JPH041765B2 - - Google Patents

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JPH041765B2
JPH041765B2 JP59005396A JP539684A JPH041765B2 JP H041765 B2 JPH041765 B2 JP H041765B2 JP 59005396 A JP59005396 A JP 59005396A JP 539684 A JP539684 A JP 539684A JP H041765 B2 JPH041765 B2 JP H041765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
polyurethane resin
molecular weight
diisocyanate
diol
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59005396A
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Japanese (ja)
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JPS60149624A (en
Inventor
Katsuya Emoto
Tsuyoshi Hachitsuka
Yutaka Mizumura
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH041765B2 publication Critical patent/JPH041765B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造法に
関するものであり、更に詳しくは汎用有機溶剤に
可溶であり、それ自体優れた機械的性質を有する
と共に、三次元網状に硬化させたとき優れた耐熱
性、耐溶剤性を有するポリウレタン樹脂を与える
ことができる、ことに塗料、コーテイング剤、接
着剤分野等に好適な熱可塑性ポリウレタン樹脂の
製造法を提供するにある。 ポリウレタン樹脂はウレタン結合による分子間
水素結合により、ポリウレタン樹脂に特有な強靭
性、耐摩耗性等の優れた物性を持つている。しか
し、ウレタン基濃度を高めると汎用の有機溶剤へ
の溶解性が低下する。すなわち、従来の熱可塑性
ポリウレタン樹脂は汎用の有機溶剤に不溶か、あ
るいはジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドン、ジメチルスルホアミド、ジクロヘキサン等
の極性の高い高沸点溶剤、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等の環状エーテルにのみ可溶なものが
多く、かかる有機溶媒溶液として使用する場合作
業性の低下、被塗布材料を膨潤あるいは溶解する
等の問題を有している。 また、高分子量の熱可塑性ポリウレタン樹脂の
耐熱性、耐溶剤性等を向上させるために、水酸基
末端熱可塑性ポリウレタン樹脂の場合にはポリイ
ソシアネート化合物で、またイソシアネート末端
熱可塑性ポリウレタン樹脂の場合にはポリオール
化合物で硬化反応を行う、いわゆる二液法が知ら
れている。 しかし、従来の末端基を架橋点とする熱可塑性
ポリウレタン樹脂の場合、ウレタン結合による架
橋では架橋密度が低いため充分な耐熱性の向上、
耐溶剤性の向上は得られない。また、ウレタン結
合とイソシアネート基との反応であるアロフアネ
ート化反応による架橋では、高温を必要とすると
いう欠点がある。 二液法で得られる硬化物の架橋密度を向上させ
るため、ポリウレタン樹脂の原料の一部にトリメ
チロールプロパン(TMP)、ペンタエリストール
等の三官能以上のポリオール成分を使用して分岐
状ポリウレタン樹脂を用いることが知られてい
る。この方法では使用する三官能以上のポリオー
ル成分量に応じてポリウレタン樹脂の汎用溶剤へ
の溶解性が低下、あるいは不溶化し、また二液状
態での可使時間が低下するという欠点がある。 本発明者等は上記欠点を解決し、下記に示すよ
うな特性を有する熱可塑性ポリウレタン樹脂を開
発するべく鋭意研究の結果、本発明に到達した。 メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、酢酸エチル、酢酸セルロソルブ、トルエ
ン、キシレン等から選ばれた少くとも1種の溶
剤に可溶である。 強靭性、耐摩耗性等の機械的性質が優れてい
る。 二液法で用いた場合、可使時間が長く、しか
も硬化性が優れている。 本発明の目的は長鎖ジオール、短鎖ジオール、
有機ジイソシアネートと共にイソシアヌレート環
含有トリイソシアネートを用い、しかも短鎖ジオ
ールとして分岐短鎖ジオールを特定範囲で使用す
ることにより達成されることを見出した。すなわ
ち、本発明は分子量が500〜5000の長鎖ジオール
(A)、分子量が500未満の短鎖ジオール(B)、有機ジ
イソシアネート(C)およびイソシアヌレート環含有
トリイソシアネート(D)を用いる熱可塑性ポリウレ
タン樹脂の製造法であつて、(B)成分として側鎖に
アルキル基を有する短鎖ジオールを(B)成分の全重
量に対し30〜100重量%含み、かつ上記(A)、(B)、
(C)および(D)成分を下記の比率で反応させてなるこ
とを特徴とする分子量8000以上の熱可塑性ポリウ
レタン樹脂の製造法である。 () 1≦b/a≦5 () 5×10-3≦d/c+d≦1×10-1 () 0.9≦a+b/c+d≦1.3 (式中、aは(A)成分のモル数、bは(B)成分のモル
数、cは(C)成分のモル数であり、dは(D)成分のモ
ル数である。) 本発明においては、ポリイソシアネート原料の
一部としてイソシアヌレート環含有トリイソシア
ネートを特定範囲で使用することにより、二液法
での可使時間を大幅に短縮することなく、硬化性
が優れた熱可塑性ポリウレタン樹脂となる。この
イソシアヌレート環含有トリイソシアネートを他
の三官能の原料、たとえばトリメチロールプロパ
ンあるいはトリメチロールプロパンとトリレンジ
イソシアネートの1対3付加物に変更しても本発
明で見い出された効果は見られない。 本発明で用いられる長鎖ジオール(A)は分子量が
500〜5000の範囲にあり、ポリエステルジオール、
ポリエーテルジオール、ポリカーボネートジオー
ル等があげられる。ポリエステルジオールのカル
ボン酸成分としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、オルソフタル酸、1,5−ナフタル酸などの
芳香族ジカルボン酸、β−オキシ安息香酸、p−
(ヒドロキシエトキシ)安息香酸などの芳香族オ
キシカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸など
の脂肪族ジカルボン酸などをあげることができ
る。特にテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸、セバシン酸が好ましい。また、ポリエステル
ジオールのグリコール成分としてはエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリ
