JPH0418374Y2 - - Google Patents

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JPH0418374Y2
JPH0418374Y2 JP1986012791U JP1279186U JPH0418374Y2 JP H0418374 Y2 JPH0418374 Y2 JP H0418374Y2 JP 1986012791 U JP1986012791 U JP 1986012791U JP 1279186 U JP1279186 U JP 1279186U JP H0418374 Y2 JPH0418374 Y2 JP H0418374Y2
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家畜用給餌器に関し、特に幼齢期の
子豚(生時より略14日齢まで)に飼料を給与する
際に用いる給餌器に関する。
〔従来の技術〕
一般に幼畜である子豚は生時より3週齢乃至4
週齢に達するまでは、母豚とともに起居し哺育さ
れるが、この間に母豚の死亡あるいは病気などに
より子豚が、母豚より哺乳できないといつた事態
がしばしば生ずる。このような場合、ヒトが母乳
に代わる飼料を給与して子豚を育成する所謂人工
哺育が試みられている。
この人工哺育に用いられる給餌器は、液餌、粉
餌及び両者同時給与が可能であり、給与量の調節
ができ、使用中の給餌器が清潔に保たれ、且つ使
用後の洗浄・消毒が容易であり、給餌作業が省力
的に実施できるものが望ましい。
ところが、この人工哺育に当つては、精巧では
あるが、極めて高価で特殊な機械装置を使用する
給餌器を用いる場合を除けば、皿状の容器やヒト
用の哺乳ビンなどを用いて母乳になぞらえて液餌
を与え、成長に応じて粉餌へと切替えて行かねば
ならなかつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、幼齢期の子豚は、1回の採餌における
食餌量が極めて少ないため必要量の飼料を与える
には、1日10回ないし20回の給与作業を行なう必
要があり、実際上はその実行が極めて困難である
ことから人工哺育による子豚の育成率は、母豚に
よる哺育の育成率と比較して低くなりがちであ
り、成長した豚も発育が不良な所謂「ヒネ豚」と
なつてしまうことが多く生じている。
そこで本考案は、上記の点を鑑みてなされたも
ので、人工哺育による子豚も母豚の哺育による子
豚と変わらぬ育成率と発育を示すよう給餌を円滑
に行なう安価な家畜用給餌器を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、前面に食餌
口を開口形成し、底部に樋状給与皿を配設し、背
面に飼料投入口を備えた本体の上部に天板を設
け、該天板上に密閉・着脱可能な蓋を上部に有す
る貯乳用ボウルを配設するとともに、該貯乳用ボ
ウルの底部に、給乳パイプをコツクを介して連結
し、該給乳パイプの先端を前記樋状給与皿の底面
近傍に配置したことを特徴とする。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例を第1図及び第2図に基
づいて説明する。
本実施例における給餌器1は、箱型の本体2と
該本体2の背面に備えられた飼料投入口3と、該
本体2の上部に備えられた貯乳用ボウル4とで構
成されている。
本体2は、底板20と、該底板20の両側に垂
設する側板21,21と、該底板20の背部に垂
設されて側板21,21に亘つて配設される背板
22と、側板21,21に亘つて上部に配設され
る天板23とにより、前面に食餌口24を開口し
た長方形の箱型を呈しており、該食餌口24の下
部には前板25が備えられている。
また、本体2内の底部には、樋状給与皿26が
長手方向に亘つて配置され、その上部には、前面
から背面に亘つて複数の仕切板27が備えられ、
複数の子豚が個別に搾食できるように、食餌口2
4を複数に仕切つている。尚仕切板27の下端と
樋状給与皿26との間には隙間が存している。
前記背板22の上部は開口しており、該開口部
下辺には、斜上方に向つて傾斜する斜背板30が
固着されるとともに、該斜背板30の両側と側板
21,21との間に斜側板31,31が固着さ
れ、粉餌を投入する前記飼料投入口3が形成され
ている。
天板23の上部には、液餌を貯える前記貯乳用
ボウル4が配設されている。該貯乳用ボウル4
は、椀状のボウル本体40と、該・本体40の上
部を密閉する蓋41とで構成されている。ボウル
本体40は、中央部に天板23に設けた台座50
に立設したネジ棒51を挿通する挿通部42を有
する所謂平面リング状を呈したものであつて、該
挿通部42にネジ棒51を挿通させてボウル本体
40を天板23上に設置し、蓋41をボウル本体
40上部に被せ、該蓋41の上部に貫通して突出
するネジ棒51にワツシヤ52を介して螺ナツト
53を螺合して、蓋41をボウル本体40に着脱
可能に密着させる。尚ボウル本体40は図示の実
施例の如く椀状のものに限定されることなく、半
球状、円筒状等のものであつてもよい。
ボウル本体40の底部には注入口43が設けら
れ、該注入口43には給乳パイプ44がコツク4
5を介して取外し可能に連結され、該パイプ44
は、一つの仕切板(第1図において中央部の仕切
板)27の背部に設けた保護管28内を通つて垂
下され、その先端を樋状給与皿26の底面近傍に
配置させている。
次に上記の給餌器1の使用について説明する
と、代用乳を用いる場合は、先ずコツク45を閉
じるとともに蓋41を外して液餌を上部よりボウ
ル本体40内に給与し、蓋41を被せて、螺ナツ
ト53を締め、蓋41をボウル本体40に密着さ
せて貯乳用ボウル4の内圧を一定にする。そして
コツク45を開くと、貯乳用ボウル4内の液餌は
給与パイプ44を通つて先端より樋状給与皿26
内に注がれ、液餌の液位が先端を塞ぐ位置になる
と、貯乳用ボウル4の内圧と樋状給与皿26の液
餌にかかる大気圧とが均衡して、液餌の注入が止
まる。
そして、子豚が液餌を食下し、液餌の液位が減
少して、給与パイプ44の先端が液面上に露出す
