JPH041849Y2 - - Google Patents

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JPH041849Y2
JPH041849Y2 JP9592686U JP9592686U JPH041849Y2 JP H041849 Y2 JPH041849 Y2 JP H041849Y2 JP 9592686 U JP9592686 U JP 9592686U JP 9592686 U JP9592686 U JP 9592686U JP H041849 Y2 JPH041849 Y2 JP H041849Y2
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container
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cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は使い捨て式化粧容器に関するもので、
特に部品数を少なくしてその紛失を防止すると共
に使用をきわめて軽易ならしめたマスカラなどの
使い捨て式化粧容器に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
使い捨て式化粧容器、特にマスカラ容器の従来
例として、実公昭59−8642号に係る「マスカラ塗
布装置」がある。この従来装置は、容器と、その
中に収納される塗布棒と、塗布棒の外端に穿設し
たメネジに螺合し得るオネジを一端に形成した引
抜装置との、基本的に3部品から構成される。塗
布棒と容器とは、容器開口端近くの内周と塗布棒
外端近くの外周との間の「嵌着部」によつて固く
係合しているので、使用のための塗布棒を容器か
ら引き抜こうとすると前記のように塗布部外端の
メネジと引抜装置一端のオネジとをしつかり螺合
させて、前記「嵌着部」の固い係合を破るに必要
な強い力で引抜装置を軸線方向に強く引張らなけ
ればならない。
しかし、そうすると、嵌着部の係合を破るだけ
でなく、勢い余つて塗布棒全部がいつぺんに引き
出されてしまい、塗布部に含まれているマスカラ
液が勢いよく周囲へ飛び散つたり、塗布部を予期
せざる手指や着衣などに擦りつけてしまつたりす
るので、使い勝手が甚だ悪いという欠点がある。
また、引抜装置は複数の容器とその中の塗布棒
に共通して1本の引抜装置を着脱して使用するも
のとしているが、実際問題として塗布棒に引抜装
置をつけたまま、うつかり捨ててしまう危険があ
り、またそうでないとしても捨てるべき塗布棒か
らいちいち引抜装置を逆ネジ回しして外さなけれ
ばならないという煩雑さがあり、折角外した引抜
装置も例えばすぐに次の新しい塗布棒に螺合させ
ておかないと紛失してしまうという不便がある。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来装置の使い勝手の悪
さ、使用の複雑さ、不便などの問題点をすべて解
消した、基本的に2部品構成の、使用にきわめて
軽易な、マスカラなどの使い捨て式化粧容器を提
供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案の使い捨て式化粧容器は、基本的に塗布
棒とマスカラなどの化粧料を含有している容器筒
との2部品で構成され、塗布棒は容器筒に挿入さ
れている細径部と、これより太径で容器筒から突
出している把持部とを一体のものとして形成され
る。塗布棒の細径部と容器筒の内壁との係合は、
一方が環状突条、他方が非環状突起として互いに
スナツプ嵌め式に軽く係合離脱できるようにし、
塗布棒の引抜き抵抗を小さなものとする。引抜き
抵抗の克服を容易にするためには、スナツプ係合
を外す運動を軸線方向の引張りでなく、回転とす
ることが好ましく、このためには塗布棒の把持部
と細径部との境の段部を斜状に形成し、これに対
応して容器筒の開口縁を斜状カム表面に形成する
とよい。本考案の使い捨て式化粧容器は、マスカ
ラのほか、アイシヤドウ、アイライナー、供試用
クリームなどの使い捨て塗布用容器として使用し
得る。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案の使い捨て式化粧容器をマスカ
