引範囲点検系は小型オシロスコープ18を併用して、
そのまま周波数掃引時間、周波数掃引時間の計測系とす
ることができる。
このように第1の実施例では、手動により周波数を段階
的に変化させるための周波数制御器と、この制御器によ
り周波数制御を受ける上述周波数シンセサイザ発振器と
、この出力を利用して高次高調波を発生させる高調波発
生器と、所望のマイクロ波帯の周波数のみを導出させる
帯域ろ波器と、レーダー波に類似の送信パルス電波を作
るためのシステムパルス発生器とパルス変調器および単
一指向性空中線等とを組み合わせた送信部から、点検を
対象とする5ARTへ擬似レーダー波を送信し、これに
よって反応した5ARTの応答波を、単一指向性空中線
と上述マイクロ波によってバイアスされた検波器、ビデ
オ増幅器および小型オシロスコープ等の組合せによる受
信部で受信し、主として5ARTの周波数掃引範囲か正
しく維持された状態にあるか否かを、至近距離空間を介
して上述の周波数制御器の操作によりビート検出の可否
で点検することができる。
次に、本発明の第2の実施例を第2図の系統図に示し、
第4図の各部波形図により詳細に説明する。なお、周波
数シンセサイザの具体例は第3図の系統図により補足す
る。
第2図は本発明の第2の実施例によるトランスポンダ点
検装置の構成を示す。
図において、1〜16は第1の実施例と同様であり説明
は省略する。17は、周波数特性の高域において急峻な
減衰特性を有するビデオ増幅器、18は後述のビート列
をビデオパルスに変換するための正及び負極性のビデオ
検波器、19は予め定めた受信入力レベルを検出するた
めのコンパレータとその表示器を設けたレベル検出器て
、表示器は音響式のものが判定に便利である。20はビ
デオ検波器18の正及び負の出力を夫々微分し、アンダ
シュート等を取り除くための微分成形回路、21は差動
増幅器、22はパルス列の有無を検出してLED表示器
23を点灯させるパルス検出器、24はパルスカウンタ
で、システムパルス発生器11からのシステムトリガS
により100μsあるいはわずかにこれを越えるゲート
を作成し、このゲート期間中のパルス数を計数して数値
表示器25を駆動する。
26は以上の各回路に所要の直流電源を供給するだめの
電圧安定化回路を含めた電源である。なお、図中のT及
びGは夫々、外部にオシロスコープを接続して観測する
ための端子で、Tは同期信号出力、Gはビデオ出力であ
る。
次に第4図の波形図により主要各部の動作を説明する。
マイクロ波直接検波器15へ前述のマイクロ波バイアス
が与えられている場合、疑似レーダー波Uの周波数と一
致する前後の周波数において、ビデオ帯域の約2倍の幅
で波形Wのようなビートか現れる((イ)の中央か零ビ
ート点で第4図では疑似レーダー波Uの周波数か5AR
Tの周波数掃引範囲の下限に近い状態を表してあり、5
ARTが5μs/ 200 MHzの割合で20回の周
波数掃引を行っているので、ビデオ増幅器17の帯域幅
か仮にl OMHzならば、上述の″約2倍の幅″′は
0゜5μsとなって、約20個のビート列か現れる)。
このビート列の各波形Wの最初の部分は、周波数特性の
最高域にあり、かつ急峻な減衰特性を持たせているので
ビデオ検波器18への結合度を適宜選択して入力し、微
分成形回路20によってアンダシュ−1・等を削除すれ
は波形■及びV′のように立ち上かり部分の損なわれな
いパルス列に変換することかできる。
微分成形回路20の正・負極性出力を、各々第2図の差
動増幅器21の(−)、  (+、)端子へ入力すれば
、波形jのパルス列を導出し、前述のように5ARTの
点検あるいは計測等を行うことかできる。
従って、周波数制御器2の周波数制御により、このビー
ト列の有無を求めることで5ARTの周波数掃引範囲を
点検することができる。
本題の周波数掃引範囲の点検は、周波数制御器2を操作
し、LED表示器23か点灯している間の両端の値を読
むだけで済む。
このように第2の実施例では、上記受信部を、ビデオ検
波器、微分成形回路、差動増幅器およびパルス検出器等
の組合せとし、主としてS A RTの周波数掃引範囲
か正しく維持された状態にあるか否かを、至近距離空間
を介して上述の周波数制御器の操作によりビート検出信
号の有無をL E Dを表示させ点検することができる
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るトランスポンダ点検装置
によれば、手動により周波数を段階的に変化させるため
の周波数制御器と、この制御器により周波数制御を受け
る上述周波数シンセサイザ発振器と、この出力を利用し
て高次高調波を発生させる高調波発生器と、所望のマイ
クロ波帯の周波数のみを導出させる帯域ろ波器と、レー
ダー波に類似の送信パルス電波を作るためのシステムパ
ルス発生器とパルス変調器および単一指向性空中線等と
を組み合わせた送信部から、点検を対象とする5ART
へ擬似レーダー波を送信し、これによって反応した5A
RTの応答波を、単一指向性空中線と上述マイクロ波に
よってバイアスされた検波器、ビデオ増幅器および小型
オシロスコープ等の絹合せによる受信部で受信し、主と
