JPH0418265A - 嗜好飲料素材入り飲料パック - Google Patents

嗜好飲料素材入り飲料パック

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JPH0418265A
JPH0418265A JP11640090A JP11640090A JPH0418265A JP H0418265 A JPH0418265 A JP H0418265A JP 11640090 A JP11640090 A JP 11640090A JP 11640090 A JP11640090 A JP 11640090A JP H0418265 A JPH0418265 A JP H0418265A
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JP
Japan
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beverage
tea
liquid
sealed
preferred
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JP11640090A
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English (en)
Inventor
Toyoichi Shinkai
新海 豊一
Nozomi Haginome
萩野目 望
Hideharu Kawai
河合 秀春
Naoki Hara
直樹 原
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Ninben Co Ltd
Original Assignee
Ninben Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の嗜好飲料素材入り飲料パックは、従来からある
、嗜好飲料素材の抽出液をそのまま利用した液体飲料パ
ックあるいは同抽出液を調味した調味液体飲料パックと
同様に飲料として利用するものである。
この嗜好飲料素材入り飲料パックの一つは、具体的には
、少なくとも焙煎(焙炒)コーヒー豆、紅茶、ウーロン
茶、ジャスミン茶、緑茶、ほうじ茶、麦茶、はとむぎ茶
、あまちやづる茶、まて茶等の一種あるいは二種以上の
嗜好飲料素材をそのまま、又は透液性のよい内装容器に
収容封止した状態で、水または嗜好飲料素材からの抽出
液またはその他の調味液等の液体と共に同液体に浸潤す
るように抽出口付の外装容器内に収容密封し、7同外容
器は内部にフィルターを装着するか又は抽出口にフィル
ターを装着或は脱着自在としてなる嗜好飲料素材入り飲
料パック或はパックを更に加熱または/及び冷凍処理し
てなるものである。
(従来技術) 焙煎コーヒー豆、紅茶、ウーロン茶、ジャスミン茶、緑
茶、ほうじ茶、麦茶、はとむぎ茶、あまちゃづる茶、ま
て茶等の嗜好飲料素材の抽出液をそのまま或は調味して
利用した飲料パックを得るには、従来は次のようにして
いた。
先ず、前記嗜好飲料素材をそのまま、あるいは破砕、粉
砕または磨砕するなどしで、専ら種類別に、混用するこ
とな(、個々に用いていた。これらの嗜好飲料素材は水
により加熱抽出した後、濾過、遠心分離または分配等に
より分離精製し、抽出後の嗜好飲料素材の不溶性固形分
や抽出液中に溶出して濁り、おりなどの原因となる分子
量の大きい可溶性蛋白やあく、えぐ味、その他の不味物
質などを残渣として除去して抽出濾液を得ていた。この
場合、用いる嗜好飲料素材の種類、形状、大きさによっ
ても異なるが、普通、−回の抽出処理ではその嗜好飲料
成分を十分に抽出しきれない嗜好飲料素材については、
更に同様にして。
二回目の抽出処理や分離精製処理を行ない、得られる抽
