JPH04174641A - 電子血圧計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、非観血式の方法により血圧を自動的に測定す
る電子血圧計に関する。

［従来の技術］ 一般に、血圧の測定方法としては、コロトコフ音方法、
オシロメトリック方法、フィナプレス方法、トノメトリ
方法、容積補償方法及びインピーダンス力を用いた方法
等が知られており、これら方法は、心臓カテーテル検査
や手術中に用いられる載皿式と腕帯を用いた非観血式と
に大別される。

従来の電子血圧計では、非観血式の血圧の測定方法が一
般に用いられており、特に上記の方法のうち、腕帯内の
マイクロホンによりコロトコフ音を検ａするコロトコフ
音方法及び腕帯内の脈圧を検出するオシロメトリック方
法が使用されている。

上記コロトコフ音方法における血圧決定方法としては、
スレッショルド（Ｔｈｒｅｓｈｏｌｄ）レベルで決定す
る方法、コロトコフ音波形形状で決定する方法及び周波
数分析を行って決定する方法が存在する。

他方、上記オシロメトリック方法における血圧決定方法
としては、スレッショルドレベルで決定する方法、脈波
波形単体の波形形状で決定する方法及び最高血圧以上か
ら最高血圧以上迄の圧力範囲に出現する脈波波形群の形
状から決定する方法が存在する。

上記オシロメトリック方法は、周囲の雑音の影響を受ず
、血管者の採取が不要なので、腕帯の装着及び取扱いが
容易であり、病的患者や幼児でも正確な測定ができる等
の特徴があり、近年、電子血圧計において主流をなす血
圧測定方法である。

オシロメトリック方法を用いた電子血圧計は、腕帯を任
意の測定部位に巻装し、それを加圧ポンプ等により加圧
してから徐々に減圧すると、脈拍に動機して腕帯内圧に
圧力振動（脈波）が発生し、この発生した脈波の波形を
解析して血圧を算出するように構成されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記従来の電子血圧計では、不特定多数の被測
定者に対して常に同じ血圧決定方法を用いており、被測
定者によっては聴診で測定した血圧値（聴診値）と電子
血圧計で測定した血圧値との差が大きくなるという問題
点がある。

本発明は、上記従来の電子血圧計における問題点に鑑み
、聴診値等の基準となる血圧値（基準値）を入力できる
と共に、測定されるべき血圧が基準値に近づくように最
高血圧及び最低血圧を測定するための血圧の決定方法を
選択可能な電子血圧計を提供する。

［課題を解決するための手段； 本発明は、特定の手段により測定された血圧値を基準値
として入力する入力手段と、測定すべき血圧の値が前記
基準値に漸近するように血圧決定方法を選択する選択手
段と、選択手段を制御する制御手段とを備えており、制
御手段は、同一被測定者に対して再び血圧を測定すると
きに選択された血圧決定方法を用いるように構成されて
（罵る電子血圧計によって達成される。

［作用］ 入力手段は特定の手段により測定された被測定者の血圧
値を基準値として入力し、選択手段は測定すべき血圧の
値が基準値に漸近するように血圧決定方法を選択し、制
御手段は被測定者に対して再び血圧を測定するときに該
選択された血圧決定方法を用いるように選択手段を制御
する。

［実施例］ 以下、本発明の電子血圧計における一実施例を図面を参
照して説明する。

第１図は、本実施例における電子血圧計の動作を示す図
である。

また、第２図は、第１図に示す電子血圧計の構成を示す
ブロック図である。

まず、第２図を参照して本実施例の電子血圧計の構成を
説明する。

第２図に示すように、本実施例の電子血圧計は、ＣＰＵ
　（中央処理装置）１１、ＲＯＭ　（リードオンリメモ
リ）１２、ＲＡＭ　（ランダムアクセスメモリ）１３、
Ｒ３２３２Ｃドライバ１４、ＬＣＤ　（液晶表示部）ド
ライバ１５及びｌ１０（入力／出力）ドライバ１６によ
り構成されている。

上記ＣＰＵ）１１は、アドレスバス及びデータバスを介
してＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３、Ｒ８２３２Ｃドライバ１
４、ＬＣＤドライバ１５及びＩ１０ドライバ１６にそれ
ぞれ接続されている。

