JPH04175037A - モデム信号検出方式 - Google Patents

モデム信号検出方式

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JPH04175037A
JPH04175037A JP2309201A JP30920190A JPH04175037A JP H04175037 A JPH04175037 A JP H04175037A JP 2309201 A JP2309201 A JP 2309201A JP 30920190 A JP30920190 A JP 30920190A JP H04175037 A JPH04175037 A JP H04175037A
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signal
modem
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detection
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Application number
JP2309201A
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Inventor
Keizo Sakamoto
坂本 啓造
Yoshihiro Tomita
吉弘 富田
Hironori Orihara
折原 浩徳
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、適応差分符号化装置に係り、特に、モデム通
信中か否かを検出して、モデム信号に適した符号化特性
に切替るためのモデム信号検出方式に関する。
音声信号の適応差分符号化方式(以下ADPCM符号化
方式と称す)は、第1図(a)に1例を示す音声のパワ
ースペクトルの統計的性質を利用し、従来のPCMに比
べて少ない伝送レート(帯域)で効率良く音声を伝送し
ようとするものである。
〔従来の技術〕
このADPCM符号化方式を現存する通信網に適応する
場合、音声信号の他に音声帯域モデム信号のデータ伝送
も可能であることが望ましいが、音声帯域モデム信号の
パワースペクトルは第1図(blの1例に示す如く、音
声信号の信号電力が40dB程度の変化を示すのに対し
変動が少なく、明らかに統計的性質が異なる。
ADPCM符号化方式として、音声信号を1/2に帯域
圧縮し32KbpSのビットレートにより音声伝送を実
現する符号化アルゴリズムが、CCITTから勧告され
ているCG、721)、この符号化アルゴリズムは、前
述の如く、第1図(a)に−例を示した音声のパワース
ペクトルの統計的性質を利用している。したがって、第
1図(b)に示すようなパワースペクトルを有するモデ
ム信号の符号化には適しておらず、4,800bpsの
速度までのモデム信号の符号化しか補償されていない。
〔発明が解決すべき課題〕
したがって、現在量も多く使用されているファクシミリ
通信のCI[I規格で使用する9600bpSのモデム
信号を伝送することはできない。
そこで、このモデム信号を検出してモデム通信と判定し
た時には、モデム専用のアルゴリズムに切替える方式が
USP4,788,692において提案されている。こ
の方式に於けるモデム通信の検出は、9600bpsモ
デム信号の初期トレーニング信号を監視することにより
行われている。又入力信号が一定のレベル以下になった
時に、モデム通信の終了を検出するものである。このよ
うなモデム通信の検出を回線雑音が多い場合でも確実に
行うことが要望されている。
したがって、本発明の目的は、モデム通信開始を確実に
検出するために、トレーニング信号の検出を、回線雑音
の有無によらず確実に行うことにある。
また、本発明の他の目的は、モデム通信終了を確実に検
出して、回線雑音の有無によらず、モデム符号化モード
から音声符号化モードへの切替えを確実、且つ迅速に行
うことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の基本構成を第2図を
参照しつつ説明する。
請求項1によれば、モデムトレーニング信号中の第一の
信号パターンの検出に続いて第一の信号の位相を反転し
た第二の信号パターンを検出することによってモデムト
レーニング信号を検出するモデム信号検出装置は、第一
の信号パターン検出部2と第二の信号パターン検出部3
とを有する。
さらに処理部6には第一の信号パターン検出判定後、所
定時間の経過をカウントするタイマ手段と、 該第一の信号パターン検出判定後、該タイマ手段により
カウントされる所定時間内に該第二の信号パターンが検
出されなかった時、該第一の信号パターン検出判定を無
効化するリセット手段とを備える。
請求項2によれば、モデムトレーニング信号中の無音区
間の検出に続いて、所定の信号パターンを検出すること
によってモデムトレーニング信号を検出するモデム信号
検出装置は、無音信号レベル検出部1を有する。
さらに処理部6にはモデムトレーニング信号中の無音区
間の入力信号レベルの平均値を求める手段と、 請求められた無音区間の平均値を入力信号より差し引く
手段とを備える。
そして、処理部6では該平均値を差し引いた後の入力信
号により該所定の信号パターンの検出を行う。
請求項3によれば、モデムのトレーニング期間のトレー
ニング信号を監視してモデム通信の開始を検出し、モデ
ム受信信号を監視してモデム通信の終了を検出するモデ
ム信号検出装置は、無音信号レベル検出部lで検出した
トレーニング信号の最初に送信される無信号区間の受信
レベルと受信信号レベル検出部5で検出したトレーニン
グ期間中の受信信号レベルとにより通信品質を求め、こ
の通信品質がモデム通信に適しているか否かを処理部6
で判定する。処理部6は求めた通信品質が一定の閾値以
上の場合にはモデム通信の開始の検出結果を有効とし一
定の閾値以下の場合にはモデム通信の開始の検出結果を
無効化する。
また、請求項4に示すように、処理部6は、前記トレー
ニング信号の最初に送信される無信号区間中の受信レベ
ルに一定比率を乗じた値を前記閾値とする。
さらに、請求項5に示すように、処理部6は、前記無信
号区間に続(第1の信号パターンからこの第1の信号パ
ターンに続く第2の信号パターンを検出した時点から所
定時間さかのぼった時点における受信レベルを前記無信
号区間の受信レベルとする。
請求項6によれば、モデムのトレーニング期間のトレー
ニング信号を監視してモデム通信の開始を検出し、モデ
ム受信信号を監視してモデム通信の終了を検出するモデ
ム信号検出装置は、処理部6に、 閾値レベルの設定部と、 該設定部に設定された閾値レベルと受信信号レベル検出
部5で検出した前記受信信号レベルとを比較して、前記
モデム通信が終了したか否かを判定する比較判定部とを
備える。
処理部6は受信信号レベルを基に前記設定部に閾値レベ
ルを設定し、該閾値レベルと、モデム通信開始後の受信
信号レベルとを前記比較判定部に於いて比較し、該受信
信号レベルが前記閾値レベルより低下した時に、前記モ
デム通信の終了と判定する。
また請求項7に示すように、処理部6は前記トレーニン
グ期間の最初の無信号区間に於ける回線)受信レベルに
、一定比率のマージンを加えて前記設定部の閾値レベル
とする。
また請求項8に示すように、処理部6は前記無信号区間
に続く、第1の信号パターン又は、第1の信号パターン
続く第2の信号パターンの信号レベルに、所定の定数を
乗算して、前記設定部の閾値レベルとする。
また請求項9に示すように、処理部6は、キャリア信号
レベル検出部4で検出した前記モデム通信の開始後のキ
ャリア信号のレベルに従った閾値レベルを前記設定部に
設定し、回線の受信信号のキャリア信号レベルと前記設
定部に設定された閾値レベルとを、前記比較判定部によ
り比較し、前記受信信号のキャリア信号レベルが前記閾