出濾液をそれぞれ一番液、二番液とし1両者を混合して
最終的な抽出濾液として得ていた。
このようにして得られた抽出濾液はそのまま飲料パック
の液体とするか、またはこの液体を更に調味して調味液
体として用いるが、調味する場合は調味用食品材をこれ
らの抽出濾液に直接加えて溶解させるか、あるいは調味
用食品材を別個に溶解させた水溶液を抽出濾液に加える
かして行ない、その後、必要に応じて更に濾過するなど
して調味液体としていた。
次いで、これらの液体や調味液体は加熱殺菌後、一定の
温度で無菌的に容器に充填して密封するか、または−旦
加熱し、容器に充填して密封した後、容器ごと加熱殺菌
するなどしていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記した従来の飲料パックには次のような問題
があった。
■、前前記飲料バラク製造においては、嗜好飲料素材か
ら強制的に嗜好飲料成分を抽出するものであるから、ど
うしても抽出工程をはじめ、抽出後の濾過、遠心分離ま
たは分配等の分離精製工程を必須とする。しかも、これ
らの工程は嗜好飲料成分を十分に抽出するために、嗜好
飲料素材によっては繰り返し行なわねばならないため、
抽出や分離精製の設備と手間を要し、しかも、嗜好飲料
素材の抽出後の不溶性固形分や残渣の処分も必須作業と
なるので、コスト高となっていた。
■、焙煎コーヒー豆、紅茶、ウーロン茶、ジャスミン茶
、緑茶、ほうじ茶、麦茶、はとむぎ茶。
あまちヤづる茶、まて茶等の嗜好飲料素材は1元来その
風味が非常に不安定であることにもよるが、従来の飲料
パックの製造時における抽出工程や分離精製工程では、
温度や酸素による影響を受は易く、その風味は揮散、#
化、?I変等により、非常に変化し、劣化したものとな
る。まして、飲料パック製品として、容器ごと加熱(加
圧加熱を含む)して仕上げるものにあっては、その変化
は更に著しいものであった。
■、また、これら従来の飲料パックはその風味が経時的
にも変化し易く5例えこれらの飲料パック製品を冷凍し
て冷蔵したとしても、その風味は比較的早期に消失減少
したり、変化するなどして劣化し易いものであった。
■、更に、従来の飲料パック製品には、嗜好飲料素材を
混用したものは殆どないが、そのような製品を得ようと
する場合は、嗜好飲料素材毎に最適な抽出温度や時間を
異にするので、どうしても用いる嗜好飲料素材を個別に
抽出したり1分離精製したりし、その後これらの抽出濾
液を混合して用いるようにしないと、風味の良好なもの
とはならず、しかも、そのための設備や手間も要するこ
とになる。
(発明の目的) 本発明の目的は上記した従来の諸問題を解決し、少なく
とも、焙煎コーヒー豆、紅茶、ウーロン茶、ジャスミン
茶、緑茶、ほうじ茶、麦茶、はとむぎ茶、あまちゃづる
茶、まて茶等からなる嗜好飲料素材を用いて、それぞれ
の有する特徴ある風味を活かし、新たに複合風味を有す
るものを得ると共に、その風味保持性に優れ、しかも、
嗜好飲料成分の抽出効率が高く、コストの低い嗜好飲料
素材入り飲料パックを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、少なくとも焙煎コーヒー豆、紅茶、ウー
ロン茶、ジャスミン茶、緑茶、ほうじ茶、麦茶、はとむ
ぎ茶、あまちやづる茶、まて茶等の嗜好飲料素材を用い
た嗜好飲料素材入り飲料パックについて1種々試験、研
究を重ねた結果。
以下のようなことを見出した。
■、これらの一種または二種以上からなる嗜好飲料素材
をそのまま或は透液性のよい内装容器に収容封止した後
、これらを水または嗜好飲料素材からの抽出液またはそ
の他の調味液等の液体と共に同液体に浸潤するように抽
出口付き“の外装容器に収容密封し、同外容器にフィル
ターを装着するか、又は抽出口にフィルターを装着或は