して5ARTの周波数掃引範囲が正しく維持された状態
にあるか否かを、至近距離空間を介して上述の周波数制
御器の操作によりビート検出の可否て点検することがで
きる。
また、上記受信部を、ビデオ検波器、微分成形回路、差
動増幅器およびパルス検出器等の組合せとし、主として
5ARTの周波数掃引範囲が正しく維持された状態にあ
るか否かを、至近距離空間を介して上述の周波数制御器
の操作によりビート検出信号の有無をLEDで表示させ
点検することができる。従って従来から懸案とされてい
た5ARTの緒特性の点検に際し、当事者側での高価な
計測機器の調達・準備を始め、点検手順の煩わしさ等の
問題点が一挙に解消できる効果かある。
特に、対象5ARTの電気的性能確認項目のうち、周波
数掃引範囲の点検は最も重要であるにもかかわらず、正
確な周波数の確認には温度管理の上、該周波数較正表を
用いる等、時間を要するという問題を抱えていたか、本
発明によれはその必要はなくなり、短時間で多数の5A
RTの点検か熟ぜることになるので優れたコストパフォ
ーマンスを発揮する効果かある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例によるトランスポンダ
点検装置の構成を示す系統図、第2図はこの発明の第2
の実施例によるトランスポンダ点検装置の構成を示す系
統図、第3図は第1図および第2図中の高周波発振器l
と周波数制御器2についてその細部を説明するため、周
波数シンセサイザの一具体例を示す系統図、第4図は第
1図および第2図の主要各部の動作を説明するための波
形図、第5図は捜索・救助用レーダー・トランスポンダ
の構成を示す系統図、第6図は第5図に示したレーダー
・1ヘランスポンダの各部の動作を説明するための波形
図である。 図において、■は周波数シンセサイサ方式の高周波発振
器、2は周波数制御器、3は緩衝増幅器、4は電力増幅
器、5はアイソレータ、6は高次高調波発生器、7は帯
域ろ波器、8は方向性結合器、9はPINダイオードス
イッチ、IOは可変減衰器、11はシステムパルス発生
器、12はPINダイオードスイッチ励振器、13.1
4は単一指向性空中線、15はマイクロ波直接検波器、
16は2回路のマイクロ波スイッチで、本図では高周波
でバイアスされている状態を示しているが、図示してい
ない片側では単なる帰路となるかあるいは直流バイアス
が与えられる。17はビデオ増幅器、18は小型オシロ
スコープ、19はレベルコンパレータと表示器を備えた
レベル検出器、21は差動増幅器、22はパルス検出器
、23はLED表示器、24はパルスカウンタ、25は
数値表示器、26は電源、32はP L L周波数シン
セサイザIC133はループフィルタ、34は直流増幅
器、35はVCo、36は複数のプリスケーラIC14
1は増幅部、42は予め定めた分周比か設定できるカウ
ンタ、43は位相比較部、44は4桁BCD−4−Nカ
ウンタである。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)捜索・救助用レーダー・トランスポンダの電気的
    性能を点検するためのトランスポンダ点検装置において
    、 水晶発振器あるいはそれ以上の周波数安定度を有する発
    振器を基準として位相同期化した周波数可変の発振器を
    信号源とし、該信号源にパルス変調を与えて擬似レーダ
    ー波を生成する手段と、該疑似レーダー波を単一指向性
    空中線から放射する手段と、 この空中線に隣接した受信用の単一指向性空中線により
    、上記擬似レーダー波によって反応した対象物体のレー
    ダー・トランスポンダからの電波を受信する手段からな
    るトランスポンダの実効輻射電力を点検する手段とを備
    えたことを特徴とするトランスポンダ点検装置。
  2. (2)上記受信手段を、 受信信号をホモダイン検波する検波手段と、上記検波手
    段の結果をオシロスコープ上で波形観測ができるまで増
    幅するビデオ増幅手段と、上記ビデオ増幅手段の結果を
    オシロスコープ上でビート検出するビデオ検波手段と、 該ビデオ検波手段の結果と予め定めた受信入力レベルと
    を比較してトランスポンダ点検装置の所要の性能を有す
    るか否かを判定するコンパレータおよびその判定結果で
    ある信号を発する音声表示器とを有するレベル検知手段
    とで構成したことを特徴とする請求項1記載のトランス
    ポンダ点検装置。
  3. (3)上記受信手段は、 上記ビデオ検波手段の正及び負の出力を夫々微分し、ア
    ンダシュート等を取り除くための微分成形手段と、 該微分成形手段の出力からLED表示器を点灯させるた
    めのパルス列を生成する差動増幅手段と、該差動増幅手
    段から出力されるパルス列の有無を検出してLED表示
    器を点灯させるパルス検出手段とを有することを特徴と
    する請求項2記載のトランスポンダ点検装置。
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