ラ容器として実施した第1の実施例を示す一部断
面側面図である。本考案の化粧容器は塗布棒1
と、一回使用に十分な量の化粧料、例えばマスラ
カ液を含有する容器筒5との2部品から成る。
塗布棒1は、例えば全長が6〜7cm程度の長さ
のものが好適で、その把持部2は指先でつまむに
適した長さ、例えば2〜3cmの長さで4〜5mmの
太さに形成される。把持部2に段部3を介して一
体に連続している細径部4には、その付け根近く
に環状パツキン体6が嵌装され得る。環状パツキ
ン体6は、細径部4の外径より盛り上がつた2本
の環状リブにより形成される環状溝7(第2図参
照)内に強固に保持されたO−リング状のもの
で、環状パツキン体6の外周は容器筒5の内壁に
摺接して、気密性を要する化粧料に対しシール作
用をする。
環状パツキン体6より先端(第1図で左端)寄
りに細径部4の径外方へ突出する小突起8が形成
される。小突起8は、図示の2個より多く例えば
4個又はそれ以上を円周上に離間配置してもよい
が、多数の小突起8が連続して環状突条を形成す
ることのないようにするのが好ましい。
細径部4の先端部側の主要部分は化粧料塗布部
9に形成される。化粧料塗布部9は、塗布棒1を
容器筒5から引抜いた時マスカラ液又はその他の
化粧料を保持してまつ毛に塗布するに適した形状
であればよく、図示の例では塗布棒1の全体をプ
ラスチツクで一体成形するものとして、こまかい
多数の平行溝を形成してあるが、これをラセン溝
としたり或いは植毛したブラシとしたりすること
もできる。
容器筒5は細径部4の全長を収納し且つ一回使
用に十分な量の化粧料を含有し得る容積の筒体で
あり、一端が開口縁10として開放され、他端が
底11として閉じている。容器筒5の内壁には、
前記細径部4上の小突起8と段部3との距離aよ
り、開口縁10からの距離bが短かい所に環状突
条12が形成される。環状突条12の内径は不連
続な複数小凸起8の頭を連ねた仮想円の直径より
小さい。従つて、塗布棒1の細径部4を容器筒5
の中へ挿入すると、小突起8は環状突条12を乗
り越えてスナツプ嵌め式に突条12の奥に係合
し、塗布棒1が簡単に容器筒5から抜け落ちない
ように保持する。スナツプ嵌め及びその反対の離
脱を容易にするため、小突起8及び環状突条12
の断面形状は丸味を帯びたものとすることが好適
である。容器筒5内にはマスカラ液などの化粧料
も保有されているが、これの漏出や蒸発を防止す
るための前述のO−リング状パツキン体6がシー
ル作用をする。
本考案の使い捨て式化粧容器は、塗布棒1を一
回使用分の化粧料を含有した容器筒5に挿入し、
小突起8と環状突条12をスナツプ係合させて販
売されるが、使用に際しては、、塗布棒1の把持
部2と容器筒4とを別々に抑えて小突起8が環状
突起12を開口縁10の方へ乗り越える距離だけ
少しの力を入れれば、あとはほとんど抵抗なく細
径部4を容器筒5から引き抜いて化粧をすること
ができる。その際、化粧料塗布部9の最大外径を
容器筒5の環状突条12の内径とほぼ等しいか、
又はやや大きめに形成しておけば、もし塗布部9
に化粧料が過剰についている時も環状突条12の
内周によつて適量にしごき落とすことができて好
適である。小突起8に環状突条12を乗り越えさ
せる小距離の移動は片手でもでき、例えば容器筒
5の手のひらと中指、薬指等で握り、把持部2を
人さし指と親指で把持して少し強めに把持部2を
容器筒5から押し離せば、あとは抵抗なく静かに
塗布棒1全体を引き抜くことができ、勢いよく塗
布部9までが引き出されて手指を汚すことがな
い。
次に第2図及び第3図は本考案使い捨て式化粧
容器の第2の実施例を示すもので、第2図は塗布
棒1を容器筒5内に完全に挿入してある状態、第
3図は塗布棒1を容器筒5から引き出そうとする
状態を示すそれぞれ一部断面側面図である。この
第2の実施例において第1の実施例と同じ分は同
じ符号で示し、重ねて説明するのを省く。第2の
実施例の第1実施例と異なる所は、塗布棒1の把
持部2と細径部4との境の段部が、塗布棒1の軸
線に対し、斜状段部13として形成されているこ
とである。これに対応して容器筒5の開口縁も、
第3図からはつきり認められるように、斜状カム
表面20に形成されている。
この第2実施例は、塗布棒1を容器筒5から引
き抜こうとする時、ほとんど力を入れなくても小
突起8が環状突状12を容易に乗り越えられるよ