脱着自在とすることにより、内容液の酸化褐変が著しく
低下し、風味保持性に極めて優れた嗜好飲料素材入り飲
料パック製品となること。
■、前記■のようにすれば、同一の嗜好飲料素材を一回
、二回と繰返し抽出したり、分離精製する必要も無く、
外装容器内において経時的に、その嗜好飲料素材が浸潤
する液体によって十分に抽出され、その抽出効率も高ま
り、前記した効果が得られること。
■、前記嗜好飲料素材の二種以上を適宜に組み合わせて
用いれば、従来にない新規な複合風味を有する嗜好飲料
素材入り飲料パック製品が、極めて容易に得られること
■、外外器器内液体を取り出すときに、外容器内又は抽
出口に装着されたフィルターにより、だし素材の抽出後
のだしがらをはじめ、液中に製出している分子量の大き
い可溶性蛋白やあく、えぐ味、その他の不味物質等の多
くが外部への流出が阻止され、外容器内に保留されて液
体と分離され、飲用時には良好な風味成分に富んだ液体
だけが抽出されること。
■、特に、フィルター付きの外容器とフィルター機能を
有する内容器とを組み合わせたものは。
両フィルターの相剰効果により更に良好なものとなるこ
と、また、これらの効果はパック製品をその後に加熱又
は/及び冷凍処理した場合においても有効であると同時
に、コストの低減されたものとなること等を見出して本
発明を完成させたものである。
本発明のうち請求項第1の嗜好飲料素材入り飲料パック
は少なくとも、焙煎コーヒー豆、紅茶、ウーロン茶、ジ
ャスミン茶、緑茶、ほうじ茶、麦茶、はとむぎ茶、あま
ちゃづる茶、まて茶等の一種あるいは二種以上の嗜好飲
料素材lが水又はその他の調味液等の液体2と共に同液
体2に浸潤するように注出口3付きの外容器5に収容密
封され、同外容R5はその内部にフィルター4が装着さ
れ又は同注出口3にフィルター4が装着或は脱着自在と
したことを特徴とするものである。
本発明のうち請求項第2の嗜好飲料素材入り飲料パック
は前記嗜好飲料素材lが透液性のよい内容器6に収容封
止された状態で、前記液体2と共に同液体2に浸潤する
ように前記外容器5に収容密封されてなることを特徴と
するものである。
本発明のうち請求項第3の嗜好飲料素材入り飲料パック
は内容器6に収容封止された嗜好飲料素材lと同内容器
6に収容封止されない嗜好飲料素材lとが、前記フィル
ター付きの外容器5内に収容封止されてなることを特徴
とするものである。
本発明のうち請求項第4の嗜好飲料素材入り飲料パック
は前記嗜好飲料素材lが嗜好飲料成分を含んでいるもの
であるか、または嗜好飲料成分が予め抽出されて含まれ
ていないものであることを特徴とするものである。
本発明のうち請求項第5の嗜好飲料素材入り飲料パック
は上記嗜好飲料素材入り飲料パックが。
加熱または/及び冷凍処理されてなることを特徴とする
ものである。
(実施例) 本発明の嗜好飲料素材入り飲料パックの実施例を以下に
具体的に配す。
本発明で用いる嗜好飲料素材lとしては例えば焙煎C焙
炒)コーヒー豆、紅茶、ウーロン茶、ジャスミン茶、緑
茶、ほうじ茶、麦茶、はとむぎ茶、あまちヤづる茶、ま
て茶等がある。
本発明ではこれらの嗜好飲料素材1をそのまま、あるい
は破砕、粉砕、または磨砕等により小片化したり、必要
に応じて更に加工するなどして用いる0例えば、焙煎コ
ーヒー豆は嗜好飲料素材入り飲料パック製品とする際の
加熱温度や時間または製品化から飲用時までの経時時間
等を考慮し、それぞれに適合する大きさの粒子に挽くな
どして小片化する。
また、これらの嗜好飲料素材lは一種のみで。
または二種以上を組み合わせて用いるが、同一種におい
ても産地、加工法、加工時期等を異にする嗜好飲料素材
Iは個別にあるいはこれらの二種以上を組み合わせて用
いる。更に、これらの嗜好飲料素材lは嗜好飲料成分を
未抽出のものはもちろんのこと、−旦、抽出に用いられ