メチル−1,3−ペンタンジオール、シクロヘキ
サンジメタノール、ビスフエノールAのエチレン
オキサイド付加物およびプロピレンオキサイド付
加物、水素化ビスフエノールAのエチレンオキサ
イド付加物およびプロピレンオキサイド付加物、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコールなどが例示
される。 上記以外のポリエステルジオールの原料成分と
して、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−
カリウムスルホイソフタル酸、ナトリウムスルホ
テレフタル酸等のスルホン酸金属塩基を含有する
エステル形成性化合物および下記一般式〔〕、
〔〕で示される燐含有エステル形成性化合物を
共重合したポリエステルジオールであつてもよ
い。 (式中、Rは1価のエステル形成性官能基であ
る。R2、R3は同じかまたは異なる基であつて炭
素原子数1〜10の1価の炭化水素基、ハロゲン原
子および1価のエステル形成性官能基からなる群
から選ばれる。Xは2価もしくは3価の有機残基
を示す。また、n1は1または2、n2、n3は各々0
または1〜4の整数を示す) (式中、R4は水素原子、エステル形成性官能基
を含んでいても良い炭素数1〜12の炭化水素基ま
たはM2。R5は炭素原子数1〜6の2価または3
価の炭化水素基。R6は水素原子、水酸基を含ん
でいても良い炭素原子数1〜12の炭化水素基また
はM3。M1、M2、M3はアルカリ金属原子。mは
0または1、lは1または2の整数を示す) 一般式〔〕、〔〕で示される燐含有化合物、
スルホン酸金属塩基を含有する化合物を原料の少
くとも一成分として得られるポリエステルジオー
ルを使用した熱可塑性ポリウレタン樹脂は、従来
公知の熱可塑性ポリウレタン樹脂にみられる無機
顔料、充填剤等の分散能が低いという欠点を大幅
に改善するのに有効である。 ポリエーテルジオールとしては、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレングリコール等のポリアルキレングリ
コール類があげられる。ポリカーボネートジオー
ルとしては、一般式H(−O−R−OCO)−oROHで
表わされる長鎖ジオールであり、Rとしてはジエ
チレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、
ビスフエノールA等である。 本発明で用いられる長鎖ジオール(A)は分子量が
500〜5000のものを使用する。分子量が500未満で
はウレタン基濃度が大きくなり、樹脂の柔軟性、
溶剤溶解性が低下する。また分子量が5000を越え
るとウレタン基濃度が低下し、ポリウレタン樹脂
に特有な強靭性、耐摩耗性等が低下する。 本発明で用いられる短鎖ジオール(B)は分子量が
500未満であり、エチレングリコール、1,3−
プロピレングリコール、1,4−テトラメチレン
グリコール、1,6−ヘキサンジオール、シクロ
ヘキサンジメタノール、キシリレンジグリコー
ル、ビスフエノールAのエチレンオキサイド付加
物等の直鎖グリコール、プロピレングリコール、
ネオペンチルグリコール、1,2−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、2,2,4−トリ
メチル−1,3−ペンタンジオール、ビスフエノ
ールAのプロピレンオキサイド付加物、ネオペン
チルヒドロキシピバレート、ステアリン酸モノグ
リセライド等の分岐グリコールがあげられる。 上記以外の短鎖ジオール(B)としては下記一般式
〔〕で示される含燐化合物があげられる。 (式中、R7、R8は1価の炭化水素基を表わし、
同一または異なる基であつてもよい。R9、R10
置換または未置換の2価のアルキレン基、オキシ
アルキレン基またはポリオキシアルキレン基であ
り、同一または異なる基であつてもよい。Y、Z
はR9、R10がアルキレン基の場合には水酸基を、
R9、R10がオキシアルキレン基またはポリオキシ
アルキレン基の場合には水素原子を表わす。) 熱可塑性ポリウレタン樹脂の原料として一般式
〔〕で示される含燐化合物を使用するとき、従
来のポリウレタン樹脂の欠点である無機顔料、充
填剤等の低分散能を改良するのに有効である。 本発明においては汎用溶剤への溶解性を付与す
るため短鎖ジオール(B)成分のうち分岐グリコール
を30〜100重量%用いる。熱可塑性ポリウレタン
樹脂の製造方法、短鎖ジオールの比率等にもよる
が、側鎖アルキル基を有するジオールが30重量%
未満では溶解性が低下する。 本発明で用いる有機ジイソシアネート(C)として
は、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6
−トリレンジイソシアネート、p−フエニレンジ
イソシアネート、ジフエニルメタンジイソシアネ
ート、m−フエニレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、3,3′−ジメトキシ
−4,4′−ビフエニレンジイソシアネート、2,
4−ナフタレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,
4′−ビフエニレンジイソシアネート、4,4′−ジ
フエニレンジイソシアネート、4,4′−ジイソシ
アネート−ジフエニルエーテル、1,5−ナフタ
レンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシ
アネート、m−キシリレンジイソシアネート、
1,3−ジイソシアネートメチルシクロヘキサ
ン、1,4−ジイソシアネートメチルシクロヘキ
サン、4,4′−ジイソシアネートジシクロヘキサ
ン、4,4′−ジイソシアネートジシクロヘキシル
メタン、イソホロンジイソシアネート等があげら
れる。 本発明で用いるイソシアヌレート環含有トリイ
ソシアネートとしては、上記有機ジイソシアネー
トの三量体あるいは該三量体の重合体があげられ
る2,4−トリレンジイソシアネートから得られ
るイソシアヌレート環含有トリイソシアネートの
例としては、たとえば次のものがあげられる。 本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂原料として
用いられる側鎖にアルキル基を有する短鎖ジオー
ルとしては、1,2−プロピレングリコール、
1,3−ブタンジオールネオペンチルグリコー
ル、ビスフエノールAのエチレンオキサイド付加
物あるいはプロピレンオキサイド付加物等を例示
することができる。 樹脂は分子量500〜5000の長鎖ジオール(A)、分
子量が500未満の短鎖ジオール(B)、有機ジイソシ
アネート(C)およびイソシアヌレート環含有トリイ
ソシアネート(D)を、各々の成分のモル数をa、
b、cおよびdとした場合、 () 1≦b/a≦5 () 5×10-3≦d/c+d≦1×10-1 () 0.9≦a+b/c+d≦1.3 の範囲で重付加反応することにより得られる。
b/aが5を越えると汎用溶剤への溶解性が低下し、 b/aが1未満ではポリウレタン樹脂に特有の強靭 性が低下し、本発明の目的に達成できない。
d/c+dはイソシアネート成分中のイソシアヌレ ート環含有トリイソシアネートの割合を表わし、