上記ＲＯＭ１２１：Ｉｔ、第１図に示すＣＰ　Ｕ　１１
（７）実行プログラムが予め記憶されている。

選択手段としてのＲＡＭ１３は、最大血圧ＳＹＳ、最低
血圧ＣＩＡ　、測定日、最大血圧ＳＹＳを決定するため
の血圧値ＴＨ３ＹＳ及び最低血圧ＤＩＡを決定するため
の血圧値ＴＨＤＩＡ等を記憶するためのエリア、ＣＰＵ
ＩＩが作業を実行するための作業エリア等を有する。ま
た、ＲＡＭ１３はバックアップ用電源（図示省略）によ
り、電源がオフになってもデータを保持するように構成
されており、ＣＰＵ１１のリセットにより同様にリセッ
トする。

上記の最大血圧ＳＹＳを決定するための血圧値ＴＨ３Ｙ
Ｓは、脈波レベルの検出値ＬＥＶＳをその最高値ＬＥＶ
Ｍで割った値である。

上記の最低血圧ＣＩＡを決定するための血圧値ＴＨＤＩ
Ａは、脈波レベルの検出値ｔＥＶＤをその最高値ＬＥＶ
Ｍで割った値である。

即ち上記の関係は、次式■及び■ 最大血圧ｓｙｓの血圧値ＴＨ５ＹＳ ＴＨ３ＹＳ　＝ＬＥＶＳ／ＬＥＶト・■最低血圧ＣＩＡ
の血圧値ＴＨＤＩＡ ＴＨＤＩＡ　＝ＬＥＶＤ／ＬＥＶト・■で表される。

本実施例の血圧計は、Ｒ３２３２Ｃドライバ１４を介し
てパーソナルコンピュータ１７に接続可能である。

ＣＰＵ１１は、聴診器などの特定な手段によって測定さ
れて血圧の基準値を入力手段としてのパーソナルコンピ
ュータ１７に入力する。

更に、ＣＰＵＩＩは、電子血圧計により測定された血圧
値ＴＨ３ＹＳ及びＴＨＤＩＡを、聴診器等により測定さ
れて基準値を被測定者に応じてパーソナルコンピュータ
１７から読み出して比較し、その比較に応じてＲＡＭ１
３の作業エリアで、血圧の決定方法を選択して、血圧値
ＴＨ９ＹＳ及びＴＨＤＩＡを書き換えて、書き換えられ
た血圧値ＴＩ（ＳＹＳ及びＴＩ（Ｉ）ＩＡにより最大血
圧ＳＹＳ及び最低血圧ＣＩＡをそれぞれ決定するように
構成されている（詳細は後述する）。

ＬＣＤドライバ１５は、ＣＰＵＩＩにより制御されてお
り、最大血圧ｓｙｓ　、最低血圧ＣＩＡ　、測定日等を
表示するようにＬ　ＣＤ　１８を駆動制御するように構
成されている。

Ｉ／’Ｏドライバ１６は、ＣＰＬＴＩＩにより制御され
ており、腕帯１９を加圧するためのポンプ２０を駆動す
ると共に、血圧測定か完了した後に腕帯１９内の空気を
急速に排気するための急速排気弁（電磁弁）２１を駆動
する。

更にＩ１０ドライバ１６は、腕帯１９内の圧力を検出す
る圧力センサ２２の検出値を読み込むと共に、キー２３
の測定開始信号等を読み込むことができるように構成さ
れている。

腕帯１９には、血圧測定のために腕帯１９内の空気を徐
々に排気させるための減圧弁２４が取り付けられている
。

次に第１図を参照して第２図の電子血圧計の動作を、Ｃ
ＰＵＩＩの動作を中心として説明する。

血圧計の電源がオンすると、ＲＡＭｌ３に記憶されたデ
ータに基づいて、開始された血圧測定が最初の測定か否
かを判定する（ステップＳＬ）。即ち、同一の電子血圧
計を用いて被測定者が過去に血圧を測定したことがある
かどうかを調べる。