値レベルより低下した時に、前記モデム通信の終了と判
定する。
さらに請求項IOに示すように、処理部6は前記モデム
通信の開始後のモデム通信中の信号レベルを基に前記設
定部に閾値レベルを設定し、該閾値レベルと前記受信信
号レベルとを前記比較判定部により比較して、前記受信
信号レベルが前記閾値レベルより低下した時に、前記モ
デム通信の終了と判定する。
請求項11によればモデムのトレーニング期間のトレー
ニング信号を監視してモデム通信の開始を検出し、モデ
ム受信信号を監視してモデム通信の終了を検出するモデ
ム信号検出装置は、無音信号レベル検出部1で検出した
トレーニング信号の最初に送信される無信号区間の雑音
レベルを記憶する手段を処理部6に有する。
さらに、モデム通信中の受信レベルを受信信号レベル検
出部5を有し、処理部6により該雑音レベルと該モデム
通信中の受信レベルとが同等の信号レベルとなった時に
モデム通信の終了を検出する。
最後に請求項12によれば、モデムのトレーニ’Jり期
間f)トレーニング信号を監視してモデム通信の開始を
検出し、モデム受信信号を監視してモデム通信の終了を
検出するモデム信号検出装置は、受信信号の全電力を検
出する受信信号レベル検出部5該受信信号中に含まれて
いるキャリア成分を抽出し、抽出したキャリア成分の電
力を検出するキャリア信号レベル検出部4とを有する。
そして処理部6により該キャリア成分の電力が該全電力
に比して所定値以下であることによりモデム通信の終了
を検出する。
〔作用〕
請求項1 第1.第2信号パターン検出部2.3で第1信号パター
ンと第2信号パターンの検出判定がされ、その検出判定
から所定時間が処理部6のタイマ手段によりカウントさ
れ始める。このタイマ手段が所定時間をカウントし終え
る前に、第2信号パターン検出部3で第2信号パターン
が検出されなかった場合には、第1信号パターンの検出
が誤りであったか、あるいは何らかの原因で第2信号パ
ターンの入力が途絶等したものと推定できる。よって第
1信号パターン検出部2での第1信号パターン検出判定
の結果を処理部6のリセット手段で無効化し、再度モデ
ムトレーニング信号の検出を第一信号パターン検出やり
直すようにする。
請求項2 モデムトレーニング信号の無音区間の成分は大略、回線
ノイズ成分となるので、無音信号レベル検出部1でこの
無音区間の信号レベル平均値を求めることでほぼ回線ノ
イズ成分の平均値を求めることができる。そして、処理
部6においてこの回線ノイズ成分の平均値を入力信号か
ら差し引けば、無音区間における回線ノイズ成分をほぼ
除去することができる。よって回線ノイズ除去後の入力
信号によりモデムトレーニング信号検出を行うようにす
れば、回線ノイズに起因したモデム信号パターンの誤検
出は防止される。
請求項3 モデムトレーニング信号の無信号区間の受信レベルはほ
ぼ回線雑音レベルと考えられる。従って無信号区間に続
く第1.第2信号パターンの受信信号レベルと、無信号
区間の受信レベルとを比較することにより、通話品質、
即ち、S/Nを求めることができる。
トレーニング信号より求めたS/Nが一定の閾値以下で
あれば、回線状態が非常に悪く、たとえ、モデム通信の
開始を検出できても、所定の通話品質を補償することは
できないので、この時は、モデム通信の開始の検出結果
を特徴とする請求項6 処理部6の設定部は、トレーニング信号又はモデム通信
中の信号等の回線を介した受信レベルを基に、閾値レベ
ルを設定する。処理部6の比較判定部は、受信信号レベ
ルと設定部に設定された閾値レベルとを比較し、モデム
通信が終了したか否かを判定するものである。
請求項7 この設定部に設定される閾値レベルは、例えば、トレー
ニング期間の最初の無信号区間に於ける回線の受信レベ
ルに、一定の比率のマージンを加えて設定することがで
きる。この場合、雑音レベルを基に設定することになり
、回線の雑音レベルが高いと、閾値レベルを高く設定す
ることになる。
請求項8 トレーニング期間のモデム通信開始直前に送出される第
1信号パターン又は第1信号パターンに続く第2信号パ
ターンの信号レベルに、所定の定数を乗算して閾値レベ
ルを設定することにより、回線を介した受信信号レベル
を基に閾値レベルを設定した場合に相当する。
請求項9 モデム通信に於けるキャリア信号のレベル変動は少ない
ものであるから、キャリア信号レベルを基に閾値レベル
を設定し、その後のキャリア信号レベルの変動を監視す
ることにより、モデム通信の終了検出を行うことができ
る。
請求項10 モデム通信中の受信信号レベル変動は少ないものである
から、この受信信号レベルを基に閾値レベルを設定し、
その後の受信信号レベルの変動を監視することにより、
モデム通信の終了検出を行うことができる。
請求項11 モデム通信中の雑音レベルは、信号レベルよりはるかに
小さい。無音区間に検出した雑音レベルを処理部6に記
憶しておき、この雑音レベルと受信信号レベル検出部5
で監視するモデム通信中の受信信号レベルとを処理部6
で比較する。受信信号レベルと雑音レベルとの差が小さ
くなった場合は、受信信号レベルが雑音レベルとほぼ同
等、即ち、モデム信号送信は終了したことを意味する。
したがって、処理部6の比較結果により、モデム通信の
終了を検出できる。
請求項12 受信信号レベル検出部5でモデム信号全体の電力を検出
すると共に、キャリア電力検出部4でモデム信号中に常
に存在するキャリア成分を抽出して電力を検出する。
そして、処理部6でキャリア成分の電力がモデム信号全
体の電力に比較して所定値以下であれば、モデム伝送は
終了したと判定する。
即ち、雑音が重畳して入力信号のレベルが高くなっても
、データ伝送終了時点で確実にモデムモードから音声モ
ードに自動的に切り戻しが行われる。
〔実施例〕
一般にモデム通信の開始及び終了の検出方法は、トレー
ニング信号を監視することによりモデム通信の開始を検
出し、モデム通信に於ける受信信号が一定のレベル以下
に低下したことにより、モデム通信の終了を検出するも
のであった。
CCITT勧告による9600bpsモデム通信(v2
9モデム通信)の場合、キャリア周波数1700Hzで
16値CAM変調によりデータを伝送するものであり、
そのデータ伝送に先立って一定期間、モデムの内部状態
の初期化の為のトレーニング信号が送信される。このト
レーニング信号は、第3図に示すように、セグメントl
〜4の4種類の信号により構成される。セグメントlは
29msの無信号区間、セグメント2は53m5のA/
Bパターン区間、セグメント3は160m5のC/Dパ
ターン区間、セグメント4は20m5のランダムパター
ン区間である。
セグメント2.3は、A/B、C/Dパターンの変調区
間であり、500Hz、1700Hz。
2900Hzの正弦波信号成分を含み、又セグメント2
.3の境界に於いて信号位相が180度変化(反転)す
るものである。
従って、20 m s無信号区間が継続した後に、入力
信号レベルが例えば−35dBmO以上で、500Hz
、1700Hz、2900Hzの帯域除去フィルタの出
力信号レベルが一定レベル以下であると共に、2900
Hzの帯域通過フィルタの出力信号レベルが全信号レベ
ルの1/3を示す区間が25〜43m5以上継続した時
に、音声信号符号化モードから、モデム信号符号化モー
ドへの切替え準備に入る。その後に、モデム通信のキャ
リア周波数1700Hzに同期する位相同期ループ回I
a(PLL)の出力信号を監視する。セグメント2.3
間の境界は正弦波信号の位相が180度反転するので、
これをPLLで検出し、モデム通信の開始であると判断
し、モデム信号符号化モードに切替え、モデム通信を開
始する。
そして、モデム通信開始後に、受信信号が例えば−35
dBmO以下になった時、モデム通信終了を検出するこ
とになる。
第4図はモデム信号検出部−の実施例のブロック構成図
であり、10は、アナログ・ディジタル変換器11=1
3は信号電力計算部、15は帯域阻止フィルタ、16.