d/c+dが1×10-1を越えるとポリウレタン樹脂 はゲル化する。一方、d/c+dが5×10-3未満で はイソシアヌレート環含有トリイソシアネートを
用いた効果がみられなくなる。a+b/c+dは熱可塑 性ポリウレタン樹脂の分子量を決定する。
a+b/c+dが1未満ではイソシアネート末端ポリウ レタン樹脂となり水分で硬化する。溶液状態での
保存性から、本発明ではa+b/c+dは1以上が望ま しい。 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法として
は、全ジオール成分と全イソシアネート成分を同
時に反応させるワンシヨツト法、長鎖ジオールと
イソシアネート成分を反応させて得られるイソシ
アネート基末端プレポリマーを短鎖ジオールで鎖
延長するプレポリマー法とがある。本発明におい
ては、ワンシヨツト法あるいはプレポリマー法の
いずれにおいても特に有機ジイソシアネートが70
%以上反応した段階でイソシアヌレート環含有ト
リイソシアネートを添加する方法が望ましい。イ
ソシアヌレート環含有トリイソシアネートを有機
ジイソシアネートが70%未満の反応時に添加する
場合には、イソシアヌレート環含有トリイソシア
ネートの使用量が多いとゲル化することがある。 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造は、原料を溶
融状態で行う方法、溶剤中で溶解して行う方法等
があるが、本発明の場合全反応をメチルエチルケ
トン、トルエン、酢酸エチル等の単独あるいは混
合溶剤中で行う方法、プレポリマーの調製を溶融
状態で行ない鎖延長反応を溶剤中で行う方法が好
ましい。熱可塑性ポリウレタン樹脂の分子量は強
靭性、耐摩耗性等の機械的特性から8000以上であ
ることが必要である。 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造時、反応触媒
としてオクチル酸第一錫、ジブチル錫ジラウレー
ト、トリエチルアミン等を用いてもよい。また、
紫外線吸収剤、加水分解防止剤、酸化防止剤、ガ
ス黄変防止剤、着色剤、無機微粒子、金属石け
ん、オルガノポリシキロキサン、パーフルオロア
ルキル基含有離型剤、その他添加剤を熱可塑性ポ
リウレタン樹脂の製造前、製造中あるいは製造後
に添加してもよい。 かくして得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂は
塗料、コーテイング剤、接着剤等に用いて好適で
あるが、その他繊維処理剤、磁気バイダー等とし
ても有用である。 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、実施例中単に部とあるのは重量部を示
す。 <ポリエステル樹脂の製造例> 温度計、撹拌機および部分還流式冷却器を具備
した反応容器にジメチルテレフタレート175部、
ジメチルイソフタレート78部、エチレングリコー
ル161部、ネオペンチルグリコール145部、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸ジメチル14.8部およ
びテトラブチルチタネート0.2部を加え、140〜
220℃で4時間エステル交換反応を行つた。次い
でセバシン酸131部を加え、210〜230℃で1時間
反応させた後、反応系を1〜0.2mmHgまで減圧し
ながら20分間230℃で重縮合反応を行つた。得ら
れたポリエステルジオール(A−1)は末端滴定
法、NMR等の分析より、分子量は2000、酸価
0.2KOHmg/g、組成は次の通りであつた。 テレフタル酸 45モル% イソフタル酸 20 セバシン酸 32.5 5−ナトリウムスルホイソフタル酸 2.5 エチレングリコール 50 ネオペンチルグリコール 50 同様の製造方法により表−1に示したポリエス
テルジオール(A−2)〜(A−5)を得た。 実施例 1 温度計、撹拌機、還流式冷却器を具備した反応
容器中にトルエン172部、メチルエチルケトン172
部、ポリエステルジオール(A−1)100部およ
びネオペンチルグリコール10部を仕込み、溶解後
4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート32部
およびジブチル錫ジラウレート0.02部を加え、70
〜75℃で60分反応させた後、コロネート2030(日
本ポリウレタン社製、トリレンジイソシアネート
の3量体の50%溶液)を10部を加え、更に75℃で
10時間反応させた。 得られたポリウレタン樹脂(U−1)溶液は溶
液粘度30ポイズ/25℃、固形分濃度30重量%の淡
黄色の透明な溶液であつた。なお、ゲル浸透クロ
マトグラフイー(G.P.C)による分析ではポリウ
レタン樹脂の分子量は18000であつた。 実施例2〜6、比較例1〜9 実施例1と同様にして表−2に記載したポリウ
レタン樹脂(U−2)〜(U−14)を得た。比較
中、比較例1はイソシアヌレート環含有トリイソ
シアネートを含まない樹脂で、比較例2、3はイ
ソシアヌレート環含有トリイソシアネートが5×
10-3≦d/c+d≦1×10-1の範囲を満足しない樹 脂である。比較例4、5はイソシアヌレート環不
含トリイソシアネートおよびTMP(トリメチロー
ルプロパン)を使用したものである。また、比較
例6、7は1≦b/a≦5の範囲外のものであり、 b/a<1の比較例6は表−2の樹脂特性に示して いる様に破断強度が非常に低く、目的とするポリ
ウレタン樹脂の強靭性を有していない。b/a>5 の比較例7も溶液が白濁する。 比較例8は分岐状短鎖ジオール量が短鎖ジオー
ル成分として30重量%に満たないものであり白濁
する。 比較例9はポリウレタン樹脂の分子量が8000未
満の樹脂であり、樹脂特性において、本発明が目
的とするポリウレタン樹脂の強靭性より著しく低
いものである。
The present invention relates to a method for producing thermoplastic polyurethane resin, and more specifically, it is soluble in general-purpose organic solvents, has excellent mechanical properties in itself, and has excellent heat resistance when cured into a three-dimensional network. The object of the present invention is to provide a method for producing a thermoplastic polyurethane resin which can provide a polyurethane resin having solvent resistance and is particularly suitable for the fields of paints, coating agents, adhesives, etc. Polyurethane resins have excellent physical properties such as