上記ステップＳ１における判定の結果、開始された血圧
測定が最初の測定でないとき、即ち、同一の電子血圧計
を用いて被測定者が過去に血圧を測定したことがある場
合には、過去の血圧測定の結果を参照するために、過去
の血圧値測定データが記憶されているパーソナルコンピ
ュータ１７がＲ８２３２Ｃドライバ１４に接続されてい
るが否かを判定する（ステップＳ３）。

上記ステップ＄３で、Ｒ３２３２Ｃドライバ１４にパー
ソナルコンピュータＩ７が接続されていると判定された
ときには、パーソナルコンピュータ１７に記憶されてい
る過去の血圧値測定データが、パーソナルコンピュータ
１７から入力されたが否がを判定して、データの入力が
あるまで待つ（ステップＳ４）。

上記ステップＳ４で、パーソナルコンピュータ１７から
データが入力されたならば、血圧値７１（５ＹＳ及びＴ
ＨＤＩＡを初期化するか否を判定する（ステップＳ５）
。

血圧値ＴＨ５ＹＳ及びＴＨＤＩＡを初期化するときには
、血圧値ＴＨｓＹｓ　ノ初期値ヲｒ　Ｏ，７Ｊ　、血圧
値ＴＨＤＩＡの初期値をｒｏ、８Ｊにそれぞれセット（
ステップＳ６）して、ステップＳ１に戻る。

上記ステップＳ５での判定結果により、血圧値Ｔｌｌ５
ＹＳ及びＴ［ＩＤ　Ｉ　Ａを初期化しないときには、被
測定者の過去の最大血圧ＳＹＳの値及び最低血圧ＤＩＡ
の値がパーソナルコンピュータ１７からそれぞれ入力さ
れるのを待つ（ステップＳ７）。

上記ステップＳ７で、現在、電子血圧計により血圧測定
か行われている被測定者に関する過去の最大血圧ＳＹＳ
の値及び最低血圧ＤＩＡの値がパーソナルコンピュータ
１７から入力されたときには、その入力された最高血圧
ＳＹＳの値に近い血圧レベルの測定値ＬＥＶＳ及び最低
血圧ＤＩＡの値に近い血圧レベルの測定値ＬＥＶＤをそ
れぞれ設定する。

そして、測定値ＬＥ’／Ｓ及びＬＥＶＤと測定された脈
波レベルの最高値ＬＥＶＭとを上述した式■及び■にそ
れぞれ代入して最高血圧ＳＹＳに対応する血圧値ＴＨ３
ＹＳ及び最低血圧ＤＩＡに対応する血圧値ＴＨＤＩＡを
それぞれ算比（ステップＳ８）して、ステップＳ１に戻
る。

他方、上述のステップＳ３のおける判定の結果、開始さ
れた血圧測定が最初の測定であれば、最大血圧ＳＹＳを
決定するための血圧値ＴＨ３ＹＳの初期値をｒｏ、７Ｊ
、最低血圧ＤＩＡを決定するための血圧値ＴＨＣＩＡの
初期値をｒｏ、８ｊにそれぞれセット（ステップＳ２）
して、後述するステップｓ９に進む。

上記ステップＳ３で、Ｒ５２３２Ｃドライバ１４にパー
ソナルコンピュータ１７が接続されていないと判定され
たときには他の血圧決定方式を選択する。

まず、測定開始キーが押下されているか否かを判定する
（ステップＳ９）。

上記ステップＳ９で、測定開始キーが押下されていると
判定されたならば、所定圧までポンプ２Ｑを加圧し、腕
帯１９の圧力が所定の圧力に達したならば、ポンプ２０
を停止すると共に、脈波の検出回数を示すカウントｎ１
脈波を２回検出して最低血圧ＤＩＡを決定するためのカ
ウントｍ及び脈波レベルの最高値ＬＥＶＭのそれぞれを
全て「ｏ」にリセットする（ステップ５１０）。

続いて、圧力センサ２２により脈波の有無を検出し、脈
波が有るまで待つ（ステップ５１１）。

上記ステップＳｌｌで圧力センサ２２により脈波か検６
されると、カウントｎを１つインクリメントしてｎ＝ｎ
＋１に設定すると共に、そのときの脈波レベルＬＥＶ　
（ｎ）及び圧力センサ２２の圧力値ＰＲ３（ｎｉを記憶
する（ステップ５１２）。