17は帯域通過フィルタ、18は比較判定部である。前
述のように、9600bpsモデムに於いては、トレー
ニング信号として音声帯域内の3種敗周波数(500H
z、1700H2,2900I(z)の正弦波信号を用
イル。
帯域阻止フィルタ15は、500Hz、1700H2,
2900H2の帯域をそれぞれ阻止する構成を有し、又
帯域通過フィルタ16は2900’H2の帯域を通過さ
せ、帯域通過フィルタ17は1700Hzの帯域を通過
させる構成を有する。
A/D変換器10により、ディジタル信号に変換された
受信信号Sは、信号電力計算部11に於いて電力が計算
される。又帯域阻止フィルタ15により阻止された50
0Hz、1700Hz、2900Hzの帯域以外の帯域
成分の電力が、信号電力計算部12により計算される。
さらに帯域通過フィルタ16.17の通過帯域成分の電
力が、信号電力計算部13.14により計算される。そ
れぞれの信号電力計算部11〜13の出力信号So、R
o、w、、及び帯域通過フィルタ17の出力信号Yを用
いて、比較判定部18に於いてモデム通信の開始検出及
びモデム通信の終了検出が行われる。
各信号電力計算部11〜13の出力信号及び帯域通過フ
ィルタ17の出力信号を、以下、受信出力信号So、帯
域阻止出力信号Ro、2900H2受信出力信号W21
700H2受信出力信号Yとして説明する。
モデム通信の開始検出の条件は; 1、受信出力信号Soのレベル〉無信号時のレベル 2、帯域阻止出力信号ROのレベルく一定しベル 3、 2900Hz受信出力信号W2のレベルが、受信
出力信号SOのレベルの約173を占める期間が一定時
間以上継続すること 以上の3つの条件をそれぞれ満足した時に、モデム信号
符号化モードに切替る準備を行なう。
その後、第3図に示すトレーニング信号のセグメント2
.3間における正弦波信号の位相反転を検出した時に、
モデム通信開始と判断して、音声符号化モードからモデ
ム信号符号化モードに切替える。
前述した1、〜3.の条件を満足するか否かの判定は、
第4図の比較判定部18で行なわれる。
第5図は、比較判定部18の詳細構成を示すブロック図
である。
図中、21,22,24,25,26.は比較器、29
は遅延素子、36はフリップフロップ(FF)、37は
A/Bパターン検出部、38は位相同期ループ回路(P
LL) 、39は極性反転検出部、40はトレーニング
検出部、42は終了検出部である。
A/Bパターン検出部37、トレーニング信号検出部4
0、終了検出部42は、信号処理部50を構成する。
受信出力信号SOは複数の遅延素子29からなる遅延回
路を介してフリップフロップ36に加えられる。このフ
リップフロップ36は、モデム通信の終了検出信号ME
Dがクリア端子CLに加えられるとクリアされ、又モデ
ム通信開始の検出信号MSDがクロック端子CKに加え
られると、受信出力信号Soを記憶する構成を有するも
のである。従って、トレーニング信号のセグメント2゜
3間の位相反転によりモデム通信の開始検出を行った時
に、それ以前のセグメント1の無信号区間の受信出力信
号SOのレベルを記憶するように、遅延回路の遅延時間
を設定する。第3図かられかるように、この遅延時間は
53ms以上、73m5  (53+20m5)以下と
なるように設定すればよい。
フリップフロップ36のセット出力信号レベル(セグメ
ント1の無信号区間のレベル)をモデム通信終了検出の
為の閾値レベルとし、比較器21によりこの閾値レベル
と受信出力信号SOとを比較する。又無信号時に相当す
る一定のレベル、例えば、 35dBmQと受信出力信
号SOのレベルとを比較器22により比較する。これら
の比較器21.22の比較出力信号は、終了検出部42
に入力される。
又受信出力信号SOは、比較器25比較器26に入力さ
れ、比較器25に於いては、無信号時に相当するレベル
より高い一定のレベルの一33dBmOと比較され、比
較出力信号XIはA/Bパターン検出部37に入力され
る。即ち、前述の1゜の条件を判定するための信号が作
成される。又受信出力信号Soは乗算器にて0.28が
乗算され2900Hz受信出力信号W、と比較器26に
て比較される。
又帯域阻止出力信号Roは比較器24に於いて一定のレ
ベル(0,09)と比較され、比較出力信号X2はA/
Bパターン検出部37に入力される。
即ち、前述の2.の条件を判定するための信号が作成さ
れる。
又2900Hz受信出力信号W2は受信出力信号SOに
0.28を乗算した信号レベルと比較器26にて比較さ
れその比較出力信号X、はA/Bパターン検出部37に
入力される。即ち、前述の3゜の条件を判定するための
信号が作成される。
ここで、−35dBmO,−33dBmO。
0.09,0.28の値を設定したのは、以下の理由に
基づく。
モデムにおいて、キャリア信号送出をOFFとしたとき
の回線上の信号レベルは、dBmOで表わされる。一般
にモデムにおいてキャリア信号送出をOFFとすれば雑
音の影響を受け、回線上のレベルは“0”ではなく−4
5dBmO程度となることが知られている。しかしなが
ら、FAX等では、一般の電話回線を用いてモデム信号
の送受信を行うため、回線状態は、悪く雑音レベルが大
きくなる0本発明者らの実験によると、電話回線を用い
た場合、 35dBmQ程度となることが明らかになっ
た。ただ−35dBmQの値も、使用する回線状態によ
り、一義的に定めることが困難なため、所定のマージン
(2dB)を加え、前述の条件1.に適用する無信号時
のレベルを一33dBmoと設定した。
また、帯域阻止出力Roのレベルは、モデム通信を行っ
ている場合、“0”のはずであるが、帯域阻止フィルタ
15は、完全に帯域内信号を阻止することはできずある
程度、帯域内信号を通過させてしまう。モデム通信時に
通過する帯域内信号のレベルを、0.09とし、前述の
条件2.に適用する。
さらに、帯域通過フィルタ16は、2900H2の正弦
波信号を完全に減衰なしで通過させることはできず、わ
ずかながら、減衰される。従って、本来、受信出力信号
Soに1/3(0,33)を乗算すべきであるが、帯域
通過フィルタ16を、2900Hzの正弦波信号が通過
する時のロスを考慮して、0.28と設定した。
以上の値は、いずれも、本発明者らの実験結果に基づく
ものである。
このようにA/Bパターン検出部37は、受信出力信号
Soが一33dBmO以上のレベルを有しく条件1.)