toughness and abrasion resistance that are unique to polyurethane resins due to intermolecular hydrogen bonds formed by urethane bonds. However, increasing the urethane group concentration lowers the solubility in general-purpose organic solvents. That is, conventional thermoplastic polyurethane resins are either insoluble in general-purpose organic solvents, or highly polar and high-boiling solvents such as dimethylformamide, N-methylpyrrolidone, dimethylsulfamide, diclohexane, tetrahydrofuran,
Many of them are soluble only in cyclic ethers such as dioxane, and when used as a solution in such an organic solvent, there are problems such as decreased workability and swelling or dissolution of the material to be coated. In addition, in order to improve the heat resistance, solvent resistance, etc. of high molecular weight thermoplastic polyurethane resins, polyisocyanate compounds are used in the case of hydroxyl-terminated thermoplastic polyurethane resins, and polyols are used in the case of isocyanate-terminated thermoplastic polyurethane resins. A so-called two-component method is known in which a curing reaction is performed using a compound. However, in the case of conventional thermoplastic polyurethane resins that use terminal groups as crosslinking points, crosslinking by urethane bonds has a low crosslinking density, so it is not possible to sufficiently improve heat resistance.
No improvement in solvent resistance can be obtained. Further, crosslinking by allophanatization reaction, which is a reaction between a urethane bond and an isocyanate group, has the drawback of requiring high temperature. In order to improve the crosslinking density of the cured product obtained by the two-component method, branched polyurethane resin is created by using tri- or higher-functional polyol components such as trimethylolpropane (TMP) and pentaerythol as part of the raw materials for polyurethane resin. is known to be used. This method has the disadvantage that the solubility of the polyurethane resin in general-purpose solvents decreases or becomes insolubilized depending on the amount of the trifunctional or higher-functional polyol component used, and the pot life in the two-component state decreases. The present inventors have arrived at the present invention as a result of intensive research to solve the above-mentioned drawbacks and develop a thermoplastic polyurethane resin having the characteristics shown below. It is soluble in at least one solvent selected from methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, ethyl acetate, cellulosolve acetate, toluene, xylene, and the like. Excellent mechanical properties such as toughness and wear resistance. When used in a two-component method, it has a long pot life and excellent curability. The objects of the present invention are long chain diols, short chain diols,
It has been found that this can be achieved by using an isocyanurate ring-containing triisocyanate together with an organic diisocyanate, and by using a branched short-chain diol as the short-chain diol within a specific range. That is, the present invention uses long chain diols with a molecular weight of 500 to 5000.