うにしたものである。すなわち、第2図のように
把持部2の斜状段部13と容器筒5の開口縁の斜
状カム表面20とが完全に面接触している状態か
ら、把持部2を例えば第3図の矢印Rのように回
転させると、斜状カム表面20に斜状段部13が
押されて塗布棒1が押し出され、小突起8は環状
突条12を簡単に乗り越える。把持部2を回す力
は把持部2を軸線方向に引張つて小突起8に環状
突条12を乗り越えさせる力より軽くてすむから
楽であり、また把持部2を回すことは軸線方向に
引張るのと違つて、勢い余つていつぺんに化粧料
塗布部9までをも引張り出すことがないから、化
粧料を飛び散らしたり、手指や着衣などを汚すこ
とがなく、極めて好ましい。
以上説明した本考案の使い捨て式化粧容器は、
一回使用に十分な量の化粧料を含有しているか
ら、基本的には一回使用ごとに塗布棒も容器筒も
捨ててよいが、容器筒に液が残ついる限りはもう
1度塗布棒を容器筒に挿入し、再び引き抜いて使
用することも勿論できる。また、本考案の使い捨
て式化粧容器は前記したように直径4〜5mm、長
さ6〜7cm程度の小さなものであるから、販売に
際しては数個または十数個をセツトとして、例え
ば複数の容器筒を並設して簡単に分離できるよう
に連接して提供してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、塗布棒は把持部
と塗布部とを始めから一体に形成してあるから、
従来のように使用及び廃棄のたびに部品の付け外
しをする必要がなく、直ちに使えて直ちに捨てら
れ、きわめて軽易な使い捨て式化粧容器を提供す
ることができる。塗布棒と容器筒とはスナツプ嵌
め方式で係合しているから、塗布棒の引き抜きに
大きな力を必要とせず、特に塗布棒と容器筒の当
接面を斜状カム表面とした場合は軽く回すだけで
スナツプ係合を外すことができるから、塗布棒を
静かに引き抜くことができ、化粧料を飛散させた
り周囲を汚損するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る使い捨て式化粧容器の第
1の実施例の塗布棒と容器筒を分離し、容器筒を
断面で示す一部断面側面図、第2図は本考案に係
る使い捨て式化粧容器の第2の実施例の一部断面
側面図、第3図は第2の実施例の把持部を第2図
の状態から半回転させた状態の一部断面側面図で
ある。 主要符号、1……塗布棒、2……把持部、3…
…段部、4……細径部、5……容器筒、6……環
状パツキン体、8……小突起、9……化粧料塗布
部、10……開口縁、12……環状突条、13…
…環状段部、20……斜状カム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 把持部とこれに段部を介して一体に連続する
    細径部とを有する塗布棒と、前記細径部を収納
    するに足りる長さと内径を有し且つ一回使用に
    十分な量の化粧料を含有する容器筒とから成
    り、 前記細径部の付け根付近に前記容器筒の内周
    に摺設する環状パツキン体を取付け、該環状パ
    ツキン体より細径部の先端寄りに径外方へ突出
    する小突起を前記段部からの距離aの所に形成
    し、細径部の先端側には化粧料塗布部を形成
    し、 前記容器筒の内周には、その開口縁から前記
    距離aより小さい距離bの所に環状突条を形成
    し、 前記小突起は前記環状突条に対しスナツプ嵌
    め式に係合離脱し得るようにしたことを特徴と
    する使い捨て式化粧容器。 2 前記段部が塗布棒軸線に対しほぼ直角に形成
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の使い捨て式化粧容器。 3 前記段部が塗布棒軸線に対し斜状をなす段部
    として形成され、これに対応して前記容器筒の
    開口縁が斜状カム表面に形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の使い捨て式化粧
    容器。
JP9592686U 1986-06-25 1986-06-25 Expired JPH041849Y2 (ja)

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