、帯域阻止出力信号ROのレベルが0.09以下(条件
2.)、且つ2900Hz受信出力信号W、のレベルが
受信出力信号Soの0.28倍のレベル以上の場合に、
A/Bパターンを受信したと判定する。A/Bパターン
検出部37からの判定検出信号はトレーニング検出部4
0に加えられる。
位相同期ループ回路38は、1700Hz信号Y(96
00bpsモデムのキャリア信号)に位相同期する。第
3図のトレーニング信号のセグメント2に於いて位相同
期引込みが行われた後に、C/Dパターンのセグメント
3に入ると、170GHz信号Yの位相が反転する(1
80@の位相変化)ことになる、その結果、位相同期ル
ープ回路38の位相制御電圧の極性が反転される。これ
を極性反転検出部39に於いて検出することになり、極
性反転検出信号はトレーニング検出部40に加えられる
。従って、トレーニング検出部40は、A/Bパターン
検出後、極性反転検出が行われたことにより、モデム通
信の開始検出信号を出力することになり、この開始検出
信号は終了検出部42に加えられる。
終了検出部42は、開始績−出信号MSDが加えられた
ことにより検出動作を開始し、比較器21゜22、の比
較出力信号により、モデム通信の終了検出を行う、そし
て受信出力信号Soのレベルがセグメント1の無信号区
間に於ける雑音レベルより低下した時の比較器21の比
較出力信号、さらに受信出力信号Soのレベルが無信号
時を示す35dBmQ以下に低下した時の比較器22の
比較出力信号により、モデム通信の終了を検出し、終了
検出信号MEDを出力する。この終了検出信号により、
モデム信号符号化モードから、音声信号符号化モードに
戻される。
次に、ABパターン検出部37、トレーニング信号検出
部40の動作について、第6図のフローチャートにより
詳細に説明する。
ABパターン検出部37は、比較器25の出力Xlを監
視している。(ステップSl)出力XIが受信出力信号
So≦−33dBmOを示す時、無音区間(セグメント
1)の検出と判断する。
(ステップS2)次いで、比較器25の出力X。
が受信出力信号Soのレベル〉無信号時のレベル(−3
3dBmO)を示し、帯域比較器24の出力X!が阻止
出力信号Roのレベル〈所定のレベル(0,09)を示
すことを検出するとステップ4へ移る。(ステップ3) 極性反転検出部39の出力を監視し、ABパターンから
CDパターンへの位相反転変化によりPLL回路38の
検波出力がゼロクロス(極性反転)するかどうかを見る
。(ステップ34)ゼロクロスしていない場合、比較器
24の出力X2と比較器25の出力X、により、ステッ
プS3におけるABパターン検出の条件1,2が検出さ
れているか否かを調べる。(ステップS6)条件1,2
が検出されている場合ABパターンが検出されたとし、
カウンタをセットする。(ステップS7)、比較器26
の出力x3およびカウンタにより、2900Hz受信出
力信号W2のレベルが受信出力信号Soのレベルの0.
28より大きい状態が4 Qms e c継続したかに
よりABパターンの成立を判定する。(ステップS8.
59)ABパターン成立の場合には、ABパターン検出
用セットフラグSETに“1″をセットしくステップ5
IO)、次のステップ31Bに移行する。またABパタ
ーン不検出あるいはABパターン不成立の場合にもステ
ップ318に移行する。
ステップ31Bでは、後述するアウトフラグOUTの状
態を調べる。ステップS4でまだゼロクロスが検出され
ていない場合にはアウトフラグOUTは“0″であるの
で、この場合にはモデム通信開始検出信号MSDを“0
”にして、検出手順フローの始めに戻り、同じ処理を繰
り返す。
次の繰返しサイクル以降、極性反転検出部39でPLL
回路38の出力にゼロクロスが検出された場合、ステッ
プS4でABパターンからCDパターンへの変化があっ
たものと判定し、ステップ14へ移る。そしてアウトフ
ラグOUTの状態を調べ(ステップ515)、アウトフ
ラグが“0″の場合は、セットフラグSETの状態を調
べる。
(ステップ516)セットフラグSETが1”の場合(
すなわちABパターンは検出部)にはアウトフラグOU
Tに“1″を設定すると共に、セットフラグSETを“
0”にリセットする。(ステップ517)その後に前述
のステップ318に移行する。この場合、ステップ31
BではアウトフラグOUTは“1°であるので、モデム
通信開始検出信号MSDを“1”にセントする。
このような処理手順を繰り返して行うことで、モデムト
レーニング信号の検出を行うものである。
ここでABパターン成立を示すセットフラグSETを“
0”から“1”にセットした後、CDパターン検出を示
すPLL回路38の出力のゼロクロスが検出されるのを
待ち、モデムモードに切り替わる。
したがってABパターンからCDパターンへの移り変わ
りの有無を確実に検出できるようにしてモデムモードへ
の切替えを的確に行う必要がある。
このためABパターン検出部37でABパターンの検出
判定を行い、その検出判定から所定時間を別のタイマに
よりカウントする。このタイマにより所定時間をカウン
トし終える前に、極性反転検出手段39でCDパターン
が検出されなかった場合(ゼロクロスが生じない場合)
には、何らかの原因でCDパターンの入力が途絶等した
ものと推定される。よってABパターン検出部37での
ABパターン検出判定の結果をリセットし、再度ABパ
ターンの検出からやり直すようにする。
第6図により、詳細に説明すると、セットフラグSET
を′1”にセットした後、一定時間(29msec)を
カウントするステップSllと、この2 Qms e 
cの経過を判定するステップS12と、20m5ec経
過の場合にセントフラグSETを0”にリセットするス
テップS13とを備える。
ABパターン成立後にセントフラグSETが“03から
“1”に変化した後は、更にCDパターン検出を示すゼ
ロクロス検出を待つことになるが、ステップSIOでは
、セットフラグSETに“1”が立ってからCDパター
ンが検出されるまでの時間をカウントし、一定時間(2
Qms e c)以内にゼロクロスが来ない場合には、
セットフラグSETを“0“にリセットして、再度、A
Bパターンの検出待ち状態に移る。
この場合、ABパターン成立のためのパターン継続時間
は前述のように4 Qms e c、またABパターン
成立後のゼロクロス待ち時間は20m5ecであるので
、合計時間は6 Qms e cとなる。
一方、ABパターンの持続時間は第3図に示されるよう
に53ms e cであるので、このゼロクロス待ち時
間’l Qms e cを経過してもゼロクロスが検出
しない場合には、以降さらに待ってもゼロクロスが検出
されることはないと判断することができる。
これにより、ABパターンに続いてCDパターンが入力
されなかった場合でも、装置がCDパターンを待って動
作中断状態となることを防止できる。
次に、A/Bパターン検出のための別の実施例について
説明する。
第7図(A)には検出器への入力となるモデムトレーニ
ング信号の先頭部分の信号レベルが示される。音声信号
からモデム信号へ切り換わる時には、まずモデムトレー
ニング信号の無音区間(セグメントSeg、1)が到来
し、それに続いてABパターン(セグメントSeg、2
)が到来する。
しかし、この無音区間は回線ノイズを含んでいるので、
信号レベルはゼロとはならない。
このため、モデムトレーニング信号のABパターンと類
似した回線ノイズが入力された場合には、実際にABパ
ターンが到来する以前でも、回線ノイズをABパターン
と誤検出してしまい、以降の処理に支障をきたすという
問題がある。
モデムトレーニング信号の無音区間の成分は大略、回線
ノイズ成分となるので、この無音区間の信号レベル平均
値を求めることでほぼ回線ノイズ成分の平均値を求める
ことができる。そして、この回線ノイズ成分の平均値を
入力信号から差し引けば、無音区間における回線ノイズ
成分をほぼ除去することができる。よって回線ノイズ除