A method for producing a thermoplastic polyurethane resin using (A), a short-chain diol (B) with a molecular weight of less than 500, an organic diisocyanate (C), and an isocyanurate ring-containing triisocyanate (D), the method comprising Contains 30 to 100% by weight of a short chain diol having an alkyl group in the chain based on the total weight of component (B), and the above (A), (B),
This is a method for producing a thermoplastic polyurethane resin having a molecular weight of 8,000 or more, which is characterized by reacting components (C) and (D) in the following ratio. () 1≦b/a≦5 () 5×10 -3 ≦d/c+d≦1×10 -1 () 0.9≦a+b/c+d≦1.3 (where a is the number of moles of component (A), b is the number of moles of component (B), c is the number of moles of component (C), and d is the number of moles of component (D).) In the present invention, isocyanurate ring-containing as part of the polyisocyanate raw material By using triisocyanate in a specific range, a thermoplastic polyurethane resin with excellent curability can be obtained without significantly shortening the pot life in the two-component method. Even if this isocyanurate ring-containing triisocyanate is replaced with another trifunctional raw material, such as trimethylolpropane or a 1:3 adduct of trimethylolpropane and tolylene diisocyanate, the effects found in the present invention are not obtained. The long chain diol (A) used in the present invention has a molecular weight of
ranges from 500 to 5000, polyester diol,
Examples include polyether diol and polycarbonate diol. The carboxylic acid component of polyester diol includes aromatic dicarboxylic acids such as terephthalic acid, isophthalic acid, orthophthalic acid, 1,5-naphthalic acid, β-oxybenzoic acid, p-
Examples include aromatic oxycarboxylic acids such as (hydroxyethoxy)benzoic acid, aliphatic dicarboxylic acids such as succinic acid, adipic acid, azelaic acid, sebacic acid, and dodecanedicarboxylic acid. Particularly preferred are terephthalic acid, isophthalic acid, adipic acid, and sebacic acid. In addition, the glycol components of polyester diol include ethylene glycol, propylene glycol, 1,3-propanediol, 1,4-butanediol, 1,5-
pentanediol, 1,6-hexanediol,
Neopentyl glycol, diethylene glycol, dipropylene glycol, 2,2,4-trimethyl-1,3-pentanediol, cyclohexanedimethanol, ethylene oxide adduct and propylene oxide adduct of bisphenol A, ethylene of hydrogenated bisphenol A oxide adducts and propylene oxide adducts,
Examples include polyethylene glycol, polypropylene glycol, and polytetramethylene glycol. Raw materials for polyester diol other than those listed above include 5-sodium sulfoisophthalic acid, 5-
Ester-forming compounds containing sulfonic acid metal bases such as potassium sulfoisophthalic acid and sodium sulfoterephthalic acid, and the following general formula [],
It may also be a polyester diol copolymerized with a phosphorus-containing ester-forming compound shown in [ ]. (In the formula, R is a monovalent ester-forming functional group. R 2 and R 3 are the same or different groups, and are a monovalent hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms, a halogen atom, and a monovalent ester-forming functional group. selected from the group consisting of ester-forming functional groups.X represents a divalent or trivalent organic residue; n1 is 1 or 2; n2 and n3 are each 0
or an integer from 1 to 4) (In the formula, R 4 is a hydrogen atom, a hydrocarbon group having 1 to 12 carbon atoms that may contain an ester-forming functional group, or M 2 . R 5 is a divalent or trivalent group having 1 to 6 carbon atoms.
valent hydrocarbon group. R 6 is a hydrogen atom, a hydrocarbon group having 1 to 12 carbon atoms which may contain a hydroxyl group, or M 3 . M 1 , M 2 and M 3 are alkali metal atoms. m represents an integer of 0 or 1, l represents an integer of 1 or 2) A phosphorus-containing compound represented by the general formula [], [],
Thermoplastic polyurethane resins using polyester diols obtained as at least one raw material containing compounds containing sulfonic acid metal bases have a low ability to disperse inorganic pigments, fillers, etc. that are found in conventionally known thermoplastic polyurethane resins. This is effective in significantly improving this drawback. Examples of polyether diols include polyalkylene glycols such as polyethylene glycol, polypropylene glycol, and polytetramethylene glycol. The polycarbonate diol is a long chain diol represented by the general formula H(-O-R-OCO) -o ROH, where R is diethylene glycol, 1,6-hexanediol,
Bisphenol A and the like. The long chain diol (A) used in the present invention has a molecular weight of
Use something between 500 and 5000. If the molecular weight is less than 500, the urethane group concentration will increase, reducing the flexibility of the resin.
Solvent solubility decreases. Moreover, when the molecular weight exceeds 5000, the urethane group concentration decreases, and the toughness, abrasion resistance, etc. characteristic of polyurethane resins decrease. The short chain diol (B) used in the present invention has a molecular weight of
less than 500, ethylene glycol, 1,3-
Straight chain glycols such as propylene glycol, 1,4-tetramethylene glycol, 1,6-hexanediol, cyclohexanedimethanol, xylylene diglycol, ethylene oxide adduct of bisphenol A, propylene glycol,
Neopentyl glycol, 1,2-butanediol, 1,3-butanediol, 2,2,4-trimethyl-1,3-pentanediol, propylene oxide adduct of bisphenol A, neopentyl hydroxypivalate, stearic acid Examples include branched glycols such as monoglycerides. Examples of short chain diols (B) other than those mentioned above include phosphorus-containing compounds represented by the following general formula []. (In the formula, R 7 and R 8 represent a monovalent hydrocarbon group,
They may be the same or different groups. R 9 and R 10 are substituted or unsubstituted divalent alkylene groups, oxyalkylene groups or polyoxyalkylene groups, and may be the same or different groups. Y, Z
is a hydroxyl group when R 9 and R 10 are alkylene groups,
When R 9 and R 10 are an oxyalkylene group or a polyoxyalkylene group, they represent a hydrogen atom. ) When a phosphorus-containing compound represented by the general formula [] is used as a raw material for a thermoplastic polyurethane resin, it is effective in improving the low dispersibility of inorganic pigments, fillers, etc., which is a drawback of conventional polyurethane resins. In the present invention, 30 to 100% by weight of branched glycol is used in the short chain diol (B) component to impart solubility in general purpose solvents. Although it depends on the manufacturing method of thermoplastic polyurethane resin, the ratio of short chain diol, etc., diol having a side chain alkyl group accounts for 30% by weight.