脈波レベルｔＥＶ（ｎ）と脈波レベルの最高値ＬＥＶＭ
とを比較しくステップ５１３）、その比較の結果により
脈波レベルＬＥＶ（ｎ）が脈波レベルの最高値ＬＥＶＭ
より大きいときは、脈波レベルＬ、ＥＶ（ｎ）を脈波レ
ベルの最高値ＬＥＶＭとして記憶する（ステップ５１４
）。

また、上記ステップＳ１３において、脈波レベルＬＥＶ
　（ｎ）が最高値ＬＥＶＭより小さいときには直接ステ
ップＳ１５に進む。

脈波レベルＬＥＶ　（ｎ）を脈波レベルの最高値ＬＥ’
／Ｍで割った値が、最低血圧の血圧値ＴＨＤＩＡに等し
いか又はそれ以上か否かを判定しくステップ５１５）、
判定の結果、脈波レベルＬＥＶ　（ｎ）を脈波レベルの
最高値ＬＥＶＭで割った値が最低血圧の血圧値ＴＨＤＩ
Ａに等しいか又はそれ以上であるときには、カウントｍ
を「０」にリセットした後（ステップ５１６）、ステッ
プＳｌｌに戻る。

上記ステップＳ１１及びＳ１２において、腕帯１９内の
空気が減圧弁２４により徐々に排気され、圧力センサ２
２の検出レベルが徐々に低下する。そのときの脈波レベ
ルＬＥＶ（ｎ）と圧力センサ２２の圧力値ＰＲ５ｆｎ）
を順次ＲＡＭｌ３に記憶する。

上記ステップＳ１５で、圧力センサ２２の検出レベルが
更に低下して、脈波レベルＬＥＶ（ｎ）を脈波レベルの
最高値ＬＥＶＭで割った値が最低血圧ＤＩＡの血圧値Ｔ
ＨＤＩＡ未満になると、カウントｍをインクリメントし
てｍ＝ｍ＋１としくステップ５１７）、カウントｍの値
が「２」以上か否かを判定する（ステップ５ｉｌｌ）。

上記ステップ８１８において、カウントｍの値が「２」
以上でない場合にはステップＳｌｌに戻る。

また、カウントｍの値が「２」以上であるとき、即ち、
最低血圧ＤＩＡの血圧値ＴＨＤＩＡよりも以下の□状態
が脈波レベルで２回以上連続したときには、脈波レベル
が最低血圧ＤＩＡの血圧値ＴＩＩＤＩＡ以下になる直前
に検ａされた圧力値ＰＲ３［ｎ−２）を最低血圧ＣＩＡ
として決定し、カウントｎを「０」にリセットする（ス
テップ５１９）。

即ち、脈波レベルＬＥＶ　（ｎ）を脈波レベルの最高値
ＬＥＶＭで割った値が、最低血圧ＤＩＡの血圧値ＴＨＤ
ＩＡ以下に２回以上なると、脈波レベルが最低血圧ＤＩ
Ａの血圧値ＴＨＤＩＡ以下になる直前に検出された圧力
値ＰＲ５（ｎ−２）を最低血圧１１１Ａとして設定する
。

続いて、カウントｎをｎ＝Ｈ＋ｌにインクリメントしく
ステップ５２０）、カウントｎの値の脈波レベルＬＥＶ
（ｎ）を脈波レベルの最高値ＬＥＶＭで割った値が最高
血圧ＳＹＳの血圧値ＴＨＳＹＳに等しいか又は大きいか
否かを比較する（ステップ５２１）。

上記ステップＳ２１での比較の結果により、カウントｎ
の値の脈波レベルＬＨ（ｎ）を脈波レベルの最高値ＬＥ
ＶＭで割った値が最高血圧ＳＹＳの血圧値Ｔ）ＩＳＹＳ
より大きいときは、圧力センサ２２の圧力値ＰＲ９（ｎ
）を最高血圧ＳＹＳとして設定する。