たものであってもよい。
本発明のうち請求項第1の発明では前記のような嗜好飲
料素材lをそのまま、請求項第2の発明では透液性のよ
い内容器6に収容封止した後、これらを水又はその他の
液体2と共に抽出口3付の外容器5に収容し密封する。
この外容器5内にはフィルター4が装着され又はその注
出口3にフィルター4を装着成るいは脱着可能としであ
る。
本発明で用いる外容器5としては各種の素材や形状から
なるものを使用できる6例えば、金属、硝子、陶器、木
材1紙、合成樹脂等で、これらを単独で或は組み合わせ
てなる缶(第1図、第2図)、瓶(第3図、第4図)1
袋(第5図)、壷、樽、箱、その他の形状の容器である
が、これらは何れも注出口3を有し、しかも、上記した
透液部材からなるフィルター4が外容器5内に装着され
ているか又は注出口3に装着或は脱着自在なるようにし
たものであり、しかも密封できる機能を有していなけれ
ばならない。
また、外容器5は収容する嗜好飲料素材lをはじめ、液
体だし、だし入り液体調味料等の液体2を保護するため
、透気性や透液性のないものか。
あっても極く微量のものであることが望ましく、更に、
加熱や冷凍冷蔵を要するパック製品においては、それぞ
れ耐熱性、耐寒性を有する素材からなるものを用いるこ
とは言うまでもない。
本発明で用いるフィルター4又は内容器6の材質、構造
、機能は路間−のものでよい、即ち、これらは水をはじ
め、液体だし又はその他の調味液などの水溶液や水性乳
化液を容易に透過させるものであり、同時に、その内部
に収容された嗜好飲料素材lの不溶性の固形分をはじめ
、分子量の大きい可溶性蛋白や不味物質等を容器(j#
請求項第の発明では外容器5、請求項第2の発明では内
容器6及び外容器5)内に留保して、容器外への透過を
できるだけ阻止できるフィルター機能を有するものであ
ればよい。
従って、これらの透液部材としては一般的には高分子材
料や高分子繊維素からなるもの1例えば、バルブ、綿、
麻、絹、合成樹脂等が適しており、これらを単独で、或
は混用してなる織布や不織布等が使用される。また、液
体だしゃだし入り液体調味料の液体2の品質や種類によ
っては、アルミやステンレスなどの金属からなる織布、
又は合成樹脂や金属からなるフィルム及びこれらを積層
してなるフィルムに微細な穿孔を施したものでもよく、
或は微細孔を有するように合成樹脂などを直接熱成形し
た薄板でもよい。
前記フィルター4は取付ける外容器5の種類や注出口3
の構造によっても異なるが、例えば外容器5が金属缶の
場合は第1図のように、外容器5の開口部11の内側全
面に上記透液部材(フィルター4)を張っておき、同開
口部IIの上面をプルトップ式の注出口3を有するti
12により密閉する。
また第2図のように外容器5が金属缶の場合に、同外容
器5の上方開口部11をプルトップ式の注出口3を有し
且つ同注出口3の下方にフィルター4が張られた蓋12
により密閉する。
外容器5が第3図のような瓶の場合は、その上方開口部
11 (注出口3と兼用)の内側にフィルター4を張り
、その上に蓋13を被せる。
外容器5が第4図のような瓶の場合は、その注出口3に
フィルター4が装着されているキャップ14を嵌合式、
又は螺子式で装着する。
外容器5が第5図のようなアルミ袋の場合は、その内部
に同図すのようにフィルター4が畳まれた状態で張られ
ており、同袋を切口15から開封して同図Cのように同
袋を拡げるとフィルター4も拡がるようにする。第5図
(a)の斜線部分Aはシール部である。
第6図のように、嗜好飲料素材lを内容器6内に封入し
てから外容器5内に収容する場合は、フィルター4を例
えば同図のように外容器5の内部に張っておく。
第7図に示すものは外容器5が紙容器の場合であり、こ
れは同外容器5に筒状の注出口3が取付けられ、同注出
口3の底寄りにフィルター4が、出口側にキャップ15
