JPH04183968A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高圧ポンプ部により加圧された高圧燃料をコ
モンレールを通じてディーゼルエンジンの各気筒へ分配
するコモンレール型燃料噴射ポンプに関する。

〔従来の技術〕

特開昭６４−７３１６６号公報は、第５図に示すように
、低圧ポンプ及び高圧ポンプで加圧された燃料をデリバ
リバルブ６、高圧管５、コモンレール４・、電磁弁３、
インジェクタ２を通じてエンジン１に噴射する燃料噴射
装置を開示する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、この従来の燃料噴射装置では、デリバリ
バルブ６と高圧管５とを接続する継手、高圧管５、高圧
管５とコモンレール４とを接続する継手にそれぞれ高圧
が作用しているので、これら破損防止のためにそれらの
小型軽量化が容易ではなかった。

また、それらの継ぎ目からの燃料のリークを防止するた
めに充分なシール措置を講する必要があった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の燃料噴射ポンプは、駆動軸により駆動される燃
料噴射用の高圧ポンプ部と、該高圧ポンプ部に装着され
前記高圧ポンプ部の吐出孔に連通可能な燃料送出口を有
する逆止弁としてのデリバリバルブと、前記高圧ポンプ
部に近接して配設されたコモンレールと、前記デリバリ
バルブと前記コモンレールとを燃料通過可能に直結する
継手部とを備えている。

〔作用及び発明の効果〕

この発明の装置では、継手部が高圧ポンプ部に装着され
たデリバリバルブをコモンレールに直結しているので、
この部位における燃料封止性を大ｒｌＪに向」ニしかつ
、この部分の破損強度も大ｒｌＪに向」ニする。

すなわち、高圧管を省略できるのでそれの破損対策に考
慮を払わなくてもよく、経済性、安全性が一層向」ニす
る。

更に、デリバリバルブ及び継手部を介して高圧ポンプ部
とコモンレールとの一体性が増すので、それらの剛性が
向」ニし、耐振性も改善される。

〔実施例〕 以下、図面に基づき本発明の詳細な説明する。

第２図にこの燃料噴射ポンプの系統図を示す。

エンジン１には６気筒の燃焼室に対してそれぞれインジ
ェクタ２が配設され、インジェクタ２からエンジン１へ
の燃料の噴射は、噴射制御用の電磁弁３の０Ｎ−ＯＦＦ
により制御される。合計６個（４個のみ図示）のインジ
ェクタ２は各気筒共通の一対の高圧蓄圧配管いわゆるコ
モンレール４に３個ずつ接続されており、電磁弁３が開
弁じている間、コモンレール４内の燃料がインジェクタ
２よりエンジン１に噴射される。コモンレール４には燃
料噴射圧に相当する高圧が蓄圧されており、そのために
各コモンレール４はそれぞれ継手部５及びデリバリバル
ブ６を通じて高圧ポンプ部７に接続されている。この高
圧ポンプ７は、燃料タンク８から公知の低圧ポンプ９を
経て吸入された燃料を高圧に加圧し、コモンレール４内
の燃料を高圧に制御維持するものである。

このシステムを制御する電子制御ユニットＥＣＵｌｌに
は、例えばエンジン回転数センサ１２及び負荷センサ１
３より回転数と負荷の情報が入力され、これらの信号よ
り判断されるエンジン状態に応じて決定される最適の噴
射時期、噴射量（−噴射時間）となるようにＥＣＵｌｌ
は電磁弁３に制御信号を出力する。同時に、ＥＣＵＩＩ
は負荷や回転数に応じて噴射圧力が最適値となるように
高圧ポンプ７に制御信号を出力する。このとき、コモン
レール４には内部の燃料圧を検出する圧力センサ１４が
設けられており、ＥＣＵＩＩは圧力センサ１４の信号が
予め負荷や回転数に応じて設定した最適値となるように
高圧ポンプ７の吐出量を制御する。

次に、第１図、第３図〜第４図を用いて本実施例の燃料
噴射ポンプを更に詳細に説明する。

この燃料噴射ポンプは、−列に配置され共通の駆動軸１
２により駆動される２個の高圧ポンプ部７と、高圧ポン
プ部７の上部に個別に装着されるデリバリバルブ６．６
と、各デリバリバルブ６の」１方に近接して配設される
一対のコモンレール４．４と、各デリバリバルブ６及び
コモンレール４を個別に直結する継手部５．５とからな
る。

高圧ポンプ部７はポンプハウジング１０をもち、ポンプ
ハウジング１０の下部に設けられたカム室１１には、機
関と同期して回転するカム軸１２が回転自在に配設され
ており、カム軸１２には２個のカム１２ａが形成されて
いる。各カム１２ａはカム軸１２が１回転する度に３度
の」−昇行程をなす３山カムであり、各カム１２ａの冬
山は１２０度づつ位相差を有する。また、各カム１２ａ
は互いに６０度の位相差を有する。

ポンプハウジング１０内のカム室１１上方には、ポンプ
ハウジング１０の頂部開口とカム室１１とを連通ずる縦
孔室１３が設けられており、ポンプハウジング１０の上
記頂部開口には一対のシリンダ１４が垂直に取付けられ
ている。

各シリンダ１４内にはプランジャ１５が往復動自在かつ
摺動自在に嵌挿されており、このプランジャ１５の上端
面とシリンダ１４の内周面とによりポンプ室１６が形成
されている。