そして急速排気弁２１を駆動して腕帯１９内の空気を急
速に排気し、得られた最高血圧ＳＹＳ及び最低血圧ＣＩ
ＡをＬＣＤＩＨに表示する（ステップ５２２）。

上述したように本実施例によれば、最初に電子血圧計を
用いて血圧を測定（ステップＳｌｌ→Ｓ１２→３１９〜
３２２）した後に、聴診器等により再度血圧を測定して
、電子血圧計で測定された血圧値を聴診器等により測定
されて血圧値と比較する。

比較の結果、上記測定値に差があるときには、１つの血
圧決定方法として、パーソナルコンピュータ１９を介し
て被測定者個人の最高血圧ＳＹＳに近い脈波のレベルの
値ＬＥｖＳ　（ｎ）又は最低血圧ＤＩＳに近い脈波のレ
ベルの値ＬＥｖＤ　（ｎ）を入力して、上述した関係式
■及び■を用いて最高血圧ＳＹＳを決定するための血圧
値ＴＨ５ＹＳ及び最低血圧ＤＩＳを決定するための血圧
値ＴＨＤＩＡをそれぞれ算出する。

次に他の血圧決定方法として、まず脈波を測定して、測
定された脈波のレベル値ＬＥＶ　（ｎ）を脈波レベルの
最高値ＬＥＶＭで割った値、即ち関係式ＬＥＶ（ｎ）／
ＬＥＶＭの算出結果を、上述の方法で得られた血圧値Ｔ
［１ＳＹＳ及びＴＨＤＩＡとそれぞれ比較する。

そして比較結果が所定の条件を満足するまで脈波のレベ
ル値ＬＥＤ　（ｎ）を変更し、得られた最適な脈波のレ
ベル値ＬＥＤ（ｎ）に対応する血圧値を最高血圧ＳＹＳ
の値又は最低血圧ＤＩＳの値として設定する。

上述の２つの血圧決定方法による血圧測定の結果を聴診
器等によって測定された血圧値（基準値）と比較して、
基準値に最も近い測定値を得た決定方法を、最適な血圧
決定方法としてＲＡＭ１３に記憶しておき、同一の被測
定者が再度血圧を測定するときに、その血圧決定方法を
使用する。

即ち、上述の電子血圧計は、被測定者にとって最初の測
定で最も精度がよかった血圧決定方法を用いて、血圧を
再測定するように構成されている。

［発明の効果コ 特定の手段により測定された血圧値を基準値として入力
する入力手段と、測定すべき血圧の値が前言己基準値に
漸近するように血圧決定方法を選択する選択手段と、選
択手段を制御する制御手段とを備えており、制御手段は
、同一被測定者に対して再び血圧を測定するときに前記
選択された血圧決定方法を用いるように構成されている
ので、被測定者が、測定者に影響されずに最適な血圧決
定方法を用いて自己の血圧を測定することができ、血圧
測定の検出誤差を減少することができると共に、個人の
最高血圧値をコンピュータに記憶させておき、測定時に
読み８して利用できるので個人専用の血圧計としても使
用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の血圧計における一実施例の動作を説明
するためのフローチャート、第２図は第１図に示す血圧
計の構成を示すブロック図である。 １１・・・・・・ＣＰＵ　（中央処理装置）、１２・・
・・・・ＲＯＭ（リードオンリメモリ）、１３・・・・
・・ＲＡＭ　（ランダムアクセスメモリ）、１４・・・
・・・Ｒ３２３２Ｃドライバ、１６・・・・・・Ｉ１０
ドライバ、１７・・・・・・パーソナルコンピュータ、
１９・・・・・・腕帯、２０・・・・・・ポンプ、２２
・・・・・・圧力センサ。 代理人弁理士　坂　　井　　　　淳 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 特定の手段により測定された血圧値を基準値として入力
   する入力手段と、測定すべき血圧の値が前記基準値に漸
   近するように血圧決定方法を選択する選択手段と、前記
   選択手段を制御する制御手段とを備えており、前記制御
   手段は、同一被測定者に対して再び血圧を測定するとき
   に前記選択された血圧決定方法を用いるように構成され
   ていることを特徴とする電子血圧計。