が脱着自在に取付けられている。
前記内容器6はそれに収容する嗜好飲料素材lの量、外
容器5の種類や形状(特に外容器5の収容口の大きさ)
に合わせて上記した透液部材を用いて、袋状、筒状又は
ボックス状等の適宜の形態に形成して用いる。また、こ
の内容器6は封止できる機能を有していなければならな
いが、できれば低温加熱、高周波電流或は加圧等による
溶着や接着又は嵌合フックや簡単な縫合等により容易に
封止できるものがよい。
それ故、フィルター4用、内容!i!6用の透液部材と
しては、バルブや合成樹脂の繊維からなる和紙や濾紙な
どの不織布又は織布がいずれの内容液にも適合し、また
、形成、溶着、接着、形成、封止が簡単で、しかもコス
ト的にも有利であるため都合がよい。
本発明では前記嗜好飲料素材l、フィルター4、外容器
5、内容器6を用いて、以下のようにして嗜好飲料素材
入り飲料パックとする。
■、嗜好飲料素材1をそのまま、又は嗜好飲料素材lを
透液性のよい内容器6に収容封止して用い、液体2とし
て水を用いる場合。
嗜好飲料素材l又は嗜好飲料素材lが収容封止された内
容器6と水のどちらを先に外容器5に収容してもよいが
1作業上は嗜好飲料素材lや内容器6を先に収容し、次
いで、製品の目的とする濃度となる量の水を注入して収
容すると、嗜好飲料素材lや内容器6が水に浸潤し易く
、外容器5内に早く落ち着くので次の密封工程がスムー
スに行なうことができる。
用いる水は冷水、常温水或は適宜の温度に加熱した温熱
渇でもよく、特に、熱水を用いる場合は当然のことでは
あるが、沸騰水の温度に近い熱水はど、密封した後の外
容器5内の空気(0□)が減少し1品質保持には効果的
である。
一方、嗜好飲料素材l又は嗜好飲料素材lが収容封止さ
れた内容器6と規定量の水にて、予め。
抽出装置により加熱或は無加熱で抽出処理を行ない、そ
の後にだしがらとも言える嗜好飲料素材1や嗜好飲料素
材入り内容器6と、液体だしとも言える抽出水とに分離
する。この抽出水を規定の収量にIIIIL、必要に応
じて不純物や好ましくない成分を除去して外容器5に収
容した後、前記抽出後の嗜好飲料成分が残存する嗜好飲
料素材1又は嗜好飲料成分が残存しない嗜好飲料素材l
をそのまま、又は内容器6に収容封止された状態で外容
器5に収容密封するようにしてもよい、何れにしても、
嗜好飲料素材1をそのまま又は透液性のよい内容器6に
収容封止したものを用い、これらを水などと共に外容器
5に収容し、次いでこの外容器5を密封すればよい、こ
の場合、用いる外容器5の種類、例えば、嗜好飲料素材
l、内容器6、水などを収容する収容口と液体だしを取
り出す注出口3とが別個になっているもの、前記収容口
と注出口3とが兼用になっているもの等によって、フィ
ルター4の装着と密封の順序や方法も異なる、即ち、注
出口3に既にフィルター4が装着されており、その注出
口3と別に収容口が設けられている外容器5の場合は、
嗜好飲料素材l、内容器6、水などを収容口から収容し
た後に、そのまま同収容口を密封すればよい。
また、収容口と注出口3とが兼用の外容器5では、嗜好
飲料素材l、内容器6、水などを収容口から収容した後
に、同収容口にフィルター4を装着してから同収容口を
密封する。
以上のようにすれば1本発明の嗜好飲料素材入りの液体
だしパックとなるが、その嗜好飲料素材lの種類1組成
、量をはじめ、用いる水量とを適宜に組み合わせること
により、風味の種類や濃度の異なる各種の嗜好飲料素材
入り飲料パックとすることができる。
■、嗜好飲料素材lをそのまま、又は嗜好飲料素材Iを
透液性のよい内容器6に収容封止した状態で用い、液体
2として嗜好飲料素材lからの抽出液を用いる場合。
これは上記■の水に代えて嗜好飲料素材lからの抽出液
を用いるものである。この場合、液体2としての抽出液