プランジャ１５の下端は弁座２４に連結されており、こ
の弁座２４は復帰用スプリング２５によって摺動子２６
に押し付けられている。縦孔室を摺動可能な摺動子２６
はカムローラ２７を有し、このカムローラ２７はカム１
２ａに摺接している。

従って、カム軸１２の回転によりカム１２ａが回転する
と、カムローラ２７および弁座２４を通じてプランジャ
１５が上下に往復する。

シリンダ１４にはポンプ室１６に連通する連通通路とし
てフィードポール１７およびこのフィードホール１７よ
り図中上方の位置でポンプ室１６に連通ずる吐出孔１８
が形成されており、このフィルドホール１７の末端には
燃料供給量制御用の電磁弁３０が嵌入されている。この
電磁弁３０は、フィードホール１７を、ポンプハウジン
グ１０に嵌入された燃料導入筒部３１を通じて外部の低
圧供給ポンプ（第２図参照）９に接続する。

更に、シリンダ１４の頂部には逆止弁としてのデリバリ
バルブ６が嵌入されている。このデリバリバルブ６はシ
リンダ１４の頂部に設けられたデリバリバルブ装着用の
凹部に挿入される弁座部６０と、この弁座部６０を挿入
後にシリンダ１４の頂部の上記凹部に螺入された基部６
１とからなる。

基部６１は弁座部６０を通じてシリンダ１４の吐出孔１
８に連通ずる貫通孔６３を有し、この貫通孔６３の出口
６２はその頂部６６に開口されている。また、貫通孔６
３には、弁体６４と、この弁体６４をデリバリバルブ閉
方向に付勢するばね６５とが収容されている。

デリバリバルブ６の頂部６６は、そろばん継手により構
成される継手部５によりコモンレール４の下部に螺結さ
れている。

すなわち、コモンレール４にはその長手方向に燃料孔４
０が設けられており、この燃料孔４０は高圧管を介して
インジェクタ燃料入口に連結されている。また、燃料孔
４０は下部導入孔４１を介して下向きのねじ穴４２に連
通している。

継手部５は、内外周面にねじ面を有する両端開口の筒状
部５１と、この筒状部５１の内部に収容されたそろばん
玉状の継手５２とからなる。筒状部５１の」一部はコモ
ンレール４のねじ穴４２に螺入されており、筒状部５１
の下部はデリバリバルブ６の頂部６６に螺着されている
。そして、この筒状部５１によるコモンレール４とデリ
バリバルブ６との結合により、継手５２の両端のテーパ
面はコモンレール４のテーパ面及びデリバリバルブ６の
テーパ面に密接し、その結果、デリバリバルブ６とコモ
ンレール４とが燃料通過可能に連通ずる。

なお、上記説明では、−個のカム１２ａからコモンレー
ル４までを説明したが、他の一個のカム１２ａから他の
コモンレール４までの構造も当然間等である。

第３図にこのポンプの平面図を示し、第４図にその側面
図を示す。第４図かられかるように、各コモンレール４
．４は一対の支持柱８０．８０によりポンプハウジング
１０の上部に個別に固定されている。

次に、この装置の組立手順を説明する。

まず、シリンダ４にデリバリバルブ６を螺着し、次にコ
モンレール４を支持柱８０に取付ける。次にデリバリバ
ルブ６の基部６１」二に継手５２を載せ、筒状部５１に
よりコモンレール４とデリバリバルブ６とを結合し、最
後にコモンレール４と支持柱８０とをボルトにより固定
する。

次に、本実施例の作動を説明する。

最初に、第１図を用いて高圧ポンプ部７の作動を説明す
る。

第１図において、カム軸１２０回転に伴ってプランジャ
１５が往復動される。プランジャ１５の下降時には電磁
弁３０への通電が遮断され、ポンプ室１６へは燃料導入
筒部３１、電磁弁３０、フィードホール１７を通じて低
圧供給ポンプ９から低圧燃料が供給される。一方、プラ
ンジャ１５の上昇時に所定のタイミングで電磁弁３０を
通電すると、電磁弁３０はフィードホール１７と燃料導
入筒部３１との連通を遮断し、その結果、ポンプ室１６
の燃料が加圧され、ポンプ室１６内の燃料圧力がデリバ
リバルブ６のスプリング６５の付勢力に打ち勝つと弁体
６４を押し開き、継手５２を通じてコモンレール４内へ
燃料を吐出する。

なお、」１記実施例ではそろばん継手を採用したが、他
の構造の継手を採用することも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の燃料噴射ポンプの断面図、第２図は
本実施例の燃料噴射ポンプの系統図、第装置の系統図で
ある。 ７は高圧ポンプ部、４はコモンレール、５は継手部、６
はデリバリバルブである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　駆動軸により駆動される燃料噴射用の高圧ポン
   プ部と、 該高圧ポンプ部に装着され前記高圧ポンプ部の吐出孔に
   連通可能な燃料送出口を有する逆止弁としてのデリバリ
   バルブと、 前記高圧ポンプ部に近接して配設されたコモンレールと
   、 前記デリバリバルブと前記コモンレールとを燃料通過可
   能に直結する継手部と、 を備えることを特徴とする燃料噴射ポンプ。