If it is less than that, solubility will decrease. The organic diisocyanate (C) used in the present invention includes 2,4-tolylene diisocyanate, 2,6
-tolylene diisocyanate, p-phenylene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, m-phenylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, 3,3'-dimethoxy-4,4'-biphenylene diisocyanate, 2,
4-naphthalene diisocyanate, tetramethylene diisocyanate, 3,3'-dimethyl-4,
4'-biphenylene diisocyanate, 4,4'-diphenylene diisocyanate, 4,4'-diisocyanate-diphenyl ether, 1,5-naphthalene diisocyanate, p-xylylene diisocyanate, m-xylylene diisocyanate,
Examples include 1,3-diisocyanatemethylcyclohexane, 1,4-diisocyanatemethylcyclohexane, 4,4'-diisocyanatedicyclohexane, 4,4'-diisocyanatedicyclohexylmethane, and isophorone diisocyanate. Examples of the isocyanurate ring-containing triisocyanate used in the present invention include trimers of the above-mentioned organic diisocyanates and polymers of the trimers. Examples of isocyanurate ring-containing triisocyanates obtained from 2,4-tolylene diisocyanate include: For example, the following can be mentioned. Examples of the short chain diol having an alkyl group in the side chain used as a raw material for the thermoplastic polyurethane resin of the present invention include 1,2-propylene glycol,
Examples include 1,3-butanediol neopentyl glycol, an ethylene oxide adduct or a propylene oxide adduct of bisphenol A. The resin contains a long chain diol (A) with a molecular weight of 500 to 5000, a short chain diol (B) with a molecular weight of less than 500, an organic diisocyanate (C), and an isocyanurate ring-containing triisocyanate (D), with the number of moles of each component being determined. a,
When b, c and d, () 1≦b/a≦5 () 5×10 -3 ≦d/c+d≦1×10 -1 () Polyaddition reaction in the range of 0.9≦a+b/c+d≦1.3 It can be obtained by
When b/a exceeds 5, the solubility in general-purpose solvents decreases, and when b/a is less than 1, the toughness characteristic of polyurethane resins decreases, making it impossible to achieve the object of the present invention.
d/c+d represents the proportion of isocyanurate ring-containing triisocyanate in the isocyanate component,
When d/c+d exceeds 1×10 −1 , the polyurethane resin gels. On the other hand, if d/c+d is less than 5×10 −3 , the effect of using the isocyanurate ring-containing triisocyanate will not be seen. a+b/c+d determines the molecular weight of the thermoplastic polyurethane resin.
When a+b/c+d is less than 1, the resin becomes an isocyanate-terminated polyurethane resin and is cured by moisture. In the present invention, a+b/c+d is desirably 1 or more from the viewpoint of storage stability in a solution state. Methods for producing thermoplastic polyurethane resins include the one-shot method in which all diol components and all isocyanate components are reacted simultaneously, and the one-shot method in which a long-chain diol and an isocyanate component are reacted to obtain an isocyanate-terminated prepolymer that is chain-extended with a short-chain diol. There is a polymer method. In the present invention, in either the one-shot method or the prepolymer method, especially organic diisocyanates with 70%
It is preferable to add the isocyanurate ring-containing triisocyanate at the stage where % or more of the isocyanurate ring-containing triisocyanate has reacted. When the isocyanurate ring-containing triisocyanate is added during a reaction in which the organic diisocyanate content is less than 70%, gelation may occur if the amount of the isocyanurate ring-containing triisocyanate used is large. Thermoplastic polyurethane resins can be produced by using raw materials in a molten state or by dissolving them in a solvent, but in the case of the present invention, the entire reaction is carried out in a single or mixed solvent such as methyl ethyl ketone, toluene, or ethyl acetate. Preferred is a method in which the prepolymer is prepared in a molten state and the chain extension reaction is carried out in a solvent. The molecular weight of the thermoplastic polyurethane resin needs to be 8000 or more in view of mechanical properties such as toughness and abrasion resistance. When producing a thermoplastic polyurethane resin, stannous octylate, dibutyltin dilaurate, triethylamine, etc. may be used as a reaction catalyst. Also,
Ultraviolet absorbers, hydrolysis inhibitors, antioxidants, gas yellowing inhibitors, colorants, inorganic fine particles, metal soaps, organopolysiloxanes, perfluoroalkyl group-containing mold release agents, and other additives are added to thermoplastic polyurethane resins. It may be added before, during or after the production. The thermoplastic polyurethane resin thus obtained is suitable for use in paints, coating agents, adhesives, etc., and is also useful as a fiber treatment agent, magnetic binder, etc. Hereinafter, the present invention will be specifically explained with reference to Examples. In addition, in the examples, parts simply indicate parts by weight. <Production example of polyester resin> 175 parts of dimethyl terephthalate,
Add 78 parts of dimethyl isophthalate, 161 parts of ethylene glycol, 145 parts of neopentyl glycol, 14.8 parts of dimethyl 5-sodium sulfoisophthalate, and 0.2 parts of tetrabutyl titanate.
Transesterification reaction was carried out at 220°C for 4 hours. Next, 131 parts of sebacic acid was added and the mixture was reacted at 210 to 230°C for 1 hour, followed by polycondensation reaction at 230°C for 20 minutes while reducing the pressure of the reaction system to 1 to 0.2 mmHg. The obtained polyester diol (A-1) was found to have a molecular weight of 2000 and an acid value by end titration method, NMR analysis, etc.
The content was 0.2KOHmg/g, and the composition was as follows. Terephthalic acid 45 mol% Isophthalic acid 20 Sebacic acid 32.5 5-Sodium sulfoisophthalic acid 2.5 Ethylene glycol 50 Neopentyl glycol 50 Polyester diols (A-2) to (A-5) shown in Table 1 were produced by the same manufacturing method. Obtained. Example 1 172 parts of toluene and 172 parts of methyl ethyl ketone were placed in a reaction vessel equipped with a thermometer, stirrer, and reflux condenser.
After dissolving 100 parts of polyester diol (A-1) and 10 parts of neopentyl glycol, 32 parts of 4,4'-diphenylmethane diisocyanate and 0.02 parts of dibutyltin dilaurate were added.
After reacting at ~75°C for 60 minutes, 10 parts of Coronate 2030 (manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd., 50% solution of tolylene diisocyanate trimer) was added, and the mixture was further incubated at 75°C.