去後の入力信号によりA/Bパターン検出部37でモデ
ムトレーニング信号検出を行うようにすれば、無音区間
の回線ノイズに起因したモデム信号パターンの誤検出は
防止される。
第8図は、この実施例のブロック構成図であり、第9図
は第8図におけるA/Bパターン検出部37と、トレー
ニング信号検出部40の動作手順を示す流れ図である。
まず入力信号の全体の電圧平均値をA/Bパターン検出
部37にて受信信号出力Soから求める。
(ステップ5IO)この電圧平均値SOに基づいて無音
識別用のしきい値を定め比較器25にセットし無音区間
(セグメント3eg、1)を検出する(ステップ520
)、次いで、ステップS3へ移るがこれは、第6図のス
テップS3と同じである。
ABパターンからCDパターンへの切換わりは、ABパ
ターンからCDパターンへの位相反転変化によりPLL
回路38の検波出力がゼロクロスを極性反転検出部39
からの出力で検知する。(ステップ540) ゼロクロスの検出を行う処理(ステップS4)でゼロク
ロス未検出と判定された場合に、回線ノイズ除去の処理
(ステップ550)を行った後に、ABバタ冒ンの検出
処理(ステップ86〜810)に移行するようにしてい
る。
すなわち、モデムトレーニング信号の無音区間を検出し
た時に、A/Bパターン検出部37で、その無音区間の
信号レベルの平均値を受信信号出力SOから算出する。
ステップS50では、減算器により、この算出結果の無
音区間信号レベル平均値Sl(すなわち回線ノイズ平均
値に相当)を受信信号出力SOから差し引く。これによ
り第7図(B)に示されるように、入力信号は回線ノイ
ズ分がなくなる。
ここでABパターンは回線ノイズに比べ約3倍以上程度
のレベルを持っているので、回線ノイズを差し引いたと
しても、ABパターン検出は確実に行える。
一方、無音区間の回線ノイズは、回線ノイズ平均値を差
し引くことにより極めて低いレベルとなるので、ABパ
ターンに類似した回線ノイズが入力されたとしても、ス
テップs6以降のABパターン検出条件における信号レ
ベルの検出条件を満たさず、したがって誤検出が起こる
ことはない。
なお、この回線ノイズ分を差し引く処理はモデム側に実
際に送られる信号に対しては行なわない。
第9図のその他のステップについては、第6図と同様で
ある。
第10図は、モデム通信の開始(トレーニング信号検出
)検出のための別の実施例のブロック図である。
この実施例ではモデム通信の開始を検出する際に、伝送
路の通信品質(SN)を監視する。SNが一定品質以上
の場合のみモデム通信開始と判断し、モデム信号開始検
出信号MSDを出力する。
SNが一定品質以下の場合は、通信品質が不充分である
ため通信不可能であり、モデム信号開始検出信号MSD
をリセットし、終了検出部42にモデム通信終了を通知
し、トレーニング信号のABパターン検出処理に戻るよ
うにする。
通常、モデムのデータ伝送を考える場合モデムデータエ
ラレートは10−5以下である事が望ましい。このサー
ビス品質を確保するために必要な回線品質(S/N)の
理論値は21dB以上である。
したがって、モデムの通信開始にあたって、トレーニン
グ信号のSNを監視し、SNが21dB以下の場合には
モデム信号を受信してもモデム信号開始検出信号MSD
を非検出状態として出力する。
実際にはS/Nの閾値は理論S/Nに6dBの余裕を加
味し15dBとする。S/Nを計算するための信号電力
レベルはセグメント1とセグメント2の信号から計算す
る。
第10図を用いて、具体的に説明する。トレーニング信
号検出部40がA/BパターンからC/Dパターンへの
切替りを極性反転検出部39の出力により検出すると、
モデム通信開始信号MSDを出力する。これにより信号
受信出力SOと遅延回路29の出力とのレベル比較結果
(比較器52の出力)がFFにセットされる。
遅延回路29は、トレーニング信号検出部40がA/B
パターンから、C/Dパターンへの切替りを検出した時
点で、セグメントl  (SEGl)のレベル(無音時
のレベルであり、雑音レベルに相当する。)を出力する
ように、遅延時間が調整されている。また乗算器51は
、現時点での受信信号出力Soに0.178を乗算する
。即ち、遅延ング信号のSNが15dBより大きいか小
さいかを検出していることになる。
モデム通信終了検出部42は、FF53の出力により、
トレーニング信号のSNが15dBより大きいか小さい
かを判定する。15dBより太きい場合は、モデム通信
可能とみなし、何も出力せず、トレーニング検出部40
のモデム通信開始検出信号MSDを有効とし、音声符号
化モードからモデム符号化モードに切替る。
SNが15dBより、小さいことを検出した場合は、回
線品質が悪いため、モデム通信不能と判断し、モデム通
信開始検出信号MSDを無効とし、かつ、モデム通信終
了検出信号MEDを出力し、FFをリセットする。した
がって、モード切替えは行なわれず、モデムトレーニン
グ信号の無音検出、A/Bパターン検出状態に戻る。
モデム信号の検出に際して、受信信号出力S。
の品質(S/N)を監視し、モデム通信に必要なS/N
を満足するか否かを比較判断し、S/Nが満足された場
合にのみモデム検出結果を有意とするため、回線品質が
悪い場合に、直ちに、モデム通信の終了処理を行うこと
ができる。したがって、モデム通信不能の場合に音声符
号化モードに切戻すことが不能である。
次にモデム通信の終了検出について詳細に説明する。第
5図、第8図の実施例では、比較器22により、受信信
号出力Soが一35dBmO等の一定レベル以下に低下
した時に終了検出部42により、モデム通信の終了を検
出している。
しかし、回線の品質が悪く、雑音レベルが高い場合には
、−35dBmO以上の受信レベルとなることがあり、
その場合には、モデム通信の終了を検出できなくなる。
従って、モデム信号符号化モードから音声信号符号化モ
ードへ復帰できなくなる可能性がある。32kbpsの
回線を用いてシグナリング信号の伝送を行う場合には、
モデム通信モードの終了が検出できないとシグナリング
信号を伝送できなくなる為、回線の切断を行うことが不
可能となる障害が発生することになる。
このため、以下に説明する第10図の実施例では、雑音
レベルが高い場合にも、モデム通信の終了を確実に検出
できるようにしている。
即ちトレーニング信号のセグメント1の無信号区間の受
信レベルに一定比率のマージンを加えて閾値レベルを設
定し、この閾値レベルとモデム通信開始後の受信出力信
号Soのレベルとを比較し、受信出力信号Soのレベル
が閾値レベル以下となった時に、モデム通信終了と判定
する。
第11図は比較判定部18の第3実施例のブロック図で
ある。21〜28は比較器、29.30は遅延素子、3
1〜35は乗算器、36はフリップフロップ(FF)、
37はA/Bパターン検出部、38は位相同期ループ回
路(PLL) 、39は極性反転検出部、40はトレー
ニング検出部、41はオア回路、42は終了検出部であ
る。
受信出力信号Soは複数の遅延素子29からなる遅延回
路を介してフリップフロップ36に加えられる。このフ
リップフロップ゛36は、モデム通信の終了検出信号M
EDがクリア端子CLに加えられるとクリアされ、又モ
デム通信開始の検出信号MSDがクロック端子CKに加
えられると、受信出力信号Soを記憶する構成を有する
ものである。従って、トレーニング信号のセグメント2
゜3間の位相反転によりモデム通信の開始検出を行った
時に、しれ以前のセグメント1の無信号区間の受信出力
信号Soのレベルを記憶するように、遅延回路の遅延時
間を設定するものである。
又フリップフロ7ブ36のセット出力信号に対して乗算
器31により2.0(終了検出用のマージン)を乗算し
て、モデム通信終了検出の為の閾値L/ ヘJL/とし
、比較器21によりこの閾値レベルと受信出力信号So
とを比較させる。又無信号時に相当する一定のレベル、
例えば、−35dBmQと受信出力信号Soのレベルと
を比較器22により比較させる。これらの比較器21.