は外容器5内の嗜好飲料素材lと同一または異なる何れ
の種類や組成の嗜好飲料素材1から得られたものでもよ
い、また、その濃度や量も適宜に設定したものでよい、
それ故1本発明で用いる焙煎コーヒー豆、紅茶、ウーロ
ン茶、ジャスミン茶、緑茶、ほうじ茶、麦茶、はとむぎ
茶、あまちヤづる茶、まて茶等の嗜好飲料素材lばかり
ではなく、これら以外の各種の嗜好飲料素材lのなかか
ら、使用目的に合わせて適宜に選択したり、組合わせる
などして、常法により、これらの嗜好飲料素材lと水と
を用いて、予め、抽出処理し、分離精製して得られる抽
出濾液などを用いる。この他の処理は前記■の場合と同
様に行なって本発明の嗜好飲料素材入り飲料パックとす
る。このようにすれば前記■の場合より更に変化に冨ん
だ各種の嗜好飲料素材入り飲料パックが得られる。
■、嗜好飲料素材lをそのまま、又は嗜好飲料素材lを
透液性のよい内容器に収容封止した状態で用い、液体2
としてその他の調味液を用いる場合。
これは、前記■または■における水または嗜好飲料素材
lからの抽出液に代えて、その他の調味液を液体2とし
て用いるものである。この場合のその他の調味液とは水
と嗜好飲料素材lのみによって得られる抽出液と区別し
、水とその他の食品材(嗜好飲料素材からの抽出液を除
<)、あるいは水と嗜好飲料素材からの抽出液とその他
の食品材からなる水溶液や水性乳化液を言う、従って食
塩、**、酒類、乳類、乳加工品類、旨味調味料類、果
汁類、蜂蜜類、酸味料類、甘味料類、PH調整剤類、香
料類、ビタミン類、安定剤類、またはこれら以外の食品
材等を少なくとも単独であるいは複合して含む水溶液ま
たは水性乳化液をその他の調味液として用いるものであ
る。しかし、このようなその他の調味液のうち可溶性固
形分が多く、或は乳化力が強く、外容器5の注出口3に
装着したフィルター4や内容器6の透液部材を容易に透
過できないものはその他の調味液としては使用できない
その他は上記■又は■の場合と同様にして嗜好飲料素材
入り飲料パックとする。
尚、本発明における液体2としてのその他の調味液は嗜
好飲料素材1を収容封止した内容器6と共に外容器5に
収容するのであるが、この場合。
その他の調味液を構成する水とその他の食品材(嗜好飲
料素材からの抽出液を除<)、あるいは水と嗜好飲料素
材lからの抽出液とその他の食品材等を予め混合溶解さ
せて、いわゆるその他の調味液とした後に外容器5に収
容するか、またはこれらを個別に外容器5に収容した後
に混合溶解させてその他の調味液としてもよい、この他
の処理は前記■または■の場合と同様に行って、本発明
の嗜好飲料素材入り飲料パックとする。
この場合、嗜好飲料素材1の種類、組成、量をはじめ、
用いるその他の調味液の種類1組成、量とを適宜に組合
わせることにより、更に多くの風味や複合風味からなる
各種の嗜好飲料素材入り飲料パックとすることができる
嗜好飲料素材lに含まれる嗜好飲料成分は同一種類の嗜
好飲料素材lであってもばらつきがあるため、その場合
は同嗜好飲料素材lを予め抽出処理して、その抽出水に
含まれる嗜好飲料成分を規定の収量に調整したものを用
いるようにするのが望ましく、そのようにすれば得られ
る嗜好飲料パックの飲料は最低の嗜好飲料成分が含まれ
たものとなる。
以上のようにして得られる嗜好飲料素材入り飲料パック
は、その後に以下のようにして保存したり、保存性を付
与したりする。
即ち、前記嗜好飲料素材入り飲料パックは、そのまま冷
凍して冷蔵するか又は−旦加熱した後冷凍して冷蔵する
か、或は−旦加熱したもののうち、その加熱(加圧加熱
を含む)で充分な殺菌効果の得られるものは、冷凍冷蔵
せずにそのまま常温にて保存してもよい、それ故、前記
嗜好飲料素材入り飲料パックのうち、特に、用いる嗜好
飲料素材l、内容器6.水、液体だし、その他の調味液
及び外容器5等の資材を加熱せずに或は加熱したとして