The reaction was allowed to proceed for 10 hours. The obtained polyurethane resin (U-1) solution was a pale yellow, transparent solution with a solution viscosity of 30 poise/25°C and a solid content concentration of 30% by weight. Furthermore, analysis by gel permeation chromatography (GPC) showed that the molecular weight of the polyurethane resin was 18,000. Examples 2 to 6, Comparative Examples 1 to 9 Polyurethane resins (U-2) to (U-14) shown in Table 2 were obtained in the same manner as in Example 1. During the comparison, Comparative Example 1 was a resin containing no isocyanurate ring-containing triisocyanate, and Comparative Examples 2 and 3 were resins containing 5× isocyanurate ring-containing triisocyanate.
The resin does not satisfy the range of 10 -3 ≦d/c+d≦1×10 -1 . Comparative Examples 4 and 5 use triisocyanate containing no isocyanurate ring and TMP (trimethylolpropane). In addition, Comparative Examples 6 and 7 are outside the range of 1≦b/a≦5, and Comparative Example 6 with b/a<1 has extremely high breaking strength as shown in the resin properties in Table 2. It does not have the desired toughness of polyurethane resin. In Comparative Example 7 where b/a>5, the solution also becomes cloudy. In Comparative Example 8, the amount of branched short-chain diol was less than 30% by weight as a short-chain diol component, resulting in cloudiness. In Comparative Example 9, the polyurethane resin has a molecular weight of less than 8000, and its resin properties are significantly lower than the toughness of the polyurethane resin targeted by the present invention.

【表】【table】

【表】【table】

【表】【table】

【表】 () 硬化性および溶液での増粘 表−2に示した熱可塑性ポリウレタン樹脂溶
液に三官能イソシアネート化合物(日本ポリウ
レタン工業社製、コロネートL(TMP・
〔TDI〕3)使用)を固形分比で10重量%加え、
MEK/トルエン=1/1で固形分濃度15重量
%に調整した。この溶液をポリエステルフイル
ム上に乾燥後の塗膜厚みが10μになるように塗
布し、100℃で1分間熱風乾燥後、50℃、40%
RHの雰囲気下に1日間放置した。得られたポ
リエステルフイルムをMEK中1時間浸漬し、
浸漬前後および塗布層を完全にこすり取つた後
の重量と比較してMEK不溶分を測定した。ま
た、該15重量%溶液の20℃での溶液粘度の経時
変化の測定結果を表−3に示す。
[Table] () Curability and thickening in solution A trifunctional isocyanate compound (manufactured by Nippon Polyurethane Kogyo Co., Ltd., Coronate L (TMP) was added to the thermoplastic polyurethane resin solution shown in Table 2.
[TDI] 3 )) was added at 10% by weight based on the solid content,
The solid content concentration was adjusted to 15% by weight with MEK/toluene = 1/1. This solution was applied to a polyester film so that the film thickness after drying was 10μ, and after drying with hot air at 100℃ for 1 minute, the solution was heated to 40% at 50℃.
It was left in an RH atmosphere for 1 day. The obtained polyester film was immersed in MEK for 1 hour,
The MEK insoluble content was measured by comparing the weight before and after dipping and after completely scraping off the coated layer. Furthermore, Table 3 shows the measurement results of the change in solution viscosity over time of the 15% by weight solution at 20°C.

【表】 ※ 溶液粘度が最初の値の3倍になるまでにか
かつた日数
*溶液粘度が最初の値の3倍になるまでにかか
つた日数 実施例1〜6は比較例に比べ、硬化性に優れ
ており、かつ溶液保存安定性においてもほとん
ど差が見られなかつた。 () 耐摩耗性 テーバー試験機により()のMEK不溶分
測定に使用したサンプルと同条件のサンプル
(但し膜厚は50μm)の摩耗量を測定した。結
果を表−4に示す。
[Table] * Number of days it took for the solution viscosity to become three times its initial value * Number of days it took for the solution viscosity to become three times its initial value Examples 1 to 6 were compared to the comparative example. It had excellent curability, and there was almost no difference in solution storage stability. () Abrasion resistance A Taber tester was used to measure the amount of wear on a sample under the same conditions as the sample used for measuring the MEK insoluble content in () (however, the film thickness was 50 μm). The results are shown in Table 4.

【表】 () 顔料、充填剤を含む塗膜の特性 ポリウレタン樹脂/γ−Fe2O3/硬化剤
(コロネートL)/MEK/トルエン=100/
100/20/600/600(重量比) ポリウレタン樹脂/カーボンブラツク/硬
化剤(コロネートL)/MEK/トルエン=
100/100/20/600/600(重量比) 上記、の比率で配合し、ボールミルによ
り10時間分散させた後、ポリエステルフイルム
上に厚みが10μになるように塗布し、100℃1
分間熱風乾燥後、50℃、80%RHの雰囲気下に
1日間放置した。得られた塗膜の硬化性および
表面光沢度の測定結果を表−5に示す。
[Table] () Characteristics of coating film containing pigments and fillers Polyurethane resin/γ-Fe 2 O 3 / Hardening agent (Coronate L) / MEK / Toluene = 100 /
100/20/600/600 (weight ratio) Polyurethane resin/Carbon Black/Curing agent (Coronate L)/MEK/Toluene =
100/100/20/600/600 (weight ratio) Mixed in the above ratio, dispersed in a ball mill for 10 hours, coated on a polyester film to a thickness of 10μ, and heated at 100°C.
After drying with hot air for a minute, it was left in an atmosphere of 50° C. and 80% RH for one day. Table 5 shows the measurement results of the curability and surface gloss of the resulting coating film.