22の比較出力信号は、終了検出部42に入力される。
又受信出力信号Soは、比較器25及び乗算器33を介
して比較器26に入力され、比較器25に於いては、無
信号時に相当するレベルより高い一定のレベルの一33
dBmOと比較され、比較出力信号はA/Bパターン検
出部37に入力される。又乗算器33により受信出力信
号SOに対して0.28が乗算され、29001(z受
信出力信号Wzと比較器26に於いて比較され、比較出
力信号はA/Bパターン検出部37に入力される。
又帯域阻止出力信号Roは比較器24に於いて0.09
と比較され、比較出力信号はA/Bパターン検出部37
に入力される。又2900Hz受信出力信号W2に対し
て乗算器32に於いて2−3(0,125)が乗算され
、その乗算出力信号と帯域阻止出力信号ROと比較器2
3により比較され、比較出力信号はA/Bパターン検出
部37に入力される。
従って、A/Bパターン検出部37は、受信出力信号S
oが一33dBmO以上のレベルを有し、帯域阻止出力
信号Roのレベルが0.09以下、且ツ2900 Hz
受信出力信号W2のレベルの0.125 (1/8)が
帯域阻止出力信号Roのレベル以上であると共に、29
00Hz受信出力信号りのレベルが受信出力信号Soの
0.28倍のレベル以上の場合にA/Bパターンを受信
したと判定する論理構成を有し、その判定検出信号はト
レーニング検出部40に加えられる。
又位相同期ループ回路38は、1700Hz信号Yに位
相同期する構成を有し、トレーニング信号のセグメント
2に於いて位相同期引込みが行われた後に、C/Dパタ
ーンのセグメント3に入ると、1700Hz信号Yの位
相が反転することになり、それによって、位相同期ルー
プ回路38の位相制御電圧の極性が反転される。これを
極性反転検出部39に於いて検出することになり、極性
反転検出信号はトレーニング検出部40に加えられる。
従って、トレーニング検出部40は、A/Bパターン検
出後、極性反転検出が行われたことにより、モデム通信
の開始検出信号を出力することになり、この開始検出信
号は終了検出部42に加えられる。
又1700Hz受信出力信号Yoは、遅延素子30から
なる遅延回路を介して比較器27.28に人力され、又
乗算器34.35により定数a。
bが乗算された1700Hz受信出力信号Yoと比較さ
れる。この定数a、bは、トレーニング信号の1700
H2の受信レベルに対応して設定するものであり、遅延
回路の遅延時間をτとすると、a =Yo(nl<Yo
 (n−r)<b−Yo(n)の関係となるように設定
されて、比較器27.28により比較され、比較出力信
号はオア回路41を介して終了検出部42に加えられる
本発明らの実験によれば、モデム通信中におけるキャリ
ア信号(1700Hzの信号)のレベル変動は極めて小
さいことがわかり、その変動幅は±3dB程度である。
したがって、a−YO(nl−Yo(n)−3dB、b
−Yo(n)=Yofn)+3dBとなるようにa、b
の値を設定する。つまり、1700Hz受信出力信号Y
oのレベルが3dB以上増加しても、低下しても、17
00Hzのキャリア信号を受信しでいない(モデム通信
中でない)と判断する。
終了検出部42は、開始検出信号が加えられたことによ
り検出動作を開始し、比較器21,22゜及びオア回路
41を介した比較器27.28からの比較出力信号によ
り、モデム通信の終了検出を行う論理構成を有するもの
で、受信出力信号S。
のレベルがセグメント1の無信号区間に於ける雑音レベ
ルを示す受信出力信号Soの2倍より低下した時の比較
器21の比較出力信号、又は受信出力信号Soのレベル
が無信号時を示す一35dBmO以下に低下した時の比
較器22の比較出力信号、又は1700Hz受信出力信
号Yoを3倍した値がそれ以前の1700Hz受信出力
信号Y。
(遅延された信号Yo)のレベルより大きくなった時の
比較器27の比較出力信号、又は1700Hz受信出力
信号Yoを5倍した値がそれ以前の1700Hz受信出
力信号YO(遅延された信号Yo)のレベルより小さく
なった時の比較器28の比較出力信号により、モデム通
信の終了検出信号を出力するものである。
また、モデム通信の終了検出については、FF36の出
力に2.0を乗算する他に次の手法も有効である。トレ
ーニング信号中、A/BパターンからC/Dパターンへ
切替るとき、FF36はセグメント1の無信号レベルを
出力している。ここで、モデム信号通信中の雑音レベル
は信号レベルよりはるかに小さいので、FF36に記憶
しておいたレベルとモデム信号通信中のレベルとには、
少なくともlodB以上の差がある。
モデム信号通信終了時のレベル(SO)はFF36に記
憶しておいたレベル(無信号時のレベル)と同等のレベ
ルとなり、比較器21が信号を出力する。この状態が1
5m5ec以上続いた時にモデム信号通信終了とする。
ここで16ms e c以上とはモデム通信の瞬断を考
慮している。即ちモデム信号通信開始時とモデム信号通
信終了時とで同等の信号レベルとなった時にモデム信号
終了検出とする。
第12図A、B、にの実施例の動作を説明するモデム信
号の波形図である。
第12図Aに示すように音声信号からモデム信号へ切り
替わるMSDの立上り前には、まず無音の区間が来る。
その後トレーニングが終了してからデータ通信が始まる
。モデム信号通信が終了すると、信号レベルが、トレー
ニングの無音区間とほぼ同レベルまで下がる。しかし、
第12図Bのように回線に雑音が重畳すると、トレーニ
ング信号によりモデム信号と検出し、MSDが“0”か
ら“!”に変化しても、モデム信号通信終了時にモデム
から音声モードへの切り戻し閾値以下に下らないため、
モデム信号の終了検出ができないといった問題がある。
この実施例によれば比較器21の切り戻し閾値を、トレ
ーニング信号のセグメント1の無音レベルに設定してい
るため、第12図Cに示すように、モデム通信中は、無
音時のレベル■ 通信中のレベル■となる。またモデム
通信終了後のレベル■は、無音時のレベル■とほぼ等し
くなるので、比較器21の出力により、モデム通信中か
モデム通信終了かを確実に検出することができる。
第13図は第11図の実施例の変形例であり、終了検出
部42を含む部分が異なっている。受信出力信号SOは
、遅延回路29と比較器36とに加えられ、遅延出力信
号は乗算器46に於いてマージンにとして、1以上の値
が乗算されて比較選択回路47に加えられる。比較選択
回路47は、乗算器46の出力信号レベルと、無信号時
のレベル−35dBmOとを比較して、何れか大きい方
を選択して閾値レベルとする。この閾値レベルと受信出
力信号SOと比較器48に於いて比較される。
従って、モデム通信の終了により受信出力信号Soのレ
ベルが低下した時、それ以前に於ける受信出力信号SO
のレベルにマージンkを乗算した値又は−35dBmO
より低下することになるから、非核器48によりモデム
通信の終了を検出することができる。
第14図は第11図、第13図に示す終了検出部42の
動作フローチャートである。セグメント1の電力、即ち
、トレーニング信号のセグメント1の無信号区間に於け
る受信出力信号SOのレベルを求める。(ステップ5l
l)、これに乗算器31等により一定の値を乗算するこ
とにより、オフセットを付加する。(ステップ512)
これを終了閾値としくステップ513)、信号電力と比