ると貯乳用ボウル4から液餌が再び注がれて、液
餌の液位は常に一定に保たれる。即ち、貯乳用ボ
ウル4内に貯留された液餌は、子豚の食下量に応
じて自動的に樋状給与皿26に流下するので、給
与作業の必要回数が減少する。
また、子豚の成長に従い、給与する飼料も液餌
から粉餌に代えていくが、代える時期がきたとき
には、飼料投入口3より粉餌を投入する。投入さ
れた粉餌は、該投入口3より傾斜板30に沿つて
流下し、背面開口部より樋状給与皿26上に給与
される。
本実施例は、以上のように、液餌、粉餌及び両
者同時給与が可能であり、コツク45の開閉量の
調節操作によつて給与量の調節ができ、使用中の
給餌器が清潔に保たれ、且つ貯乳用ボウル4は、
本体2の上部に設けられ、しかも蓋41が螺ナツ
ト53の手段により取外し可能であるから、使用
後の洗浄・消毒が容易であり、給餌作業が省力的
に実施できる。
尚、上記実施例は給餌器本体を長方形の箱型の
もので説明したが、これに限定されるものではな
い。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように、前面に食餌口を開口形
成し、底部に樋状給与皿を配設し、背面に飼料投
入口を備えた本体の上部に天板を設け、該天板上
に密閉・着脱可能な蓋を上部に有する貯乳用ボウ
ルを配設するとともに、該貯乳用ボウルの底部
に、給乳パイプをコツクを介して連結し、該給乳
パイプの先端を前記樋状給与皿の底面近傍に配置
したから、幼畜が樋状給与皿の液餌を食下して
も、自動的に液餌が樋状給与皿に供給されるの
で、給与作業の必要回数が減少する。
また、貯乳用ボウルを給餌器上部に配したの
で、液餌の流下が促進されて貯乳用ボウル内に残
餌・変敗が生ぜず、液餌投入時に幼豚による作業
の妨げがなく、使用後の洗浄・消毒が容易且つ完
全に実施でき、しかも給餌器の設置スペースの節
約もできる。
さらに、粉餌を給与する場合では、ヒトに慣れ
た粉餌給与期の幼豚が飼料給与時に給餌器周辺に
群がり合うようになり、食餌口からの粉餌投入で
は、その作業が著しく妨げられるが、本考案は、
飼料投入口を給餌器背面に備えたので、粉餌の投
入作業が妨げられることが無くなる。
また、給与皿を樋状としたから、本体に長手方
向に配置することができ、これより多頭数の幼畜
が同時に採食することができ、採食時の競合をな
くすことが可能となる。
しかも、液餌投入用の貯乳用ボウルを本体上部
に、粉餌投入用の飼料投入口を本体背面にそれぞ
れ設けたから、液餌、粉餌及び両者同時給与が可
能であり、したがつて、幼豚の生理的特質から必
要とする哺育初期(子豚の生時〜概ね10日齢)の
液餌給与、中期(同じく10〜15日齢)の液餌・粉
餌の同時併用給与、後期(同じく15日齢以降)の
粉餌給与が可能となり、物性及び栄養成分が異な
る液餌と粉餌を同一の給餌器で合理的に行うこと
ができる。
また、コツクの開閉量の調節操作によつて給与
量の調節ができる。
さらに、貯乳用ボウルは、蓋にて密閉されてい
るから、液餌が豚舎の落下細菌や塵芥によつて汚
染されることを防ぐとともに、食餌口に流下する
液餌量を大気圧の均衡によつて調節する。
このように、本考案は幼畜の人工保育におい
て、省力的管理が可能であるとともに、幼畜群の
斉一かつ良好な発育が期待でき、養豚等の畜産農
家の経営改善に資すること大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はその中央部縦断面図である。 1……給餌器、2……本体、3……飼料投入
口、4……貯乳用ボウル、23……天板、24…
…食餌口、26……樋状給与皿、40……ボウル
本体、41……蓋、44……給乳パイプ、45…
…コツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面に食餌口を開口形成し、底部に樋状給与皿
    を配設し、背面に飼料投入口を備えた本体の上部
    に天板を設け、該天板上に密閉・着脱可能な蓋を
    上部に有する貯乳用ボウルを配設するとともに、
    該貯乳用ボウルの底部に、給乳パイプをコツクを
    介して連結し、該給乳パイプの先端を前記樋状給
    与皿の底面近傍に配置したことを特徴とする家畜
    用給餌器。
JP1986012791U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0418374Y2 (ja)

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JPS62125461U JPS62125461U (ja) 1987-08-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534081A (en) * 1978-09-04 1980-03-10 Fujiharu Tanji Extremely rapid weaning method of domestic animal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114690U (ja) * 1974-07-20 1976-02-03
JPS5696963U (ja) * 1979-12-25 1981-07-31
JPS57119675U (ja) * 1981-01-20 1982-07-24

Patent Citations (1)

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JPS5534081A (en) * 1978-09-04 1980-03-10 Fujiharu Tanji Extremely rapid weaning method of domestic animal

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JPS62125461U (ja) 1987-08-10

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