【表】 取られるまでの回数
*2) 光沢度計により測定した値(入
射角60度の時のデータ)
表−5より明らかに実施例は比較例より、塗
膜の硬化性において優れており、顔料の分散性
の尺度となる表面光沢度においても、極性基を
含んでいる実施例は高い値を示している。 () ポリエステルフイルムとの接着性 50μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレー
トフイルムに、上記()で配合したと同じ溶
液を乾燥後の膜厚が10μmになるように塗布
し、100℃3分間熱風乾燥後、アルミ箔(15μ
m)に120℃、3Kg/cm2、5secの条件で圧着さ
せ、40℃3日間放置した。これの20℃及び100
℃での剥離強度の測定結果を表−6に示す。
[Table] Number of times until taken
*2) Value measured using a gloss meter (data at an incident angle of 60 degrees)
From Table 5, it is clear that the Examples are superior to the Comparative Examples in terms of the curability of the coating film, and the Examples containing polar groups also show high values in terms of surface gloss, which is a measure of pigment dispersibility. ing. () Adhesiveness to polyester film A 50 μm biaxially oriented polyethylene terephthalate film was coated with the same solution blended in () above so that the film thickness after drying was 10 μm, and after drying with hot air at 100°C for 3 minutes, Aluminum foil (15μ
m) under the conditions of 120°C, 3Kg/cm 2 , 5sec, and left at 40°C for 3 days. 20℃ and 100℃ of this
Table 6 shows the measurement results of peel strength at ℃.

【表】 表−6より実施例は比較例と比べて耐熱性に
優れていることがわかる。 実施例 7 実施例1と同様の反応容器中にトルエン174部、
メチルエチルケトン174部、ポリエステルジオー
ル(A−1)100部およびプロピレングリコール
4部を仕込み溶解後、4,4′−ジフエニルメタン
ジイソシアネート34部およびジブチル錫ジラウレ
ート0.02部を加え70〜75℃で60分反応させた後、
1,6−ヘキサンジオール6部を加え、30分後に
コロネートEH(日本ポリウレタン工業社製、ヘ
キサメチレンジイソシアネートの三量体)5部を
仕込み、更に75℃で10時間反応させた。得られた
ポリウレタン樹脂(U−15)溶液は溶液粘度15ポ
イズ/25℃、固形分濃度30重量%の淡黄色の透明
な溶液であつた。ポリウレタン樹脂の分子量は
G.P.Cによる分析では25000であつた。 実施例8、比較例10、11 実施例7と同様な方法で表−7に示すようなポ
リウレタン樹脂(U−16)〜(U−18)溶液を得
た。 比較例10、11は透明性が不良である。この理由
としては短鎖ジオール成分として側鎖アルキル基
を有する短鎖ジオールが30重量%未満であるため
である。
[Table] From Table 6, it can be seen that the examples are superior in heat resistance compared to the comparative examples. Example 7 In a reaction vessel similar to Example 1, 174 parts of toluene,
After charging and dissolving 174 parts of methyl ethyl ketone, 100 parts of polyester diol (A-1) and 4 parts of propylene glycol, 34 parts of 4,4'-diphenylmethane diisocyanate and 0.02 parts of dibutyltin dilaurate were added and reacted at 70 to 75°C for 60 minutes. After letting
6 parts of 1,6-hexanediol were added, and 30 minutes later, 5 parts of Coronate EH (manufactured by Nippon Polyurethane Kogyo Co., Ltd., a trimer of hexamethylene diisocyanate) was added, and the mixture was further reacted at 75°C for 10 hours. The obtained polyurethane resin (U-15) solution was a pale yellow, transparent solution with a solution viscosity of 15 poise/25°C and a solid content concentration of 30% by weight. The molecular weight of polyurethane resin is
According to GPC analysis, it was 25,000. Example 8, Comparative Examples 10 and 11 Polyurethane resin (U-16) to (U-18) solutions as shown in Table 7 were obtained in the same manner as in Example 7. Comparative Examples 10 and 11 have poor transparency. The reason for this is that the short chain diol component having a side chain alkyl group is less than 30% by weight.

【表】【table】

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 分子量が500〜5000の長鎖ジオール(A)、分子
量が500未満の短鎖ジオール(B)、有機ジイソシア
ネート(C)およびイソシアヌレート環含有トリイソ
シアネート(D)を用いる熱可塑性ポリウレタン樹脂
の製造法であつて、(B)成分として側鎖にアルキル
基を有する短鎖ジオールを(B)成分の全重量に対し
30〜100重量%含み、かつ上記(A)、(B)、(C)および
(D)成分を下記の比率で反応させてなることを特徴
とする分子量8000以上の熱可塑性ポリウレタン樹
脂の製造法。 () 1≦b/a≦5 () 5×10-3≦d/c+d≦1×10-1 () 0.9≦a+b/c+d≦1.3 (式中、aは(A)成分のモル数、bは(B)成分のモル
数、cは(C)成分のモル数であり、dは(D)成分のモ
ル数である。)
[Claims] 1. Heat treatment using a long chain diol (A) with a molecular weight of 500 to 5000, a short chain diol (B) with a molecular weight of less than 500, an organic diisocyanate (C) and an isocyanurate ring-containing triisocyanate (D) A method for producing a plastic polyurethane resin, which comprises adding a short chain diol having an alkyl group in the side chain as the component (B) to the total weight of the component (B).
Contains 30 to 100% by weight, and the above (A), (B), (C) and
A method for producing a thermoplastic polyurethane resin having a molecular weight of 8,000 or more, characterized by reacting component (D) in the following ratio. () 1≦b/a≦5 () 5×10 -3 ≦d/c+d≦1×10 -1 () 0.9≦a+b/c+d≦1.3 (where a is the number of moles of component (A), b is the number of moles of component (B), c is the number of moles of component (C), and d is the number of moles of component (D).)
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