較する。(ステップ514)。即ち、無信号区間に於け
る雑音レベルを示す受信出力信号Soにマージンを付加
して閾値レベルとし、この閾値レベルと受信出力信号S
Oのレベルとを比較して、受信出力信号SOのレベルが
閾値レベルより低下した時に、モデム通信の終了とする
ものである。
第15図は第11図に示す実施例の動作説明図であり、
aはトレーニング信号を含むモデム信号、bは固定閾値
レベル(35dBm0)、cは回線雑音レベル、dlは
マージンMを回線雑音レベルに付加した閾値レベルを示
す。又5EGI〜5EG4はトレーニング信号のセグメ
ント1〜4を示す。
トレーニング信号のセグメント1に於ける受信出力信号
SOのレベルが回線雑音レベルCに相当するから、それ
にマージンMを付加して閾値レベルd1を設定する。そ
して、トレーニング信号のセグメント2,3間の位相反
転によりモデム通信開始を検出する。モデム通信終了に
よりモデム信号aのレベルが、閾値レベルdi以下に低
下すると、モデム通信の終了と判定し、音声通信に移行
することになる。この場合、固定閾値レベルdをモデム
通信終了検出の為の閾値レベルとすると、回線雑音レベ
ルCが固定閾値レベルbより高いので、モデム通信終了
検出が不可能となる。しかし、この実施例に於いては、
回線雑音レベルCを基に閾値レベルd1を設定すること
により、モデム通信の終了検出を確実に行うことができ
る。
第16図は第13図に示す実施例の動作説明図であり、
第15図と同一符号は同一部分を示す。
d2は閾値レベルである。この閾値レベルd2は、トレ
ーニング信号のセグメント2,3.4又はモデム通信中
のモデム信号aを遅延させて、その遅延出力信号を1/
に倍して設定するものである。
この場合のkは、モデム信号aを受信中の閾値レベルd
2が、回線雑音レベルCより大きくなるように且つモデ
ム信号aのレベルより小さくなるように設定することに
なる。
従って、fil(itレレベd2は、トレーニング信号
のセグメント1  (SEGI)期間に於いては、回線
雑音レベルCの1/にとなり、トレーニング信号のセグ
メント2 (SEG2)以降のモデム信号aの期間に於
いては、遅延時間後のモデム信号aのレベルを1/に倍
したものとなる。この閾値レベルd2よりモデム信号a
のレベルが低下すると、モデム通信の終了検出となり、
モデム通信から音声通信に移行することになる。
第11図〜第16図に関する説明においてモデム通信の
終了検出の為の閾値レベルを、(a)、  )し−ニン
グ期間の最初の無信号区間(セグメント1)に於ける回
線の受信レベルに、一定の比率のマージンを付加して設
定する。(b)、モデム信号aを遅延させて、1/に倍
した値を設定する。(C)、1700Hz受信出力信号
YOをa倍及び5倍して設定するものであるが、他の手
段によって設定することも可能である。例えば、トレー
ニング信号のセグメント2又は3のA/Bパターン又は
C/Dパターンの信号を識別することが容易であるから
、これらの何れか一方或いは両方の信号レベルに所定の
定数を乗算して閾値レベルとすることができる。又前述
の各種の閾値レベルを基にモデム通信の終了を検出した
結果を組合せて、最終の検出結果とすることも可能であ
る。
第17図は、さらに別のモデム通信終了検出の実施例を
示すブロック図である。第17図では、信号電力検出部
49でモデム信号全体(So)の電力を検出すると共に
、キャリア電力検出部45でモデム信号中に常に存在す
るキャリア成分(CCI TTの■、29勧告の場合に
は1700Hzの信号)を抽出して電力を検出する。
そして、比較器50でキャリア成分の電力とモデム信号
全体の電力とを比較しその結果を終了検出部42に通知
する。
また、比較器22は、受信信号出力Soのレベルを無信
号時のレベル(−35dBmO)と比較し、その結果を
終了検出部42へ通知する。
終了検出部42は受信信号出力Soのレベルが一35d
Bm以上あって、キャリア成分(Y)の電力が受信信号
出力(So)電力に較べて所定値以上(例えば、1/2
)あればモデム通信はまだ継続中と判断する。
しかし、キャリア成分(Y)の電力が信号出力(SO)
電力に較べて所定値以下であれば、終了検出部42はモ
デム通信が終了したとしてモデム通信終了検出信号ME
Dを出力する。
回線雑音レベルが大きい時に、モデム通信の終了を検出
できない場合が生じるが、この実施例では、回線雑音レ
ベルを含む回線を介した受信信号レベルを基に閾値レベ
ルを設定するから、確実にモデム通信の終了を検出する
ことができる。
又トレーニング期間の最初の無信号区間(セグメント1
)に於ける回線の受信レベルは、回線雑音レベルに相当
することになり。この受信レベルに一定比率のマージン
を付加して閾値レベルとすることにより、回線雑音レベ
ルが大きい場合でもそれに対応した閾値レベルが設定さ
れるがら、モデム通信の終了を確実に検出することがで
きる。
又トレーニング期間中のモデム通信開始前に送出される
セグメント2又は3の信号レベルは、通常は安定したレ
ベルであり、このレベルに定数を乗算して閾値レベルと
することにより、受信信号レベルに対応した閾値レベル
を設定することができるから、モデム通信の終了を確実
に検出することができる。
又モデム通信に於けるキャリア信号(1700Hz信号
)のレベルは、モデム通信中はほぼ一定であり、このキ
ャリア信号の受信レベルに従った閾値レベルを設定する
ことにより、モデム通信の終了を確実に検出することが
できる。この場合、キャリア信号の受信レベルが高低2
種類の閾値レベルの範囲内であるか否かをモデム通信の
終了検出の条件とすることができる。
又モデム通信開始後のモデム信号のレベルもほぼ一定の
ものであるから、この受信モデム信号を基に閾値レベル
を設定し、この閾値レベルと受信モデム信号のレベルと
を比較することにより、モデム通信の終了検出を確実に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、音声信号とモデム信号との相違点を説明する
ための図、 第2図は、本発明の原理構成図、 第3図は、モデムトレーニング信号の説明図、第4図は
、モデム信号検出部のブロック構成図第5図は、モデム
信号開始を検出する場合の比較判定部の詳細構成を示す
ブロック図、第6図は、第5図におけるモデムトレーニ
ング信号の検出手順を示すフローチャート、第7図は、
回線ノイズとトレーニング信号との関係を説明するため
の波形図、 第8図は、モデム信号開始を検出する場合の比較判定部
の詳細構成を示すブロック図、第9図は、第8図におけ
るモデムトレーニング信号の検出手順を示すフローチャ
ート、第1θ図、第11図は、モデム通信終了を検出す
る場合の比較判定部の詳細構成を示すブロック図、 第12図は、モデム通信の開始前とモデム通信の終了後
のモデム信号波形を説明するための図、第13図は、モ
デム通信終了を検出する場合の比較判定部の詳細構成を
示すブロック図、第14図は、第13図の動作手順を示
すフローチャート、 第15図は、第11図の動作を説明するための波形図、 第16図は、第13図の動作を説明するための波形図、 第17図は、モデム通信終了を検出する場合のさらに別
の比較判定部の詳細構成を示すブロック→眉波数 11列の音声のバワースNクトルの特・注口第 1 図
(α) 1例のtT:”六信号のバワースX2トルの特性図第 