も、充分な殺菌効果の得られない処理工程を経て仕上げ
るものにあっては、これらの資材はもちろん、その製造
工程の環境をも衛生上問題のないように管理して仕上げ
ることは言うまでもない。
なお本発明では嗜好飲料素材lとして、その嗜好飲料成
分が総て抽出され切ったものを用いても良い、この場合
は内容器6に収容封止した同素材lを液体2に浸潤する
ように外容器5内に収容しても嗜好飲料成分は抽出され
ないが、少なくとも後記する酸化防止効果は発揮される
ので、液体2として嗜好飲料素材lからの抽出嫂を組み
合わせて用いれば、風味保持性の優れた嗜好飲料素材入
り飲料パックとなる。
以上の説明のうち内容器6を使用する場合の説明は、一
つの外容器5に一つの内容器6が収容されている場合で
あるが、本発明は嗜好飲料素材lを二点上の内容器6に
収容封止し、これら二点上の内容器6を一つの外容器5
に収容封止するようにしてもよい。
以上の説明は嗜好飲料素材lを内容器6に収容封止した
状態で、又は内容器6に収容封止せずにフィルター付き
の外容器5内に収容封止する場合の説明であるが、本発
明はそれだけなく、内容器6に収容封止されされた嗜好
飲料素材lと同内容器6に収容封止されない嗜好飲料素
材lとを共にフィルター付きの外容器5内に収容封止す
るものも含まれる。
(発明の効果) (1)嗜好飲料素材1が外容器5内において液体2に使
用時まで常時浸潤しているため、その嗜好飲料成分は経
時的に自ずと同液体2によって十分に抽出されることに
なる。従って抽出効率が非常に高まり、従来に比して少
ない量の嗜好飲料素材lで、従来と同等の嗜好飲料成分
を抽出することができ、嗜好飲料素材lを節約すること
ができる。しかも同嗜好飲料素材lはその溶存酸素や温
度による影響を受けに<<、著しくその酸化、褐変が防
止され、その風味、保存性に極めて優れたものとなる。
このような効果の原因はまだ十分に究明されていないが
、おそらく、嗜好飲料素材l自身に含まれる酸化防止物
質等が液体2と接触したり、漸次溶解して発する効果に
よるものと考えられる。いずれにしても用いる液体2に
浸潤させた嗜好飲料素材lは勿論、嗜好飲料成分を含む
液体2の酸化褐変が著しく低下し、しかも、その風味保
持性に極めて優れたものとなる。
特に、加熱抽出や加熱殺菌の工程を経るもの、或は水分
活性値の高い内容液からなるものにおいては、その温度
や溶存酸素による影響も殆どなく、その効果が大きく、
従来の前記製品とはとても比較にならない程良好な品質
のものとなる。
(2)使用に際しては外容器5内の液体2を、同外容器
5に取付けられたフィルター4を通して注出することに
なるので、この時点で、嗜好飲料素材lの不溶性固形分
をだしがらとし、また、同液体2に溶出して風味を損な
う分子量の大きい可溶性蛋白や生臭味、あく、えぐ味、
その他の不味物質等の多くが残渣として外容器5内に留
保され。
容器と固液分離することができる。
しかも、従来の嗜好飲料素材l粉末を調味後に混合分散
させるなどして、そのまま用いるもののように、その使
用時に既にだしがらとなっている嗜好飲料素材lの粉末
やその他の不味物質等が注出される液体中に混入してき
て、その良好な風味が打ち消され、却って料理などが不
味となたり。
不快感がでるといったようなこともない、従って、嗜好
飲料素材lが有する特徴ある良好な風味物質のみを選択
的に含む嗜好飲料として注出することができる。
(3)二種類以上の嗜好飲料素材1を組合わせて用いる
場合にも、嗜好飲料成分を十分に抽出することができる
ので、嗜好飲料素材lを個別に、その温度や時間を設定
して抽出したり1分離精製したり、それらの抽出濾液を
混合したりすることなく、外客W5に収容する液体2の
温度、外容器5を密封した後に加熱する際の温度と時間
、または製品化から飲用時までの経過時間等を青酸し、
これらを適宜に組合わせることにより、極めて容易に、
従来にない新規な複合風味を有する嗜好飲料素材入り飲
料パック製品とすることができる。
(4)嗜好飲料素材lが透液性のよい内容器6内へ封入
されている場合も、同嗜好飲料素材lが内容器6内へ透
過してくる液体2に常時浸潤する状態となるため前記l
の場合と同様の効果が得られる。この場合は更に内容器
6がフィルター効果を有するため、外容器5の内部やそ
の注出口3に装着されてフィルター4との相乗効果によ
り、より一層高品質の液体だしゃ液体調味料として注出
することができる。
(5)従来のように、嗜好飲料素材lを抽出したり、濾
過、遠心分離、分配等により分離精製したりする工程を
必須とせず、しかも、抽出濾液を一番液、二番液などと
分取した後、これらを混合する工程も必要としないので
、その設備や手間を省略することができる。それ故、生
産上では従来のような分離精製による嗜好飲料素材lの
不溶性固形分や抽出残渣の発生もなく、その処分作業も
必要としないので、コスト的には非常に有利な嗜好飲料
素材入り飲料パックとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の嗜好飲料素材入り飲料パック
の異なる実施例を示すものでり、それらの図のaは平面
図、bは縦断面図、第3図、第4図は同嗜好飲料素材入
り飲料パックの外容器が瓶の場合の異なる実m例の縦断
面図、第5図は同嗜好飲料素材入り飲料パックの外容器
が袋状容器の場合の実施例を示すものであり、aは斜視
図、bは縦断面図、Cはフィルターが開いた状態の縦断
面図、第6図は本発明のうち内容器を用いた実施例の説
明図、第7図は同嗜好飲料素材入り飲料パックの外容器
が紙容器の場合の実施例を示す説明図である。 lは嗜好飲料素材 2は液体 3は注出口 4はフィルター 5は外容器 6は内容器 第2 図 第5 図 (a) (t)1 (C1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも、焙煎コーヒー豆、紅茶、ウーロン茶
    、ジャスミン茶、緑茶、ほうじ茶、麦茶、はとむぎ茶、
    あまちゃづる茶、まて茶等の一種あるいは二種以上の嗜
    好飲料素材1が水又はその他の調味液等の液体2と共に
    同液体2に浸潤するように注出口3付きの外容器5に収
    容密封され、同外容器5はその内部にフィルター4が装
    着され又は同注出口3にフィルター4が装着或は脱着自
    在としたことを特徴とする嗜好飲料素材入り飲料パック
  2. (2)前記嗜好飲料素材1が透液性のよい内容器6に収
    容封止された状態で、前記液体2と共に同液体2に浸潤
    するように前記外容器5に収容密封されてなることを特
    徴とする嗜好飲料素材入り飲料パック。
  3. (3)内容器6に収容封止された嗜好飲料素材1と同内
    容器6に収容封止されない嗜好飲料素材1とが、前記フ
    ィルター付きの外容器5内に収容封止されてなることを
    特徴とする嗜好飲料素材入り飲料パック。
  4. (4)前記嗜好飲料素材1が嗜好飲料成分を含んでいる
    ものであるか、または嗜好飲料成分が予め抽出されて含
    まれていないものであることを特徴とする請求項第1又
    は第2又は第3の嗜好飲料素材入り飲料パック。
  5. (5)上記嗜好飲料素材入り飲料パックが、加熱または
    /及び冷凍処理されてなることを特徴とする請求項第1
    又は第2又は第3又は第4の嗜好飲料素材入り飲料パッ
    ク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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