1 図(し) tテ゛ムトレーニシグ゛1言うの説明図第3図 ;  蕪 晋  :    ABバフーン回枳ノイズ含
[埼合の卜し一二シプ信号第7図A 可榛ノイス゛と5減算し7′−場外のトし−二シグ1言
号穫                タ;−Σ モデムN1言終了 第13図のモチ久」l詣尽了tボ牛)゛項第 14 図 第11図の動乍説明のためf)波形図 剤15 図 第13図の@fF詮明のれハのII形図帽16図 [相]平2(1990)6月7日[相]日本(JP)[
株]特願平2−92610 平2−149063 手続補正書(方式) 事件との関係  特許出願人 住所 神奈川県用崎市中原区上小田中1015番地名称
 (522)富士通株式会社 代表者 関 澤  義 4、代理人 郵便番号 211 住所 神奈川県用崎市中原区上小田中1015番地5、
補正により増加する請求項の数  なし6、補正命令の
日付  平成3年2月19日(発進口)7、補正の対象
 発明の詳細な説明の項目の記載がない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)モデムトレーニング信号中の第一の信号パターン
    の検出に続いて第一の信号の位相を反転した第二の信号
    パターンを検出することによってモデムトレーニング信
    号を検出するモデム信号検出装置において、 該第一の信号パターン検出判定後、所定時間の経過をカ
    ウントするタイマ手段と、 該第一の信号パターン検出判定後、該タイマ手段により
    カウントされる所定時間内に該第二の信号パターンが検
    出されなかった時、該第一の信号パターン検出判定を無
    効化するリセット手段とを備えたことを特徴とするモデ
    ム信号検出方式。 (2)モデムトレーニング信号中の無音区間の検出に続
    いて、所定の信号パターンを検出することによってモデ
    ムトレーニング信号を検出するモデム信号検出方式にお
    いて、 該モデムトレーニング信号中の無音区間の入力信号レベ
    ルの平均値を求める手段と、 該求められた無音区間の平均値を入力信号より差し引く
    手段とを備え、 該平均値を差し引いた後の入力信号により該所定の信号
    パターンの検出を行うことを特徴とするモデム信号検出
    方式。 (3)モデムのトレーニング期間のトレーニング信号を
    監視してモデム通信の開始を検出し、モデム受信信号を
    監視してモデム通信の終了を検出するモデム信号検出方
    式に於いて、トレーニング信号の最初に送信される無信
    号区間の受信レベルとトレーニング期間中の受信信号レ
    ベルとにより通信品質を求め、この通信品質がモデム通
    信に適しているか否かを判定する比較判定手段と、求め
    た通信品質が一定の閾値以上の場合にはモデム通信の開
    始の検出結果を有効とし一定の閾値以下の場合にはモデ
    ム通信の開始の検出結果を無効化する手段とを備えたこ
    とを特徴とするモデム信号検出方式。 (4)前記トレーニング信号の最初に送信される無信号
    区間中の受信レベルに、一定比率を乗じて値を前記閾値
    とすることを特徴とする請求項(3)記載のモデム信号
    検出方式。(5)前記無信号区間に続く第1の信号パタ
    ーンからこの第1の信号パターンに続く第2の信号パタ
    ーンを検出した時点から所定時間さかのぼった時点にお
    ける受信レベルを前記無信号区間の受信レベルとするこ
    とを特徴とする請求項(3)記載のモデム信号検出方式
    。 (6)モデムのトレーニング期間のトレーニング信号を
    監視してモデム通信の開始を検出し、モデム受信信号を
    監視してモデム通信の終了を検出するモデム信号検出方
    式に於いて、 閾値レベルの設定部と、 該設定部に設定された閾値レベルと前記受信信号レベル
    とを比較して、前記モデム通信が終了したか否かを判定
    する比較判定部とを備え、 信号レベルを基に前記設定部に閾値レベルを設定し、該
    閾値レベルと、モデム通信開始後の受信信号レベルとを
    前記比較判定部に於いて比較し、該受信信号レベルが前
    記閾値レベルより低下した時に、前記モデム通信の終了
    と判定することを特徴とするモデム信号検出方式。 (7)前記トレーニング期間の最初の無信号区間に於け
    る回線の受信レベルに、一定比率のマージンを加えて前
    記設定部の閾値レベルとすることを特徴とする請求項6
    記載のモデム検出制御方式。 (8)前記無信号区間に続く、第1の信号パターン又は
    、第1の信号パターンに続く第2の信号パターンの信号
    レベルに、所定の定数を乗算して、前記設定部の閾値レ
    ベルとすることを特徴とする請求項6記載のモデム検出
    制御方式。 (9)前記モデム通信の開始後のキャリア信号のレベル
    に従った閾値レベルを前記設定部に設定し、回線の受信
    信号のキャリア信号レベルと前記設定部に設定された閾
    値レベルとを、前記比較判定部により比較し、前記受信
    信号のキャリア信号レベルが前記閾値レベルより低下し
    た時に、前記モデム通信の終了と判定することを特徴と
    する請求項6記載のモデム検出制御方式。 (10)前記モデム通信の開始後のモデム通信中の信号
    レベルを基に前記設定部に閾値レベルを設定し、該閾値
    レベルと前記受信信号レベルとを前記比較判定部により
    比較して、前記受信信号レベルが前記閾値レベルより低
    下した時に、前記モデム通信の終了と判定することを特
    徴とする請求項6記載のモデム検出制御方式。 (11)モデムのトレーニング期間のトレーニング信号
    を監視してモデム通信の開始を検出し、モデム受信信号
    を監視してモデム通信の終了を検出するモデム信号検出
    方式において、トレーニング信号の最初に送信される無
    信号区間の雑音レベルを記憶する手段と、モデム通信中
    の受信レベルを検出する手段と、該雑音レベルと該モデ
    ム通信中の受信レベルとが同等の信号レベルとなった時
    にモデム通信の終了を検出する手段とを備えたことを特
    徴とした、モデム信号検出方式。 (12)モデムのトレーニング期間のトレーニング信号
    を監視してモデム通信の開始を検出し、モデム受信信号
    を監視してモデム通信の終了を検出するモデム信号検出
    方式において、受信信号の全電力を検出する信号電力検
    出手段と、該受信信号中に含まれているキャリア成分を
    抽出し、抽出したキャリア成分の電力を検出するキャリ
    ア成分電力検出手段と、 該キャリア成分の電力が該全電力に比して所定値以下で
    あることによりモデム通信の終了を検出する検出手段と
    を備えたことを特徴とするモデム信号検出方式。
JP2309201A 1989-11-16 1990-11-15 モデム信号検出方式 Pending JPH04175037A (ja)

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Cited By (4)

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